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沈まぬ太陽 2009年 監督:若松節朗 出演:渡辺謙、松雪泰子、三浦友和
山崎豊子氏の1999年の小説の映画化で、第33回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した作品で、内容は言わずと知れた日本航空の種々のスキャンダルをフィクションとして描かれています。
 
日本航空といえば今年の初め会社更生法を申請し実質的には破産状態で、現在は国費を投入して再建途中ですが、その転落の原因が、同社の無能な幹部とプライドの高い社員達が権利の主張をするいくつもある労働組合、さらに利権を食い合う政治家、それに史上最悪の日航ジャンボ機墜落事故とネタには不自由しない会社です。
 
映画はその日航123便が1985年8月御巣鷹の尾根に墜落するシーンが管制塔、機内と詳細に描かれていますが、原作ではそれはごく一部のことで、主に労組と会社幹部達との葛藤や中東やアフリカへ左遷された主人公の姿が中心だったように思います。遺族の方や関係者はこのシーンには複雑な思いがあったと思います。
 
映画は3時間22分と長時間なので、上映されたときは途中に10分間の休憩が挟まれていましたが、DVDは休憩したければ勝手に停めて休憩すればよいので、わざわざ休憩タイムを入れなくてもよさそうに思いましたが、映画と同じく休憩タイムが設定されていました。
 
文庫本では5冊にまたがる長編ですので、映画の本編時間も3時間と少しと長くなって仕方がありませんが、決して途中でだれてしまうようなところもなく、ずっと集中して見ていられるなかなかいい映画でした。
 
笑う警官 2009年 監督:角川春樹 出演:大森南朋、松雪泰子
佐々木譲氏原作の北海道警シリーズ第一弾の映画化で、世間を騒がせた北海道警の裏金問題の告発を発端としています。
 
徹底的に不正を隠し通そうとする警察幹部が、地方議会の百条委員会で証言を求められているひとりの警官を、偶然起きた婦警の殺人事件の犯人に仕立て上げ、口封じのために証言前に射殺してしまおうとする、ちょっと想像を絶する派手なストーリーとなっています。
 
ただ小説ではそのような状況に追い込まれていく様子が、かなり詳細に描かれているのですが、映画の場合は時間の制約でかなりすっ飛ばされてしまい、なぜそうなったのかが、わかりにくく、ちょっと普通の感覚では理解しがたい展開をみせることになります。
 
映画のキャッチが「映画は原作を超えるか」というフレーズだったと思いますが、圧倒的に原作の勝利に終わったと言わざるを得ません。原作を読んでいない人がこれを見ると、単なるハチャメチャなフィクション映画となるのではないでしょうか。
 
さらに主演の大森南朋、その相棒の松雪泰子などのキャスティングにもちょっと異議ありで、このあたりは角川春樹氏の強い意向が込められているのかもしれませんが、いずれも映画の主役級を張るには演技が上等とは思えず、B級映画の仕上がりになってしまったのは残念な限りです。
 
「警察は市民の味方」という評判は誰が作ったかは知りませんが、警察の不正や誤認逮捕、警察官の犯罪、組織ぐるみでの隠蔽などが次々に明るみに出ることで、もはやそれを信じている人は少ないと思いますが、警察は警察組織を守るために存在すると言っても過言ではないというのが、この映画(原作の小説)でよく現れています。
 
小説ではこの北海道警シリーズは「警察庁から来た男 」「警官の紋章 」へと続いていきます。しかしまだそれらの映画化の予定はないようですが、角川春樹氏は「警官の紋章」を次作として制作したい意向のようです。
 
正直言って今さら角川春樹氏が監督をして、現代にも通用するいい映画が作れるものとは思っていません。古くは「復活の日」や「人間の証明」など、評論家達には不評ながらも、そこそこ興行的には成功した(私も好きでした)映画を作ってきましたが、使い古した感性と自己陶酔と自己満足の世界が充満していて、見ていて逆に痛々しく思えてきます。
 
事業家としての才能は素晴らしいものがあるのですから、映画監督は若い有能な人を発掘し、春樹氏はプロデューサーに徹するべきではないかと思います。こういう個性が強く自信家の人は、どうしても表舞台に立ちたい、立っていたいと思う気持ちが強いのかも知れません。原作者の佐々木譲氏もパートナーゆえ表だっては言えませんが、ちょっとなにか違うんじゃないかなーって思っているような気がします。
 
ディア・ドクター 2009年 監督:西川美和 出演:笑福亭鶴瓶、瑛太
2009年の日本アカデミー賞では「沈まぬ太陽」に最優秀作品賞を持って行かれたものの、最優秀脚本賞、最優秀助演女優賞(余貴美子)を獲得し、キネマ旬報ベスト・テンで日本映画1位を得た作品です。
 
映画初主演の笑福亭鶴瓶が田舎の診療所の医者としていい味出していますが、やはり本物のプロ俳優、女優に救われている面があります。
 
ストーリーは現在と過去が頻繁に行ったり来たりしますので、しっかり観ていないとこんがらかってきます。
つまり、
・村長が無医村だった診療所に念願の医者(鶴瓶)を連れてくる
・都会から田舎の診療所に若いやる気のない研修医が来る
・村民から慕われ頼りにされる医療に、研修医が医者の本分を身をもって教えられる
・肺気腫の緊急処置で救急救命の経験があるベテラン看護師(余)に助けられる
・患者(八千草薫)から癌を都会にいる家族には内緒にして欲しいと頼まれる
・患者の家族(医者)が処置に疑問を抱く
・突然医者が失踪する
・失踪した原因が明らかになる
の場面が上記の順番ではなく複雑に錯綜します。あーややこしい。
そして、最後にまた驚きの結末が、、、というところです。
患者が同じ八千草薫ということで、浅田次郎原作の「天国までの百マイル」を思い出しました。あれもいい原作(映画)だったなぁ。
 



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