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実感としても勤労者の中に占める高齢者の割合が高まっていると感じますが、コンビニ、スーパー、居酒屋、レストラン、ファストフード店、ホームセンター、パチンコ店、宅配便の運転手、コールセンターなど、従来なら主婦のパートや学生アルバイト、若いフリーターが圧倒的多数を占めていた職場への60歳以上と思われる中・高齢者の進出が目立っています。

感覚だけでなく、実数としても急増していることが数値で出ています。

働く年金世代が急増、60代後半の5人に2人、流通・介護…、人手不足補う(日本経済新聞)
年金をもらいながら働く人が増えている。60代後半のうち、働く人の割合を示す就業率は2014年度に40・7%と前年度を1・8ポイント上回った。5人に2人が働いている計算で39年ぶりの高さとなる。かつては働く高齢者といえば自営業主が大半だったが、今は流通・介護・製造など人手不足の業界で雇われる人が多い。働き手が増えれば、消費の押し上げや年金制度の安定にもつながりそうだ。
(中略)
働く60代後半は男女合わせて374万人と前年度より10%増えており、10年間で5割伸びた計算だ。


60代後半と言えばまさに団塊世代ど真ん中で、とにかく人数が多いため、単純に同世代で割合が増えたってことにはなりませんが、元気な団塊世代は高齢者になっても現役を引退しないで世の中をリードしているって感じです。

どういう職種で特に顕著化と言えば、

65歳以上で働く人を産業別にみると、前年度に比べて最も大きく伸びたのは流通業で、8万人増えた。そのほかに伸びているのも医療・介護(7万人増)、製造業(6万人増)、宿泊・飲食(5万人増)、建設業(4万人増)と人手が足りない業種に集中している。

ということです。

昔の言葉で言うと3K職種ってことになるのでしょうか。本当は若い元気な人が欲しいけど、若い人の数が減り、仕事のイメージがよくなくて若い人が採用できず、また給料も高くなく、仕方なしに高齢者へ枠を拡げてみたところ、案外みんなまじめによく働いてくれて、いいじゃん!ってところでしょうか。もちろん高齢者ゆえの問題も種々あるでしょうけど、それを差し引いても効果ありというところです。

そしてこうした年金がもらえる世代が働くことで、年金の支給額を減らすことができ(あるいは遅らせることができ)、さらに70歳までは働いて所得があれば逆に税金や厚生年金も収めてもらえるので、国としても一石二鳥です。

こうした流れと風潮を国策としてうまく作って、骨抜きで言いなりのマスコミに強く発信してもらうことが厚労省としてはいま最大のミッションなのだと思われます。

ただね、私が思うのは、高齢者がいつまでも頑張って現役で働き続けるのは、不足する働き手の確保や年金破綻を少し先延ばしするといったメリットもあるけれど、デメリットも間違いなくあるってことです。

そのひとつには、もう十分に資産を作り、働かなくても優雅な生活がおくれそうな高齢者ほど、今もまだ、割のいい仕事にしがみついているってこと。

つまり官僚であれば、官僚のトップである事務次官まで上り詰めた人は、定年後の天下り先でも高給で優遇されます。民間でも役員になり、年収何千万円をもらっていた人が役員定年で退任したあと、さらにいい条件で会社の顧問になったり、関連会社に横滑りで再就職をしたりして高給を蝕んでいるっていうのが実態としてあります。

それは本来老後の備えが十分でない人達に割のいい仕事が与えられず、シルバー人材センターで時間給数百円の仕事しかなく、そして本来一番苦労してよく働いている若い人の分け前の上っぱねをしているってことなのです。

国と関係の深い社団法人や財団法人の理事長や理事などって、未だにそうした天下り官僚の巣窟で、補助金という名の税金を食い物にしていますし、企業においても名誉会長やら特別顧問など名誉職で無駄に禄を食んでいる優雅な高齢者の多いこと。

これが高齢者間、または、若い人と高齢者間の収入(資産)格差につながっています。

だから、私が言いたいのは単純明快で、もう十分に稼いだ人は、早々に仕事から引退し、あとは消費するだけの人生か、せいぜい無給でボランティアや社会貢献、慈善事業でもしてくれたらいいのにって思うのです。

例えば50代で資産が3億円以上、60代で1億円以上ある人は、自動的に仕事からリタイアしてもらうって構図です。資産ですから自宅や投資用マンションなども含めての額です。たぶん50代で30人に一人ぐらい、60代で10人に一人ぐらいは出てきそうです。

そうすれば、資産家に死に金としてため込まれ、やがては親の資産に頼り切ってろくに働きもしなくなる子供や孫に引き継がれたり、オレオレ詐欺や霊感商法、水商売の人にだまし取られたりするお金が、早めのリタイアで投資やレジャー、高級品やサービスの購入に回り、お金が循環し、景気も多少はよくなります。なんと言ってもやる気のある若い人や、本当に日々の生活費を稼がないとならない人達の邪魔をしなくて済みます。

ところが現実は欲の皮が突っ張った人ほど、何歳になっても他人を差し置いて、仕事や権力にしがみつき、際限なくお金をため込むことをやめないですね。

桁違いの大金持ちではありますが、ビル・ゲイツのように50代はじめにスパッと事業からは引退し、慈善事業や発展途上国での教育や医療活動に手を貸すというような、「早期引退をして慈善活動に携わることが成功者の美徳」とされるアメリカの慣習は、残念ながら日本ではどうも受け入れられないようです。


【関連リンク】
889 公的な高齢者移住計画は成功するか?
824 高齢者向けビジネス(第3部 仕事編)
687 旺盛な高齢者の労働意欲は善か悪か
574 仕事を引退する時、貯蓄はいくら必要か
325 元気な高齢者はいつまでも働くべきなのか

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