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仕事から引退すると、それまで会社や団体で自動的に加入していた健康保険組合の健康保険を、国民健康保険に切り替えるか、あるいはそれまで加入していた健康保険組合で任意継続をするかの選択に迫られます。但し任意継続できるのは退職後最長2年間という制限があります。

任意継続にするか国民健保に変更するかの判断は、支払金額がどちらが少なく済むか?ということが一番の決め手になりますが、退職直後の1年間は退職した前年の年収で保険金額が決まりますので、上限でカットされる任意継続の保険料のほうがお得になることが多いようです。

任意継続する場合の保険料は健保組合から、国民健康保険の保険料は市区町村の保険取り扱い部署で聞けば教えてくれます。

保険料は勤務時代に会社と折半で支払っていた金額を退職後は全額自分で支払うことになるので、おおよそ退職直前の保険料の倍額(上限あり)になります。そして任意継続の場合、一度決まった保険料は2年目も同額です。

国民健康保険の保険料は、毎年前年の収入額で1年間の保険料が決まりますので、1年目の保険料は任意継続の保険料より高くなっても、2年目(つまり前年が無収入の場合)の保険料は大きく下がって安くなります。

そこで、私の場合は、1年目は任意継続、2年目の途中からは国民健保と変更しました。途中になったのは、健保の開始日は4月1日からですが退職したのは6月末と3ヶ月ほど時差があったためです。

任意継続の組合健保と国民健保では支払う保険料以外に医療費の補助など大きな差はありませんが、細かなところではいくつか違っている点もあります。

子供がまだ小さい頃には、健保組合が所有、または契約していた安い保養所(山の家とか海の家などリゾート施設)を何度か借りたこともありましたが、ここ10年以上は定期健康診断以外で健保のお世話になったことはありません。

実際に昨年から国民健保に変わって、年1回の定期健康診断(特定健康診査)を受けようと思うと、結構ハードルが高いことに気がつきました。

会社に勤務時代の健康診断は、健保からメールで連絡が来て、予約サイトで予約をして、当日の午前予約なら朝に直行するだけです。

しかし国民健保の予約は実施している病院の中から自分で選んで予約の電話をします。

まず検診で勧められるのは「近所のかかりつけ医」ですが、そういう医院は特に決まってなく、家族に聞いてもそれぞれ必要な時に必要な病院へ行くだけということで、決まった医者や医院はありません。

しかし近所の小さなクリニックで健康診断を受けるのも設備面で不安があり、近所にある大きな市民病院ならきっと多くの市民が順序だって健保の診断のように健康診断(健保の健康診断は自前で大きな検診施設を持っていた)をおこなっているだろうと思って電話を入れてみると、「年内の予約はすべて埋まっていて、急ぐなら他の病院かクリニックで受けて下さい」とつれない返事です。

しかも市の特定健診の項目のうち、血圧、身体測定、血液検査、尿検査、問診は無料で受けられますが、今まで費用負担なしで組合健保で受けていた、胃部レントゲン、腹部超音波、胸部X線、心電図、視力、眼圧、聴力、便潜血などはメニューには入っていません。

どちらかと言えば、身体測定よりも、心電図や腹部超音波(胆嚢ポリープ)、過去の十二指腸潰瘍痕などを調べたいのですが、それらはできる病院が限られているのと、当然それらを追加すると安くない費用が発生します。

結局、そう必要と思えない市の特定健診メニューをこなすだけに、予約の手間をかけて(いくつか調べたところネットで簡単に予約できるようなところはなし)、どうせ長く待たされるだろう検診を受けに行くのは面倒に思えてきます。

そのためか、健保組合の特定健康診査は雇用者として企業の努力義務もあり、およそ8割(79.9%)の受診率がありますが、市町村の国民健保の特定健康診査は約3割(33.7%)に留まっています。(2020年度特定健康診査・特定保健指導の実施状況)

3割かぁ、、、ということは市町村の国民保険加入者は受診しないのが普通だってことですね。

本来健康は、国や自治体が心配するものではなく、本人が一番気をつけないといけないことです。国や自治体はそれをサポートするのが仕事でしょう。なので受診するかどうか決めるのは自分です。

実際に、定年とかで仕事を辞めた後は、健康診断を受けたことがないという人が過去に何人もいました。

それがいいのか悪いのか、それこそ自己責任の範疇なので、自分で決めるしかありません。

私?今のところ予約しようと努力まではしたけど、うまくいかなかったので、受診しないと思います。

【関連リンク】
1542 退職後初の健康診断は残念な結果に
1345 塩分取得過多を反省する
1137 人工股関節、人工膝関節の寿命と再置換


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