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今年2011年は隔年で行われている伝統ある日本最大級の自動車ショー「東京モーターショー」(主催:一般社団法人日本自動車工業会)が開催される年で、しかも20数年ぶりに千葉県幕張から東京都内(東京ビッグサイト)の会場へと変更されますが、その存在意義や運営手法について問われる節目の回になるかもしれません。
 
というのも2年前の東京モーターショーはリーマンショック直後であり、なおかつ「アジアの自動車マーケットの中心は中国や東南アジア」という世界の趨勢もありながら、なんの危機感も持たず努力を怠ってきた主催者の思惑は見事に崩れ、特に海外自動車メーカーの出展が激減し、幕張の広い展示スペースには空きが目立ち、来場者も目標数に届かないという惨憺たる結果となりました。
 
それに加えて、この失われた20年の間に育ってきた「貧乏な若者」「クルマを必要としないライフスタイル」「エコと健康ブーム」などから、「マイカー離れ」する人が増えてきたことが、このような展示会に足を運ばなくなった理由のひとつではないかと分析をしていました。
 
ところがそれをくつがえすかのように、毎年幕張で開かれている「東京オートサロン」という、主として巨大な自動車メーカーではなく、アフターパーツの中小・零細メーカーや、チューニングカーなどモータースポーツ関連企業が出展する割合が多い展示会(一般公開は1月14日~16日の3日間)が、昨年を上回る来場者を集め、しかも1日当たりの来場者数では一昨年の東京モーターショーを上回る1日平均約7万9千人という数字(東京モーターショーは1週間以上開催されるので合計入場者数は当然上回わります)を残しました。
 
 
元々発祥が官民が一体となった国策の工業展示会とも言える「東京モーターショー」が、年々来場者が減っていくのは「若者のクルマ離れ」「世界経済の悪化」のせいにしていますが、一方でモータースポーツやドレスアップ、チューニングカーという比較的若者向けの展示が中心となる「東京オートサロン」の入場者は年々増加をしているという、不思議な現象が起きてます。
 
その理由のひとつには主催者の考え方の違いがあります。「東京モーターショー」は「日本自動車工業会」という国交省と経産省の官僚天下りと、巨大メーカーの寄り合い所帯で構成される利権としがらみと惰性の旧態依然の組織で、とてもユーザーや一般来場者のことなど考えているとは思えません。
 
そのような70~80年代の高度成長期と同じ感覚で、実質的な企画と運営をファミリー企業や団体に丸投げをして、いつもどこか焦点がボケまくっている「東京モーターショー」と、いつ経営が傾いても不思議ではなく、存続をかけた背水の陣で望む中小零細企業の知恵と工夫と行動力が試される「東京オートサロン」では、出展社も来場者も真剣度が違い、その両者を結びつけるイベントや企画も豊富で、満足度も明らかに違います。
 
確かに自動車工業会の主要メンバーである大メーカーが、金に糸目を付けずに開発したコンセプトカーが大量に展示され、2年に一度のお祭りである「東京モーターショー」のほうが、その豪華さでは圧倒しています。しかし展示会はビジネスの場として割り切っている海外のメーカーや、本来の来場者である若者達もそのような単に豪華さだけが取り柄のお祭りにはあまり関心を持たなくなってきているのではと思います。主催者はまだバブルの夢が続いているのでしょう。
 
東京モーターショーで展示される各社の格好いい未来のコンセプトカーは、すでに映画のSFXの中ではいくらでも登場していて目新しさはありませんし、贅をこらした豪華絢爛なクルマも、乗ってみたいという夢やあこがれは、高度成長期と違ってもうありません。それに国内メーカーも、もはや国内市場よりも海外市場を重要視しているので、東京モーターショーで新車を発表する前に、ジュネーブやシカゴやフランクフルトの展示会で先行披露している場合がほとんどです。
 
今年の12月に開催される「東京モーターショー」は、そのような激しい環境の変化の中でも、単に規模を縮小しただけで今までと変わらないユーザー不在の開催と運営をしていくのか、それとも過去からの利権や慣行を例え少しでも取っ払っていき、一般ユーザーや、世界、特にアジア各国のメディアや来場者に向けて、ビジネスの場としての新しい「東京モーターショー」を開催し、満足させていくことができるのか、さてどうなるのでしょうか。
 

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