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2015年の日本人の平均寿命は、男性が80.79歳、女性が87.05歳(出典は厚労省)で、前年からそれぞれ0.29歳、0.22歳伸びています。

日本は世界で一番の長寿国と思われていますが、世界銀行(World Bank)が2016年に発表した2015年のデータでは男性は10位、女性も2位となっていて、男女総合では香港に続き第2位となっています。

またWHO世界保健統計2016年版では男女平均が83.7歳で世界1位、男性は6位、女性は1位という結果です。

長寿命の国であることは違いありません。

こうした寿命が伸びていくことは、国の隅々にまで予防医学が広まり、先端技術が浸透し、生活環境が清潔に保たれ、伝染病や風土病が拡がらず、大きな事故や天災が起きず、戦争や紛争も起きず、平和で安全な社会であることの証明ですので一般的に悪いことではないでしょう。

しかし困った問題が出てきていることも確かです。

少子化+高齢化+長寿化では高齢者が受け取る年金が最大の問題ですが、それ以外に医療費と介護費の急増も大きな問題となってきています。


国民医療費・対国内総生産・対国民所得比率推移

グラフ出典:厚生労働省

グラフを見ると明らかなように、高齢化と医療の高度化により医療費の増加が年々激しくなっています。

また医療費の他にも介護費用も2014年で9兆5783億円と前年から4.4%増加しています。2000年度は介護費は3兆6273億円でしたので14年は2.55倍に増加しています。

介護費用って基本自己負担で賄っているのでは?って思っているそこのあなた。

40歳以上になるとなけなしの給料から無慈悲に天引きされる介護保険料が使われています。

定年で仕事を辞めたからと言っても生活保護を受けていようが関係なく(所得によって差はありますが)死ぬまで介護保険料は支払い続けます。介護を一切受けない人もです。健康保険と同じようなものですね。

したがってというか介護費が増加したり、介護保険料を支払う人の数が減ってくれば自ずと1人当たりの保険料がどんどん高くなっていくと当たり前の論理です。これも健康保険料と同じです。

最近では40歳以上の支払い義務を30歳以上にしようとか少子化対策に向けた論議もされていますが、それ以上にここ20年間はさらなる高齢化と、それにともなく介護受益者の数が一気に増加しますのでその原資作りに奔走しているというのが現実です。

このまま手をこまねいていていいのでしょうか?

じゃ、なにができる?

老人や要介護者は早く死ね!?

確かに若い人の中にはそう思っている人は少なからずいるでしょう。

敗戦のなにもないところから、高度成長を遂げ、世界と戦って日本を世界の中で一流国家に引き上げてきたという自負のある老人からは「まともに税金や社会保険を支払わないニートや引きこもりや障害者の若者は死ね!」と返されるかも知れません。

いずれも人間的に、人道的にそのような罵り合いは現実的な解決にはなりません。

ここで考えるべきは、医療費も介護費もできるだけ使わないでいい方法を探っていくべきでしょう。

そんな方法があれば誰も苦労はしない!?

そうでしょうか?

寿命には何歳まで生きるかという平均寿命と、何歳まで介護に頼らずに生きられるかという健康寿命というのがあります。



2001年の平均寿命は男性が78.07歳、女性が84.93歳で、健康寿命は男性が69.40歳、女性が72.65歳でした。平均寿命と健康寿命の間には、男性で8.67歳、女性で12.28歳の差があります。

2013年は同様に平均寿命男性が80.21歳、女性が86.61歳、健康寿命が男性71.19歳、女性が74.21歳となっていて、それぞれ9.02歳、12.4歳とわずかですが12年間のあいだに健康ではない期間が拡がってきています。

暴論とのそしりを恐れず極論すれば、この介護が必要な平均寿命と健康寿命の差をどんどん縮めるようにすれば、医療費も介護費も両方抑えられるということになります。

介護が必要になった高齢者はすぐに死ねと言うのか?

ま、そう慌てずに、、、

現代の医療は高度化し、いわゆる本人の意志とは関係なく、生かされ続けている人がいます。植物状態と言う場合もあり、全国的な調査は行われていません。ある推計データでは、高齢者だけではありませんが日本には5万人を超えると言われています。

日本では安楽死は法で禁止されていますので、医者は患者を生かすことだけを考えて延命処置をおこないます。それは高齢者の終末医療においても同じです。

もっと言えば本人が生前に延命処置を断っていたとしても、本人の意識が失われた後、患者の家族や親戚が医者に対して、できる限りの延命処置をして欲しいと願えば、意識のない本人の意志は無視され、生かし続けられることになります。医者もあとで家族から訴えられるのは嫌ですからね。

身内の人には1日でも長く生きてもらいたいという気持ちはわかりますが、まずは高齢者における終末期医療の抜本改善をおこない、目の飛び出るほど高価な生命維持、延命処置を制限する制度を作るところから始めるべきでしょう。延命処置は基本的にまだ年齢的に若くて、体力もある人に限るとか。

そうしないと患者の家族は「積極的に延命処置を頼まないとは冷たい家族だ」という周囲からのそしりを受けることになり、そうした状況から本人の意志とは関係のないところで延命処置を続けると言うことが当たり前に行われます。

そうして、生命維持装置の力で生かされ続ける高齢者を減らしていき、やがては高度医療に頼る高齢者の延命措置は恥ずかしいこと、みっともない、「死ぬときは自然に死にたい」と思える風潮を作っていくことが、現役世代だけでは負担しきれなくなってきた医療費や介護費を減らしていく最後の方法ではないかと思うわけです。

医療費や介護費の多くは高齢者ではなくこれから社会で活躍してくれる若い人や若い障害者にもっと向けられるようにして、人生の大半を使い終わった高齢者は自然の摂理に逆らわず、騒がず慌てず医療や介護に頼らず、静かに去っていく方法を受け入れるような社会にしていくのです。

日本を含めまだ安楽死や尊厳死を認めていない国は世界でも主流ですが、やがて日本と同様に超高齢者社会になっていく国々の見本となるようにこうした制度も日本が取り入れて、次世代にツケを残さない人生の終わり方の見本を作っていくべきではないかなと思います。


【関連リンク】
1013 5年生存率と余命宣告
896 多死社会と葬儀ビジネス
738 日本人の年齢別死因は
689 自分の終焉をどう演出するか
245 寿命と余命について




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