|
リストラ天国 ~失業・解雇から身を守りましょう~
HomePage https://restrer.sakura.ne.jp/
|
444
中原の虹 (講談社文庫)(1)(2)(3)(4) 浅田次郎
NHKが中国と共同でドラマ化している清朝末期を描いた「蒼穹の昴(講談社文庫)
清朝末期といえば映画「ラストエンペラー
」が有名ですが、まさにその少し前の西太后や袁世凱、満州の馬賊の張作霖が暗躍した頃の時代で、一般的には史上最悪の悪女とも言われている西太后がそうしなければならなかった時代背景、それに愛と苦悩が壮大なスケールで描かれています。
小説ですので、実在の人物以外にも想像の人物も多数出てきていて、どこまでが真実でどこからが創作なのかよくわかりません。
中学校や高校の時に習った元、明、清王朝のことや、義和団事件、辛亥革命などを思い出しつつ読んでいくことになりますが、相当に浅田ロマンが込められていますので、あくまでもそうあって欲しいという著者の願望だと思って読み進めることがいいのかもしれません。
中学校や高校の時に習った元、明、清王朝のことや、義和団事件、辛亥革命などを思い出しつつ読んでいくことになりますが、相当に浅田ロマンが込められていますので、あくまでもそうあって欲しいという著者の願望だと思って読み進めることがいいのかもしれません。
文庫本4冊にまたがる長編ですが、蒼穹の昴同様あっという間に読み進められます。ただ人名や地名が慣れ親しんだ漢字の日本語読みではなく、中国発音のふりがながふってありますので、それに多少とまどってなかなか覚えられないかもしれません。
例えば満州で活躍した馬賊で後に清朝の軍隊に加わった「張作霖」は日本の教科書では「ちょうさくりん」ですが、小説では「チャン ヅォリン」、しかも通称が「白虎張(パイフーチャン)」、字は「雨亭(ユゥ ティン)」となりますので、この3つの名前が次々と出てくることになります。
日本でも有名な袁世凱(えんせいがい=ユアン シーカイ)に至っては、字は慰亭(いてい)、号は容菴(ようあん)、また一時は洪憲皇帝を名乗ることになります。
日本でも有名な袁世凱(えんせいがい=ユアン シーカイ)に至っては、字は慰亭(いてい)、号は容菴(ようあん)、また一時は洪憲皇帝を名乗ることになります。
現在は日本と中国の関係は非常に険悪なムードとなっていますが、この小説の舞台では、日清戦争や義和団事件で日本が大陸や満州に進出していく様子が出てきます。
と同時に反政府の革命家達は、政府軍に追われると日本へ逃げて庇護されるという微妙な関係になりたっています。
いずれにしてもこの頃から太平洋戦争までの日本の行いが、100年後の今になっても政争の道具とされ、反日運動の火種になっていることは間違いありませんので、ちょっと複雑な思いがします。
と同時に反政府の革命家達は、政府軍に追われると日本へ逃げて庇護されるという微妙な関係になりたっています。
いずれにしてもこの頃から太平洋戦争までの日本の行いが、100年後の今になっても政争の道具とされ、反日運動の火種になっていることは間違いありませんので、ちょっと複雑な思いがします。
清王朝のきらびやかで、厳かな雰囲気と、清朝末期に起きた漢民族による革命で大きく動く大陸、権益を狙う先進諸国の思惑、隣接する領土満州で起きる新しい国作りの動きなどが相まって、混乱の極みを呈する清朝末期を、浅田ワールドがもの悲しく、しかし時には暖かく展開されるこの小説は、漢民族が主体の中国人民はともかく、きっと世界中で長く読み継がれていくのではと思います
◇著者別読書感想(浅田次郎)
◇著者別読書感想(浅田次郎)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
激流 (徳間文庫) 上・下 柴田よしき
知人にいただいた本です。一時期平積みになっていて少し興味があったので買おうかどうしようか迷ったことのある本ですが、結局買わずに現在に至ってました。
柴田よしき氏も売れっ子となり、書店ではよく新刊が並んでいるのですが、イマイチ作品のテーマにつかみ所がなくインパクトに欠けているようで、それが今まで手にとってはみても買わなかった理由です。
もし今回もらわなかったとしたら、おそらく読むことはなかった小説だと思います。
もし今回もらわなかったとしたら、おそらく読むことはなかった小説だと思います。
ストーリーは中学校を卒業して20年が経った主人公達に謎のメールが送られてきます。その同級生に共通しているのが、京都での修学旅行中に同じグループ行動をしていた1人の女生徒が行方不明となり、現在も生死不明のままで、そのトラウマを抱えています。
送られてきた謎のメールというのが、行方不明となった女生徒の名前だったことから、社会人になってからほとんど縁のなかった同級生達が集まってきます。
送られてきた謎のメールというのが、行方不明となった女生徒の名前だったことから、社会人になってからほとんど縁のなかった同級生達が集まってきます。
あっけない結末と謎には少しガッカリしたのと「思春期の頃の仲間が中年になってから再会し」というのはミステリー小説ではよくあるケースで、次第にその当時の記憶が蘇り、それに現在の仕事や恋愛が絡んできたり二つの時代を行ったり来たりする共通したパターンです。主人公達の年代はちょうど団塊ジュニア世代を意識していると思われます。
同様の同級生が集まるパターンでは恩田陸の「黒と茶の幻想
」や、たまたま最近読んだ重松清の「カシオペアの丘で
」などが思い出されますが、「黒と茶の幻想」がしっとりとした大人のミステリーに対して、「激流」はわかりやすくドタバタと動きの激しいミステリーという感じです。ま、人それぞれに趣味が違いますので両方あっていいと思います。
あとこの小説はたぶん週刊誌かなにかで連載をされていたのでしょうけど、同じ話しが何度も何度も繰り返して出てくるのが気になります。
もしこの作品を有能な編集者が担当していたら、単行本や文庫化するにあたりそういう繰り返す部分はバサバサとカットして、上下巻で850ページを超えるこの大作も500ページぐらいまで圧縮してくれるのではないかなと読みながら思ったり。
売れっ子作家の書いたものを、バッサリ削ったりできる度胸のある編集者はもうほとんどいないのでしょうけど。
もしこの作品を有能な編集者が担当していたら、単行本や文庫化するにあたりそういう繰り返す部分はバサバサとカットして、上下巻で850ページを超えるこの大作も500ページぐらいまで圧縮してくれるのではないかなと読みながら思ったり。
売れっ子作家の書いたものを、バッサリ削ったりできる度胸のある編集者はもうほとんどいないのでしょうけど。
あと、世間ではあまり縁のない出版業界のことがたびたび小説に登場するのも、作家と出版社の深い関係性や、柴田氏もそのようですが、作家自身が元出版社の編集担当だったというケースが多く、やや食傷気味です。
決してハッピーエンドではないですが、お気楽に読むのには、わかりやすく、スピード感があって、団塊ジュニア達にとっては懐かしいところもあったりして、いいのではないかというのが感想です。
| [PR] Amazon 書籍 売れ筋ランキング | ||||
ビジネス・経済 ビジネス実用本 新書 文庫 文学・評論 コミック ゲーム攻略・ゲームブック |
ハヤカワ・ミステリ 創元推理文庫 新潮文庫 講談社文庫 角川文庫 集英社文庫 岩波文庫 |
文芸作品 ノンフィクション ミステリー・サスペンス SF・ホラー・ファンタジー 歴史・時代小説 経済・社会小説 趣味・実用 |
||
リストラ天国TOP
おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)
著者別読書感想INDEX
PR
| [PR] Amazon 書籍 売れ筋ランキング | ||||
ビジネス・経済 ビジネス実用本 新書 文庫 文学・評論 コミック ゲーム攻略・ゲームブック |
ハヤカワ・ミステリ 創元推理文庫 新潮文庫 講談社文庫 角川文庫 集英社文庫 岩波文庫 |
文芸作品 ノンフィクション ミステリー・サスペンス SF・ホラー・ファンタジー 歴史・時代小説 経済・社会小説 趣味・実用 |
||
439
「ボーンコレクター」で一躍有名になったミステリー作家ジェフリー ディーヴァーの短編小説をいくつも集めた本です。
長編でシリーズ化されている「リンカーン・ライム」もその中の1編に登場してきます。何かの書評でお勧めマークがあったので、少し前の本ですが買ってみました。
長編でシリーズ化されている「リンカーン・ライム」もその中の1編に登場してきます。何かの書評でお勧めマークがあったので、少し前の本ですが買ってみました。
短編小説のいいところは、事前の長い前置きもなく、スピード感があり急転直下最後にアッと言わせる展開を容易に出せることですが、私は登場人物が少なく特定の2~3人に物語が集中することに一番魅力を感じています。
古くはサキやO・ヘンリ、新しいところではジェフリー・アーチャーやローレンス・ブロックなど短編の名手達も多いですが、残念ながらそのレベルにはちょっと及ばないかもしれません。しかし中には「三角関係」などキラッと光る素晴らしい短編も含まれまれています。
タイトルになっている「クリスマスプレゼント」は著者の大ヒット作リンカーン・ライムが登場する短編です。
そのタイトルから私はO・ヘンリの「賢者の贈り物(講談社青い鳥文庫)
」や、クリスマスキャロルを現代版にアレンジした1988年の映画「3人のゴースト
」をふっと思い浮かべましたが、内容はオーソドックスに著者の得意なリンカーン・ライムと悪人との知恵比べで安心して読んでいられます。
◇著者別読書感想(ジェフリー・ディーヴァー)
そのタイトルから私はO・ヘンリの「賢者の贈り物(講談社青い鳥文庫)
◇著者別読書感想(ジェフリー・ディーヴァー)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「かもめのジョナサン (新潮文庫)
」で有名なリチャード・バックの不思議で魅力的な中編の小説です。現代にキリストの再来か超能力を持つ救世主が現れたのだけども、本人はいたってクールで今は複葉飛行機で観光飛行ガイドをやっています。その救世主と語り部のリチャード(作者)とのふれあいがストーリーとなっています。
詩的でライトな文章は、ヘビーなミステリー小説などに慣れてしまっていると、ややもするとうわべだけをスルッと流れてしまいそうですが、本当はじっくりと味わいたい作品です。
実はこのわずか200ページ足らずの小説は1995年頃に買っていたのですが、15年を経てようやく完読しました。15年前と言えば自分で言うのもなんですが、会社の中で重要な地位にいて、全国を飛び歩いていた時期で、おそらくこのようなゆったりしたテンポの小説は合わなかったのでしょう。
「かもめのジョナサン」は五木寛之氏の翻訳でしたが、こちらの翻訳は村上龍氏です。この村上龍氏の翻訳には賛否両論があり、原書との内容の違いはわかりませんが、私はよくできているのではないかと思います。
こういう小説をプロの翻訳家が行わずに、日本の作家が行うと言うことは、それなりにはメリットがあるのでしょう。
こういう小説をプロの翻訳家が行わずに、日本の作家が行うと言うことは、それなりにはメリットがあるのでしょう。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
2006年に購入したまま、積ん読状態になっていた本ですが、発掘して完読しました。
時は江戸時代から明治へと日本が大きく変わり、日本が世界にデビューし始めた時代、欧米が日本を研究する際に、彼らの宗教観、政治観、倫理観ではとうてい理解しがたい日本人の思想、行動、様式などの根源について、キリスト教徒でもあり、外国によく通じていた新渡戸稲造氏が、日本人にというより外国人向けに書いた「大和魂」と「武士道」という理解です。
したがって、内容は欧州の哲学者や宗教家、思想家と日本の武家やリーダーの残した言葉を引用し、日本人は欧米人と哲学的な考え方は変わらないばかりか、ずっとその先を行っている部分もあるのだということを解説しています。
章立ては第1章「武士道とは何か」から始まり、第2章「武士道の源をさぐる」……第17章「武士道の遺産から何を学ぶか」まで、このスタイルは現在のよくある新書を読んでいるような錯覚に陥ります。
世界中のいろいろな人の言葉や記録を引用できると言うことは、現在のようにインターネットがあるわけでもない明治初期に、この新渡戸稲造氏がいったいどれだけ多くの世界中の書物や文献を集めて読み、しかもそれらをちゃんと理解して記憶していたかということを考えると驚異を感じます。
それだけにこれほどの貴重でよくまとめられた情報量の詰まった本ですから、世界中で大ベストセラーとなったのでしょう。日本人にももっと読んでもらいたい本です。
リストラ天国TOP
おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)
著者別読書感想INDEX
リストラ天国 日記(BLOG)
436
獣どもの街 (文春文庫) ジェイムズ・エルロイ
例によってロサンジェルスを舞台にして、暴力、SEX、同性愛、拷問などを描いた暗黒小説で、しかもスラングや韻を踏む言葉遊びの連続で、翻訳者はおそらくたいへん苦労をされたのでしょうが、これがまた日本語にすると読みにくいったらありません。かと言っておそらく原文直訳だともっと理解できないと思われます。
2006年頃に買った本ですが、1/3ほど読んでいったん断念していましたが、今回はなんとか全部読み切ることができました。しっかり読み込むとなかなか味わいがあっていいストーリーです。
ストーリーは中篇のハリウッドのファック小屋(1983年)、押し込み強姦魔(2004年)、ジャングルタウンのジハード(2005年)の3編をつないで一つの物語になっています。
主人公は通して殺人課の刑事で、最初の事件で有名映画女優と関係ができ、いつかは添い遂げたいと思ったままずっと独身を通しているけれどそれは純愛ではなく単なる変わり者です。
主人公は通して殺人課の刑事で、最初の事件で有名映画女優と関係ができ、いつかは添い遂げたいと思ったままずっと独身を通しているけれどそれは純愛ではなく単なる変わり者です。
その3編とも女性刑事役がはまり役の映画女優が事件の重要な鍵となっていて、男と暴力ばかりのギスギスした中に一点の華を咲かせてくれています。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
トゥルー・ストーリーズ (新潮文庫) ポール・オースター
2008年1月に購入した、詩人であり小説家でもあるオースターの自伝的エッセーです。
一応タイトル通り「真実の話し」なのでしょうけど、別にそれほど驚くに値しないものが多く、「事実は小説より奇なり」はよく経験しているので、少々退屈しました。
しかしこの著者は若いときには極貧生活も経験していたそうで、その頃の話しはとても味わいがあって面白いです。
ポール・オースターってどこかで聞いた名前だなと思ってwikiをググってみたら、過去に何度か書店で手にとって買おうかどうしようか悩んだことのある「ムーン・パレス (新潮文庫)
」(1989年)の著者でした。
よく行った書店でいつも平積みにされていたので、よく売れているんだなと思っていましたが、結局は買わずに読み損なっています。
よく行った書店でいつも平積みにされていたので、よく売れているんだなと思っていましたが、結局は買わずに読み損なっています。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
蒼ざめた王たち (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ) ロバート・B・パーカー
スペンサーシリーズ14作目(全37作)となる小説です。スペンサーシリーズは23作を既に読んでいて、今までに2回同じ作品をダブって買ってしまいましたが今回は大丈夫でした(と言ってもブックオフで見つけた100円本ですが)。
ストーリーは南米人が多く住む地方都市で新聞記者が殺された事件を解明するために出掛けます。
なんとなくコカインの犯罪との関係が臭うのですが、続けてスペンサーが接触をした警察署長やその子供までが殺され、意外な展開へと続いていきます。
もちろん相棒ホークもジャガーに乗って後半からですが颯爽と登場します。
なんとなくコカインの犯罪との関係が臭うのですが、続けてスペンサーが接触をした警察署長やその子供までが殺され、意外な展開へと続いていきます。
もちろん相棒ホークもジャガーに乗って後半からですが颯爽と登場します。
| [PR] Amazon 書籍 売れ筋ランキング | ||||
ビジネス・経済 ビジネス実用本 新書 文庫 文学・評論 コミック ゲーム攻略・ゲームブック |
ハヤカワ・ミステリ 創元推理文庫 新潮文庫 講談社文庫 角川文庫 集英社文庫 岩波文庫 |
文芸作品 ノンフィクション ミステリー・サスペンス SF・ホラー・ファンタジー 歴史・時代小説 経済・社会小説 趣味・実用 |
||
リストラ天国TOP
おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)
著者別読書感想INDEX
リストラ天国 日記(BLOG)
435
講談社文庫のカバーに付いているマークを10枚送れば、特製ブックカバーを全員にくれるというので、さっそく送ってみました。
蔵書しているものをざっと数えると約280冊ぐらいあり、新潮文庫となかなかいい勝負です。
プレゼントのブックカバーはいくつか選べましたが、普段着に合わせてデニム地のカバーがよさげだったのでそれをリクエストしました。
それがこれ。
それがこれ。
Amazonやブックオフで購入するとブックカバーが付いてきませんので、今までは書店の紙のカバーを取っておき、それを使っていましたが、これからはこれが重宝しそうです。
| [PR] Amazon 書籍 売れ筋ランキング | ||||
ビジネス・経済 ビジネス実用本 新書 文庫 文学・評論 コミック ゲーム攻略・ゲームブック |
ハヤカワ・ミステリ 創元推理文庫 新潮文庫 講談社文庫 角川文庫 集英社文庫 岩波文庫 |
文芸作品 ノンフィクション ミステリー・サスペンス SF・ホラー・ファンタジー 歴史・時代小説 経済・社会小説 趣味・実用 |
||
リストラ天国TOP
おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)
著者別読書感想INDEX
430
1996年に発刊された本でそのときに購入したものの、数ページで読まなくなった本です。今回14年ぶりにあらためて最初から読みましたが、どうして途中で断念したのか不明なぐらい面白い本でした。
日本で活躍する欧米人は最近では珍しくないですが、1962年に最初に日本に来て、その後離れますが最終的に日本国籍を取り関東や関西の大都市ではなく山梨に居を構える外国人は珍しいでしょう。
昔はテレビなどにもよく出ていましたが、最近はあまり目にしなくなりましたが、もう70歳なんですね。活発にナチュラリストとしてあの大きな太った身体で自然の中を飛び回るのにはちょっとつらくなってきたのでしょうか。著書もここ3年ほどないので、ちょっと健康に心配するところです。
と思っていたら「少年グリフィン
」という児童向け小説が6月に刊行されてました。まだまだ活躍して欲しい方です。
この小説は、ま、ハチャメチャな内容ですが、自分を主人公にして日本、ウェールズ、アフリカなどを舞台にしたハッピーエンドの小説です。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
1998年に文庫本で購入した本ですが、12年経ってやっと完読できました。
有名な検屍官ケイ・スカーペッタが主人公のシリーズものですが、デビュー作「検屍官
」含めそのシリーズを読んでいなかったので、このシリーズ9作目をいきなり読むにあたって予備知識がなく、登場人物の人間関係や過去の経緯がわからず苦労したのが積読することになった原因です。
有名な検屍官ケイ・スカーペッタが主人公のシリーズものですが、デビュー作「検屍官
550ページにわたる長編ですが、その半分ぐらいは起承転結で言えば起が延々と続きます。ちょっと長過ぎって感じです。
その代わりにクライマックスの結は1/10以下でいつの間にか終わっています。
もっとも本の場合、映画と違ってあとどれぐらいで終わるかというのが残りページ数を見ればすぐにわかってしまいますので、いつ最後の対決シーンが来るのか、まだか?とやや心配しながら読み進めました。
その代わりにクライマックスの結は1/10以下でいつの間にか終わっています。
もっとも本の場合、映画と違ってあとどれぐらいで終わるかというのが残りページ数を見ればすぐにわかってしまいますので、いつ最後の対決シーンが来るのか、まだか?とやや心配しながら読み進めました。
内容は過去の作品に出てきた(らしい)殺人犯が病院から脱走し、その復讐が心配されるが、それとはまったく関係がないと思われた放火殺人事件との関係が次第に明らかになっていくというストーリーです。
FBIとは円満な関係の検屍局だと思っていたのですが、FBIに対して辛辣で批判的な表現があちこちにあり、あれ?っと思っていたら、なんでもこの著者自身FBIとなにかトラブルに巻き込まれたことがあるとかで、そのような内容になったようです。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
人材コンサルタントといえば「元リクルート」が多いのと同様に、ビジネスコンサルタントと称する人の多くは「元アクセンチュア(旧アーサーアンダーセン)」の人が多いというかほとんどなのですが、この著者も例に漏れず東大-アクセンチュア-独立とコンサルゴールデンコースを歩んでいる方です。
最初は本のタイトル「残念な…」を見て、流行語をタイトルにつけただけで中身のないいつものパターンかなと思って読みましたが、なかなかどうして、読みやすくいいことがギュッと詰まっていていい本でした。
読者の対象としてはある程度経験を積んだ後この先キャリアプランをどうしようかと逡巡しがちな20歳代後半から35歳ぐらいまでの人向きです。団塊ジュニア世代に向けたいい戦略です。
私のように50歳を超えてから読むのは遅すぎます。というか私のような「残念な人」にならないようよく考えて将来プランを作りましょうと言われているようです。
私のように50歳を超えてから読むのは遅すぎます。というか私のような「残念な人」にならないようよく考えて将来プランを作りましょうと言われているようです。
コンサルタントで独立した場合、代表者が一番力を入れなければならないのは営業力です。アクセンチュアのような大企業時代は顧客から注文が入ってきますが、そのような後ろ盾がない場合は個人を信用してもらうか、営業力がものを言います。
そしてなくてはならないのが、このような本を出しておくことで、営業する際に「こういう本を出していまして…」というのが中小企業のオーナー社長に理解をしてもらうのに非常に有効な手なのです。
内容は、中小企業の経営に役立つノウハウ、会社を辞めて独立を目指すときに注意すべきこと、転職する際のテクニックなど多種にわたりますが、30歳前後のビジネスマンにとって役立つ本だと思います。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
2004年出版の文庫本で、芥川賞受賞作品です。やはり6年前に購入したもののその文体というかあってないがごとしのストーリーが理解不能で途中で断念した本でした。
こういう一人称で現実と空想の世界が入り交じり、黙々と進むストーリーは「罪と罰
」のドストエフスキーのようであり、またいけないクスリで逝っちゃっている人の意味のない戯言を聞くようでもあり、なんとも言えません。これが芥川賞というものなんですね。
町田康(まちだこう)氏はロックバンド、俳優、そして作家という異色の経歴の持ち主ですが、作家としてようやく大成功したという感じでしょうか。
私はこの小説を買うまではまったく知りませんでした。この小説だって6年前に買ったときは、よく覚えてはいませんがたぶん辺見庸(へんみよう)氏の小説と間違えて手に取ったような気がします。なんとなく語感とか字面とか似てません?似てないか。
私はこの小説を買うまではまったく知りませんでした。この小説だって6年前に買ったときは、よく覚えてはいませんがたぶん辺見庸(へんみよう)氏の小説と間違えて手に取ったような気がします。なんとなく語感とか字面とか似てません?似てないか。
物語は親が裕福で面倒を見てもらいながら芸術家を目指していたものの、自分より才能がないと思っていた同級生にずっと先をいかれ、親が設定した見合いを気に入らずに断った相手が、その成功した同級生の妻となり後でみると意外と綺麗だったことに後で気がつき、自分は親が反対するのを聞かずにランジェリーパブで知り合った片付けがさっぱりできないホステスと結婚し、さらに悪いことに、親がやっていた事業がつぶれてしまい生活が破綻して、やむなく会社勤めをすることに、、、となんてことはない物語です。
| [PR] Amazon 書籍 売れ筋ランキング | ||||
ビジネス・経済 ビジネス実用本 新書 文庫 文学・評論 コミック ゲーム攻略・ゲームブック |
ハヤカワ・ミステリ 創元推理文庫 新潮文庫 講談社文庫 角川文庫 集英社文庫 岩波文庫 |
文芸作品 ノンフィクション ミステリー・サスペンス SF・ホラー・ファンタジー 歴史・時代小説 経済・社会小説 趣味・実用 |
||
リストラ天国TOP
おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)
著者別読書感想INDEX
|
カレンダー
|
|
最新記事
|
(02/14)
(02/07)
(01/24)
(01/17)
(01/10)
(01/03)
(12/27)
(12/20)
(12/13)
(12/06)
|
カテゴリー
|
|
ブログ内検索
|
|
最新コメント
|
[06/28 area]
[06/28 U・M]
[01/03 area]
[01/03 Anonymous]
[10/09 area]
|
プロフィール
|
HN:
area@リストラ天国
HP:
性別:
男性
趣味:
ドライブ・日帰り温泉
自己紹介:
|
過去人気記事
|
医者と作家の二刀流一覧
日本の農業はどこへ向かうか
ロバート・B・パーカー「スペンサーシリーズ」全巻まとめ
マイカーで東京から京都まで旅行する場合 その1
リタイア後の心配事
有効求人倍率がバブル時並みとは
スペンサーシリーズの読み方(初級者編)
年賀状と葬儀について
ガソリンスタンドのブランド変遷史
世界と日本の宗教別信者数
戦国武将たちの身長は?
証明写真機の種類と機能を調べてみた
ゴルフをプレイしている人の年代層割合に驚いた
活字離れは事実か?
サイコパスたちの宴
世界と日本の書籍ベストセラーランキング
変形性股関節症の人工股関節全置換手術
Amazon 売れ筋ランキング ドライブレコーダー レーダー探知機 空気清浄機 ペット用品 まくら・抱き枕 体脂肪計 スポーツウェア ランニングシューズ メンズスニーカー レディーススニーカー ゴルフクラブ ゴルフシューズ ミラーレス一眼カメラ ゲーム ノートパソコン プリンタ イヤホン・ヘッドホン スマートフォン スマートウォッチ microSDカード 防犯カメラ スペシャリティアパレル ラーメン レトルト・料理の素 シャンプー・コンディショナ スキンケア・ボディケア |