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誰でもこだわりというものは持っていると思います。特にファッション(衣料品)に至っては色やデザイン、価格、ブランドなどにこだわったりしている人も多いのではないかと思います。

私の場合、色やデザインはもちろんブランドなんかにはあまり興味はなく(年相応の色やデザインというのはあります)、実は素材には譲れないこだわりがあります。

衣料用として一般的に使われる素材(=生地)には天然繊維と化学繊維があるのは知っての通りですが、天然繊維には毛、麻、絹、綿、羊毛、化学繊維にはナイロン、アクリル、ポリエステルなどがあります。それらの繊維を合成したものや、織り方によってまた名称が変わってきたりします。


昔はパジャマと言えばほとんどネルが使われていました。ネルはフランネルの略称で綿の表面を起毛させたものですから天然繊維です。

ところが最近のパジャマやパジャマ代わりに着ることの多いスエットスーツ(トレーナースーツとかジャージの上下とも言います)の多くはポリエステル製です。着心地がよければどちらでもいいという考え方もありますし、ポリエステルのほうがシワになりにくい、汗をかいても、毎日洗濯してもすぐに乾く、耐久性があるということで、利便さを求める場合もあるでしょう。

でも、もし、夜中に火事が起きたとしたら、そしてその炎が寝ている部屋に入ってきたらどうでしょう?

そして階段など唯一の逃げ道が炎に包まれていたらどうでしょう?

その時ポリエステルのスエットスーツを着て炎の中に突っ込めば、アッと言う間にポリエステルが燃えたり溶け出し、身体中にベッタリと貼り付いてしまうことになるでしょう。

無事に炎のトンネルを抜け出せたとしても、着ているものはすべて溶けてなくなり、かろうじて残った綿のパンツ一丁で、全身大やけどで病院へ運び込まれることになります。

同様に自動車に乗るときにやはり化学繊維のアクリルのセーターを着ているとします。

自動車にはすぐに発火するガソリンが大量積載され、火花を飛ばすバッテリーや、真っ赤に熱した排気管などが僅かなスペースに詰め込まれて、いつ燃えても不思議ではない乗り物です。

軽い追突事故で燃えだしたとか、走行中に突然煙が出てきたという話しは珍しくはありません。

また車の原因でなく、乗員のタバコや、エンジンルームに置き忘れたウエス(布)から発火することもありますし、衝突した車から火が出てそれが延焼してくる場合もあります。

一度発火すると自動車はとにかくよく燃える素材がいっぱい使われていますので、一気に炎に包まれることになります。

アクリルやポリエステルのセーター、ズボンなど着ていたら逃げ出す間もなく一緒に燃えてしまうのは必然のことです。

プロのドライバーや整備士は決して好んでそのような化学繊維を着て仕事はしません。

そもそも車になぜそれほど燃えやすい素材が多様されているかというと、もちろん安く作るためとメンテナンスの便利さからです。

高級車になればシートなどの表面は天然の皮が使われているものもありますが、一皮むけば格安車と変わらず、プラスティックや化学繊維のオンパレードです。

高価な不燃性繊維(グラスファイバー等)や難燃加工された天然繊維などは滅多に使われることはありません。

もちろんウール(毛)やコットン(綿)であれば燃えないというわけではありません。有機物ですから間違いなく燃えます。

でも少なくとも石油から作り出された化学繊維よりは燃えにくく、溶けにくいことは容易に想像ができます。

化学が進んで、燃えにくいポリエステルやアクリルが既にあるのかも知れませんが、果たしてそれが価格重視の衣料に使われているとも思えません。

年末にやっていた世界ビックリニュースみたいなテレビ番組でも、花嫁が持っていたキャンドルサービス用のライターの火が、風に煽られてウェディングドレスに僅かに触れただけで、ドレスにパッと火が点いてしまい一気に燃え広がり大変なことになっていましたし、火事の現場で近所の人がカメラに収めた中に2階からベランダを伝って逃げ出そうとしている男性のズボンだけがほとんど溶けてなかったシーンも見ました。

おそらく綿の下着にはなんら影響はなかったものの、パジャマ代わりのポリのジャージパンツだけが熱で溶けてしまったという気の毒な図でした。

身体を守るためでもある衣料を選ぶ際に、素材を気にしないというのは、あまりにも無頓着すぎるような気がするのです。

特に子供の服などを買い与える時は、本当に大事ならば絶対に化学繊維の衣料は選べないはずです。

そのような理由から、いつ火事が起きても不思議ではない密集した木造の家に住み、自動車によく乗る私は、起きてるときも寝るときも、ポリエステルやアクリルがメインの素材の衣料は恐ろしくて決して着ません。

安いから、デザインがいいから、便利だからという理由だけで衣料を選ぶのは果たしてどうなのでしょう。

衣料品の低価格競争やユニクロなどの色、デザイン、速乾機能重視のおかげで、手頃な100%ウールのスーツやセーター、綿100%のシャツなどが少なくなってきて困っています。

つまり低価格重視なら化学繊維、質重視なら天然繊維という図式になってきて、低価格重視の天然繊維がどんどんと駆逐されてしまっている気がします。

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