リストラ天国 ~失業・解雇から身を守りましょう~
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カイシャデイズ (文春文庫)
この本が8作目となる山本幸久氏の小説を読むのはこれが初めてですが、読んでいるとベテラン売れっ子作家が書いたような手慣れた読みやすい文章が私に合っていてとてもいい感じです。
著者山本氏のデビュー作品は2003年に小説すばる新人賞を受賞し、その後は年間2本ぐらいのペースで小説が出ていますが、なぜかあまり書店で目にとまることがありませんでした。どの作品も高い評価を受けているようですが、対象とする読者ターゲット層が曖昧で、小説のテーマ自体が若干地味だからでしょうかね。
この小説の登場人物は都内にある内装・設備会社で働いている人達で、章立てごと営業、施工管理、設計、新人、社長、古株お局様など年齢も仕事の内容も違う主役達が次々と入れ替わり視点が変わっていきます。著者自身は学校卒業後にこういう会社の勤務経験があるので、この業界の話しはお手の物でしょう。
しかしタイトル通り、会社の日々の出来事が淡々とつづられているだけで、なにか大きな事件が起きたりもせず、また無意味に人が殺されたり、惜しまれながら若くして誰かが病死したりする最近の小説の風潮ではなく、したがって無理矢理ストーリーを盛り上げようとはせず、普通のサラリーマンの日常が積み重ねられていきます。
と、書いてしまうとなんだか平凡すぎて面白くなさそうに聞こえてしまいますが、決してそうではなく、読む側も「こういった仕事のトラブルってあるよな」とか「ここまでひどくはないけどご無体なこと言う客はどこにでもいるよな」って頷きながらも楽しく読み進めていけるって感じでしょうか。
そして場面に盛り上がりが欠ける分、それぞれ主役(語り部)になる登場人物がみんな個性的で曰く付きで、そして魅力があり、読者がそれぞれの登場人物に自分を重ね合わせることもできそうです。そしてこの会社で一緒に働く仲間として入り込めるような感じです。会社創業時に雇われ今では古参となった女性社員の章は、浅田次郎氏が描く女性のタッチになんとなく似ていたりします。
一見すると確かに地味な小説ですが、なかなかの秀作で、できればこのメンバーでシリーズ化をしてもらいたいものです。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
レンタル・チルドレン (幻冬舎文庫)
山田悠介氏は1981年生まれの小説家で、2001年発表のデビュー作「リアル鬼ごっこ
ストーリーは、タイトル通りで、病気で最愛の息子を5歳で亡くしてしまい、生きる気力もなくしてしまった夫婦が、あるきっかけから知ることになった身寄りのない子供を有料でレンタルできる会社へ行きます。そして会社のデータベースで死んだ息子と生き写しにそっくりな子供を見つけます。
その子供を我が子の再来と信じ、自宅へ連れ帰ったことから様々な出来事が起きていきます。そしてなぜ息子とそっくりな子供が存在したのかなど子供レンタル会社の謎が徐々に明らかになっていきます。
ストーリーは極めてシンプルかつ内容は荒唐無稽で、特に読者をうならせるようなひねりが効かせてあるわけではありませんが、近未来SFホラーというジャンルでしょう。
この手の作品は比較的若い年代層にとってはコミックと同じような感覚で楽しく読めるのではないでしょうか。そのコミックで言えば内容は全然違いますが大ヒット作「賭博黙示録カイジ」のような、若者向けのとっ散らかったアナザーワールド的な感じが似ています。
ただこの手のストーリーは、あまりにも現実社会を知りすぎた50過ぎのおじさんが読むと、なにか薄気味悪さだけを感じ、読んでいて楽しい小説ではありません。それならばいっそクローン技術の社会問題テーマとして20年も前に書かれた帚木蓬生氏の「臓器農場
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
影法師 (講談社文庫)
2010年に単行本で発刊され、この6月に文庫化されたばかりの著者初めて?の時代小説です。
「百田氏と浅田次郎氏の作品の共通点は?」と、問いかけをすると、おそらくはどちらも「ストーリーで読者を泣かせる」と言うのが私の答えなのですが、浅田次郎氏の場合は主に女性的な涙、百田氏のそれは男性的な涙という点に違いがあります。
もっとも先日読んだ百田氏の「モンスター
「影法師」の主人公は最下級武士の出で、子供の頃まだ幼い妹を守るため上位武士に逆らった父親が主人公の目の前で斬られてしまい、その後なにかと上位武士との確執が生まれていきます。
そして当時は厳格な身分制度があるため下級武士の子が上級武士を超えて出世することはできませんが、努力を積み重ね、そして様々な幸運にも恵まれ、やがて藩主からも認められるようになり異例の出世を果たします。
その順調に見えた主人公の飛躍には、主人公が考えもしなかった子供時代からの親友の助けがあったことが後になってから判明していきます。そのサポートが本書タイトルの「影法師」となっているものと思われます。
「永遠の0」では深い家族愛を貫くための自己犠牲を描きましたが、こちらは男の友情と藩のため大きなことを成すための自己犠牲を描いていると言っていいでしょう。そのため家族を持つ身としては「永遠の0」には泣けましたが、こちらの友情に関しては年を取りすぎたせいか感動はすれども泣けるようなところまではいきません。
おそらくは時代劇映画にふさわしいストーリーでもあるので、きっとそのうち「永遠の0
◇著者別読書感想(百田尚樹)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
あたりまえだけどなかなかできない 51歳からのルール (アスカビジネス)
2010年5月に発刊されたこの本は、31年のあいだ三井物産やホリプロ、リンスステーションなど大中小の企業に勤めてきた著者が、サラリーマンを卒業してから書かれたものです。
副題にもなっていますが、50代というのは人生の最終第4コーナーであると同時に、老後に向かう残りの人生の第1コーナーであるという言葉にビビッときました。
でも著者はさすがに早稲田卒で物産に入り海外駐在経験をし、転職後も企業の役員を務め、定年を待たずに新たに起業をしてと、普通のサラリーマンからするとエリート街道をまっしぐらに進んでいる人生で、そういう人の考え方に共感し合えるはずがないじゃんという思いも正直あります。ま、しかし人の50代の生き方を知ることは悪いことではないので読み始めました。
やたらと司馬遼太郎の「坂の上の雲
内容は見開き2ページ分がひとつのテーマとなっていて、それが100あります。それだけに文章は極めて簡潔にまとめられていてわかりやすく、しかも自慢して偉ぶったり、過去の仕事を自慢するようなところがまったくなく、逆に昔の自分の行動を卑下しすぎてるのではと思うぐらい低姿勢に書かれています。たぶん著者と会って話しをすると、すごくいい人なんだろうなと想像ができます。
そして100もテーマがあるので、その中のいくつかには自分が至らなかったなと反省する箇所が発見できたり、耳が痛い話しだなと考えさせられるテーマがあったりします。
ただ人それぞれ考え方や価値観が違って当たり前なので「この著者とは家族に対する考え方が私とはちょっと違うなぁ」と感じたり、上記の読書の趣向が違っていますが、親しい知人と飲みながら軽い議論をしているようの感じで読めて、それなりに楽しむことができます。
読む側が勝手に気に入りそうな章を選んで読めばいいことですが、100話も無理して詰め込まず、この中から特に厳選した50話ぐらいが今のスピード時代にはちょうどよかったかもです。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
バケツ
今年47歳になった著者北島行徳氏のことはこの本を買って初めて知りました。今回の7月後半の読書では百田氏以外はすべて初モノという珍しい結果です。
かなり前に「障害者プロレス
この本のタイトルの「バケツ」とは主人公が勤務する児童養護施設で出会った軽度の知的障害をもった盗癖のある少年のあだ名です。
この少年は母親が子供を捨てて失踪後に、穴が開いたバケツに自分の着替えを入れてこの養護施設に送られてきたことからそういうあだ名がついています。
またこの養護施設では普通に体罰がおこなわれていて、少年の背中にはひどい傷がついています。そのような境遇にありながら、明るく前向きに生きようとするバケツに主人公は深く関わっていきます。
養護施設では18歳以上は留まることはできず、肉親は姉がいるものの、男性と暮らしていて引き取ることはできないと言われ、仕方なく主人公が自分で少年を引き取って世話をすることになります。この点について縁戚関係もない人が顔見知りというだけで障害者を引き取り同居するというのは実際あり得るのかよくわかりません。
もしそのようなことができると、本書の中でも出てきますが福祉事務所から「障害者を食い物にしてピンハネしている」と思われても仕方ありませんし、さらなる虐待や強制労働、脱法行為などが起きても不思議ではありません。おそらく著者は障害者の雇用の実態に詳しいので「いろいろ反論もあるだろうけど現実はこうなんだよ」ということを書かれているのかも知れません。
主人公は養護施設を辞め、バケツを引き取って一緒に生活をしていきます。そして一緒に仕事をするために最初は自分もよく通っていてノウハウを持っている日焼けサロンの経営を始め、次に無認可保育園、さらに高齢者向けの便利屋サービス業まで始めますので、なんとすごいバイタリティです。
子供の頃から気が弱いことを気に病んで、ボディビルディングを始め、マッチョな身体になったものの、気の弱さは大人になっても変わらないという主人公ですが、なかなかどうして、こう次々に事業を立ち上げるなど、普通の若者には考えられないバイタリティの塊と言えます。その主人公があこがれる幼なじみの年上のダンス教師との関係もキラッと光っていてとてもいい小説です。
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いまでは電車やバスに乗ると当たり前のように優先座席(シルバーシート)があります。この優先座席、高齢者・身体障害者・怪我人・妊婦・乳幼児連れなどを対象にできるだけ席を譲りましょうという主旨で1970年代から徐々に拡がってきました。
1970年代と言えば、高度成長期のど真ん中で、団塊世代が一気に社会に出てきて、通勤時には電車もバスも超満員のすし詰め状態が一番激しかった頃です。
そういう若い世代が多いときに、敬老精神や身障者を守るマナーを広く国民に植え付けるという意味では絶妙のいいタイミングだったのでしょう。
しかしそれから40年が過ぎ、すでに国民の4人に一人、まもなく3人に一人が高齢者となる社会に、ごく一部に限られた優先座席が果たしてこのままでいいのか疑問でもあります。
つまり優先座席がわざわざある以上「年寄りや身障者はまず優先座席に行くべきで、優先席以外で当たり前のように席を譲ってもらえると思うのは大きな勘違い」と普通の人が思っても不思議ではありません。
優先席付近とそうでない席で、高齢者や幼児を抱えた人が、席を譲ってもらえる確率はかなり違っています(筆者調べ)。
高齢者と妊婦や幼児連れ、障害者などを含めると優先席を必要とする人は年々増え続け、時間帯にもよりますが、電車やバスの利用者の1/3ぐらいになってきていると思われますが、優先席数は座席数全体の1/9~1/10ぐらいしかないのが実情です(小田急電鉄車両の場合)。
それに4年先だち1999年には関西の阪急電鉄および能勢電鉄・神戸電鉄が全席優先席と定めましたが、不評なことから2007年には廃止して、従来の特定の席だけに優先席を設ける方式に戻りました。
いずれにしてもそれがうまくいかない理由として「席が差別化されてないと譲ってもらえない」ということが一番の理由だそうです。ま、なんとなくわかります。
東京都の地下鉄ではこの6月より優先席を増加させました。いわゆる優先席の常道である車両の端、連結部分の近くをいままで片側だけだったのを両端ともすべて優先席としました。これならわかりやすくて、いいかもしれません。
多くの場合、優先席付近では医療機器に影響を与えないよう携帯電話の使用は控え、電源を切るようにと大きく表示され、時々アナウンスもされますが、実際それを守っている人はあまりいません。そんな多くの人が守れもしないルールをそのまま放置しておいていいのかこれも疑問に感じている点です。
ごくまれに「ここは携帯電話は禁止だよ」と注意をする勇気ある人がいますが、逆ギレされて、中には事件に巻き込まれてしまうことがありますので、おいそれとできることではありません。
電車内で携帯使用注意され、ホームで線路に突き落とし 殺人未遂で逮捕
バス車内での電話使用を注意され、催涙スプレー噴射
上記のような逆ギレ事件はいくらでもあります。
以前男性が電車内で女子大生に痴漢をしたと逮捕されましたが、どうもその後を調べていくと、電車内で携帯電話を使用していたその女子大生に注意したところ、その意趣返しでえん罪をきせられた可能性があるようです。
結局その男性は容疑不十分で無罪釈放されましたがそれまで21日間も拘留されました。釈放後国家賠償請求の民事裁判を起こしましたが今度は「痴漢をしていない証拠」が出せずに敗訴となっています(男性の立場からするといったいどういう証拠を出せというのだろう?)。
そういう報道や事例を知るとおいそれと人に恨みを買うようなことなどできません。
話しを優先席に戻して、よく「大人が優先席に座ったまま、高齢者や身体障害者が近くに来ても席を譲らないのはけしからん」という偽善的な話しをよく目にします。
しかし優先席に座っている「普通に見える大人」にどのような障害や優先席に座っている事情があるなんて、外見だけではわかりません。一見健常者に見えても、長くは立っていられない怪我や病気、苦痛を持っていないと、どうしてわかるのでしょうか。
私は股関節症を煩い、外見上は普通の健常者と変わりませんが、長く立っているのがつらく、席が空いていれば優先席であろうとどこでも座ります。
しかし、優先席に座ったときは、精神的に非常につらいことになります。それは気のせいかも知れませんが上記のように「なんでお前がここに座ってんだよ」という刺々しい周囲からの視線です。そして混んでくると肉体的痛みと闘うか、それとも精神的苦痛と闘うかのせめぎ合いをすることになります。
よぼよぼで今にも死にそうなお年寄りや、足に包帯を巻いて松葉杖でもついていれば、そのようなことは思われないのでしょうけど、世の中には身体にハンデを抱えながらも、できるだけ健常者と同じ仕事や生活をしようと努力し、そしてその努力をすればするほど、健常者と同じ扱いをされてつらい思いをします。
なにが言いたいかというと、世の中には自分とは違う様々な事情を抱えた人がいるので「外見だけで判断するんじゃねぇ!」ってことです、要は。
それでも、目の前にいかにも譲って欲しそうな顔をした高齢者がやって来た場合は、黙ってすっと立ち上がって席を譲っています。
しかしそういう高齢者に限って、大きなリュック背負って山歩きを楽しんできた帰りとか、仲間とつるんで観劇してお土産の紙袋をいっぱい抱え元気そうなおばさま連中だったりするんですけどね。それも外見だけではわからないので仕方ありません。
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30年来ずっと仲良くしている友人の話しですが、8年ほど前に40代後半で上場企業を依願退職し、同時に自己資金で資本金1千万円の中小企業向けコンサルタント会社を立ち上げました。
起業後しばらくは今までに知り合った知人や友人を中心に順調に仕事を増やしていき、また新たな顧客獲得セミナーを頻繁におこない「さすがにパワーと人徳のある人は違うなぁ」って、9割は素直に喜び、1割は妬ましく思い、頼まれれば、報酬などまったくなしで、喜んで人の紹介や営業協力など手伝ってきました。
しかし4年前にアメリカでリーマンショックが起きてその様相が一変しはじめました。アメリカで4年前に起きた大きな経済危機は、日本の大企業だとほぼ同時に影響がありますが、彼のやっている個人零細企業への影響はそれから約1年後に遅れてやってきました。
考えてみるとコンサルタントとその販売代理業務は連動していることが多かったので、ひとつがダメになるとドミノ倒しのように崩壊していきます。もちろんその他にも全般的に経済不況のため新規に顧客が獲得できないということもあります。
それでも、人を雇ったりはしていなかったので(自分と奥さんだけで事業を運営)、日々の経費は都内に借りていた小さなオフィスだけで済み、残ったコンサル契約と、さらに新たなビジネスを模索しつつその後2年間は踏ん張ってきました。
しかしやがては独自のオフィスを維持するのも難しくなってきて、まずはそれを解約しました。そして以前から代理店として活動してきた知り合いの会社の中にデスクを置いてもらい、そこを拠点として営業活動をおこなってきました。こういうときに少しでも助けてくれる人がいるのは心強いですね。
しかし、一向に回復しない景気と取引先や営業先の予算縮小による販売不振で限界が近づき、資本金分で回してきた事業資金もとうとう底をついてきました。
一般的にここで考えるのは、
(1)自分の貯金や資産を取り崩し、独力でできるところまでやる
(2)親・兄弟・親戚・知人・インキュベーター問わず出資者を集め、当面の事業資金をかき集めて事業を継続する
(3)身売り先を探す
(4)廃業する
の選択肢があるでしょう。
彼の立場になって考えてみると「もう一旗揚げよう」という気力やモチベーションはまだあるものの、年齢から来る体力的な衰えや、長いあいだ成果が出ないことによる精神的苦痛により弱く低くなっているのは仕方がありません。
財産は少しローンの残っているマンションと貯金が少しです。それだけでは優雅に早期引退というわけにもいかないでしょう。
しかし彼や私が社会人になった30数年前頃は、企業では55才定年というのが一般的で、多くのサラリーマンがハッピーリタイアメントをすでにしていた年齢で、現に自分の親がそうしてきたことを間近で見ています。
その頃と今では平均余命や職業意識も違ってきていますが、それでも身体のあちこちが悪くなり、無理も利かなくなり、そして精神的にも充実しているとは言えません。
そんな中で、彼が選択したのは廃業です。資本金1千万円の株式会社を設立していましたが、今後収益を維持し増やせる見込みがなく、法人を身売りするのはもちろんのこと、維持していくのも無理と判断しました。
他人から見るとおそらく普通によくある「中高年者の脱サラ失敗の図」ですが、私もいろいろと手助けをしてきた会社だけに、簡単に割り切って見ることができず、つらく残念な思いです。
私自身も40代前半になかなか再就職が決まらなかった時、別の知人の協力を得て独立をする直前までいったことがありました。
偶然にそのタイミングで希望していた会社の就職内定が突然決まったので、自然消滅することになりましたが、もしその時に独立して起業していたら、間違いなくすぐにつぶしていたことでしょう。
それだけに立ち上がりが順調だった彼の事業の失敗には私自身他人事とは思えずたいへんこたえます。
ただもしここで、上記の1)や2)を彼が選択し、私に出資の要請をされたり、出資してくれる先の紹介を依頼されたりすると、これも困ったことになってしまいます(出資できるほどのお金は自慢じゃないですが持っていません)。
一度始めた事業は「始めるよりも終わらせることのほうが難しい」とよく言われますが、まったくその通りで、見込みがないのがわかっていても、どうしても撤退したり廃業するのは後ろ髪を引かれ、ズルズルとより悪い破滅の道を歩んでしまうことがよくあります。特に多額のお金が絡んでいたりするとなおさらです。
友人はその後の計画はなく、まだ真っ白のようですが、底なし沼へ深入りすることなく、そういう重大な決断をしたことは、大いに尊重するとともに、周囲には誰にも迷惑をかけることなくスパッと終わらせる彼のやり方が、とても素晴らしいと称えさせてもらいます。
そうした思い切りは、私にはなかなかできそうもありませんから、事業家としては成功する見込みはなさそうです。
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一般的に男の1日はひげそり&洗面から始まります。そのひげそりは昔ながらのカミソリでないとスッキリ剃れないなどこだわりがある人も多いのですが、私はもっぱら若いときから電動シェーバー愛用者です。
電動シェーバーのメーカーもいろいろとあって、有名どころでは「Braun(ブラウン)」「PHILIPS(フィリップス)」「パナソニック(旧松下電工)、「日立製作所」「三洋電機」「IZUMI(泉精器製作所、SEIKOから2008年に事業譲渡)」などがあり、特に最近ではアジアン諸国メーカーの安い製品も入ってきています。
また同じメーカーでも濃いひげの人向きのものや、クセ毛が多い人用、ひげを伸ばしている人にはその手入れ専用のシェーバーなど、使う人によってお気に入りの製品が違ってきます。
このあたり女性にはまったくわからないでしょうから、もしシェーバーを男性にプレゼントしたいと思うなら、必ずメーカーと製品名まで特定して聞いておくことが必要です。男性の店員に売れ筋を聞けばと思っても、店員は本当の売れ筋よりも店にとって一番利益が上がる製品を勧めるに決まっていますからあてにしないほうがいいでしょう。
また出張や旅行に行く機会が多い人は普段使うものとは別に小型タイプのものや、海外長期出張が多い人にはその国でも充電ができる、もしくは世界共通の乾電池タイプ式などと複数持っていて使い分ける人もいます。
私の場合、メインはずっとパナソニック製(松下電工)のシェーバーで、ここ15年ほどは上位機のリニアスムーサーをずっと愛用しています。このリニアスムーサーの特徴はリニアモーター駆動で内刃の動きが無茶苦茶速く、肌に押しつけなくても軽く滑らせるだけで一気に剃れてしまう便利さです。ひげは濃いほうではないので、オーバークオリティという気もしますが、朝の忙しい時間にすぐ剃れてしまうのは便利で、一度使い出すと次もこれでなくっちゃと思ってしまいます。さらに最近ではリニア駆動+ラムダッシュの切れ味鋭いモデルを選んでいます。
パナソニックが独占しているリニア駆動型シェーバーも様々な種類がありますが、概ね内蔵充電池がその機能を十分に果たせなくなってしまう5~6年間は使うとして、その間に替え刃を4~5回交換する必要があり(ほぼ1年に一回交換)、その経済性も考慮すると、できるだけポピュラーな製品を買っておくことが後々役立つことになります。
一般的に電動シェーバーの交換用の替え刃は「もう少し出せば本体ごと買えちゃうじゃん」というぐらい高価で、さらに各メーカーの型番ごとに違ってくるので、販売店もすべての製品の替え刃を品揃えすることができず、したがって品切れや取り寄せというケースも多々あります。
しかしよく売れている製品の替え刃だと当然よく売れますから、比較的在庫数や流通量が多く、ネット販売やオークションでもよく出てきますから自然と値段は下がってくるのです。
その約6年ほど毎日使ってきたラムダッシュES8111ですが、いよいよ充電機能がおかしくなってきて、当初は完全充電後2~3週間ぐらい使えていたものが、急激に性能が落ちてしまい4~5日で突然停止するようになってしまいました。内蔵充電池は本体ごとメーカーに送れば交換してもらうことができますが「充電池交換代+送料+替え刃」で同型の最新型が十分買えてしまうのと、それがない間ひげそりに困りますので実際的ではありません。どこかへ持参するとその場ですぐに交換してくれるサービスがあると便利なのですけどね。
以前別の機種で自分で充電池を交換してみようと分解したことがありますが、この種の製品は水の中につけても大丈夫な完全防水タイプなので、分解して組み立てる際に完全防水がうまくできないと、すぐにダメになります。
今回も一応バラして電池を交換できないかと取り出してみましたが、どうも特殊な電池らしくホームセンター2店回ってみましたがありませんでした。しかし通販で探すといくつか売られていますので折を見て買って交換してみます。その際には同時にゴムを傷めないシリコン系グリス(PCの内部パーツなどによく利用されている)をシール用ゴムなどに塗布し、中に水分が染みこまない対策が必要です。
充電池が弱まると普通は内刃の動きが徐々に弱まり、充電ランプが点滅して充電不足を知らせてくれるのですが、それがなぜか最近はそういう予告なしに、突然死のようにピタッと止まってしまいます。もっともひげそり中に止まってしまったときはコンセントにつないで交流電源にすると動きますので大きな問題ではないのですが、やっぱりそれが頻繁に起きると面倒です。
そこで、仕方なく新しいものを買うことにしました。調べるとほぼ毎年モデルチェンジ(マイナーチェンジ?)をしていて、2年前発表の製品、1年前発表の製品など数多くのラムダッシュ製品が並行して売られています。当然価格は発表が古いほうが同等製品でも多少安くなっています。
今回は1年前の製品と比べると値段に大差がない今年2012年5月に発売されたばかりの製品
「ラムダッシュ ES-ST23(Amazon送料含み7,330円)」(2012/7/21現在)
に決定です。亀梨和也が宣伝に出ているものの普及モデル(3枚刃)です。
上位機種には5枚刃のモデルもありますが、さすがにそれはオーバースペックで、しかも重量感がありずっと持っていると腕が疲れそうです。
昔はリニアスムーサーというだけで1万円は軽く突破していましたが安くなってきたものです。しかも充電器やスタンドなど付属品は別として、シェーバー本体や刃は今でも国産なので信用と安心があります。
これでまた替え刃は1年ごとに買い換えるにしても、本体は5~6年間使い続けられるかな。
Panasonic ラムダッシュ替刃 (外内刃セット) ES9013 Amazon¥4,760
でも考えてみると、このシェーバー需要も団塊世代がビジネスシーンから消えつつあり、国内では一気に需要が減少していると思われます。引退後もひげを剃るのは日課でも、そう重要なアイテムでもなくなるのと、時間はいくらでもあるので、一気に素早く剃る必要もなく、買い換えや替え刃の需要も大きく落ちてくるでしょう。
ただ「たかがシェーバー、されどシェーバー」とこの単純そうに見える製品も、なかなか大手三社(ブラウン、フィリップス、パナソニック)の性能や機能を真似するのは難しそうで、新興国を中心として海外の需要はまだこれから伸びていくでしょうから、今後は国内向けと言うより海外向け製品の逆輸入品とかが入ってくるようになるのかもしれません。
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大手メディア(特に日経新聞)に5月末から7月上旬のあいだに掲載されたリストラ(解雇や退職勧奨)情報を調べてみました。これらから業種や職種による好不況が読むとれるかどうかやってみます。
なお本来リストラ(restructuring)とは企業が収益構造の改善を図るために事業を再構築する意味ですが、ここでは異論もあるでしょうが、あえて一般的な使われ方になりつつある「リストラ≒人員整理」という意味で使用しています。
【リストラ】
パナソニック(家電製造) 携帯部門1000人削減検討、、海外に軸足 2012/05/30 日本経済新聞 オリンパス(光学機器製造) 本業に集中、2500人削減、来月に新計画、不採算子会社を整理へ 2012/05/31 日本経済新聞 ミスズ・サンメディカル(電子部品製造) 希望退職70人募集、テレビ向け電子部品不振 2012/06/01 日本経済新聞 ルネサスエレクトロニクス(半導体製造) 最大14000人と全従業員の3割を削減 2012/06/10 日本経済新聞 UKC(半導体商社) 希望退職60人募集、国内営業など縮小。国内拠点の営業・管理部門などの社員が対象 2012/06/18 日経産業新聞 あずさ監査法人(監査法人) 6月下旬に転職支援制度による早期希望退職者を募った。応募者は約280人 2012/07/04 日本経済新聞 スズケン(医薬品卸) 勤続3年以上の正社員を対象に希望退職500人募集 2012/07/10 日本経済新聞 LIXIL(住宅設備製造) 900人削減、統合受け希望退職募集。40歳から59歳で勤続5年以上の正社員を対象 2012/07/10 日経産業新聞 |
【採用増】
スクロール(通信販売) 企画・営業、東京に集中、9月までに5割増の150人体制 2012/05/30 日本経済新聞 システムリサーチ(システム開発) 5年以内、従業員、7割増1000人に 2012/05/30 日本経済新聞 マニー(医療機器製造) 医療機器の研究開発強化、国際競争力高める、担当者100人に増員 2012/05/30 日本経済新聞 沢井製薬(製薬) 抗がん剤専門の営業担当増員を現在の10人弱から2015年3月期までに20人程度に引き上げる 2012/06/05 日経速報ニュース エイチーム(ゲーム開発) モバイル端末向けのソーシャルゲーム開発者を13年末までに100人採用し倍増させる 2012/06/08 日本経済新聞 東京都(官公庁) 民間企業の勤務経験者を中途採用する「都職員キャリア活用採用」90人を採用。金融など専門家活用 2012/06/12 日本経済新聞 ファーストリテイリング(衣料専門店) 2012年に前年実績比3倍の250人、13年には350人を採用する 2012/06/15 日本経済新聞 エス・バイ・エル(住宅建設) 分譲参入、地区営業責任者、他社の経験者採用 2012/06/21 日経産業新聞 東明工業(航空機器製造) 航空機の組立技術者100人増員-800人体制に 2012/06/27 日刊工業新聞Newsウェーブ21 コスモス薬品(ドラッグストア) 2013年5月期は前期比で約10倍の100人程度を採用中途採用 2012/07/02 日経産業新聞 JR西日本(鉄道) 2012年度は30~40代の車両や線路の保守などにあたる技術者ら100人の専門社員を中途採用する計画 2012/07/03 日経産業新聞 |
まずリストラですが、ここ10年ぐらいはずっとこのような感じで特に代わり映えがしません。
つまり製造業を中心として大手から中堅まで幅広く恥ずかしさのみじんも感じさせずに堂々としたリストラぶりです。なぜ恥ずかしいかと言えばアメリカとは雇用習慣が違う日本では「リストラするのは私たち経営者は無能です」と言っているのと同じことだからです。
ただ数年前と比べると感覚的なものですが、リストラ件数や人数は減少しているように思われます。しかしそれが不況を脱しつつあるからとは思えません。無能な経営者が減少しているならばそれはそれで結構なことです。
ここ数年繰り返しリストラを断行しているパナソニックやルネサスエレクトロニクスなどにはリストラ大賞を差し上げたいところです。エリート意識が格段に高い監査法人も、一昨年には新日本監査法人が、昨年にはトーマツが数百人規模のリストラを断行し、これでリストラ監査法人三兄弟が出揃ったというところでしょうか。
医薬品卸業のスズケンに限らず、10年ぐらい前から国内では流通破壊が起きていて、日本独特の商習慣である卸売りの業態がもはや時代に合わなくなってきています。従来は大手卸売企業が仕入・在庫・流通・販売・ファイナンスの元締めとして独占的に君臨し、販売価格や品揃えなど横並びで統制をかけて守らせてきましたが、メーカー直販や大手量販店の独自流通網、ネット通販など卸業者を経由しないビジネスが増えてきたことにより大きな変革期にあります。
卸売業の中で比較的まだ安泰なのは、書籍など出版物の卸売り(書籍の場合はなぜか取次と呼びます)で、二大取次店のトーハンと日販が委託販売制を武器に再販制度などに守られ長くこの業界を牛耳っています。
ただしこちらもいずれ出版社からの直接買い取り販売や、Amazonなど大規模流通システムを独自に構築する企業の攻勢、それになんと言っても紙の本や雑誌から取次を通さなくてもよい電子書籍への移行が間近に来ています。しかし再販制度の堅持やISBN番号の問題など数年で劇的に変わるわけではなさそうなのでまだ当分は大丈夫でしょう。
いずれにしても改革に乗り遅れた卸売企業はいまは必死で変わろうとしていますが、その経営上層部にいる人達は「我が世の春」をずっと謳歌してきた人ばかりなので、リストラする以外に方法が思いつかないのでしょう。現場で苦労している若い人や、リストラの憂き目に遭っている役員になれなかった中高年の方々が気の毒です。
一方では採用増を計画、実行している企業や団体も増えてきています。これはその内容にもよりますがいいことです。
しかし残念なことに製造業の人員増が明らかに少ないです。雇用を守ると言えばすぐに製造業を思い浮かべるぐらい、とにかく製造業は雇用の裾野が広くて採用規模も大きく、さらには様々な能力の人を受け入れられる幅も広く、失業者対策にとっては大きなインパクトがあります。営業職や販売職など増やすと言ってもせいぜい二桁ですが、製造業の場合、ひとつの工場が稼働すれば、工場周辺を含めて数百~数千人の雇用が成り立ちます。
採用増企業(団体)の業種は「製薬」「住宅」「IT」「製造」「量販」「鉄道」「官庁」などまちまちで、特定の業界がいいから採用増というわけではなさそうです。つまりライバルが経営不振であえぐ中、同じ業界にいながら躍進し採用を増やしていこうというのですから、これは経営者の能力以外の他になにが考えられるでしょうか?
ただここに上がっている採用増企業も過去に大規模なリストラをやったことがないかと言われるとそうとも言い切れません。また今回採用された人達も、数年先に企業の業績が悪くなったとたんに解雇される可能性もあります。特にぽっと出の企業の急速な拡大による大幅採用増には注意が必要でしょう。
業績に浮き沈みがあるのは仕方がないことですが、それによってすぐに雇用人員で調整されるのでは、雇われる立場になって考えるとそれはたまったものじゃありません。「いつリストラされても大丈夫なように普段からスキルアップをしておけばなにも怖くない」とバカなこというコンサルタントや学者がいますが、そんなことで解決できる問題ではありません。
それとは別に戦略的に新卒を減らして中途の即戦力を増やしたり、本人都合の退職者の補充を控え、社内間で余剰人員を異動させたりするのはこれはリストラ(人員整理)とは言えません。そういう機転を素早く利かせられるかが経営者の能力です。
いやしかし採用増企業がまったく見られなかった数年前と比べると、採用を増やそうという企業が多少なり増えてきたことは多少明るい話題です。
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