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鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 2023年 映画「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」製作委員会
監督 古賀豪

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
原作の著者水木しげる氏は2015年に亡くなっていますが、過去に描かれた「ゲゲゲの鬼太郎」をモチーフとした鬼太郎の誕生にいたるまでのストーリーがアニメ映画化されました。

基本的には鬼太郎の両親の物語なので、鬼太郎は生まれたばかりの赤ちゃんとしてだけの登場です。

私も子供の頃に貸本で「墓場の鬼太郎」を読み、その後テレビアニメ化された「ゲゲゲの鬼太郎」を毎回楽しみに見ていた世代です。しかしこうした誕生の物語があったことは知りませんでした。

時は昭和31年(1956年)、静岡県の山奥にある哭倉村(なぐらむら)へ東京血液銀行の若手社員が取引先の社長で、村の資産家の父親が亡くなったため、葬式に参列するためやってきます。

その社長が相続人となると思っていたら、遺言で引きこもりで姿を表さない長男が相続することになったものの、その長男が惨殺されることになり、若手社員と、突然現れた謎の男が、この村にある秘密を探り始めることになります。

この謎の男が鬼太郎の父親で、幽霊族の末裔で懐妊していた妻であり、鬼太郎の母親は、この村に潜む妖怪と、その妖怪を支配する男に拉致されていることがわかります。

結構、登場人物が多く、子供向けのアニメと言うよりは、昔アニメを見て育った中年以上に向けた作品と言って良いでしょう。PG-12にも指定されています。

2019年からアニメや映画で大ヒットした「鬼滅の刃」には鬼や妖怪が多数登場しますが、それとよく似た構図で、クライマックスは派手な戦闘シーンの連続となります。

結局は怖いのは妖怪ではなく、不老不死という欲の皮で突っ張った人間の性(さが)ということでしょう。その辺りが原作者の妖怪に対する配慮というか、権力を持つ人間に対する失望を表現しています。

★★☆

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コラテラル(原題:Collateral) 2004年 米
監督 マイケル・マン 出演者 トム・クルーズ、ジェイミー・フォックス

コラテラル
ロサンゼルスを舞台にした殺し屋と、善良なタクシードライバーの物語です。殺し屋はトム・クルーズで、クールな殺し屋とは言え、極悪人の悪役を演じるのは珍しいパターンです。

善良な黒人タクシードライバーが、偶然マフィアのボスから5人の殺害の指示を受けた殺し屋を乗車させることになります。タイトルの「Collateral」は「担保」や「付随するモノ」という意味ですが、「巻き添え」という意味もあるそうです。タクシードライバーが殺人に巻き込まれるってことです。

指示された場所に到着した後、目的地で待つように言われ待っていると、マンションの上から人が落ちてきて、その乗客が殺人犯だということに気がつきます。

逃げようとしますが銃を突きつけられ、次のターゲットの元へ案内されますが、脅されていても徐々に人殺しの手伝いをすることに大きな抵抗感があり、妨害をすることします。

なんてことないギャング映画ですが、善良な人の役が多いトム・クルーズの悪人っぷりを低予算で「チャッチャと作ってみました」という感じです。

★☆☆

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殿、利息でござる! 2016年 「殿、利息でござる!」製作委員会
監督 中村義洋 出演者 阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡

殿、利息でござる!
歴史学者でテレビでもお馴染みの磯田道史氏著の「無私の日本人」に収録されている「穀田屋十三郎」という評伝を原作とした映画です。

5年前に原作を読んでいます。
2020年6月後半の読書と感想、書評(無私の日本人)

そのブログでも書きましたが、このドラマの舞台となった仙台のスター羽生結弦が最後の良い場面で登場するのも見物です。

タイトルからすると、「江戸時代の大名が財政危機で借金を重ねて、、、」と思いがちですが、全然違っていて、仙台藩の吉岡宿で様々な年貢や御用金の負担、凶作などで窮状に陥った町を救った無名の人達の話です。

町民達の創意工夫と、老舗の酒屋の先代からの危機対応の継承、最初はやる気がなかったものの、だんだんと町民の努力と必死さが伝わってきて奉行や代官などを動かします。

著者は古文書をスラスラ読める特技がありますので、多くの埋もれていた資料から、こうした物語というか史実を明らかにしていくのを得意としています。

この評伝「無私の日本人」には3人の無名の日本人が登場しますが、教科書のテキストにしても良さそうな実話が元になっていて、まだ未読の人にはぜひお勧めしたい作品です。

★★☆

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めし 1951年 東宝
監督 成瀬巳喜男 出演者 上原謙、原節子

めし
原作は林芙美子による1951年に朝日新聞に連載されていた長編小説で、著者が連載中に亡くなったために未完となった作品です。

その当時としてはまだ珍しい恋愛結婚をして、夫の仕事関係から東京から大阪へ赴任した夫婦の物語です。

仕事を辞めて友人もいない不案内な大阪の家で、ただ夫の帰りを待つだけの生活に疲れてきた妻が、家出をしてきた夫の姪の自由奔放さに刺激を受け、やがて離婚も視野に入れて東京の実家に戻り仕事を探そうとします。

そこへ夫が出張のついでと称して妻の実家へやってきて、戻ってきて欲しいと頼みます。妻が下した判断は?ってところですが、原作は未完のためその辺りは不明です。映画ではトップスターのさわりがないように作られています。

モノクロですが、1950年当時の大阪の町が随所に出てきて、懐かしいと感じる人も多いのではないでしょうか。

★★☆

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ディファイアンス(原題:Defiance) 2008年(日本公開2009年) 米
監督 エドワード・ズウィック 出演者 ダニエル・クレイグ、リーヴ・シュレイバー

ディファイアンス
第二次世界大戦中のドイツが占領していたポーランドで、ドイツ軍から逃げ切った実話を元にしたユダヤ人3兄弟の物語です。

ドイツ軍やドイツ軍に協力するポーランド警察がユダヤ人狩りをはじめたことで、ユダヤ人3兄弟が、それから逃れるため仲間を連れて森の中に潜みます。

また都市部のゲットーの中にいるユダヤ人の脱走の手助けをし、森に逃げこむ人達は徐々に膨れ上がっていきます。

しかしドイツ軍の執拗な捜索と攻撃、食糧不足などから仲間内からもリーダー不適格と不満が出てきますが、強硬にリーダーシップを発揮し、逃げて生き延びることを優先していきます。

また兄弟の間でも対立が起き、ひとりが集団から離れて組織的にドイツ軍と銭湯をしているソ連軍の赤軍パルチザンへ合流していきます。

赤軍パルチザンは兵士以外は足手まといになると支援は得られず、ドイツ軍の一斉攻撃があることがわかると、ユダヤ人集団を置いて森から撤退することを告げられます。

主演のダニエル・クレイグは、どうしてもスーパーマン的な活躍をする007ジェームス・ボンドのイメージが強く、この映画でもタフでクールな活躍をするためジャームス・ボンドとダブって見えてしまいます。

クライマックスでは、ドイツ軍が偵察機と戦車を動員した大規模な掃討作戦に、寄せ集めの素人集団がどうやって立ち向かうのか?という最大のピンチを迎えることになります。

★★☆

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プレイス・イン・ザ・ハート(原題:Places in the Heart) 1984年(日本公開1985年) 米
監督 ロバート・ベントン
出演者 サリー・フィールド、リンゼイ・クローズ、エド・ハリス

プレイス・イン・ザ・ハート
奴隷制度が廃止されたのにもかかわらず、未だ黒人差別が色濃く残っていた1930年代の不況下のアメリカ南部のテキサスを舞台にした、白人の専業主婦と、流れ者の黒人男性との心の交流をテーマにした作品でした。

保安官の夫が酔った知り合いの黒人男性に誤って射殺されてしまい、残された妻の主人公には巨額の住宅ローンの返済が残されてしまうことになります。

ある日、家に物乞いにやってきた流れ者の黒人男性の盗みを許し、ローン返済で家を手放さなくても良いように黒人が提案した綿花作りに協力してもらうことにします。

しかし綿花作りの素人である主婦と知って、騙そうとする業者が多く、その都度黒人からアドバイスを受けて損をしないように交渉します。

そうした黒人に対してよく思わない白人達が、黒人に対して危害を加えます。黒人は雇い主の主人公達に危害が及ぶことを懸念し、出ていくことを決めます。

その他にも、主人公の子供達の教育や、テキサス名物の激しいハリケーン、主人公の姉の夫と子供の学校教師との不倫、大不況下での就業難、戦争(第1次世界大戦)で視力を失った男性の居候など、当時の様々な社会状況が描かれています。

強いアメリカ人男性を描いた映画は多いですが、こうした子供の育児しか知らない専業主婦が、ある日をきかけに強い女性に成長していく物語はあまり見たことがありません。

日本で言えばさしずめ「細うで繁盛記」ってところでしょうか。ちょっとスケールは違いますが。

★★☆

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地上(ここ)より永遠に(原題:From Here to Eternity) 1953年 米
監督 フレッド・ジンネマン
出演者 バート・ランカスター、モンゴメリー・クリフト、デボラ・カー

地上より永遠に
原作は「大突撃」(1964)、「シン・レッド・ライン」(1998)など、戦争小説が得意なジェイムズ・ジョ−ンズの小説です。

第26回アカデミー賞作品賞、監督賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞、撮影賞、録音賞、編集賞の8部門を獲得しています。

舞台は真珠湾攻撃前の1941年のハワイにある陸軍基地です。まだ平和な時代で、兵士の恋愛や兵士同士のイジメや喧嘩など、よくある日常生活が描かれています。

そして12月になって、まったく油断していた中、突然日本軍の奇襲が始まり、のどかな日常が一変します。

正直に言って、こうしたアメリカ軍の風俗や習慣などは日本人にとっては違和感だらけで、見ていても面白くもなんともありません。

また、この映画(元は小説)でなにが言いたいのか?ということがわかりませんでした。

しかしアカデミー賞をいっぱい取っていると言うことは、アメリカ人には懐かしく面白い内容なのでしょう。

「シン・レッド・ライン」も原作を読み、その後映画も見ましたが、理解しがたく、よくわからないものでした。そういうものなのでしょう。

★☆☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

雪風 YUKIKAZE 2025年 「雪風」製作委員会
監督 山田敏久 出演者 竹野内豊、玉木宏、奥平大兼

雪風 YUKIKAZE
太平洋戦争時に開戦時から終戦時まで活躍した日本海軍の甲型駆逐艦の中で唯一生き残った「雪風」や、実在する艦長や先任伍長など乗組員をモデルにしたフィクション映画です。

8月15日に封切りで、その少し後の空いた頃を見計らって映画館へ見に行ってきました。

厳しい戦場の中をくぐり抜け、沈没した艦船の漂流者を救い上げ、満身創痍になりながらも必ず呉の母港に戻ってくることから幸運艦や不沈艦などと言われました。

なお、神林長平著のSF小説「戦闘妖精・雪風」(1984年文庫刊)に登場する戦術戦闘電子偵察機「スーパーシルフ」に雪風と命名されたのは、「必ず基地に戻ってくる」ことを最重要視したことからです。

映画ですが、史実に則り変遷していきますが、日本帝国海軍はそれまでの快進撃からミッドウェー海戦で大敗を期し、多くの空母を失い、それ以降は物量で勝るアメリカ軍に対し苦戦を強いられ、防戦一方となります。

ソロモン海海戦、ガダルカナル島攻防戦、マリアナ沖海戦、レイテ沖海戦などを経て、戦艦大和の沖縄特攻作戦に加わり最後の戦いへと向かいます。

アメリカと違い、太平洋戦争時の艦船は1隻も残っていないので、簡易に作られたセットと、一部は自衛隊艦船、あとはCGでしか再現できません。

そのあたりの苦労はあり、艦上での兵士が映る場面では、同じシーン、決まった同じ場所の使い回しというか繰り返しばかりで、迫力に欠けます。

それなら、人物含めてすべてCGで作っちゃえば?という感じもしますが、最前線で戦う兵士と、銃後の家族との人間ドラマも重要な見せ場ですので、そうもいかないのでしょう。

CGなど特殊映像も、ゴジラ-1.0ほどの完成度がないのはある程度予想していましたが、やはり予算の差がハッキリと出ていました。

★☆☆

【関連リンク】
2025年5~6月に見た映画 王になろうとした男(1975年)、暗殺の森(1970年)、名探偵コナン 100万ドルの五稜星(2024年)、ドクタードリトル(2020年)、空母いぶき(2019年)、アイヌモシリ(2020年)、お墓がない!(1998年)、高慢と偏見とゾンビ(2016年)

2025年3~4月に見た映画 大日本帝国(1982年)、飛べ!フェニックス(1965年)、必殺スペシャル 主水と秀 香港・マカオで大あばれ(1991年)、15時17分、パリ行き(2018年)、君がいた夏(1988年)、ラーゲリより愛を込めて(2022年)、クライ・マッチョ(2021年)、野良犬(1949年)

2025年1~2月に見た映画 TAXY NY(2004年)、LIFE!/ライフ(2013年)、ある兵士の賭け(1970年)、恐怖のメロディ(1971年)、トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年)、かくしごと(2024年)、居眠り磐音(2019年)

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