忍者ブログ
リストラ天国 ~失業・解雇から身を守りましょう~ HomePage https://restrer.sakura.ne.jp/
Calendar
<< 2025/11 >>
SMTWTFS
2345 678
9101112 131415
16171819 202122
23242526 272829
30
Recent Entry
Recent Comment
Category
304   305   306   307   308   309   310   311  

[PR]

Amazonタイムセール

ホーム&キッチンの売れ筋ランキング 

枕・抱き枕の売れ筋ランキング

旅行用品の売れ筋ランキング


ミラーレス一眼の売れ筋ランキング 

空気清浄機 タイムセール

掃除機の売れ筋ランキング

ペット用品の売れ筋ランキング


 322
大学生が選んだ就職先人気ランキング2010がダイヤモンド・ビッグ&リード社から発表がありました。
 
文系男子
1位 三菱商事 
2位 三菱東京UFJ銀行 
3位 三井物産 
4位 三井住友銀行 
5位 東京海上日動火災保険 
 
文系女子
1位 東京海上日動火災保険 
2位 三菱東京UFJ銀行 
3位 ベネッセコーポレーション 
4位 三井住友銀行 
5位 ジェイティービー(JTB)グループ 
 
「超氷河期」のこの時期、傾向としては当然の結果ですが、大手安定志向が強くなります。

こういうときは私なら穴狙いで、将来性を見込んで「社員がまだ10数名のベンチャー企業!」と言いたいところですが、やはり親としては子供には、まず教育・研修がしっかりした大手企業に入ってもらいたいと思ってしまいますので、仕方がないのかも知れませんね。
 
しかし10数年も前から多くの経済評論家は「総合商社の役目は終わった」「商社の落日」と言ってきてもう久しいのですが、相変わらず商社人気は抜群です。ただし商社のイメージは20年前と大きく変わっていることも確かです。
 
私が就職活動をした30年前も商社と銀行、損保は大人気でしたが、商社のイメージというと海外勤務でインスタントラーメンから戦闘機までなんでも取引をおこない、特に燃料や食糧については日本の生命線でもあり商社なくして日本経済は成り立たないと言われていました。

また特に後進国での商売では賄賂や色仕掛けなんでもありで、日本の商社同士表向きは仲良く足並み揃えながらも裏では熾烈な競争をしていた、なんて小説でしか知り得ませんがそんな感じでした。
 
しかし最近の商社のイメージはと言うと国内のコンビニや居酒屋のチェーン展開だったり、映画、アニメ、ネットなどのコンテンツ制作であったり、体育会系から文系に変身してしまったような気がします。つまりは頭を使って儲けられることはなんでもありという感じでしょう。
 
いつもは上位の常連なのに、今年は入っていないというのが、日本航空、全日空、電通、テレビ各局、リクルートと言ったところでしょうか。

航空会社はわかりますが、電通、リクルートも大会社であることには間違いがないものの、この厳しい経済環境下で将来を不安視されているのかなと思います。

確かに電通の主力事業であったテレビ広告は壊滅的な状況ですし、リクルートの人材事業も散々な状況です。
 
テレビ局と同様、新聞社や大手出版社もマスコミ人気で常に学生の人気企業ですが、今年はさてどうなのでしょうか。

相変わらず競争率は高そうなので、名前を書いたら入れちゃったということにはならないと思いますが、いつ債務超過に陥っても不思議ではなく、つぶれても日本航空や銀行と違って一般の人は誰も困らないテレビ局や新聞社のこれからの20年、30年を背負って立とうという意気込みは大いに買いたいものです。
 
でも採用する側が、相変わらず指定大学や政治家、大口スポンサーの縁故などに頼り、「楽して稼げる」と思ってやってくる創造力やバイタリティのないお坊ちゃんお嬢ちゃんばかりを採用し続けていると先はもうないでしょう。

いまテレビ局や巨大新聞社に本当に必要なのは「給料はどうでもいいから好きなことをやらせてくれ!」ぐらいな、やんちゃでベンチャー精神溢れる学生を学歴や親の職業一切関係なしで採用できるかどうかです。
 
いずれにしても、片方で「公務員改革だ!」、「公務員の大幅削減を!」と言っておきながら、公務員になりたいという学生が大幅に増えるのは間違いなさそうです。
 
さて、ついでと言ってはなんですが、最近映画も作られた「ブラック企業」について少し思うところを。
 
「ブラック企業ランキング」というのは正式には公表されていませんが、検索すればいくらでもそのキーワードで出てきます。

つまり本人のせいでクビになったとしても、その企業や上司の悪口をオープンに書けば、それがブラック企業と言うことになってしまいますので、まったく信用がおけません。実際には入社してしばらくしないとその会社が自分にとってホワイトなのかブラックなのかはたまたクリアなのかはわからないということです。
 
しかし間違いなくブラック企業は多く存在しています。なにがブラックかというと、それぞれ勤める際に求める価値が違いますので、これまた難しいのですが、大きく分けると
 
 1)入社前の説明と入社後で労働条件が大きく違う(変わる)
 2)法に触れるような(あるいは法スレスレの)仕事をさせられる
 3)毎月、入社する人と、退職する人が複数いて、それがずっと繰り返される
 4)体力的、精神的につらい仕事ばかりやらされる(つらいというのは個人差があるので決めつけられませんが)
 5)経営者や古参社員の性格が悪くイジメやセクハラ、パワハラが蔓延している
 6)労働条件や労働環境が法律や一般常識を超越している
 7)特定の人だけが優遇され公平さや納得感がない(どこにでも不公平や差別は存在するのだが)
 8)経営者や上司が無能でその責任をかぶせられる
 9)尊敬できる人が上司にも同僚にもいない
 
などでしょうか。
しかし現実問題としては、この不景気な環境でなかなか退職ができない事情というのもあります。一度やめてしまうと次を探し、何度も面接をし、何人かのライバルを蹴落とし、入社して数ヶ月の試用期間を乗り越え、新参者としてこき使われるということを覚悟しなければなりません。
 
景気の良かった時代は、引き抜きなんてことがよくあり、頼むからうちに来てくれなんて話しもありましたが、今はそういう話しはまず聞かなくなりました。ホンの数年のあいだに180度変わってしまう世の中というのもまた凄いものですね。
 
「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」という長いタイトルの映画は「電車男」みたく2chの書き込みから映画化されたのですが、小池徹平主演で昨年終盤に上映され、知らない間に終わっていました。

まぁ映画(=エンタテーメント)ですから大げさにおもしろおかしくディフォルメされているのでしょうけど、事実は小説より奇なりともいいますから、現実はもっと凄まじいことが起きていることを私は知っています。  
 



リストラ天国TOP
おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)
著者別読書感想INDEX
リストラ天国 日記(BLOG)

PR


 321
お正月早々の話題でもないのですが、もうだいぶんと昔から慢性鼻炎で悩まされています。

この慢性鼻炎というのは、風邪をひいていなくても日に何度も突然片方の鼻が詰まる病気ですが、私の場合は1日に6~7回は鼻づまりが起きて息苦しくなります。
 
※先に書いておきますが、下記の薬については私個人の感想ですので、個人差や症状によってはまったく違った結果になる可能性もありますので使用・服用は自己責任でお願いします
 
鼻が詰まると集中力がなくなりますし、就寝中なら口で息をすることになり大きないびきをかくことになります。

また夜中に息苦しくて目を覚ますこともあり、熟睡できないこともよくあります。

もう何十年と付き合ってきていますので慣れるかというと、全然慣れません。

20年ぐらい前になんとかしたくて一度耳鼻咽喉科へ行き、先生に言われて週2回3ヶ月ほど通院したことがありましたが、全然効果がありませんでした。
 
そして10年ぐらい前に天下の慈恵医大病院で喉にできたポリープ除去をおこなったとき、たまたま同じ診察室にいた他の患者さんと医者との話が聞こえてきました。
 
患者「鼻づまりしてつらいのですが」
医者「検査してみないとなんとも言えませんが治すのは難しいんですよ」
患者「手術してよく通るようにしてもらえませんか?」
医者「手術って簡単に言うけど、骨を削ったりするので3ヶ月ぐらい入院できますか?」
患者「えぇ!そんなにかかるんですか?」
医者「そうですよ、安易に考えちゃいけません」
患者「・・・」
 
というようなことがあり、慢性鼻炎を簡単に治す方法はないんだなぁって、もう医者に頼るのはあきらめました。

それにしてもこの応対していた医者、面倒くさそうに応対していたのが気に入りません。

たかが鼻炎の手術で入院3ヶ月とは思えませんけど、「最悪の場合」が抜けているのではないのかな?と思ったりします。

それにしても、医者に頼ろうとするのはもうどうしようもなくすがる思いで来ているはずなのに、この医者は本当に苦しんでいる人の気持ちが全然わかっていません。
 
そのようなこともあり、鼻づまり用の薬でナザール(NAZAL)という佐藤(サトウ)製薬の薬がもう10年以上、手放せなくなっています。

この薬は劇的な効果があります。スプレータイプで詰まった鼻にシュッと入れて詰まっていない側の鼻を押さえて奥まで吸い込むと、あっという間に詰まっていた鼻がスースーと通るようになります。もう麻薬のようなもので一度使うと手放せなくなります。
 
このナザール「スプレー」は下記の成分でなりたっています。
 
 ・ナファゾリン塩酸塩(血管収縮剤で滞留時間が長いため依存性が非常に強く、刺激もあるため大量に投与してはならない。また長期連用は避ける)
 ・クロルフェニラミンマレイン酸塩(アレルギーをおさえる)
 ・ベンザルコニウム塩化物(殺菌・消毒)
 
注意書として「3時間以上置いて使用すること」とあるように連続しては使えません。また治癒させる薬ではなく一時的に改善させるものですから、持続効果もせいぜい1~2時間ぐらいです。
 
一生このナザールを手元に置いておかなければならないなと思っていましたが、今回最近新聞やテレビ広告で派手に宣伝を始めた小林製薬の「チクナイン」という漢方の飲み薬を初めて試してみました。朝と晩の2回服用しますが、1週間分(14包)で2000円と結構高価な薬です。
 
20100111.jpg
 
実際に服用してみたところ、今までは1日に4~5回は鼻づまりでナザールにお世話になっていたのですが、ほとんど使用しなくてもよくなりました。

嘘みたいな話しで自分でもまだ信じられなくてナザールはいつも手元に置いていますが、使っても1日1回(服用後5~6時間以上経つと鼻づまりが起きるときがある)ぐらいで、夜中に息苦しくて目を覚ますということがなくなりました。
 
にがい漢方薬ですから毎日飲むのもつらいのと、高価すぎて長くは続けられないと思いますが、ナザールでの対処療法以外の方法があったんだなぁとあらためて驚きです。
 
もちろん慢性鼻炎を治すには、医師の処方による抗生物質投与やレーザー手術という方法もありますが、まだどれも完全に治癒できるというものではなさそうです。

であれば、比較的副作用の少ないとされるこういった漢方薬がいいのかなぁと思っています。これも体質改善を目指していくもので、治癒するというものではなさそうですが。
 
ちなみにチクナインの成分は辛夷清肺湯(シンイセイハイトウ)エキス粉末というものです。いくつかのメーカーから販売されていますが、市販薬の値段は似たり寄ったりです。

比較的安そうなのは一元製薬のノンパースD錠ですが、薬局では見かけないので、通販で購入してみようかなと思っています。

また辛夷清肺湯は処方薬として認可されていますので、漢方に詳しい耳鼻咽喉科であれば処方してくれるのかも知れませんね。 

[PR]

Amazonタイムセール

ホーム&キッチンの売れ筋ランキング 

枕・抱き枕の売れ筋ランキング

旅行用品の売れ筋ランキング


ミラーレス一眼の売れ筋ランキング 

空気清浄機 タイムセール

掃除機の売れ筋ランキング

ペット用品の売れ筋ランキング


リストラ天国TOP
おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)
著者別読書感想INDEX
リストラ天国 日記(BLOG)



Amazon売れ筋ランキング

ドライブレコーダー売れ筋ランキング

レーダー探知機本体売れ筋ランキング 

カーナビゲーション売れ筋ランキング


車用タイヤチェーンの売れ筋ランキング

車体カバーの売れ筋ランキング

バイク工具/メンテナンス売れ筋ランキング

車/バイク用オイル売れ筋ランキング


 
320
昨日の夜に日本テレビの番組「小中学校教科書クイズ」をチラリと見る機会がありました。
 
有名な松尾芭蕉の俳句で「五月雨をあつめて早し」の後に続く言葉はなんでしょう?というクイズ問題です。

記憶力のかなり落ちてきた私でもかろうじて覚えていた「最上川」が正解ですが、その後中学生の子供に「で、最上川ってどこに流れているの?」と聞かれ、ハタと困ってしまいました。

実は有名な最上川がどこに流れているのかまったく知りませんでした。
 
私は関西出身で学生時代には山陰、北陸、四国、九州を旅行したことがあります。

社会人になってからは大阪、名古屋、東京に住み、現在は関東に住んでいますが、仕事での出張で札幌、仙台、広島、静岡へは行ったことがあります。

その他社会人になってから、関東近県は概ね行ったことがあります。それで知らないと言うことと、松尾芭蕉の奥の細道を考えると、たぶん東北だろうということが想像できます。しかしその先がわかりません。
 
東北と言えば山形県、福島県、宮城県、岩手県、秋田県、青森県がありますが、私が行ったことがない県の多くがここに集中しています。

東北の中では唯一仙台市(宮城県)だけは何度か行きましたが、駅前のビジネス街だけで青葉城すら見ていなかったりします。
 
最上川と言えば一級河川で日本でも代表する河川であることは間違いないでしょう。

また昨年の大河ドラマの主人公だった直江兼続とも縁のある土地でもあり最上川の治水をおこなったという記録もあるそうです。

あと旧海軍には最上という重巡洋艦があったことも知っています。しかし最上川は、、、
 
やっぱり一度も行ったことのない土地というのは知らないものです。

正解は「山形県米沢市から新庄市を通って酒田市へ流れ日本海へ注いでいる」なのですが、地元の人からは「無知!」と罵られそうです。
 
反省を込めて今年は今まで一度も行ったことのない、山形県へ旅をしたいと思います。

できれば他の東北地方も巡りたいですが、不況のため給料も減っていますので、まずは山形だけに絞っておきます。しかもスキーはやらないので、行くとしたら夏とか秋頃になると思います。
 
それにしても米が旨いというのは知っているものの、観光(見ておくべき景色や史跡等)はなにがあるのでしょうかね?
 



リストラ天国TOP
おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)
著者別読書感想INDEX
リストラ天国 日記(BLOG)


[PR]

Amazonタイムセール

スマートフォン本体売れ筋ランキング

イヤホン・ヘッドホン売れ筋ランキング 

スマートウォッチ売れ筋ランキング


ゲームの売れ筋ランキング

ランニングシューズのほしい物ランキング

メンズスニーカーのほしい物ランキング

レディーススニーカーのほしい物ランキング


319
薄学な私の知識と恥をさらしてしまいましたが、誤りは誤りとして訂正です。
 
発火する衣料 2010/1/7(木) で、ポリエステルやアクリルより綿製の衣服のほうが燃えにくいということを書きましたが、調べるとアクリルやレーヨン、キュプラの化学繊維と天然繊維の綿はいずれも「易燃性」の繊維と言うことで速やかに燃える繊維と同等に位置づけされています。

またポリエステルは「易燃性」よりもまだ燃えにくい「可燃性」に位置づけされ、綿のほうが燃えにくいというのは明らかに間違いです。

その「可燃性」のポリエステルはウール(毛)や絹の天然繊維同じく炎の広がりはゆるやかで徐々に燃えるとされています。

「可燃性」繊維でポリエステルは溶融しながら燃えるのに対して毛や絹は縮れながら燃える違いだけです。

逆に難燃性の繊維とは天然繊維ではなく、改質ポリエステルやアクリル系フェノール繊維などの化学繊維ということです。
 
ついでに着衣着火で多いのは、炊事中に服に着火するケースと喫煙時に着火するケースがそれぞれ三割を占めるそうです。

そこのタバコを吸いつつ毎日炊事もこなしている奥様!危険度2倍ですのでご注意ください!(笑)
その着火ですが、「表面フラッシュ現象」という生地の表面の毛羽に瞬間的に火が走ることがよく起きるそうです。表面に綿やレーヨン等の易燃性繊維に毛羽立ちがあるとそれが起きやすいそうです。
 
どうもポリエステルやアクリルは熱に弱くて炎にあたるとすぐに溶け出してしまう印象が強いのですが、決して天然素材だからと言っても安心できないということがよくわかりました。
 
一番いいのは各繊維の防炎加工がされている製品がベターなのですが、されていない製品との価格差が2~5倍近いことが調査から明らかになっています。
 
平成20年の調査によると、例えばよくパジャマ代わりに使われるトレーナーは一般製品の場合1,900円(綿80%+ポリエステル20%)に対し、防炎加工されたトレーナー(アクリル系55%+綿45%)は12,600円と7倍近い差があります。

ちょっと買いたくても買えない差だと思います。
 

【関連リンク】



リストラ天国TOP
おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)
著者別読書感想INDEX


Amazon売れ筋ランキング

ドライブレコーダー売れ筋ランキング

レーダー探知機本体売れ筋ランキング 

カーナビゲーション売れ筋ランキング


車用タイヤチェーンの売れ筋ランキング

車体カバーの売れ筋ランキング

バイク工具/メンテナンス売れ筋ランキング

車/バイク用オイル売れ筋ランキング


318
信じられないというか、常識をくつがえす流通革命がとうとうやってきたのかな?と思わせる記事がでていました。
 
 
アマゾン(Amazon)での買い物の配送料が3月末までの期間限定とはいえすべて無料となりました(Amazonマーケットプレイスなど一部は除外)。

今までは1500円以上ならば送料無料でしたので、書籍などもまとめ買いをしたり(11月末まで書籍の配送料無料キャンペーンというがありました)、家電等高価なモノに限定されていましたが、それが数百円の書籍はもちろん物品(安価なプラモデルや文房具など)でも一切送料が無料とは、いったいどのようなビジネスモデルになっているのか驚きです。
 
愚かなで薄学な私の知識で懸命に考えたその理由とは?
 
1)本当の意味で流通革命が起きている
2)顧客やアカウントを獲得するためのキャンペーン
3)やけくそ
 
まず1)ですが、大手通販(ネット通販含む)会社の場合、売買商品からの利益以外にも流通コスト(配送費)からも利益を得ているということはあまり知られていません。

どういう事かというと、大手通販会社が商品の発送を依頼する運送会社を決める際、より安価に配送してくれる会社を選びます。

でもその安くしてくれる分は購入者の利益になるのではなく、通販会社がせしめていることがあります。

つまり通常1個の配送料金が800円のものを通販会社は運送会社に大口客先として特別な契約をして500円に値引をさせます。そして差額300円は通販会社が利益としていただいちゃうわけです。

消費者(購入者)は配送料金は会社によって多少の差はあってもだいたい800円ぐらいという認識がありますから、通販会社から送料として800円が請求されても不思議には思いません。(※アマゾンは1500円以下の商品の通常配送料は300円でしたので元々それで利益を得ていたとは思えませんが)
 
その通販会社にとって美味しいはずの隠された利益をゼロにするということは、間違いなく通販会社の懐を痛めることになります。タダで配送を請け負ってくれるところはさすがにありませんので。

商品本体の利益(販売額-仕入れ額+保管料等)もせいぜい10~25%ってところでしょうから、今まで無料の下限1500円の場合、せいぜい400~500円の粗利益です。

ちょうど大幅値引きされた配送料がギリギリ出るぐらいの設定と考えて間違いないでしょう。

でも実際にはAmazonで買い物をする人の購入平均単価はそれよりもずっと高いはずで、1500円以上無料の設定でもトータルすると十分に利益が得られていたということです。
 
今回送料を一切無料にするにはたぶんAmazonだけではなしえなかったと思われます。

つまり、Amazonと運命共同体の運送会社が採算を度外視し、超低価格で配送をおこなうことで、配送の圧倒的なシェアをとり、数の力でコストをさらに下げてしまおうという戦略が見えてきます。

1棟のマンション、寒村や離島にある一軒に、1個の荷物を配達するのも3個の荷物を配達するのも、ほぼ同じ労力と時間とコストがかかりますので、戦略としては1個を3個にして配送コストを1/3にしてしまおうという狙いです。
 
同時に、人余りの現在では、一番手間のかかるラストワンマイル(最寄りの物流基地から玄関までの個別配送)の業務には、パートやアルバイトが安く大量に動員することが可能で、この機を逃さず誰にも真似ができない流通革命を起こそうというストーリーが見られます。

日通の宅配事業だったペリカン便を税金や法律により優遇された公営企業日本郵政が買い取り、宅配事業に本格参入してきたことも、運輸業界にとって生死をかけた博打をうつ要因となっているのかも知れません。
 
2)はわかりやすいのですが、他の通販、例えばテレビショッピングや新聞・雑誌の通販、ネット通販各社からAmazonへの乗り換えお試しサービスという意味合いです。

Amazonと正面切って戦えるだけの資本力がある通販会社は多くありません。

そして一度アカウント(クレジットカード、配送先の氏名・住所などの登録)を作らせることができれば、次からはごく簡単にオーダーが可能になります。

私も数年前に最初は安い中古本を買うためにAmazonにアカウントを作りましたが、その後、書籍、子供のゲーム機、PC用品、家電と次第に高価なモノを購入するようになってきました。まんまとその罠にはまっています。
 
例えば家電製品の例をとれば、価格COMを見ると、Amazonが最安値とまではいきませんが、
 A)クレジットカードが使え 
 B)翌日配達が可能で 
 C)そこそこ安い(数量限定の特売品以外は家電量販店よりも安いものが多い) 
というのは大きな魅力です。
 
書籍はもちろん、携帯ゲーム機や一般家電製品などをわざわざ店舗まで行って買う必要はありません。

店舗に行く必要があるのは、どうしても説明を聞く必要がある商品や、当日中に欲しいもの(Amazonでも追加料金で当日配達も可能です)、大きさや色など実際にサンプルを見なきゃわからないというものぐらいです。

店へ行っても展示品はなく取り寄せになる商品や、知人や友人に見せてもらってよく知っているもの、規格や性能が決まっている商品は通販で十分です。
 
ただ現状では、ネットにあまり親しみのない人はテレビや新聞・雑誌のテレフォンショッピングで、逆にマニア向けには1円でも安いことに価値を見いだし、店舗も在庫も持たない激安ネット通販店が幅をきかせています。

しかしテレビや新聞・雑誌には真似のできない商品ラインナップと、激安通販店には真似ができないクレジットカード利用と配送料無料、さらに実際の購入者の感想や口コミが読めるAmazon通販に、一気に顧客を取り込もうという作戦ではないかと思うわけです。

同時に一度獲得した客は、先述した通りとにかく便利なのでその後もずっと継続利用してくれるという考え方もできます。
 
3)の「やけくそ」はさすがにアメリカの会社だけあってロジカルではないのであり得ませんが、1年で一番家電製品が売れるのは年度末の3月ということですから、それに向けた一時的な顧客誘導策&2)のアカウント新規獲得のためのキャンペーンというのが本当のところでしょう。
 
3月は入学、入社、異動、引っ越しなど新しい生活に入る人が多く、家電製品や生活用品の調達やプレゼントが活性化する時期です。

また多くの企業や公共団体は3月末が決算のため、余った予算や利益があれば、この時期にパソコンや事務機器・用品、備品、消耗品などをまとめ買いしておくということが、日本全国で普通におこなわれます。これらの需要狙いというのは明らかでしょう。
 
でももし3月以降も継続して「送料すべて無料」が継続されたら、、、これは1)の流通革命となり、凄いことです。しかし流通、運輸業界も黒船来港でたいへんなことになりますね。

#決してAmazonの回し者ではありませんのであえてAmazonのリンクは貼りません
 



リストラ天国TOP
おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)
著者別読書感想INDEX
リストラ天国 日記(BLOG)

ブログ内検索
プロフィール
HN:
area@リストラ天国
HP:
性別:
男性
趣味:
ドライブ・日帰り温泉
自己紹介:
紆余曲折の人生を歩む、しがないオヤヂです。
============
プライバシーポリシー及び利用規約
Template & Icon by kura07 / Photo by Abundant Shine

Powered by [PR]


忍者ブログ