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この歳になると、「自分はいつなにが原因で、どこで死ぬのかな?」ということを考えるようになってきます。

できることなら、死ぬための準備をすっかり終えた後、自然に苦しまず、安らかに眠るように、慣れ親しんだ自宅で亡くなるのが理想的な死に方だろうと思いますが、そうした死に方ができる人は実際は少なそうです。

病院でスパゲッティのような生命維持装置や各種パイプを体中に巻かれ、意識があるのかないのかわからないまま何ヶ月も何年も寝たきりで、家族に大きな負担をかけて亡くなる人もいれば、誰にも看取られず、死後何日かして発見される孤独死もよく報道されます。

ま、人それぞれ死に方は様々でしょうけど、個人的には「60歳を超えて、生にしがみつくのはみっともない」と思っているので、すでに子育ても終え、60歳を超えた今では、「いつ死んでも後悔しない、生に執着しない」ことに決めています。

歴史上の偉人達の中には70歳、80歳で大きな業績を残した人もいますが、実際には働き盛りの30代40代で大きな事をなした人がもっとも多いでしょう。

ノーベル賞なども何年も前の過去の業績を表彰されることが多く、決して60歳以上の研究や作品で表彰されているわけではありません。

いまからホンの70数年前、団塊世代の人達が生まれた頃の、日本人男性の平均寿命は、太平洋戦争の影響もまだあったでしょうけど、60歳に届いていませんでした。

それは、55歳ぐらいで仕事を子供達に託して隠居し、その後わずか数年生きて死ぬというのが平均的だったということです。もちろん定年がない農業や商売など、死ぬ間際まで働き続けた人も多かったと思います。

それが2018年の日本人の平均寿命は女性が87.32歳、男性が81.25歳(出典:厚労省)ですから、70年の間に、寿命は20数年も延びています。

私が平均的な寿命まで生きるとしたらあと18年ほど、実際的には62歳の平均余命ではあと20年ほどは生きていられそうです。

次に死因ですが、2018年の全死亡者に占める構成割合上位10は、悪性新生物(癌とか腫瘍など)、心疾患(狭心症や心筋梗塞など)、老衰、脳血管疾患(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)、肺炎、不慮の事故、誤嚥性肺炎、腎不全、血管性等の認知症、自殺となっています(下記表参照)。

死因2018年と1970年の比較
2018年 1970年
1位 悪性新生物 27.4% 脳血管疾患
2位 心疾患 15.3% 悪性新生物
3位 老衰 8.0% 心疾患
4位 脳血管疾患 7.9% 不慮の事故
5位 肺炎 6.9% 老衰
6位 不慮の事故 3.0% 肺炎及び気管支炎
7位 誤嚥性肺炎 2.8% 高血圧性疾患
8位 腎不全 1.9% 全結核
9位 血管性等の認知症 1.5% 自殺
10位 自殺 1.5% 肝硬変
その他 23.6%
出典:厚生労働省統計情報部『人口動態統計』
 
死因は年代別によっても違いますが、全年齢で、約50年前の1970年と順位を比較するとかなり変わってきています。

1970年代の死因で10位以内に入っていて、現在は入っていないのは、高血圧症疾患と全結核、肝硬変です。医療の進歩や衛生的な環境、予防医学の発展などが功を奏しているのでしょう。

逆に新たに入ってきたのが、腎不全と血管性等の認知症です。いずれも高齢者に特徴的な病気で、なかなか現在の医療では癌と同様クリアできない問題です。

すごいなと思ったのが、老衰という死因が5位から3位へ上がってきています。

老衰と言うと、平和的で天寿を全うしましたという死に方のような感じで、人間らしく静かに息を引き取ることができそうな気がします。実際は様々なのでしょうけど。
 
60歳以上の死因上位1~5位を、年齢5歳刻みで書いておきます。

年齢別の死亡原因(2016年総務省統計)
1位 2位 3位 4位 5位
60~64歳 悪性新生物 心疾患 脳血管疾患 自殺 不慮の事故
65~69歳 悪性新生物 心疾患 脳血管疾患 肺炎 不慮の事故
70~74歳 悪性新生物 心疾患 脳血管疾患 肺炎 不慮の事故
75~79歳 悪性新生物 心疾患 脳血管疾患 肺炎 不慮の事故
80~84歳 悪性新生物 心疾患 肺炎 脳血管疾患 不慮の事故
85~89歳 悪性新生物 心疾患 肺炎 脳血管疾患 老衰
90~94歳 心疾患 悪性新生物 肺炎 老衰 脳血管疾患
95~99歳 老衰 心疾患 肺炎 脳血管疾患 悪性新生物
100歳以上 老衰 心疾患 肺炎 脳血管疾患 悪性新生物

60歳以上の死因上位1位と2位は、悪性新生物と心疾患ですが、平均寿命を遙かに突き抜けた95歳以上になると老衰がトップへ躍り出ます。

悪性新生物は、一般的には癌や腫瘍と言われるものですが、これは高齢になればなるほど罹りやすい病気なので、人口の中に占める高齢者の割合が増えていくにつれ、それが原因で亡くなる方が増えていきます。その傾向はまだ当分続きそうです。

あとは、肺炎と脳血管疾患が上位を占めていて、個人個人、遺伝子や生活習慣に関係するのでしょうか、どこか弱いところが致命的な原因となりそうです。

私も、できるだけ健康寿命を延ばし、いわゆるピンピンコロリを目指して、自分の書斎で、座ったまま眠るように亡くなるのが理想です。


【関連リンク】
1193 引退後は健康年齢までの期間が重要
1098 自分の寿命を選べるかという重い話し
929 人だけが長生きをしたがる
738 日本人の年齢別死因は

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