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2016年に右側の股関節の人工股関節置換手術をおこない、今年2017年には左側の同手術をおこないました。そして、今月には手術後1ヶ月の検診に行ってきました。

■過去の関連記事
1146 人工股関節置換手術1年検診
1109 人工股関節全置換手術その後
1049 変形性股関節症の人工股関節置換手術まとめ
1047 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(4)
1046 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(3)
1037 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(2)
1033 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)
1137 人工股関節、人工膝関節の寿命と再置換


変形性股関節症による過去の病院受診、手術歴
2004年 近所の内科(リウマチ科)受診→異常なしと診断
2004年 近所の総合病院整形外科で受診→異常なしと診断
2012年 近所の整形外科病院で受診し、臼蓋不全、変形性股関節症と診断
2016年 手術を前提に総合病院(股関節センター併設)整形外科受診、両側変形性股関節症末期と診断
2016年 入院、右股関節手術、退院は術後8日目、会社への初出社は術後19日目
2017年 入院、左股関節手術、退院は術後8日目、会社への初出社は術後16日目

人工股関節の手術を受けるにあたっては、ネット上の情報が役に立ちました。
・各病院の股関節手術の術例や年間術数
・最小侵襲手術やコンピュータ・ナビゲーションシステム利用の術式導入実績
・各病院で人工股関節手術を受けた方のブログなど
・変形性股関節症、人工股関節などについての最新情報
などなど。

たまたま自宅からクルマで20分程度のところに股関節センターを併設の総合病院があり、そこの術例も詳しく書かれていて、さらにその病院で人工股関節置換手術を受けた方の日記なども豊富にあって、いろいろと参考になりました。

したがって、手術はそこにしようと決め、あらかじめ電話をして、紹介状はないが、変形性股関節症であることや手術をお願いしたい旨を話しをすると、いついつに外来として来てくださいということで初診日が決まりました。

通常なら、近所のクリニックや整形外科病院から紹介状などをもらっていくべき総合病院ですが、4年前に行った近所の整形外科では問診の際には説明してもなかなか変形性股関節症だと信じてもらえず、レントゲン撮影するまでは「それはないでしょう」と決めつけられ、レントゲンで撮影後にやっと「明らかな変形性股関節症、臼蓋不全です」と言われて不信感がありました。

そんなあまり信用がおけない整形外科だったので、通院はその時1回きり、紹介状をもらいに行くのもためらわれたので、直接総合病院(股関節センター)へ電話を入れた次第です。

手術法はまだ病院によって様々な方法がとられていて、どれが正解というわけではありませんが、やはり術例が多い病院ほどそのノウハウがあり、医師の技術水準も高いとは想像ができます。

ごく稀に、有名な○○医師に手術を頼みたいという希望を言う人がいますが、そういう医師は有名人などVIP対応で手一杯、待てば1年待ちとか普通にあると聞きます。

また人工股関節置換手術は、年間4万件以上もおこなわれている、ごくごくありふれた手術で、そういう偉い有名な先生は一般人に対して自らオペすることは滅多になく、そのほとんどは若手の育成も兼ねてサポートにまわっているという話しも聞きます。

なので、あまり、この医師だからというこだわりは持たなくて良いかと思います。

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

術後に長く理学療法士が面倒を見てくれる病院と、割と早く追い出す(追い出してくれる)病院があります。病院でリハビリをするか、それとも自宅でするか、そのメリットデメリットはそれぞれにあります。

私の場合、

・MIS(Minimally Invasive Surgery)最小侵襲手術をやっている病院
・術後の禁忌体勢はない
・入院期間は短い方が良い(入院費や生活の自由さの面)
・リハビリは原則自宅でおこなう
・インプラントの耐久性については使い方次第なので今は考えない

という条件で、この病院を選択しました。
もちろん家族が見舞い(下着などの替え)に来やすいよう、自宅から近いことも大きな要素です。

まだ片側の手術で1ヶ月ほど入院する病院もあれば、術後に禁忌体勢(してはいけない体勢)がある場合もあります(私の病院は入院は平均12日、術後の禁忌体勢なし)。

全身麻酔にしても、他の病院で手術を受けた方のブログを読むと、背中から入れる麻酔で無茶痛かったようなことが書かれていましたが、この病院では術前に付けた点滴のベースからで、何の痛みもなくすぐに眠りにつけます。

術後に尿のカテーテルを外すタイミングは、術後2~3日後(つまりその間はずっとベッドに縛り付けられた状態)という記述もありましたが、この病院では手術の翌日の朝(つまり術後18時間後ぐらい)には外し、車椅子に乗ってひとりでトイレや院内の売店へ行くことも可能です。この自由さがなんともいいと思いました。

そしてこの病院では、術後2日目には傷口に透明のフィルムを貼ってもらい、シャワーを浴びられますが、他のブログを見ていると、1週間経ってやっとシャワーを浴びられたというのがあります。それでは夏場だとたまりません。

そのように術後1日目に立ち上がることができたり、2日目にはひとりでシャワーを浴びに行ったりできるのは、MIS最小侵襲手術で、可能な限り筋肉や関節包を切らずに人工股関節を設置しているからで、それなりの難しい高度な手術をおこなってくれる病院と医師だからです。

このMISは高度な技術や設備(コンピュータナビゲーション)が必要で、どこの病院でもやっている術法ではありませんが、最近では多くの病院で取り入れています。

入院期間が短いと、その分理学療法士から得られるリハビリ治療が手薄になります。これは年齢にもよりますが、若くて歩くのが苦痛でない人であれば、真っ直ぐに両足均等に力をかけ、背筋を伸ばしてやや大股で歩くというのを実践すればそう難しいことではありません。

別に今から俳優やモデルを目指すわけでもありませんから、多少変な歩き方になっても仕方ないと思っていますし、要はそれぞれ個人に向いた骨と筋肉のうまい使い方、動かし方を教えてもらい、そのポイントは入院中にしっかり覚えておくことが必要です。

家でのリハビリは、苦痛を感じるまでやる必要はありませんが、やはり毎日少しずつ歩いたりストレッチをして傷ついた筋肉を元に戻していく努力が必要でしょう。私はスマホの歩数計を利用して、毎日どれだけ歩いたかを記録して励みにしています。

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

インプラント(人工股関節)の耐久性については医者に聞いても「正確にはわからない」と言われます。

今までは人工股関節を入れるのが60歳以上の人がほとんどで、インプラントが壊れる前に亡くなるケースがほとんどだったからです。再置換は稀なケースでした。

高齢者の場合、激しいスポーツをする人も少なく、また日進月歩でインプラントの性能も上がってきていますので、現在のインプラントがどれぐらい耐久性があるのかわからないというのが実際でしょう。

人工股関節手術の先進国アメリカの例です。
1137 人工股関節、人工膝関節の寿命と再置換

なので、そのこと自体をあまり心配しても仕方がないことで、自分の寿命が尽きる前にインプラントが不具合を起こせば、再置換となるというだけです。それは自分の寿命と同じで誰にもわかりません。

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

人工股関節を入れると飛行機に乗るとき、金属探知機に反応することが多いそうです。最近は飛行機に乗る前の出国時だけでなく、金の密輸入対策で入国の際にも金属探知機をくぐるケースが増えています。

国内なら日本語で説明すればまず大丈夫ですが、外国の場合、説明するのがちょっと面倒です。

そこで、病院に頼んで人工関節証明書なるものを発行してもらいました。有料ですが、日本語と英語で書かれ、医者のサインもあり、どこまで有効かはまだ使った経験がないのでわかりませんが、いちいち説明をする手間が省ければいいなと。

さらに今後はその証明書の裏にでも、人工股関節のレントゲン写真が印刷されて、人工股関節のことを知らない人にも、ひと目でわかるようにしてくれると完璧なのですけどね。

医師や理学療法士ではありませんので、専門的な話しはできませんが、手術や入院のことなど、もし不安や心配で、なにか聞きたいことなどあれば、コメントするか下記のメールアドレスあてにメールをお寄せください。

管理人宛メールアドレス
area99(アットマーク)infoseek.jp
※上記(アットマーク)のところに半角の@を自分で入れ替えてください(メールアドレス自動収集ロボット対策)




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前東京都知事の舛添要一氏は知事時代の2015年4月に変形性股関節症で人工股関節全置換手術を受けられました。

手術後、都庁に復帰後、オリンピック関連のニュースで登場するたびに時には杖をついて不自由そうに歩く姿もよく映し出されていました。(写真はTOKYO MXテレビより)



毎週のように東京から離れ、公用車を使って湯河原の別荘へ行っていた理由を記者から尋ねられたときも「私は足の手術をして、足を伸ばして入れる別荘の風呂で療養していた」というような発言をされていました。

その人工股関節置換手術を受けるまでの話しをブログに書いておられます。

変形性股関節症について(1)

この(1)から(11)まで続きます。

私とほぼ同じ時期に人工股関節置換手術を受けられたと言うこともあり、その動向を注視していましたが、手術において私が2016年に受けたものとやや違っているなぁと思い、その違いを書いておきます。

舛添氏が手術を受けたのは帝京大学医学部附属溝口病院整形外科で、執刀医は中村茂教授という話しを聞いたことがありますが、事実かどうかは不明です。

舛添氏のブログでは、2015年4月2日に左股関節人工股関節置換手術をし、2年後の2017年7月7日に右側の手術をされたということです。

その最初の手術について詳しく書かれていますが、2年前の人工股関節全置換手術では、新職員を前に訓示(職員入都式)し、その後も仕事をした上で入院、翌日の朝に手術ということでした。

手術前に貯血をするのは同じですが、舛添氏の場合「念のため自分の血液800ccを事前に採取し、輸血用として冷蔵保存」とありました。私の受けた病院では貯血はその半分の400ccだけでした。

「手術は朝8時から始まり、お昼頃に部屋に戻った」とありますから、手術に3~4時間かかっていることになります。片側だけの手術としてはちょっと長いかなって気もします。ただその時間中は全身麻酔で意識がないので、実際の手術時間は聞かない限りわからないものです。

病室に移ってから輸血、栄養剤注入、カテーテルでの排尿などとこれは私の場合と変わりありませんが、「寝たきりになると、血栓が問題となりますので、ベッドの上で、両足の爪先を動かす動作をして予防に努めました」とあるのは通称エコノミー症候群対策だと思いますが、フットポンプは使っていなかったのでしょうかね?私の受けた病院では気がついたときから両足にフットポンプが付いていて圧縮と開放が繰り返されていました。

「手術の翌々日の3日には、自分の口から朝食を摂りました。」とあるのは「入院の翌々日(手術の翌日)の3日には・・・」の誤りでしょう。手術翌日の朝食からというのであれば同じです。

「4日(手術の翌々日?)には尿カテーテルを外し、車椅子から歩行器へと移行しました。」とありましたが、私の病院では、手術の翌朝にはカテーテルを外し、立ち上がる練習&車椅子をおこない、トイレへの移動はひとりで可能でした。カテーテルで尿をとるのは短い方がいいです。

「ベッドの上でも、両脚のあいだに枕やクッションを挟んでおきます。また傷口を守るため、仰向けではなく、身体の右側を下に、左側を上にする体勢にせねばならず、寝返りも打てません。」
とありますが、私が手術を受けた病院では手術後の禁忌体勢はまったくなく、体勢は自由で、手術翌々日のリハビリでは理学療法士から「では正座してみましょうか?」と無茶なことを言われました。

このあたり病院のやり方というのはちょっと遅れている?って気もしますがどうなんでしょう。

それ以外では、「4月15日には、シャワーを浴びる許可がおり、2週間ぶりにすっきりとした気分になりました。」と書いてありましたが、4月2日に手術で15日にシャワーというのはいくらなんでも遅すぎな感じです。

私が受けた時は、手術の3日後にはシャワーをひとりで浴びることができました。その後も毎日リハビリで汗をかいた後はシャワーで気持ちよく流していました。

4月1日に入院し、2日に手術、そして「4月28日に無事退院することができました。」ということは、なんと手術後26日も入院、リハビリをされていたことになります。さすがVIPです。

私が受けた病院では昨年皇室の方(75歳)が両足股関節の同時置換手術をされてましたが、やはり入院は22日間でした。片足の手術で26日とは軟弱過ぎ~って気もします(両足同時手術の場合、リハビリは片足手術の2倍ぐらいの期間と言われています)。

もっとも「2017年7月7日に同じような手術を受けました。今回は前回よりも10日間早く退院しました」とありましたから、初回の2015年4月の手術が異例の長さだったとも言えます。VIP待遇で、退院して自宅で療養&仕事をするより、病室で仕事をするほうがよいと判断されたのかもしれません。

私が手術を受けた病院では、片側だけの人工股関節手術の場合、平均で入院は13日ほどで、私の場合はリハビリも順調にいったので、手術後8日で退院しました。早くなったとは言え舛添氏の2017年の2回目の手術(おそらく16日間)の半分ですね。

そして、術後2週間後には杖をついてですが、満員電車にのり、駅の階段も登り降りし、普通に通勤してました。舛添氏のように、手術から4週間後に悠々とワゴン型の専用車で送り迎えしてもらえるわけもなくです。

いかに舛添氏が、変形性股関節症から人工股関節手術をしたと言っても、それは十分にVIP待遇されており、一般の人からすれば羨ましい限りの入院、リハビリ生活と、周囲の対応です。

なので、舛添氏は「湯河原の別荘へは療養を兼ねて」とか無粋な言い訳や「都庁スタッフが病院へ報告へ来ていたので仕事は続けていた」とか特権意識丸出しの苦しい言い訳などせず、せっかく病院に長く入院したのですから、VIP用特別室にこもっていないで、そこで多くの難病の患者さんと触れ合って、励ましたり励まされたりするのが本来の政治家の姿ではないでしょうか。

病院は都内ではなく神奈川だったので、お金を含めすべての損得に敏感な舛添氏らしく、神奈川の市民達と触れ合っても無駄との判断なのかもしれませんが、、、

私だって自分でネットをつないで手術の翌日からベッドの上で普通に仕事をしていたぐらいですから、変な特権階級ぶった病気自慢、仕事自慢、そして人に気の毒がってもらうような発言はするべきではないでしょう。

それにしても人工股関節の置換手術をする場合、病院によって、手術方法や入院期間(リハビリ期間)など大きく違うものです。病院選びは自分の考えに合ったところを慎重に探すべきですね。


【関連リンク】
1049 変形性股関節症の人工股関節置換手術まとめ
1047 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(4)
1046 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(3)
1037 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(2)
1033 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)




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1146
変形性股関節症による人工股関節置換手術をおこなってまもなく1年が経ちますので、その定期検査へ行ってきました。

今回の検査では、

1)人工股関節インプラントの状況確認
2)未手術の左側の変形性股関節症の進行状況

がメインですが、今回は、手術後なぜだか左右両足の長さが違ってきたことと、悪化しつつある左側の股関節を人工股関節に置き換える手術の日程を決めるつもりです。

普通、手術していない側の変形性股関節症が進んできた左側の足は、関節の軟骨がすり減って短くなるものと思いますが、なぜだか手術して人工股関節に置換した側が1~1.5センチ程度短くなってきました。

これって、人工股関節の大腿骨側のインプラントが骨に深く入り込んでいるってこと?って考えましたが、今度の診察で聞くことにしました。

まずは、レントゲン撮影をおこない、1時間ほど経ってから医師との面接です(下記の会話は意訳)。

私「手術した側の股関節は調子が良いのですが、なぜか左に比べ短くなった」

医師「人工股関節を入れた側が短くなることはないので、悪い左側の関節が伸びて長くなっているのだと思う」

私「変形性股関節症が悪くなると短くなると思ってましたが、伸びることがあるのか?」

医師「関節が悪くなるとそれをかばうため姿勢などがゆがみ、関節と筋肉が異常に開いたり固まったりして結果足の長さが伸びることがある。それを治すには、一部の筋肉を切るという方法もあるが、通常は理学療法で訓練するのが一般的だ」

私「左側の人工股関節置換手術の時に長さを揃えるというのダメか?」

医師「人工股関節置換術では足の長さを伸ばすことは割と容易だが、周囲の筋肉などに影響するので、短くするのは難しい」

私「それでは今の1センチ程度短い状態のままになるのか?」

医師「リハビリの時、理学療法士と相談して両足の長さが揃うように訓練してほしい」

という感じでした。股関節が痛むことで足の長さが伸びてしまう病名(仙腸関節?腰仙関節?)も言われましたが、うっかり忘れてしまいました。そういう病状があるのだと。

さて、悪い左側の手術を依頼し、約3ヶ月後の10月におこなうことを決めてきました。いよいよ両側人工股関節になります。

1年半前の診察では「両側とも変形性股関節症の末期」という診断でしたが、その時は痛むのは右側だけで、左側は痛みはなく、結果手術は右側だけでよかったのですが、その後の1年で左側も急速に悪化してきました。

結局、痛い足を引きずりながら日々を過ごすより、人工股関節置換手術をして痛みのない生活を選ぶことにしました。

入院、手術は昨年一度経験しているので、手術自体に不安や怖れはないのですが、約2週間の入院とリハビリ、その後もしばらくリハビリを続けなければならないことに、仕事の調整なども含めちょっと面倒くささを感じています。

こんなことなら両足同時にやっておけばよかったかなと思いますが、その時は両足同時だと入院やリハビリ期間が1.5倍ぐらい長びいて仕事に復帰できるまで約1ヶ月ぐらいかかると聞いていたので、その時は断念しました。

でも人工股関節に変えることは、痛みからは解放されますので、不治の病や原因不明の病気で、治るかどうかわからないけどとにかく切って開いてみるというような手術ではないので、前向きに考えられます。

この変形性股関節症は遺伝性というものも捨てがたく、私の兄弟やいとこも女性ばかりですが人工股関節手術をおこなっています。

そうすると自分の子にも股関節の弱さが伝わっていることも考えられ、体重管理に気をつけ、股関節の負担をできるだけ減らすように伝えておかなければと思っています。


【関連リンク】
1109 人工股関節全置換手術その後
1049 変形性股関節症の人工股関節置換手術まとめ
1047 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(4)
1046 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(3)
1037 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(2)
1033 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)
602 ついに変形性股関節症の診断下る




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1137
右側変形性股関節症が悪化したため、1年前の58歳の時点で人工股関節置換手術をおこないました。

変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)

5年ほど前、まだ50代前半の時に家の近所の整形外科へ行ったとき、初めて変形性股関節症と診断されましたが、その時に医者に「痛みをなくすには、最終的には手術して人工股関節に入れ替えるより仕方はないが、耐久性のこともあり、できれば手術は60歳を過ぎてからのほうがいいでしょう」と説明を受けました。

つまり人工股関節として使うインプラントの耐久性能は、以前は個人差があるものの10年とか15年と言われてきましたので、中途半端な時期に入れるとインプラントの寿命が来て再置換手術をするはめになり、それを避けた方がよいというのが定説でした。わかりやすく言えば人工股関節の寿命が来る前に、人間本体の寿命が来ることを推奨するってことです。

現在では様々な改良が進み、インプラントの質と耐久性が上がり「術後10年から15年以上の成績で95%を超える成功率」と言われており、20年以上という実績も徐々に増えてきているようです。

この人工股関節インプラントの寿命というのがなかなかキッチリしたものが出てこないのは、元々の骨の状況、術後の関節の使用状況、インプラントの素材や種類(いろいろなメーカーの製品があります)、手術時の年齢や職業など様々な要因が複雑に絡み合い、一律で評価しにくいことがありそうです。

さらに上記にも書いたように、人工股関節置換は最終手段なので、原則は60歳以上の高齢者に手術が行われ、インプラントの寿命よりも先に亡くなる人が多く、インプラントの寿命がきていたのかどうか不明という事例が多そうです。

まれに若い人で人工股関節を入れる人がいますが、その場合は再置換がおこなわれ、データがとれますが、若い人の場合は、サンプル数が少ないのと、術後の関節の使い方が高齢者よりも個人差が大きく(関節の使用頻度や衝撃)、それだけインプラントの消耗も個人差があってあまり参考にならないのでしょう。

そして十年一昔、日進月歩で進歩しているのが人工股関節(インプラント)の質と耐久性能、それと手術方式で、そこにも現在の人工股関節の寿命が測りにくい理由があります。

アメリカでは合理的な考えから、若い人でも股関節が痛めば日本のように我慢して保存療法するのではなく、割とすぐに人工股関節への置換手術がおこなわれてきました。

人口1万人対比ではアメリカでは日本の3~4倍、年間30万例の人工股関節置換手術をおこなっているそうです。

そうしたことから日本の病院でもインプラント技術が進んだアメリカの製品が多く使われてきましたが、最近では日本のメーカーも力を入れているようです。

日本製品がアメリカ製品と比べて性能が良いのか劣るのかは今後長期データをとってみないとわかりませんが、骨格などに欧米人とアジア人の差があることから、日本人に適したインプラントというのもありそうです。

そのように日々改良された新製品が出てくるのはいいことなのですが、そうした最新の医療器具の耐久性については過去のデータは参考にできず、果たして今後20年以上持つのかどうかは、その時が経たないとわかりません。必ずしも最新のものが耐久性に優れているとは言えません。

人工股関節、人工膝関節の再置換の最近のデータとしてはオックスフォード大学が20年間という長期的に調べたレポートがあります。もちろんそれは過去の医療器具のデータであり、現在の器具との比較はできません。

PubMed「Oxford Musculoskeletal Biomedical Research Unit, National Institute for Health Research.

それよると、人工股関節の再置換率は術後10年で4%、20年で15%、人工膝関節の再置換率は術後10年で4%、20年で10%ということです。

20年前の器具で8~9割の生存率(インプラントが正常に機能)というのはちょっと驚きで、改良された現在の器具なら同じ20年でもっとその生存率は高くなっていると思われます。

性別・年齢別では50代男性の人工股関節再置換率が30%、人工膝関節再置換率が35%と高くなっていて、60代以上の場合は寿命との関係で再置換率は低くなっています。

女性も50代が再置換率が高く、人工股関節、人工膝関節とも再置換率が20%となっていますが、男性の方が再置換率が10%以上高いのは、やっぱり屋外での仕事など、使用頻度が高く、インプラントの消耗も激しいのでしょうかね。

やはり50代で手術をした場合、再置換手術になる可能性がグッと高まります。それでも全体の20~35%ですから、過半数の人は50代での人工股関節手術をしても20年間は再置換手術は必要がありません。

20年後のことなんかわかりませんものね~。もしかすると20年後には、人工股関節手術はもっと簡素化されていて、入院は1泊2日、手術の翌日には歩いて退院というぐらい簡単なものになっているかも知れません。

それはない?

だって今から20年前の人工股関節置換手術だと、片側だけでリハビリも含め入院1ヶ月~2ヶ月ぐらいは当たり前だったのが、最近は入院は2週間程度(私は9泊10日)になっているのですよ。20年後の医療技術の進歩なんか誰にもわかりません。

今は「人工股関節の寿命を延ばす」という医学的な指導や訓練はおこなわれていませんが、そのうち様々な事例研究が進み、こうすれば「摩耗を減らせる」とか「インプラントの寿命が延びる」という研究成果が出てくるものと思われます。

もちろん関節を使わなければ消耗もせず、インプラントの寿命を延ばすためにはいいのですが、それでは身体の健康によくなく、仕事や日常生活、レジャーなどに制限を受けることになり人工股関節に置き換えた理由が本末転倒となります。

脱臼の恐れがある激しいスポーツや、跳躍や転倒、衝突をともなうような激しい行動は控えるとして、通常の歩行や軽いスポーツなどは現在でも推奨されています。筋肉を増やして骨やインプラントを包み込むことで関節や骨の負担を軽減することが必要だからです。

スポーツならゴルフやウォーキング、ジョギング、卓球、バトミントンなどはOKで、ラグビーや野球、サッカー、乗馬、柔道、バスケット、全力疾走、跳躍競技、スキー、スケート(フィギュア)などは控えるような感じでしょうか。

有名スポーツ選手ではプロゴルファーのジャック・ニクラウス氏が59歳で人工股関節手術をおこないその後もシニアツアーなどに出場していました。同じくプロゴルファーのトム・. ワトソン氏も人工股関節手術を受けた9ヶ月後に全英オープンに出場し2位の成績を収めています。プロテニスの名選手ジミー・コナーズも3度の人工股関節置換手術を受けていて、その後試合にも出場しています。

日々進化するインプラントの性能、身体に負担の少ない手術法、そしてインプラントを長持ちさせる経験と技術などが複合的に進歩、進化していくことで、今までの再置換に関する常識はどんどんと覆っていくことが想定できます。


【関連リンク】
1109 人工股関節全置換手術その後
1107 意外と楽しめる歩数計
1049 変形性股関節症の人工股関節置換手術まとめ
1033 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)
924  高齢化社会で変形性股関節症が増加する




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1132
実は3月にも同じようなことを書いたのですが、その続編を書いておきます。

 1107 意外と楽しめる歩数計

1年前に右人工股関節手術をしたあと、満員電車での通勤が苦痛なので、週5日勤務のうち1~2日は在宅ワークとするように会社と交渉し、今でもそれを継続しています。

満員電車の中では、電車の揺れと人に押されて足を尋常でない力で踏ん張らないとならないことが多く、健常者でもつらいときがあります。ましてや両足に変形性股関節症を煩い、片方は人工股関節に置換したあとで、まだ完全な状態ではありません。数年前迄なら文句なしで身障者手帳が発行されたぐらいです。

今では人工股関節を入れたぐらいでは財政状況が厳しいおり、身障者の仲間入りにはさせてもらえませんが、長時間の立ち仕事や激しい運動などはできません。

しかし、そうした中で運動不足に陥るのはまずいと思い、土日の休日や、在宅ワークの日も家にこもっていないで外に出て歩くようにしています。目標は無理せず1日6千歩です。

なぜ6千歩かというと、だいたい1時間ぐらい歩くとそれが6千歩なんですね。つまり100歩で1分、6000歩を距離にすると歩幅をちょい広めに70cmで4.2km、60cmだと3.6kmです。

立ち仕事や外勤の仕事をしていると、通勤で歩くのも含めると1日2万歩ぐらいは普通に歩くことになりますが、在宅ワークのようなことをしていると、下手をすると家の中で歩くだけで、1日500歩とか千歩になってしまいます。

ただ歩くだけでも良いのですが、せっかくだからスマホに歩数計のアプリを入れて、毎日何歩歩いたかを記録するようになりました。それが2017年2月9日からで、約4ヶ月が過ぎました。



また、スマホの歩数計なので、家の中にいるあいだはスマホを持って歩かない(充電器に差したまま)ということもあり、積極的にスマホを持って出歩かなければ歩数計は記録されません。

多いときで8000歩から1万歩、少ないときはウォーキングができずにクルマで外出とか、終日大雨の日とかで1000歩程度とかなり差がありますが、1ヶ月平均で見ると1日あたりの平均歩数は概ね目標の6千歩ぐらいになります。

距離に換算するとこの4ヶ月でおよそ710km、1ヶ月平均で177km歩いたことになります。

スマホに導入した歩数計アプリは、MyTrackerとStepWalkの2種類で、MyTrackerは、今のスマホに最初からインストールされていましたが、設定をしていなかったので、遅ればせながらその設定をおこない、そしてもっと多機能な歩数計をと探して追加で入れたのがStepWalkです。

実はもう一つアプリを入れてみたのですが、それがバッテリー消費量が半端なく大きく、1時間の散歩だけでバッテリーの半分ぐらいを消費してしまうことがわかり、すぐに削除しました。いくら精度や機能が良くても、そうしたことも重要ですね。特にGPSを常時使うアプリは消費電力が多そうです。

最初からインストールされていたMyTrackerは、歩数、移動距離、消費カロリー、脂肪燃焼量、活動量がわかる標準的な歩数計で、付随して「仮想コース」の設定が可能で、例えば琵琶湖一周とか東海道とか日本縦断とか歩いた距離に応じ、バーチャルで今はどこへたどり着いたかを地図上で表すことが出来るようになっています。

「仮想コース」設定は、最初はあまり意味のない不要な機能かなと思っていましたが、ウォーキングに継続性を持たせ、歩くモチベーションにもつながるので、ウォーキングを始めてから1ヶ月ほど経った3月中旬に「東海道」を選んで設定してみました。

東京日本橋をスタートし、東海道五十三次をテクテク歩き、あまり聞き慣れない昔の宿場町に到着を返していくと、約3ヶ月で京都三条大橋に到着しました。



江戸時代に徒歩で東海道を行き来していた旅人や商人は、平均して13~15日間で歩いていたそうです。490kmを14日で歩いたとすれば,1日平均35kmという行程ですね。

途中箱根など険しい山道や、富士川など増水すると渡れなくなるような急流の川渡りなどもありますから、実際は平坦な道では1日40km以上が目標だったかもですね。現在のマラソンの42.195kmと近いです。

マラソンだと早い競技ランナーで2時間と少し、市民ランナーがゆっくり走って4時間半ぐらいで完走しますので、そうそう無理な距離ではなさそうです。

40kmを歩くには、1歩あたりを60cmだとすると、4,000,000÷60=66,700歩ということになります。男性の早足で70cmの歩幅で歩いたとしても57,000歩ってところです。

だいたい、ゆっくり歩いて100歩で1分ですから、60,000歩÷100歩=600分=10時間/1日ってところでしょうか。

平均的な1日の行程は、朝7時に宿場を出て、12時から1時間の昼休憩とすると、午前5時間、午後5時間の合計10時間で、夕方6時に次の宿に到着という感じでしょう。

実際には難所があったり、宿場の場所、日が長い夏と暮れるのが早い冬との差、など様々な環境により、走破できる距離はまちまちだったのでしょう。

昔の人は歩きやすいウォーキングシューズもなく、でこぼこの山道や峠道を軽々と歩いていたのだろうなと江戸時代の東海道五十三次を旅した人のことを想い、約2ヶ月半もかかって同じ距離を歩いたわけです。

もう一つの歩数計StepWalkは、地図の機能もあり、スマホのGPSと連動し、ウォーキングした軌跡をGoogleMAP上に残してくれます(表示は当日のみ)。

闇雲にウォーキングした後、一体どこの道を歩いたのか?ってことが後で地図を見るとわかるというものですが、あまり正確ではないのがちょっと残念なのと、過去に歩いた軌跡を残せないので、過去に歩いた道かどうかは地図上ではわかりません。歩いた道を塗りつぶしていくようなそういう使い方する人はいないかな。

その二つの歩数計を設定してからは、二つの歩数に多少の違いが出ますので、その平均を記録として残すようにしています。


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