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ちょっと汚い話しで申し訳ありませんが、痰についてのお話しです。お食事中の方、特にすみません。

ずいぶんと前ですが、丸の内や大手町にある古い財閥系ビルの中には、廊下や洗面所のあちこちに痰壺が設置されていましたのを思い出します。今ではそれらは撤去され、痰壺は死語になりつつあるでしょう。

以前はそれぐらい痰を吐きたい人が多かったということなのでしょうけど、現在はどこにもそういうものは設置されていません。現在の人が痰を吐かなくなったというわけではありませんから、どうして消えたのかは不明です。

痰を出したいときは、洗面所やトイレか、あるいはティッシュペーパーに吐き出すしかありません。

ちなみに、「日本では痰唾を道路等の公共の場で地面に吐き出すことは軽犯罪法で明確に禁止されている(第1条第26号)。痰の原因となる疾患によっては痰から感染を引き起こすこともあるため、公共の場で吐き出すことは望ましくない。」(Wikipedia)とのことで、公共の場所でつばや痰を吐き出すのは、公共の場所での立ちションと同様の扱いですので、何気なくやってしまうと罰せられるので気をつけましょう(自分に対し)。

この痰ですが、やはり加齢とともに多くなってくるようで、私も若いときに「痰壺なんて誰が利用してんだろ?」と思っていましたが、40代ぐらいから気になりだし、50代後半ぐらいには、ところ構わず痰が出てくるようになり、困ったものです。

寝ていても夜中に目が覚めて、喉に痰が溜まっているのがわかります。そこで、最近ではベッドのそばの手が届くところにティッシュを置いています。

痰がよく出る原因としては、「肺や気管支といった呼吸器から分泌された、異物をからめとって外界に捨てるための粘液が、疾患などによって異常に多く分泌されるなどして順調に排出されず、咽頭から塊となって排出された為に生じる。風邪、ハウスダスト、気管支炎、気管支喘息、タバコの吸い過ぎ、肺癌など原因は多数ある。」(同)とのことです。

個人的には、「タバコの吸い過ぎ」が該当しそうですが、その量は多くなく、吸い過ぎっていうレベルではないかなと。

ともかく痰が頻繁に出るというのは、なにか悪い兆候なのか?と気になって調べてみたところ、ふたつの可能性がありそうです。

・後鼻漏:慢性鼻炎や慢性副鼻腔炎(いわゆる蓄膿=ちくのう=症)が関係
・気管支漏:大量に痰が出る症状で、気管支ぜんそく、慢性気管支炎、気管支拡張症、気管支結核、肺胞上皮がんなどに併発することが多い

う~む、確かに昔から慢性鼻炎の症状で、鼻づまりが時々起きて困ることもあるけど、それが影響しているのか、それとも長年の喫煙習慣から気管支が弱っているのか、その両方か、、、

過去に通ったことがある耳鼻咽喉科では、喉にできたポリープを切除してもらった慈恵医大の医者以外で、まともな医者に当たったことがなく、主に慢性鼻炎の症状緩和のために通ったことがあるクリニックでは、人の話は聞かない、効果がない変な治療法、決めつけの高圧的な態度、意味不明な宿題(自宅で自分でおこなう)など、意味がわからないまま、嫌な思いを何度もしてきたので、耳鼻咽喉科には行きたくないというのが本音のところ。

加齢による症状としてしまえば、ま、とりあえず我慢もできるので、もう少しは様子見でいようかなと思っています。

このようにして、高齢者が増えていくと、加齢による不調を訴える患者が増え、医療費がますます必要になっていくのでしょうね。

【医薬品】
ストナ去たんカプセル 36カプセル

龍角散ダイレクトスティックミント

ツムラ漢方麦門冬湯エキス顆粒

新フステノン 72錠


【関連リンク】
1202 糖尿病の怖い話し
1013 5年生存率と余命宣告
958 男の更年期障害について調べてみる
738 日本人の年齢別死因は
737 日本人が罹りやすい病気



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1275
前回4月に左側人工股関節置換後の6ヶ月検診(同時に右側人工股関節置換後1年半検診)でしたが、今回は左1年、右2年経過後の定期検診に行ってきました。

人工股関節は、使っているうちに、関節の可動部分や大腿骨に差し込まれているステムと骨との接合部分などに不具合が起きる可能性があるので、定期点検が欠かせません。

今回の検診は、X線撮影だけで、術後の写真と並べて比較し、異常がないかをチェック、それと関節が楽に曲げられる角度のチェックという簡単なものです。

モニターに映るレントゲン写真は、言えば写真に撮らせてくれますが、見た限りでは特になにも変わった様子もなく、今回は撮影しなかったので、画像はなしです。

余談ですが、もしちゃんとしたレントゲン画像が欲しい場合は、病院に正式に頼めば有料でCD-ROMに焼いてくれますが、見ても素人にはよくわかりません。

基本的には極めて良好に推移しているようで、両側ともに痛みも違和感もなく、速歩で平坦な道を1時間以上歩くことも、また短い距離で軽いジョギングなら問題なくできるまでに回復しています。

ただ、そうは言っても人工股関節は精密部品でもあり、可動部分は消耗品でもあり、しかも簡単に取り替えが利くものでもないので、強い衝撃を与えたり、強くひねるような動きは極力避けていて、その代わりに、歩く、ゆっくりしゃがむ、前傾する、階段を上り下りするなど、日常生活に必要な筋肉を鍛えるようにしています。

医者の了解を得て徐々に始めたゴルフ練習では、本来なら身体を相当ひねりますが、現在ではまだ思うように身体がしなってはくれず、手打ちの状態です。

それでも、痛みをこらえながらゴルフの打ちっぱなしをやっていた頃と比べると、楽しさは何倍にもなっています。

【過去の人工股関節関連】
1220 人工股関節手術6ヶ月検診
1198 変形性股関節症、人工股関節手術その後
1175 人工股関節手術のその後とまとめ
1146 人工股関節置換手術1年検診
1137 人工股関節、人工膝関節の寿命と再置換
1109 人工股関節全置換手術その後
1049 変形性股関節症の人工股関節置換手術まとめ
1047 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(4)
1046 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(3)
1037 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(2)
1033 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)

年々人工股関節手術も進化してきていて、Twitterを見ていると、術後1週間ぐらいで退院できる病院も出てきています(私の場合は術後8日目の退院でした)。

筋肉が落ちている人や、心配性の人は、1ヶ月間ぐらい十分に専門家の指導の下でリハビリをおこなってから退院したいというのもあるでしょうけど、入院期間は術式や患者さんの年齢、筋肉の状態などに違いがあるものの、可能ならば、介助なしで一人で歩けるようになる術後1週間程度で退院し、あとは自宅でリハビリをするというのが、入院費など経済的にも、そして家族が病院へ来る手間とかも考えると最善のように思えます。

また病院側も、いつまでも長くいられるよりも、次々と新しい患者を受け入れたいと願っているはずで、双方にメリットがありそうです。

逆に一人住まいで、家に帰ったらすべて自力で家事をしなければならないと言う人は、もう少し自由に動けるまでは入院していた方が安全とも言えます。個人差があるってことでしょうね。

人工股関節手術の先進国アメリカでは、すでに術後4日目ぐらいで退院するケースが多い(平均4.2日)とのことです(下記レポート)。

新しい時代の整形外科の医療経済を考える “人工股関節置換術のコスト面から考えた日米比較とその問題点”(PDF) 横浜市立大学 医学部 助手(整形外科学)平川和男氏

これはアメリカの医療費が異常に高額ということと無関係ではなく、できるだけ患者の負担を抑えたスピード治療となっているようです。

人工股関節置換手術は耐久性と寿命を考え、高齢になってからおこなう日本と違い、合理的に考えて年齢を問わずに痛みが出て行動に制限が出るなら、元気なうちにとっとと人工股関節に交換しようと考えるアメリカならではとも言えます。

日本では、60歳以下なら保存療法を勧められ、痛みに苦しみながら毎日の仕事や生活を送っている人は相当数いるものと思われます。

また、悪くなっているとは言え自骨から金属製インプラントへ交換することに対し、精神的なダメージがあるのも日本独特と言えます。

すでに人工股関節のインプラントの耐久性能は20年以上、30年近くは大丈夫という製品ができています。

人工股関節は、いまや30年以上の耐久性を期待されるほど進歩しています
特定医療法人 朋仁会 整形外科 北新東病院 佐々木拓郎 先生

最先端技術で、日本メーカーもあともうひと頑張りして、「50年間無交換が可能なインプラント」を作り上げれば、30代40代で変形性股関節症等で苦しむ人達が多く救われるでしょう。

国もこうした先進医療(医療器具)に対してもっと目を向け、高齢社会に向けた日本の技術を支援してもらいたいものです。

そうすると需要は国内だけにとどまらず、世界中の患者から日本製品への尊敬と、高度医療を受けるために列をなして日本の病院へやってくることになります。


【股関節痛参考書籍&お役立ち用品】
変形性股関節症は自分で治せる!(単行本)

股関節痛の94%に効いた! 奇跡の自力療法(単行本)

人工股関節の手術を受けた人が読みたい本(ムック)

ひざ・股関節の痛みの治療と安心生活(単行本)

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ウェルファン 夢ライフステッキ 柄杖折りたたみ伸縮型

グルコサミン&コンドロイチン・プラスMSM


【関連リンク】
1220 人工股関節手術6ヶ月検診
1137 人工股関節、人工膝関節の寿命と再置換
1109 人工股関節全置換手術その後
1033 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)



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1271
ぶら下がり健康法が大流行したのは1978年頃ですが、当時はテレビ通販で大ヒット商品となりましたので、今でも古い家の押し入れの中を捜索すると、奥のほうからほこりをかぶったそれが出てくることがありそうです。コートなど長めの衣類のハンガーラックとして再利用されていることもありそうです。私の実家にはなく、使ったことがありませんけど。

ぶら下がり健康法は、ただぶら下がっているだけで、肩こりや腰痛が治るということでしたが、普段水平より上に腕を上げることがない現代人にとっては、ぶら下がることで曲がった背骨を伸ばし、姿勢を正し、弱った上腕を鍛えるというメリットも多少はあったかも知れません。今でも普通に販売されているので、そこそこ需要はあるようです。

ぶら下がり健康器 懸垂マシン(Amazon 6,980円)

単なるぶら下がりから難易度が相当上がる懸垂運動ですが、一般的に言う懸垂とは「腕や広背筋、大円筋の力を使って顎(アゴ)が棒の高さに来るまで身体を引き上げる」ことです。

懸垂は英語ではチンアップと言います。チン(あご)を鉄棒よりも高く上げるという意味でしょうか。カタカナがやたらと氾濫する日本でも、これはちょっと変な誤解をされやすくwどうも一般的に普及しにくい名称です。

で、その懸垂ですが、タイトルにあるように、1回できるようになりたいって思ってます。

えぇーと予防線を張るようですが、この前テレビを見ていたら、舞鶴にある海上保安庁の全寮制の新人訓練施設で、自由時間に鉄棒にぶら下がっていた新人の訓練生が、「2年間の訓練期間中に懸垂ができるようになりたい」と言っていたのに軽い衝撃を受けました。

海上保安庁の通称「海猿」と呼ばれる保安官は、筋肉隆々、懸垂なんか何回でも難なくやってしまいそうなイメージがあります。

まだ入所したばかりの新人とは言え、そこはある程度運動能力に優れた人が集まってきているはずの訓練生でも、懸垂が1回もできないという難易度の高さに驚いた次第です。

そう言えば、中学のスポーツテストで懸垂をやって以来、懸垂運動をしたことがないなと。

体重が軽い子供の頃は、割と簡単にやっていて、以前はスポーツテストの中で懸垂という項目がありました。

できない子でもどうにか多少は反動をつけて1回ぐらいは、できる子は5~6回ぐらいやっていた記憶があります。中学生の平均では2~3回ってところでしょうか。女子の懸垂テストは足を地面に付けた斜め懸垂でしたのでそれほどの難易度ではありません。

そのスポーツテストの懸垂は2000年頃から種目(項目)から外されたようです。理由は1回もできない子が多いからと言うさもありなんな理由でした。

大人になると脂肪の塊を体内に蓄えてしまい、さらにスポーツからも遠ざかり、日常生活で上腕を鍛える動きが極めて少なく、筋肉よりも体重が勝ってしまって簡単には身体が持ち上がらないことになります。

まぁ、熱心にジムとかで熱心に上腕を鍛えている人はともかく、「俺は腕っ節には自信がある」って人も、一度機会があれば鉄棒にぶら下がってみるとよくわかります。普段は使わない筋肉を使うので、意外に1回もできないものですから。

もちろん、最近テレビでもよく見かける新種の競技、ヒルクライムなどをやっている人は、片手、しかも指だけで全体重を支えたりしますから、懸垂なんかはお手のものでしょうけど、そうでない人は意外とできません。

というのも、たまたま近所の公園に懸垂用の遊具が設置されていたので、さっそく挑戦してみましたが、まったく、まったく、歯が立たず。

できないのは、想定内だったものの、やはりショックは隠せず、、、orz

ぶら下がって身体を持ち上げるどころか、10秒ぐらいぶら下がっているだけで、手が痛くしびれてきます。自分でも驚くほどに上腕部の筋肉や、手と指の力がひどいことになっていることを思い知りました。

これでも寝る前に斜め腕立て伏せを40回ぐらい毎日続けているのですけどね。使う筋肉が違うのか、そんなんじゃー全然ダメダメです。

さらに難しい「L字懸垂」は、ぶら下がった状態で、足全体を前方に直角に曲げてL字のまま懸垂することで、上腕二頭筋や広背筋だけでなく、腹直筋などの腹筋部位も一緒に鍛えられるという優れものです。

いつかはこれもやってみたいですが、相当難易度は高そうです。

そこまで到達するにはほど遠い感じですが、まずは体重をできるだけ絞り、30秒ぐらい難なくぶら下がっていられるようになることから始め、徐々に腕を(肩を)上に持ち上げる筋肉を付けていきたいと思っています。

ということで、当面の目標は懸垂1回です。何ヶ月、いや何年後になるかわかりませんが、でき次第また報告します。


【関連リンク】
1202 糖尿病の怖い話し
1107 意外と楽しめる歩数計
973 ゴルフ場と利用者の推移
696 五輪競技除外候補とスポーツ競技人口
492 四十肩とか五十肩とか




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1220
人工股関節(左側)の術後6ヶ月目の検診へ行ってきました。同時に右側も術後1年9ヶ月になります。X線撮影をして医師との面談です。

一昨年に右側の人工股関節置換手術、昨年に左側の同じ手術をおこない、現在はその痛みから解放されて、手術をして良かったなと思う日々です。

ただ、右側は手術後特に痛みは続かなかったのに、昨年手術した左側については、手術後3ヶ月ぐらいまでは体重をかけると痛みがありました。

それ以降は徐々に痛みが消えたかと思っていたら、また半年後ぐらいに同じ痛み(体重をかけるとズキンと痛む)が再発しました。

リハビリの理学療法士は「痛みが残る人とまったくない人がいる」「残る人は半年ぐらいは続く」と言っていたので、この半年後に再発した痛みは本当にこのあと消えてくれるのか?ってちょっと不安があります。

医師にその話をしましたが、X線を見る限りは、特に異常は発生していないようで、人工股関節由来の痛みではなく周辺の筋(スジ)の痛みだろうとの見解でした。

痛みも徐々にひどくなっていくようなら問題だが、逆に痛みが減っていくのなら特にケアする必要はないでしょうとのこと。

なにか運動はしているか?と聞かれたので、毎日4~5kmは歩いていると答えたら、それについては満足していました。

4~5kmという根拠は、スマホに入れた歩数計で、1日の平均歩数が6000歩を少し超えるぐらいを目標にして休日も雨の日も雪の日も毎日歩いています。6000歩×70cm(歩幅)=4.2kmです。5kmはちょっと盛ってますw

土のグラウンドで少し走ってみましたが(軽いジョギング)、まだ着地するときが不安定なので、少しでやめました。

その代わり、ゴルフ練習場で、打ちっぱなしの練習は時々おこなっています。スイングでは大きく身体をひねりますので、変形性股関節症の時は痛みが出ましたが、それは綺麗になくなりました。

診察では両足の可動域を測り、6ヶ月検診は10分で終了しました。

次は術後1年の検査となります。

【過去の記事】
1198 変形性股関節症、人工股関節手術その後
1175 人工股関節手術のその後とまとめ
1150 人工股関節全置換手術とVIP舛添要一さん
1146 人工股関節置換手術1年検診
1137 人工股関節、人工膝関節の寿命と再置換
1109 人工股関節全置換手術その後
1047 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(4)
1046 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(3)
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1033 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)

 

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1202
中高年になると気をつけなければならない生活習慣病とは、食事や運動、ストレス、喫煙、飲酒などの生活習慣が、発症・進行に深く関係する病気の総称で、糖尿病や高血圧症、脂質異常症、肥満、心臓病、脳卒中などがあります。

今回はその中でも「糖尿病」のこわ~い話しです。

”まさか自分が?”は甘いかも~自覚症状が薄い糖尿病の恐ろしさ(投信1)
厚労省の調査結果によれば、「糖尿病が強く疑われる者」(糖尿病有病者)、「糖尿病の可能性を否定できない者」(糖尿病予備群)は各々約1,000万人とのことです(平成28年)。そして、糖尿病の総患者数は316万6千人(平成26年:男性56%、女性44%)

と、糖尿病有病者、糖尿病予備群、患者数を全部を足すと、2300万人という多さです。日本の人口の割合では、20%近くが糖尿病と無縁ではないということになります。

生活習慣病の患者の中では、高血圧性疾患の患者数が最も多く1011万人、次に上記の糖尿病患者317万人、そして高脂血症患者が206万人、心疾患が173万人、がん163万人、脳血管疾患が118万人となっています。(平成28年)

最近では10代や20代でもその予備群が出てくると言うことですが、やはり多いのはなんと言っても中年以降でしょう。

日本の糖尿病患者全体で、20歳から39歳までは5.9%、40歳から59歳までが33.3%、60歳以上が60.8%と年代が高くなるほど罹患率は高くなっています(2011年国際糖尿病連合Diabetes Atlas)。40歳以上で94.1%を占めています。

仮に40歳以上を中高年者として、糖尿病患者や予備群まで入れてその率を見ると、日本人のほぼ3人にひとり(31%)に達します。

私は今のところ幸い、人間ドックでは引っかかることはなく正常値にありますが、油断は禁物です。



糖尿病の検査では、血液検査で空腹時血糖値とHbA1c(ヘモグロビン・エーワン・シー)の2項目の検査値と、尿検査で血糖値を見て判断されます。

死亡率が長く1位を続けているがん(癌)の生涯罹患率(生涯でがんに罹患する確率)が約50%と非常に高いのは別として、様々な病気の原因となる糖尿病の罹患率も決して低くありません。

糖尿病に罹って放置すると、各種の合併症を発症します。その中でも下記の3つが「3大合併症」と言われています。

1)糖尿病網膜症
 網膜症は視力が低下して、症状が進むと失明に至る

2)糖尿病腎症
 腎臓の機能が低下して腎不全や尿毒症を発し、やがて人工透析が必要となる

3)糖尿病神経障害
 手足の痺れや痛み、足先の感覚が麻痺し、潰瘍や壊疽になる場合がある

いずれも治療費は高額となり、しかも完治することがないので、一生死ぬまで治療を続けていくことになります。

そうしたところから、年間ひとりにつき500万円近くを健康保険組合や国が補助することになる透析治療患者に対してのバッシングが時々表面化します。

仮に50歳で糖尿病腎症を発症し、腎臓透析をおこなうとすると、寿命の80歳まで30年間×500万円=1億5000万円の医療費(組合や国の補助)が、たったひとりに必要となるわけです。

そんなわけで、2016年ですがフリーアナウンサーの長谷川豊氏は自身のブログで「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!」というタイトル(抗議を受けて現在「医者の言うことを何年も無視し続けて自業自得で人工透析になった患者の費用まで全額国負担でなければいけないのか?今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!」に変更)で、積極的に治療をしてこなかった透析患者が、日本の国民健康保険を食いつぶしていると主張しました。

なぜ、糖尿病の疑いが指摘されても、医者のアドバイスを聞かない人が出てくるとかというと、症状が相当に悪化するまで、自覚症状がほとんどないのがこの病気の特徴で、自覚症状が出たときにはもう手遅れで、足の切断や、死ぬまで人工透析が続くと言うことになるからです。

ある調査によると、糖尿病の疑いを指摘されても、治療をおこなわない人がおよそ4割に達するということです。

がんも初期の場合、比較的自覚症状が出ない病気ですが、それでもがんが発病した人に対し「排気ガスで汚れた空気の都会に住んでいるから自業自得だ!」とか「毎年健康診断でX線撮影して放射能を浴びるからがんになるのだ!」と言った訳のわからない誹謗中傷はありません。

がんの場合は、初期発見されると、手術等で完治することも多くあり、割と治療に前向きですが、糖尿病の場合は、がんよりも軽く見られているのか、あるいは完治する見込みがないとあきらめているのか、生活習慣病と言われるように習慣になっていることを人(医者)に言われてあらためるのをヨシとしないのか、早期治療に後ろ向きな人が多そうです。

私も数年前に腹囲測定でメタボの診断を受け(その他、尿や血液検査では異常なし)、医者の忠告には耳を貸しませんでしたが、それでも毎年指摘されるのはどうも気分が悪いので、適度な運動と、食事制限(炭水化物制限)を続け、それ以降の健康診断では問題は起きていません。

ま、自己管理ができる人ばかりではないでしょうし、それを国や行政が強制するような恐怖管理国家でもありませんので、仕方がない面はありますが、やはり中高年以降は自分の体調に敏感になり、普段は良好にしておくと、悪くなったときにどこが悪いという判断がつきやすく、治療や改善策も考えやすくなります。

怖いのは、ひとつの病気ではなく、複合的な合併症で、いくつもの治療を同時に並行しておこなわなければならないというのが最悪のパターンです。

そうならないよう、合併症が起きやすい、糖尿病の症状には多少真剣に対処した方がよさそうです。


【関連リンク】
1193 引退後は健康年齢までの期間が重要
1061 癌は老化現象のひとつという考え
1013 5年生存率と余命宣告
738 日本人の年齢別死因は
737 日本人が罹りやすい病気



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