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2009年の有効求人倍率が過去最悪の0.47倍だったと厚生労働省から発表されました。一昨年2008年と比べるとなんと0.41ポイントも下がり(悪化)ました。完全失業率は2009年平均で5.1%で、前年2008年よりも1.1ポイント上昇(悪化)しました。
 
完全失業率とは求職者総数から見た失業者数ですが、厚労省で定めている失業者の認定の基準が実体とは大きくかけ離れているのと、失業者と認定されるには数ヶ月かかる場合もあり、即時性がないので、あまり信用はできません。

これに対して、求人倍率は単純に求人数と求職者数の比率を示していますので、失業率よりも比較的信頼が置けます。
 
求人倍率が0.47倍ということは、求職者100人に対して47の求人しかないということですが、この47の求人うち、普通ならば応募しない(できない)求人も一定の割合で含まれます。

例えば「弁護士資格や米国公認会計士、オラクルのプラチナ、シスコのCCAの資格を持っている人」など特殊な資格が必要な仕事や、「農業、漁業、林業」などの第一次産業も都市部に住む多くの人には転居や単身赴任が必要であり、体力的、年齢的にも限界があるでしょう。
 
また最近注目されている介護関連の求人は増えているのは間違いないところですが、「どこへも行くところがないから、仕方ないから介護でも」という人では、受け入れる職場も、また介護でお世話になる人達もできれば御免被りたいものです。

そのようなまず決まらないミスマッチ求人が好景気、不景気関係なしに一定割合が必ずありますので、有効求人倍率が例え1倍以上になったとしても求人数が不足していることにかわりありません。
 
ということで、現在は統計上100人のうち47件の求人がありますが、実はその47件は上記のような普通の人では難しい仕事ばかりで、本来なら1.2~1.3倍以上の求人倍率がないと、思うような仕事が見つけられない可能性が高い気がします。
 
ちなみに、有効求人倍率が1倍を超えていた年は、統計のある1963年以降の47年間の中で1967~1974年(8年間)、1988~1992年(5年間)、2006年~2007年(2年間)で15年に過ぎません。

一番高かった(求人数が多かった)のが1973年の1.73倍、次が大阪万博があった1970年の1.41倍、1990~1991年の1.40倍です。

1960年代後半~1970年代前半は高度成長華やかし頃で、1990~91年はバブルの絶頂期ということでわかりやすいです。

この1倍を超えていた好景気で求人数の増加する期間が8年→5年→2年と段々と減ってきているのが気になります。
 
昨年は統計開始以降で最も低い0.47倍でしたが、ワースト2番目はバブル崩壊後、大型倒産やリストラの嵐が吹き荒れた1999年の0.48%です。私が失業して苦渋の8ヶ月を送ったのは2002年で、求人倍率は0.54倍でこれがワースト3です。
 
すでにJALやプロミスなど大手企業が大幅な人員削減表明し、出過ぎてしまった杭、いや、トヨタ自動車がアメリカに完膚なまでに叩かれてしまい、その波及はまもなく国内にも影響が出るでしょう。

デフレスパイラルと相まってこの3月で退職や解雇を余儀なくされる人が大量に出てくることになりますから、少なくとも今年の前半は求人倍率はもっと厳しくなると思われます。
 
さらに追い打ちをかけることになりますが、正社員だけに絞った有効求人倍率は当然もっと低く、昨年(2009年)は0.28倍です。

つまり求職者100人に対して、応募が可能かどうかはともかく、47人分の仕事はあるが、その中の4割は契約社員か臨時雇い、パート・アルバイトで、正社員の求人はこれも応募が可能かどうかは問わず、たった28件だけという極めて厳しい環境です。

先日「本当に派遣就労全面禁止するつもり?」を書きましたが、そう、今まで派遣で職を得ていた四百万人も来年一気ということではないにしても、今後新たに求人競争に加わってくることになります。
 
とにかく戦後5年ぐらいまでの混乱期はともかく、これほどひどい状況は日本では初めてのことで、この先に何が起きるのか、現在仕事に就いている人も含めて、不安と疑心暗鬼に陥ってしまいそうです。
 
若くてエネルギーの余っている多くの人達が「働きたくても働けない」「転職したくてもできない」というこのような状況が長く続くと、生活が破綻して荒れてしまい、将来への不安も拡がり、さらに雇用主側が有利な立場になることで職場では過重労働やリストラの加速、いじめの温床となっていきます。
 
そしてそのような不満がやがて充満し、その鬱憤の矛先が老人、在日外国人、子供達など社会的弱者へ向かってしまうという、日本の国民性の危うさを最近感じています。

日本以外の国ならばその矛先は政府や国会に向かうのですが、日本人はなぜか昔から「長いものには巻かれろ」「お上(政府や官僚)には盲信的に従う」「異端を排除」「弱い者いじめ」「新聞・テレビのマスコミは嘘は言わない」という誤った伝統を持っています。
 
なので、ちょっと心配しているんですが、私を含めてほとんどの日本人は、「自分や自分の家族を守るのが精一杯」というのが現実ではないでしょうか?
 


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330
さもありなんと思ったのが、「消える書店、10年間で29%減 和歌山県ではほぼ半減」という1月26日の朝日の記事です。

出版業界が厳しいとはよく言われていますが、当然それを販売している書店経営ももっと厳しいのではないでしょうか。特に大手チェーン店以外の町の小さな本屋さんが。
 
2000年には書店数は全国で2万1922店あったそうですが、2010年現在では1万5519店とのこと。

減少率の高い県は和歌山、山口、佐賀となっています。人口の推移と合わせて見ると、人口減少率(2007年度調査)の上位10県、秋田、青森、高知、長崎、和歌山、岩手、山形、島根、鹿児島、鳥取では和歌山県だけが入っていますが山口や佐賀は入ってなく必ずしも書店減少数と同調しているわけではなさそうです。ちょっと意外かも。
 
全国の書店を調査しているアルメディア
 
書店が減る(書店で購入しなくなった)理由としては下記が考えられます
 
 1)ネット販売の普及
 2)若年層の読書離れ
 3)趣味や余暇の中に占める読書時間の減少
 4)団塊世代の現役引退
 5)長引く不況
 6)中古本の流通
 7)乗り物移動時間中の携帯メール・ゲームの普及
 
1)ネット販売の普及
ネットで書籍を購入したことがある人はよくわかるでしょう。期間限定ですが、Amazonでは1冊の文庫本でも送料無料で、ほとんどのところには翌日到着しますし、地域にもよるでしょうけど別料金を支払えば注文当日配達も可能です。

在庫があるかどうかもすぐにわかり、なければそのまま中古本を調べることも可能です。デメリットは、本の中身をパラパラ見て納得してから買いたいと思う人には不向きですが、それも今後改善されていくようです。

また目的なくブラリと書店をのぞき、いい本に出会いたいと書店を利用する人にもネットは不向きですが、中には大型書店で下見をしておいて、帰ってからネットで注文すると言う人もいるようです。特に専門書や美術書のように重くてかさばる本だと何冊も持ち帰るのはつらいですからね。
 
2)若年層の読書離れ
いつの時代にも言われているのと、さらに少子化が追い打ちをかけて、歯止めはかからないでしょう。

また回転率が高く書店にとって美味しい人気雑誌や漫画誌は、今やコンビニやスーパーで手に入りますので、わざわざそのためだけに書店に行く必要がなくなっています。

あと若年層の収入が伸びないばかりか逆に下がってたりしますので、高い書籍が買えず、図書館の利用や中古本の購入へと流れていることもあります。
 
3)趣味や余暇の中に占める読書時間の減少
10年ぐらい前まで自宅で暇がある場合の過ごし方としては、テレビ(ビデオ)を見るか、本や雑誌を読みながらラジオを聞くぐらいしか選択肢がありませんでした。

しかし今では携帯電話(メール)やパソコン(ネット)があります。テレビをあまり見なくなったのはネットのせいだとよく言われますが、同時に新聞を読まなくなったり、読書をしなくなったのもネットの影響が少なからずあるのでしょう。
 
4)団塊世代の現役引退
団塊の世代が青年期になった頃には思想系や学術系、アイドル系、エッチ系の本が大量に売れ、社会人になれば恋愛小説、ハウツー本、ゴシップ週刊誌が売れ、出産育児時期には育児書や料理本。

やがて中高年にかかるとビジネス書やレジャー本、株や投資関連本が大量に売れました。つまり出版業界は子供の頃から本に親しんできた団塊の世代を常にターゲットとしてきました。

ところが2007年問題と言われた団塊世代の大量定年による現役引退で、団塊世代の本の需要が一気にしぼんでしまいました。お金はたっぷり持っている人が多いのですが、いかんせん年なので行動力がなくなり、新しいことをやる意欲もなく、おまけに目が弱ってきているのであまり読書をしなくなっています。

読書って意外に体力、視力、集中力が必要で、老人にはいずれもキツイですから。

新聞などは中高年者向けに文字を少し大きくしたりしていますが、文庫本(特に岩波文庫)なんかは相変わらず小さな文字で、老眼の人は読むなと言っているようです。
 
5)長引く不況
2)でも書いたとおり長引く不況のため、本来なら書籍(雑誌や漫画含む)に親しむ機会の多い若年層の収入が増えず、本の購入が妨げられています。

同時になぜか公共福祉とか言って図書館にも税金が使われ新刊本以外はなんでも揃っています。

お金のない地方の図書館では寄贈本を受け入れて住民がボランティアで整理を手伝って運営しているところもありますが、今後は都会の図書館も書籍購入費に無駄に税金を使わなくても、寄贈品で必要な本が集められるのではと思います。

購入する予定だった費用で寄贈本の整理を手伝ってくれるパートを雇えば、雇用対策の一環にも貢献しますし、ついでに言えば全国の公共図書館の蔵書データベースを構築し(既にあるかも?)、どこの図書館へ行けばその本が読めるか(借りられるか)、予約状況、予約受付をネットで公開すべきでしょう。

まぁそれだけ図書館が充実するとますます書店へは行かなくなってしまいますけどね。
 
6)中古本の流通
言うまでもなくブックオフの大躍進です。私は古本屋巡りが好きで、以前はよく行きました。

文庫や単行本も買いましたが、古い雑誌や懐かしい漫画本を見つけると、かび臭い暗い書店の中に光明を見出したごとくワクワクしたものです。

その古書店の古くさいイメージを一新したのがブックオフで、システムは合理的で店内は明るく清潔で、新書販売の書店と見間違いそうです。

またAmazonでも本を検索すると新本と同時に中古本(の価格)も表示されます。新本が在庫切れや廃刊であっても、中古本を買うことができますのでとても便利です。
 
7)乗り物移動時間中の携帯メール・ゲームの普及
一般の人が週刊誌や雑誌を買うのは自宅近辺のコンビニや書店か、駅の売店や駅に近い書店で、それを移動時間中の暇つぶしに読むのが普通でした。

私も月に一度の割合で東京から大阪までの出張をしていたときは、駅の売店で週刊誌を2冊(週刊新潮とフォーカスなどの写真週刊誌)と文庫本1冊を買っていました。

しかし最近では近郊電車の中ではおよそ2人にひとりは携帯電話を手に持ちメールやゲームなど操作をしていますし、出張中のビジネスマンが新幹線の中でパソコンを開いてカチャカチャやっている風景も珍しくはなくなりました。

最近、電車の車内吊り広告が読まれなくなった(効果が薄れてきた)という話しも聞きましたが、携帯電話や携帯音楽プレイヤーの影響が大きいのだと思います。
 
その他に、書店を使わなくなった理由として
 
・本屋の本は立ち読みのせいでヨレヨレで汚いものがあるが、通販だと綺麗なものが届く
・小さい本屋は品揃えが悪く、取り寄せもやたらと時間がかかる
・書店の在庫書籍は取り次ぎ業者の配本セット任せで特徴がなく面白みがない
 
などという人もいます。
 
では、今後書店はどうすればいいかと言うと
 
・趣味性、専門性の高い特徴ある書店に変える(大都市圏に限る)
・在庫を取次店に任せず、仕入れの選択は自分でおこなう(リスクはあるが特徴を出せる)
・人気本や注力している分野の本は中古本も新本と同列で並べて客に選ばせる
・在庫状況をネットで検索できるようにし、予約、取り置きも可能とする
・立ち読みや本探しで疲れた人用にコーヒー、日本茶が飲める(有料)カウンタースペースを作る
・暇つぶしの人が多いのは事実なので立ち寄りやすいように「いらっしゃいませ!」などあまり声をかけない
・あの本のタイトルは何だっけ?とすぐにネットで検索できるようネットに接続できるマシン設置(堂々とホームはAmazonの検索用ページにしておけばよい)
・同様な書店と連合を組み在庫をネット上で共有し互いに販売できるようにする
・地元の歴史・名所のガイドブック、割引券、ミニコミ誌、私製本、自費出版本の無料置き場所の提供や委託販売をおこなう
・無理を承知で近県在住の著者に面会を求め、販売用書籍数冊に著者のサインをもらう
 
しかし日本の書籍販売には取次制度(多くの出版社とさらに多くの書店とを結びつける役目を果たすが卸とは違って委託販売の形式をとり、金融面でも一定の保証をおこなう制度)や再販制度(値引は許さない)という昔からのしきたりがあり、出版社も書店も好き勝手ができないようになっています。

もし再販制度がなくなり本の値段が自由競争になると、有利になると思われるのは1番は無店舗のネット販売、2番は資本力、販売力のある大手チェーン店、3番目はコンビニ、4番目はJRなどの駅の売店を独占しているKIOSKとなるのでしょう。いずれにしても町の本屋さんは生き残れません。
 
これらの制度、もちろん戦後の混乱期から高度成長期にかけて、いい面もいっぱいあったのですが、自由競争をさまたげ、特定の既得権益者を保護している面もあります。

言ってみれば旧国鉄やNTTなどの旧三公社五現業や、旧大蔵省がバックについて護送船団方式だった生保、損保、銀行、証券などの金融業界、旧通産省管轄の放送、電波認可制度などと同じで、いつかは、その古い制度が破綻してしまうのは明白です。
 
ただ他とは違うのが、ネット系以外のメディア(新聞、テレビ、ラジオ、雑誌)は、その再販制度や放送法等で既得権益を守られている面がありますので、その問題点の追求については、及び腰です。

というかタブーなので滅多に表沙汰にはなりません。たまに良心的で出版で食っていないフリージャーナリストが、今後マスコミから干されるのを覚悟で、ちょっとだけ問題提起をすることがあります。
 
だいぶんと話題がそれてしまいましたが、結論としては今後、駅中の書店と大型チェーン店以外の書店はなくなってしまうのでしょう。

小さな書店はブックオフやレンタルDVD(のチェーン加盟)に切り替えるしかないでしょう。「専門性や趣味性の強い」と言ってもそれはあくまで大都市圏での話しです。
 
ということを見てくると、これは町の小さな電気屋さんがつぶれて、大型家電量販店へ切り替わってしまった家電業界と似ていなくもないですね。

つまり本も家電も工業規格品で、どこで買ってもその違いはないと言うことなのでしょう。個人的には本屋さんが大好きなので、寂しい気持ちでいっぱいですが。
 



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329
人材派遣の業界団体、日本人材派遣協会の2009年度の調査によると、派遣労働者の42%が今後の働き方としては「正社員になりたい」と考えているとのことです。

一方「派遣で働きたい」「紹介予定派遣で働きたい」は合わせて41%で、2年前(リーマンショック前)と比べると約7ポイント下がっているそうです。
 
この派遣で働いていた人が次は正社員になりたいという「42%」という割合ですが、人材派遣の全面禁止反対の立場を取る団体の調査ですから、多少疑って見る必要がありますが、多いと思うか、意外と少ないと思うかは人それぞれあるでしょう。
 
20年以上人材系ビジネスに関わってきた私に言わせてもらえれば、20数年前からこの比率というのはほとんど変わっていないなという感じです。
 
バブル景気の頃や、売り手市場(求職者有利)の時には、派遣社員の正社員志向が減り、逆に買い手市場(求人側有利)になると、正社員志向が高くなります。

つまり仕事がいっぱいあり派遣でもそこそこの収入が得られるときは派遣(フリー)志向になり、仕事が少なくなると、四の五のは言ってられないので自由がなくなっても正社員志向となるわけです。人間って安易に都合よく考えるものなのです。
 
現在は就職難の買い手市場ですから、少しだけ正社員志向が高くなります。つまり派遣やバイトの仕事が減ってしまうと「正社員のほうが収入が安定している」「仕事内容や会社を選んでいる余裕がない」「少々嫌なことにも目をつぶる」と言って正社員志向が高くなるわけです。
 
「バイトや派遣はもうこりごり」「使い捨ての派遣なんて」「正社員になって責任ある仕事を」という声を聞くのは今の不況の時代だからで、また景気が戻り、求人が増えてきたら「好きな時間に好きな仕事に就きたい」「仕事中心の人生なんか嫌だ」「組織の歯車にはなりたくない」「嫌な上司の下でずっと働くなて考えられない」「派遣の仕事こそプロフェッショナル」ということで、派遣就労か、それとも派遣が禁止されたならそれにかわる別の働き方をする人が確実に増えることになります。
 
法律で派遣就労を全面的に禁止し「これでやむなく派遣で働いていた人が救われるだろう」と言うのは組合員の激減で困っている労働組合や団体の陰謀(政治家は票になるので逆らえない)で、アンケートで正社員を希望していると書くのが42%ですが、実際にその高いハードルをクリアする(できる)のはさらにその半分の20%ぐらいじゃないかなと思います。
 
高いハードルというのはなにも正社員になるための採用試験や面接試験のことを言っているのではなく、
 
 (1)毎日定時に出勤し
 (2)サービス残業を黙々とこなし
 (3)時には休日出勤や深夜労働も強要され
 (4)ノルマや実現不可能とも思える高い目標を与えられ
 (5)毎日朝晩に檄を飛ばされ、無能な上司に馬車馬のように尻を叩かれ
 (6)理不尽な理屈で古参社員にいじめられたり人間関係に悩まされ
 (7)嫌な上司に対してゴマをすり、同僚とは出世競争に明け暮れ
 (8)気に入らない人事異動や不公平な人事考課を快く受け入れて
 (9)それを何年も延々と続けていく
 
という高いハードルの事を指しています。でもこれらって正社員になると普通で当たり前のことでしょ?
 
※注:派遣社員だからと言って上記の(1)~(9)がまったくないわけではありません。

でも派遣社員の場合、事前にある程度は職場や仕事内容などを自分で選択することができる(自分で選んだのだから仕方がない面もあるし我慢もできる)のと、本当にそれが嫌であれば、拒否したり交渉(派遣先を変えたり条件の変更交渉)することができます。

正社員でそこで長く勤めたいならば、いずれについても拒否することも交渉することもできません。その違いは大きいのです。
 
さて、残り80%近くのご都合主義的な働き方(失礼!)の背景には、
 
A)親と同居していて、とりあえず住むところはあるので、無理して働く必要がない
B)親または配偶者が働いているので、生活費にはそれほど困っていない
C)正社員になってもどうせ安定雇用や終身雇用が約束されているわけではないでしょ
D)正社員になって会社の古い慣習に従わされたり、上司や同僚に気をつかうのが嫌
E)いずれは親(や親戚の)の商売を継ぐのであくせく働かない
F)貧乏には慣れているので、それよりも自由が欲しい
 
などの理由があります。
その他にも「司法試験の勉強をしているので」「事業をやってるがそれが軌道に乗るまで」とか様々な理由があります。

またブラックな話しをすると「過激派のメンバーがターゲット企業の調査のために内部に潜り込むため」とか「新興宗教団体が大手企業の秘密(強請るネタ)を探るため」という目的で派遣社員になっている場合もあります(実話)。

つまり決して「正社員になれなかったので派遣社員をやっている」「派遣が禁止されると正社員になれるので嬉しい」という人は実は少数派なのです。
 
考えても見てください。
ここ1年ぐらいはともかく、この10年のあいだには人不足で売り手市場の時もありました。

35歳まで10年間派遣社員でやってきた人が、その10年間にずっと正社員を希望してあちこちに応募をし、正社員になるため必要な資格や技術を勉強し、必要に応じて専門家(転職コンサルタントとか)に正社員になるためのアドバイスをもらってきたのでしょうか?

10年間ずっと派遣就労暮らしで、最近仕事が打ち切りになり、残金数千円しかなく、派遣会社の寮を追い出されてホームレスになったという人が「気の毒」「派遣会社は極悪非道」「派遣就労はけしからん」とよくマスコミに取り上げられますが、その人達がインタビューで答える「派遣はこりごり、正社員になりたい」という言葉が私には空虚に聞こえてなりません。
 
派遣が法律で全面的に禁止された場合、現在400万人とも言われる派遣労働者が、就職、転職、パート、アルバイトの市場に出て、また失業給付や生活保護、職業訓練の場に出てくることになります。

そのインパクトは、日本経済や国民福祉に計り知れないものがあります。

誰がどのように責任を取ってくれるのか知りませんが、少なくとも派遣全面禁止を叫ぶ社民党の党首や労働組合の老人達ではないことは確実です。
 
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328
故ロバート・ブラウン・パーカー(Robert Brown Parker)の代表作スペンサーシリーズは基本的にどの物語から読んでも面白く読めますが、やはりその周辺事情を知っておく方がより楽しめます。


ゴッドウルフの行方 (1973年)はシリーズ最初の作品でマニアの中でも評価は高くお勧めの一品です。スペンサーも元警官ですが、この時から探偵小説には欠かせない殺人課の刑事マーティン・クワークとフランク・ベルソンが登場し、その後もスペンサーの良き理解者、協力者としてずっと縁があります。


誘拐 (1974)ではスペンサーの恋人スーザン・シルヴァマンが登場します。スーザンとの絡みはその後ずっと続きますので押さえておくべきでしょう。


スペンサーが活躍するボストンはもちろんレッドソックスの本拠地。パーカーもレッドソックスファンらしくメジャーの話題も時々出てきます。3作目の失投 (1975年)はそのレッドソックス球団が舞台です。


約束の地 (1976年)はアメリカ探偵作家クラブ賞を受賞し、名実とも評価が高まってきました。この後ほとんどのシリーズに登場する無茶苦茶強くてしかも理知的な黒人の相棒ホークが初登場です。


ユダの山羊 (1978年)はヨーロッパが舞台です。依頼人の妻を死に追いやったテロリスト達を追いかけてイギリス、デンマーク、オランダなどを転々とします。相棒ホークも大活躍です。


レイチェル・ウォレスを捜せ (1980年)はシリーズの中でも私のベスト3に入るお気に入りです。レスビアンでフェミニスト活動家(作家)のレイチェルに最も嫌悪されているタイプの男臭いスペンサーがレイチェルの護衛につきますが、隙を突かれて誘拐されてしまいます。


初秋 (1980)は私がベストと思う一品。両親に捨てられたも同然で自閉症になってしまった少年ポール・ジャコミンを自立させるために立ち上がります。スペンサーの優しさと男らしさがうまく表現されます。この作品で作家パーカーと主人公スペンサーの名前を世界に知らしめ、ハードボイルドの世界で不動の位置を占めたと言っても過言ではありません。


拡がる環 (1983年)では今後時々出てくる最高の銃使いヴィニー・モリスが登場します。実はこの無口な殺し屋ヴィニーが登場人物の中で私の一番のお気に入りです。以降時々ちょい役で登場しますが、恋人スーザンの護衛という役回りが多いようです。


告別 (1984年)で登場したリタ・フィオーレは最初は検事補、その後敏腕弁護士として登場しますが、何度もスペンサーを誘惑しようとしてフラれ続けます。


晩秋 (1991年)は初秋の続編で、初秋で救った少年ポール・ジャコミンが立派なアーティストになって登場します。


ペイパー・ドール (1993年)ではスペンサーの友人達が多く登場します。中でもゲイの刑事リー・ファレルにはとっても味があります。


虚空 (1995年)はホークの登場しない珍しい作品で、舞台はロサンジェルス。友人でもある刑事フランク・ベルソンの妻を救い出すため、LAのギャングチョヨと組むことに。


悪党 (1997年)ではスペンサーが殺し屋グレイ・マンに撃たれ瀕死の重傷に。グレイ・マンとはその後和解し、仲間になります。


ポットショットの銃弾 (2001年)は過去のシリーズで登場したガンマン達(ホーク、ヴィニー・モリス、テディ・サップ、バナード・フォーチュナート、チョヨ、ボビー・ホース)が結集して荒野の七人をやります。


冷たい銃声 (2005年)では相棒ホークが撃たれ重傷を負う。対決するために以前スペンサーを撃ったグレイ・マンやヴィニーに協力を依頼する。


番外で、スペンサーシリーズではありませんが、多大な影響を受けているレイモンド・チャンドラーの執筆途中の遺作「プードル・スプリングス物語 」はパーカーが完成させて1989年に世に出しました。無理した部分もあるのでしょうけど、チャンドラーの小説というより、パーカーの小説と思って読んだ方が良さそうです。


さらばスペンサー!さらばロバート・B・パーカー
ロバート・B・パーカー「スペンサーシリーズ」全巻まとめ
著者別読書感想(ロバート・B・パーカー)


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毎日新聞 2010年1月21日
訃報:R・B・パーカーさん77歳=米ハードボイルド作家
19日のAP通信などによると、米マサチューセッツ州ケンブリッジの自宅で18日死去。死因は不明。
32年同州生まれ。ノースイースタン大などで教えるかたわら、73年に私立探偵「スペンサー」を主人公とする「ゴッドウルフの行方」でデビュー。76年発表の「約束の地」で米国推理作家クラブ最優秀長編賞を受賞した。テレビドラマ化もされた「スペンサー」シリーズが人気を博し、ハードボイルド作家としての地位を確立した。(共同)
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男のロマンを感じさせてくれるたいへん好きな作家でした。ベタな言い方をすれば、ハードボイルドの代名詞ともなった私立探偵フィリップ・マーローで超有名なレイモンド・チャンドラーの魂を引き継いだ作家でもありました。

死因は不明とのことですが、年齢的に言えば、アメリカ人の平均寿命は超えているので、特に驚きはしませんが、まだまだ読みたかったので残念なことです。

好きになった作家の本は基本的には片っ端からすべて読むのが自分の習性なのですが、この作家はとにかく多作な作家で、スペンサーシリーズだけでも37冊もあります。

その他、ジェッシィ・ストーンシリーズ、サニー・ランドルシリーズ、エヴェレット・ヒッチ シリーズがあり現在出版されているものだけでも50冊以上あるのではないでしょうか(ただ大型書店でもその半分も置いてありません)。なので、とても全部は買い揃えていません。

20年ほど前から少しずつつまみ食い的に読み進め、今までに約30冊ぐらいは読んだでしょうか。ということはまだこれから彼の作品を20冊ぐらいは読めるということですね。ちょっと安心しました。

ハードボイルド小説のお気に入りについて以前日記に書いたことがあります。その中の海外の作家で現役のローレンス・ブロック、マイクル・コナリー、フレデリック・フォーサイスに頑張ってもらわなければいけません。

自分へのメモとして読んだロバート・B・パーカーの小説を書いておきます(今までに4冊ダブって購入しました)。いずれも面白かったです。

書店には比較的新しい2~3種類しか置いていないので、私は買うときは丸善や紀伊国屋の本店へわざわざ出掛けました。今はAmazonでほとんど揃っているので便利になりました。しかしさすがのAmazonでも本の表紙の画像がなかったりします。画像がないものはテキストリンクだけ貼っておきます。

儀式 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)
キャッツキルの鷲 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)
虚空―スペンサー・シリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)
残酷な土地 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)
晩秋―スペンサー・シリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)
誘拐 (ハヤカワミテリ文庫―スペンサー・シリーズ)


【スペンサー関連リンク】
著者別読書感想(ロバート・B・パーカー)


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ドライブ・日帰り温泉
自己紹介:
紆余曲折の人生を歩む、しがないオヤヂです。
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