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1872
サンセット大通り(原題:Sunset Boulevard) 1950年 米(日本公開1951年)
監督 ビリー・ワイルダー 出演者 グロリア・スワンソン、ウィリアム・ホールデン

サンセット大通り
アカデミー賞で3部門、ゴールデングローブ賞では4部門を受賞したモノクロ映画です。

ハリウッドに住む売れない脚本家が借金取りに追われ、逃げ込んだのが空き家のようになっている古びた大邸宅で、そこに執事と二人で住んでいたのが無声映画時代のいにしえの大女優です。

1泊だけ泊まっていく予定だったのが、女優が書きためていた映画の脚本を読み手直しする約束をしたため、翌朝目覚めると、自分のアパートの荷物が全部部屋に運び込まれていて、生活も束縛されることになります。

ホラー映画の「サイコ」は1960年の公開なので、それより5年も前に徐々に恐ろしさが増してくるホラー要素(純粋なホラー映画ではありません)のある映画が作られていたのですね。

オープニングでは豪邸のプールに浮いて死んでいる主人公が発見されますが、その主人公がプールで死ぬことになるまでを語っていくというストーリーです。

自分が死んでからその死ぬ原因となったことを語るというのは、映画ドラマゆえの斬新なスタイルです。

もうひとりの主役、老女優役のグロリア・スワンソンは、実生活でも1920年代の無声映画時代に大活躍し、その後トーキー映画になってからは出番は少なくなっていましたが、この映画で16年ぶりに復活するという、この映画の役柄によく似た人生を送っています。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

メカニック:ワールドミッション(原題: Mechanic: Resurrection) 2016年 米・仏
監督 デニス・ガンゼル 出演者 ジェイソン・ステイサム、ジェシカ・アルバ

メカニック:ワールドミッション
2011年公開の「メカニック」の続編で、パワーアップしたアクションエンタメがウリの映画です。

「メカニック」と呼ばれた凄腕の殺し屋が主人公で、今回は仕事から引退したつもりでいたところ、弱みを握られ麻薬密売組織のライバル五人を消すために利用されます。しかも殺しには暗殺とはわからないようにすることという条件が付きます。

様々なテクニックを駆使しての暗殺劇がこの映画のハイライトでもあり、さらに今回暗殺を指示した幼なじみとの対決まで目が離せず一気に進みます。細かなことは無視したエンタメ映画の醍醐味です。

ゴルゴ13が静の殺し屋なら、メカニックは動の殺し屋ということになるでしょう。

そして最後の暗殺ターゲットになっているボス(トミー・リー・ジョーンズ)とは話し合って、逆襲に転じることになります。

いつもコミカルなCMで見ている名優で大物のトミー・リー・ジョーンズが出てきたときに、「これは単に暗殺されるだけじゃないな」と思いましたが、その通りでした。

★★☆

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インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(原題:Interview with the Vampire) 1994年 米
監督 ニール・ジョーダン
出演者 トム・クルーズ、ブラッド・ピット、スティーヴン・レイ

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
アン・ライスの小説「夜明けのヴァンパイア」を原作とする映画で、2大スターが共演したことで有名ですが、映画の出来としては評価は分かれるところです。

映画公開時、トム・クルーズは32歳、ブラッド・ピットは31歳で、どちらもすでに人気の若手大スターで、順調にキャリアを歩んでいた頃の作品で、特殊メイクで怪物にならずとも素顔で十分にウケる魅力があります。

内容は、現代のアメリカサンフランシスコで、野心的なライターがヴァンパイアという男性にインタビューを申し込み、快諾されビルの一室で、200年前にヴァンパイアになり、その後の話しを聞いていきます。

ヴァンパイアとは、イメージ的に狼男やドラキュラを思い浮かべ、私が子供の頃には、満月になると狼男に変身し人間を襲うのがヴァンパイアという認識でした。

しかし映画では、イメージは吸血鬼ドラキュラ伯爵のイメージに近く、棺桶に入り、行動するのは夜だけ、生き血を吸って、年をとらず永遠の命を持っています。

しかしドラキュラが苦手とされる十字架やニンニクは映画の中では「それは迷信」と言ってのけます。

ヴァンパイアのインタビューをして、過去の話をすべて聞いたライターは最後にタダで済むわけもなく、、、

まぁ、細かいことはさておいて、ホラー&ファンタジー映画として割り切って見ればそれなりに楽しめますが、両雄の出演費用にその製作費のほとんどが費やされただろう映画だけに、日本映画で言えばアイドル映画的な感じがします。

また恐怖感を高めるための脅かし音楽ばかりが目立ってしまうのはB級映画のようです。そのたびごとにテレビ音量を下げる努力が求められます。映画館なら下げられないので耳栓が必要かも。

なおこの映画の続編「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」が2002年に制作されていますが、「ミッション:インポッシブル」シリーズなどで忙しいトム・クルーズなどは出演せず、別の俳優に変わっています。

★☆☆

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マッド・シティ(原題:Mad City) 1997年 米(日本公開1998年)
監督 コスタ=ガヴラス 出演者 ダスティン・ホフマン、ジョン・トラヴォルタ

マッド・シティ
博物館の警備員をやっていたちょっと頭のネジが緩んでいる男が業績不振で解雇され、散弾銃とダイナマイトを持って責任者の館長に解雇の取り消しをしてもらうため交渉にやってきます。

博物館には子供達が見学に来ていて、館長には落ち目のテレビレポーターが経営悪化の事情などを取材に来ていました。

元警備員が館長に直談判を始めますが、相手にされず、「ちゃんと話を聞いてくれ」と散弾銃を取り出したところ、暴発して同僚だった警備員に銃弾が当たり、その結果、子供達を人質にした武装立てこもり事件となってしまいます。

テレビレポーターはたまたま館内のトイレにいて、この発砲事件が発生したのを目の当たりにし、取材クルーに電話で事件の中継を内側から始めます。

またテレビレポーターは、人気を得る絶好の機会と考え、犯人と話をし、失業すると生活ができなくなるため事件を起こしたと世論を動かすことを勧めてみたり、独占中継をするため、周囲を固める警察を説得し、犯人の要求だとして中継用のビデオ機器を館内に持ち込み、館内から生中継をおこないます。

同時に、テレビ局内の権力闘争や、特ダネを独占するためのあれやこれやの駆け引きなど、テレビ局の節操のない暗部が描かれていきます。

テレビ局報道や情報番組の節操のなさはアメリカのみならず、日本を含め世界的なことですが、昨今はそれに加えて偏った思想や差別意識をもった素人が加工した動画がSNSで拡散されていくだけに、いったいなにを信用して良いものか一般人としては悩みます。

とにかく自分で考えるクセを付けておかないと、これからの世の中をスイスイ泳いで行くには難しいのはよくわかる映画です。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

黒蜥蜴 1968年 松竹
監督:深作欣二 原作戯曲:三島由紀夫
出演:丸山明宏(現・美輪明宏)、木村功、川津祐介

黒蜥蜴
江戸川乱歩のミステリー小説「黒蜥蜴」(1934年連載開始、1939年出版)の映画化で、脚本原作は三島由紀夫による戯曲(1961年)を元にしています。つまり劇用の脚本を実写映画風にしたような感じです。

映画が公開された1968年(昭和43年)頃と言えば、高度成長期の序奏の時期で、庶民の娯楽が映画から家庭用テレビへと移り変わろうという時期です。

監督の深作欣二氏はそれまで風来坊シリーズやギャング映画の作品が多かったのですが、この映画の2年後の1970年には代表作となるハリウッドの超大作「トラ・トラ・トラ」の監督をつとめます。

映画は、いかにも舞台劇的な進行で、あまり場面展開や派手なアクションはなく、淡々と事件が進んでいき、黒蜥蜴と呼ばれる女盗賊と、名探偵明智小五郎とが対決していくというシンプルなものです。

主役の黒蜥蜴は、美貌の女性という内容ですが、どう見ても男性の美輪明宏氏で、声もゲイ男性の声で色気があるようには見えず、特に顔のアップになるとひげのそり跡などが気になります。

1962年公開の同名映画では、黒蜥蜴役は「雨月物語」や「羅城門」などにも抜擢されていた京マチコで、見比べたわけではないですが、やっぱり官能的な女優を使うべきだったんじゃないのかなぁと思った次第。

黒蜥蜴が収集していた人間の剥製では脚本原作の三島由紀夫が鍛え上げられた肉体美を披露しているのが笑えました。

★☆☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

1917 命をかけた伝令 (原題:1917) 2019年 米・英(日本公開2020年)
監督 サム・メンデス
出演者 ジョージ・マッケイ、ディーン=チャールズ・チャップマン

ドイツと連合国軍が戦っている第1次世界大戦で、西部戦線でドイツ軍と英国軍が激しく戦闘をおこなっている中の話です。

ドイツ軍が撤退していることがわかり英国軍はそれを追撃しようとしていますが、後方の部隊が空から偵察したところ、それは罠で、前に出てくる英国軍を一気に叩く作戦とわかり、攻撃中止を決めます。

しかし電信が切れて連絡ができず、後方から前線に2名の伝令を送ることが決まり、二人の伍長(下士官)に命令が伝えられます。

その2名の英国軍兵が主役ですが、ドイツ軍の大砲や狙撃手、仕掛けられた爆弾、そして累々と横たわる両軍の死体を避けながらひたすら歩き続けます。

カメラワークが特徴的で、多くの場面では歩く兵士の前から長回しでその息づかいや緊張感が手に取るようにわかり迫力があります。そうした効果からか、アカデミー賞では、撮影賞、視覚効果賞、録音賞を受賞しています。

西部戦線は、ドイツ軍と英国、フランス連合国軍の塹壕戦で、通常の車両は役に立たず、新兵器の戦車や航空機などが投入されています。

同じく第1次大戦を描いたスピルバーグ監督の映画「戦火の馬」(2011)では、戦場を疾走する軍馬が主人公で面白い映画でしたが、その時の戦闘の様子は似た環境でした。

途中、航空機同士の戦闘で不時着してきたドイツ軍の複葉戦闘機から傷ついたパイロットを救い出したところ、二人のうち1名が刺されてしまい死亡するというアクシデントが起きます。

様々な障害を乗り越え、果たして攻撃前に伝令が届けられるのか?という緊迫した、悲惨な戦争の実態をよく現した映画でした。

★★★

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

アフタースクール 2008年 「アフタースクール」製作委員会
監督 内田けんじ
出演者 大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人

アフタースクール
なにか小説かアニメの原作があると思っていたら、内田けんじ監督のオリジナル脚本のサスペンスコメディでした。

中学校の同級生だと名乗る探偵と母校の中学校教師の男が、行方不明になった同級生だったエリートサラリーマンの男を捜すというストーリーですが、推理小説のような謎が途中のあちこちに散りばめられているので、しっかり見ておかないとあとでわけがわからなくなります。

昔見たコン・ゲームの映画「スティング」(1973年)をずっと縮小したようなもので、3人の同級生(1名は自称)それぞれの個性が面白く、楽しく見られます。

本来なら主役か準主役でもいけそうな伊武雅刀や大石吾朗、ムロツヨシが、チョイ役やちょっと間抜けな悪人役で良い味を出しています。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

ダンケルク (原題:Dunkirk) 2017年 英・米・仏・蘭
監督 クリストファー・ノーラン
出演者 フィン・ホワイトヘッド、トム・グリン=カーニー、ジャック・ロウデン

ダンケルク
1940年、ドーバー海峡のフランス側海岸ダンケルクに、連合国軍兵士40万人がドイツの猛攻で追い詰められ絶体絶命の危機に、英国側からヨットやプレジャーボートまで民間船を徴収した大船団で30数万人を救出を図った「ダンケルクの戦い」をテーマにした2回目の映画化です。

「ダンケルクの戦い」を主題にした1回目の映画化は、1964年にフランスとイタリアの合作映画で、アンリ・ヴェルヌイユ監督、ジャン=ポール・ベルモンドが主演です。脚本はそれぞれ別物です。

この映画の主役は、英国の下っ端の二等兵で、逃げる途中に出会った無口な兵士とともに、ズルして早く救出船に乗り込んだものの、すぐ攻撃を受けて沈没し、再び海岸で救出を待つ羽目になります。

この海岸線でドイツ軍の攻撃を受けながら救出を待つ「陸」の1週間、ドーバー海峡を越えて救出に向かうプレジャーボートを操船する英国の退役軍人と息子の「海」の1日、スピットファイヤーでダンケルクを攻撃するドイツ軍の爆撃機や戦闘機と戦う「空」の1時間、それぞれのドラマが交差しながら進んでいきます。

戦勝国の英国ですから第二次大戦中のスピットファイヤー戦闘機は、今でも空を飛べる機体が何機も残っていそうですが、最近の映画の故に空中戦など戦闘シーンなどはCGが多用されています。

でもCGの出来は、「永遠の0」(2013年)で山崎貴監督と白組が作ったVFXの空中戦の迫力とこだわりには及んでいないと思いました。

★★☆

【関連リンク】
2025年9~10月に見た映画 日の名残り(1993年)、コルドラへの道(1959年)、炎の人ゴッホ(1956年)、ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日(2012年)、激動の昭和史 沖縄決戦(1971年)、127時間(2010年)

2025年7~8月に見た映画 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年)、コラテラル(2004年)、殿、利息でござる!(2016年)、めし(1951年)、ディファイアンス(2008年)、プレイス・イン・ザ・ハート(1984年)、地上より永遠に(1953年)、雪風 YUKIKAZE(2025年)

2025年5~6月に見た映画 王になろうとした男(1975年)、暗殺の森(1970年)、名探偵コナン 100万ドルの五稜星(2024年)、ドクタードリトル(2020年)、空母いぶき(2019年)、アイヌモシリ(2020年)、お墓がない!(1998年)、高慢と偏見とゾンビ(2016年)

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1863
日の名残り(原題:The Remains of the Day) 1993年(日本公開1994年) 英・米
監督 ジェームズ・アイヴォリー
出演者 アンソニー・ホプキンス、エマ・トンプソン

日の名残り
原作は2017年にノーベル文学賞を受賞している長崎生まれの英国人作家カズオ・イシグロの1989年出版の長編小説で、この作品で権威ある英国ブッカー賞を受賞しています。私は9年前に読んでいます。

2016年6月前半の読書と感想、書評(日の名残り)

この小説を読んでいたので、おおよその展開は知った上での鑑賞ですが、やはり自分の頭の中で作ったイメージと、実写での映像とはだいぶんとかけ離れています。

舞台は第2次大戦直前の1939年の英国で、ドイツとの戦争に踏み切るか留まるかを議論している政治家の貴族に仕えるベテラン執事の視点でドラマが描かれていきます。

戦争が終わり、英国の貴族が没落したあとに屋敷を買い取ったアメリカ人にも引き続き執事として雇われますが、女中頭に以前コンビを組んだことがある女性に声をかけるため、遠くへ旅に出ます。

その以前の女中頭は、執事に淡い思いを持っていましたが、堅物の執事はそれを理解せず、結局他の人と結婚するために遠くの町へ行ってしまうという過去があります。

そうした大人の実現しない恋と思い出を見事に名優たちが演じきっていて最高に見応えがありました。

★★★

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コルドラへの道(原題:They Came to Cordura) 1959年 米
監督 ロバート・ロッセン 出演者 ゲイリー・クーパー、リタ・ヘイワース

コルドラへの道
一般的に西部劇というと、駅馬車を襲うアパッチ族と騎兵隊との戦いなどを思い浮かべますが、その時代から40年ほど後の、欧州では第1次世界大戦が始まっていた1916年のアメリカ西部が舞台です。

アメリカとメキシコとのあいだで紛争が起き、犯罪人を捕まえるためアメリカの騎兵隊がメキシコ領土内に展開し、メキシコ反乱軍と戦い勝利しますが、そこで確保した敵対行動をとっていたアメリカ人女性と、戦闘で勲章に値する兵士5人を連れて少佐がアメリカのコルドラ陸軍基地へ馬で向かいます。

しかし途中でメキシコ反乱軍の襲撃を受け、反乱軍は馬が狙いだと女性から教えられ窮地を救われますが、基地までの遠い道のりを徒歩で向かうことになります。

途中、本能のまま女性を襲おうとする兵士や、指揮をしている少佐の過去の悪い噂を問い詰めたり殺害を画策したりと苦難が続きます。

まぁ、経済的に絶好調なアメリカの娯楽大作映画という位置づけなので、騎兵隊の総攻撃シーンなどは迫力がありますが、後半は「七人の侍」や「プライベート・ライアン」的に、限られた人間関係のドラマとなっていきます。

というのも、勲章を与えられるというのも、第1次世界大戦にアメリカ軍が派遣されるのは時間の問題に迫っていて、そこで勇敢な兵士を祭り上げて国民に戦争をアピールするためという裏の事情があったわけです。

それ故に、勲章を推薦される兵士側にとっても、嬉しいどころか、逆に辞退を申し出る始末で、そうした兵士を率い、勲章の推薦書を書く将校と対立するのも当然のことです。

そうした時代背景を理解しながら見ると、また面白いですが、中には理不尽な反戦映画ととらえる向きもあるかもしれません。

★★☆

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炎の人ゴッホ(原題:Lust for Life) 1956年 米(日本公開1957年)
監督 ヴィンセント・ミネリ
出演者 カーク・ダグラス、アンソニー・クイン、ジェームズ・ドナルド

炎の人ゴッホ
アーヴィング・ストーンの小説「Lust for Life」(1934年)の映画化で、名優の二人がゴッホとゴーギャンを演じています。

オランダ出身の天才画家ゴッホは1853年に生まれ、1890年、37歳の時フランスで自死しました。

伝記が出版されたのが1934年ということで、その後に新たな発見などもあり、解釈が現在とは違っているところもありますが、住まいや友人関係など忠実に再現されているようです。

ブラッセルのベルギー伝道委員会で勉強したゴッホですが、学校の成績は良くなく、僻地のボルナージュ地方の貧困にあえぐ炭鉱町でしか仕事が得られず、伝道師としての仕事はあきらめ、絵を描くことに ..に専念するようになります。

弟の絵画の売買人テオの勧めでパリにやってきて、画材屋で新人画家がたむろしていた店でゴーギャンと意気投合し、その後自然が豊かなアルルへ移ったゴッホはゴーギャンを呼び寄せます。

ゴッホが創作意欲に燃え上がる時と、それと並行して壊れていく内面が、映画ではその時々に描かれた絵画と一緒に映され、心の変化が垣間見えるようです。

他にも登場人物がいますが、この映画では友人でライバルのゴーギャン、弟のテオとの3人による質の高い舞台劇をみているようです。

それは映画が作られた1956年という時代や、主演のカーク・ダグラスはブロードウェーの舞台俳優でもあったことからその流れができてきたのでしょう。

ゴッホが晩年に自分で耳を切り落とした事件は、子供の頃に美術の先生から聞かされたのは、「自画像を描くとき、鏡に映る自分の耳の形がどうしても納得できず、直に見るため切り落とした」という話しでしたが、それは事実ではないようです。

映画では、それまで精神不安定になっていた時に、同居していた友人のゴーギャンと仲違いをしてしまい、突発的におこなった自傷行為という表現でした。

ゴーギャンが屋外でスケッチをしているところに現れたゴッホが「そんな色じゃない!」と邪魔をし、ゴーギャンが「私にはそう見えるのだ」と返すところなど、二人の仲が壊れていく雰囲気のシーンが印象的でした。

少し前に読んだ、印象派の巨匠たちを短篇にまとめた原田マハ著「ジヴェルニーの食卓」に収録されていてゴッホが登場する「タンギー爺さん」や、ゴッホやサルバドール・ダリたちが登場する映画「ミッドナイト イン パリ」(2011年)なども知っておくとより知識が深まりそうです。

★★★

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ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 (原題:Life of Pi) 2012年 米(日本公開2013年
監督 アン・リー 出演者 スラージ・シャルマ、イルファーン・カーン

ライフ・オブ・パイ
2013年の第85回アカデミー賞で、11部門にノミネートされ、そのうち4部門(監督賞、作曲賞、撮影賞、視覚効果賞)で受賞した作品です。

原題の「Life of Pi」を直訳(円周率の人生)しただけでは、意味不明なので、邦題には長ったらしい副題のような説明が付けられています。

実話が元になっているわけではなく、カナダの作家ヤン・マーテルの小説「パイの物語」(2001年)が原作です。

物語の内容は、主人公Piの冒険物語を小説家が聞くという流れです。

元々主人公はインド生まれで、名前にフランスにある世界一美しいプール「ピシン・モリトー」と名付けられていましたが、ピシンの発音が英語ではおしっこの意味となってしまい、学校ではからかわれることになり、自分で円周率を意味するPi(パイ)という名前だと主張するようになります。

そのPiの家族はインドで動植物園を経営していましたが、予算削減で閉鎖が決まり、高く売れる動物を連れてカナダへ移住するため、日本の貨物船に乗り込みます。

しかし太平洋の真ん中で嵐に遭い、貨物船は沈没し、救命ボートに乗れたのがPiと動物(ベンガルトラ、ハイエナ、オランウータン、シマウマ)だけになってしまいます。

怪我をしていたシマウマとオランウータンはハイエナに殺されてしまい、そのハイエナはトラの餌食になり、結局救命ボートにつないだ筏に逃げたPiとトラだけが漂流することになります。

トビウオの大群や鯨、イルカの群れ、人食い浮島など海洋冒険譚があり、最終的にはメキシコの海岸にたどり着きます。

救出された後、日本の保険会社から調査員がやってきて、貨物船の沈没から漂流中の話を聞きますが、トラと一緒に漂流した話しを信じてもらえず、仕方なくもう一つの話しをします。

それは、救命ボートに乗ったトラが実はPiのことで、オランウータンが母親、シマウマが船員、ハイエナがコックという話しで、母親と怪我をしていた船員を殺したのがコックで、そのコックをPiが殺したという話になります。

果たしてその二つの話、どちらを信用するかは、この話しを元にした本を出版するため、その書き手の小説家に委ねますと。う~ん、なかなか深い物語です。

★★★

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激動の昭和史 沖縄決戦 1971年 東宝
監督 岡本喜八(本篇) 中野昭慶(特撮)
出演者 小林桂樹、丹波哲郎、仲代達矢

沖縄決戦
東宝が毎夏に公開していた「東宝8.15シリーズ」の第5作で、沖縄が戦争に巻き込まれていき、アメリカ軍の上陸で民間人の住民たちが次々と犠牲になっていく悲惨な出来事を描いた映画です。

東宝8.15シリーズは、「日本のいちばん長い日」(1967年)、「連合艦隊司令長官 山本五十六」(1968年)、「日本海大海戦」(1969年)、「激動の昭和史 軍閥」(1970年)、「激動の昭和史 沖縄決戦」(1971年)、「海軍特別年少兵」(1972年)の6作品が年1回のペースで製作されましたが、このうち「激動の昭和史 軍閥」と「激動の昭和史 沖縄決戦」だけ当時映画館で見ていませんでした。

現在のCGを多用した戦闘シーンと比較すると、張りぼてやミニチュアの兵器類、戦闘シーンなどがちゃちに見えますが、それは仕方がないでしょう。

あとは、山やジャングルに逃げた兵士も民間人も、現実は食料が不足していてかなり飢えていたはずですが、映画に登場している俳優や子役たちはいずれも血色が良さそうで丸々太っていて、取るものも取りあえず逃げ出し追い詰められているという悲惨な雰囲気が希薄なのが残念なところです。

映画では机上のプランで沖縄を時間稼ぎの捨て石としか考えていない大本営と、なんとかして米軍の侵攻を沖縄で食い止めたい沖縄の司令部のやりとりや、米軍の沖縄上陸時にほとんど抵抗せず、内陸へ引き込んで叩こうとする作戦など、ちぐはぐな戦いで負け戦です。

その他、多くの子供を乗せた疎開船の魚雷攻撃による沈没や、神風特攻隊、戦艦大和の特攻作戦などが描かれ、ただただ悲惨さが強調されます。

この映画が作られた時代は、まだ戦争の記憶が生々しく残っていて、こうした無能な指導者たちに振り回されたあげく、見捨てられた悲劇を描く反戦映画が普通に作られる時代でした。

ウクライナやガザなどの戦争を間近にみていて、近隣の軍事国家の派手な動向を見せつけられている現在では、こうした反戦映画は戦争を経験していない人達にとっては興味がないでしょうから、今後製作されることもないのでしょう。

そういう意味では、この時代にこうした映画が盛んに作られた理由を知っておくべきかも知れません。

★★☆

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127時間(原題:127 Hours) 2010年(日本公開2011年) 米・英
監督 ダニー・ボイル
出演者 ジェームズ・フランコ、ケイト・マーラ、アンバー・タンブリン

127時間
登山家のアーロン・リー・ラルストンの自伝「アーロン・ラルストン 奇跡の6日間」(原題 Between a Rock and a Hard Place)を原作とする実際に2003年に起きた単独遭難事故を描いた映画です。

ユタ州のキャニオンランズ国立公園ブルー・ジョン・キャニオンで渓谷を走り回るキャニオニングを単独でおこなっていた主人公が、クレパスで足をかけた石が動き、その石と一緒に滑落します。

右手が石と崖に挟まれて身動きが取れなくなり、最終的には右腕を自分で切り落とし助かるまでの話です。その救助されるまでの時間がタイトルになっている127時間です。

身動きが取れなくなり、外とは連絡が取れず、飲み水もなくなってきて、極限状態で徐々に精神状態がおかしくなってきます。

また恋人や家族との思い出が次々と思い浮かんでは消え、自分が常にわがままで、誰にも行き先を告げない孤独主義だったことに気がついていきます。

切れない簡易ナイフで自分の腕を切るところや、水がなくなって自分の尿を飲むところなどややグロ的な要素もあります。

遭難事故映画で過去に見た映画と言えば実際に起きた事件を題材にした1993年の航空機事故でアンデス山中に不時着した「生きてこそ」(1993年)を当時映画館で見ましたが、こちらも生きるために死んだ搭乗員を食べることなど極限状態が描かれていました。

また2011年公開の小栗旬主演の「岳-ガク-」はエンタメ的な内容ですが、雪山で滑落した人を救出する映画でした。そういう意味では史上最悪の雪山遭難事故「八甲田山」(1977年)も山岳遭難映画です。

「もし自分がそういう極限状態に陥ったら?」と考えてみると、おそらく痛みや自然との闘い(寒さや暑さ)、空腹や口渇などから、生きることを早々にあきらめ自死を選ぶか、あるいは自然に死ぬのをただぼんやりと待つだけでしょう。

絶対にあきらめず、切れないナイフで硬い骨と腕を切り落としてでも生き抜くという勇気や耐久力は見習えと言われてもとてもできることではありません。

★★☆

【関連リンク】
2025年7~8月に見た映画 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年)、コラテラル(2004年)、殿、利息でござる!(2016年)、めし(1951年)、ディファイアンス(2008年)、プレイス・イン・ザ・ハート(1984年)、地上より永遠に(1953年)、雪風 YUKIKAZE(2025年)

2025年5~6月に見た映画 王になろうとした男(1975年)、暗殺の森(1970年)、名探偵コナン 100万ドルの五稜星(2024年)、ドクタードリトル(2020年)、空母いぶき(2019年)、アイヌモシリ(2020年)、お墓がない!(1998年)、高慢と偏見とゾンビ(2016年)

2025年3~4月に見た映画 大日本帝国(1982年)、飛べ!フェニックス(1965年)、必殺スペシャル 主水と秀 香港・マカオで大あばれ(1991年)、15時17分、パリ行き(2018年)、君がいた夏(1988年)、ラーゲリより愛を込めて(2022年)、クライ・マッチョ(2021年)、野良犬(1949年)

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1853
鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 2023年 映画「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」製作委員会
監督 古賀豪

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
原作の著者水木しげる氏は2015年に亡くなっていますが、過去に描かれた「ゲゲゲの鬼太郎」をモチーフとした鬼太郎の誕生にいたるまでのストーリーがアニメ映画化されました。

基本的には鬼太郎の両親の物語なので、鬼太郎は生まれたばかりの赤ちゃんとしてだけの登場です。

私も子供の頃に貸本で「墓場の鬼太郎」を読み、その後テレビアニメ化された「ゲゲゲの鬼太郎」を毎回楽しみに見ていた世代です。しかしこうした誕生の物語があったことは知りませんでした。

時は昭和31年(1956年)、静岡県の山奥にある哭倉村(なぐらむら)へ東京血液銀行の若手社員が取引先の社長で、村の資産家の父親が亡くなったため、葬式に参列するためやってきます。

その社長が相続人となると思っていたら、遺言で引きこもりで姿を表さない長男が相続することになったものの、その長男が惨殺されることになり、若手社員と、突然現れた謎の男が、この村にある秘密を探り始めることになります。

この謎の男が鬼太郎の父親で、幽霊族の末裔で懐妊していた妻であり、鬼太郎の母親は、この村に潜む妖怪と、その妖怪を支配する男に拉致されていることがわかります。

結構、登場人物が多く、子供向けのアニメと言うよりは、昔アニメを見て育った中年以上に向けた作品と言って良いでしょう。PG-12にも指定されています。

2019年からアニメや映画で大ヒットした「鬼滅の刃」には鬼や妖怪が多数登場しますが、それとよく似た構図で、クライマックスは派手な戦闘シーンの連続となります。

結局は怖いのは妖怪ではなく、不老不死という欲の皮で突っ張った人間の性(さが)ということでしょう。その辺りが原作者の妖怪に対する配慮というか、権力を持つ人間に対する失望を表現しています。

★★☆

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コラテラル(原題:Collateral) 2004年 米
監督 マイケル・マン 出演者 トム・クルーズ、ジェイミー・フォックス

コラテラル
ロサンゼルスを舞台にした殺し屋と、善良なタクシードライバーの物語です。殺し屋はトム・クルーズで、クールな殺し屋とは言え、極悪人の悪役を演じるのは珍しいパターンです。

善良な黒人タクシードライバーが、偶然マフィアのボスから5人の殺害の指示を受けた殺し屋を乗車させることになります。タイトルの「Collateral」は「担保」や「付随するモノ」という意味ですが、「巻き添え」という意味もあるそうです。タクシードライバーが殺人に巻き込まれるってことです。

指示された場所に到着した後、目的地で待つように言われ待っていると、マンションの上から人が落ちてきて、その乗客が殺人犯だということに気がつきます。

逃げようとしますが銃を突きつけられ、次のターゲットの元へ案内されますが、脅されていても徐々に人殺しの手伝いをすることに大きな抵抗感があり、妨害をすることします。

なんてことないギャング映画ですが、善良な人の役が多いトム・クルーズの悪人っぷりを低予算で「チャッチャと作ってみました」という感じです。

★☆☆

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殿、利息でござる! 2016年 「殿、利息でござる!」製作委員会
監督 中村義洋 出演者 阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡

殿、利息でござる!
歴史学者でテレビでもお馴染みの磯田道史氏著の「無私の日本人」に収録されている「穀田屋十三郎」という評伝を原作とした映画です。

5年前に原作を読んでいます。
2020年6月後半の読書と感想、書評(無私の日本人)

そのブログでも書きましたが、このドラマの舞台となった仙台のスター羽生結弦が最後の良い場面で登場するのも見物です。

タイトルからすると、「江戸時代の大名が財政危機で借金を重ねて、、、」と思いがちですが、全然違っていて、仙台藩の吉岡宿で様々な年貢や御用金の負担、凶作などで窮状に陥った町を救った無名の人達の話です。

町民達の創意工夫と、老舗の酒屋の先代からの危機対応の継承、最初はやる気がなかったものの、だんだんと町民の努力と必死さが伝わってきて奉行や代官などを動かします。

著者は古文書をスラスラ読める特技がありますので、多くの埋もれていた資料から、こうした物語というか史実を明らかにしていくのを得意としています。

この評伝「無私の日本人」には3人の無名の日本人が登場しますが、教科書のテキストにしても良さそうな実話が元になっていて、まだ未読の人にはぜひお勧めしたい作品です。

★★☆

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めし 1951年 東宝
監督 成瀬巳喜男 出演者 上原謙、原節子

めし
原作は林芙美子による1951年に朝日新聞に連載されていた長編小説で、著者が連載中に亡くなったために未完となった作品です。

その当時としてはまだ珍しい恋愛結婚をして、夫の仕事関係から東京から大阪へ赴任した夫婦の物語です。

仕事を辞めて友人もいない不案内な大阪の家で、ただ夫の帰りを待つだけの生活に疲れてきた妻が、家出をしてきた夫の姪の自由奔放さに刺激を受け、やがて離婚も視野に入れて東京の実家に戻り仕事を探そうとします。

そこへ夫が出張のついでと称して妻の実家へやってきて、戻ってきて欲しいと頼みます。妻が下した判断は?ってところですが、原作は未完のためその辺りは不明です。映画ではトップスターのさわりがないように作られています。

モノクロですが、1950年当時の大阪の町が随所に出てきて、懐かしいと感じる人も多いのではないでしょうか。

★★☆

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ディファイアンス(原題:Defiance) 2008年(日本公開2009年) 米
監督 エドワード・ズウィック 出演者 ダニエル・クレイグ、リーヴ・シュレイバー

ディファイアンス
第二次世界大戦中のドイツが占領していたポーランドで、ドイツ軍から逃げ切った実話を元にしたユダヤ人3兄弟の物語です。

ドイツ軍やドイツ軍に協力するポーランド警察がユダヤ人狩りをはじめたことで、ユダヤ人3兄弟が、それから逃れるため仲間を連れて森の中に潜みます。

また都市部のゲットーの中にいるユダヤ人の脱走の手助けをし、森に逃げこむ人達は徐々に膨れ上がっていきます。

しかしドイツ軍の執拗な捜索と攻撃、食糧不足などから仲間内からもリーダー不適格と不満が出てきますが、強硬にリーダーシップを発揮し、逃げて生き延びることを優先していきます。

また兄弟の間でも対立が起き、ひとりが集団から離れて組織的にドイツ軍と銭湯をしているソ連軍の赤軍パルチザンへ合流していきます。

赤軍パルチザンは兵士以外は足手まといになると支援は得られず、ドイツ軍の一斉攻撃があることがわかると、ユダヤ人集団を置いて森から撤退することを告げられます。

主演のダニエル・クレイグは、どうしてもスーパーマン的な活躍をする007ジェームス・ボンドのイメージが強く、この映画でもタフでクールな活躍をするためジャームス・ボンドとダブって見えてしまいます。

クライマックスでは、ドイツ軍が偵察機と戦車を動員した大規模な掃討作戦に、寄せ集めの素人集団がどうやって立ち向かうのか?という最大のピンチを迎えることになります。

★★☆

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プレイス・イン・ザ・ハート(原題:Places in the Heart) 1984年(日本公開1985年) 米
監督 ロバート・ベントン
出演者 サリー・フィールド、リンゼイ・クローズ、エド・ハリス

プレイス・イン・ザ・ハート
奴隷制度が廃止されたのにもかかわらず、未だ黒人差別が色濃く残っていた1930年代の不況下のアメリカ南部のテキサスを舞台にした、白人の専業主婦と、流れ者の黒人男性との心の交流をテーマにした作品でした。

保安官の夫が酔った知り合いの黒人男性に誤って射殺されてしまい、残された妻の主人公には巨額の住宅ローンの返済が残されてしまうことになります。

ある日、家に物乞いにやってきた流れ者の黒人男性の盗みを許し、ローン返済で家を手放さなくても良いように黒人が提案した綿花作りに協力してもらうことにします。

しかし綿花作りの素人である主婦と知って、騙そうとする業者が多く、その都度黒人からアドバイスを受けて損をしないように交渉します。

そうした黒人に対してよく思わない白人達が、黒人に対して危害を加えます。黒人は雇い主の主人公達に危害が及ぶことを懸念し、出ていくことを決めます。

その他にも、主人公の子供達の教育や、テキサス名物の激しいハリケーン、主人公の姉の夫と子供の学校教師との不倫、大不況下での就業難、戦争(第1次世界大戦)で視力を失った男性の居候など、当時の様々な社会状況が描かれています。

強いアメリカ人男性を描いた映画は多いですが、こうした子供の育児しか知らない専業主婦が、ある日をきかけに強い女性に成長していく物語はあまり見たことがありません。

日本で言えばさしずめ「細うで繁盛記」ってところでしょうか。ちょっとスケールは違いますが。

★★☆

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地上(ここ)より永遠に(原題:From Here to Eternity) 1953年 米
監督 フレッド・ジンネマン
出演者 バート・ランカスター、モンゴメリー・クリフト、デボラ・カー

地上より永遠に
原作は「大突撃」(1964)、「シン・レッド・ライン」(1998)など、戦争小説が得意なジェイムズ・ジョ−ンズの小説です。

第26回アカデミー賞作品賞、監督賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞、撮影賞、録音賞、編集賞の8部門を獲得しています。

舞台は真珠湾攻撃前の1941年のハワイにある陸軍基地です。まだ平和な時代で、兵士の恋愛や兵士同士のイジメや喧嘩など、よくある日常生活が描かれています。

そして12月になって、まったく油断していた中、突然日本軍の奇襲が始まり、のどかな日常が一変します。

正直に言って、こうしたアメリカ軍の風俗や習慣などは日本人にとっては違和感だらけで、見ていても面白くもなんともありません。

また、この映画(元は小説)でなにが言いたいのか?ということがわかりませんでした。

しかしアカデミー賞をいっぱい取っていると言うことは、アメリカ人には懐かしく面白い内容なのでしょう。

「シン・レッド・ライン」も原作を読み、その後映画も見ましたが、理解しがたく、よくわからないものでした。そういうものなのでしょう。

★☆☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

雪風 YUKIKAZE 2025年 「雪風」製作委員会
監督 山田敏久 出演者 竹野内豊、玉木宏、奥平大兼

雪風 YUKIKAZE
太平洋戦争時に開戦時から終戦時まで活躍した日本海軍の甲型駆逐艦の中で唯一生き残った「雪風」や、実在する艦長や先任伍長など乗組員をモデルにしたフィクション映画です。

8月15日に封切りで、その少し後の空いた頃を見計らって映画館へ見に行ってきました。

厳しい戦場の中をくぐり抜け、沈没した艦船の漂流者を救い上げ、満身創痍になりながらも必ず呉の母港に戻ってくることから幸運艦や不沈艦などと言われました。

なお、神林長平著のSF小説「戦闘妖精・雪風」(1984年文庫刊)に登場する戦術戦闘電子偵察機「スーパーシルフ」に雪風と命名されたのは、「必ず基地に戻ってくる」ことを最重要視したことからです。

映画ですが、史実に則り変遷していきますが、日本帝国海軍はそれまでの快進撃からミッドウェー海戦で大敗を期し、多くの空母を失い、それ以降は物量で勝るアメリカ軍に対し苦戦を強いられ、防戦一方となります。

ソロモン海海戦、ガダルカナル島攻防戦、マリアナ沖海戦、レイテ沖海戦などを経て、戦艦大和の沖縄特攻作戦に加わり最後の戦いへと向かいます。

アメリカと違い、太平洋戦争時の艦船は1隻も残っていないので、簡易に作られたセットと、一部は自衛隊艦船、あとはCGでしか再現できません。

そのあたりの苦労はあり、艦上での兵士が映る場面では、同じシーン、決まった同じ場所の使い回しというか繰り返しばかりで、迫力に欠けます。

それなら、人物含めてすべてCGで作っちゃえば?という感じもしますが、最前線で戦う兵士と、銃後の家族との人間ドラマも重要な見せ場ですので、そうもいかないのでしょう。

CGなど特殊映像も、ゴジラ-1.0ほどの完成度がないのはある程度予想していましたが、やはり予算の差がハッキリと出ていました。

★☆☆

【関連リンク】
2025年5~6月に見た映画 王になろうとした男(1975年)、暗殺の森(1970年)、名探偵コナン 100万ドルの五稜星(2024年)、ドクタードリトル(2020年)、空母いぶき(2019年)、アイヌモシリ(2020年)、お墓がない!(1998年)、高慢と偏見とゾンビ(2016年)

2025年3~4月に見た映画 大日本帝国(1982年)、飛べ!フェニックス(1965年)、必殺スペシャル 主水と秀 香港・マカオで大あばれ(1991年)、15時17分、パリ行き(2018年)、君がいた夏(1988年)、ラーゲリより愛を込めて(2022年)、クライ・マッチョ(2021年)、野良犬(1949年)

2025年1~2月に見た映画 TAXY NY(2004年)、LIFE!/ライフ(2013年)、ある兵士の賭け(1970年)、恐怖のメロディ(1971年)、トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年)、かくしごと(2024年)、居眠り磐音(2019年)

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1846
王になろうとした男(原題:The Man Who Would Be King) 1975年米(日本公開1976年)
監督 ジョン・ヒューストン 出演者 ショーン・コネリー、マイケル・ケイン

王になろうとした男
インドがまだ英国領だった時代、インドに駐留していた英国軍の退役した軍人二人がインドに近いアフガニスタン辺境の小さな王国へ行きそこで国王になろうと画策し、実行するという物語で、実話があったのか?と思いましたが、単に小説だけの話でした。

そう言えばベトナム戦争を扱った映画「地獄の黙示録」(1979年)でも、アメリカ陸軍将校がカンボジアの辺境地で地元民を組織化し独立王国を築き自分を王様と崇めさせていましたがそれと似ています。

ただこちらは「地獄の黙示録」と比べると、やや明るくコミカルな面があり、ノー天気な二人が現地民をうまく騙してという、要領が良く賢い白人が非文明のアジア人を笑っているという感じで50年後の現代ならひと悶着起きそうです。

そして王になれたのか?ですが、もう少しのところでうまくいかず、ひとりは殺され、ひとりは這々の体で戻ってくるまでの話です。

★☆☆

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暗殺の森(原題:l conformista) 1970年 伊、仏、西独
監督 ベルナルド・ベルトルッチ
出演者 ジャン=ルイ・トランティニャン、ステファニア・サンドレッリ、ドミニク・サンダ

暗殺の森
イタリア人作家のアルベルト・モラヴィアの小説「孤独な青年」(日本語版1966年))を原作とした映画です。

子供の頃、幼児性愛倒錯者をベッドの上で撃ち殺してしまった過去のトラウマが消えないまま、大人になって秘密警察に入隊し、安易にイタリア中で蔓延し始めてきたファシズムの闇に身を投じることになります。

そして映画のタイトル通り、ファシストの敵を探し暗殺していきますが、好意を寄せていた人妻の殺害には身体が動かず、仲間から非難を浴びます。やがて戦争は敗戦ムードとなりファシズムが崩壊していく中で居場所がなくなっていきます。

監督のベルトリッチは「ラストエンペラー」(1987年)でアカデミー賞に輝くイタリアの名監督ですが、その美しい映像の芸術性が独特です。それとファシズムや暗殺という醜い行いが対照的にバランス良くちりばめられていました。

ちょっと心理描写が高尚すぎて、見ていてもなかなか感情移入が難しく、やや退屈したのは私のせいです。

★★☆

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名探偵コナン 100万ドルの五稜星 2024年 小学館他
監督 永岡智佳

名探偵コナン 100万ドルの五稜星
正直に言うと、このシリーズのアニメや原作漫画はほとんど見たり読んだりしてなく、うっすらと知っているという程度の知識なので、登場人物や過去からの経緯などわからず、流れを理解するのに苦労しました。

興味のないアニメをみた理由は、好きな北海道、しかも函館が舞台だと言うことで、その1点だけです。

まるで観光客向け作品のように函館の観光地(五稜郭、函館山展望台、函館山ロープウェー、八幡坂、レンガ倉庫、ラッキーピエロ、市電、新函館北斗駅など)が出てきて観光案内としてもよくできていました。

内容は、幕末に新撰組の土方歳三の手に渡った星稜刀の由緒や、大富豪が隠したとされる財宝の場所をめぐっての騒動などドタバタ劇です。細かなことはこのシリーズの人間関係など知らないと半分ぐらいしか理解できません。

もう少し独立した内容かと思っていましたが、そうではなくある程度はシリーズを最初から見ていないと面白さは半減する感じです。

★☆☆

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ドクタードリトル(原題:Dolittle) 2020年 米
監督 スティーヴン・ギャガン
出演者 ロバート・ダウニー・Jr、アントニオ・バンデラス、マイケル・シーン

ドクタードリトル
ヒュー・ロフティングの児童文学「ドリトル先生」シリーズが原作で、動物の言葉が理解でき会話することができる動物医の冒険譚です。

ま、原作が童話で、映画も子供達が楽しく見られるようなハチャメチャな冒険映画の設定と内容になっていて、いい大人がひとりで見て楽しめる映画ではなさそうです。

同じタイトルで1998年にも映画が作られていますが、そちらは舞台を原作の英国ではなく米国に変え、エディ・マーフィが主演した大人も楽しめそうなコメディ映画です。

ストーリーは、ドリトル先生が働く動物保護区を認めてもらったヴィクトリア女王が病気で、それを治すためには海賊が支配する離島へいかなければならず動物たちを連れて向かいます。

途中、女王暗殺を企てている者から様々な妨害を受けますが、海賊島にたどり着き、、、という感じです。

★☆☆

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空母いぶき 2019年 「空母いぶき」フィルムパートナーズ
監督 若松節朗 出演者 西島秀俊、佐々木蔵之介、本田翼

空母いぶき
原作はかわぐちかいじ作の漫画で、2014年から2019年までビックコミックに連載されていました。

原作者の漫画は過去に「ジパング」や「沈黙の艦隊」など、海上自衛隊と政治、国際関係などをテーマとした話題作がありましたが、どちらも面白く読みました。

漫画の原作では中国と尖閣諸島の領有権をめぐる争いから自衛隊にも空母が必要と建造されることになりますが、映画では南シナ海にある架空の島嶼国家が日本の領土の離島へ侵攻したことで空母艦隊が派遣され戦闘状態にはいります。

専守防衛を旨とする自衛隊がどこまで戦えるのか?ということですが、犠牲者を出しつつも、実在する現在ある兵器で迎え撃つことになります。

こうした大掛かりなフィクションもCG技術があればこそで、昔のようなミニチュア模型や張りぼて、米軍の払い下げ旧式兵器に日の丸を付けたようなチャチなものではなく、CGと合成技術でなかなか迫力のある映像が作られています。

米国との安保条約がある日本の領土を一方的に他国が直接攻撃するという事態は今のところ起きそうにありませんが、中国がいつ侵攻しても不思議ではない台湾と日本の与那国島の距離はわずか110kmほどしかなく、その飛び火は間違いなくありそうです。

昭和の時代は、仮想敵国がソ連だったこともあり、北海道防衛のため戦車などの陸上自衛隊が主力でしたが、令和の今は仮想敵が中国に変わり、離島防衛が主力へと移ってきています。

離島防衛に空母が最善かどうかはわかりませんが、広大な海域に散らばっている離島を守るには海上自衛隊の役目が増していることは確かでしょう。

また他国からの攻撃以外に自然災害が多い日本には、万が一の時の避難や救助用に、病院船や大量の自家用車や住民を乗せられるフェリー機能をもつ自衛艦も必要な気がします。余計なことですが。

★★☆

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アイヌモシリ 2020年 日本・アメリカ・中国
監督・脚本:福永壮志 出演者:下倉幹人、秋辺デボ、リリー・フランキー

アイヌモシリ
北海道阿寒湖にあるアイヌコタンを舞台に、アイヌの血を引く14歳の少年が、美しい自然の中でアイヌ人としてアイデンティティや様々な伝統の中で成長していくという芸術性の高い映画です。

こうしたアイヌ民族の生活の姿を見ると、現在は同化した日本人となっていますが、やはり骨格や顔つき、生活スタイルなどが本土の日本人とはだいぶん違うということがわかります。

アイヌ音楽の歌い手の姉妹を追ったドキュメンタリー映画「kapiw と apappo~アイヌの姉妹の物語~」(2016年)を昨年興味深く見ましたが、舞台は同じ阿寒湖アイヌコタン(アイヌ集落)でした。

2024年5~6月に見た映画(kapiw(カピウ)とapappo(アパッポ)アイヌの姉妹の物語)

二つの映画に共通するのは、アイヌコタンはすっかり観光地化していますが、そこに暮らしている人達は心身共にアイヌの伝統や風習に緩く縛られつつ、民族の独自の世界を形成していることです。

タイトルのアイヌモシリとは、アイヌ語で「人間の大地」を意味する言葉で、アイヌ民族は自分たちの生活圏をアイヌモシリと呼んでいるそうです。

★★☆

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お墓がない! 1998年 光和フジテレビジョンほか
監督:原隆仁 出演者:岩下志麻、袴田吉彦、安達祐実

お墓がない!
一応、死後の葬式の問題や、多死社会においてお墓の不足とあり方についてなど社会問題を扱うコメディ映画という位置づけなのでしょう。

主演は映画女優役でコメディ映画には初出演らしい岩下志麻で、同じく子役女優役で当時17歳の安達祐実、その他に還暦のオッサンには懐かしい天地真理や森山良子、高橋ひとみ、高松英郎、ミッキー・カーチスなどが続々と出演してます。

病院と結託している金儲け主義の葬儀会社の様子や、都会から遠く離れた霊園へのバスツアー、住宅地と同様に墓地も定期借地権で使い回そうとする業者、戒名にやたらと高額なお布施をとろうとする僧侶、宗派は問わないが檀家になりお布施などを支払わないと墓地は使わせないお寺など、、、

いざというとき慌ててしまい、言いなりになって業者やお寺などに金をむしり取られないよう、事前に知識として葬儀やお墓について知っておくには良いでしょう。

現在(と言っても27年前の1998年公開です)、急速な多死時代で都会のお墓が不足し、また古い墓の相続人がいなくなってきている社会問題をチクリとユーモアを交ぜつつ展開していきます。

ただコメディというほどには愉快な話ではなく、ブラックユーモアに近いのかもしれません。

そう言えば、映画を見る1ヶ月ほど前に、お墓の問題についてブログに書きました。

多死社会にどこのお墓に入るのか 2025/5/24(土)

こうした多死社会に関連した映画は、関心が高まり今後も増えていくのでしょう。

★★☆

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高慢と偏見とゾンビ(原題:Pride and Prejudice and Zombies) 2016年 英・米
監督 バー・スティアーズ 出演者 リリー・ジェームズ、サム・ライリー

高慢と偏見とゾンビ
ジェイン・オースティンの小説を原作とした映画「高慢と偏見」(1940年)のリメイクでもなく、パロディ、、、というのでもない、登場人物や年代、舞台、主なストーリーはそのままにして、国中でゾンビが跋扈するハードでおぞましい時代に純愛を遂げていくというもので、決してコメディ調でもなく真面目に作られています。

今年の3月に、大恋愛小説「高慢と偏見」(1813年)を読みましたが、とても興味深く面白く読めました。

2025年3月後半の読書と感想、書評(高慢と偏見)

元の小説は格調高い英国の貴族と、玉の輿を狙う中流階級の5姉妹の恋愛感がテーマですが、こちらの映画はサスペンス&アクション映画となっていて、5姉妹は中国で少林寺拳法をマスターしていて当たり前のようにバッタバッタとゾンビを倒していきます。

また中流家庭の子は中国で修行しますが、裕福な家の子供は日本へ行って武道を学ぶのが通例となっていて、準主人公の貴族は日本刀を振り回してゾンビと戦っていました。

まぁ、内容はかなり無茶苦茶ですが、オリジナルの小説や映画は英国では知らない人はいないぐらい有名ですから、その人気にあやかってというところでしょう。

主演のリリー・ジェームズの胸を強調した衣装がきわどく、色っぽいサービスもあり、もはや恋愛に興味がない男性にも楽しめそうです。

★★☆

【関連リンク】
2025年3~4月に見た映画 大日本帝国(1982年)、飛べ!フェニックス(1965年)、必殺スペシャル 主水と秀 香港・マカオで大あばれ(1991年)、15時17分、パリ行き(2018年)、君がいた夏(1988年)、ラーゲリより愛を込めて(2022年)、クライ・マッチョ(2021年)、野良犬(1949年)

2025年1~2月に見た映画 TAXY NY(2004年)、LIFE!/ライフ(2013年)、ある兵士の賭け(1970年)、恐怖のメロディ(1971年)、トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年)、かくしごと(2024年)、居眠り磐音(2019年)

2024年11~12月に見た映画 網走番外地 北海篇(1965年)、首(2019年)、駅 STATION(1981年)、張込み(1958年)、博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年)、フィラデルフィア(1993年)

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1837
大日本帝国 1982年 東映
監督 舛田利雄 出演者丹波哲郎、三浦友和、西郷輝彦、関根恵子、夏目雅子

大日本帝国
上映時間180分という長時間の映画のため、真ん中で分け2部制となっています。その間に休憩時間が挟まれています。

第1部は「シンガポールへの道」、第2部は「愛は波濤をこえて」というサブタイトルがついています。

1980年公開の「二百三高地」(東映)が大ヒットしたことで、柳の下のドジョウを狙った戦記物の大作です。

もう少し史実を掘り下げた歴史検証的な内容かなと思っていたら、まったく違って大衆に受けそうな派手な戦闘シーンとその対照的なラブシーンの二つをたっぷり盛り込んだエンタメ作品でした。

日本のいちばん長い日」(1967年)や「連合艦隊司令長官 山本五十六」(1968年)など、ライバルの東宝の戦争シリーズ「東宝8.15シリーズ」には、ラブシーンの入る余地はなく、女性俳優の出演もほとんどありませんでした。

しかし大衆迎合のエンタメ映画では戦争物でもメロドラマは必要と東映は考えていたのでしょう。そのせいで関根恵子や夏目雅子がドラマに花を添えて良い演技でした。

この頃の映画ではCGなどは当然ないので、その時点にある戦車やトラック、飛行機などを使って撮影するしかなく、また戦闘機や艦船の戦闘シーンはミニチュア模型の特撮で、近年の映画と比べるとリアリティや迫力に欠けるのは仕方ありません。

しかし大人向けの映画とはいえ1本で180分という長い映画で、時短やタイパが優先される現代では180分の映画というのは理解に苦しむでしょう。

そう言えばひとつの映画で過去に見た一番長かった作品は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」(1984年)で、オリジナル版269分の大作でした。香港の映画館で見ましたが、当然途中に休憩時間が2回ありました。その映画からすると約1時間半も短いです。

★☆☆

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飛べ!フェニックス(原題:The Flight of the Phoenix) 1965年 米(日本公開1966年)
監督 ロバート・アルドリッチ 出演者 ジェームズ・ステュアート、リチャード・アッテンボロー

飛べ!フェニックス
サハラ砂漠を飛ぶ石油会社の輸送機が、砂嵐に遭遇して砂漠の中に不時着してしまいます。

パイロットがリーダーとなり救助を待ち厳しいサバイバルを続けますが、予定航路を外れていたこともあり、救援機は来ません。

偶然近くを通りがかった地元商人に見える男に救援を依頼しようと近づいた乗員の軍人は無残に殺されてしまい、絶望の中に追い込まれていきます。

乗員の中に変わり者の航空機のエンジニアが乗っていて、独自の設計図を描き、双発エンジンのうち無事なほうを使って単発機を作って飛ばそうと提案します。

最初は誰も相手にしませんでしたが、なにもしないでただ死を待つより何かをしている方がマシということで飛行機の改造を始めます。

飲み水が残りわずかになった頃、ようやくつぎはぎの機体が完成しますが、最後の難関は、限りある爆薬カートリッジでエンジンを発動させようとしますが、、、

戦後20年頃の輸送機のエンジンはまだ単純なレシプロで、今の電子機器類もほとんどないアナログだからとりあえず飛ばすことは可能ということでしょうけど、パイロット以外は座席などなく、翼の上につかまったままで飛行するという離れ業には笑いました。

軽くするためパイロットだけが乗って救援を求めればいいのにと思いましたが、食料や飲料水がなくなりもう一時も不時着地では待てないという瀬戸際の状況だったと考えれば仕方がないかも知れません。

★★☆

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必殺スペシャル・春 世にも不思議な大仕事 主水と秀 香港・マカオで大あばれ 1991年 ABC・松竹
監督 原田雄一 出演者 藤田まこと、三田村邦彦、中川安奈

必殺スペシャル
テレビドラマ必殺シリーズの長時間スペシャル第18弾です。公式には映画ではありませんが、バブル絶頂の時期らしく海外ロケなど大掛かりなもので、映画に加えさせて頂きました。

長いタイトルに概ね内容が込められていますが、江戸時代の中村主水と同じ仕事人仲間の飾り職人の秀が、タイムスリップして香港・マカオで誘拐された王女を救うために活躍するというたわいもない話です。

なぜそんなものを見たかって?それは、1991年というと、まだ香港やマカオは中国に返還されてなく、私が働いていた頃(1985年頃)の、まだ英国領、ポルトガル領だった時代の懐かしい街が見られと思ったからです。

しかし残念ながら私が主にいたビジネス街やカジノの風景が映ることはなく、ドラマで出てくるのは古い教会や路地裏っぽいところばかりで、多くの場面は日本でロケやセットで撮られたもののようです。

ちょっと変わっているのは、中村主水や秀の子孫が香港マカオ旅行に来ていて、時代が江戸時代と現代とが交差していること。ちょっとややこしいっていうか、かなり無理があって無茶苦茶です。バブル時代だからこそ作れたドラマです。

★☆☆

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15時17分、パリ行き(原題:The 15:17 to Paris) 2018年 米
監督 クリント・イーストウッド
出演者 スペンサー・ストーン、アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス

15時17分、パリ行き
2015年にフランスの高速列車の中で起きた「タリス銃乱射事件」を、その関係者が本人役として出演した、再現ドラマ風のヒーロー物語です。

「タリス銃乱射事件」とは、乗客554名を乗せたアムステルダム発パリ行きの高速鉄道タリス車内で、AK-47(機関銃)で武装したイスラーム過激派の男が乗っ取りを企てましたが、偶然乗り合わせた乗客4人がテロリストを取り押さえ、二人が負傷しただけで済みました。

犯人を取り押さえたお手柄の乗客4人のうち3人はアメリカ人の幼なじみの友人同士で、3人でヨーロッパを旅行中でした。そのうち二人は現役の軍人だったことが、機関銃を持った犯人にもひることなく制圧につながったようです。またテロリストがひとりだけだったことも幸いしました。

映画では、その3人の幼なじみの子供時代から、やがて学校を経て社会に出てからも友人関係のままで、仕事の休暇を合わせてヨーロッパをグルッと回る観光旅行をすることにします。

そして楽しくあちこちを旅行しつつ、オランダのアムステルダムからパリへ向かおうとしているとき事件に遭遇します。

そのアメリカ人の二人は軍人、ひとりはビジネスマンの3人の役を俳優ではなく本人達が演じています。また他の乗客の一部も本人役として素人が演じています。

それが素人とは思えないほど堂に入っていて驚きました。監督のイーストウッドの力もあるのでしょう。

日本ではほとんど知られていない事件ですが、アメリカでは自国民が活躍したこともあり大きく話題になり、帰国後はヒーロー達を称えるパレードがおこなわれましたが、映画の興行はあまりうまくいかなかったようです。

★★☆

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君がいた夏(原題:Stealing Home) 1988年(日本公開1989年) 米
監督 スティーヴン・カンプマン
出演者 マーク・ハーモン、ジョディ・フォスター

君がいた夏
Mr.Childrenのヒット曲ではなく、アメリカのNYの少し南側にあるフィラデルフィアで展開される青春映画です。

主人公の少年時代に憧れていた年上の従姉妹とひと夏の思い出を作りますが、大人になってからは疎遠となります。

幼なじみ同士や、少年と女性教師とかの甘く切ない恋を描いた映画はよくありますが、相手が従姉妹というのは珍しいです。

そしてある日、結婚して外国に住んでいた従姉妹が自殺したという連絡を受け、その遺灰の処分は一番よくわかっているはずだからとその主人公に任せたいとの遺書があり、遺族から受け取りますが、どこへ埋葬すれば一番喜ぶのかわからず、あちこち思い出の地を巡りながら考え続けます。

昔、従姉妹と一緒に行った古い別荘のプールの排水口が好きだったからと、そこへ行ってみるともうプールはなく埋められていました。そして様々な過去の行動を思い出していき、やがてある結論へ確信していきます。

美しいフィラデルフィアの街や海岸が最大の見どころで、それ以外は、、、って感じです。

★☆☆

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ラーゲリより愛を込めて 2022年 映画「ラーゲリより愛を込めて」製作委員会
監督 瀬々敬久 出演者 二宮和也、北川景子、松坂桃李

ラーゲリより愛を込めて
辺見じゅん原作のノンフィクション作品「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」(1989年)の映画化作品で、満州で終戦を迎え、その後シベリアへ連行され、そこで病に倒れた山本幡男氏(元一等兵)を描いた実話を元にした映画です。

ラーゲリとはロシア語で収容所のことです。辺見じゅん氏の作品と言えば、映画にもなった「男たちの大和」(1983年)を思い出します。

実在した主人公の山本氏は戦前に東京外国語学校(東京外大)でロシア語を学んでいたことから、シベリア抑留中は通訳としての役割も担っていました。

厳しい捕虜生活の中で、仲間達を励まし、誠実さを貫く性格は、荒々しい他の収容者からも慕われますが、長引く収容所生活で喉頭癌を患い、余命わずかと診断されてしまいます。

家族に宛てた遺書をしたためますが、持ち物検査で書き物はスパイ行為としてすべて破棄されることがわかっていたので、仲間達が遺書を分担して内容を記憶することにします。

アイドルが主演する映画で、映画のセットと出演者全般の演技に軽さはゆがめませんが、ストーリー的には泣かされる映画だと聞いていました。その通り終盤には主人公の家族への思いと無念が涙を誘います。歳をとるということは涙腺が緩まるってこともあります。

結局主人公と一緒に収容されていた捕虜達が日本に帰国できたのは1956年(昭和31年)で、戦後11年も経ってからのことです。

「もはや戦後ではない」という言葉が経済白書に載ったのが1956年ですが、その時代にもまだ戦争を引きずり帰国が果たせなかった多くの人がいたということに驚かされます。私はその翌年生まれです。

そう言えば幼い頃、町へ出掛けると、白い服を着た手足のない傷痍軍人らしき人が物乞いをしていたことはよく記憶に残ってますから、まだ昭和30年代というのはそういう時代だったということでしょう。

あと以前、シベリアに抑留されそのご帰国を果たした小熊英二著「生きて帰ってきた男―ある日本兵の戦争と戦後」を読みましたが、その著者は「日本軍従軍時よりソ連軍捕虜の時のほうがずっとマシ」と言うように、この映画でもシベリア抑留中に死亡するのは脱走を試みた数名のみで、食料のひどさや待遇(鉄拳制裁など)、傷病者への自殺強要など日本軍はひどかったけど、ソ連軍はそれと比べるとずっと人道的で常識的なことがこの映画でもわかります。

★★★

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クライ・マッチョ(原題:Cry Macho) 2021年(日本公開2022年) 米
監督 クリント・イーストウッド 出演者 クリント・イーストウッド、エドゥアルド・ミネット

クライ・マッチョ
1970年代のアメリカテキサスで、役に立たなくなった老カーボーイが主人公で、牧場主からメキシコに行って、別れた元妻の元にいる13歳の息子を連れてきて欲しいと頼まれます。

妻と子を交通事故で亡くした後、自暴自棄に陥っていたときに助けてくれた恩人の頼みということもあり引き受けます。

メキシコに入り別れた富豪の妻の元を訪れると、酒浸りで、用心棒が周りを固めているような状態で、息子はそんな母親の家には寄りつかず、盗みや闘鶏で生活費を稼いでいる不良少年ということがわかります。

それでも父親が会いたがっていることや、牧場を経営している金持ちだということで説得し、連れ出すことに成功しますが、侮辱された母親が用心棒を使い、少年を取り戻そうとします。

危機に陥ると助けてくれるのが、少年が飼っていていつも連れ回している闘鶏用の鶏のマッチョです。少年は強くたくましい男性になることに憧れていて、自分の鶏に「マッチョ」と名付けました。

アメリカへ向かう途中、クルマを盗まれたため、別のクルマを盗み旅を続けている途中、保安官の取り調べを受けそうなときに助けてくれた食堂のママさんと仲良くなり、しばらくそこで父親の仕事を助けるため少年に牧童の仕事を教えます。

この辺り、ロバート・B・パーカーの小説で、スペンサーシリーズの名著「初秋」を思い出します。不幸な目に遭っている不良少年に対し、生きていく術をアカの他人が慈愛を持って教えていくというのが同じです。

主人公のご老体は、少年を父親に引き渡した後はメキシコへUターンし、仲良くなったママさんのところへ戻り、ちゃっかり一緒に暮らすというラストは容易に想像が付きました。

★★★

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野良犬 1949年 新東宝
監督 黒澤明 出演者 三船敏郎、志村喬、淡路恵子

野良犬
黒澤映画では常連の三船敏郎と志村喬の二人を師弟コンビとしてうまく利用した刑事ドラマです。

当時まだ20代だった三船敏郎は若手の刑事役で、スリに遭って拳銃を盗まれてしまいます。その拳銃が強盗事件で使われ、ベテランの刑事とともに犯人を追いかけるストーリーです。

1949年の公開なので、撮影は終戦後3~4年の1948年~1949年に撮影されていると思いますが、東京にはまだ闇市が建ち並び、舗装されていない道路をトラックが走り、後楽園球場でおこなわれていた巨人対南海の熱狂するプロ野球の試合などが出てきて当時の世相や風俗がよくわかります。

野球好きの犯人が後楽園球場に来ているはずと網を張っているシーンでは、実際の試合が使われていて、川上哲治や川崎徳次、青田昇など往年の名選手が出場しています。

エアコンなどのない真夏の風景で、扇風機や団扇であおぎながら、汗を拭くシーンが多くあり、ムッとした蒸し暑い空気が映像からも沸き立ってくるようです。

また松竹歌劇団の学生だった淡路恵子は、黒澤監督に見いだされ、この映画がデビュー作になります。出演当時まだ若干16歳だったにも関わらず、犯人の恋人でダンスホールのダンサーで、色気も必要な難しい役です。

戦後の日本で刑事ドラマや映画は、その後数え切れない数の作品が制作されますが、この映画がその原点と言ってよいでしょう。

★★★

【関連リンク】
2025年1~2月に見た映画 TAXY NY(2004年)、LIFE!/ライフ(2013年)、ある兵士の賭け(1970年)、恐怖のメロディ(1971年)、トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年)、かくしごと(2024年)、居眠り磐音(2019年)

2024年11~12月に見た映画 網走番外地 北海篇(1965年)、首(2019年)、駅 STATION(1981年)、張込み(1958年)、博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年)、フィラデルフィア(1993年)

2024年9~10月に見た映画 弾を噛め(1975年)、スノーデン(2016年)、ハプニング(2008年)、ひとよ(2019年)、エアフォース・ワン(1997年)、放浪記(1962年)

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