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急激な円高で輸出産業は大きな打撃を受けていることが報道されています。確かに輸出品の価格が急激に上がれば国際競争力はなくなり、それでなくても新興国からの価格競争に晒されて日本のメーカーを中心とする輸出産業は困難を強いられることになります。
 
ん、でもちょっと待てよ?
 
その工業品として輸出する前の原料や組み立てる前の部品はと言えばほとんどが輸入じゃないですか?それに加工するために使うエネルギーの多くも輸入した天然ガスや油でしょう。
 
つまり円高になって大儲けしている輸入産業以外にも、原料や加工原材料の輸入や生産に使うエネルギーが大きく下がっているハズの輸出産業も実はそこそこ儲けているのでは?ということで、円高のメリットについて少し調べてみました。

でも典型的な輸入産業のガソリン、あまり安くならないですね。円安や原油高騰時には石油会社は間髪置かずに値上げをするクセに。
 
1.国の評価が高いことの証明
自国の通貨の価値が上がるということは、一般的には素晴らしいことです。世界中がその国力や安定性、成長性を認めて通貨を買ってくれるわけですから。

いつ破綻するかわからないような国の通貨を喜んで買ってくれる投資家や機関はありません。ただ残念ながら今回の円高は高度成長期と違い、ユーロ危機やアメリカのリーマンショック後の長期不況など、他に投資する国や地域がないから消去法で日本へとなってしまっている面があるようです。
 
2.輸入の原材料、食品、エネルギー等が安価で手に入るものの表面化しない
それらによって原料メーカー(鉄鋼、紙パルプ、石油、ケミカル)や加工メーカー(食品会社や機械製造など一般的な製造業)、サービス業(ガソリンスタンド、電力会社)などは確実に利益が増大しているはずです。

しかしこの不況下の中で、儲かったとは言いたくないので、様々な理由を付け、投資に回したり、赤字事業の補填をおこなったりすることで隠します。

一時的にでも儲かったということになれば消費者からの値下げ要求や、従業員からは賃上げ要求が高まってしまうことを恐れているのでしょう。

つまり儲けて貯め込むのは大企業ばかりで、それが内需として一般国民へ還元されることはほとんどないというのが現状です。
 
4.日本の信用の高まりで日本の株や債権の価値が上昇?
と一見すると思うのですが、円高になると日本の株価は逆に落ちてしまいます。つまり日本は今までずっと輸出中心の経済で、それが円高によってメーカーの国際競争力が失われていくということを懸念してそのようなことになるのでしょう。

また機関投資家は国別の株式を持つ割合がほぼ決まっていて、円高で日本株の価値が増してしまうとそのバランスが崩れてしまうので、売却して割合を適正に戻すということがおこなわれるせいでもあります。
 
5.海外旅行や海外赴任をすればその円高は実感できる
確かにその通りで、円高のおかげですごくリッチな旅行ができそうです。今は少なくなってきましたが、日本円で給料が支払われる海外駐在員もハッピーです。

逆に海外から日本へ旅行する人は減ることになります。日本で働く外国人も米ドルや海外通貨で支払われている場合が多く、そういう外国人は安いアパートに引っ越ししたり生活を切り詰めていくしか方法はありません。

同じ事が外資系企業にも言えますので、アジアの拠点を今まで日本に置いていたのを、中国やシンガポールなどへ移すことがますます加速するでしょう。

ただ中国は、先のGoogleの検閲問題、今回の尖閣諸島での高圧的な態度、ノーベル平和賞への圧力など、一党独裁政治と経済がリンクしていて信用がおけないというムードがあり、一気に投資熱を下げてしまった感があります。その熱さを忘れるにはまた10年以上かかりそうです。
 
結果的に見れば、いま日本人の行動様式で正しいのは、

 「海外の土地や企業を買いまくる」
 「食品や工業製品は国内生産を控えて格安で世界中から輸入する」
 「石油や天然ガスなど有限資源を円高の強みで買いあさり備蓄する」
 「『海外移民で豊かな老後』をキャッチフレーズに介護や医療費のかかる高齢者を外国に追いやる」
 「労働基準法を強化し、大企業や官公庁は週4日労働を義務化する(ワークシェアリング)」
 「輸出品ではなく内需品の生産拡大(ガラ携とかISDN網とか親指シフトとか)」
 「羽田と伊丹をリッチな人だけが利用できるVIP専用国際空港へ変更」
(どうせ金持ちしか日本へは来ないので思いっきりゴージャスにし空港利用税100倍)
 「秋葉原の輸出(代替の効かない日本独自の文化の輸出。ディズニーランドと同じ)」



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無題
輸出企業は、輸入した原料に付加価値を加えて輸出している。そして、輸入する原料や輸出した製品はドル建てだが、付加価値やあるいはその付加価値を生むための労働力は円建てである。円高になるということは、輸入価格・輸出価格がともに世界的に見て下落するということであり、その差分である付加価値が減少するということである。
企業が付加価値を加えることで、輸入額より高く輸出をする以上、円高によってどれだけ輸入が有利になろうとも輸出はそれ以上に不利になるため、輸出企業がトータルで円高によってメリットを受けるということはありえない。よって当エントリー記事は誤った愚論であり無価値有害な内容を撒き散らした嘲笑ものである。
2011-08-11 Thu 18:55
yasu
re:無題
yasuさんコメントどうも。

おっしゃるとおり、当記事は「誤った愚論であり無価値有害な内容を撒き散らした嘲笑もの」を狙ったもので、予想通りの反応ありがとうございました。

一点、「輸出企業がトータルで円高によってメリットを受けるということはありえない。」とありますが、まったくその通りで、当記事のどこを読めばそのようなことが書いてあるのか、あるいはそう読めるのかがわかりません。そのようなことを書いたわけではありませんので悪しからずです。

2011-08-14 Sun 15:16
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紆余曲折の人生を歩む、しがないオヤヂです。
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