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また昭和オヤジの昔を懐かしむ戯れ言か?という批判も真正面で受け止め、「今では聞かなくなったクルマの部品」の話しです。

例えばワイパーは100年ほど前に登場してから現在までその形状や機能はほとんど変わっていないクルマ界のシーラカンス装置と言えます。

ステアリング(ハンドル)もほぼ円形のまま100年以上変化がありません。タイヤは素材が木材や鉄からゴム、化成品と変わったぐらいで、こちらも形状や機能に大きな変化はありません。

一方では、ラジオ装備が普通だったクルマ装備のオーディオ類ですが、その後、8トラ、カセットテープ、MD、CD、DVDなどと進化し、現在ではナビと一体型のSDメモリーやスマホと連動した音源が主流となっています。こちらは今後もまだ変化をしていきそうです。

近い将来、完全自動運転が普及すれば、まずステアリングが不要となり、ワイパーも必需品ではなくなってくるかもしれません。

ま、そこまで大きな変革でなくても、例えば、すでに一般的になりつつあるEVには、過去150年近くクルマに必須だった内燃機関(エンジン)や燃料タンクが不要となっています。

エンジンが動力を作り出して、それをトランスミッションでタイヤに動力を変換して伝える仕組みも、EVカーには不要です。EVの動力と動力伝達機関はバッテリーとモーターだけで済みます。

この変化は自動車産業に大きなインパクトを与えることになりますし、高度な技術が必要で莫大な研究開発費と設備投資、大規模な工場が必要だった自動車産業が、ライトなパーツアッセンブリーメーカーに変わりつつある変革期にさしかかっていると言えます。

ちょうど通信業界のプレーヤーが、NTTやATTの巨大インフラ装置メーカーから、アップルやGoogleに置き換わっていくのと同じような大きな構造変革です。

そうした、大きな変革は別として、70年代、80年代には普通にあったクルマ関係の用品や用語で、今ではすっかり聞かなくなった部品や用品集です。

・チョーク
寒いときにエンジンを始動する時には、チョークレバーを引いてからセルモーターを回すのが普通でした。チョークを引くと混合比がガソリン濃いめとなります。

しかしそれによってプラグがかぶって(濡れて)しまい、始動不能になることもよくありました。神経質なクルマではチョークを戻すタイミングが結構難しかったです。

現在は混合比は手動ではなく、電子制御の燃料噴射装置により温度などを感知し自動的に最適な混合比を決めてくれます。


・全塗装
70年代頃までのクルマの塗装は品質が悪く、4~5年でボディに錆が発生し、塗装もはげてくるので、5年以上経過した中古車を全塗装することが結構ありました。

現在は防錆や塗装技術の進歩により、10年以上は持つようになり、全塗装をする需要はめっきり減りました。自慢じゃないですが、私は愛車(中古車)を過去2度全塗装に出しています。


・アースベルト
今でも売ってはいますが、揮発油などを運ぶタンクローリー以外で付けているクルマは見かけなくなりました。

元々静電気を防止するため、クルマの金属部分と地面とを導通性を持たせたゴムや金属でアースしておく用品で、70年代頃には大ヒットしていました。

また90年代に流行ったアーシングは、アースベルトとは全然別の機能のもので、バッテリーのマイナス(アース)をボディの各所とダイレクトにつなぐことで、エンジン性能が上がる!とか、オーディオの音が良くなる!とか噂が広まり、一部のマニアの中で大流行となりました。

私も90年代終わり頃、秋葉原で部材を購入し装着してみましたが効果のほどは感じませんでした。


・リトラクタブルヘッドライト
恥ずかしながら20代の頃に乗っていたクルマには、これが付いたクルマに得意げに乗っていました。

現在では保安基準(衝突時の歩行者保護で突起物をなくすなど)の変更や、一部の地域(国)では昼間も常時点灯の義務があったりして、世界的にこのスタイルのクルマはなくなってきています。

旧車でもこれ付きのクルマを持っていると、その希少価値はますます高まってくるかも知れません。

国産車では、シルビア、ガゼール、180SX、240SX、フェアレディZ、パルサーエクサ、2000GT、セリカ、スプリンター、MR-2、カローラII、コルサ、NSX、インテグラ、プレリュード、アコード、ビガー、バラードスポーツCR-X、RX-7、コスモ、ファミリアアスティナ(ユーノス100)、ロードスター、スタリオン、GTO、アルシオーネ、ピアッツァなど多くのクルマに設定がありました。


・金属製バンパー、衝撃吸収バンパー
70年代までのバンパーは前後とも金属製が多く、高級車や上級車はメッキやボディ同色塗装、普及車や商用車は黒塗装と相場が決まってました。

ぶつけたりこすったりすると、修理すると言うよりバンパー全部を交換するという消耗品的な扱いです。また乗員の安全性に配慮し、衝撃をバンパーだけで吸収できるよう大きなバンパーを付けたクルマも登場しました。

これはアメリカの規制で通常5マイルバンパーと呼ばれる大きくて頑丈なバンパーです。

現在は乗員よりも歩行者を保護するため、バンパーが突起物とならないよう前面はボンネットやグリルと面を合わせて平面とし、素材もポリプロピレンなど柔らかな化成品が多くなっています。

衝突時の大きな衝撃はバンパーだけでなく、ボディ全体で吸収するよう考えられています。


・愛車セット
ここ15年ぐらいの間に3度新車を購入しましたが「そう言えば愛車セットを勧められないな」と思ってました。

が、しかし名称はともかく、新車購入の際にディーラーで販売する愛車セット的なものは今でもちゃんと存在しているようです。知りませんでした。

古くはワックスやウインドーウォッシャー液、ウエス(洗車用、窓拭き用)、洗車ブラシなど洗車用品、その後もフロアマットやドアバイザーなどを組み合わせた基本セットなどとして生き延びています。

70年~80年代はディーラーの新車見積もりには必ずこの愛車セットがこそっと忍ばされていたものですが、最近は相手を見て、入れたり省いたりしているようです。


・イグニッションコイル
80年代以前のガソリンエンジン車に乗っていてボンネットの中をのぞき込んだことがある人は、「円筒形の黒い装置」として記憶があると思います。

それがイグニッションコイルで、プラグを高電圧で点火するための変圧器です。

80年代にはスポーツ走行用に効率の良いCDI式が登場し、コイルを社外品のそれと交換するのが流行りましたが、現在はヘッドカバーの上にイグニッションコイルをマウントするダイレクトイグニッションが主流となり、黒い円筒形の物体は姿を消しています。


・カンガルーバー
名の通りオーストラリアで走行中飛び出してくるカンガルーと衝突してもクルマに被害が及ばないようにフロントバンパーに取り付けられた鉄の頑丈なバーですが、なぜかそのデザインがヘビーデューティで格好いいと日本でも大流行したときがあります。

当時新車で標準装着していたのは、三菱デリカ、パジェロ、トヨタ スプリンターカリブ、ランドクルーザー、日産テラノ、サファリ、ホンダシビックシャトル、オルティア、スバルインプレッサ、いすゞビッグホーンなど、4駆やRV車の多くに採用されました。

ただその中で一部の車種を除き、実際にはデザイン性だけの機能でガードバーとして実用性がないものも多くありました。

現在でもグリルガードとして一部残っているものもありますが、歩行者保護の観点から飛び出たような突起物は禁止される傾向にあり、素材も従来の鉄パイプむき出しではなく、柔らかな樹脂でカバーするなど対応が求められています。

以上、いかがだったでしょうか。

またいろいろと思い出したら続編を書いてみたいと思います。


【関連リンク】
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1242 自動車のリサイクルと部品共通化 後編
1212 EVシフトと言いつつも当分需要はそれほどでもなさそう
1197 2017年の乗用車販売台数に思うこと
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