リストラ天国 ~失業・解雇から身を守りましょう~
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(注)以下の文章はうつ病に罹った人やその関係者に対し偏見や差別、非難を与えるものではなく、私の個人的な体験から意見や感想を述べているに過ぎません。もしうつ病の方やその関係者の方で気に障る表現や言葉があればご指摘いただければ削除または修正します。
うつ病に現在罹っている人(有病者)はおよそ100人に1~2人、生涯のうちにうつに罹る可能性がある生涯有病率は3~16%と言われていますので(wikipedia)、職場や友人など身の回りにそういう人が数名いたとしても不思議ではありません。
うつ病は十数年前まではまだあまりよく知られていなかったこともあり、「怠け病」とか、朝起きられず連絡も来ないので「眠り病」とかひどいことを言われてきたこともあります。30年ほど前に私の部下がこれに罹り「遅刻が多い」「前夜は元気だったのに翌日いきなり欠勤する」「妙に明るい時と落ち込む時の落差が激しい」と、当時はこうしたうつ独特の症状について知らなかったので、ずいぶんと叱ったり励ましたりと余計なことをしてしまったものです。
今ではある程度その病気が認知され、その対処法なども書かれていたりしますが、現実にはなかなか思うようにはいかず、それが逆に周囲が変に気を遣うこととなり、ギグシャクした関係になってしまいそうです。
まずは発症しそうな人とのつき合い方が難しいです。本人は一生懸命普段通りやっていると思っていても、周囲はなにかおかしいと気がつきます。
自分から「どうもおかしいので病院へ行ってくる」と言ってくれれば解決が早いのですが、実際のところなかなかそうはなりません。しかしたいして親しくしていない同じ職場の人が「最近ちょっと変だから病院へ行きなさい」とは言えません。それは本人のプライドをひどく傷つけるように思え、また大きなお世話と思われてしまうからです。仕事上のライバル関係であればなおさらのことです。
一番いいのは家族や友人など、より身近で利害関係のない人がアドバイスをしてあげて、本人から治療に行こうと思わない限り、そのまま放置しておくと、少し改善してまた悪くなっての繰り返しをすることになります。
同じ職場にいるけれど、それほど親しくはない、でも仕事の上で重要なやりとりや関係があり、このまま放置しておいては仕事に支障が出そうと思った場合、共通する上長がいればその上長に相談するしか方法はないでしょう。直接言うのはどうも躊躇われます。
次に復帰後のことです。通常うつ症状が激しくなると治療のため会社を長期間休職し、心療内科など病院へ行き治療をおこないます。そして数ヶ月後に職場に復帰します。復帰を果たしてもまだ直後の段階では完治したとは言えないことが多く、引き続き通院して治療やカウンセリングを続けながら勤務をするというケースが多いでしょう。
そういう人が上司であれ部下であれ、同じ職場にいると周囲はどうしても気を遣います。いい人ほど「もし今度再発したら自分の責任だ」と思い悩む人も出てきそうです。
うつの原因が、職場や上司にあった場合は、職場や業務など環境を変えれば一気に改善することもありますが、大企業でない限り、そうそう職場や仕事をガラッと変えるのは難しく、結局復帰後も以前と同じか似た仕事をすることになります。
そして一度そうした長期病欠をしてしまうと、どうしても周囲には「またぶり返して急に休むかも」という不安がつきまとい、重要な仕事や期限のある仕事、気苦労が多い仕事は頼みにくかったりして、職場の人間関係がギグシャクしてしまいます。健康な人に病気の人の気持ちはなかなかわからないものです。
「うつなんて風邪と同じで誰でも罹るもの」と言う人もいますが、風邪のように長くても数日ですっかりよくなるものとは違い、数ヶ月から数年と長期間にわたりケアしていかねばならないことは大きく違います。そのように完治まで先が見えないことや、熱や咳の具合でわかる風邪と違って周囲にはその改善状況がわからないというのも不安な一面です。
実際うつ病治療中の人が職場で隣席にやってきた場合、どのような声をかけられるでしょうか?
「頑張れ」「元気そうだ」「しっかりしろ」などは、うつ患者にとって禁句とされていることぐらいは常識としても、他に気軽にかけられる言葉ってなかなか思いつきません。「今夜飲みに行かない?」とかも通常は医者からも止められているでしょうし、もし飲みに行ったとしても今度は話題に気を遣って大変です。
少し調べると「最近調子はどう?」とか「焦るなよ」「なるようになるさ」とかはいいみたいです。でも同じ職場というだけで個人的に親しくない場合、結局は仕事上の必要最低限の会話しかできなくて、それが相手に疎外感を与えてしまわないかを心配します。
上司、部下、同僚など親しさのレベルと、管理責任のケースバイケースだとは思うのですが、実際に職場でうつ病の人と一緒になった場合、こちらからはなにもできないのが実際のところではないでしょうか。
最近では「新型うつ」と呼ばれている「仕事中は暗く落ち込むが、プライベートで好きなことをやっていると明るく元気」というような非定型うつというのも流行しているそうで、本当にそのまま同じ仕事を続けていて病気が改善するのか?とも思えてきます。
いずれにしても一度罹ると約5割の患者が再発するうつ病ですから、気長に見ていくしかないのでしょう。少し学んでおくために、映画「私のツレがうつになりまして」も今度レンタルで借りてこなくっちゃ。
うつ関連の記事やブログを読んでいて、こんな記事を見つけました。強い人ですねぇ。
「オレは今、鬱病で長期休暇中だけどすぐに元のパフォーマンスで復帰してやるよ」
けれど、鬱病。こんな病名までオープンにするおバカは他にいないと思うのだけれど、復帰すれば「どうしたの?」「何があったの?」心配や好奇心に晒されること請け合いであるし「これでマサバヤシ失脚。むふふ。」なんて思う方も一部いらっしゃるので「このやろう、俺は別に終わりじゃねーよ」と、宣言するためにも現在の心持ちなどを、オープン或いはシェアしちまえ、って考えたのである。 |
「うつ病からの復帰プロセスの第一歩は「通勤訓練」」
この通勤訓練。何かというと「通勤時間に会社へ向かい、終業時間に帰宅する」というもの。この単純な訓練が実は過酷、苛烈極まりないものなのであります。 (1) 通勤時間に起床し、会社へ向かう (2) 会社の前に着いたら、職場によらずに図書館へ向かい時を過ごす (3) 終業時刻になったら、帰宅する (4) (1)から(3)を2週間に渡り実施する |
こういう訓練をすることもあるのですね。いや驚きました。朝会社へ行くという習慣をつけるという意味なのでしょうけど、会社には寄らず図書館へ行くというのは凄いです。
しかしいくら本好きでも2週間毎日、朝から晩まで図書館で過ごすというのは、これは働き蜂のような生活をおくってきた普通のビジネスパーソンにとっては拷問に近いような気もします。自宅ならば動きやすい身軽な格好で、寝転がったり、お茶やお菓子を自由に飲んだり食べたり、他人の目を気にせずだらしない姿勢でもいられますが、図書館ではそういうことはできません。
しかも学生でもなさそうな、いい大人が昼間から毎日図書館へ来ているとそりゃ周囲の目が気になります。人からは仕事もしないでなにしているのだろうとか、怪しい人と思われているかなぁとか。私なんかそれだけで憂鬱な気分になってしまいそうです。
それはさておき、この方はすでに同じ職場に復帰されていますが、これぐらい自分の病気を理解していて、しかも明るい自信家?だと、周りもそれほど気を遣わずに、病気になる前と同じようにガンガンやり合えて楽かも知れませんね。それでうつが本当に完治するかどうかは別として。
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2001年頃から徐々に痛みはじめ、ここ数ヶ月は右足と股関節の痛みがあまりにも酷いので、変形性股関節症(および股関節唇損傷)だという自覚はあるものの、一応X線かMRIでキチンと症状を把握しておくために4月に整形外科病院へ行きました。
なぜいままで病院へ行かなかったかと言うと、
(1)2004年に整形外科へ行きX線を撮りながら「どこも異常はないので筋肉痛でしょう」と診断され、整形外科医が信用できなくなった
(2)自覚症状と書籍やネットの情報にて自分の症状が概ね理解できている
(3)「変形性股関節症」という事実がわかっても治療するには手術しか方法はなく、そのために1ヶ月も仕事を休めないから対応できない
からです。
このうち(3)ですが、この変形性股関節症の初期または進行期だと
A)保存療法
B)骨切り手術
C)人工股関節置き換え手術
の治療法がありますが、A)保存療法はこれ以上悪くならないよう進行を抑えるためのもので、治療や快復するためのものではありません。
そしてB)C)の手術は初期症状でも1ヶ月近くの入院とリハビリ期間が必要となります。現状痛くて我慢ができなかったり、ほとんど歩けなくなれば仕方ないですが、普通のサラリーマンではその選択は現実的に難しいでしょう。
つまり私の場合、治療するため手術を受けるなら仕事を長期間休職する覚悟が必要となりますが、現状では痛みを我慢すれば歩けないことはないので、手術を受けるという選択肢はありません。
そんなわけで、あえて診察を受けて「変形性股関節症」と判明したところで、その治療が容易にできないのなら、意味がないと考えていました。
自覚症状は2003年頃から日記に何度か書いていますが、そのうち割と最近の日記です。
424 股関節唇損傷? 2010/8/28(土)
433 股関節唇損傷についての続編 2010/10/1(金)
589 股関節痛の時に読む本 2012/3/20(火)
一般的に変形性股関節症は一次性(加齢によるものや、長い間重量物を持ち上げて足への負担が大きな職業など)と二次性(遺伝性のものや臼蓋形成不全、発育性股関節形成不全等)があり、日本人の場合は9割が二次性変形性股関節症に該当するそうで、しかも患者の多くは女性とのことです。
私の場合は比較的男性では珍しい二次性なのか、欧米の男性に多いと言われている一次性なのか、原因はハッキリしません。
思えば一次性を疑う理由がふたつ、二次性を疑う理由がひとつあります。もし遺伝性のものだとすると、自分の子供達にも発症する可能性が残るので、そうでないことを願うばかりです。
整形外科を選ぶ際、股関節外科など股関節の専門科のあるところや、スポーツ整形外科があるところが望ましいと思って調べてみたのですが、残念ながら家の近くにはなく、遠隔地にある病院だと、それでなくても歩くのがつらいので何度も通院するのは困難です。
今回は実質的に最初の検査と言う割り切りで、近所のMRI診断装置がある整形外科(個人病院)へ行くことにしました。
初診なのでまず受付で問診票に症状等を記入します。問診票の空いたところに「自覚症状は変形股関節症だと思う」と書いておき、8年前にリウマチかなと思って受けた血液の精密検査や、直近3年間の人間ドック(35歳以上健康診断)検査データなども参考までに添付しておきました。
しかしこういうところでは例え自覚症状を訴える本人からのものであっても、素人の言うことはまったく信用してもらえません。
長く待った後、忙しそうな医師の診断の前にベテラン風の看護師?の問診を受けます。その(女性)看護師さんも変形性股関節症を患っているとのことでしたが、私が説明する症状を聞いて「それは変形性股関節症ではなく腰の病気でしょう」と勝手に決めつけてくれます。
私の説明が悪いのかも知れませんが、正直に過去からの症状を説明をしたつもりです。
その後整形外科医の診察(同じことを繰り返しての問診と触診、足の可動範囲の確認など)を受けましたが、やはり「股関節ではなく腰が悪いんじゃないかな?」とのこと。
正直言って腰はすごく丈夫でいままで一度も腰が痛いとか違和感を感じたことはなく、それを伝えた上で「いろいろと文献や経験者の情報を調べると私の症状はたぶん変形性股関節症です」と私も譲りません。
「それでは股関節と腰椎のレントゲンを撮ってみましょう」ということになり、私もそれが第一の目的で来たわけで、さらに言えばX線だけではなくMRIも撮って細かく検査して欲しかったのですが、長く待たされて閉院時間が迫ってきたこともあり、それは言い出せませんでした。
あとで医師から言い訳気味に言われましたが、「右足全体がしびれる感じがする」と言ったことにより「腰が悪い」と決めつけられたようです。
でも実際に股関節付近だけでなく右足全体がしびれて時にはしばらく感覚がなくなってしまうようなこともあり、それを伝えたつもりだったのですが。
X線撮影をおこない再度診察室へ。股関節の写真を見ながら「明らかに変形性股関節症ですね」と医者。
私も書籍やネットで変形性股関節症のX線写真をいくつも見てきましたが、まったく想像通りの酷い状態でした。同時撮影した腰椎のほうは加齢による多少の変形と思われるもの以外特に悪くはありませんでした。「私の最初の見立てが違っていましたね」と医師も認めてくれました。
写真 正常な股関節のX線写真
写真 私の股関節(写真左側が悪い側の右股関節)
ほぼ正常に近い左側の股関節(写真右)と比べると関節(軟骨部分)が真っ白になっていて、臼蓋(大腿骨の受け皿になる屋根の部分)と大腿骨頭(頭頂部の丸くなっているとこと)の隙間がほとんどありません。
またCE角(Center-Edge Angle:大腿骨頭を臼蓋がどれぐらい覆っているかがわかる角度)が正常の場合は25°以上あるべきところ、15°しかありませんでした(左側のCE角は35°で正常)。
上記の写真はX線写真のモニター画像を医師に断ってデジカメで撮影したものなので、あまり鮮明ではありません。
実際にはハッキリと左右の股関節の違いがわかります。さらに股関節唇も正常な左側(写真右)と比べると、異常な右側(写真左)はほとんどつぶれたようになっています。
なお右と左の股関節の中間部分をザックリとカットしている(本来は1枚の写真)のは諸般の事情からです(笑)。
いや、しかしレントゲン写真は精巧なのでハッキリクッキリと恥ずかしい部分も写るものです。
このX線写真から医者は「54才だと人工関節への置き換え術はまだ早いので(人工股関節の寿命は約20年間で60才以上の患者に勧める場合が多い)、保存療法(温存療法)で様子をみることにしましょう」と想定通りの回答でした。
医師からの保存療法のアドバイスとしては、
1)減量(股関節に負担を少しでも減らすため)
2)筋トレ(中殿筋を中心に鍛え、股関節に負担をかけないようにする)
3)杖の利用
でした。洋式トイレやベッドなどを使い股関節に負担の少ない洋式にするというのは当然のことです。
つまりわかりやすく言えば「現状で症状を改善させられる治療法はない」ということです。
それにこの変形性股関節症は将来的にさらに悪化することはあっても、よくなることはありません。つまり不治の病と言えます。
診察の後、別のリハビリのトレーナーに、股関節の近くにある中殿筋(中臀筋)を鍛えるため、自宅でおこなえる筋トレの方法を教わりました。
さらにリハビリ用の磁気加振式温熱治療器ネオマグトロン(NEO MAGTRON)を装着し、患部を15分間温めながら磁気と低周波振動を与えて終わりです。
今回の診察と検査(X線撮影)は全部で2時間半ぐらいかかりましたが、そのうち待ち時間が約8~9割です。
まったくTime is Moneyの現代において病院(整形外科や内科、耳鼻咽喉科など)ほど時間を無駄にするサービスはありません。わかっていたので文庫本を持ち込み退屈はしませんでしたが。
救急患者は仕方ないとしても、通常の通院ならば最近の歯医者のように予約時間をお互い決めるとかすればいいだけなのに、なぜそんな簡単なことができないのでしょうかね。
もし感染症の患者がいる場合、病院は病気を治すところではなく何時間も狭い待合室で同席すれば病気をもらう一番危険な場所となってしまいます。それって身体が弱っている高齢者にとっては自殺行為に近いでしょう。
あと薬は別に欲しくはなかったのですが、内服薬として非ステロイド系消炎・鎮痛剤と胃粘膜を保護・修復剤、痛むときに貼る湿布薬として非ステロイド系鎮痛消炎剤の3種類が二週間分処方されていました。
痛み止めのため薬を服用したり湿布を貼るのは好きではないので、どうしようかと考えましたが、保険適用の処方薬は安い(3割のみ自己負担)ので、内服薬はともかく湿布は膝の関節痛の時など他でも使えるし、もらっておいても損はないでしょう。
帰ってから気がついたのですが、次回いつ頃通院するかといった話はまったくなく、医師としても定期的に通院されてもなにかができるわけではなく、患者に任せるってところなのでしょう。
※2016年人工股関節置換手術をおこないました
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)初診編
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(2)手術前検査編
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(3)入院手術編
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(4)リハビリ、退院編
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2000年ぐらいに通勤のため毎日歩いているとどうも右足全体に違和感を感じるようになり、母親が長く煩っていたリウマチを疑いリウマチ科のあるクリニックや、別の整形外科にも行ってみましたが原因がわからず、民間療法のカイロプラクティックへもしばらく通いました。
しかしそれが股関節の異常からくるものだと見当がついたのが割と最近2~3年ぐらい前のことです
今ではその症状がかなり進行してしまっているようで、安静に寝ていても痛むときがあり、階段はもちろん、歩行にも大いに支障がでてきました。
その痛みは様々な文献やネット情報を調べると、変形股関節症かその一部でもある股関節唇損傷か臼蓋形成不全など股関節から来ているものと特定できます。
もう一度整形外科に行って今度はちゃんと股関節を中心に(前回病院へ行ったときは股関節というのがハッキリとわからず右足全体が痛むということで診察を受けた)レントゲンやMRIを受けてみようと思っています。検査したからどうかなるってものではないのですけれどもね。
書籍によると、私の50歳代の年齢が、関節の表面を削って平らにし痛みを発する軟骨の破片等を取り除く関節鏡(内視鏡)手術か、やや大掛かりな人工関節に置き換える手術のギリギリの境目らしく、できれば比較的簡易な関節鏡手術までに収めたく、それには少しでも骨がまだ丈夫なうちに治療を受けたほうがよさそうなのです。
保存手術ならば、うまくいって入院期間がリハビリ期間もいれて2週間から3週間、人工関節手術だと入院だけで1カ月※、完全復帰までには2カ月ぐらいはかかりそうで※、どこかで思い切らないといけないかもしれません。ただ私を含め一般的な勤め人の場合、なかなか1~2カ月間休むなんてできないんですよね。
※ネットで調べると入院期間にはかなりの幅とひらきがあり個々の症状によって大きく変わると思われます
さて、そのように股関節を痛めてできなくなったことと言えば、
・しゃがんだり立ち上がったりを繰り返す作業→少し続けるとそのあと数時間動けなくなる
・階段の一段飛ばしや駆け足→痛い側の足で長く体重を支えられない
・座敷などに長時間座ること→元々身体が固く苦手ではあったが
・靴下やズボンをはくのがかなり困難に→痛い側の足がうまく曲がらない
・足の爪切り→痛む右足の爪まで両手が届かなくなってきた
・和式トイレ→股関節が悪い人はまず無理。出先で和式しかないと我慢せざるを得ない
・早足や小走り→横断歩道を通行中、信号が変わりそうでも急に走れない
・10kg以上の重たいものを持つこと→体重をもっと減らせという意見も
・電車の中でなにもつかまらず立つこと→揺れたり押されたとき踏ん張りきれない
・ジッと長く立ったままでいること
・書店での立ち読み→そのせいで書店でブラブラすることが減った
・スポーツ全般→ゴルフ、テニス、スキー、ボーリングなどができない
今のところできること
・自転車・バイク→ただし停まるとき右足をつかないよう細心の注意が必要
・自動車の運転→乗り降りするときだけ苦労するがあとは問題なし
・ゆっくりした散歩程度の歩行→調子の悪いときは右足をひきずり、もっと悪いときは片足で歩く
・上半身のストレッチ、腹筋運動、腕立て伏せ
自宅は以前から洋風(リビングはソファ、寝室はベッド、トイレは洋式)なので、普段の生活はそれほど不自由していなかったということもあり、股関節通を10年以上放置してきたことが、進行に輪をかけてしまったとも言えます。
もっと早くに治療を始めていれば、手術ではなく保存療法と言って日常生活指導、理学療法、薬物治療などにより関節への負担を軽減しながら筋力をつけていくという方法で対処ができたかも知れません。
最終的には手術でもなんでもして、再びゴルフやテニス、山登りなどをやりたいなぁと、元気だったら本当にいまそれやってるの?と聞かれそうですが、ない物ねだりをする日々です。
※2016年人工股関節置換手術をおこないました
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)初診編
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(2)手術前検査編
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いまから10年ぐらい前に、歩いていると時々右足に違和感というか痛みを感じるようになり、その頃はさほど気にならなかったものの、その後次第に痛みが大きくなり、時には右足が思うように前に進まなくなり、しばらく痛みをこらえるため立ち止まってしまうような時がありました。
これはさすがに足の異常だと思い、もうすでに故人となっている母親が長く慢性関節リウマチに苦しんでいたことを思い出し、まずはリウマチ科のある近所の内科クリニックへ。そこでは、血液検査が中心で、オマケ的に関節痛をやわらげるという薬剤を足に注入してくれました。それがいまから8年前2004年のことです。
血液検査の結果は、リウマチではなく、整形外科の分野だろうという話しで、次に近所の整形外科へ。そこではまずレントゲンで足と股関節を撮影し、診断してもらいましたが、異常は見つからないとのことで、「筋肉痛でしょう」ぐらいのアホな診断。「5年間もずっと筋肉痛が続くわけねーだろ」と思いましたが、プライドの高そうな医者になにを言っても無駄だろうと、不信感だけがつのってしまいました。
その後は民間療法のカイロプラクティックへ1年半ぐらい通いました。初めのころは施術後しばらくのあいだ痛みが消えて、ようやく治るのか?と一瞬希望を持ちましたが、1~2週間に1回ぐらい通って半年ぐらい経つと、施術後1~2日経つともう痛みが出てしまうようになり、さらに施術方法をアクチベーターから覚えたての気功へと、なんの相談もなく一方的に変えられたこともあり、効果が期待できず行かなくなりました。
実はこの頃はまだ足の関節の痛みとずっと信じていました。なので、診察も足や膝を中心に検査するので、誤った判断をされてしまったと考えています。
今ではハッキリと「変形性股関節症」またはその一種でもある「股関節唇損傷」が原因だろうと自己診断していますが、そのきっかけは松本人志の「股関節唇損傷」のニュースをみて、その症状や、普通のレントゲン検査ではわからない病気であることを知り様々な文献やネットで調べた結果です。
前置きが長くなりましたが、世の中にはこのような肉体や精神に抱える爆弾というか不調個所をかかえている人は、決して少なくないということです。
自分が若く元気だった時には、そういう肉体的なハンデを持った人の気持ちや行動に対してまったく関心がなく、気もつきませんでしたが、いざ自分がそうなると、少しずつですがわかってくることがあります。
目に見えるハンデキャップがある人は、未だ対策は十分とは言えませんが、少なくとも周囲の人にアピールができます。
しかし身体障害者手帳や療育手帳、精神障害者保健福祉手帳などを持っているいないにかかわらず、一見するとなにも問題がなさそうに見えるハンデキャップを持つ人が、この社会には実は相当数いるだろうということは、自分に置き換えてみると容易に想像ができるようになりました。
これは自分にハンデキャップができて初めてわかることです。
例えば高齢者や車いすの人が信号のない場所で横断できず困っていたら、誰かが助けようとします。また電車のシルバーシートの前に高齢者や松葉杖の人が行くと概ね席を譲ってくれます(寝たふりする人も多いですが)。
しかし一見すると健常者に見える状態だとしたら、もちろん誰も積極的には助けてくれません。それどころか、痛む足を必死にかばいながらも階段や狭い通路でモタモタしていると、後ろから邪魔だとばかりに平気で突き飛ばされてしまいます。
また満員電車の中では弱者の論理など通用するわけもないので、人のことなど構っていられず、押され引っ張られもたれかかられするのが普通です。自分も若いときにはたぶんそうだったなとあらためて深く反省です。
「そういうハンデがあるなら満員の電車に乗らず、時差出勤して空いている電車に乗ればいい」とか「エスカレーターで歩く人のために右側を空けるのと同様、歩くのが遅い人は邪魔にならない隅っこを歩け」というのは強者の勝手な論理で、現実の社会生活の中ではそれらが難しいことも強者(健常者)には理解ができません。
例えば私のように調子がいいときは真っ直ぐ歩く分には普通に動けるのですが、日によって痛みがひどいときがあり、その時はゆっくりとしか歩けなかったり、電車の中ではつり革などにつかまっていないとちょっとでも押されると痛む片足では支えきれない場合があります。
そんな中途半端な人にまで、国や勤務先が全面的にサポートしてくれるわけもなく、したがって普通の健常者とまったく同じ生活をおくらなければならないというのが現実です。
1年前に起きた東日本大震災の時は、自宅までの20kmは絶対に歩けないと自覚していたので、半分会社に泊まるつもりで電車が動くのを待っていました。
深夜2時前には地下鉄と私鉄の両方が動きだしたことがわかり、それで帰宅することができました。こう言う非常時の時もハンデを持っている人は、健常者に置いてきぼりを食いそうです。
心身ともになにも異常がなく、そして死ぬまでその状態が続くかというと誰にもその保証はありません。というかその状態がずっと続くことのほうが稀と言えるでしょう。自分の親や祖父母をよく見ていればそれは明らかです。
しかしこの社会の仕組みはそういったハンデのある人にとっては生きにくく、活動しにくい世の中であることは間違いありません。
大きな予算を取って現金をばらまいたり、箱ものにお金をつぎ込むようなことはしなくていいので、子供のころから福祉教育を通じ、弱者への接し方を含め、サポートの訓練をおこなっていかないと、今後超高齢化を迎える中で、ハンデキャップを持つ多くの人が健常者から邪魔者扱いされ、それが高じていくと弱者に対する虐待や暴力、ひったくりなどの犯罪増加、被害を受けた弱者が精神的に追い詰められた末の自殺など、悲劇の連鎖を生む社会へと変わってしまいそうです。
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589
以前、「股関節唇損傷?」と「股関節唇損傷についての続編」でブログを書きましたが、同じように原因不明の足痛や股関節痛で困っている人にいい本を見つけたので紹介しておきます。
ちなみに私の場合、最初足に痛みを感じるようになったのは10年少し前のことで、それからずっと重心が右側にかかると足、特に膝や太腿に痛みを感じていました。股関節に原因があるとわかったのは割と最近で、調べると股関節付近にある痛みを発する神経は下へ続いているので、最初の痛みは股関節からではなくもっと下の膝や太腿に感じる場合があることがわかりました。なので、原因不明で足や膝が痛いと思っている人の多くには実は股関節に異常ありというケースがあるということです。
股関節の痛み―変形性股関節症の治療がよくわかる (別冊NHKきょうの健康)
総監修杉山肇(神奈川リハビリテーション病院部長)
発行日2012年3月25日第1刷発行 NHK出版 1048円+税
【表紙写真】
股関節の痛みの多くは変形性股関節症という病気が原因です。変形性股関節症は50歳以上の女性に多く、進行する前に医療機関を受診し、生活改善や運動、手術といった治療の選択肢を狭めないことが重要です。イラストを多用し、変形性股関節症について見やすく詳しく解説された、ほかにはない一冊です。
【目次】
PART1 なぜ股関節が痛むのか(東京医科歯科大学講師神野哲也)
PART2 変形性股関節症とはどんな病気か(横浜市立大学准教授稲葉裕)
PART3 医療機関を受診しよう(金沢大学付属病院准教授加畑多文)
PART4 痛みを取り、進行を抑える保存療法(神奈川リハビリテーション病院理学療法士辻融枝、福島県立医科大学准教授青田恵郎ほか)
PART5 痛みの原因を取り除く手術療法(九州大学大学院准教授中島康晴、大阪大学大学院准教授西村孝ほか)
図解と写真を多用していて素人にもわかりやすく書かれています。後半のストレッチ法の解説がやたらと多いのがちょっと気になるところですが。
それで概要が少しわかったら、その後どうすればいいの?という問いに対しては、
(1)まずは自己診断しないで病院へ行って診療を受けましょう
(2)痛みをやわらげたり筋力をつけるために軽いストレッチをおこないましょう
ということかな。
【中身写真】
私の場合で恐縮ですが、リウマチ科のある内科や整形外科、健康診断時の老医師、その後は民間療法のカイロへ行きましたが、その都度症状を伝え、血液検査(内科)、レントゲン(整形外科)などおこないましたが、そのいずれでも股関節に原因がありそうだとは指摘されませんでした。まったくこの世はヤブ医者ばかりです。
いまは日本医師会の方針で、まずは腕がよかろうと悪かろうと自宅に近い診療所や個人病院へかかり、そこで手に負えなければ大病院へ紹介するというルールが決められていて、著者も医者でありたいならそれに逆らうことができません。
また一方では「立派な本を書いてる人がいる病院や、有名人が推薦する病院ならきっと診察は正確で手術も信頼できる」と誤解を与えてしまうことを防止する意味もあるかもしれません。特にテレビのバラエティ番組によく出てくるような医者って本業に身が入ってなくて信用がおけません。お金がすべての医者なんでしょう。
一番いいのは、同じような症状で診察や手術を受けた人の話しをたくさん聞いて、その中から信頼のおけそうな病院や医師を選ぶことです。ただネット上の口コミは、同じ病院でもいいという評判もあれば悪いという評価も混在し、あまり信用ができません。その精度と信頼性が上がっていけばすごく便利に使えそうですが、逆にそれを利用して儲けようとする「ネット口コミ業者」も出てくるでしょうから痛し痒しってとこです。
さらに実際は通院ができるかどうか場所の問題や、大病院の場合には医師を指名することはできないので、評判のいい医師がいる病院だからと言って、主治医にその先生が当たるかどうかは運次第という面があります。
そういうことを考えると、一般庶民はまずは近所の病院へいって、そこから紹介をしてもらって大病院へいく流れしかやっぱり方法はないのかも知れません。
※2016年人工股関節置換手術をおこないました
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)初診編
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(2)手術前検査編
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(3)入院手術編
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(4)リハビリ、退院編
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