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開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4) 皆川 博子

著者は1986年に「恋紅」で直木賞を受賞されている方で、私はこの著者の作品を読むのはこれが最初です。今回読んだ作品は2011年単行本、2013年に文庫化された長編ミステリー小説です。

タイトルがちょっと意味不明ですが、これは解剖医が遺体にメスを入れるときに、「お会いできて光栄です」という挨拶をもじって遺体に対して感謝の意味を込めてかける言葉です。

小説の舞台は18世紀のロンドンで、地方からロンドンへ出てきた若い詩人の男と、当時タブーに近かった人体解剖学の医者とその弟子達がメインの登場人物です。

読みながらこの作品は外国人作家が書いた小説の日本語翻訳本を読んでいる感じってずっと思っていたら、あとがきでわかりましたが、著者もそういうつもりで書いたと言うことで、なるほどお見事です。

割り当てられた罪人の死体だけでは間に合わず、墓荒らしから買い取った新鮮な死体を解剖し、死因や身体の内部の詳細な図を作成し、人体の謎を解明を進めている作業場から、顔をつぶされた死体と、両手両足を切り取られた死体が見つかり、どういう経緯でこれらの死体が置かれたのかを盲目の判事が究明していくことになります。

そこは日本人作家らしく、かなり細やかな設定があったり、人の微妙な機微に触れるような場面があったりと、なかなか凝った作りとなっています。それだけにやや煩雑なところもあり、面倒くさい思いもします。

しかし、こうした日本人は一切出てこない、翻訳本のような日本人作家の小説というのも、おそらく初めてに近いかも知れないので、十分に楽しむことができました。

★★★


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〈新版〉ユダヤ5000年の教え (小学館新書 と 6-1) マービン トケイヤー

1975年に発刊された単行本をベースに2016年に新版新書として発刊されてます。著者はアメリカ在住の宗教指導者(ラビ)で、日本に長く住んでいたこともあり知日派としても知られています。

ユダヤ教やユダヤ人というのは日本や日本人にとってはあまり馴染みがないせいか、誤解されていることも多く、私も今回この本を読んでいくつか知ったことがあります。

ユダヤ教の経典「タナハ」を元にして書かれたのがキリスト教の「旧約聖書」で、そうした経典の他、「タルムード」と呼ばれる伝説をまとめた文学などにもその教えと精神が込められています。

そうした経典やタルムードに書かれた中から現代でも通用する核となる教えを抜き出したのがこの新書です。

朝礼などで挨拶が必要な人が、ちょっとした短い言葉とその意味を自慢げに語るのには、ほど良いアンチョコかも知れません。

ユダヤの教えと言うと、私は中学生の頃に読んだ日本マクドナルド創業者 藤田 田氏の「ユダヤの商法―世界経済を動かす」がすぐに思い浮かびます。ユダヤ人って凄いや!って思いました。

それはともかく、せっかくなので、いくつか印象に残った言葉を書いておくと、

・胃の三分の一は食べ物で埋め、もう三分の一を飲み物で埋め、三分の一を空にしておきなさい
 →何事も中庸というかほどほどがいいよという教え

・本は知識を与え、人生は知恵を与える
 →流浪の民でもあるユダヤ人にとって聖書を読むことで知識をつけていった

・当人の前でほめすぎてはならない。人をほめるときは、陰でほめよ

・失敗を極度に恐れることは、失敗するよりも悪い

・健康ほど大きな宝はない、睡眠ほど良い医者はいない

日本において40年以上読み続けられてきた本でもあり、そうしたロングセラーになるだけの魅力があるということなのでしょう。

★★☆


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深夜特急〈第一便〉黄金宮殿 沢木耕太郎

1986年に発刊され、1994年に文庫化されたバックパッカー旅行による紀行&冒険ノンフィクション作品です。

今回読んだ単行本は、文庫版の「深夜特急〈1〉香港・マカオ」と「深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール」を合わせたものとなっています。

その後の続編としては、単行本では「深夜特急〈第二便〉ペルシャの風」、「深夜特急〈第三便〉飛光よ、飛光よ」と続きます。

文庫本では、単行本1冊をそれぞれ2冊に分けて「深夜特急〈3〉インド・ネパール」、「深夜特急〈4〉シルクロード」、「深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海」、「深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン」、そして番外編?の「旅する力―深夜特急ノート」があります。

この作品が世に出る前の1984年には、私も仕事がらみで香港へ行き、著者が宿泊していたという黄金宮殿迎賓館のある尖沙咀(Tsim shatsui)の重慶大厦のすぐ近くにアパートを借り、3ヶ月間住んでいました。なので街の雰囲気などはよくわかります。

香港は1997年に、マカオは1999年に、99年間の租借地だった英国やポルトガルから中国に返還されましたので、その前と後では街の雰囲気が大きく変わってきています。

著者が香港へ降り立ったのが26歳の時と言うことですから、本書で書かれる香港は1973年頃の話しで、私はその約10年後に著者と同じ?中国に返還される前の香港やマカオの混沌とした街を歩いていたと言うことになります。

そして私も著者が香港を訪れた時と同じ26歳だったこともあり、香港に抱く感情が著者と近いかなと感じられました。

本書で書かれているのは当然返還前のそして観光客が訪れるような場所ばかりではなく、ディープな香港の熱気が描かれています。

私も仕事とは言いながら、当時まだ独身の気軽さもあって、休日や仕事が終わってからは、いつも地元人に間違えらるラフな格好で街中をブラブラと放浪していたので、その奥深い探究心には共通のものがあり、その頃を思い出しつつ、懐かしく読むことができました。

特に用事がなくてもスターフェリーに乗って、わずか数分の船上の旅をひとりで楽しんでいたなんて、まったく同じことをしていて涙が出てきそうです。

元々著者は、仕事に行き詰まりを感じ、友人と「インドのデリーから英国のロンドンまで路線バスに乗って行けるか」という賭けをして日本を出発したのですが、格安で買ったインド航空のチケットが、途中2カ所まで立ち寄りが可能ということになっていたので、それじゃあということで香港とバンコクに立ち寄ることにしたというもの。

その香港ですっかり魅了され、その後、タイやマレーシア、シンガポールとアジアを旅するも、香港の呪縛から離れられずにいるところが面白いところです。

★★★


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ようこそ断捨離へ モノ・コト・ヒト、そして心の片づけ術 やましたひでこ

wikipediaによると、断捨離とは「不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想」で「ヨーガの行法である断行(だんぎょう:入ってくるいらない物を断つ)・捨行(しゃぎょう:家にずっとあるいらない物を捨てる)・離行(りぎょう:物への執着から離れる)を応用」すること。

2007年頃から著者がブログやセミナーを通じて世に広めていった言葉や思想で、2010年の流行語になりました。

その断捨離という言葉を最初に使った(登録商標もされています)著者は、その後は引っ張りだこの人気コンサルタントとなり、様々な関連本を執筆されています。この作品もそのひとつで、2010年に発刊されています。

最近は、高齢者が終活に合わせて、身辺整理をする断捨離とか、極力モノを持たないミニマリストになるための断捨離とかありそうですが、権者の了解なく勝手にこの言葉を使うと、商標違反に問われそうなので注意が必要です。

ちょっとそういう利権話しが絡んでくると、個人的には抵抗があり、気持ち的には引いてしまいそうになりますが、私も60歳となり、子供も大きくなり(まだ巣立ってくれませんが)、そろそろ周辺の片付けをしないとなぁと思って参考に読んでみました。

本書はとりとめなく、ブログに日記風に書いたことのまとめ直しで、どこから読んでも断捨離のエッセンスがなんとなくわかるというもの。

繰り返して書かれているのは、単にモノを捨てるのではなく、入れ替えるのだということ。呼吸や体内の消化系、川の流れと同じで、入りがあるなら同時に出るが必要と言うこと。流れず滞留してしまうとそこから腐ってしまったり悪臭を放つと。

そして断捨離は具体的な整理や破棄の実践ではなく、どういう精神構造になるべきか、気持ちを持って行くかという精神論的な話しがメインとなります。

そのノウハウや考え方については、著者の言い分を繰り返し丁寧に読んで、著者の開催するセミナーに出掛けたくなる断捨離信者となると、人生も変わるのかも知れません。

なかなか私には難しそうですけど、まずは無理しない範囲で、少しずつトライしてみようかなと思えてきます。そんなのじゃ、意味ないって!って声が聞こえてきそうですが、、、

【過去の関連記事】
捨てる技術と捨てられない性格の狭間で 2018/8/19(日)

★★☆


【関連リンク】
 10月前半の読書 傷痕、季節の記憶、夜が明けたら、お墓の大問題、嫉妬をとめられない人
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