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1651
政府が6月14日に「2022年版男女共同参画白書(令和4年版)」を閣議決定し報告書を発表したことで、様々なところに波風が立っています。

20代男性 約7割「配偶者・恋人いない」、約4割「デート経験ない」男女共同参画白書(テレ朝news)
内閣府の調査で20代男性のおよそ7割が「配偶者、恋人はいない」、およそ4割が「デートの経験がない」と答えていることが分かりました。(中略)14日に閣議決定した内閣府の男女共同参画白書によりますと、20代女性のおよそ5割、男性のおよそ7割が「配偶者や恋人がいない」と答えています。また、「これまでデートした人数」について聞くと、「ゼロ」と答えた人が20代の独身男性ではおよそ4割に上ることが分かりました。政府関係者は未婚や晩婚化、少子化に拍車をかけることにつながりかねないとして危機感をあらわにしています。

20代独身男性「4割がデート経験なし」だけ切り取られた調査の大事な内容(DIAMOND online)
共同通信の「30代4人に1人が結婚願望なし 婚姻は戦後最少、共同参画白書」がYahoo!のトップニュースとなり、テレ朝ニュースの「20代独身男性『4割がデート経験なし』内閣府の調査」も大いに話題になった。共同通信記事はともかく、テレ朝ニュースのタイトルは若干あおりが入っていないだろうかと感じる。当然ではあるが、これは「男女共同参画」に関する網羅的な調査結果であり、デートや恋愛経験の有無に絞った調査ではない。

「若者の恋愛離れ」というインチキ話を政府・マスコミが蒸し返し続けるワケ(DIAMOND online)
あるワイドショーでは、「若い男性の“恋愛離れ”が進行しています」と巨大パネルを用いて解説した。スマホゲームやら1人で楽しめる娯楽が増え、恋愛が面倒になっているのではないかとか、人間関係が希薄になって異性との交際を恐れるようになっているのではないか、なんていう専門家らの指摘を紹介していた。

マスコミの常として、やはり人(特に顧客が多く人口も多い中高年者)が注目してくれる話題を優先的に提供しますので、こういう切り取り方になるのでしょう。

つまり「最近の若者は・・・」という論調です。

政治家も、調査を白書にまとめる官僚の上司もオジサン達ということもあるので、それを狙っているとも考えられます。

身近な例で言うと、私の子供達ですが、恋愛とかにはまったく興味がなく、彼女とか彼氏とかいるのかいないのか、たぶん休日も家でブラブラしているのでたぶんいないのでしょうけどよくわかりません。

それならそれで良いと思っていますが、引きこもりのようになって先々親の収入をあてにしては困るので、自活できるスキルだけは身につけてもらうよう、フルタイムの仕事と、自宅に住む場合はそれなりのコスト負担はさせています。

私の20代というと、もっと恋愛(=デート)はしていたけどなぁって思いますが、それは私ということで、若者がみんな同じだったということにはなりません。もうすっかりオジサン的発想になっています。

先日は世界経済フォーラム(WEF)から2022年の「世界のジェンダーギャップ」が発表されました。

もう驚かなくなってきていますが、日本は世界の146カ国中116位という先進国としてはぶっちぎりの低さです。つまり男女格差、ギャップがありすぎる国ってこと。

この調査は、教育・健康・政治・経済の4分野を調査し、教育環境や閣僚数、賃金格差などを指数化したものです。

先進国(G7)では、ドイツが10位、フランス15位、英国22位、カナダ25位、米国27位などとなっています。日本の116位はと言うと、117位のモルディブ、118位のギニアなどと並び、東アジアではフィリピンの19位、モンゴルの70位には遠く及ばず、韓国の99位、中国の102位にも後れをとっています。

つまり、本来の男女共同参画白書で重要なことは、単に若者の恋愛離れが加速している?という下世話なことではなく、

・女性や外国人への差別を根絶する教育と社会風土
・多様性への理解と制度改革
・女性やその保護者に対して女性の社会進出を促す施策
・女性が主導する仕事や業務
・取締役、管理職の男女比率の公表
・恋愛や結婚についての価値観の変化と理解(同性婚や夫婦別姓など)
・配偶者控除や扶養手当など、女性の社会進出の妨げになるルールの今後
・国が前面に立った育児・子育て環境の整備とサポート
・弱者(外国人、マイノリティ、高齢者、障害者など)の教育と雇用、生活支援

など、若者の恋愛(=デート)そのもの以外のところにあるような気がします。

しかし白書は、変化を嫌う古い頭が揃う政府や高級官僚のバックアップや指示を受けて作られるので、現行制度の延長線上のまま、政府の言うことには逆らえないマスコミと一緒になって、また閉塞感で不満がたまっている人口が多いオジサン・オバサン達のガス抜きとして、「最近の若者は・・・」と持っていき、国民の目を現実からそらせたいのでしょう。

【関連リンク】
1073 男女格差解消は育児から?
1055 働き方と社会構造
1035 最近の恋愛、結婚事情



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1633
人が神に対抗しようとバビロンに天まで届く塔を建てようとしたところ、神が怒って人間の傲慢を打ち砕くために人の言語をバラバラにしてしまったことで、世界中の人々がそれまではひとつだった言語から多言語になったとキリスト教の旧約聖書には書かれています。

ちなみに、その神を怒らせた塔の名前は後にブライ語で「混乱」という意味の「バベルの塔」と呼ばれることになります。

日本には東京の麻布十番の交差点に「バブルの塔」と呼ばれていたバブル景気の絶頂期1990年に竣工した派手なビルがありますが関係ありません。

人同士のコミュニケーションで最大の障壁とも言える言語の問題は、古代から悩みの種だったことがわかります。

過去には大航海時代や産業革命、拡張主義などで他国や地域で優位に立った強国が、その地を支配し植民地化する際にまずおこなうのが自国の言語をその支配地域で強制することです。

そうした影響で、スペインやポルトガル、英国やフランス、アメリカ、ロシアなどの言語が、その影響が過去にあった地域で現在でも使われることになります。

しかし政治的な支配関係がなくなり、グローバル化が進んでいくと、言語は経済合理性の意味合いを深めていきます。つまりどの言語を使うことで生活が豊かになるか、便利になるかなど。

現在世界で使われている言葉は方言や日常的な変化など難しい判断はあるものの、おおよそ5千語ぐらいが使われているのではないかと言われています。通じない方言なども1言語とすると軽く1万言語を超えると言われています。

まずは、公用語、または母国語とされている言語と使用国とその人口の順位です。

元データは、世界中で翻訳や通訳、リサーチ事業をおこなっているWIPの日本法人WIP Japanのデータを参考にしています。

公用語または母国語としている言語の国と人口順位
言語 人口 公用語、またはよく使われている地域
1 中国語 13億7,000万人 中華人民共和国・台湾・シンガポール
2 英語 5億3,000万人 英国・米国・カナダ・オーストラリア・インド・ニュージーランドなど
3 ヒンディー語 4億2,000万人 インド・フィジー
4 スペイン語 4億2,000万人 スペイン・アルゼンチン・チリ・メキシコ・キューバなど中南米諸国
5 アラビア語 2億3,000万人 エジプト・イラク・イスラエル・モロッコ・サウジアラビア・UAEなど
6 ベンガル語 2億2,000万人 バングラディッシュ・インド
7 ポルトガル語 2億1,500万人 ポルトガル・ブラジル・アンゴラ・モザンビークなど
8 ロシア語 1億8,000万人 ロシア・ベラルーシ・カザフスタン・キルギス
9 日本語 1億2,700万人 日本
10 フランス語 1億2,300万人 フランス・モナコ・カナダ・アフリカ諸国など
11 ドイツ語 1億1,000万人 ドイツ・オーストリア・スイス・ベルギーなど
12 パンジャーブ語 9,000万人 インド・パキスタン
13 ジャワ語 8,400万人 インドネシア
14 朝鮮語/韓国語 7,500万人 韓国・北朝鮮
15 タミル語 7,400万人 インド・スリランカ・シンガポール・マレーシアなど
16 ベトナム語 7,000万人 ベトナム
17 テルグ語 7,000万人 インド
18 マラーティー語 6,800万人 インド
19 ウルドゥー語 6,100万人 パキスタン
20 イタリア語 6,100万人 イタリア・サンマリノ共和国・バチカン市国
21 トルコ語 6,000万人 トルコ・ブルガリア
22 ポーランド語 5,000万人 ポーランド
23 グジャラート語 4,600万人 インド・ウガンダ・ケニア・パキスタン
24 ペルシア語 4,600万人 イラン・タジキスタン
25 タイ語 4,600万人 タイ王国
26 ウクライナ語 4,500万人 ウクライナ
27 マラヤーラム語 3,600万人 インド
28 カンナダ語 3,500万人 インド
29 アゼルバイジャン語 3,300万人 アゼルバイジャン
30 オリヤー語 3,200万人 インド




人口が世界一多い中国のトップは揺るぎません。2位は先進国が多い英語、3位はあと5年(2027年)もすれば人口が世界一になるとされているインドのメインに使われている公用語のヒンディー語、4位スペイン語、5位アラビア語と続き、日本国内でしか使われない日本語は9位です。

日本は島国で、他国に長期支配された歴史がなく、バイリンガルは珍しい才能とされていますが、多くの国では隣国や支配国、経済関係の影響で一般市民がバイリンガルやトリリンガルというのは珍しくありません。

つまり、母国語とする人口ではわからない、実際に話されている言語とその人口を調べたのが下記の表です。

出典はWorldAtlasの「What Are The Most Spoken Languages In The World?」です。

世界でよく話されている言語と人数
1 English(英語)  11億3,000万人
2 Mandarin(北京語) 11億2,000万人
3 Hindi(ヒンディ語) 6億1,500万人
4 Spanish(スペイン語) 5億3,500万人
5 French(フランス語) 2億8,000万人
6 Standard Arabic(アラビア語) 2億7,400万人
7 Bengali(ベンガル語) 2億6,500万人
8 Russian(ロシア語) 2億5,800万人
9 Portuguese(ポルトガル語) 2億3,400万人
10 Indonesian(インドネシア語) 1億9,900万人
11 German(ドイツ語) 1億3,500万人
12 Japanese(日本語) 1億2,600万人

さらに、現在世界中で必要不可欠になってきているインターネット上で使われているコンテンツの言語の割合を示すのが下記の表とグラフです。

webコンテンツ使用言語順位(2015年、出典:ドイツのリサーチ会社Statista社
 1 英語  54.4%
2 ロシア語 5.9%
3 ドイツ語 5.7%
4 日本語 5.0%
5 スペイン語 4.7%
6 フランス語 4.1%
7 ポルトガル語  2.6%
8 中国語 2.2%
9 イタリア語 2.1%
10 ポーランド語 1.9%
その他 11.4%

意外なのは、ロシア語が2位(5.9%)を占めているのに対し、同じ社会主義国で、人口世界一の中国語が8位(2.2%)に留まっていることです。

2015年のデータで古いせいかもしれませんが、中国でインターネットが普通に使える都市部の富裕層やインテリ層は、最初から英語で使っているのかも知れません。インターネット利用者としては中国人が一番多いそうです。

日本語はドイツ語に続き5位に位置していますが、これからさらに増えていく要素はなく、逆に中国やインド、その他アジアやアフリカ諸国の使う言語に次々と抜かれていくのは目に見えています。

最後に、地理、地勢、経済、コミュニケーション、知識とメディア、外交などをポイント化して、各言語をランキングしたものを2016年と2050年予測で比較したレポートがフランスのビジネススクールINSEADから「Power Language Index ranking」として発表されています。

2016年 2050年
LANGUAGE NATIVE(MM) SCORE LANGUAGE NATIVE(MM) SCORE
1 English 446 0.889 1 English 541.6 0.877
2 Mandarin 960 0.411 2 Mandarin 940.5 0.515
3 French 80 0.337 3 Spanish 589 0.345
4 Spanish 470 0.329 4 French 88.4 0.325
5 Arabic 295 0.273 5 Arabic 494.1 0.295
6 Russian 150 0.244 6 Russian 134.1 0.242
7 German 92.5 0.191 7 German 88.6 0.155
8 Japanese 125 0.133 8 Portuguese 273.4 0.149
9 Portuguese 215 0.119 9 Hindi 489.1 0.138
10 Hindi* 310 0.117 10 Japanese 106.1 0.11

世界で影響力のある言語として、2016年も2050年も1位は英語、2位が中国語と変わりませんが、3位にスペイン語が4位から上昇、日本語は8位から10位へと下げています。

ちょっと意外なのは、アラビア語(Arabic)で、順位は5位で変わりませんが、2016年にはネイティブ人口が2億9,500万人だったのが2050年には4億9,410万人と167%もの増加です。これは人口増加が顕著なインドのヒンディー語ネイティブの増加率158%をも上回っています。

これから新たな言語を勉強するなら、大きな将来性がありそうなアラビア語かも知れませんね。難しそうですけど。

【関連リンク】
1598 日本と世界の平均気温
1597 民主主義対非民主主義、勝つのはどっちだ?
1479 世界電子政府ランキングと徴兵制
1453 ビザなし渡航できる最強パスポートは日本が3年連続世界一
1423 世界と日本の宗教別信者数
914 殺人事件の国際比較
777 成人の力 国際比較
728 対外資産残高22年間世界一ということ



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1627
餃子の王将(以下、王将)は、1967年(昭和42年)に、創業者加藤朝雄氏が京都で誕生させた中華料理店ですが、2021年3月時点で直営店が528店舗(含む海外3店舗)、フランチャイズ店206店舗の734店舗を展開していて今や知らない日本人はいないでしょう。

創業当時、カウンターだけのこの小さな店が、これほど大化けするとは誰も想像しなかったと思いますが、そこは戦略と経営センスの賜と言えるのでしょう。

私が初めて王将に行ったのは、まだ小学生だった1968年頃に、新聞に挟み込まれていた「餃子1人前無料券」がついた新店オープンのチラシに釣られ、親に頼み込んで連れて行ってもらったのが最初です。

その時に食べた餃子の美味しさはこの世の物とは思えなかったほどです(その時生まれて初めて餃子を食べました)。熱いのに慌てて頬張ったので口の中はひどい火傷しましたけど。

1970年前後、普通の中華料理店で食べる餃子は、1人前が300円とか400円と他のチャーハンやラーメンとあまり変わらない価格が当たり前で、高級品と思っていましたが、王将の餃子は当時なんと1人前が60円でした。

60円ですよ、60円。「はやい、うまい、やすい」の吉野家の牛丼が1970年前後はおよそ200円の時代にです。

しかも加藤社長自らが「餃子1人前無料券」をあちこちでばらまいていたので、実質的に二人前(12個)食べても60円!こりゃ通いますよ。

1970年代の私が学生時代には、「お金のない学生は30分皿洗いすればなんでも無料!」とか「餃子10人前を30分以内に食べると無料」とかいろいろな話題を提供してくれました。今でもやっている店があるのかな?

そうした王将の魅力や加藤社長のよい人柄を感じたのか、それとも新卒の給料が平均大卒給料(12万円)の約2倍という好待遇が良かったのか、大学を出て王将へ入社する学生が急増しました。店にも「大卒店長募集!」とかの張り紙をよく見かけました。

大卒でも、最初は店の中で皿洗いから修行を積み、何年か後には店長として直営店を任されるという流れだったと思います。

1980年に社会人になり関西から東京へ引っ越したので、王将とも縁遠くなりそうでしたが、営業の仕事で新宿通りを歩いていたら、偶然バッタリ王将を発見しました。

もう懐かしさで仕事中で午後に人と会わなくちゃいけないのに、ランチで餃子をパクパク食べたのは言うまでもありません。

あとで知りましたが、王将の東京進出第1号店がその前年1979年に新宿区内にオープンしていました。当時はインターネットとかもなく、そういう情報は偶然に発見するしかありませんでした。

不幸な出来事もありました。

創業者の義理の弟で、創業後まもなくして加藤社長と一緒に王将をもりたててきた大東隆行氏は2000年から王将の社長を務められていましたが、2013年に何者かに本社工場の前で銃撃され亡くなります。まだ犯人は捕まっていません。

その大東社長は毎朝早くに出勤し、ひとりで本社工場の玄関や、周囲の道路をほうきとちりとりで掃除し散水するのが日課で、それを知っていた犯人(あるいは犯人を雇った黒幕)に狙われるという気の毒な事件でした。未だになぜ命まで狙われたのか理由がわかっていません。

もうひとつ、大阪王将という餃子を主体とする似た店(チェーン)がありますが、元々は創業者の親族が1969年に王将からのれんわけをしてもらい、まだ王将が進出していなかった大阪で「王将」という中華料理店を創業します。

しかしその「王将」が、王将がメインの営業圏内としていた京都に進出しようとしたときに、商標の問題で揉め裁判沙汰となりました(その後「大阪王将」と名称を変えて和解)。現在も王将とは資本関係はありません。

双方の餃子やチャーハンを食べ比べてみましたが、私的には軍配は元祖王将「餃子の王将」に上がります。馴染んでいる味と言うこともあるかも知れません。

最近は、家族にも王将の餃子やチャーハン、唐揚げ等のファンが多いので、月に1回ぐらいの割合で、持ち帰り(生餃子、チャーハン、酢豚、豚キムチ、唐揚げなど)を買って、家で焼いたり温めて食べています(冷めたチャーハンはレンジよりも炒め直すと美味しく食べられます)。

しかし今は餃子は1人前が240円、創業当時から50数年で4倍になっています。それでも十分安いけど、王将が全国区となったおかげで、世の中の餃子の値段が一気に下がったのは大きな貢献と言えます。

今では宇都宮餃子だ!いや浜松だ!宮崎だ!と名物餃子が出てきていますが、餃子がこれだけ安く提供され、庶民の食べ物になったのは王将のおかげと言っても良いでしょう。

旅行へ行ったときに、本来はその地の名物とかを食べるのが筋でしょうけど、今は、日本全国に王将がありますので、私は一人旅が多いせいか、現地の王将で夕食を食べることがままあります。

基本はどこでも同じ味で、間違いないのと、なんと言ってもお腹いっぱい夕食を食べても千円以内で済ませられるのも魅力です。

【関連リンク】
1607 代表的なB級ファストフードの価格推移
1165 ラーメンと私
1015 丼飯を日本の文化として育てていきたい



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1626
普段日常的に使っているトイレットペーパーにもいくつかの種類があります。これだけの種類が必要?って思うぐらいに、並べられているお店もあります。

一般的には、紙の厚さがシングル(1枚巻き)かダブル(2枚巻き)かぐらいしか興味がない人も多いかと思いますが、見ていると、シングル50m~100m、ダブル25m~50mとロールの長さに数種類があり、香り付きや柄付き、最近は3枚重ね、芯なし、エンボス加工などいろいろとバラエティに富んでいます。

トイレットペーパーの幅、長さ、芯の直径、水につけて溶ける速度など、一応はJIS規格でも定められていますが、あまりキッチリと守られてないようです。

長さについては、27.5、32.5、55、65、75、100mと6種類がJISで決まっていますが、これもあまり意味があるように思えません。現在のスタンダードはシングルで50~60m、ダブルで25~30mというところでしょうか。

以前、会社のビルのトイレで使われていたトイレットペーパーが、再生紙だと思いますがツルツルペラペラした、そう硬めのスーパーの新聞折り込みチラシのような紙質でした。

私は仕事上外へ出ることが多く、ビルの中で用をたすことが少なく、「こりゃ使えねぇ紙だな」と思いながらもどうでも良かったのですが、内勤の社員、特に女子社員の大不評を買っていました。

そこで社長の指示で、ビルメンテナンス業者にクレームを入れて、トイレットペーパーを変更してもらったことがありました。長さよりも大事なのは紙質ということです。

紙質はパルプ100%というのが最良で、再生紙を使ったものは環境に優しいものの、どうもお尻には優しくないようです。

テレビの情報番組の中で、あるコメンテーターが「私は香り付きのがいい!」と言っていましたが、この日用品につける化学合成した香料は、一部の人に香害やアレルギー反応を引き起こして問題となります。

個人的には、アレルギーこそないですが、年齢を重ねて、臭いに過敏になってきているせいか、石鹸、洗剤、柔軟剤に含まれる強烈な人工的な香りや、トイレの中の消臭剤などの化学香料にはいつも嫌悪感を持っています。

しかし、上記のコメンテーターと同様、それを希望する人がいてよく売れるのか、トイレットペーパー含め家庭用の日用品はほとんどが香り付きになっています。

それはともかく、全国家庭用薄紙工業組合連合会の調べによると、シングルとダブルそれぞれ1回分の平均使用量は、小便時の使用(女性)はシングル89cm、ダブルが66cm、大便時はシングル177cm、ダブル146cmということです。

また、日本トイレ協会の発表によると、トイレットペーパーの1回平均使用量(大・小合わせて)は80cmとされています。平均的なダブル30mのトイレットペーパーだと、37回分ということになります。またアメリカ人と日本人を比べると、アメリカ人のほうが使用量(長さ)は少ないようです。

日本人の使用量が多いひとつの要因として、ウォシュレットなど水洗浄装置が日本で普及しているせいだろうと思います。水で濡れるとすぐに破け(溶け)てしまうので、どうしても使用量が増えてしまいます。

シングルとダブルで、仮に長さが2倍で金額が2倍ならば、シングルのほうが使用量は少なくコスパは良いということになります。どうしてもダブルの場合、シングルの半分の量で済むということはなさそうです。

ちなみに、なぜトイレットペーパーにはシングルとダブル(最近はトリプルもある)の2種類が流通しているかと言うと、製造業者の人は「本当はダブルで使ってもらうほうが効率的だが、シングルを求める人が少なからずいるからシングルも作っている」と言うことでした。

あの薄い1枚で使うことはまずないので、確かにシングルは必要か?と言われるとその通りです。

あと、「トイレットペーパーを何枚も重ねて拭いたから手は汚れていない」と思ったら大きな間違いで、大腸菌はトイレットペーパーを10枚や20枚を重ねても簡単に通過して手に届くそうです。

なので大きい方をしたあとは必ず石鹸などでよく手を洗わなければ衛生上はダメと言うことです。

ちなみにうちは、妻と娘と一緒に住んでいて、それなりに使用量が多いので、いつもパルプ100%、ダブルの50mを探して購入しています。何度も交換するのが面倒ですから。

【関連リンク】
1541 トイレの記憶
1521 オシッコと非常用携帯トイレの話し
1350 トイレ個室の空き不足対策決定版



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1625
2019年7月にそれまで長く使ってきたJ:COMのケーブルテレビ兼ネットワーク兼電話回線の契約を解除して、テレビはアンテナを独自に建て、インターネットと電話回線はNUROの光ケーブル契約(NURO光G2V)に変更しました。

それについては下記に詳しく書いています。

やっとのことでJ:COMを退会した その1 2019/8/10(土)

ケーブルテレビの銅線を使ったネット回線に不満があったことも変更したひとつの理由で、NUROの光回線に変わって、その速さに満足していました。

しかし、最近というかここ数ヶ月、夕方から夜間にかけてネットを使うとアレ?動かないと思うことが多くなってきました。

ネットでやりとりする際のスピードは、契約している回線の問題以外に、接続しているサーバの負荷状態や、家の中にあるルーター能力やWi-Fi設定、有線LANケーブルの問題、さらにはPCやスマホの処理能力など様々な理由があります。

しかしやはり一番問題なのは、今回で言えばNUROの回線速度の問題のような気がします。

と言うのも、午前中の速度は、契約直後かそれよりも速いと思う反応速度が出ているにも関わらず、夜間になると、急速にスピードがハッキリ体感できるほどに落ちてくるからです。

家庭用のネット回線は、昼間よりも夜間のほうが混雑して速度が落ちるのもある程度は理解できます。しかしそれにも我慢の限度があります。

あまりにも「使えねぇー!」となると、仏の管理人でも鬼の形相に変わってきます。

その怒りに輪をかけるのが、やたらと流されているテレビのCMで「高速」「快適」「NUROにしないのもったいない」と繰り返されることです。

まずは、どれくらい昼と夜とで速度に差があるかを調べてみました。特定の要素が含まれないよう、2週間ぐらいに渡り、午前中、午後、夕方、夜間それぞれに不定期で37回計測してみました。

利用環境は、NUROが設置したONUから有線LANケーブルでPCへつないでいます。またWi-Fiや同じ回線を使う固定電話など他の利用がない時に計測しています。

計測ツールは、USEN GATE2の「インターネット回線スピードテスト」です。

まず一般的にわかりやすいダウンロードとアップロードの時間別テスト結果です。もちろん数値(Mbps)が大きいほど速くて優秀です。



午前中から夕方頃までは概ねダウンロード速度は600Mbpsを超えていて、これはまったく問題ないというか素晴らしいと思えるレベルです。

しかし一方では、夜間、特に21時以降は使い物にならないぐらいダウンロードもアップロードも速度の低下が見られます。想像を超えるあまりにも酷い状態です。

ちなみに、光回線ではないJ:COMのケーブル(銅線)回線の時(2019年夏頃)に計ったときは、夕方17時頃の平均速度で、ダウンロード105Mbps、アップロード9.4Mbpsでした。それよりはかろうじて上回っているものの、とても快適とは言えないスピードです。

最近は、ビジネスは当然、プライベートでも大きなデータやファイルをクラウド上に置いて作業をすることが多くなっています。そう言う時に、サクサク動かないと相当イライラすることになります。

つまり「リモートでの仕事やネットゲーム、動画の視聴、大きなファイルのダウンロードやアップロードなどは16時までに終えるように段取りをする!」というのがこのNURO光回線の使い方なのかも。使えねぇー

次に、Ping(回線のレスポンスや応答速度を表す数値)とJitter(Ping値の揺らぎ)テストです。詳しい説明は省きますが、数値(ms)が小さいほど回線速度が速く安定していて優秀です。



やはり夕方の17時以降は凸凹がありますが、Ping値は概ねスピードが悪化しています。Jitter値の悪化も夕方以降にだけ発生しています。回線がひどく混雑しているということなのでしょう。

下記はテスト結果のダウンロードが一番速かった午前9時5分と、一番遅かった午後21時46分のテスト結果画像です。

計測:金曜日09:05(午前) 計測:水曜日21:46(夜間)

ダウンロードの最良値808.31Mbpsと最悪値5.36Mbpsを比べるとなんと150倍の開きです。アップロードは約4倍の差です。

一番遅かった夜間の判定結果を見ると、webサービスは「webサイト閲覧」「SNS利用」「ビデオ通話」とも快適、動画閲覧は「高画質」「フルHD」は快適、「4K」はストレスの判定、ゲームは「オンラインゲーム」がストレス、「スマホアプリゲーム」は快適、ビジネスでは「メール」だけ快適、「ビデオ会議」は普通、「クラウド利用」と「大容量通信」はストレス判定です。

これだけ見ると、たいした問題ないじゃない?って思われそうですが、実際は夜間に動画や画像の多いFacebookを見るのさえ動きは緩慢でストレスを感じます。

いつ頃このように酷くなったのか?と言うとあまり印象は残っていないのですが、ここ半年ぐらいからでしょうか。

普段使うのは、SNSやブログ、ホームページ(2種類)への画像や動画のアップロードと、youtubeの視聴や、ブログ用の資料ダウンロードなどで、オンラインゲームやパワーユーザーのような使い方ではなく極めて大人しいものです。

そんなあまり使っていない私ですら「夜は使いものにならねぇー」と言っているぐらいですから、パワーユーザーはまったくダメダメでしょう。

莫大な経費をかけて面白くもないテレビコマーシャルをバンバン流すぐらいなら、夜間でも快適な回線速度を維持するため、増大する需要に合わせた設備投資にお金を使ってくれよって思います。

こんな状態だと、今年の7月で3年が経つので、そろそろ他を考える時期なのかも知れません。

【関連リンク】
1355 やっとのことでJ:COMを退会した その1
962 ケーブルテレビの契約見直し



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