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1052
挽歌 (新潮文庫) 原田康子

1956年に初出の小説で、その後重版を重ね、1957年と1976年と2回映画化されたり、外国語へ翻訳されたりと、長く読み継がれている作品です。

ストーリーはいまでは特に珍しくもない不倫を描いたものですが、主人公の腕に障害を持つ独身の娘と、才能があり妻子ある建築士の男性との恋愛を、その我が儘で自由奔放な主人公の視点で淡々とつづられているという感じ。

海外の建築物の話しなど現在ではめずらしくもないでしょうけど、当時はまだ海外への渡航自由化がされていない時代でもあり、物珍しさというか新鮮な話しでもあったのでしょう。

もっとも建築士の男性が海外で見た建築物の話しは、戦争中にカンボジアへ進軍したときに遺跡を見たとかです。

そうした時代背景を感じつつ、読むのにはいいですが、現代の世相と重ねて読むにはちょっとつらいものがあるかも知れません。テレビドラマ化も過去4回作られていますが、1982年版が最後でその後は作られていません。

★★☆

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

アミ小さな宇宙人 (徳間文庫) エンリケ・バリオス

著者はチリの作家で、1986年の作品です。日本語版では当初1995年に「アミ 小さな宇宙人―アダムスキー マイヤーをしのぐUFO体験」として発刊されました。その後、2000年に改題され、さくらももこが挿絵を担当したことで注目を浴びました。

ファンタージーというかSF仕立ての児童文学ですが、大人が読んでも面白く読めます。

少年がある日池の中に落ちてきたUFOを見つけて、その中から出てきた少年のような宇宙人と会話をし、そのUFOに乗って月や他の惑星を見学するという話し。

善を説くことで、宇宙は平和を維持しているけど、争いが絶えない地球人はまだ進化の途中で、野蛮で原始的だと一刀両断されます。

で、理想的な世界はと言うと、争いごとがなく、平等で、精神社会が安定、充実し、労働は基本は機械がおこなうという。理想的な共産主義社会なのかな?とも思わせる節がありますが、現実はそうはいかないことも実験済みで、、、

星の王子さま」や、「アルケミスト―夢を旅した少年」をこよなく愛せる人ならば、この小説もたいへん面白いと思います。

★★☆

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫) 歌野晶午

2004年の「このミステリーがすごい!」の1位を受賞した作品で、この年のミステリー界を席巻したと言ってもいい作品ということです。

単行本は2003年刊、文庫は2007年刊です。この作家さんの小説を読むのは今回が初めてです。

いわゆる探偵小説モノですが、主人公が探偵をしているというのではなく、なんでも屋稼業で、過去に数ヶ月だけ探偵事務所にアルバイトで働いた経験があるという変わった設定。

頼まれて悪徳商法事業者との闘い、個人的な相談、鉄道自殺をしようとしていた女性の救出など、いくつかの事件や行動がやがてひとつにつながっていくというのは、よくあるパターンですが、最後の最後まで謎が明らかにならず、ちょっとストレスがたまりますが、それだけ仕掛けが巧妙とも言えます。

どちらかというと、海外の古い私立探偵小説のようなストレートな展開が好きな私としては、このように凝ったストーリー展開はちょっと苦手かも。でも最近のミステリー小説ってどれもこうしたもので、それでないとファンというか読者は納得しないのでしょうね。

★☆☆

著者別読書感想(歌野晶午)

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

マルドゥック・スクランブル The 1st Compression─圧縮 (ハヤカワ文庫JA) 冲方丁

過去に「天地明察」(2009年)を読んだことがありますが、それとはまったく違うSF小説です。この小説はシリーズ化されていて、「」(2006年)、「マルドゥック・フラグメンツ」(2011年)、「マルドゥック・アノニマス」(2016年)と続いていきます。

「マルドゥック・スクランブル」とは、説明が難しいので、Wikipediaから引用すれば「(架空の未来都市)マルドゥック市における人命保護を目的とした緊急法令「マルドゥック・スクランブル」の一つで、保護証人の人命保護のために委任事件担当捜査官および保護証人に禁じられた科学技術の使用を認める法律」ということ。

殺されかけた少女娼婦に、加害者の裁判で証言をおこなわせるために、緊急法令の下で禁じられていた科学技術を使って生き返らせ、さらに加害者からの刺客から身を守るため超人的なサイボーグに作り替えられます。

まぁ、一種ロリコン小説と言えなくもありませんが、こうした若い少女がサイボーグの身体を手に入れて、強い男や変態どもをバッタバッタとやっつけていくという筋書きは、その筋の人にはウケるのでしょうかね。私にはよくわかりませんが、、

個人的には「天地明察」がすごくよかっただけに、反動が大きくて残念な結果に終わりました。

★☆☆

著者別読書感想(冲方丁)

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 8月前半の読書 小説 上杉鷹山、秋霧の街、結婚は人生の墓場か?、史上最強の内閣
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1048
小説 上杉鷹山 (人物文庫)(上)(下) 童門 冬二

1983年に初出、その後文庫化された著者の代表作とも言える名著の誉れ高い作品です。

1961年にJ・F・ケネディが大統領になったとき、日本人記者がインタビューで「日本人で尊敬する人は?」と質問した時に「上杉鷹山」と答えたことは有名な話しで、その頃上杉鷹山を知る日本人はインタビューした記者を含め、ほとんどいませんでした。

なぜアメリカ大統領が上杉鷹山を知っていたかというと、1908年に内村鑑三が英語で書いた「Representative Men of Japan」(代表的日本人)を読んでいたということのようです。

「なせばなる、なさねばならぬ、なにごとも・・・」は私が小学生の頃に担任の先生から何度も聞かされた言葉ですが、その「為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり」と家臣に対して詠んだ言葉です。

米沢藩の上杉というから当然上杉謙信を祖とする上杉景勝の子孫と思いきや、鷹山は九州の武家の次男で養子として米沢にやってきた外様です。

そのせいで財政破綻をして重税に疲弊した民衆が逃げ出すような状態から、思い切った改革をしようとしても、最初は米沢藩を牛耳っていた藩の重役達に徹底的に邪魔をされて反抗されます。

しかし、あきらめずにわずかでも改革に賛同してくれる今まで冷や水を飲まされていた有能な藩士を味方に付け、藩を潤すためのアイデアをひとつひとつ実行していきます。

また自らも質素な生活に努め、城内の空き地にも桑を植えたり売るための鯉を飼ったりして、後に山本五十六の言葉として有名になる「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、 ほめてやらねば、人は動かじ」の元となる「してみせて、言ってきかせて、させてみる」を200年前に実行して使っています。

そうした若くして米沢藩主となり、数々の妨害をうけながらも古い慣習や悪習を廃して、見事に米沢藩を蘇らせた希代稀な真の政治家の伝記です。

★★★

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

秋霧の街 私立探偵 神山健介 (祥伝社文庫) 柴田哲孝

2012年に単行本、2014年に文庫化された「私立探偵・神山健介シリーズ」第4弾です。過去には「渇いた夏」(2008年)、「早春の化石」(2010年)、「冬蛾」(2011年)と夏、春、冬ときて最後?の秋です。

なぜ「?」かというと、この作品のあとに、東日本大震災にまつわる事件を描いた「漂流者たち」(2013年)がすでに加わりましたので、四季の4部作を超えて続いているからです。

前3作はすでに読みましたが、いずれもなかなか面白く、このシリーズがもっと長く続くといいなぁと思っています。

今までは主人公が移り住んだ福島周辺が舞台だったのが、今回は新潟と少し離れます。

新潟を舞台としたハードボイルド小説では佐々木譲氏の「北帰行」が思い出されますが、ロシアの闇組織、中古車の海外輸出業者など、似通った場面があり、新潟ってそういう街なの?ってちょっとイメージが変わってしまいそうです。

それはともかく、今までにない派手な銃撃戦や暴力が展開されて、このシリーズはちょっとそういうはちゃめちゃなハードボイルドではなかったはずなのにという気がしないでもありません。

シリーズ続編の「漂流者たち」は主人公が住む福島で大きな被害がでた東日本大震災に関連した内容となっているそうで、それに期待したいところです。

★☆☆

著者別読書感想(柴田哲孝)

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

結婚は人生の墓場か? (集英社文庫) 姫野カオルコ

2007年に「ああ正妻」というタイトルで単行本が発刊され、2010年に上記のように改題されて文庫版が出ました。

文庫本のタイトルのほうがはるかにインパクトがでかいですね。ただ最初タイトルを見て「これってエッセイ?」って思いつつ買いましたが、ちゃんとした長編の小説でした。

すでに結婚している若い男性編集者と老作家が織りなす様々な夫婦を描いたコミカル小説です。

山の手のお嬢様育ちで、お金に苦労はしたくないという唯一の目的で、容姿などにはこだわらず、高学歴、大企業勤務の旦那を早々に捕まえて、専業主婦に収まり、子供を大学まで一貫の私立幼稚園に入れて満足する女性が登場しますが、こうした女性はデフォルメしてあるとはいえ、決して珍しくないような気がします。

私の周辺にもそういう夫婦はかなりいそうな感じで、団塊ジュニア世代に多い気がします。

ま、男性にしても、誰もがうらやむような美人を妻に迎えられて、その本当の目的が収入だけだったとしても、それで幸せを感じられるのならいいのかも知れません。

女性側も下手にハンサムな旦那を捕まえてもすぐに浮気されたり、仕事で失敗して収入が途絶えたりすることを避けるには、浮気しそうもない、平凡で真面目な旦那を若いうちに捕まえるに越したことはないでしょう。

結婚したいけどできないていう女性の多くは、若くて自分を高く売れる時代に「もっといい男はいないのか?」「もっと高収入でリッチな男は?」「家柄がよく財産を持っている男は?」なんて夢を見ている間にどんどん年を取ってしまい、結局は安売りせざるを得なかったり、バーゲンセールしても買い手が見つからなかったりするものです。

結婚が墓場がどうかは、本人の考え方ひとつでどうにでもなりますが、それ故に、他人が人の結婚生活を見て、あーだこーだというものではありません。

しかし今の世の中、専業主婦を願う女性には厳しい世の中と言わざるを得ません。ひとつ教訓があるとすれば、結婚相手の両親が健康で、しかもそれなりに財産や家持ちであることが、配偶者の人となりよりも重要な時代になってきているのかなってこの小説を読みながらちょっと感じたり。

★☆☆

著者別読書感想(姫野カオルコ)

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

史上最強の内閣 (小学館文庫) 室積光

著者は1955年生まれということで私とも近いだけに考え方も割りと似通っているかなと初めて読んでみます。

この著者、元々は俳優としてご活躍で「3年B組金八先生シリーズ(1979~1998年)」や「マー姉ちゃん(1979年)」など多くのドラマや映画に出演されています。知らなかった、、、。

作家としてのデビューは2001年の小説「都立水商」で、その作品はその後にコミック化、ドラマ化されています。

本作品は2010年単行本、2013年に文庫化された小説です。続編の「史上最強の大臣」も2013年に発刊されています。

ストーリーは、日本の経済封鎖措置などにより、北朝鮮が核ミサイルを日本に向けて発射しそうな事態に陥りますが、日本の内閣総理大臣はこの非常時においてリリーフ登板してもらう「最強内閣」を京都から呼び寄せることを決意するところから始まります。

そんな無茶な~と思いますが、多くの日本人が心の中で思っている現在の政治や政治家への不信感、中国、韓国などの対日感情問題、北朝鮮との不平等な関係など、この最強内閣が本音のところをズバズバと突いていき、未来を切り開いていくところが痛快と言うしかありません。

ディズニーランド好きな北の将軍様の長男を日本で捕まえ、その後は自由に国内で遊ばせておき、奪還するために送り込まれた工作員を懐柔し肉体派アイドルとして芸能界デビューさせるとか、はちゃめちゃぶりが際だっていますが、北のあの調子に乗っかってまともに相手をすることのバカらしさがよく伝わってきます。

結果的に怒った北朝鮮は核ミサイルを日本に向けてぶっ放すわけですが、、、その後の処理はどうぞお読みになってください。

★★☆

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1045
サクリファイス (新潮文庫) 近藤 史恵

2007年に単行本、2010年に文庫版が発刊された長編小説で、その後シリーズ化され「エデン」(2010年)、「サヴァイヴ」(2011)、「キアズマ 」(2013年)の続編が出ています。

このタイトルは犠牲とか生け贄という意味で、自転車のロードレースの世界とミステリーをうまくマッチさせたいい作品となっています。

日本ではあまり馴染みのない自転車ロードレースですが、欧州ではプロゴルフ並みに人気のあるスポーツで、トップ選手はそれこそ日本のトッププロゴルファー石川遼や松山英樹じゃないけどそれぐらいの知名度もあり、稼ぐ賞金も年間1億円を超える人も少なくありません。

ロードレースはマラソンなど個人競技とは異なりチームとしてその中のエースを勝たせるために様々な作戦を立てておこなわれるチームスポーツです。

詳しくは本作品の中でもわかりやすく書かれているので、まったくの素人でも問題なくこのスポーツを理解することができます。

書き出しのプロローグと、エンディングで、謎と興味をひかせ続編を期待させる内容になっています。機会があれば読みたいですが、こういうような謎を残して「次に続く」的な終わり方はあまり感心できません。

★★☆


  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

ティファニーで朝食を (新潮文庫) トルーマン カポーティ

1958年に発刊された中編の作品ですが、日本では1961年に映画化され大ヒットしたオードリー・ヘプバーンが主演した同名の映画のイメージが強いでしょう。

原作の小説と映画のストーリーは同一ではないそうですが、小説では語り部の主人公で売れない作家志望の男性が、同じアパートに住む自由奔放で美しい女優というか実質的には高級娼婦になるのでしょうか、その女優が日々浮き名を流す様々な恋の遍歴を描いています。

このタイトルに出てくるティファニーとはニューヨークにある高級宝石店(レストランはなし)で、そうした「宝石店で朝食を食べるような上流階級身分になりたい」という意味がこめられています。

小説を読んでいると、登場する女性(ホリデー・ゴライトリー)は知的で清楚なイメージがあるヘプバーンよりも、当初映画で主演を望まれていた派手で肉感的なマリリン・モンロー的な要素が強く感じられます。

この文庫は1968年に一度翻訳版が出ていますが、2008年に村上春樹が翻訳した新しいバージョンです。

そのふたつの違いはわかりませんが、40年を隔て、アメリカも日本の社会も言葉も大きく変わっていますので、そのあたりをうまく調整しているのでしょう。

また以前著者のノンフィクション作品で、一家惨殺事件を書いた作品「冷血」を読みましたが、これも大変素晴らしいものでした。

2014年1月前半の読書と感想、書評(冷血)

著者の代表作としてはこの2つの作品が次世代にも長く残されるものと思われます。

この文庫には、表題作の他、「花盛りの家」「ダイアモンドのギター」「クリスマスの思い出」の短編も収録されています。

★★☆


  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

残念な人のお金の習慣 (青春新書プレイブックス) 山崎将志

このタイトル名を打つと、賢いATOKが「修飾語の連続」と警告を出してきます。最近は編集さんや校正さんも、そうした細かなことを気にするより、よりインパクトのあるタイトルをつけたがるのでしょうね。

著者自身のお金の失敗、特に投資信託や株、FXなど様々な投資をやってみて、そのメリットデメリットを知り、かなり痛い目に遭った話しは、一部自分の失敗ともダブるところがあり、たいへん参考になります。

本来ならまもなく年金生活に入ろうかという私より、これから社会にでて、人生におけるお金の重要性が増してくるであろう20歳過ぎから、そろそろ結婚してマイホームでもと思っているぐらい(30歳前後?)までの人が読むのがふさわしいかも知れません。

お金は稼ぐことと、使うことが表裏一体となりますが、稼ぐのは巧くても使うのが下手という人、逆に稼げないけど、使い方が絶妙という人など、私も多くのケースを見てきましたが、確かに指摘されるとイタタ・・って感じること多数です。

自分で使うお金を投資と消費と浪費に分けてみるという発想もなかなかユニークで、しかもそれを経済ジャーナリストやライフプランナーがしたり顔でよく言う「バランスよく」なんてことはなく、投資を100%にするという考え方も目から鱗。

おそらくは20代にそうしたことを知っても「なに言ってんだか」で終わってしまいそうですが、50代60代になると、うんうんと頷かざるを得ない状態になっています。

★★☆


  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

ロスト・ケア (光文社文庫) 葉真中顕

2013年に単行本、2015年に文庫化された著者のデビュー2作目の長編社会派ミステリー小説です。

社会派と書いたのは、最近現実の社会においても時々発生する介護現場での虐待や安楽死、そして介護殺人がテーマになっているからです。

この7月にNHKスペシャルで放送された「“介護殺人”当事者たちの告白」はまさにこうした今の介護現場を取材したものですが、その殺人は介護に疲れた家族だけでなく、その周囲にいる人が気の毒に感じておこなう可能性をこの小説は指摘しています。

NHKスペシャル「介護殺人 当事者たちの告白」

ストーリーは、勝ち組の高齢者の裕福な有料老人ホーム生活と、一方在宅介護で汲々している家庭の対比があり、その在宅介護で家族が苦しんでいるのを見て、その寝たきりや認知症を発症して家族に迷惑をかけ続ける高齢者を狙って殺人が密かにおこなわれていくというものです。

きれい事を言えばまた社会倫理からすれば殺人を正当化することはできないものの、認知症高齢者を在宅で介護することで、介護する家族が疲弊していくことを社会は見捨てていることを明らかにしていきます。

そして「自分が望んでいたことを人にしてあげる」という論理で、長くつらい介護生活を自然を装って終わらせるという現代の必殺仕事人のような犯人に共感する人もでてきそうです。

★★★


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1041
ビッグデータがビジネスを変える (アスキー新書) 稲田修一

2012年と少し前の新書です。著者は現在東京大学森川研究室の中で、東京大学先端科学技術研究センター特任教授として「ICT実証フィールドコンソーシアム」を運営されています。

今更ながらという思いもありつつ、ビッグデータについてあらためて理解を深めておこうという目的と、ある日突然出てきたキーワードゆえに、人によってビッグデータの解釈が違っているのではないかなとちょっと気になって、専門家の本を読むことにしました。

一般的によく知られているビッグデータと言えば、コンビニのPOSシステムに溜められた消費者購買動向や、GPSカーナビで集められたクルマの渋滞情報、ネット通販で「この製品を検討している人はこの製品にも興味があります」と余計なお世話とも言えるレコメンテーションなどが思い浮かびます。

また大きなイベントや、大震災の時に、人やクルマがどう動いたかなど、ビジネスだけではなく公共社会にも活用することが増えてきています。

ただこのデータ利用、ビッグデータの活用が日本は世界の先進国やアジアの新興国と比べてえらく後れているそうで、様々な法的な規制などもあるのでしょうけど、このままではビジネス分野で負けてしまうことを憂いています。

本書が書かれた時期(2012年)では将棋がコンピュータに負けたことが書かれていますが、囲碁に関しては広い視野で独特の感性が必要なのでコンピュータはまだまだ人間には遠く及ばない的なことが書かれています。

しかし現実はというと、今年(2016年)すでに囲碁の世界チャンピオンをGoogleが開発した囲碁のAIソフト「AlphaGo」が破っています。この辺りの最先端技術の進歩の速度は加速度的というか脅威にさえ感じます。

いずれにしても、ビッグデータと言うと、Google、Apple、Amazon、Facebookの4強ばかりが注目されていて、なかなか日本のIT企業や、ベンチャーでは歯が立たない感じです。


★★☆

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

鍵のかかった部屋 (角川文庫) 貴志祐介

2011年に単行本、2012年に文庫版が発刊された『防犯探偵・榎本シリーズ』の第3作で、「佇む男」、「鍵のかかった部屋」、「歪んだ箱」、「密室劇場」の4編が収録されています。

またこのシリーズ作品は2012年に大野智主演でテレビドラマ化 もされていて、いわゆるエンタテインメント的な犯罪ミステリー小説というジャンルになるでしょうか。

密室殺人の謎を解く主人公は防犯コンサルタントが本業で、弁護士から相談されたり、警察から依頼を受けたりして、それぞれの謎解きをおこないます。

「佇む男」は1代で築き上げた葬祭会社の社長が、遺言を残し密室で自殺した事件、「鍵のかかった部屋」も引きこもりがちな連れ子の息子が密室にした自分の部屋で練炭自殺をした事件、「歪んだ箱」は手抜き工事で大きく傾いてしまった新居の中で事故死した建築会社社長の事件、、「密室劇場」は芝居本番中の楽屋で何者かに役者が殺されていた事件と、それぞれに密室状態の謎解きがテーマとなっています。

それぞれに特殊な才能、つまり葬祭で遺体の防腐処理をおこなう技術、学校の理科の教員で科学や化学に詳しかったり、また野球部の監督でピッチングマシンを自由に扱えたりと、なかなか手の込んだ密室完全犯罪?が披露されていきます。

短編が中心なのでちょっと物足りない感じがするのと、現実には?ってところもありますが、そこは小説ですから、気にしないってことで。

★☆☆

著者別読書感想(貴志祐介)

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

二十五の瞳 (文春文庫) 樋口毅宏

2012年に単行本、2014年に文庫版が発刊されています。Amazonのカスタマーレビューでは「絶版にして欲しい」など、なかなか手厳しい意見も見られますが、この賛否両極端な感想が出てくるのもこの著者ならではでしょう。

タイトルからわかるように、壺井栄が戦後まもなく発表した名作「二十四の瞳 」をパロっている連作短編集です。

大きく4つの物語からなり、それぞれ、平成、昭和、大正、明治へと時代がさかのぼっていきます。

物語の舞台は小豆島ですが、二十四の瞳に感化された真面目な純文学派が間違ってこの本を読むと、ひどい目に遭いますのでご注意ください。

私自身まだ小豆島へは行ったことがありませんが、風光明媚で都会の猥雑さとはほど遠く、海と山の自然は素晴らしいけれど退屈さをたっぷりと味わえそうなところなのでしょう。

物語を読んでいると、数々のロマンや伝説に満ちたこの島には一度は行ってみたくなります。

民宿雪国 」でもそうでしたが、著者の小説にはたくさんの「有名人」が登場してきます。

この小説にも小豆島に流れ着き、荒れ寺に住まう俳人尾崎放哉や、天皇と呼ばれた若き天才映画監督と、人気絶頂の映画女優との秘めた恋の話しなど、あれこれ無謀な想像をたくましくしながら読むのは、なかなか破天荒な小説としての趣があって私は嫌いじゃありません。

天皇と呼ばれる監督が「七人の侍 」の最後の名言「今度もまた負け戦だったな 。勝ったのはわし達ではない、あの百姓達だ」を思いつくきっかけとして「買ったのは秘薬草だ」のようなダジャレには苦笑するしかありません。

★★☆

著者別読書感想(樋口毅宏)

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

クジラの彼 (角川文庫) 有川浩

自衛隊三部作「塩の街」(2004年)、「空の中」(2004年)、「海の底」(2005年)を書いてきた著者の、2007年発刊の制服ラブコメ短編集ということで、本書には「クジラの彼」「ロールアウト」「国防レンアイ」「有能な彼女」「脱柵エレジー」「ファイターパイロットの君」6編が収録されています。制服というのはもちろん自衛隊の制服のことです。

私は三部作の中では、「海の底」しか読んでいませんが、ま、それでも特に問題はありません。

「クジラの彼」と」「有能な彼女」は、潜水艦乗りを描いた「海の底」の番外編、続編って感じです。「潜水艦ってクジラのよう」と言ってみたり、潜水艦は「沈むではなく潜る」という表現などその業界用語に詳しくなれます。

「ファイターパイロットの君」は私も読んだ長編小説「空の中」の後日談的な番外編で、「空の中」で親しくなった女性の戦闘機パイロットと航空機製造メーカー男子が結婚して娘ができて、その幼い娘が育児に励むパパに最初のキスはいつ?って聞かれることで、結婚に至る経緯が明らかになっていく話しでほのぼの系が好きな人には両方お勧めです。

「ロールアウト」「国防レンアイ「脱柵エレジー」もいずれも自衛隊員の恋愛事情や基地内の自衛隊の常識は世間の非常識的な裏事情などが面白おかしく書かれています。

共通するのは、ほのぼのとした甘ったるい恋愛小説で、それが汗臭く規律が最重要な自衛隊の生活とはミスマッチなのですが、そうした中でこそ得られる愛情や恋愛をうまく組み合わせていきます。そしてそれは著者がもっとも得意とするお仕事小説と言えるかも知れません。

★☆☆

著者別読書感想(有川浩)


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 6月後半の読書 天の方舟(上)(下)、無痛、下山の思想、沈黙のひと
 6月前半の読書 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活、深泥丘奇談、他人を攻撃せずにはいられない人、日の名残り
 5月後半の読書 楽園の蝶、英雄の書(上)(下)、男性漂流、ザ・ロード



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1038
天の方舟 (講談社文庫)(上)(下) 服部真澄

現実の社会問題や国際問題をテーマに鋭く切り込み、上質なエンタティメントに仕上げた長編小説が多い著者の2011年刊(文庫は2012年刊)の作品です。WOWOWでドラマ化もされていると言うことです。

この作品のテーマはODA(政府開発援助)のいい加減さ、甘い蜜に群がる政治家や企業など、巨額の税金を巡る暗部をえぐり出しています。

現実のモデルとしては日本工営がコンサルティングを請け負ってODAで建設していたベトナムのカントー橋崩落事故の話しなども出てきますが、様々な要素を盛り込みあくまでフィクションとして作られています。

著者の過去の作品では、「龍の契り」(1995年)の香港返還協定について、「鷲の驕り」(1996年)はアメリカの秘密特許で濡れ手に粟の大儲けをする特許法について、「ディール・メイカー」(1998年)は金融システム、「バカラ」(2002年)は最近実現しそうなカジノ合法化問題について、「エル・ドラド」(初出時タイトルGMO、2003年)は遺伝子組み換えなどのアグリビジネスについてと、世界を股にした陰謀渦巻く業界や世界を取り上げてきました。

この小説も主人公は日本と海外を行き来して、ODAの暗部をついて私腹を肥やしたり、国内外の政治家や役人と結託して裏金作りに邁進したりと、いとも簡単に税金を食い物にしてくれます。

そして、主人公は自ら過去の犯罪を告白して外為法違反で逮捕されるわけですが、その裏には意外な隠し球があってと、なかなか読ませてくれます。

ただ主人公は悪に徹するわけでもなく、小説にするには魅力ある人物とは思えず、リアリティを考えてのことか、ちょっとあっさりしすぎって感じです。

★★☆

著者別読書感想(服部真澄)

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

無痛 久坂部羊

著者は現役の医者でもありながら、小説を書き始め、2003年に「廃用身」でデビュー、この作品は2006年に単行本、2008年に文庫版が出ています。

また昨年2015年にはTBSでこの小説を原作とするテレビドラマ「無痛~診える眼~」が制作されていますが、小説とは少しストーリーが変えられたオリジナル脚本となっているようです。

現役医者でありながら小説を書いてきた森鴎外、渡辺淳一、北杜夫、帚木蓬生、海堂尊、夏川草介など、数多くの作家がいますが、豊富な知識や経験を元にしていて、どれも面白く読ませてもらっています。

この作品も医療モノと呼ばれる町医者を主人公としたミステリー小説で、その主人公は人の外見を注意深く観察するだけで、罹っている病気や病歴などを見抜けてしまう特殊な能力を身につけています。

その能力のひとつに、犯因症という「エネルギー過多の一種で、犯罪を起こす者に現れる徴候」を見抜ける力もあり、未然に凶悪な犯罪が起きるのを察知することができることも特徴です。

タイトルは、未来の無痛治療に道を開くかもしれない「先天性無痛症」からきていますが、私自身まもなく手術を受けることから、こうした無痛手術というのは夢物語です。

もし可能ならば早く実現してもらいたいものです。それで多くの人が救われるのですから。

そうした高度な医療と、底辺にうごめく犯罪者とをうまく結びつけた内容となっていて、さらには刑法第39条における「精神障害者等の犯罪に関する責任能力」も取り上げられています。

600ページを超える長編作ですが、内容は特に難しいものではなく、サクサクと読めますのでお気楽な感じでいいかもです。ただ、登場人物のほとんどが、現実にはいなさそうな人ばかりというのがちょっとガッカリです。

★★☆

著者別読書感想(久坂部羊)

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下山の思想 (幻冬舎新書) 五木寛之

東北震災直後の2011年に発刊されたエッセイで、震災後にいくらか書き直し?したような感じの内容となっています。

内容としては、栄華を極めた80年代から90年代に対し、いま日本が置かれている位置は、登山で言うなら下山しているところであり、その下山の方法こそが重要であるという話しです。

御歳83歳の著者は、少年時代に徹底的に破壊された敗戦を、青年時代には左翼運動にまみれた学生運動を、そして若いときに高度成長とバブルを経験しているだけに、今のバブル崩壊や東北地震、それに続く原発事故で大きく傷ついた日本を見るとそのような感想をもたれるのは仕方がないでしょうけど、今の若者にとってその下っていく思想は受け入れられるか?というと、ちょっと違うかなと。

つまり高齢者から見て自ら体験してきた日本の栄枯盛衰であり、同世代を生きてきた人にとっては間違いなく、同意し頷ける考え方に違いないでしょう。

一方では昭和時代よりもはるかに拡大していったグローバリズムや、日本人の多くが成長著しいアジアの各国へ出掛けていって仕事をするなんて、今の高齢者には考えもつかなかったことが起きています。

そうした、これからの日本と新しい日本人の生き方について、もっと著者の考え方を知りたかったというのが本音で、何度も何度も同じ話しが繰り返される文章をみて、この著者も寄る年波には勝てないのかぁと少し残念な気持ちがしました。

せめて編集者が気をつけてアドバイスや修正をすればいいのでしょうけど、大家の文章に赤を入れるだけの勇気がある編集者もいなくなったと言うことでしょうか。

★☆☆

著者別読書感想(五木寛之)

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沈黙のひと (文春文庫) 小池真理子

2011年に雑誌に連載され、2012年に単行本、2015年に文庫化された長編小説で、2013年には吉川英治文学賞を受賞した作品です。

著者の作品では過去に「記憶の隠れ家」(1995年)と「天の刻」(2001年)を読んでいます。

物語の主人公(中年女性)は、自分が子供の頃に両親が離婚し、母子家庭で育てられましたが、別れた父親との交流はその後も長く続き、介護が必要となって老人ホームへ入居するとき、そしてそこで人生を終えた後の遺品整理の時も立ち会うことになります。

前半は亡くなった父親が残した前妻の子(主人公)と、後妻の姉妹達とのやりとりが長々と続きますが、これってこの前見た映画「海街diary」の設定となんとなく似ているなって感じ。

「海街diary」の原作はと言えば元は漫画ですが、異母姉妹の微妙に揺れる感情ってところが似ていて面白いなと。前妻の娘からすれば、自分と母親を棄てる原因となった父親の新しい家庭の娘達という。

その浮気っぽい父親が亡くなったところから始まるパターンが両者に共通する点です。

こちらの小説では、その父親の遺品のワープロから家族が知らなかった別の顔に出会います。

仙台に単身赴任をしていた頃の恋人の存在や、趣味の短歌を通して知り合いずっと文通を続け、一度だけ施設で出会った人のことなどの存在を知ります。

主人公と母を見捨て、離婚していった父親に対して思う感情と、また違う感情を父親が持っていたことも知り、主人公の中で家族とは、肉親とはという思いが変わっていくことになります。

この小説の一部には著者の私的な自伝的要素も加わっているらしく、作中に出てくる父親の短歌は、著者の亡き父親の短歌をそのまま使われていたりします。

読み始めの時には、重く暗い、いまいちまどろっこしい感じが好きになれませんでしたが、途中からなにかグイグイと引きつけられるように感情移入ができ、著者の代表作と言ってもいいような面白い小説だと思います。

★★★

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