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夏休み中は特に子供の交通事故が増える季節ですが、クルマを運転するときは常に「子供が飛び出してくるかも」と用心して運転することが求められます。

それにしても先月は悲惨なひき逃げ死亡事故が相次いで起きました。

自転車の男性はね死なす ひき逃げ容疑で男逮捕 千葉・市原(2014/7/6)
千葉県警市原署は6日、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、同県松戸市五香、トラック運転手、□□茂容疑者(54)を逮捕した。逮捕容疑は6日午前9時ごろ、同県市原市五井南海岸の国道16号で、自転車の男性を大型トラックで後ろからはね、現場から逃走したとしている。男性は約5時間後、病院で死亡した。
同署によると、亡くなった男性は50~60代ぐらいで、身元確認を進めている。□□容疑者は「木にぶつかった」と供述し、容疑を否認している。□□容疑者の後ろを走っていた軽自動車の男性が事故を目撃し、トラックのナンバーを覚えていて110番通報した。

1.4キロ引きずられ女性死亡=ひき逃げ容疑で川口市職員逮捕(2014/7/13)
7月12日夜、埼玉県川口市の交差点でミニバイクの65歳の女性が後ろから来た車に追突され1キロ以上にわたって引きずられて死亡し、車が逃走した事件で、警察は川口市職員の男を過失運転致死とひき逃げの疑いで逮捕しました。逮捕されたのは川口市市民税課の職員、□□大貴容疑者(26)で、容疑を認めたうえで、「酒を飲んで帰宅する途中だった」と供述しているということです。

飲酒ひき逃げ容疑で31歳男逮捕=自ら通報、「動転し怖く」(2014/7/14)
北海道小樽市で女性4人がひき逃げされ、うち3人が死亡、1人が重傷を負った事件で、道警は14日、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)と道交法違反(ひき逃げ、酒気帯び運転)の疑いで、車を運転していた飲食店従業員□□雅英容疑者(31)=札幌市西区=を逮捕した。「酒を飲んで運転し、人をはねたことは間違いない。申し訳ない」と述べ、容疑を認めているという。

ひき逃げで1人死亡 380メートル引きずられる(2014/7/23)
7月23日午前10時15分ごろ、愛知県小牧市の県道で大破した自転車と血痕を見つけたと、通行人から110番があった。路上には約380メートルにわたり、ばらばらになった遺体が散乱しており、県警小牧署は1人が自転車ごと車に引きずられて死亡したひき逃げ事件とみて捜査している。
(続報)愛知県警は24日、自転車ごと被害者をはねて逃走したとして、自動車運転処罰法(過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、同県瀬戸市原山台、トラック運転手、□□利光容疑者(65)を逮捕した。

まったく懲りない犬畜生にも劣るって印象で、他の犯罪と比べて事故の際に残していく物証や、付近の監視カメラ、ナンバー読み取り装置、後続車などの目撃者、そして事故を起こしたクルマやトラックという動かぬ証拠がある限り、逃げても無駄と思うのですが、近年特に飲酒運転や無免許運転の厳罰化が進むにつれて、逃げ果せるわずかな可能性を求め、被害者を救助することなくその場から逃げ去るという鬼畜な選択肢を選ぶ輩が増えてきたという印象もあります。

つまり、飲酒や薬物により正常な運転ができなかったり、無免許だったり、逃走した場合などで重大事故を起こした場合、最長懲役18年~20年の厳罰を科すようになり、そのために、事故を起こした場合、逆に真っ先に「なかったものとして」とその場から逃走することを第一に考えてしまった面があるのかも知れません。

従来の交通事故で相手を死なせる業務上過失致死傷罪の場合だと、長くても5年、平均すると懲役2~3年だったものが、飲酒運転など特に悪質なものは、危険運転致死傷罪が新たに適用されるようになり、懲役10年以上もありえるようになってきました。

またダンプやトラックの職業ドライバーのように、重大事故により長期間運転免許を失効してしまった場合、収入が途絶え生活が破綻してしまうという危機感から安易に逃走することも考えられます。事故は必ず起こるものですから、そのあたりのセーフティネットを今後考えておかないと、いつまでも被害者救助よりも逃亡という考え方はなくならないかもしれません。

そしてひき逃げを防ぐためには、「ひき逃げは100%捕まる」というPRを道路の各所の目に付くところに掲示し、すべてのドライバーに、「逃げても無駄」という暗示をかけるしかないのでしょう。

では、実際に死亡ひき逃げ事故の検挙率はどうなっているでしょうか。

本当なら逃げ得は絶対に許さない!と100%の検挙を求めたいところですが、実際は昨年2013年の警察庁のデータでは、全国で発生した死亡ひき逃げ事故185件中、検挙できたのは167件で検挙率は90.3%となっています。数年前までは95~93%でしたので、少し下がってきているのが気になるところです。

もちろん今後時効までに検挙できる場合もあるでしょうから、最終的な検挙率はもう少し高くなるでしょうけど、意外と逃げ得を許してしまっているなというのが感想です。

次に各都道府県で死亡ひき逃げ事故の発生が多いのは、埼玉県17件、茨城県、東京都、大阪府11件、千葉県、神奈川県10件、新潟県、愛知県9件となっています。地域性、県民性などが反映されているとは思いたくないですが、比較的大都市周辺に多いようです(2013年の警察庁データ、以下同)。

ちなみに、ひき逃げに限らず交通事故死者数が多い都道府県は、愛知県が219人、兵庫県187人、千葉県186人、北海道と静岡県184人の順です。

2013年に起きたすべてのひき逃げ事故(死亡事故に限らず)の検挙数は4903件あり、事故後に逃げた理由を聞いています。

 1)事故を起こしたことを恐れて 770(16%)
 2)被害者の被害程度が大したことはないと思ったから 720(15%)
 3)飲酒運転中 605(12%)
 4)無免許運転中 438(9%)
 5)逃走すればわからない 435(9%)
 6)事故を起こしたことが半信半疑 424(9%)

いずれも愚かとしか言いようのない理由ですが、事故の報道でよく出てくる「事故を起こしてパニックになって逃げた」というのは1)に該当するのでしょうかね。よくわかりませんが。

(6)の半信半疑以外は大きく括るといずれも「厳罰を怖れて逃げた」というのが理由なのでしょう。あとは具体的に言えば「社会的立場をや職を失うことを怖れて逃げた」とか、「家族と今の生活を守りたかったので逃げた」という理由も考えられそうです。

高齢化社会となり、加害者も被害者も高齢者が多くなってきています。私もやがては高齢ドライバーの仲間入りをすることになりますが、自分自身でも視力の衰え(視角や動体視力、焦点など)や、とっさの時の判断力、長時間運転の疲労度、継続した集中力の欠如など感じることもあり、そうした人が多くハンドルを握っているということと、高齢で動きが鈍く、ヨロヨロと不安定な自転車や、信号や横断歩道に関係なく気ままに歩く歩行者がいることも理解しておく必要がありそうです。


【関連リンク】
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751 自動車事故と車種や装備の関係
658 自転車のマナー違反が特にひどい
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