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誘拐症候群 貫井徳郎

失踪症候群、「殺人症候群」とともに症候群シリーズ3部作と言われている作品です。失踪と殺人はすでに読んでいましたが、この本はまだ読んでいなかったので買いました。

このシリーズは連続する失踪、誘拐、殺人をそれぞれをテーマにし、その中で現役警視が元警官達を使って被害者や遺族の無念をはらす現代版必殺仕事人シリーズとも言える作品です。

この小説が書かれたのが1998年(文庫版は2001年)ですから、まだインターネットが普及し始めて間がない頃です。この小説の中にもネットには「ダイヤルアップで接続して・・・」というのがあり、時代を感じさせます。

同様に少し古い小説を読んでいると「なぜそこで携帯電話ですぐに連絡しないんだ!」とか「犯人の車がわかっているのだからNシステム(自動車ナンバー自動読取装置)で追跡できるだろ!」とか思った後、「あ、まだこの頃は携帯電話はないのか」とか「Nシステムが普及したのは1990年以降だったっけ」とか思うことがしばしばあります。ちなみにNシステムはオウムのサリン事件(1994年~95年)以降、急速に普及しました。


オリンピックの身代金 上・下 奥田英朗

時は1964年の東京。新幹線、国立競技場、武道館、首都高速道路、代々木体育館などオリンピック景気に沸く中で、東北などの地方から多くの労働者が出稼ぎに来ています。

華やかな東京都の表部分と、地方の電気さえ十分に届かない裏の部分がくっきりと付いてきた時代でもあります。戦争に負けて20年、世界から敗戦国として侮蔑されてきて、ようやく世界から許しを得られた証明がこの東京オリンピックでした。

 
そのオリンピック開催を間近にして、貧しい地方から出てきたエリート東京大学大学院生が、繁栄のために地方を犠牲にするその象徴であるこの東京オリンピックを妨害しようとします。彼にとってはなんでもよかったハズだけど、目の前に世界中が注目する東京オリンピックを人質にした恐喝を始めます。

長い小説ですが、その前段である東京と地方の格差、日雇い労働者と大手企業や役人との格差、そして1960年の安保運動以来急速に力を付けてきた公安警察と警視庁捜査1課との確執などが盛りだくさんで、途中でダレルこともなく、クライマックスの10月10日の開会式へ向かって突き進んでいきます。

東京オリンピック開催の時は私はまだ小学生で、しかも関西にいたので、その影響(恩恵)はなにもなく、家で家族と一緒に白黒テレビで入場行進を見ていたことぐらいしか印象には残っていません。その後のメダルを取ったバレーボールやマラソンなどは興味はなかったものの、家族がみな大喜びしているのを不思議な思いで見ていたものです。

これはもちろんフィクションで、著者はまだ当時小学生で当時のことを知っていたわけがありませんが、よく1964年の世相をよく調べて書かれています。おそらくいまもっとも余裕のある団塊世代以上の人達が大喜びしそうな小説でしょう。おそらく映画化されるのではないでしょうか。


ジーン・ワルツ 海堂尊

チーム・バチスタの栄光」や「ジェネラル・ルージュの凱旋 」など医療・医学小説を得意とする現役医師の海堂尊氏の小説です。この小説では「代理母出産」がテーマになっていて、主人公は大学医学部産婦人科学教室助教です。

日本では倫理的観点から認められていない代理母ですが、すでに人工授精は普通におこなわれている現状からすると、その延長線上にある代理母は技術的には問題がないところまで来ています。なかなか重いテーマですが、知識のない人でもわかりやすく書かれていて、エンタテーメントとして読むことができます。

海堂尊は歯に衣着せぬ物言いで、医学界のみならず厚労省に対しても批判を続けている方ですが、その中で今年には東大教授に名誉棄損で敗訴しています。しかしいまもまだ意気軒昂で、今後も引き続き楽しみな方です。

本職が医者でありながら小説を書いていたというのは、森鴎外や齋藤茂吉、北杜夫、渡辺淳一、帚木蓬生(敬称略)など過去にも多くいらっしゃいますが、医学という自然科学と、創造力と表現力の文学の両方をものにできるとはまったくすごい才能です。



すごい会社のすごい考え方 夏川賀央

2010年時点で「すごい」と思われている会社とその考え方を、各種の関連書籍からその創業者や経営者の自慢話しを抜き出したダイジェスト版っていった本です。20年後にこの本を読んでみたら思わず失笑してしまうことになるのかも知れません。

そのすごい会社というのは「任天堂」「グーグル」「ディズニー」「アップル」「レゴ」「スターバックス」「サムスン」「IKEA」の8社です。グーグルとアップル、スターバックスを除くと歴史ある名門の会社です。

なぜこれらの会社が選ばれたのかはよくわかりませんが、2010年現在好調を維持していたのは間違いないのでしょう。ただ、結果的にうまくいったからその秘密を探ろうというのは、まだ社会を知らない学生や新入社員にはいいのでしょうけれど、十分経験の積んだ社会人にとってはややキツイなぁという感じも。

というのも、会社なんて生き物であり、調子のいいときは社員に対しての恩恵も多く、逆に厳しくなると急に引き締められるというのが一般的です。もしグーグルが落ち目になったときでも、いまと同じ経営方針や社員に対する待遇や採用方針が続くかというとそれはまずないでしょうし、絶好調の企業の考え方と普通の企業では比較の対象にはなりえないのです。

こうしたビジネス本では時代が変わっても変わることのない「コミュニケーション」や「マネジメント」と言うところが鉄板なのでしょうが、それらを遥かに超越したこの種の成功物語と自慢話は、ちょっとどうかなと抵抗を感じてしまいます。どちらかと言えば社会人向けには苦境にある中で、その中にいた人がどうやってそれを凌いだかという話のほうが役立ちそうです。




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