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最近、癌で亡くなる著名人や、癌に罹ってそれを公表する芸能人などを数多く見かけるようになりました。気のせいかもしれませんが。

すわっ!福島の原発事故の影響か!?っていうのは短絡過ぎますが、そうした大きな事故と並行して超高齢化社会へと突入していった社会情勢というのが実際のところでしょう。

また「癌は治らない」という過去の常識から、「癌は早期発見で治る」という医療技術や予防医学の進歩により、以前より気軽に癌に罹ったことを有名人が公表するケースが増えてきたことで、よく耳にするのだと思われます。

それはそうと、先進国では癌による死亡者は減っているというのに、日本は増えているという話しがあります。事実だとすれば問題です。

下記グラフは、「国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター」のデータを利用し加工しています。

癌の罹患者数と死亡者数推移


確かに日本では罹患者数も死亡者数も増え続けています。

欧米ではどんどん減っているのに なぜ、日本人ばかりが「がん」で死ぬのか(「週刊現代」2014年9月13日号)

2年前のちょっと古い記事ですが、状況はその後大きくは変わっていないでしょう。

要点は、癌の治療では世界でもトップクラスと言われていながら、欧米では減ってきている癌による死亡者数が日本では増えていると言うことです。

その理由として記事では、

(1)高齢者が多いので罹患者数が多く、さらに体力などが弱っていて死亡率も高い。
(2)食生活の変化。
(3)早期発見のための検診受診率が低い。
(4)医者が放射線治療ではなく、外科手術を選択する。

などが書かれています。

(1)ですが、下の年齢層別の癌による死亡者数推移をみると、確かに70歳以上の高齢者の割合が圧倒的で、しかも79歳以下に限定するとここ数年は死亡者数が減っています。

つまり癌で死亡するのは80歳以上の高齢者が全体の約4割を占めていて、その数が急速に増えていることからと言えます。

年齢層別癌死亡者数推移


これだけを見ると、癌は老化現象のひとつと言ってもよさそうです。若くて早期発見なら治る可能性も高く、検診による早期発見が重要だと言うことがよくわかります。

(2)の食生活の変化とともに心配なのが、事実はどうか不明な部分もありますが、発ガン性物質が含まれる食品や加工品の輸入や販売は、他の先進国では日本よりずっと厳しいと言われています。

それらが日本人の発ガン率にどの程度影響しているかは正確なデータがないので不明ですが、体内にずっと堆積していくだけに長期的に見ると不気味です。

(3)は欧米と比べ癌の検診率が低く、早期発見ができずに死亡につながりやすいということですが、下記のグラフを見ると、罹患者数は2003年頃から急速に増えているのに、死亡者数はやや増えているに留まっています。

死亡者数を罹患者数で割った死亡率は下がってきています。これはガン検診等で治る見込みがある癌が早期発見され、罹患者数は大きく増え、また死亡者数も増えてはいるものの、罹患者数よりは増え方が少ないので、死亡率は下がっていっているということでしょう。

ようやく少しずつ早期発見の検診が普及し始めてきたという感じです。

癌の罹患者数と死亡者数、死亡率推移


(4)は日本の医療制度や医学界の方向性に問題が生じている可能性があります。

つまり安く通院しながら可能なコンビニエンス的な治療の放射線治療より、高く入院が必要な巨大なデパート的な外科手術を選択したがる日本の癌治療事情というものがあるようです。

これは医療制度だけでなく、患者側の責任もあるかも知れません。

特に高齢者に限って言えば、手術に耐える相当な体力が必要で、リハビリにも時間がかかる外科手術よりは、入院する必要もない放射線治療を選ぶ方がいいように思いますが、医者に「切りましょう」と言われると、なかなかその選択は選びにくいのでしょう。

それらの結果、日本において癌による死亡者数は、他の先進国とは逆を行き、少なくとも団塊世代の多くが亡くなる2030年頃まで続くと予想されています。

癌死亡者数将来推計


個人的には、老年になってやがて死ぬときは、癌に罹って余命1年とか半年とか宣告されて死んでいくのが一番いいかなと思っています。

癌治療にはお金がかかるとかは横に置いておき、自分の余命がある程度わかるというのは、一見無慈悲そうですが、長く寝たきりの療養生活になったり、準備もできないままある日突然召されてしまうよりかはいいのではないでしょうか。

癌の場合、末期でも寝たきりにならず(癌で寝たきりになるのは、高齢にかかわらず大きな手術をした時などが多い)、家族と旅行したり、好きなスポーツを楽しんだりということが可能な場合が多く、何年も寝たきりで介護の世話になることを考えると、周囲にあまり迷惑もかけずにいいのではないかと思うからです。

最近でこそ、「癌は切らずに治そう」という医者も増えてきていますが、切るか切らないかは、患者の体力や年齢などによるのではないでしょうか。80歳を超えて、癌だから当たり前のように外科手術をしてというのは、考えるべきではないでしょうか。

いずれにしても医者の判断や意見を無視できる患者や家族は多くはないので、今後の医療改革に頼るところが大きいでしょう。


【関連リンク】
1049 変形性股関節症の人工股関節置換手術まとめ
1013 5年生存率と余命宣告
1005 泉質による温泉健康法
738 日本人の年齢別死因は



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