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348
太平洋戦争の写真やフィルムを見ると、そこに登場する日本人は現代の日本人とはあきらかに違っている点があります。

服装や髪型は時代によって移り変わっていきますが、ハッキリと見て取れるのはその体格です。

な~んだ当たり前じゃないか思いますが、65年前と比べると成人の平均身長は、男性でおよそ12センチ、女性で5センチほど大きくなっています。
 
でも私がその身長より違いを感じるのは、太平洋戦争の頃には太っている人がいないと言うことです。

食糧難だったから当たり前と言えばそうなのかもしれませんが、それにしても遺伝や環境で少々太っている人がある一定割合でいたとしても不思議ではないと思うのですが、写真やフィルムに出てくる人はみんなやせています。
 
太平洋戦争当時は「体格がいい」というのは、身長や体重が大きいことではなく、身体が筋肉質でガッチリしているという意味だったと思いますし、現代のように大きくてもブヨブヨな身体をした成人は極めて少なかったのではないかと思います。
 
ある程度は太っていなければ勝ち目がない相撲取りは「肉付きが良く下腹部に締まりのない体型をした力士」は「あんこ型」と呼びますが、現代と比べると戦前、戦中は「あんこ型力士」は少なく、筋肉質でやせた「そっぷ型力士」のほうが多かったのではないかと思うのです(確証なし)。
 
つまり戦後の混乱期を過ぎてからは栄養過多、西洋型食生活、生活リズムの崩壊、運動不足などにより、日本人が縄文時代からずっと守り続けてきた米穀、野菜、魚を中心とする質素で健康的な食事生活を捨てた結果、確かに表面上の体格は向上したものの、それは筋肉質ではなく、主に脂肪を中心とする余分三兄弟を身につけてきたようです。
 
太平洋戦争時代を描いた映画やドラマで時々、なにを考えているのか不明ですが、二重あごで下腹の出たコメディアンが役者(整備兵とか料理人とかのちょい役が多いですが)として登場しますが、そういうシーンを見るたびに「なんか違うな~」という違和感がずっとありましたが、ちょんまげしたあんこ型力士がフルマラソンで先頭を走っているような、そういうことなのでしょう。
 
戦争当時、居住性や安全性よりも、戦闘能力や伸びきった広大な戦線に武器を投入する必要から、とても狭い空間に乗り組まなければならなかった戦闘機や潜水艦、戦車の乗員は、小柄で身のこなしが軽く、しかも運動神経が突出していなければなりませんでした。

だからと言って整備士や海兵、歩兵が太っていいかと言われると、これまた徹底した肉体を使う訓練に明け暮れて、戦前のそれなりに豊富な食事が優先的に軍隊に回されていた時代ですら、少なくとも下腹が太っている暇はなかったでしょう。
 
そういえば北の某国では将軍様といつも絶叫しているテレビの女性アナウンサー以外で太っている人はまず見かけません。それよりも栄養不足でほほがこけていて気の毒なぐらいやせています。

隠し撮りで撮された某国の闇市や人力で耕す農業の映像を見て、まるで太平洋戦争中の日本とその時代の日本人そっくりではないかと思ってしまうのは私だけではないでしょう。
 
陸続きでほんの数百メートル先の韓国や、海を越えればすぐ近くの日本では、どこのスーパーへ行っても有り余る食糧があるのに、その違いにあまりにも落差がありすぎて実感がわきません。

ここまで徹底して悲惨に見える市民生活が映し出されてばかりいると、これは現実ではなく、誰かが世界を騙すつもりで、意図的に映像を作っているのではないのかと疑ってしまいます。
 
などと言うことをつらつらと書きながら、40代後半頃から張り出してきた自分の下腹をジッと見て、大きくため息をつくばかりです。


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347
イノセント・ゲリラの祝祭 」は、海堂尊著の「チーム・バチスタの栄光 」「ナイチンゲールの沈黙 」「ジェネラル・ルージュの凱旋 」に続くシリーズ第四弾です。

前三作同様大学病院の不定愁訴外来担当医師の田口が活躍する医療小説ですが、今回の舞台は病院ではなく霞ヶ関の厚生労働省です。

お役所の話しと聞くとお堅い内容かというとそんなことはまったくなく、前三作にも劣らずエンタテーメントとして十分に楽しめる仕上がりになっています。
 
海堂尊氏と言えば小説の中でも何度も出てきますが「Ai(死亡時画像診断)導入」についての自身のブログの内容で東大大学院教授から名誉毀損で訴えられおり、先日東京地裁で敗訴しました。

まぁ学者同士で足の引っ張り合いをすることはよくあることなのでしょうが、小説家としても十分な実績を残せている著者としてはもう怖いものなしって感じです。

その後どうするのかは知りませんが、つまらないことでムキにならずもういい加減にしておいたほうがいいのではと思います。

「チーム・バチスタ」の海堂氏に110万円賠償命令 ブログで名誉毀損
 
それとも小説や今後映画化されるはずのPR効果を狙ってのことだとしたら、損害賠償額110万円(+弁護士、裁判費用)は安いモノだったかもしれません。

この「イノセント・ゲリラの祝祭」ではそのAi導入に関しての役所や学者の抵抗や嫌がらせを著者流にデフォルメして表現されたものです。その強い想いがちょっと鼻につく感じではあります。

著者別読書感想(海堂尊)
 
  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇
 
12番目のカード (文春文庫)(上)(下) ジェフリー・ディーヴァー

デンゼル・ワシントン主演の映画「ボーン・コレクター 」の原作者として有名なジェフリー・ディーヴァー氏の2005年の小説「12番目のカード 」はリンカーン・ライムシリーズの6番目の小説です。

リンカーン・ライムは捜査中の事故により全身麻痺になりますが、その後ニューヨーク市警特別顧問として科学捜査を駆使し、難事件を次々解決していきます。

車椅子の警察官と言えば子供の頃にいつも見ていた「鬼警部アイアンサイド」を思い出しますが、アイアンサイドが下半身麻痺に対し、ライムは指一本しか動かせない状態で、スーパーマン役だったクリストファー・リーブが1995年に落馬して全身不随になりましたが、まさにそれと同じです。といってもあくまで小説の中だけの話しですが。
 
内容は無茶苦茶に頭がよく冷静な判断のできる女子中学生!が、プロの殺し屋から狙われても機転を利かせて助かってしまったり、多くの大人を煙に巻く小説ならではのバカバカしい物語です。

同様にリアリティがないのが、他のNYを舞台にした警察もの小説や映画では、人手不足でろくな捜査ができないことを警官が嘆いていることが多く、この小説ではハーレムに住む、親のいない貧乏なひとりの少女のために、NY警察だけでなく全米各地の警察やFBIまでが捜査に最優先で協力してくれるというのがいかにも嘘っぽい感じです。

世界中どこの国でも官僚が支配する役人の中の役人である警察官が自分のため、組織のためにならないことで、簡単に動くことはまずあり得ないでしょう。ってなことを言ってはエンタテーメントは成立しないのでしょうけど。

著者別読書感想(ジェフリー・ディーヴァー)
 
  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇
 
昔出版した文庫を新装して一見すると新刊かな?と思うものが時々あります。カバーのデザインを変えたり、帯を替えたりと努力は認めますが紛らわしいです。

でも同じ出版社の文庫であれば奥付に書かれている第1刷の日付を見ると、いつ発刊されたものかわかるのですが、一番困るのは違う出版社から出された古い小説の場合です。

初出が20年前でも、その時の出版社とは違うところから出ると、奥付の日付がリセットされてしまい、最新刊かどうかの区別がつきません。

解説などに書かれていることもありますが、いつもそれを読んでから買うわけではありませんので、そのせいで何冊かダブって購入したことがあります。
 
夜を急ぐ者よ 」は結果から言えば佐々木譲氏が作家デビュー間もない1986年に書かれた小説です。その時は集英社から出版され、文庫は集英社文庫でした。

その後23年が経ちあらためてポプラ社から文庫が出版されました。奥付を見ると「2009年12月5日第1刷発行、2010年1月20日第4刷」となっていましたので、新作と思い中身も見ず買ってきました。

読んでいるうちに「どうも佐々木譲の切れ味がないなぁ」って思いつつ、消化不良のまま読み終わってから解説を読んで初めてこれが1986年に発表された初期の作品だと言うことを恥ずかしながら知りました。
 
先に23年前に書かれた小説だと知っているとまた違った感想にもなるのかも知れませんが、直木賞までとった佐々木氏が書いたとは思えない稚拙なストーリーと無理のある設定にちょっとガックリです。

直木賞をとってから書店には「佐々木譲コーナー」や「白石一文コーナー」ができていて、過去の本が並べられていますが、「おぉ直木賞作家の佐々木譲の(文庫)新作か?!」と思って購入する人も多いと思います。

この文庫は直木賞をとる1ヶ月前に発刊されていますので、そういうのを狙ったのではわけではなく、たまたまポプラ社の企画のタイミングがよかったのでしょう。

著者別読書感想(佐々木譲)
 



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346
通称で労働者派遣法とか人材派遣法と呼ばれている法律「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律」の改正案が今国会で成立しそうです。
 
この法律改正は民主党の支持母体でもある連合など労働組合や、与党となった社民党や国民新党からも強力な後押しがありますので、是非はともかく問題なく成立することになるでしょう。
 
特に通常は正社員労働者で構成する連合はじめ各労働組合は、存在自体が世の中の趨勢から大きく外れてしまい、既に瀕死の状態もしくは意味がなくなってきているところが多く、組合員にはなれない非正規労働者の象徴でもある派遣社員が年々増加していくことに対し、ずっと苦々しく思っていましたので、その反動は大きいものがあります。

組合の凋落は決して派遣労働者の増加が原因ではなく、組合制度や活動自体に問題があるように見えるのですが、一度得た特権は離したくはないし、気がつきたくないのでしょう。
 
ただ気になるのは、この改正(改正か改悪かはその人の立場や考え方によって違ってきますが)に向けて、グッドウィル問題を筆頭にして、感情論に訴えかける派遣会社叩きや、「非正規雇用=日雇い労働=派遣労働=好ましくない=社会の悪」という、正しくはないが、わかりやすい図式を作り上げてきたマスコミや労働組合、NPO団体などの意図的な情報操作が強く感じられます。

鬼畜米英、一億総玉砕!と同様、こうやって国民世論を先導し、国民を洗脳していくのだという、いい見本のようです。
 
非正規労働の中で派遣で働く人達の数は、パート・アルバイトや季節労働者で働く人の数に比べると圧倒的に少数派です。これらパート・アルバイト、季節労働者の問題はまったく問題視せず、派遣会社だけをターゲットにした法改正が果たして正しいことなのか疑問に思います。

派遣社員よりも、パートやアルバイトでなんとか糊口をしのいでいる人が、できれば正社員になりたいと思っている人のほうが実数はずっと多いはずです。
 
それはそうと、改正される予定の法律の概要を大ざっぱに(網羅せず一部の抜粋)あげておくと、
 
(1)関係派遣先への派遣制限(子会社が親会社だけに派遣することを禁止)
(2)派遣料金の開示(請求料金平均-給料支払金額平均)
(3)正社員(期間の定めのない労働契約)に向かうような措置
(4)派遣先労働者と同水準の給与支給
(5)2ヶ月以内の日雇い労働者の派遣禁止(専門的、技術的な一部の業務は除外)
(6)退職した人を1年以内に同じ会社へ派遣することの禁止
(7)派遣労働者と派遣先のあいだに一定の労働契約みなし制度が創設
(8)製造業派遣の禁止
(9)常時雇用以外の労働者派遣の原則禁止
 
などです。
 
この(9)の「常時雇用以外の労働者派遣の原則禁止」は派遣会社にとってたいへん大きなインパクトがありますが、禁止から除外される「専門的な知識、技術若しくは経験を必要とする業務」というのが具体的になにを指すのか、どこまで許されるのかというのが大きな焦点となってきます。その範囲によって派遣できる社員数の桁が違ってきます。
 
今から20年ほど前に初めて労働者派遣法ができたとき、現在のようにネガティブリスト方式(禁止する職種以外はすべてOK)ではなく、派遣することが認められたタイピストなどの限定14職種などと同様なことが起きるのかはまだ不明です。

当時の職種で電話交換手、和文タイプ、キーパンチャーなどの職種は既に死語になっていますが、そのように仕事というのは時代時代で変わっていきますし、よほどの特殊技能職でない限り複数の職種をまたがったり、兼務するのが普通なので、職種で限定するのには無理があると思います。
 
わかりやすい例として、通訳はその特殊性から今後も日雇い派遣が認められるようですが、販売職の場合、その商品についての専門的な知識や経験がなければ、できない場合もありますが、そうでない短期学生バイトで勤まるようなものもあります。

それらの販売職を一括りにして判断するのか?それとも同じ販売職でも専門性の度合いによって認められたりダメだったりするのか?その判断は誰がどうおこなうのか?などまだ不明な点が多くあります。
 
基本的には今回の改正は法規制の強化ですので、世の中の傾向である規制緩和から逆行していますし、社会保険や雇用保険の濫用で大きなミソをつけた厚労省の復権と、さらに権限を強化することになるのは明かです。

厚労省としては新たな予算獲得(ハローワークの強化や派遣会社への指導など)につながり、新たな天下り先の確保(大手派遣会社や人材業界団体)、社保庁解体による余剰人員の賄い口(新たな団体設立など)ができて大喜びでしょう。厚労省のひとり勝ちです。
 
また雇用形態の多様化、職業選択の自由の精神から、労働者派遣の完全自由化を推進しているILO国際労働機関の基本方針からも逸れてしまう政策で、正社員とパートの中間に位置する働き方のひとつである派遣就労がなくなり一番困るのは企業側ではなく、仕事を失う労働者だと思うのですがその議論は出てきません。

労働者派遣法改正案の要綱(ページの一番下にある「参考1(法律案要綱)(PDF:261KB)」)
 



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345
労働力人口とは労働力人口とは、社会に出て働くのに適した15歳以上の人口のうち、実際に就業している人と、働く意欲があって仕事を探している完全失業者※の合計です。

すでに引退した高齢者や専業主婦、学生などは除外されます。総務省の労働力調査によると労働力人口は1998年の6793万人をピークに横ばいから減少傾向にあり、2009年の平均では6617万人と対前年比で0.5%減少(▲33万人)しています。
 
※完全失業者の中には「正社員に就きたいけど、何度応募しても採用されずにあきらめて家事やパートなどをして求職活動を一時中断している人」は含まれません。

したがって現在のような求職難になるとそのような潜在的な失業者の数が完全失業者数に反映されなくなり、正確ではなくなります。
 
さらに現在63~60歳あたりのいわゆる人口が突出して多い団塊世代が、定年延長なども終了し、完全に引退するであろう65歳になる時、つまり2012~2015年あたりになるとより一層この労働力人口は減ることになります。

私の試算では2012年から3年間のあいだに毎年約1.5%(▲約100万人)ずつ労働力が減っていく勘定です。
 
日本の労働力人口が減ると言うことは、もし仕事の数は減らず、適正やマッチングを考慮しなければ、現在300万人以上と言われる失業者が再就職できる可能性が高まり、一見すると悪いことではないようにも見えます。

また企業にとっても高報酬な年配者から、低年収の若年層に切り替わることで、仕事の効率や熟練度の差はありますが、それを補って十分に余りある様々なメリットがあります。
 
しかしいいことだけではありません。もう一つの指標になる労働力人口比率とは、労働力人口が、15歳以上の全人口の中に占める割合のことですが、昨年2009年には59.9%とはじめて6割を切りました。

今後全人口はほぼ横ばい(やや減少)で、生産力の源である労働力人口は大きく減っていくことになり、労働力人口比率も下がっていきます。
 
これはどういうことを指すかと言えば、経済的には生産活動が鈍り、生産総量が落ち、日本の経済全体が急激に縮小していきます。

社会保障の面では、団塊世代のこれからの年金の原資となる社会保険料を納める人が減り、逆にもらう人が増えますので、現在の社会保障のシステムは完全に行き詰まります。

不足分は税金で補うと政府は言っていますが、国税の30%近くを占める所得税が、団塊世代の引退と労働者減により大きく減収となっていきますから、予測されているよりも大幅な増税は避けられません。
 
社会環境は、今まで収入のあった団塊世代が年金生活に入ると、余暇の時間は増えますので、高齢者向けのレジャー産業や、医療・健康産業、趣味のカルチャーセンター、趣味グッズ(カメラ、天体観測、釣り、ゴルフ、家庭菜園、料理、パーティ用品など)は確実に伸びますが、一方、年金生活者にはボーナスのような一時的な大きな所得がありませんので、購買力自体は確実に落ちていきます。

したがって家電、自動車、住宅のような耐久消費財や高級衣料、宝飾品、ゴルフ場やリゾートの会員権はダメになるでしょう。また高級飲食店等も特徴ある一部の人気店以外は利用客が激減していきます。
 
すでに家電や自動車メーカーは売れない国内には見切りを付けて、海外で販売することに重きをおいていますし、住宅メーカーも新築よりも古くなった家をリフォームするか、子供との二世帯住宅に力を入れています。

銀座や赤坂では、既に高級飲食店は次々閉店し、代わりにディスカウントストアやパチンコ、ファストフード店、大衆居酒屋チェーン店が多くなってきました。名門デパートが閉店し、跡地にユニクロやヤマダ電機、ビックカメラが入居する現象は、すでに全国で起き始めています。
 
そのようにして、団塊世代が平均寿命を迎えるころまで、今後15~20年間は経済環境は悪くなる一方ですが、それでも日本経済を活性化させようとするなら、団塊世代より上の高齢者に、今まで蓄えてきた1世帯あたり平均二千万円を超えるという貯金をせめて半分だけでも積極的に使ってもらうことです。

それには安心して老後がおくれるという保証を国が与え、万が一のために大事にとってある貯金をもっと楽しみのためや、子供や孫のためにどんどん使ってもらうしかありません。
 

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344
コミック続きでなんなのですが、かわぐちかいじ作の「ジパング」の単行本が昨年の12月22日に最終刊が発行され終了しました。

この「ジパング」はモーニングという漫画隔週刊誌で2000年から2009年まで9年間の長きに渡り連載されていました。その連載を集めた単行本はなんと43巻にもなります。

このコミックはその手の筋の人には好意的かそうでないかはともかく、とても人気があり、変なことを書くとすぐに攻撃を受けちゃいそうですので、内容にはほとんど触れません。
 
私は同じ作者の「沈黙の艦隊」以来ファンになり、このジパングの単行本が発刊されると書店で購入し、読んだ後は中学生になったかならないかの長男にあげていました。

やがて長男が高校生になって、自分から発売日に買ってくるようになり、それを読んでいましたが、その長男も今では社会人です。
 
物語は、自衛隊の最新鋭イージス艦「みらい」がハワイへ訓練に行く途中、タイムスリップし、太平洋戦争開戦直後の太平洋に出現してしまうという奇想天外なドラマ(漫画とテレビアニメ)です。
 
同じような設定で過去には「ファイナル・カウントダウ 」というアメリカ映画(1980年)がありました。年代から言ってもこちらが元ネタになるのかも知れません。こちらはアメリカの当時最新鋭の原子力空母ニミッツがやはり真珠湾攻撃直前のハワイ沖にタイムスリップするという映画でした。
 
たまたま同じ時代の同じ場所にタイムスリップしてしまったアメリカ海軍の原子力空母ニミッツと、自衛隊のイージス艦がもし闘ったとしたらどうなっていたかというのは、私の想像の世界だけにあります。
 
半村良原作「戦国自衛隊」(小説初出1974年、映画は1979年)、半村良原案、福井晴敏原作「戦国自衛隊1549 」(小説、映画とも2005年)は映画にもなりましたが、陸上自衛隊の戦車やヘリコプターが上杉・武田軍勢が割拠する戦国時代にタイムスリップするというストーリーです。
 
その他ちょっと変わり種では先日亡くなった臼井儀人氏が原作のアニメ映画に「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 」(2002年)とその実写版映画「BALLAD 名もなき恋のうた 」(2009年)というのがありました。クレヨンしんちゃん一家が戦国時代にタイムスリップするアニメと実写映画でした。
 
また昨年の暮れに大ヒットした「JIN-仁- 」も脳外科医が江戸時代にタイムスリップしたドラマ(元々は漫画)でしたがそう考えると、同じようなことを考える人は多く、しかも人気が取れることで、もはやこのようなテーマは特筆すべき事ではないのかもしれません。
 
それにしても私は「タイムトンネル(1966年)」の頃からタイムスリップものがなぜか大好きです。「バック・トゥ・ザ・フューチャー 」もそうでしたし、最近では「タイムライン (1999年、2003年に映画化)」、H・G・ウェルズの小説「タイムマシン(1896年)」のリメーク版映画「タイムマシン (2002)」年がよかったです。
 
さて、そのジパングですが、結局「ファイナルカウントダウン」のようにタイムスリップ先から元の世界には戻れず、イージス艦と乗組員、将来を知ってしまった日本海軍士官が世界、特に日本の歴史を大きく変えてしまうことになります。

詳しくはネタバラしになるので書きませんが、乗組員の一部はタイムスリップする前の現代まで生き残り、やがて、訓練のためハワイへ向かう自分達が乗り込んだ(はずの)イージス艦「みらい」の出航を見送ることになります。このあたりの矛盾をどうやって解決するのかが、作家の創造力の見せ所なのでしょう。




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紆余曲折の人生を歩む、しがないオヤヂです。
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