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人工股関節手術をした2016年以降、リハビリを兼ねてウォーキングを始めましたが、リタイア後も引き続き運動不足になることを避けるため、またメタボ気味になりつつあるお腹の脂肪を減らそうと毎日歩いています。
梅雨の時期は朝からずっと雨降りで、歩けない日もありますが、その分は別の日にカバーし、月間で、1日平均を6千歩を超えるようにしています。
そこでウォーキングシューズの話しです。
靴にはビジネス用、ウォーキング用、登山用など、それぞれ用途別に種類が違いますが、個人的にはブランドや形状にこだわりはありません。どちらかと言えば、ケチなので安くて丈夫そうなのをいつも履いています。
ビジネス用の靴は、リタイヤ後に6~7足あったのを冠婚葬祭用として2足(カジュアルタイプとオーソドックスタイプ)を除きすべて処分し、今ではウォーキングシューズを普段履き(ドライブ用など兼用)として使っています。
しかしこのウォーキングシューズ、毎日履いていると、半年ぐらいで破れたり、濡れた舗装路を歩くだけで水が浸みてきたりと、長持ちしません。
ここ10年間ほどで使ってきたスニーカーやウォーキングシューズは、アシックス、ムーンスター、世界長ユニオン(ドクターアッシー)、アキレス、リーボック、ダンロップなどで、一応は名の知れたメーカー品(製造はほとんど中国など海外)を選んでいます。
例え、耐水、防水機能を唄っているウォーキングシューズ(ムーンスター、ダンロップモータースポーツ)でも、2~3ヶ月でその防水機能は失われてしまいます。
最近は、ウォーキング中に少し筋肉に負担をかけようと、軽いジョギングを取り入れたり、公園でストレッチ(スクワットや柔軟体操)をしています。
そこで今回、軽くて通気性の良いランニングシューズと、濡れた道でも浸みてこない防水機能付きのスニーカー(ウォーキングシューズ)を通販で購入し、使い分けるようにしました。
寒い日以外の好天時にはランニングシューズ、前日に雨が降って濡れた道が残っていたり、寒い日には防水ウォーキングシューズという感じです。
しかし、靴というのは、メーカーによってクセというか仕様が異なっていて、同じサイズでも幅やクッション性能、甲の高さ、つま先の余裕、中敷きの品質などまちまちです。
今回購入した、ランニングシューズは幅が3Eということで、普段幅の広い4Eを履いていたので、サイズをワンサイズ(0.5cm)大きいものを選んだところ、結構つま先に余裕があり、これならワンサイズ上げることはなかったなと。
一方、防水機能付きウォーキングシューズは幅広4Eとあったので、そのままのサイズを購入したところ、つま先付近がキツくて長く歩くと指が痛くなってきます。うまくいかないものです、、、
本当は、お店で履いてみてから購入するのが良いのでしょうけど、「ちょっとだけ履いてみる」のと、「長時間履いて歩く」のではその感触や履き心地は経験上大きく変わってきます。
そのような割り切りで「失敗しても半年我慢すれば」という感覚で、安い通販で購入しています。
シューズであまり目を向けられませんが、履き心地の次に大切なのはソールです。
一般的に靴底は外側からアウトソール、ミッドソール、インソールの3つのソールで成り立っています。
その中でもアウトソールは地面と直接接するところで、歩きやすさに影響を与えます。
なので、お洒落なデザイン以上に、シューズでは大切なパーツです。
靴のアウトソールに使われる素材としては、
・革底 強度が要求されるためアッパー用の革より厚く堅くなめされる。馴染みが良く透湿性、排湿性に優れ足のムレが少ない。反面、耐久性、耐水性は他の底材と比較して劣り、主に高級品に使用される。 ・合成底 合成ゴムや合成樹脂を成型したソール。耐磨耗性、耐水性に優れている他、加工が容易でコストが安いため底材の主流となっている。 ・スポンジ底 合成ゴムや合成樹脂を発泡し成型した底。軽く、弾力性に優れている。 ・ウレタン底 発泡したポリウレタン樹脂のソール。軽く、耐摩耗性に優れている。 ・ラバー底 天然の生ゴムを原料とし、薬品を加え加硫したものや、生ゴムを冷却し不純物を除いてつくられるクレープソール等が有る。 (出典:MoonStar) |
一般的に安いスニーカーやウォーキングシューズには、コスト見合いなのでしょう、合成底、ウレタン底を使ったものが多いようです。
ただ、この合成底、クッション性や耐摩耗性、防滑性、コストパフォーマンスなど、メーカーによって、どの素材と素材を混ぜてというのが秘密なのか詳しくは表示されていません。ま、知りたいという人も少ないでしょうけど。
それで、最近ではなぜかほとんど固いプラスチックのようなアウトソールがついています。
使われている合成底の素材としては、PVC(ポリ塩化ビニル)やPU(ポリウレタン)などが多いそうですが、最近時々見かけるようになったのがEVAソールと呼ばれるエチレン酢酸ビニルポリマーを使ったものもあります。
それぞれ特徴は、配合の割合などの違いもあり、なかなか判別しにくくなんとも言えません。
私も経験がありますが、PU(ポリウレタン)製のアウトソールは、長期間置いておくと加水分解しやすく、何年かぶりに出して使うとボロボロと靴底が分解してしまうことがあります。
数々のメーカーのスニーカーやウォーキングシューズを履いてきましたが、いずれも濡れたマンホールや金属製の側溝ふた(グレーチング)、建物のエントランスに多いタイル風床材の上では、何度か滑って怖い思いをしています。
見かけはゴツゴツとしていて山の岩場でも歩けそうなのに、濡れた舗装路ですらツルツル滑りやすいものもありました。そのような見かけ倒しのアウトソールが多すぎます。
防水性能を唄うぐらいなら、雨道にも強いと当然思いますが、それが大きな間違いと、実際に使ってみて初めて気がつきます。
もし防滑性能を重視するなら、見かけは少々野暮ったくはなりますが、作業用の防滑シューズを買うしかありません。
作業用防滑シューズで有名なのは日進ゴム製の「ハイパーV」という世界トップクラスのグリップ力を持つと言われるゴム素材でアウトソールを作った製品でしょう。水濡れはもちろん、油や石けん水などの上でも滑りにくいソールだそうです。
さすがゴムの専門メーカーだけあります。
この「ハイパーV」シリーズ製品は屋根の上で作業する人や、船の上、岩場、堤防で釣りをする人、料理店の厨房、医療現場等などで働く人が使うプロ向けの製品です。
また、雪や凍った道でも滑らない防滑シューズは、上記のものとは違った、スタッドレスタイヤと同様な冷たくても固くならない特殊なソールがあります。雪国では必須でしょう。
上記のスポーツシューズを販売している各スポーツ用品メーカーも、アウトソールだけ、見かけ倒しではなく、こうしたゴムの専門メーカーが開発した優れた防滑性能をもった製品を使ってくれたらなぁーといつも思います。コスト的に合わないのでしょうかね?
【関連リンク】
1543 ウォーキングを継続するための工夫
1132 歩数計とともに
543 靴はどのタイミングで捨てたらいいの?
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