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今から37年前というとバブル前夜の世の中はまだ1970年代に起きたオイルショックの余韻を残しつつも、モスクワでオリンピックが開催され(日本は不参加)、ニューヨークではジョン・レノンが銃撃されて亡くなり、日本では自動車生産台数が世界1位となり、混迷とした中でも着々と経済大国の歩みを進めていた時代です。

そうした中でバブル前夜を象徴するかのように、都市銀行も当時は三菱、三井、住友の財閥系はもちろん、第一勧業、三和、富士、東海、協和、大和、太陽神戸、東京、埼玉、北海道拓殖と13行も乱立して激しい競争をしていた時代がありました。

そのような時代に新入社員として入社した会社で、給料振り込みのために有無を言わせず作らされたのが銀行口座ですが、まずは東京本社と融資の取引があった東海銀行(現在は三菱東京UFJ銀行)でした。

そしてその1ヶ月後には配属された支店と同じビルに入っていて、やはり融資の取引が始まっていた三和銀行(現在は同じく三菱東京UFJ銀行)でも新たに口座を開設させられました。

それ以来、律儀に最初に作った東海銀行では給料振り込みと住宅ローンを組み、主としてクレジットカードの引き落としで使っていた三和銀行は、結婚後に「ダブルポケット」という夫婦で一つの口座を共有できる優れもののサービスをずっと利用してきました。

銀行が新入社員の口座開設に力を入れるのがよくわかります。こうして作った口座が結果的に何十年も利用されていくのですから。

ただし大阪転勤になった時にやはり強制で作らされた3つめの大阪銀行(現近畿大阪銀行)は、さすがにもう使い道もない上に、数年で関西を離れましたので、お始めの1000円ぐらいを残したまま死蔵と相成りました。

さて、三和銀行の「ダブルポケット」とはどのようなサービスか説明すると、開設していた口座で、通帳と印鑑は1つで変わりませんが、キャッシュカードが自分用と妻用と2枚がもらえ、どちらのカードでも入出金、振り込み等ができ、夫婦の共有する生活費を共同で管理するのに最適なものでした。

夫も妻もそれぞれに別の銀行口座や郵便局に口座を持っていて、自分の小遣いや私的なクレジットカードの引き落としなどはそれぞれの口座でおこない、共有している生活費(食費、日用品、公共料金、水道光熱費、新聞購読費、子供の小遣いや教育費など)は、その共有口座で決裁することで、お金の管理がしやすくなります。妻に財布を握られたくない人には最適かと。

私の場合、給与振り込みが自分の口座に振り込まれると、毎月決まった額の生活費をその三和銀行の口座へ移し、住宅ローンや自分の小遣い、クレジットカード引き落としなどは自分の口座でおこなっています。

なので、給料やボーナスの額は妻に知られることはなく、臨時収入(出張の日当や年末調整での還付など)も自由に使えたのはラッキーでした。

しかし残念なことに三和銀行が東海銀行と合併するとき(2002年)に、その便利なサービスを終了するお知らせがありました。

知らせを聞いたときにはショックを受けましたが、当時そのサービスを利用していた(ダブルカードを持っていた)人には、便宜を図るためか、そのままでダブルのカードが使え、継続してサービスを利用することができました。それにはとても感謝しています。

しかし、しかし、結婚したあとダブルカードを作ったので約25年間、ほぼ毎月利用してきたキャッシュカードの文字は薄れ、数年前にはひびが入り、先日とうとう完全に割れてしまいました。

なぜそんなに古くなるまで同じカードを使っていたかというと、一度カードを新しいものに更新しようと銀行(三菱東京UFJ銀行)へ持っていったとき、「このカードのサービスは終了しているので、カードを更新するとサービスが使えなくなる」と無情にも言われたので、仕方なくひびの入った古いカードをだましだまし使ってきたという事情があります。

しかし今回は完全に割れてしまい、さすがにこれは使えません。試しに割れたカードを接着剤でくっつけてATMに入れてみましたが、しばらくウンウン考えた後「このカードは使えません」と無慈悲な表示が出て吐き出されてしまいます。

で、割れたカードを窓口へ持って行くと、新たに2枚のカードを発行することができると言われ、以前聞いていたのとは違うな、それは大助かり!と思ったのもつかの間、このカードは使用がロックされているので、印鑑と身分証明書をお持ちくださいと、、、

へっ???

ATMで3回間違った暗証番号を入れるとロックされるというのは知っていますが、このカードでは一度も番号を間違ったことはありません。誓ってもありません。

また番号間違いを繰り返してロックされた場合、カードをATMに入れるとどうなるのか?って聞くと、カードが回収されて出てこなくなると。ちゃんと出てきたのでどうも暗証間違いのロックではなさそうです。

なぜロックされているのか理由はわからないと銀行の人(おそらくですが接着剤でくっつけたカードをATMに入れたのが原因と思われる)。とにかく届け出印を持ってこいと融通の利かない繰り返しでらちがあきません。身分証明書を提示してもダメです。

もう1枚のカードと印鑑、そして通帳は結婚して以来ずっと妻に預けているので、他の方法で割れたカードの再発行ができないかと知恵を絞ってみましたが、相手もコチコチの昭和時代の銀行員っぽい感じだったので渋々その時は撤収を決め、後日妻に事情を説明して、印鑑と通帳、ついでに妻のキャッシュカードを借りて別の支店へ行きました。再発行が面倒で、たらい回しされているような気分です。

そこでまた三和銀行なんて名前も知らないような若い行員に、最初から事情を説明し、しばらく奥に引き取り、たぶん古株の上司から指示と説明を受けたあとに、やっと理解してもらえたようで、再発行の書類等を3枚書かされてOKとなりました。

前の銀行では身分証明書を見せろと言われましたが、今回は確かめられませんでした。いい加減なものです。またカードの使用がロックされている件も特に不問で、新しいカードになるので関係ありませんと。ただ、割れていない妻のカードも今回召し上げられ目の前で鋏を入れられました。

新しいカードは後日書き留めで自宅へ送られてくるそうで、それまでの間はキャッシュカードはなく、預金を下ろすのには銀行へ行って通帳と印鑑で下ろすしかないということです。

自宅からは銀行が遠く、近所のコンビニATM等を利用しているケースが多いのですが、それが使えなくなります。ま、しばらくのことですけどね。

今回説明を受けてわかりましたが、三和銀行時代の「ダブルポケット」のサービス自体は終了しているものの、「代理人カード」の発行という方法で、1つの口座を二人で使う方式が利用可能なようです。

おそらくですが、従来通り妻との共同管理口座という以外に、高齢化社会において、寝たきりの親のため口座を共有しておいて年金を管理したりするのにも使われているのでしょう。

調べてみると、
本人会員さまと生計を同一にするご親族さま1名に限り、お申し込みいただけます。原則として成人の方が対象となりますが、満16歳以上であればお申込可能です。」
とありました。

いろいろすったもんだしましたが、とにかく今まで使ってきたとっても便利なサービスが継続して使えることになって助かりました。

もしそういう使い方をしたいなという方があれば、「代理人カード」の発行を要望してみてはいかがでしょうか?うまく利用できれば便利ですよ。


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