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少し旧聞になりますが、舛添要一東京都知事が4月に変形性股関節症で手術をおこない、約1ヶ月間入院、リハビリの後に公務に復帰をしたことがニュースとなっていました。

「バリバリ仕事したい」舛添知事が復帰
変形性股関節症の治療のため、約1カ月間の入院生活を送っていた東京都の舛添要一知事(66)が30日に登庁し、都庁での公務に復帰した。

なんでも舛添知事は、元々「持病の腰痛が悪化して、歩く時に痛みがひどくなった」と思いこんでいたそうで、診察を受けたところ初めて変形性股関節症と診断されわかったそうです。

そうして舛添知事は手術を受けることになったわけですが、股関節をチタン製の人工股関節へ置き換える手術をおこないました。

知事は現在66歳ですから、およそ15~20年の耐久性があるという人工股関節を入れるには平均寿命を考えると適当な時期です。一般的には人工股関節への置き換えは耐久性と再手術の関係から、60歳を超えてから勧められることが多いそうです。

また置き換え手術をすると、リハビリも含めると入院が約1ヶ月近くかかりますので、普通の現役サラリーマンや個人事業主だとなかなかそれだけまとまった休みを取ることができず、仕事から引退して時間がとれるようになってから手術をおこなうという事情もありそうです。

私のようにまだ50代やそれ未満の人が人工関節を入れると、80代後半までの平均余命に達する少し前に人工関節の寿命が来てしまい、もう1度、しかも高齢でリハビリをする体力がない時に人工関節を入れ替える手術をすることになり不都合です。ただ最近は20年以上の耐久性があるとされるものが出てきて、40代や50代から交換を勧めるケースも徐々に増えてきているようです。

そうした中で、気になるアメリカからのニュースがありました。

45歳から64歳で、股関節の人工関節が急増、より高齢の層と比べて2.4倍のペースで増加
米国において股関節に人工関節を入れる手術が高齢者より中年層で急増しているようだ。加齢に伴う再手術の増加と医師不足が懸念されるという指摘が上がっている。

ま、記事をよく読むとアメリカでも日本の団塊世代に似たベビーブーマー世代というのがあり、その影響?という感じですが、同時に耐久性のある人工関節が拡がってきたということもあるのでしょう。

人工関節置換術とは(岡山労災病院)
一般に、その耐用年数は、15年から20年といわれています。そのため、今までは60歳以上を対象とした手術とされてきました。人間の平均寿命も延びてきてはいますが、人工関節の寿命も材質の加工技術や手術手技の進歩、インプラントデザインの改良や選択幅の拡大により、20年以上の超長期成績で語られる時代となってきています。本邦でも、欧米のように質の高い生活を望む傾向になってきているため、40~50歳台でも、他に効果的な治療方法がない場合は人工関節がとりうる選択肢の1つとして行なわれるようになってきています。

実際のところは術後の関節の使い方や、置き換え手術の上手い下手によって、耐久性能は違ってくると思われ、最新の長寿命の人工股関節は、実際に使われ出してからまだ数年しか経っていないので、本当に20年あるいはそれ以上の耐久性があるかは実のところ不明とのことです。

私も今から10数年前から右足に体重がかかると違和感があり、膝かな?腰かな?と原因がよくわからず、病院へもまず親が罹っていたリウマチを心配して「リウマチ科」のあるクリニックへ。血液検査をしてそうではないとわかると、今度は総合病院へ行って問診の後、膝関節のレントゲン撮影。それも違うとなりました。

原因特定をあきらめていたら、芸能ニュースでダウンタウンの松本人志さんが「股関節唇損傷で手術」という話しをやっていて、その痛みの症状を読むと「あれ?この症状に近いかも!」と思っていろいろ調べてみると自分の中ではほぼこれに確定。

その後整形外科へ行き、今度は「股関節唇損傷ではないかと思う」と最初の問診で話しをしますが、問診にきた看護士さんはどうも疑い深い人でなかなか信用してもらえませんでした。「それはないでしょう~」とか「違うと思いますよ~」とか先入観?なのか私の見立てを否定していました。そうした土壌があるので、以前総合病院の整形外科へ行っても原因が特定できなかったのだなと思いました。

それでも「股関節の異常」という自説で押し切り、どうにか股関節のレントゲンを撮ってもらい、「股関節唇損傷」からさらに進んだ状態の、「臼蓋形成不全」そして病名としては明らかな「変形性股関節症」と正式に診断されました。

舛添さんも当初は自分で腰痛と勘違いされていましたが、それだけこの病気は痛みがなぜか腰から下半身全体に分散し、日によって痛む箇所が変わったりして原因が特定しにくいのです。それに加えて上述のようになぜか医療機関では証拠の股関節のレントゲン写真を見るまでは否定しがちのようです。

股関節唇損傷?
股関節唇損傷についての続編
ついに変形性股関節症の診断下る

この「変形性股関節症」、癌や白血病のように直接命に関わる病気でないだけに、いまいち有名ではありません。原因は股関節の軟骨がすり減って骨や関節が変形し、やがては痛みが出る病気で、軟骨を長い期間すり減らしてきた中高年者に多く、高齢化社会を反映してか国内の患者数は500万人にのぼると言われています。

まだ軽度の「股関節唇損傷」レベルであれば前述の松本人志さんのように、骨切り手術をして痛みをなくす方法もありますが、進行すると今回の舛添知事のように人工股関節へ置き換えをするしか痛みをなくす方法はありません。

日常生活では、初期から中期頃までは、座っておこなう仕事なら問題ありませんし、ゆっくり歩く程度は苦痛ではありません。それだけに病気と認知するのが遅れてしまい、私のように骨切り手術では済まない、かなりひどくなってからというケースが多いようです。

進行が進むと、片足の自由がかなり制限され、正座やあぐらで座れないし、平面な場所に座ると足の力で立ち上がれない、早歩きや走ることができない、足が上がらず登り階段がつらい、長時間の立ちっぱなしは非常につらい、横になって寝ていても痛む、寝返りがうてない、片足立ちでズボンや靴下をはけない、など生活上では不便を強いられます。私の場合イマココです。

杖とか持っていないと外見上は普通ですので、座るために通勤電車を1本待って、席を確保しても、目の前にいかにもな高齢者やお腹が大きい人が来ると、席を譲れ光線をまともに浴びることになります。特に最近のリュックを背負ったような元気な高齢者と、単に太っているだけか区別がつかないような太めの女性の積極的な席譲れ圧力は耐え難いものがあり、気の弱い私は黙って席を立つ羽目になります。

この病気は改善することはないので、私もいずれ痛みが限界まできたところで人工股関節への置き換え手術をしなければならないなぁっと記事をみて憂鬱に思った次第です。

最後に「人工股関節手術にどのぐらいの費用が必要か」ですが、手術・入院費用など総額で100~200万円というのが目安とのことです。もちろんその費用全額を自己負担というのではなく、通常は健康保険に加入しているでしょうから70歳未満で負担は3割、さらに高額療養費制度があり、実質は200万円の手術でも所得により10~20万円の負担で済みそうです。

舛添さんはVIP扱いでしょうから、一般の人と多少違うかもしれませんが、手術からリハビリの様子、そして退院までを舛添知事がツイートをしていて参考になります。

舛添知事のツイッター
舛添要一 @MasuzoeYoichi 4月6日
4月2日に、変形性股関節症で傷んだ左股関節を、チタン合金の人工関節に置換する手術を受けました。手術は成功し、術後の経過も良好です。すぐに翌日からリハビリを開始。少しずつ足も動くようになりつつあります。頑張って訓練を続け、早期の都知事室復帰を目指します。

舛添要一 @MasuzoeYoichi 4月9日
術後の経過も順調です。毎日、リハビリに励んでいます。歩行器を使って歩く訓練などを行っています。一歩、一歩の積み重ねが必要な根気のいる訓練ですが、着実に前に進んでいます。

舛添要一 @MasuzoeYoichi 4月15日
手術から2週間が経ちましたが、順調に回復しています。毎日、厳しいリハビリです。人工関節にかえてみますと、筋肉といい、関節といい、いかに人間の体が精巧にできているかを再認識させられます。また、人間の体の再生能力にも驚いています。きちんと訓練を続け、一日も早い都庁復帰を目指します。

舛添要一 @MasuzoeYoichi 4月15日
手術の傷跡を診た医師の許可が出て、先ほど、2週間ぶりにシャワーを浴びました。心身ともにスッキリです。入院すると、日常生活を平穏に送れることの素晴らしさを痛感します。幸い、食欲、お通じなども、術前の状態に戻りつつあります。

舛添要一 @MasuzoeYoichi 4月17日
リハビリの成果で、数十mなら何とか杖なしで歩けるようにまでなりました。2020年を前に、都では国内初の「自転車推奨ルート」約200㎞を設定し、整備を進めます。自転車活用が私の公約ですが、これは政策実現の第一歩です。退院はまだですが、病室からも、東京世界一の戦略を指示しています。

舛添要一 @MasuzoeYoichi 4月19日
リハビリ、「歩く」の次は、階段などの昇降訓練です。これが難題で、脚の筋肉一つ一つの機能を考えながら悪戦苦闘しています。一歩、一歩、訓練を積み重ねるしかありませんが、着実に前進していますので、希望が持てます。早期退院を目指して、さらに努力します。

舛添要一 @MasuzoeYoichi 4月24日
階段昇降もOKで、リハビリも最終段階。人事を含め都政全般にわたって、病室から指示を出しています。また、将来の東京のグランドデザインも描いています。病院での残された訓練は、日常生活に不便ないように、適切な体の動かし方を身につけることです。元気に退院の日を迎えられそうです。

舛添要一 @MasuzoeYoichi 4月28日
午前中に医師の診察を受け、その指示に従って、先程、退院しました。4週間ぶりの外界の空気は新鮮です。歩行はしっかりとしていますが、人、自転車、車と、往来で注意することの多さには少し疲れます。30日から、都庁で仕事を再開し、内外の要人との会談もこなします。


【関連リンク】
759 糖質ダイエットについての備忘録その1
716 変形性股関節症は治らない
602 ついに変形性股関節症の診断下る
597 足(股関節)を痛めてできなくなったこと
589 股関節痛の時に読む本
433 股関節唇損傷についての続編
424 股関節唇損傷?


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