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人材派遣の業界団体、日本人材派遣協会の2009年度の調査によると、派遣労働者の42%が今後の働き方としては「正社員になりたい」と考えているとのことです。

一方「派遣で働きたい」「紹介予定派遣で働きたい」は合わせて41%で、2年前(リーマンショック前)と比べると約7ポイント下がっているそうです。
 
この派遣で働いていた人が次は正社員になりたいという「42%」という割合ですが、人材派遣の全面禁止反対の立場を取る団体の調査ですから、多少疑って見る必要がありますが、多いと思うか、意外と少ないと思うかは人それぞれあるでしょう。
 
20年以上人材系ビジネスに関わってきた私に言わせてもらえれば、20数年前からこの比率というのはほとんど変わっていないなという感じです。
 
バブル景気の頃や、売り手市場(求職者有利)の時には、派遣社員の正社員志向が減り、逆に買い手市場(求人側有利)になると、正社員志向が高くなります。

つまり仕事がいっぱいあり派遣でもそこそこの収入が得られるときは派遣(フリー)志向になり、仕事が少なくなると、四の五のは言ってられないので自由がなくなっても正社員志向となるわけです。人間って安易に都合よく考えるものなのです。
 
現在は就職難の買い手市場ですから、少しだけ正社員志向が高くなります。つまり派遣やバイトの仕事が減ってしまうと「正社員のほうが収入が安定している」「仕事内容や会社を選んでいる余裕がない」「少々嫌なことにも目をつぶる」と言って正社員志向が高くなるわけです。
 
「バイトや派遣はもうこりごり」「使い捨ての派遣なんて」「正社員になって責任ある仕事を」という声を聞くのは今の不況の時代だからで、また景気が戻り、求人が増えてきたら「好きな時間に好きな仕事に就きたい」「仕事中心の人生なんか嫌だ」「組織の歯車にはなりたくない」「嫌な上司の下でずっと働くなて考えられない」「派遣の仕事こそプロフェッショナル」ということで、派遣就労か、それとも派遣が禁止されたならそれにかわる別の働き方をする人が確実に増えることになります。
 
法律で派遣就労を全面的に禁止し「これでやむなく派遣で働いていた人が救われるだろう」と言うのは組合員の激減で困っている労働組合や団体の陰謀(政治家は票になるので逆らえない)で、アンケートで正社員を希望していると書くのが42%ですが、実際にその高いハードルをクリアする(できる)のはさらにその半分の20%ぐらいじゃないかなと思います。
 
高いハードルというのはなにも正社員になるための採用試験や面接試験のことを言っているのではなく、
 
 (1)毎日定時に出勤し
 (2)サービス残業を黙々とこなし
 (3)時には休日出勤や深夜労働も強要され
 (4)ノルマや実現不可能とも思える高い目標を与えられ
 (5)毎日朝晩に檄を飛ばされ、無能な上司に馬車馬のように尻を叩かれ
 (6)理不尽な理屈で古参社員にいじめられたり人間関係に悩まされ
 (7)嫌な上司に対してゴマをすり、同僚とは出世競争に明け暮れ
 (8)気に入らない人事異動や不公平な人事考課を快く受け入れて
 (9)それを何年も延々と続けていく
 
という高いハードルの事を指しています。でもこれらって正社員になると普通で当たり前のことでしょ?
 
※注:派遣社員だからと言って上記の(1)~(9)がまったくないわけではありません。

でも派遣社員の場合、事前にある程度は職場や仕事内容などを自分で選択することができる(自分で選んだのだから仕方がない面もあるし我慢もできる)のと、本当にそれが嫌であれば、拒否したり交渉(派遣先を変えたり条件の変更交渉)することができます。

正社員でそこで長く勤めたいならば、いずれについても拒否することも交渉することもできません。その違いは大きいのです。
 
さて、残り80%近くのご都合主義的な働き方(失礼!)の背景には、
 
A)親と同居していて、とりあえず住むところはあるので、無理して働く必要がない
B)親または配偶者が働いているので、生活費にはそれほど困っていない
C)正社員になってもどうせ安定雇用や終身雇用が約束されているわけではないでしょ
D)正社員になって会社の古い慣習に従わされたり、上司や同僚に気をつかうのが嫌
E)いずれは親(や親戚の)の商売を継ぐのであくせく働かない
F)貧乏には慣れているので、それよりも自由が欲しい
 
などの理由があります。
その他にも「司法試験の勉強をしているので」「事業をやってるがそれが軌道に乗るまで」とか様々な理由があります。

またブラックな話しをすると「過激派のメンバーがターゲット企業の調査のために内部に潜り込むため」とか「新興宗教団体が大手企業の秘密(強請るネタ)を探るため」という目的で派遣社員になっている場合もあります(実話)。

つまり決して「正社員になれなかったので派遣社員をやっている」「派遣が禁止されると正社員になれるので嬉しい」という人は実は少数派なのです。
 
考えても見てください。
ここ1年ぐらいはともかく、この10年のあいだには人不足で売り手市場の時もありました。

35歳まで10年間派遣社員でやってきた人が、その10年間にずっと正社員を希望してあちこちに応募をし、正社員になるため必要な資格や技術を勉強し、必要に応じて専門家(転職コンサルタントとか)に正社員になるためのアドバイスをもらってきたのでしょうか?

10年間ずっと派遣就労暮らしで、最近仕事が打ち切りになり、残金数千円しかなく、派遣会社の寮を追い出されてホームレスになったという人が「気の毒」「派遣会社は極悪非道」「派遣就労はけしからん」とよくマスコミに取り上げられますが、その人達がインタビューで答える「派遣はこりごり、正社員になりたい」という言葉が私には空虚に聞こえてなりません。
 
派遣が法律で全面的に禁止された場合、現在400万人とも言われる派遣労働者が、就職、転職、パート、アルバイトの市場に出て、また失業給付や生活保護、職業訓練の場に出てくることになります。

そのインパクトは、日本経済や国民福祉に計り知れないものがあります。

誰がどのように責任を取ってくれるのか知りませんが、少なくとも派遣全面禁止を叫ぶ社民党の党首や労働組合の老人達ではないことは確実です。
 
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故ロバート・ブラウン・パーカー(Robert Brown Parker)の代表作スペンサーシリーズは基本的にどの物語から読んでも面白く読めますが、やはりその周辺事情を知っておく方がより楽しめます。


ゴッドウルフの行方 (1973年)はシリーズ最初の作品でマニアの中でも評価は高くお勧めの一品です。スペンサーも元警官ですが、この時から探偵小説には欠かせない殺人課の刑事マーティン・クワークとフランク・ベルソンが登場し、その後もスペンサーの良き理解者、協力者としてずっと縁があります。


誘拐 (1974)ではスペンサーの恋人スーザン・シルヴァマンが登場します。スーザンとの絡みはその後ずっと続きますので押さえておくべきでしょう。


スペンサーが活躍するボストンはもちろんレッドソックスの本拠地。パーカーもレッドソックスファンらしくメジャーの話題も時々出てきます。3作目の失投 (1975年)はそのレッドソックス球団が舞台です。


約束の地 (1976年)はアメリカ探偵作家クラブ賞を受賞し、名実とも評価が高まってきました。この後ほとんどのシリーズに登場する無茶苦茶強くてしかも理知的な黒人の相棒ホークが初登場です。


ユダの山羊 (1978年)はヨーロッパが舞台です。依頼人の妻を死に追いやったテロリスト達を追いかけてイギリス、デンマーク、オランダなどを転々とします。相棒ホークも大活躍です。


レイチェル・ウォレスを捜せ (1980年)はシリーズの中でも私のベスト3に入るお気に入りです。レスビアンでフェミニスト活動家(作家)のレイチェルに最も嫌悪されているタイプの男臭いスペンサーがレイチェルの護衛につきますが、隙を突かれて誘拐されてしまいます。


初秋 (1980)は私がベストと思う一品。両親に捨てられたも同然で自閉症になってしまった少年ポール・ジャコミンを自立させるために立ち上がります。スペンサーの優しさと男らしさがうまく表現されます。この作品で作家パーカーと主人公スペンサーの名前を世界に知らしめ、ハードボイルドの世界で不動の位置を占めたと言っても過言ではありません。


拡がる環 (1983年)では今後時々出てくる最高の銃使いヴィニー・モリスが登場します。実はこの無口な殺し屋ヴィニーが登場人物の中で私の一番のお気に入りです。以降時々ちょい役で登場しますが、恋人スーザンの護衛という役回りが多いようです。


告別 (1984年)で登場したリタ・フィオーレは最初は検事補、その後敏腕弁護士として登場しますが、何度もスペンサーを誘惑しようとしてフラれ続けます。


晩秋 (1991年)は初秋の続編で、初秋で救った少年ポール・ジャコミンが立派なアーティストになって登場します。


ペイパー・ドール (1993年)ではスペンサーの友人達が多く登場します。中でもゲイの刑事リー・ファレルにはとっても味があります。


虚空 (1995年)はホークの登場しない珍しい作品で、舞台はロサンジェルス。友人でもある刑事フランク・ベルソンの妻を救い出すため、LAのギャングチョヨと組むことに。


悪党 (1997年)ではスペンサーが殺し屋グレイ・マンに撃たれ瀕死の重傷に。グレイ・マンとはその後和解し、仲間になります。


ポットショットの銃弾 (2001年)は過去のシリーズで登場したガンマン達(ホーク、ヴィニー・モリス、テディ・サップ、バナード・フォーチュナート、チョヨ、ボビー・ホース)が結集して荒野の七人をやります。


冷たい銃声 (2005年)では相棒ホークが撃たれ重傷を負う。対決するために以前スペンサーを撃ったグレイ・マンやヴィニーに協力を依頼する。


番外で、スペンサーシリーズではありませんが、多大な影響を受けているレイモンド・チャンドラーの執筆途中の遺作「プードル・スプリングス物語 」はパーカーが完成させて1989年に世に出しました。無理した部分もあるのでしょうけど、チャンドラーの小説というより、パーカーの小説と思って読んだ方が良さそうです。


さらばスペンサー!さらばロバート・B・パーカー
ロバート・B・パーカー「スペンサーシリーズ」全巻まとめ
著者別読書感想(ロバート・B・パーカー)


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毎日新聞 2010年1月21日
訃報:R・B・パーカーさん77歳=米ハードボイルド作家
19日のAP通信などによると、米マサチューセッツ州ケンブリッジの自宅で18日死去。死因は不明。
32年同州生まれ。ノースイースタン大などで教えるかたわら、73年に私立探偵「スペンサー」を主人公とする「ゴッドウルフの行方」でデビュー。76年発表の「約束の地」で米国推理作家クラブ最優秀長編賞を受賞した。テレビドラマ化もされた「スペンサー」シリーズが人気を博し、ハードボイルド作家としての地位を確立した。(共同)
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男のロマンを感じさせてくれるたいへん好きな作家でした。ベタな言い方をすれば、ハードボイルドの代名詞ともなった私立探偵フィリップ・マーローで超有名なレイモンド・チャンドラーの魂を引き継いだ作家でもありました。

死因は不明とのことですが、年齢的に言えば、アメリカ人の平均寿命は超えているので、特に驚きはしませんが、まだまだ読みたかったので残念なことです。

好きになった作家の本は基本的には片っ端からすべて読むのが自分の習性なのですが、この作家はとにかく多作な作家で、スペンサーシリーズだけでも37冊もあります。

その他、ジェッシィ・ストーンシリーズ、サニー・ランドルシリーズ、エヴェレット・ヒッチ シリーズがあり現在出版されているものだけでも50冊以上あるのではないでしょうか(ただ大型書店でもその半分も置いてありません)。なので、とても全部は買い揃えていません。

20年ほど前から少しずつつまみ食い的に読み進め、今までに約30冊ぐらいは読んだでしょうか。ということはまだこれから彼の作品を20冊ぐらいは読めるということですね。ちょっと安心しました。

ハードボイルド小説のお気に入りについて以前日記に書いたことがあります。その中の海外の作家で現役のローレンス・ブロック、マイクル・コナリー、フレデリック・フォーサイスに頑張ってもらわなければいけません。

自分へのメモとして読んだロバート・B・パーカーの小説を書いておきます(今までに4冊ダブって購入しました)。いずれも面白かったです。

書店には比較的新しい2~3種類しか置いていないので、私は買うときは丸善や紀伊国屋の本店へわざわざ出掛けました。今はAmazonでほとんど揃っているので便利になりました。しかしさすがのAmazonでも本の表紙の画像がなかったりします。画像がないものはテキストリンクだけ貼っておきます。

儀式 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)
キャッツキルの鷲 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)
虚空―スペンサー・シリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)
残酷な土地 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)
晩秋―スペンサー・シリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)
誘拐 (ハヤカワミテリ文庫―スペンサー・シリーズ)


【スペンサー関連リンク】
著者別読書感想(ロバート・B・パーカー)


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お正月の恒例になりつつある年越し派遣村ですが、就職支援金の持ち逃げ者が続出したことで、問題になっています。

派遣村に本当の意味で派遣切りに遭い、年末近くに派遣会社の寮を追い出され、住み処をなくした人というのはどのぐらいいらっしゃるのでしょうか?

おそらく半数、いや30%もいないのではないかと思われます。根拠はなくあくまで推定ですが。

つまり推定通りであれば派遣村とは「労働者派遣=悪」というイメージを国民に植え付ける目的で派遣反対派が名付けたものと考えていいと思います。

正式に付けるなら「ホームレス年末年始避難所」ではないでしょうか。

この派遣村については、行政側、ホームレス側、マスコミ、支援団体等からそれぞれに様々なことを言っていますが、すべてになんらかのバイアスがかかっていると思わざるを得ませんので、いったい何が本当のことかさっぱりわかりません。

ただ就職活動や公的な福祉活動が完全に停止してしまう年末年始のこの時期に、ホームレスの人達が暖かな食事と暖かな布団で過ごせるということは、人道的に言えばいいことに違いありません。

そしてそこに入居できる人を厳しく制限することは平等とは言えず、結果的に希望者はすべて受け入れざるを得ないということになります(入居するには職安に登録するなど簡単な条件等はあります)。

しかし一般論からすると、ホームレスの人を正規に雇おうという企業や公共団体はまずありません。

正規というのは一時的なアルバイトやパート、日雇い労働、季節労働を除いた正社員、長期の契約社員という意味です。つまりホームレスになるということは、その時点で本人の意志はともかく現実的に正規な就業をあきらめてしまったということです。

1960年代のように集団就職や出稼ぎ労働者の需要が高かった時代は、住み込みで働いたり、寮や社宅が完備されている職場も多かったようですが、それも時代が変わり、労働者が溢れてしまい、そこまでお金をかけて労働者を集める必要がなくなっています。

そういうホームレスの人達を集めて就労相談をおこなったり、仕事の紹介をしても非常に効率が悪い(決定しない)ことになります。本気で就職を探すなら、まず例え四畳半の部屋でもいいので、住民票をおく住まいを決めなければなりません。

しかし無職の人に貸してくれるアパートはありませんし、保証人の問題や敷金(保証金)などでつまづく人も多いのではと思います。

国や自治体が支援をするならまずそこからだと思います。そういう手を打ってもなお、好んでインターネットカフェや公園で寝起きすることが自由でいいという人には正規な就労の意識はないと判断せざるを得ません。

あとは、健康上の理由で、毎日は働けない、職場や仕事内容を選ばざるを得ないというハンデを背負った人達に、どのようにサポートするかを考えればいいのです。

派遣村のようなところには、正規就労を本気で目指している人達もいれば、正規就業する気はなく、一時しのぎのためや支援金目当ての人達が当然混ざってくるでしょう。

性善説をとり、本当は就労意欲のない人にまで、同じように支援金をばらまくと結局はこういう結果となり、真面目に就職を探している人や、申告している人達が同じように見られてバカを見ることになってしまいます。それが一番気の毒でもあり、悔しく思うところです。

ただ、繰り返しになりますが、自宅通勤の若い大卒予定者ですらなかなか正規就労先が決まらない現状の環境下で、ホームレス状態で仕事(正規就労)を探そうなんていうのは正気の沙汰ではありません。

ホームレス支援と就労支援とはまったく別のことではないかと思うのです。

また法律で日雇い派遣を禁止するのは構いませんが、それによって現状よりさらに多くのホームレスや失業者が出てくることをどうするのか考えておく必要があります。

そこで私の考えたホームレス&就業支援対策

ホームレス支援策1:ホームレスの希望者が住居に長期に住めるよう公営住宅や借り上げ民間住宅を安価に提供

就業支援策1:ホームレスで住居への入居を希望しない人には正規就労以外の(日雇い、アルバイト、季節労働)を職安が率先して紹介する(正規就労を望まない人向けと日雇い派遣禁止であふれ出る失業者の救済)

就業支援策2:少なくなったとはいえ各種公共事業の入札業者には支援策1の就労希望者の採用を義務づける(天下りをひとりやめれば一般職で2~3名は雇えます)

就業支援策3:支援策1の就労希望者を人材紹介会社が就労先を決めた場合は、追加して紹介手数料の50%を職安から支払われる(紹介会社は通常の手数料100%+50%で計150%の収入になり積極的に対応する)

その他:職安のやる気のない職員全員を民間の派遣会社や紹介会社の最前線へ1~2年間出向させる。また逆に派遣会社、紹介会社から営業パーソンやキャリアコンサルタント等の出向を受け入れる(双方緊張感があり刺激になりまた互いの業務をよく知ることで積極的な就職(派遣)支援に結びつく)



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325
野村克也元楽天監督があちこち引っ張りだこです。すでに74歳、普通のサラリーマンならとっくに引退し、年寄りの多い国会議員ですら政党によりますが公認が得られなくなる年齢です。

元気なお年寄りを見るのは決して嫌いではありませんし、特に野村元監督の舌鋒は聞いていても楽しく共感を覚えたりして悪くないと思っています。パリーグファンの私としては実はノムさん大好きでした。

しかしあえて言わせていただくならば、もういい加減に静かに表舞台から去って隠居してくださいと願っています。

様々な名選手を発掘したり、不調の選手を蘇らせたりする手腕は認めますし、周りの人に好かれる人柄や気を遣うことも知っています。

しかし最下位の楽天を4年で2位まで引き上げたという手腕については、南海、ヤクルト、阪神など20年以上も監督、コーチを経験してきたベテラン監督なら、特に賞賛に値するとは思いませんし、それをもって契約延長しない楽天球団の無礼ともまったく思いません。

昨年のシーズンオフに当初の契約通りに勇退が決まっていたにも関わらず「2位になった功績を評価してもう少しやらせてくれるものと思っていた」旨の発言を聞いてからは、ああ、この人もただの欲ボケ爺さんだったんだなぁって思ってしまいました。

そしてこの愚痴をどこへ行っても言い続けるのは、(先日大相撲中継にもゲストで登場してこれを愚痴ってました)それを言わせようとするマスコミにも責任はありますが、よくある同じ事を繰り返すばかりの健忘症に罹った老人じゃないかと思ってしまいます。

本当ならば3年契約が終わり、さらに1年延長されたおかげで2位という成績を残せたわけで、球団やオーナーに感謝をして、後進に道を譲り勇退するべきなのではと思います。

後進が育たず(育てず)、結局他球団から次期監督を引っ張ってくるしかなかった球団としては、残ってもらっても辞めてもらっても愚痴られる困ったワガママな老人だったでしょう。

ようやく政治の世界では70代の老人が主役の時代から少し若返り始めましたが、少し前までは60歳と言えばまだ若手と言われるぐらいでまったく異常な世界でした。大手企業にもこういった70、80歳まだまだ元気という経営者が結構居座っていて幅をきかせています。

このように政治やビジネスの世界でも老人が自分の実力を過信し「若い者には負けない」「後進が育っていない」「自分が一番わかっている」と勝手に理屈を付けて居座っていることが、現在の日本の構造不況の原因になっているという人もいます。

つまり世界一の貯蓄率を誇る日本の老人が、お金を使わないので、一向に内需は拡大せず、若い人の芽を摘み、雇用を狭め、さらにはお金持ちの老人に対して厚く社会保障が約束されているという大いなる矛盾を抱えているからです。

現在働いているサラリーマンの年金受給年齢は徐々に引き上げられていきますが、現在既にもらっている老人の多くは高度成長期に働き、退職金もたっぷりもらい、悠々自適の生活を送っている人がかなり多いはずです。

そうでなければ60歳以上の世帯平均貯蓄額が2000万円を超えているなんて統計が出てくるはずがありません。

それらの老人に毎月巨額の年金の原資(社会保険料や所得税などの税金)を支払っているのは、現在、住宅ローンや子供教育費などを抱えて、貯金をする余裕はまったくなく、厳しい生活を送っている世代や、働き口がなく、フリーターや派遣で働かざるを得ない人達なのです。

泥棒に追い銭はちょっと言い過ぎですが、社会保障(福祉、年金、医療保険、介護保険等)を厚くして老人達にお金を配ったり老人医療費を格安にしても、老人は住宅ローンはなく、子供の教育費もかからない、また家族でレジャーへ出掛ける活発さも理由もない、と大きなお金を使う必要も機会もありません。

公共交通費に至っては都市によりますが老人パスで無料だったりします。なので、そういう人達を優遇すればするだけお金は死に金となり、蓄えたお金はおそらく死ぬまで表には出てきません。

いっそ、相続税や譲渡税を90%かけるとか(1億円を相続すると9000万円が税金で持っていかれる)とすると、銀行や郵貯などに眠るお金がもう少し活発に消費や投資へ回ると思いますので、そういう極端な政策でも採らない限り、ため込んだ老人達の貯金は出てきそうもありません。

野村元監督が「もうお金は十分あるので、無報酬でいいからあと1年監督やらせて」と頼めば、資金力のない楽天球団としてはOKしていたかもしれません。

でもあと1年と決まっている監督の元で働く選手やコーチのモチベーションはさっぱり上がらないでしょうね。

年俸がチームの人気選手よりも高額な雇われ監督の言いなりになって雇い続けるほどビジネスの社会は甘くありません。

いずれにしても、野村元監督はこれからは解説者やセミナー講師として引っ張りだこで、監督時代よりお金儲けはできるでしょうが、現役を引退して仕事探しでたいへんな数多くの元選手のためにも、もうそろそろテレビなどマスコミから引退してもいいのではないでしょうか。

※ここで引退や補助金の削減のターゲットにしている高齢者とはたっぷり預貯金など資産を持っている老人が対象です。

貯金もなく年金だけが頼りの高齢者をさらにいじめようとする政策はきっぱり反対です。ただ貯金を持っているかどうかは一般人なら調べられないので、相続税や贈与税を強化するのが手っ取り早いのではという結論です

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紆余曲折の人生を歩む、しがないオヤヂです。
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