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2年前にそれまで使っていた携帯(ガラ携)が故障したことで、スマートフォンを買うべきか、ガラ携(フューチャーホン)にするべきかで悩みました。結局はコストのことを最優先に考えてガラ携を購入し使ってきました。

私が(今はまだ)スマートフォンに変えない理由 2010年04月26日 (Mon)
スマートデバイス派とパソコン派 2011年03月05日 (Sat)
中高年者とスマートフォン 2011年10月26日(水)
スマートフォンからガラ携に戻る人達 2012年4月21日(土)

あれから2年!(綾小路きみまろ風)一応2年縛りがなくなって世の中ではもうスマホ一色、スマホ以外は携帯電話ではないという風潮の中、さらにはPCなんか捨てて、ネットもスマホだけで十分という若者が増加しているらしい。恐ろしいスピードで世の中は変わってきています。それについていけない中高年はただオロオロするばかり、、、でもないか。

keitai2012.jpg私ごとではありますが、2010年に買い換えたガラ携も2年が経ち、そろそろバッテリーもふくらみ始め、買い換え時を迎えています。

社内を見渡すともうガラ携を使っている人はほとんど見かけることもなく、いまガラ携を使おうと思えば、トイレの個室や誰もいない会議室に鍵をかけてこそっと使わないと、見つかると後ろ指を指されて嘲笑の対象になりはじめているとのことです。

iPhoneも当時から比べると地図以外は進化していて、新しもの好きにとっては飛びつきたくなる気持ちもわからなくもありません。そこで、私なりにスマホにするかガラ携のままでいいかを中高年視点で考えてみます。

なぜならひとつには世の中のメディアは、スマホについては、若者やビジネスマンが使うことに焦点を充てた記事が多く、実際60歳以上のライターさんやレビュアーが登場することは皆無、ほとんどは20代30代の若いライターや記者がその使用感、仕事やプライベートでの使い方を喋ったり書いたものばかりです。時々タブレットに親しむ老人が出てきて「これなら簡単だし使えるわぁ」と仕込まれた取材があるぐらいです。

次に、一般的に民間のマスメディアは、ネット系メディアも含めスポンサー収入で経営が成り立っています。つまり電力会社から多額のスポンサー料をもらっていたマスメディアは東電や原発の悪口なんかは書けません。

そして危機的な東電や大幅な赤字を出している大手製造業のスポンサー収入があてにできなくなったいま、携帯電話やモバイル関連企業からのスポンサー収入で穴埋めをしています。

まさかそれらの企業の商品やサービスを手厳しく非難する記事なんて書けるはずもなく、メディアに書かれているスマホ関連記事については話半分か1/3ぐらいに割り引いて読む必要があります。その点こうした影響力の小さなブログでは誰からも報酬を得ていませんので好き勝手に言いたいことが書けます。

前置きが長くなりましたが、中高年視点で見るということはどういうことかと言うと、多少偏見が入りますが、
 1)老眼や難聴など若いときには考えられなかったハンデを背負う
 2)気が短くなる
 3)収入や小遣いが少ない
 4)繁忙な仕事で使うことがない
 5)旅行などで知らない土地へ出掛ける機会が少ない(行動半径が狭い)
 6)新たな出会いなど新たな人間関係が始まることがない
 7)ゲームやアニメにまったく興味がない
 8)知らないことを人に聞くのが億劫になる

などです。

これらは同時にスマホかガラ携か?の選択に影響するものばかりです。

つまり、

1)老眼や難聴など若いときには考えられなかったハンデを背負う
iPhone5の液晶画面が大きくなったとはいえ所詮5インチです。一方デスクトップPCのモニターの平均的サイズはすでに20インチで、24~27インチディスプレーなんてものも普通に売られています。老眼の入った中高年には、大きなモニターサイズが目に優しくて自然です。

またガラ携の一部には、齢を重ねるにつれ誰にでも起きる高音域が聞き取りにくくなる症状を考慮したものがあります。本格的なスマホに「シニアモード」的なそういう機能が付くのにはまだ先のことでしょう。以前携帯電話に骨伝導を使ったものがありましたが、どうも流行らなかったようでいまではないようです。

2)気が短い
これは慣れという問題なので、どちらがいいかはわかりません。しかし一般的に旧型ガラ携に慣れている中高年者が新たにアプリの使い方は?LETとは?デザリングとは?クロッシィ?ピンチアウト?フリック入力?ドロワー?と新たに覚えたり学ぶことが多く、新しいことに対する吸収力に大きな差がある若い人と比べるとたいへんなことです。気の短い人だと機能のほとんどは使いこなせない(覚えきれない)ことでしょう。

スマホは基本的に直感的に操作ができるとうたっていて詳しい説明書などほとんどありません。新しいことはなんでもマニュアルを読んで覚えてきた旧世代にとっては、それがないというのはつらいものです。とても直感だけでテレビコマーシャルに出てくるような複雑な機能を自由自在に使いこなせるわけがありませんし、一度ぐらい教わったとしても次に使うときにはすっかり忘れているのが普通です。

3)収入や小遣いが少ない
だいたいビジネス最前線で活躍する40代前半あたりまでが収入のもっとも高い年代層で、それ以降は急速に下がっていくのがいまの民間サラリーマンの平均的所得です。

ましてや定年で退職した後は、年金かアルバイトで細々とした収入しかありません。もっとも貯蓄は若い人と比べると何倍もありますが、多くの中高年にとってそれ子供や孫のためのお金(教育や結婚)だったり、これからの老後生活資金であって、遊びに使える余裕資金ではありません。

ガラ携は安いものなら月々2000円以内(通話料、パケット代別)です。しかし常時接続が基本のスマホの場合、最低でも月々8000円以上かかることは覚悟しなければなりません。その差額6千円の価値をどう見るかによって、スマホに変えるべきかどうかが変わってきます。

あるいはPCを捨て、ネット回線料やプロバイダは解約してしまって、ネット接続はスマホだけにしてしまえば、コスト的にはそちらのほうが安くなるかもしれません。

携帯販売会社(DoCoMo、au、Softbank)がこぞってスマホを推すのには当然理由があります。それは儲かるからです。つまり保有数はすでに飽和状態になっているので、新たに保有絶対数を増やすのはキャリア間の移動や新たに2台持ちというのは多少あるにしても実質無理です。

したがってより稼ごうと思えば、1台につきより多くの利用料を支払ってもらう必要があり、それが常時接続が基本のスマホへの機種交換なのです。従来は携帯電話のライバルといえば公衆電話だったり家庭用固定電話だったわけですが、今はPCや家庭用ネット回線やプロバイダー料金がライバルとなっています。

4)繁忙な仕事で使うことがない

5)旅行などで知らない土地へ出掛ける機会が少ない
スマホの優位な点として、外出中にメールを見たり、時にはExcelやWordファイルを見たり修正したり、行き先を調べてルート案内させたりすることが比較的容易にできるということがあります。

つまり現役バリバリの外勤者、ホームレス、いやノマドワーカー、出張が多い仕事、旅行が好きで知らない土地へよく出掛ける人にとってはスマホはかなり役立ちそうです。

しかし行動範囲は狭くパートやアルバイトで働き、年に2~3度ぐらいしか旅行や遠出をしないのであれば、特に外出中に便利なスマホのメリットは感じられないでしょう。

もちろんガラ携でもパケット料など気にしなければ、緊急措置的にネットにつないで地図やお勧めのレストランを探すことは可能です。

6)出会いなど新たな人間関係ができる機会が少ない
7)ゲームやアニメに興味がない

携帯電話の元々の使い方はコミュニケーションツールとしてでした。しかし最近はネットサーフィンや電子書籍の購読、ゲームなど一人で楽しむことも増えてきました、

高齢化して行動範囲が狭くなると、悲しいかな新たに人と出会う機会やその意欲はめっきりと減ってきます。動物学的に考えても自然なことです。

例え出会ったとしてもあらためて電話番号やメアドを交換するような関係に発展することもまずありません。せいぜい趣味やご近所の人と連絡に使うぐらいのものです。つまり一時もSNSでの連絡用として手放せないほどの中毒が中高年者に蔓延するとも思えません。

また趣味の世界もその年代になると新たに増えていくということもなく、せいぜい時間つぶしに散歩や映画鑑賞といったものです。

若い時みたいに、夏は海へ、冬はスキーだ、春はテニス合宿で、秋は山登りだと活発な行動はできません。それに高齢者は身体になにかしら異常の箇所を持っていますので、無理もできませんし、新たにアウトドアでなにかを始めようという気力も衰えてきます。

特に団塊世代に多そうな「俺はまだまだ若いし健康だから地域活動にも趣味にも旅行にもどんどんと広げていくぞ」という人にはいいでしょう。

ただそういう人も寄る年波には勝てず、おもむろに老眼鏡をかけて、小さな画面をのぞき込む姿は周囲から見ても決して美しいものではありません。そうまでしてあの小さな画面の小さな文字情報を読まなければいけないのか?と私はいつも疑問と感じるのです。

8)知らないことを人に聞くのが億劫になる
特に若い人に頭を下げて、いや、頭を下げなくても他人に物事を聞くというのがなかなかできなくなるのも中高年者の特徴です。

これはその年齢に達しないと理解できませんが、ひとつは変なプライドが邪魔をする、ひとつは新しいカタカナ言葉に弱い、ひとつは物覚えが悪くなる、ひとつは相手に面倒がられるのを嫌がるなどなど。

スマホには詳細なマニュアルというものがつかないことが多いので、人に聞いたり教えてもらわなければ使いこなせません。若い人にとってはマニュアルがないのは誰でもすぐに直感的に使えるからだと思っているでしょうが、中高年ともなると、その直感力も落ちてしまっているのです。

それに若者は便利な使い方や新しいアプリの情報などは仲間同士口コミですぐに伝わりますが、高齢者にはそういうことはないでしょう。

もしスティーブ・ジョブスぐらいの異才が70歳ぐらいまで現役経営者で活躍してくれていたら、中高年者が満足できるスマホかそれに似た新しいスマートガジェットを創り上げ、上記のような様々な問題を解決をしてくれたかもしれませんが、残念ながら55歳の若さで亡くなり、その後はずっと若いエンジニアへと引き継がれ、やはり若い経営者に決定されていくはずですから、これからも本当の意味で高齢者向けの機器は生まれそうもないでしょう。

最後に、私自身はどうするかと言えば、ガラ携で魅力あるものが見あたらず、仕方がないのでもう少ししたらスマホに買い換えようと思っています。

しかしパケット使い放題の通常プランではなく、普段はメールと電話しか使わないので月々2~3千円程度の最低ラインで契約しておき、使ったときだけその月は上限(プラス5~6千円)で支払うというパターンになりそうです。

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