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それでも自動車のEV化推進は必然の結果として、一部の環境よりも経済発展を急ぐ国を除きここ10~15年のうちに一気に勧められていくことになりそうです。
そのEV化の流れにいまいち対応できていないのが日本の自動車メーカーで、様々な原因が言われていますが、やはり一番大きい理由は、1社で政治をも動かすことができる大トヨタ様がEV化にあまり積極的でないことがあるでしょう。
トヨタ様が完全EV化に積極的でない理由には、過去にHV(ハイブリッドエンジン)に並々ならぬ投資をしてきているため、それを回収するためその技術を少しでも長く使いたいことと、一気にEV化をしてしまうと、それまで一心同体で苦労をともにしてきた内燃機関エンジンやトランスミッション関連の子会社や関連会社、取引先などが路頭に迷ってしまうということもあります。
日本の経済や雇用もそうした無数の下請けや孫請けの製造業で成り立ってきたという経緯もありますから、闇雲に経済構造を急転換することもできず、手足を縛られてきました。
トヨタの社長が今年の4月に急に交代したのは、私の勝手な憶測では、内燃機関エンジンが大好きでエンジン車でレースやラリーにも出る豊田章男前社長では、ますますEV化の波に乗り遅れそうなので、ずっとシャーシや足回りの技術をやってきて内燃機関エンジンにはなんの興味も未練もない佐藤恒治新社長にEV推進を託したという構図かなと思いました。
閑話休題、すでに自動車業界はEV市場でニューカマー達がその覇権を競っています。その中には日本のメーカーは入ってきません。
EV世界販売、テスラが猛追のBYDを抑えて首位死守。日本勢は?(M&A Online)(PDF)
米環境ニュースサイトのCleanTechnicaによると、2022年1~12月の電気自動車(EV)世界販売で、米テスラがトップを死守した。しかし、中国の比亜迪(BYD)がテスラを猛追しており、2023年は逆転される可能性が高そうだ。一方、日本勢は上位に食い込めず、出遅れ感が強まっている。 |
現在一般的にEVと言われているのは、BEV、HEV、PHEV、FCEVなどがあります。
BEVとはガソリンを使わず電気のみを使って走る車、HEVはエンジンとモーターと両方を持つハイブリッド車、PHEVは充電スタンドなど外部から充電できるハイブリッド車、FCEVは水素を燃料として発電し電気で動く車です。
しかし動力や発電に内燃機関エンジンを使うHEVやPHEVは純粋にEVとは言えず、燃料電池のFCEVはまだ台数が極めて少なく無視できるレベルです。
またEVではありませんが、トヨタが水素を燃やして動力を得る水素エンジン車のテストをおこなっていますが商用化の目処はまだたっていません。
純粋なEVと言えるBEV単独と、準EVのPHEVを含めたEV販売台数トップ5はそれぞれ下記の通りです。データ出典は、CleanTechnicaです。
2022年BEV 世界販売台数TOP5(企業グループ) | |||
1 | Tesla | アメリカ | 1,314,330 |
2 | BYD | 中国 | 913,052 |
3 | SAIC | 中国 | 671,725 |
4 | Volkswagen Group | ドイツ | 571,067 |
5 | Geely-Volvo | 中国/スウェーデン | 383,936 |
2022年BEV+PHEV 世界販売台数TOP5(企業グループ) | |||
1 | BYD | 中国 | 1,857,549 |
2 | Tesla | アメリカ | 1,314,330 |
3 | Volkswagen Group | ドイツ | 831,844 |
4 | SAIC | 中国 | 724,911 |
5 | Geely-Volvo | 中国/スウェーデン | 606,114 |
純EVではテスラと元々は電池メーカーの企業だった中国のBYDの一騎打ちという構図で、PHEVを含めると上位2社は変わりませんが、3位にドイツのフォルクスワーゲンが食い込んできます。
次に企業集団ではなく、メーカーブランド別のBEVとPHEVの世界販売打数順位を最新の2023年1月~4月までの4ヶ月間で見たのが下の表です。
ブランド別 BEV+PHEV 2023年1月~4月販売台数 | |||
01 | BYD | 中国 | 722,670 |
02 | Tesla | アメリカ | 539,796 |
03 | BMW | ドイツ | 132,169 |
04 | Volkswagen | ドイツ | 124,575 |
05 | GAC | 中国 | 122,153 |
06 | SGMW | 中国 | 116,185 |
07 | Mercedes | ドイツ | 100,488 |
08 | Volvo | スウェーデン | 88,156 |
09 | Changan | 中国 | 82,156 |
10 | LI Auto | 中国 | 79,022 |
11 | SAIC | 中国 | 72,391 |
12 | Geely | 中国 | 72,354 |
13 | Hyundai | 韓国 | 68,532 |
14 | Audi | ドイツ | 66,102 |
15 | Kia | 韓国 | 64,693 |
16 | Jeep | アメリカ | 45,694 |
17 | Peugeot | フランス | 42,835 |
18 | Toyota | 日本 | 41,460 |
19 | Nissan | 日本 | 40,697 |
20 | Ford | アメリカ | 39,739 |
品質やデザイン、価格など総合的に日本車最高!と思っている日本人が多いと思いますが、いざEVを買おうとしたときにその選択肢は日本車にはほぼなく、海外メーカーの外国製ということになりそうです。
そして中国やアメリカ製だけではなく、ドイツや韓国製が幅を効かせていて、日本製は世界のBEV+PHEVの中では日本製のシェアはわずか2%とという少なさですから選べる範囲も限られます。
個人的には年齢からして長くてあと10年ぐらいしかクルマに乗らないと思いますので、内燃機関エンジン車で終われる可能性もありますが、いままだ40代以下の人のほとんどは、いずれEVを購入することになります。
その時に、果たして日本製の気に入った自動車が見つかるかどうか、現在の趨勢では疑問です。
三菱重工業の大型客船の造船から撤退し、続いて巨額の税金も投入されていた国産ジェットMRJや、H3ロケットの度重なる失敗など、近年著しく技術レベルを落としているのがわかりますが、やがてトヨタやホンダなど日本の自動車メーカーも同様に何をやってもうまくいかないという事態に陥らなければいいのですが。
【関連リンク】
1664 EVの出先での充電について
1617 2021年の車種名別販売ランキングとEV化
1505 日本のEVシフトは環境問題ではなく経済問題
リストラ天国TOP
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