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前々回に書いた「2800冊の蔵書について(1)」では、主として蔵書2830冊の出版社別の冊数を調べて書きました。

その結果、私が購入した書籍で多かったのは、文庫では新潮社(新潮文庫)、単行本と新書では講談社ということがわかりました。

文庫出版社別の作者で多いのは、新潮文庫はジェフリー・アーチャー(36冊)、三島由紀夫(21冊)、トム・クランシー(19冊)、宮本輝(15冊)、司馬遼太郎(11冊)、講談社文庫では、高杉良(31冊)、吉川英治(吉川英治歴史時代文庫23冊)、マイクル・コナリー(23冊)、五木寛之(19冊)、浅田次郎(17冊)、角川文庫はばらけていて、荒俣宏(13冊)、ダン・ブラウン(13冊)、清水一行(10冊)、高杉良(9冊)、フレデリック・フォーサイス(9冊)、ハヤカワ文庫では、ロバート・B・パーカー(51冊)、マイケル・クライトン(23冊)、集英社文庫は、浅田次郎(12冊)、高杉良(11冊)など。

国内の売れっ子人気作家さんは、いくつもの出版社から刊行しますのでばらけてしまい、出版社別で見るとこんな感じになってしまいます。

逆に海外の作家さんが日本で出版する時は、諸々契約上のことがあるのでしょう、特定の出版社と組むケースが多いようです。

ややビジネス関連の小説が多いことと、海外小説は一部の作家に集中していることを除き、大きく偏ったり奇をてらった選書はしていないので、現実の出版書籍数や販売部数と比較すると、そう大きく食い違ってはいないだろうなと思っています。

普通の社会人ビジネスマンが買う文庫や新書のシェアなどわかりますので、出版社のマーケ担当者には役立つ数字かもよ~。

次に同じ蔵書データを使って、金額的なものを調べてみました。

単行本、新書、文庫など蔵書2830冊全部の定価ベースのお値段合計は、1,980,083円です。1冊の平均単価は700円で、ためてきた33年間(結婚後自宅を持ってから)で割ると年間平均6万円、月平均5千円ということになります。

但し、上記価格のうち通常は消費税が外税で、しかも時代によって税額が0%~8%まで様々あるのと、ここ7~8年はBOOKOFFで古書を購入することが割合的に増えてきていますので、そのままの金額を使ったわけではありません。たぶん50冊に満たないですが、友人・知人・家族からもらった書籍もあります。

なにかもっといっぱい図書にお金を使ってきたような気がしていましたが、意外と少ないなという思いです。

例えば、いまは新車の軽自動車を買おうとすると、税金、保険など含めると乗り出し金額で200万円程度はかかってきます。その後駐車場代やガソリン代など維持経費もかかってきます。

カメラを趣味にしている人は、一眼レフカメラ本体だけでなく本格的な各種のレンズやアクセサリー等を揃えるだけで100万円近くかかるのは珍しくありません。そのカメラを持って撮影旅行をすれば、それも別途かかってきます。

ゴルフが趣味の人は、普通のアマチュアでも道具やプレー代、練習代、コーチ代、ゴルフ場への交通費等で年間50万円ぐらい使っている人は珍しくありません。

そう考えると、ここ33年間の読書に198万円(年間6万円)使ったとしても(実際は古書を含むのでその7~8掛け)、お安い道楽と言えますね。

   ◇ - ◇ - ◇ - ◇ - ◇

書籍の発刊日と価格の関係を調べると、書籍の価格は物価上昇以上に上がっていることがわかります。

蔵書の文庫の発刊日を元に10年毎に平均価格を出してみました。

1980年代に発刊された文庫(206冊)は、300円台から400円台の本が多く、少し高い文庫でも500円台というのが普通でした。その206冊の文庫本の平均価格は457円でした。

この頃の文庫本の宣伝で「コーヒー一杯の価格で買える文庫本」というのがありました。当時の都会の喫茶店で飲むコーヒー代は300円程度でしたからそう間違っていません。

それが1990年代発刊の文庫本(640冊)の平均価格は571円となりました。80年代と比べると10年で114円高くなり、その中で高い文庫は900円~1000円というべらぼうなものまでが出てきました。90年代というのはバブルが頂点に達し、その後崩壊して長く不景気が続いていたのですけどね。

私が買った最初の千円オーバーの文庫は、カラー写真のページが使われていた「シェイクスピアの劇場―グローブ座の歴史」(筑摩書房 ちくま文庫 1,200円 1993年)で、次が「ライジング・サン」(早川書房 ハヤカワ文庫 1,000円 1993年)です。

次の10年、2000年代発刊の文庫(1011冊)の平均価格は665円で90年代から94円上昇、そして2010年代(~2017年、370冊)になるとようやく横ばいの666円となっています。文庫の価格高騰は2010年代でやっと止まったわけです。



今コーヒー一杯の値段は、ドトールなどカフェスタイルの店やコンビニコーヒーが増えてきて、1杯が150~200円程度で美味しいコーヒーが飲めるようになってきました。「コーヒー一杯どころか、コーヒー三杯分でも買えない文庫本」となっています。

もっとも昔ながらの喫茶店スタイルを踏襲しているルノワールのコーヒーの値段は600円前後ですからそれと比べると似たようなものかもしれません。

サラリーマンの給料が上がらない時代でも、文庫の価格は出版社の都合で着々と伸びてきました。出版社の社員の給料って一般サラリーマンと比べると高いですからね。そりゃー出版不況は出版社の責任が大きいと言えるかも知れません。

過去に購入した最も高額な文庫本はと言うと「完本妖星伝〈3〉終巻 天道の巻・人道の巻・魔道の巻」(2004年刊 半村良著 祥伝社 ノン・ポシェット)で1,238円(当時)でした。この本は1044ページもあり、普通の文庫3冊分ぐらいのページがありましたから仕方がないとも言えます。

これら2800冊(実際はサイン本や思い出の本など除く2700冊ぐらい)をまとめて10万円ぐらい(送料別)で買ってくれませんかね?そんな奇特な人はいないと思いますが、、、ただし、一度に運ぶなら1.5トンクラスのトラックが必要です。

2700冊が処分できれば部屋の中もスッキリするのだけど、それは定年後の楽しみに取っておきましょうかね。


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