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内閣支持率調査など世論調査やアンケートを採る場合に、最近ではネット調査(携帯電話を使った調査を含む)がよく使われるようになりました。その中で、急成長を続けるマクロミルは、ネット調査会社として老舗かつ大手で、従来からあった街頭調査や電話による調査より、すぐに実施できる機動性や調査にかかる費用面では大いに優位に立っています。
 
しかしネットを使い、かつマクロミルに登録をしている人だけが調査の対象になってしまうというのは、もうそれだけで十分なバイアスがかかっているという問題もあります。つまりネットに接続し、なんらかの価値や意味を見出してマクロミルに登録をしている人は例え性別、年齢などでくくったとしても「平均的な日本人」というわけにはいきません。
 
最近では電話調査ではこういう結果で、ネット調査だとこうなったと分けて発表されることもありますが、それはまだ良心的で、場合によっては、特定の人の思惑によって、どちらか自説にとって有利に働くかを選択して、使い分けるということもあります。そうなると中立であると信じられている大手メディアでも、もはや中立的な報道ではなくなり、意図的な大衆誘導や偏向報道となってしまいます。
 
結局は、世論調査など統計データは使う人によって、いくらでも操作が可能だということで、先日あった国会答弁でも
 
野党質問者「こういう調査統計がありますが…」
 
という質問に対して
 
与党大臣「私がみた調査結果では、それとは全然違う」
 
というなにが真実かわからない不毛のやりとりになってしまいます。
 
実際には、その調査データを詳しく分析すれば、どちらがより信用がおけるものかはわかるのですが、プレゼンや国会質問などの場では、時間も限られているので、その詳細が明からかにされることは稀です。結局は、言ったもの勝ち、声のでかいもの勝ちで、うやむやになってしまいますから、統計データというのは、決して真実を表していないということになります。
 
でも民主主義社会というのは、この統計や世論調査というのが、いつの時代でも大きく幅を効かせることになり一般大衆に対しては説得力がありますので、評論家や政治家は、やたらと統計データを使いたがります。もし売れっ子評論家や政治家になりたければ、常にそういった統計の100や200はいつでもすぐに出せるよう頭に入れておく必要がありそうです。
 
前置きが長くなってしまいましたが、マクロミルのネット調査で、目に付いたネット調査がありましたので取り上げておきます。
 
ひとつ目は「女性が最もとりたい資格は」の調査で、1位は「医療事務」という結果だったそうです。
 
「医療事務」と答えた人の中では「派遣、正社員、パートと働き方が豊富」、「不況でも仕事がありそう」などが理由だそうですが、同時に「収入が高いイメージ」があるそうです。2位はマイクロソフト認定資格(MCAS)で、今更どうなんでしょう?って気もしますが、取りやすさと、ネット調査という特殊性、この資格との親和性の高さ故の2位でしょう。3位以下は「ホームヘルパー」「カラーコーディネート」となっています。
 
この「医療事務」が一位ということには、なんら異論はありませんし、私が社会人になった30年ほど前でも医療事務というのは女性が取る資格としてはそこそこ人気でしたので、簿記と並んで極めて珍しいロングセラーと言えますね。同時期に女性に人気だった他の資格は、簿記は別として、和文タイプライター資格、電話交換手資格、書道、英検などが上位にありました。
 
これと同様な調査を別の調査会社でおこなうと、どうなるかと言うと、アイシェアの調査では「2010年に取りたい資格」の女性1位は「IT・コンピュータ系資格」で、2位が「オフィス系(秘書検定など)」、3位が「語学、国際系(TOEICなど)」となっています。さらにちょっと古く2008年データですが、オリコンランキングでは、取りたい資格の女性1位が「TOEIC」、2位は「日商簿記検定」、3位が「フィナンシャルプランナー」となっていて、見事に三者三様です。
 
医療事務の資格講座をおこなっている会社ならマクロミルの調査結果を宣伝に使うでしょうし、英会話学校ならもちろんオリコンランキングの調査を使った広告を作ることになるでしょうね。
 
ふたつ目は、上記の「資格」とは違いマクロミルのようなネット調査とは相性がいいと思える「メールマガジンに関する調査」です。
 
PCで受信しているメルマガの数は平均で12.2種類、携帯電話で受信しているメルマガは平均4.9種類だそうです。自分と比べると携帯電話は調査結果のほうが多いですが、PCはほぼそんな感じです。ただ私の場合、PCでメルマガを希望はしないけれど、そこのサービスを使っていると、自動的に送られてくるメルマガがあり、受信拒否ができずにそれで多くなっているものも含みます。
 
そしてメルマガのうち「いつも読む」のはPCで4.9種類(開封率約40%)、携帯では2.6種類(開封率約53%)となっています。携帯のほうが読まれる率は少しだけ高くなっています。PCでは半分以上が読まれないというのは想定内ですが、携帯メルマガもほぼ半分が読まれることなく捨てられているというのはちょっと意外な感じです。私の場合は携帯メルマガは少ないですが、それ故にほとんど開いて見ています。
 
購読しているメルマガのジャンルは「ショッピング」が突出していて約7割、あとは「旅行、レジャー」、「グルメ、料理」、「ファッション」と続きます。
 
メルマガを読んでそこで紹介されている商品やサービスを購入したことがある(「よくある」と「時々ある」の合計)と答えたのは45%で、効果はそこそこあるという事なのでしょう。だからこそ法規制ができた後も、一向にスパムメールが減らないのでしょうね。私は今までにメルマガ(PC、携帯)を見てなにかを購入したことはありません。
 
メルマガを読むか読まないかは「タイトル(Subject)で判断する」人は84%にのぼり、メールはタイトルの付け方がいかに重要かを示しています。しかしいかにもやり過ぎで煽るような「火曜サスペンス劇場」チックの!?!マークばかりを付けたタイトルは逆効果になりそうです。
 
これは同様なことがブログでもありそうですね。日々の日記のタイトルを変わったユニークなものにすることは、通りすがりの人のアテンションを高めたり、検索エンジンにも引っかかりやすくなり重要ですが、逆にタイトルと本文の内容が違いすぎたり、中身が薄っぺらだったりすると、文章解析能力が高度になってきた検索エンジンの巡回ロボットには「このサイト問題あり」と烙印を押されてしまいそうです。
 
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