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1061
最近、癌で亡くなる著名人や、癌に罹ってそれを公表する芸能人などを数多く見かけるようになりました。気のせいかもしれませんが。

すわっ!福島の原発事故の影響か!?っていうのは短絡過ぎますが、そうした大きな事故と並行して超高齢化社会へと突入していった社会情勢というのが実際のところでしょう。

また「癌は治らない」という過去の常識から、「癌は早期発見で治る」という医療技術や予防医学の進歩により、以前より気軽に癌に罹ったことを有名人が公表するケースが増えてきたことで、よく耳にするのだと思われます。

それはそうと、先進国では癌による死亡者は減っているというのに、日本は増えているという話しがあります。事実だとすれば問題です。

下記グラフは、「国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター」のデータを利用し加工しています。

癌の罹患者数と死亡者数推移


確かに日本では罹患者数も死亡者数も増え続けています。

欧米ではどんどん減っているのに なぜ、日本人ばかりが「がん」で死ぬのか(「週刊現代」2014年9月13日号)

2年前のちょっと古い記事ですが、状況はその後大きくは変わっていないでしょう。

要点は、癌の治療では世界でもトップクラスと言われていながら、欧米では減ってきている癌による死亡者数が日本では増えていると言うことです。

その理由として記事では、
(1)高齢者が多いので罹患者数が多く、さらに体力などが弱っていて死亡率も高い。
(2)食生活の変化。
(3)早期発見のための検診受診率が低い。
(4)医者が放射線治療ではなく、外科手術を選択する。
などが書かれています。

(1)ですが、下の年齢層別の癌による死亡者数推移をみると、確かに70歳以上の高齢者の割合が圧倒的で、しかも79歳以下に限定するとここ数年は死亡者数が減っています。つまり癌で死亡するのは80歳以上の高齢者が全体の約4割を占めていて、その数が急速に増えていることからと言えます。

年齢層別癌死亡者数推移


これだけを見ると、癌は老化現象のひとつと言ってもよさそうです。若くて早期発見なら治る可能性も高く、検診による早期発見が重要だと言うことがよくわかります。

(2)の食生活の変化とともに心配なのが、事実はどうか不明な部分もありますが、発ガン性物質が含まれる食品や加工品の輸入や販売は、他の先進国では日本よりずっと厳しいと言われています。

それらが日本人の発ガン率にどの程度影響しているかは正確なデータがないので不明ですが、体内にずっと堆積していくだけに長期的に見ると不気味です。

(3)は欧米と比べ癌の検診率が低く、早期発見ができずに死亡につながりやすいということですが、下記のグラフを見ると、罹患者数は2003年頃から急速に増えているのに、死亡者数はやや増えているに留まっています。

死亡者数を罹患者数で割った死亡率は下がってきています。これはガン検診等で治る見込みがある癌が早期発見され、罹患者数は大きく増え、また死亡者数も増えてはいるものの、罹患者数よりは増え方が少ないので、死亡率は下がっていっているということでしょう。ようやく少しずつ早期発見の検診が普及し始めてきたという感じです。

癌の罹患者数と死亡者数、死亡率推移


(4)は日本の医療制度や医学界の方向性に問題が生じている可能性があります。つまり安く通院しながら可能なコンビニエンス的な治療の放射線治療より、高く入院が必要な巨大なデパート的な外科手術を選択したがる日本の癌治療事情というものがあるようです。これは医療制度だけでなく、患者側の責任もあるかも知れません。

特に高齢者に限って言えば、手術に耐える相当な体力が必要で、リハビリにも時間がかかる外科手術よりは、入院する必要もない放射線治療を選ぶ方がいいように思いますが、医者に「切りましょう」と言われると、なかなかその選択は選びにくいのでしょう。

それらの結果、日本において癌による死亡者数は、他の先進国とは逆を行き、少なくとも団塊世代の多くが亡くなる2030年頃まで続くと予想されています。

癌死亡者数将来推計


個人的には、老年になってやがて死ぬときは、癌に罹って余命1年とか半年とか宣告されて死んでいくのが一番いいかなと思っています。

癌治療にはお金がかかるとかは横に置いておき、自分の余命がある程度わかるというのは、一見無慈悲そうですが、長く寝たきりの療養生活になったり、準備もできないままある日突然召されてしまうよりかはいいのではないでしょうか。

癌の場合、末期でも寝たきりにならず(癌で寝たきりになるのは、高齢にかかわらず大きな手術をした時などが多い)、家族と旅行したり、好きなスポーツを楽しんだりということが可能な場合が多く、何年も寝たきりで介護の世話になることを考えると、周囲にあまり迷惑もかけずにいいのではないかと思うからです。

最近でこそ、「癌は切らずに治そう」という医者も増えてきていますが、切るか切らないかは、患者の体力や年齢などによるのではないでしょうか。80歳を超えて、癌だから当たり前のように外科手術をしてというのは、考えるべきではないでしょうか。

いずれにしても医者の判断や意見を無視できる患者や家族は多くはないので、今後の医療改革に頼るところが大きいでしょう。


【関連リンク】
1049 変形性股関節症の人工股関節置換手術まとめ
1013 5年生存率と余命宣告
1005 泉質による温泉健康法
738 日本人の年齢別死因は




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1049
2016年7月に変形性股関節症による右人工股関節置換手術をおこないました。そのまとめです。

変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)初診編

変形性股関節症の人工股関節全置換手術(2)手術前検査編

変形性股関節症の人工股関節全置換手術(3)入院手術編

変形性股関節症の人工股関節全置換手術(4)リハビリ、退院編


【足の違和感】
私の場合、今から10数年前から右足に違和感を感じはじめました。その頃はどこから発生する痛みかわからず、なにが原因かも不明でした。それほど強い痛みではないこともあり、放置していました。

しかし右足の痛みは消えず、しだいに強まってきたので、2年後の2004年に家の近所にある小さな内科(リウマチ科)と整形外科で受診を受けましたが、血液検査、レントゲン撮影等では痛みの原因は特定できませんでした。

右足の痛みが増し、走ることができなくなってきた2012年には股関節あたりに原因がありそうだと判断して再び近所の整形外科を受診し、変形性股関節症が判明しました。

その時はあらかじめ股関節痛だと言うことを自分では特定していましたが、レントゲン写真を見るまでは、医師は問診で私が主張する股関節症を疑っていて、「それはないでしょう」と言っていました。つまり50代の男性で変形性股関節症は極めてまれなようです。下手な医者の思い込みは判断を誤ることがよくわかります。

もし足に異変を感じた場合、様々な可能性がありますが、身近にある整形外科よりも、ぜひ股関節に詳しい医師がいる病院を探して行ったほうが二度手間にならずにいいと思います。


【病院選び】
通常は近所の整形外科から紹介状をもらって専門病院へ行くというのがルールですが、上記のように近所の整形外科はまるで信用がおけなかったので、そこへは2度とは行かず、いよいよ歩くのさえつらくなってきた段階で、ネットで調べ、股関節専門外来のある総合病院へ直接予約を入れて行くことにしました。紹介状なしで総合病院へ行くと初診料以外に特別料金が別途請求されますが、やむを得ないでしょう。

変形性股関節症の人工股関節置換手術についてはネット上に豊富な資料があります。素人の口コミ情報もありますが、それは話半分ぐらいに読んでおき、病院や医師が実名で公開している年間の術例数や新しい術式などを参考にして、あとは何度か通うことになりますから、自宅から通うのに便利な場所ということを考えて選ぶようにしました。

よく「有名な先生だから安心」という書き込みを見かけますが、年間で7万件近くもおこなわれているポピュラーな人工股関節手術の場合、そのような有名な名医が一般患者に対して直接執刀することは、著名人や難手術以外ではあまりなく、実際の執刀はほとんどが若い医師に任されているようです。それほど人工股関節置換手術は術例が多く、リスクが少なく、経験が少ない整形外科医師でもできる簡単な手術ということです。

それでも同じ病院にそうした股関節手術の名医がいるというだけで、その病院全体の医師の技術レベルは確実に上がるでしょうから、有名な医師がその病院や整形外科にいるというのが無意味という意味ではありません。


【手術前検査】
初診を受けたあと手術をするかどうかを医師と相談して決めますが、手術を決めた場合、手術日と事前検査日を決めます。

初診では問診、血液検査、レントゲン撮影があり、変形性股関節症とわかれば痛みがその股関節から来ているかを確認するため、股関節造影検査といって股関節に局所麻酔を注射し、それで痛みが消えることを確認します。これをおこなわない病院もあります。

片側だけの手術と両側同時に手術をする場合がありますが、後者の場合、病院や医師によって断られる場合もあるようです。両足が悪い場合、できれば1回で済む両足同時手術のほうが様々な意味で負担が少なくていいですが、その分リスクとリハビリ期間は長めとなるようです。

手術のおよそ2~3週間前には事前検査として、血圧、血液検査、肺機能測定、CT撮影、X線撮影、心電図測定がおこなわれ、さらに手術時の輸血用に自己血の貯血をおこないます。病院にもよりますが、私の場合400ccを1回だけの貯血でした。両足同時手術の場合はその倍ほど貯血することになるそうです。

そのあと麻酔医と面談をして、手術時の全身麻酔についての方法やリスクなどの話しを聞きます。

最後に入院時の説明(個室にするかとか、当日の持ち物とか)などを聞き、それで手術前検査はすべて終了です。


【入院・手術】
入院は通常手術の前日で問題ありません。大部屋か個室の選択は事前に決めておきます。仕事を持ち込んだり、PCのネット接続をする場合には個室利用ということになるでしょう。

手術は、医者を信じて任せるしかないので、まな板の鯉状態です。心配しても仕方がないことです。

手術後から約1日は傷の痛みと身体を自由に動かせない不自由との闘いです。骨をバッサリと切られていますが、骨には神経が走っていないため、その痛みはまったく感じません。

ひたすら、「関節痛の痛みから解放されて、昔のような元気な生活が取り戻せる」という明るい未来を想像し、頑張るしかありません。

人口股関節の進歩もめざましく、耐久性も向上してきています。しかし実際には使い方や周囲の骨の状態など個人差があり、1年に1回の定期検査でゆるみや異常がないかを確かめる必要があるようです。


【リハビリ】
10年ほど前の手術では、術後に脱臼を防ぐため禁忌肢位というのがあり、しばらく落ち着くまではダメな姿勢などがありましたが、最近の手術ではそれもなくなっているか少なくなってきています。

私の場合は、術後3日目で「では正座をしてみましょう」と言われて挑戦しました(笑)。しかし右足が大きく腫れていて、とてもスムーズには曲がらずにできませんでした。それぐらい昔なら無茶と思えるほどのリハビリが行われます。

「リハビリはきつい」と聞かされていましたが、私の場合、特にキツイと思ったことはありませんでした。理学療法士の指導で、歩行や片足立ち、柔軟運動など自主トレをおこないますが、入院中他に何もすることがなく、1日のうち1時間ぐらいリハビリに費やしても暇つぶし程度に思えました。


【退院】
だいたい片足の手術で平均2週間ぐらいで退院と聞いていましたが、早い人は1週間程度で退院する強者もいるという話しを聞いていて(ブログを読んで)、それに挑戦したくなりました。

結果的には術後8日、入院10日目の退院となりましたが、これでもかなり順調なほうです。

とにかく、杖でサクサク歩けるようになれば、入院している意味はあまりなく、自宅でリハビリをするほうが、家族が病院へ通う手間がなくなりますし、なんと言っても好きな時間にお風呂に入ったり、好きな料理を食べたり、深夜まで録画しておいた映画を見たりすることができます。

自宅では二階の部屋が自分の部屋ですが、つかまり歩きをしながら階段を上り、自由にゆっくりと生活できるのが、とても嬉しかったです。


【関連リンク】
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)初診編
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(2)手術前検査編
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(3)入院手術編
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(4)リハビリ、退院編







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変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)初診編

変形性股関節症の人工股関節全置換手術(2)手術前検査編

変形性股関節症の人工股関節全置換手術(3)入院手術編


◆手術後2日(入院4日目)~手術後6日(入院8日目)
2日目からは1日1時間程度の理学療法士のストレッチやマッサージ、自主トレーニング、シャワーのルーチンの繰り返しです。特に医師の診断もなければ、行動を制限されることもありません。

2日目までは車椅子で、3日目は歩行器、5日目からは杖でリハビリルームへ行くことができました。一般的に人工股関節置換手術をするのは60代以上の人が多いので、まだかろうじて50代の私なんかは元々の筋肉もまだついていて元気なほうで、歩行や片足立ちなどは早くから可能でした。

術後1日。透明のテープのようなもので留められています。
侵襲跡から血が滲んでみえますが、出血はすでに止まっています


入院患者用に浴槽はなく、シャワー室があるだけです。そのシャワー室を使うには予約表に使いたい時間を自分で記入するようになっています。使えるのは25分だけなので、足が悪くてもグズグズはしていられません。

 ∟  ∟  ∟  ∟  ∟

◆手術後7日目(入院9日目)
この日は上記のルーチンに加えて、術後1週間を迎え、血液検査と抜糸がおこなわれました。

抜糸は遠い昔の記憶では傷口が開かないように縫っている糸を引き抜くというイメージですが、最近というかこの病院では傷口は透明のテープで留めてあるだけで、さらにその上に水を通さない透明の保護テープが貼られている感じです。したがって抜糸とはいえ糸は使われていません。

その透明の保護テープ、侵襲箇所のテープをペロンとはがすだけで抜糸は終了です。表面上は血がにじみ出ているのが見えていたので、それとテープがくっついてはがすときに痛いかな?と思っていたら、全然くっついてはなく、サラリとはがれましたのであっけなく終わりました。ちょうどテフロン加工されたフライパンとかクッキングホイルの上に乗せた卵焼きみたいになんの抵抗もなくはがれます。

傷口は綺麗にふさがっていて、糸で編んだような傷跡はなく、一直線にスパッと切って、それをまた合わせてくっつけたという感じです。

術後7日。抜糸後。上部が侵襲口でもう傷口は完全にふさがっていますが、下部に皮下出血が拡がっていく


侵襲の傷口付近を中心に大きな範囲で大きく腫れていて、ぷっくりと盛り上がっているという感じです。この大きな腫れのためリハビリで前屈しようとしてもそれがつっかかってうまくできません。

周辺の皮下出血は手術の後は誰にでもできるそうですが、これが見かけは非常に大きく真っ赤にただれたような感じに見えますのでちょっと驚きました。看護師さんに言わせると、皮下出血のあざはだんだんと薄れるから気にしないでとのことでした。

 ∟  ∟  ∟  ∟  ∟

◆手術後8日目(入院10日目)退院

リハビリも順調で筋力の測定でも手術前の7~8割程度まで筋力が回復していることがわかりました。そうしたこともあり、前から医師から理学療法士と相談して退院はいつでもどうぞということでしたので、この手術後8日目に退院することにしました。

午前中に最後のリハビリに向かい、1週間のお礼を述べ、会計をクレジットカードで清算して退院しました。

この病院では片側の人工股関節置換手術で合併症のないケースで術後13日(入院後14日)が平均とのことですので、それと比べるとかなり早くの退院となりました。

その理由としては、この病院の特徴でもある筋腱切離を行わないAL法を用いたMIS(Minimally Invasive Surgery;最小侵襲手技)手術を施行していることと、関節を覆っている関節包を後部を残すことで、筋力があまり落ちないことと安定期の脱臼事故がかなり抑制される技術を持っていることでしょう。

あと残念なことですが、身体障害者申請用紙の記入を依頼したところ、手術後6ヶ月経過後の状況を書くことになっているからと書いてはもらえませんでした。

以前、区役所で聞いたときは、変形性股関節症末期で人工股関節の場合なら問題なく取得できるので、手術前でも後でも15条医師に証明書を書いてもらい申請してもらえれば受領すると言われていたのですが、どうも世の中そんなには甘くなさそうです。


退院が早かったため、感染症など合併症の検査を少し後に行う必要があるということで、2週間後に診察に来るように言われました。

その後は、3ヶ月後、半年後、1年後の定期診察があり、問題がなければあとは毎年1回の定期検診をおこなうということになります。

変形性股関節症の人工股関節全置換手術まとめ へ続く


【関連リンク】
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)初診編
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(2)手術前検査編
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(3)入院手術編





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変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)初診編

変形性股関節症の人工股関節全置換手術(2)手術前検査編


【過去の経緯】

40過ぎ頃から右足に痛みを伴う異変を感じ、その後変形性股関節症とわかってからも、我慢に我慢を重ねてきましたが、今年58歳で両側の股関節が末期状態と診断され、とりあえずひどく痛む右側だけ人工股関節置換手術をおこなうことにしました。

手術に至るまでの病院選び、入院前の検査等は上記変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)(2)をご覧ください。

いよいよ手術編の始まりです。

◆手術前日(入院1日目)

今回入院したのは東京都内の総合病院です。手術前日の入院で午前に入院窓口へ行きます。入院の手続きをして、翌日の手術に向けて血液検査等と、リハビリを担当する理学療法士が股関節の可動域など測定をおこないます。部屋は事前に頼んでおいた個室で快適です。

別に大部屋が嫌というわけではないのですが、個室には有線LANが敷かれていて、持ち込みのパソコンがそのまま使えます。大部屋では病院のLANが使えないので、モバイルWi-Fiルーターを個別に持っていないとネット接続ができません。

最近はネットはスマホで十分という人も多いので不自由しないのかも知れませんが、仕事で使うとするとちょっとスマホでは役不足なこともあります。ただし個室を借りるには保険がきかない差額ベッド代(1万円~)が必要となります。

入院後の食事は昼食からあります。夕食を食べると、その後は明日の手術日は食事はなし、翌々日の朝食からとなります。

枕が変わると寝られない?という人には、頼めば睡眠導入剤が処方されるそうですが、どちらにしても翌日には全身麻酔で無理矢理眠ることになるので、少々寝不足でも問題ないかも。

私の場合は個室と言うこともあり、消灯(21時)後もしばらくテレビを見て、その後は読書をしていると11時過ぎに自然と眠たくなりました。

 ∟  ∟  ∟  ∟  ∟

◆手術当日(入院2日目)

不安感とか緊張してというよりは、夜中部屋が寒かったり暑かったりして、時々目覚めよく眠れませんでした。個室の場合エアコンのコントロールが自由にできますが、部屋が狭いだけに下げればすぐ寒くなるし、上げたり停めると汗だくで目覚めたりとその調整が難しいです。

午前中から別の患者の手術がおこなわれていて、私は二番目の12時過ぎからの予定です。いろんなブログを読んでいると、手術前に浣腸をするということが書かれていましたが、この病院ではありませんでした。

「麻酔で寝ている間に脱糞することはないのか?」って聞いてみたら、「全身麻酔の影響で腸の働きが悪くなるので、そうしたことはまず起きない」だそう。

11時頃に手術用の紙パンツ(T字帯)を履き、手術着に着替えます。腕に針を刺し、点滴用のベース?をあらかじめ作っておきます。そして、いよいよ呼び出しがあり、看護士さん数名と手術室まで歩いて向かいます。

手術室には中央に狭いベッドが置かれていて、そこに乗っかると、次々いろんな装置や点滴がつながれていきます。全身麻酔は点滴で入れていくということで、なんの痛みも感じる前に意識はすぐになくなります。

誰かのブログで「腰から麻酔注射するのがとても痛い」とありましたが、麻酔の方法もいくつかあるのでしょうけど、麻酔の意味を考えると、麻酔を打つのが痛いというのは本末転倒で、痛みはないに越したことはありません。

で、目が覚めて気がつくと手術は終わっています。

目が覚めた時には、点滴と尿道カテーテル(バルーンとも略される)、両足にエコノミークラス症候群の血栓防止用のカーフポンプ(間欠的空気圧迫装置)、心電図用コネクタ、血圧測定装置などが身体中につながれていて、あまりにも物々しい感じなので、その状態だけを付き添いの家族が見るとまるで重体患者のように見えて取り乱したりすることがあるそうです。

別の人の手術(両側同時手術)では、傷の箇所から血を抜くドレーンというパイプがつながれているとブログに書いてありましたが、私の手術ではドレーンはありませんでした。

点滴は抗生剤とともに、以前輸血用として抜いた自己血を戻されます。いずれも体温よりも低い水分を入れられますので、身体はやや冷えていく感じがします。

カーフポンプは別名フットポンプと言われていますが、手術後数時間は装着するのが通例となっています。実はこれが結構痛くて困りました。

麻酔から覚めた後の傷の痛みが苦しかったという話しをよく読みましたので覚悟をしていましたが、鎮痛剤を入れてくれていたのか、傷の痛みはあまり感じませんでした。

それよりもフットポンプが何時間も続けて同じ場所を圧縮し続けますので痛いのと、身体が動かせない窮屈さでなにもできないままジッとしているのが苦痛でした。

本来は「手術終了から3時間経過後の手術当日の夕方にはフットポンプや尿管カテーテルを取り外し、車椅子に移る」と聞いていましたが、手術の開始時間が少し遅れたこともあったのか、なんの話しもなく、そのまま一夜をベッドの上のままで過ごすこととなり、翌朝になり、フットポンプを外してもらい、点滴が終わり、そして尿管カテーテルを引き抜いてもらいました。結局、車椅子に移れたのは手術終了から18時間後経ってからです。

尿管カテーテルは初めての経験でしたが、装着時は全身麻酔時でなにもわからないのですが、抜くときは当然起きていますので、一瞬とは言え気持ち悪いものでした。抜いた後の最初から数回の小便では、予想通り激痛が走り、一種拷問に近いなと感じました。

個人的にはこの手術において苦痛だったことの順位を書いておくと

1位 尿道カテーテル(バルーン)の引き抜きと最初のおしっこ
2位 フットポンプの長時間装着
3位 手術後から車いすへの移動までの18時間の拘束状態

 ∟  ∟  ∟  ∟  ∟

◆手術後1日(入院3日目)

先述の通り、手術の翌日になって車椅子に移ることができ、トイレにも自由にいけるようになりました。

ただ侵襲(傷口)の痛みと、下半身の筋肉痛がひどいのと、全身麻酔や点滴の抗生剤の影響なのか、精神的にまだ安定してなくて、例えば読書やブログを書いたりと意識を集中することができません。意識がまだボーとしている感じです。

食事は朝から出ますが、おかゆと煮物小鉢、味噌汁、ヨーグルトで、おかゆはほとんど味もなく、半分も食べられませんでした。この日は3食とも主食はおかゆで、これが味もなく食欲がわかずにきつかったです。

午後にはリハビリ担当の理学療法士が迎えにきてくれて、車椅子でリハビリ室へ行きます。痛みはあまりなかったので気晴らしにいい感じです。

主に手術した足と筋肉痛の箇所などを丁寧にマッサージをしてくれますが、これはたいへん気持ちいいです。その後、無理のない範囲で足を曲げたり、力を加えてのストレッチをいくつか教えてもらいます。

ストレッチは方法だけ指導を受けて、あとは自主トレと称して自分でおこなってくださいということです。私の場合、手術した股関節というよりも、身体が硬くなっているので、そちら方面のストレッチを多く指導されました。
 
 
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(4)へ続く


【関連リンク】
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)初診編
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(2)手術前検査編




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1037
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)で初診を受けて、全人工股関節置換手術(THA)をすることを決めましたが、約1ヶ月先の入院・手術までにいろいろと準備が必要です。

10年ほど前に同様の手術を受けた人に話しを聞くと、以前はこの手術は入院が1ヶ月に及ぶ大手術という認識があり、もっと多くの準備が必要だったようです。

最近では病院によっても差がありますが、医療技術の進歩なのか、手術を受ける人の急増による混雑緩和のための簡素化なのか、入院期間も大幅に短縮され、その準備も意外なほどあっさりしたものになってきています。

まずは病院とは直接関係しませんが、勤務先のスケジュール調整。概ね順調にいっても約2~3週間は出社ができないので、その間不在になることをそれぞれの関連部署と調整しなくてはなりません。

例えば、
・仕事の引き継ぎ、関係者への連絡
・病院へ持ち込む業務用PCの持ち出し申請や設定など
・有給休暇申請
・高額療養費制度の申請(健康保険組合)
など。

3週間近く会社を休むというのは社会人になってから初めて(無職期間は除く)ですので、なかなか実感がわきませんが、最近はPCとネット環境があれば、場所は関係なく、仕事の大部分が可能ということもあり(業務によりますが)、割と会社も私も平気な感じです。

人工股関節置換手術は、健康保険により3割の負担でも100万円近く必要な入院、手術、リハビリの費用ですが、この高額療養費制度を利用することで、その時の年収によって15万~25万円ぐらいの自己負担で済む仕組みです。利用しない手はありません。もちろん個室部屋にするなどオプション費用(差額ベッド代など)はその対象となりません。

次に手術前に一度病院へ行き、

・入院時一式検査(血液、心電図、肺機能、レントゲン)
・股関節CT撮影
・自己血の貯血(400cc)
・麻酔科受診
・手術の説明
・入院の説明

がおこなわれます。

X線撮影とCT撮影はその画像で実際に入れ替える人工股関節の大きさを決めたり、手術の際に削る位置や深さなどをサポートするコンピュータ支援システムに活用されます。

自己血の貯血は、手術中出血が多い場合に使われるもので、あらかじめ取っておきます。10年ほど前に手術をした人の話しでは1200ccほど貯血したと言っていましたが、今回はわずか400ccだけです。手術前にもう一度貯血があるのかと聞いてみましたが、当院では片側の手術の場合400ccだけですとのこと。手術方法や病院によってもその量は違ってくるようです。

貯血するために、この日は朝はできるだけ動物性タンパク質(肉とか卵とか)を食べて、水やミルクなど水分を1リッターほど飲み、さらに自分で運転してクルマや自転車では来ないでくれと言われました。

それは血液を大量に抜かれると貧血状態になるからでしょう。特に女性の場合は、元々貧血気味の人が多いので、貯血の時は必ず付き添いを伴うように言うそうです。私の場合はそのいいつけに逆らって、ひとりでバイクに乗って病院へ行き、400ccの貯血をおこないましたが、なにも影響はありませんでした。

入院の説明時には入院・リハビリに必要で持っていくもの、あると便利なもののリストがもらえます。病院側で有料で貸してもらえるものもありますが、必要に応じて入院前に揃えておく必要があります。

普段入院に備えた生活用品や日用品など持っているはずもなく、また2~3泊の旅行や出張というものでもなく、今回は2週間程度の入院となると、例えばリハビリ用の履きやすい上履き靴(この病院ではスリッパ、サンダルは禁止)や、寝たまま水を飲むためのストロー付きのカップなど、新たに購入しないといけないものが数点はあります。

先日初診を受けた後、手術を決めたのでこの病院の人工股関節置換術についての小冊子をもらいました。その内容を少し書いておきます。

  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

・小侵襲MIS(Minimally Invasive Surgery)手術で8~10cm程度(通常の手術では15センチ程度)の傷が残る

・切開場所は前方、前外側、後方アプローチなどがあるが、前外側アプローチでおこなう(脱臼が少ない)

・手術では筋肉や腱を切らないAL法(メリットは回復が早い)

・過去全例骨セメントを使用しない方法(セメントレス)

・筋肉や腱を切らないので手術後の足の位置や運動の制限はしない(禁忌肢位はなし)

・小侵襲手術は通常の手術時間(1.5~2時間)よりは少し長くかかる

・人工関節(インプラント)の主原料はチタン、臼蓋側は架橋超高分子量ポリエチレン、大腿骨側にセラミック骨頭、または金属骨頭(コバルトクロムまたはオキシニウム)、臼蓋側・大腿骨ともセラミックのいずれかを使用

・手術前の自己血貯血は片側だけの場合400cc

・糖尿病、肝臓病の人は細菌感染に抵抗力が弱いので注意

・喫煙は全身麻酔や細菌感染を起こしやすいので、術前・術後は禁煙

・片側だけの人工股関節置換手術の入院期間の平均は12日(術後8~10日)

・退院後、3ヶ月、6ヶ月、1年、1年半、2年と術後3年までは半年ごとに経過観察

・その後も人工股関節のゆるみや摩耗を検査するため最低年1回は検査が必要

・人工股関節が生体に固着するには3ヶ月程度要するので、この間は走る、跳ぶ、重い物をもってしゃがみ込むを控える

  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

手術はまだ1ヶ月先ですが、いよいよ人工股関節置換手術をするという実感がわいてきます。

期待と不安?

そりゃ~不安のほうがずっと大きいです。今まで外科手術とは縁がなかった痛みに弱い体質なので、、、

変形性股関節症の人工股関節全置換手術へ(3)」は、実際に入院、手術、リハビリが終わってからの執筆となります。あまり期待しないでお待ちください、、、


【関連リンク】
1046 変形性股関節症の人工股関節全置換手術へ(3)
1033 変形性股関節症の人工股関節全置換手術へ(1)
1028 グルコサミンとコンドロイチンを飲み続けた結果
1022 股関節サポーターを購入
965 とうとう杖を買いました orz
602 ついに変形性股関節症の診断下る




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職業:
今のところ会社員
趣味:
ドライブ・日帰り温泉
自己紹介:
過去に上場企業の役員とリストラ解雇で就職浪人の経験がある、紆余曲折の人生を歩む、しがないオヤヂです。
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