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歳を取って怒りっぽくなるのはやむを得まいとは言え、それを知った上でできるだけ腹が立っても押さえ込む術を知っているのはやはり歳を重ねて経験から知るものです。

老人ぼやき漫才のごとく、まぁみなさん聞いておくなはれ。先日クルマの修理においてこういうことがありました。

本来なら頭にくるようなことではないのですが、やはり歳を取って頭が硬くなり、自分の思うようにいかないとついカッカしてくるものです。お許しください。

9ヶ月前に中古で買ったマイカーを運転中、暑くなったのでエアコンのスイッチを入れても涼しい風が出てこなくなり、通常ならACスイッチを入れるとカチッと音がしてコンプレッサーが回る音がするところそれがないので、故障はたぶんそのあたりだろうと判断しました。

ディーラーのサービス工場で故障の原因を特定してもらい(およそ1時間とディーラーの人が言っていた)、その後に部品等を揃えてからの修理になるだろうと考え、まずそのチェックをしてもらうためにクルマを買ったディーラのサービスに予約の電話をしました。

そうすると「今は混んでいて修理は2週間ほどあとになる」「チェックするのも今日とか明日は無理」と、チェックするのも面倒と言わんばかりの後ろ向きというか、嫌そうな応対でまず頭にきました。

ま、予定が詰まって忙しかったのでしょう。働き方改革が叫ばれる中、予定外の緊急修理はできるだけ受けたくないというのもわかります。

でもこちらも、早く故障箇所のチェックだけでもしてもらい、もし簡単に直せるような故障であれば暑くなる前に修理を終えたいと考えています。

通常、エアコンから冷風が出ないのは、

1)冷媒ガスが抜けている(漏れている)
2)プレッシャースイッチが故障
3)エアコン基板の故障
4)ヒューズ切れ
5)コンプレッサーの故障
6)コンプレッサーベルトの緩みや破損

辺りというのは自分でもわかります。

そのうち、2)4)6)であれば15分もあれば修理は可能ですし、1)も漏れの原因と場所によりますが、通常よく起きるシールの交換+ガス補充であれば30分もかからない作業です。

それなのにチェックするだけでも、すぐには対応してくれないというのは、どうなのよ~。中古車とはいえ、そのお店で買ってまだ1年も経っていないクルマなんですよー。

エアコンが効かないとなにが困るかというと、昼間はエアコンがないと暑いし、雨が降ってくれば曇り止めが効かなくなって危険この上なしです。

で、どうしたかと言うと、頭にきたけど仕方ないので、とりあえずいつだったらチェックしてもらえるのか聞いておき、一度電話を切り、同じクルマを扱っている別のディーラー(運営会社も別)へ電話しました。都会なので、近くに違った会社が経営する複数のディーラーがあります。

どうです、怒りを表に出さず、大人の対応でしょ?

すると、2番目のディーラのサービスが言うには「10日間ほど預からせてください」と。

上記にも書きましたが、最初のサービスマンが言うには「原因特定には1時間もあれば」というのに、こちらでは有無を言わせず、一気に修理までやってしまおうという魂胆なのか、10日間預かるってどうなのよ?

かなり頭にきました。明らかに他店舗で買った中古車など「やりたくない」と言っているようなものですから。いかんいかん、怒らず冷静に、、、

ちなみに「なぜ買った店とは違う他店舗に修理を依頼」するかと言うと、購入時にそのクルマのメーカーの1年保証(自然故障の修理は無料)に加入していて、そのメーカー保証は全国どこのディーラでも有効となっているのです。

なので依頼されたディーラーでは他店舗で買ったからと言って修理依頼を断れないし、修理代金はメーカーからちゃんと補填されるので損害はありません(人情的に自分の店で買ってくれた顧客を優先するとかはあるでしょうけど)。

10日も預けるって、まったく問題外なので、別の会社が運営する3社目のディーラに電話してみました。これでダメだったら当分雨の日や遠出はできないが仕方ないなと。

すると、「明日でもいいですよ、とりあえず様子を見てみましょう」と神対応(笑)

さっそく時間の予約をして、サービスへ入庫して30分ほどで、「チェックしてみたところプレッシャースイッチが入らないので、それを交換したら一応冷気が出るようになりました」と。

「一応」と言うのは、「とりあえずは元通りに冷気は出ますが、コンプレッサーの動作がちょっと不安定なので、そちらも部品を取り寄せておきますから後日に交換しましょう」と提案してくれました。

もちろんそれでまったく不満はありません。いくら部品交換してもらっても保証期間中なので費用はかかりません。どうせなら古い部品はどんどんと交換して欲しいぐらいです(笑)。

2週間ほどあとにコンプレッサー交換をおこなう予約を入れて、とりあえずの修理は1時間ほどですべて終了。これでなくっちゃね、、、

もし1社目にそのまま依頼をしていたら、2週間はエアコンが使えず我慢せざるを得なかったし、2社目だと10日間預けっぱなしでクルマが使えません。

こういう1社目とか2社目の対応ってちょっと私には考えられません。ユーザーの都合は一切考えず、自分たちの都合だけで決めているのでしょう。

手一杯なので客の都合なんか考えられるか!というのも一部理解できますけど、、、本当に客商売でそれでいいの?って他人事ながら心配になります。

これもやっぱり過剰サービス気味な昭和時代を過ごしてきた老人のわがままでしょうかね、、、

1社目と2社目で怒りをグッと内に抑え込みましたので、それを発散するため、ここに書かずにはいられませんでした。


【関連リンク】
1153 気になる自動車運転マナー
1081 高齢ドライバに対する偏見と規制
864 衝突安全性テストについて
863 マイカーを軽自動車に買い換え
661 乗用車の平均車齢と平均使用年数



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心に雹の降りしきる (双葉文庫) 香納諒一

2011年刊、2014年文庫刊のハードボイルドタッチの警察ミステリー小説です。この作家さんの本を読むのはこれが初めてです。

作家デビューは28年前の1990年で、現在55歳、ハードボイルド系の警察小説がお得意の分野と言うことです。

主人公は県警の刑事で、7年前に行方不明となった幼児の事件を担当しましたが未解決のままで、しかも金持ちの被害者家族から情報提供の懸賞金を奪う目的で、偽情報を使うなど、悪事にも手を染め、現在もそれを気に病んでいます。

行方不明の幼児が着ていた服と似た服がフリーマーケットで見つかったという父親からの通報で、それを見つけた探偵に会いますが、その後その探偵は「こんな偶然があるのか」という言葉を残して殺害されてしまいます。

その後、県知事の汚職や、暴力団組織の暗躍など多くの事件が起き、次々と関係者が殺されていき、途中で誰が誰だかよくわからなかったりしてややこしい限りです。

ハードボイルドタッチと言っても、時には懸賞金詐欺にも応じる弱い性格の刑事で、人間味があると言えばそういうことになります。

舞台は地方都市ですが、地方でこれだけ関連した殺人事件が次々起きれば、日本中を揺るがす大事件となりそうで、ちょっと違和感があります。

ネタバレになっちゃいますが、最後には誰もがあきらめていた行方不明の少女が無事救い出される展開にちょっとホッとします。

★☆☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

人のセックスを笑うな (河出文庫) 山崎ナオコーラ

2004年に作家としてデビューしたときの最初の小説です。この作品でいきなり芥川賞の候補にあがりましたが、残念ながらデビュー1作目での受賞とはならず、その後も作品が4回芥川賞候補となりながら、いずれも落選中です。

ナオコーラとはユニークなペンネームですが、単に本名の直子に好きなコーラをくっつけただけというシンプルでかつ書店に並ぶと目立ちやすいネーミングです。山崎直子じゃ、若い人向けにPRするには地味すぎますものね。

2008年には井口奈己監督で映画化されました。主演は松山ケンイチ、永作博美です。主人公は小説の設定では19歳ですが、松山ケンイチは当時23歳ですから、そう無理はなかったのでしょうね。

主人公の男性は19歳の絵画の専門学校の学生、ヒロインは既婚で39歳、その専門学校の教師で売れない画家という年の差がある恋愛小説です。

ま、題名が売れる要素を持っていて、中身はというと、、、ちょっと甘く切ない夢見る乙女の想像を文字にしてみたらこんなのができましたって感じかな。

いや決してつまらなくはないですよ。それなりに楽しめましたが、心に残るような話しかって言えば、携帯小説のように暇つぶしに読んですっとそのまま通り過ぎていくような小説でした。

★☆☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

人類資金7 (講談社文庫) 福井晴敏

たいへん長い小説で、2013年から書き下ろしで順次発刊されてきましたが、その最終巻(第7巻)です。2年前の2016年に一気に1~6巻まで読みましたが、最後の7巻だけ手に入れるのが遅れてしまいました。

2月前半の読書と感想、書評 2016/2/17(水)
「人類資金 (講談社文庫) 1・2・3・4・5・6巻 福井晴敏」

1~6巻は200ページ程度の薄い文庫でしたが、この7巻だけはそれまでの3冊分以上の700ページを超えるやたらと分厚い文庫です。

また2013年には、阪本順治監督、佐藤浩市主演で映画も制作されていて、これで全巻読んだことでもあるので、機会があれば作品も見たいと思っています。

戦後すぐから噂が多くあったM資金をめぐる話しですが、何度も出ては消え、消えてはまた蘇るを繰り返してきました。

曰く、「フィリピンを占領したときに財宝を集めて日本へ送り隠されている」「フィリピンを奪還したアメリカのマッカーサー司令官が躍起になって探したが見つからなかった」「戦後の復興にこのM資金が密かに使われた」などなど。

この小説では、そのM資金を管理、運用する日本とアメリカの財団が、それぞれの思惑と、そろそろ表に出して人類に役立てようとする日本人と、それを阻止するアメリカ人、M資金詐欺を糧としている詐欺師、遠巻きに財産を保護する防衛省、裏の世界に通ずる日本最大の暴力団組織などが入り乱れての欺し合い、裏切り、血縁、清算、投資など多くの要素がぶち込まれています。

最終的にはこのM資金はタイトルにあるように、人類のために使われるべきとして、まずはアジアの最貧国と言われている国の通信インフラの構築と国民ひとりひとりが世界とつながるためのタブレットを配布するなどに使われることになります。

そうした壮大な物語で、読み終わった後には、ふぅと、大きなため息をつくことになります。

★★★

著者別読書感想(福井晴敏)

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

噂 (新潮文庫) 荻原浩

2001年刊、2006年に文庫化された、1997年にデビューした著者の比較的初期の頃の作品です。

年齢が同年代と言うこともあり、作風が気に入り、好きな作家さんで、「オロロ畑でつかまえて」の頃から文庫化された小説はほとんど読んでいますが、この作品は漏れていました。

著者の作品には「なかよし小鳩組」などコミカルな作品も多いのですが、逆に若年性アルツハイマーを描いた「明日の記憶」などシリアスな小説も多くあります。

この小説は、売らんがために創出したクチコミで顧客の商品を売りたい広告会社の社員と、猟奇殺人を追う刑事が主人公のシリアスな小説です。

この本が書かれた当時は、まだネットの普及もそれほどではなく、ようやく携帯電話が高校生にも普及してきた時代ですが、いまのネット社会に普通にあるクチコミの拡散手法や欺瞞的なステルス・マーケティングのような話題がバンバン出てきて、先を見る目があるので驚きです。

10年ぐらい前に書かれた犯罪小説を読むと、どうしても内容に古さを感じてしまいますが、この小説ではそれが感じられず、よく考えられた小説です。

★★★

著者別読書感想(荻原浩)

【関連リンク】
 5月前半の読書 この国の冷たさの正体 一億総「自己責任」時代を生き抜く、月の扉、時計じかけのオレンジ、光媒の花
 4月後半の読書 夜明け前の死、わが心のジェニファー、ラブレス、できる人という幻想 4つの強迫観念を乗り越える
 4月前半の読書 土漠の花、限界集落株式会社、明烏―落語小説傑作集、懐かしい日々の想い

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江戸時代までは米が貨幣価値をもっていたぐらいに貴重で全国的に平準化されたものでしたが、昨今は食の多様化とロカボ(糖質制限)の流行もあり、米の生産には逆風が吹き続けています。

米の生産量推移グラフ(pdf)(出典:厚生労働省、米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針)


米の生産量は、昭和35年(1960年)に12,858千トンあり、過去最高は昭和42年(1967年)の14,453千トンだったのが、その後の需要減少や減反政策などもあり、平成28年(2016年)は8,550千トンへ3割以上減少しています。

昭和37年(1962年)には、日本人ひとりあたり年間118kg(1日323g、約2合)の米を食べていましたが、平成28年(2016年)は54kg(1日148g、約1合)と、半分にまで落ちています(農林水産省調査)。

生産量が3割減なのに消費量は半減っておかしくない?って思いましたが、ひとりあたりにすると人口の差に影響されるのと、生産される米は直接主食として消費される以外に、畜産業の飼料として、また加工食品などにも使われていますので、たぶんそのせいかなと。

朝昼晩と米食が基本だった一般的な昭和の一般家庭からすれば、現在は、朝はトーストなどパン類、昼はラーメンやうどんなど麺類、そして夕食だけ米食というパターンを思い浮かべます(我が家の場合を例にしています)。

その夕食で食べていた米食も、政府が主導するメタボを成人の絶対悪と決めつけて、また細ければモテるし健康的、デブはモテないし病気がち的なイメージを作ってきたマスメディアの扇動もあり、国民がみなダイエットを刷り込まれ、そのひとつの方法として、米を敵視する糖質制限や炭水化物敵視という流れができています。

私も安直にその流行に乗ってみて、2011年頃から取り入れた糖質制限は、朝食のトースト、ランチの米食中心のお弁当は変えず、夕食に食べていたご飯を徐々に減らし、現在は夕食には基本は米を食べないという生活になっています(夕食がお寿司やカレーライスなどの時は普通に食べてます)。

糖質ダイエットについての備忘録その1 2013/10/26(土)

糖質ダイエットについての備忘録その2 2013/10/30(水)

その後の糖質制限ダイエット効果 2016/2/24(水)

フルーツと糖質制限 2017/11/22(水)

経験してみてわかったのは、食べる量やカロリーを減らすより、炭水化物(米や小麦)を減らした方が楽に続けられそして確実に痩せます。

おそらくですが、劇的なダイエット効果を派手にテレビで宣伝する某ダイエット会社も、運動や食事制限よりもまず基本はそうした炭水化物制限の手法を用いているのではないかと思われます。

そうした逆境にある日本の米ですが、将来的には世界的に食糧不足と言われているので、輸出に光明を見いだせばとよく言われています。

しかし日本の米=ジャポニカ米は中国やベトナムあたりの東アジアではともかく、東南アジア、アフリカ、欧米ではまったく好まれません。

世界の米の約85%はインディカ米と言われる細長いパサパサした米が主流で、もし日本が世界に向けてお米を輸出したいと考えるなら、需要の多いインディカ米を作るか、ジャポニカ米を食べてもらえるように各国の食文化を変えていくしかありません。

冷夏と長雨に祟られて米の大不作に陥った1993年には、スーパーから国産米が売り切れてなくなってしまい、タイ米(インディカ米)が緊急輸入されましたが、まったく見向きもされませんでした。

チャーハン、カレーライス、パエリアなどには向いているのですけど、通常の和食には合いませんし、まず慣れていない日本人の口には合いません。

それと逆のことを考えると、ヨーロッパやアメリカ、アフリカへ日本の米(ジャポニカ米)を持って行くだけでは売れないでしょう。

それに日本の米は、規制と利権と農協のせいで、世界的に見て異常なぐらい高価ですから、貧しい食糧不足の国へ持って行っても無料で配らない限り腐らせてしまうだけになってしまいそうです。

ちょっと面白いのが「米穀安定供給確保支援機構の調べによると、2016年度の1人当たりの月間コメ消費量は4663グラムだった。前年度に比べて6%増えた。調査開始以来、増加は初めて。実質賃金が伸び悩むなか、支出を抑えるために家庭で食べる量が増えたとみられる。」という記事がありました。

その昔、池田勇人(当時大蔵・通産大臣)が当時まだ高価だった白米ではなく「貧乏人は麦を食え」と言い放ちましたが、現代では米を「支出を抑えるために家庭で米を食べる」ということで、「貧乏人は(より高価な外食や、また肉や野菜より)米を食え」ということなのですね。

いずれにしても今後の日本の米作りは、野菜やフルーツと同様に、高級ブランド化戦略か、あるいは飼料や加工品向けの大量生産・低価格品の二極化していくのではないでしょうか。

私も東北旅行したときに食べるお米の美味しさに感動を覚えますし、農家が出荷するのとは別に自宅で食べる用に無農薬や減農薬で大事に作られた安全な米も食べるとその違いに驚かされます。

それでも、韓国に流出したイチゴの品種同様、今後は稲の品種も東南アジアに流出し、コシヒカリが中国やベトナム等で作られたり、広大な農地で効率良く大量生産される低価格米には太刀打ちできず、この先中・長期的に見ると高コストな日本の米作りは苦境に陥りそうです。

そんな中、利権と規制、補助金などにまみれた日本の米作りが、今後どこかで大きく転換していくような気がしますが、小売業のアマゾンみたいな破壊者が現れるのはさていつのことでしょう。

【関連リンク】
1039 減り続ける米需要

981 大きく変化していく農業従事者

923 ハイブリッド型植物工場は異常気象の野菜急騰を防げるか

747 農家の知恵はいまの熱中症を予防する

725 農業の大規模化と零細な起業

437 日本は世界第5位の農業大国という事実


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1228
時々発症する呆け老人の戯れ言、ぼやきととっていただいてもいいのですが、スマホの画面デザインについて書いておきます。

日本の工業デザインは、モノ作り大国を象徴するかのように1980年代から2000年頃までは頂点を極めてきましたが、最近はどうも日本の優れたデザインの製品を見ることが少なくなってきました。

1970年代から80年代にかけて、ウォークマン、ラジカセなどを代表に家電製品から、80年代から90年代には自動車や鉄道のスタイリングでも日本は世界をリードしてきたと言っても差し支えありませんでした。

80年代以降は建築設計分野でも多くの実績を残してきましたが、2000年代以降はどうもパッとしません。

その理由は明らかで、若い頃に必死に欧米からデザインを吸収し、日本独自に進化させてきた団塊世代の引退により、その後継が育っていないというか、細かな分業体制が常識となり、工業デザインをちゃんと見て評価できる人がいなくなったことによる影響でしょう。

今や工業製品のデザインでは欧米はもとより、アジア諸国のほうがずっと勝っているというのが実感です。

建築物を見ても、先進国はもとより、新興国の中国や台湾、マレーシア、シンガポール、中東などにできた高層ビルのほうが日本の相変わらず無骨一辺倒の建築物よりずっと美しく芸術性があるように思えます(設計者は海外の人ってのは多いですが)。

日本の企業はそうした新興国のビルのエレベーターや、高品質な外壁タイルを提供することはあっても、芸術的な建物全体を日本人が設計、デザインしたものはそう多くはありませんし、特に若い新進気鋭のデザイナーがその分野で活躍しているという話しは聞いたことがありません。

人口減と製造業の海外移転で、国内でのモノづくりが低調になってきたことが、それにまつわるデザイン分野でも有能な人が出てこないのが原因でもあるでしょう。今後も日本で製造業や建設業が有望な職場ではなくなってきつつあり、それに付随する工業デザイナーの採用や育成もシュリンクしていきそうです。

そして、これからますます必要となるWEB系デザイナーやスマホアプリデザイナーなども有能なデザイナーが集まっているのか?というと、それもどうも怪しそうです。

なにも高いうえにプライドばかり高い日本人デザイナーを使わなくとも、海外のデザイナーに外注すれば安く上がりますし、そこにお金をかけようとする動機が薄そうです。

したがって日本人でその道を目指しても高収入が約束されるわけではなく、逆に外国の外注先と比べられてますます待遇は悪くなるのと比例してその質も落ちてきているのかと思われます。

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

いま使っているスマホの万歩計アプリは2種類あり、その2種類ともそのデザインに致命的な欠陥があり、どうしてこのような不親切なデザインにするかなぁと思わずにいられません。



こちらは、スマホを左手で持って歩く(利き腕が右なので通常左手に持つ)と、ちょうど親指が触れる場所にカウント停止ボタンがついています。そのせいで持ち歩いているときに何度も知らないうちに機能が停止していました。

この万歩計アプリでは歩数だけでなく、地図が見られるようになっているので、ウォーキング中は歩行中にポケットに入れて使うと言うより、手に持って使うことが多いと考えられます。

そして手に持っていると、知らず知らずに機能(カウント)が停止されることになります。ホントになにを考えているのか(たぶんなにも考えていない)アホなデザインとしか言い様がありません。

二つ目の歩数計アプリも困ったデザインがあります。



こちらのアプリでは、仮想コースを選択すれば、それまでに歩いた歩数を積み上げて、東海道や日本列島横断などを設定ができる機能がついています。

その仮想コースの画面に時々切り替え、「今どのあたりまで歩いたかな」と確認した後、元の歩数カウント画面に戻るのが普通の使い方です。

そして仮想コースの進捗をみたあと、画面を切り替えて元に戻ろうとする時、真ん中の一番目立つ場所にある赤いボタンを押しそうになります。

その大きくて目立つ赤いボタンを押すと、それまでの苦労がすべて水の泡と消える、仮想コース中断ボタンというアホな仕様となっているわけです。このデザイン作ったヤツ、絶対に職を変えた方がいいぞ。

スマホアプリのデザイナーがこのようなアホばかりとは思いませんが、たまたまよく使う二つのスマホアプリが揃ってこんなお馬鹿なUIデザインということを考えると、スマホアプリデザイン業界は相当お馬鹿が集まってきているのだろうことが容易に想像できます。

日本の製造業が華かだった頃、トヨタが始めた「KAIZEN」運動は、世界中で真似をされてきましたが、日本国内ではすでに死語となりつつあり、ユーザーや使い勝手のことはなにも考えずにデザインし、その後、実際に使っているユーザーの意見などを聞くなど面倒なことは絶対にせず、改善もされないまま放置され、やがて消えていくという、そういう時代にいまはなっているようです。

そう言えば、歯ブラシ置き場のフタが堅くて開けられない洗面台(鏡台)、濡れた手では滑る上に堅くて絶対に開けられないシャンプーの詰め替え用パック、開封の切り目がついてない食品やお菓子のパックなど、日常生活で出会う困ったちゃんはいくらでもありますね。


【関連リンク】
1119 格安スマホMVNOへ変更後1年 その1
1027 格安スマホ(MVNO)に替えた
976 金で買える?グッドデザイン賞
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今回はかなり個人的な日記というか自分のための備忘録ですので、住宅ローンとかに興味がない人は読むだけ無駄ですのであしからず。

1992年(平成4年)に購入した新築1戸建ての住宅ローンがようやく残り20ヶ月となりました。いや~長かったです。

本来なら、2017年の定年前、59歳ですべて終える予定の25年ローンでしたが、途中でちょっとしたつまづきがあり、銀行と交渉して月々の支払い額を減らす代わりに、ローン期間を3年間延長することにしたので、結局28年ローンという長丁場になってしまいました。

長期間の住宅ローンの怖いところは、それ(途中のつまづき)なんですよね。

会社の業績も順調、個人的にも役職がついて順調に仕事をしている頃の30代半ば頃に、子供も大きくなるのを契機に住宅ローンを組んでマイホームを買うケースが多いのではないかと思います。

その数年、十数年後に、会社が傾いて居づらくなったり、あるいは仕事で大きな失敗をして閑職や地方に回されたり、はたまた、会社がどこかの会社に吸収されて大幅な人員整理になってしまったり、よかれと思って自ら転職したものの、転職先でうまくいかないケースだって考えられます。

その他にも、自分や家族が予期しない大きな病気や怪我で仕事が続けられなくなったり、続けられても仕事が変わって収入が大幅ダウンしたり、高齢の親の介護で仕事を辞めざるを得なかったりして、ローンどころか毎月の生活費に事欠くケースも出てきます。

よくマスメディアに出てくるのは、そうした住宅ローンが払えず、せっかく買った家を売却したり競売にかけるものの、住宅ローンの残額には及ばず、結果的に家を失ってさらに多額の借金だけが残るというようなケース。

私の場合、そういう最悪のケースはどうにか免れそうですが、経験上言えば、住宅ローンを背負ったままで、転職や起業と言ったリスクを負うのは避けた方がよいと思います。もちろん動かないリスクもありますが、雇用に関しては動くリスクよりはずっと小さいというのが個人的な見解です。

そして住宅ローンを借りる場合でも、60歳を超える期間のローンを設定するのはとても危険で、できれば50代半ばぐらいまでに終えられる期間で契約をするのが理想です。

現在の平均年収を見ると40代後半頃が収入のピークで、50代になると下がってしまうケースが多く見られます。それが怖いのです。

最近は晩婚化もあり、子供はある程度年齢がいってからできるというケースが多くなっています。子供にかかる教育費のピークは、高校や大学へ行く頃となります。つまり生まれてから15~22年後です。

例えば主たる収入を稼いでいる人が35歳で子供を得た場合、すでに年収が落ちてきている50代で教育費のピークがやってきます。これは想像以上にキツイものがあります。

最近では35年ローンなんてのが普通にPRされていますが、30歳で借りても終わるのが65歳、35歳なら70歳までかかります。10年先でもなかなか想像できないのに、30年先なんて誰も想像ができないことが起きるものですから、これほどのリスクはないでしょう。

それは私がまさにそうでしたが、返済期間中にもしなにか起きた時、支払いの猶予や、毎月の支払額の変更で、当面のあいだ、なんとかしのげるようにとリスクを織り込んでおくことが重要なのです。

中には親子ローンで、60歳以降は子供に負担してもらうと考える人もいますが、その子供だって、20数年後に、健康で、勤務先の業績が良く、それなりの収入があり、家から通勤できる希望する勤務地(海外勤務とか最近は多い)でと、重いローンを肩代わりしてくれる条件がすべて整っていると考えるのは無理があります。

また子供のライフスタイルが親とはまったく違うものとなっているケースもあり、親がローンを肩代わりしてもらって同居を望んでも、そんな古くて通勤に不便な家には住みたくないと離れてしまうことだってあります。

さらに、頼るべきの子供が病気になって家に引きこもってしまい、一家の収入は親の年金頼みなんて家族も今は珍しくなくなってきました。

結局は、現役時代に手取り年収の20%~25%以内で、56歳ぐらいまでに完済ができる住宅ローンでなければ住宅ローンで家を買うのはリスクが高いと言わざるを得ません。

私が借りた時代には普通だった金利5%以上とかだと、なかなかそのような条件で借りるのは難しいですが、今の3%を切る金利だと割と借りやすそうです。

単純計算しても、3000万円を6%の金利で借りた場合と3%の金利で借りた場合、25年の均等返済で返済総額は1500万円違ってきます。月々の返済額は5万1千円違います。

翻って考えると、我々世代(現在60代)は、今から考えるとそんな無茶苦茶な高金利で長期ローンを組んでいたわけです。

あとは頭金をどれだけ支払えるかによって、リスクはかなり減らせられます。頭金を多く積めば積んでおくほど、途中で万が一最悪のことが起きても、住宅を売却した費用でローン残額を精算できる可能性が高くなります。

「頭金は少なくして、その分定期的に繰り上げ返済をおこなう方が総支払額は減る」というような話もありますが、手元にある余裕資金はついつい理由をこねて使ってしまったり、日常に流されて早めの繰り上げ返済をおこなわなかったりと、よほどしっかり者でないとあまりお勧めしません。

特に住宅ローンの支払時期と、子供の教育費の負担時期は必ず重なるので、重い出費が連続してやってきます。

つい余裕資金があると、「クルマを買い換えるか~」とか「学校は早めに私立のほうが良さそう」とか気が大きくなるのが人情です。

それぐらいなら、無駄遣いができないように、ギリギリの貯金だけを残し、余裕資金はできるだけ住宅購入の頭金に回し、自分、家族を追い込んでおくほうが良いのではないかと思っています。

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

私の場合、今の新築一戸建てを買う前は、中古のマンションに住んでいて、すでにバブル時期は終わっていましたが、その中古マンションが購入した金額を上回る価格で売却できたため、住宅ローンの残額を差し引いても結構残り、その売却益を一戸建て購入の頭金として使うことができました。

もしその中古のマンションの売却益がなければ、今の一戸建てはとても購入できず、資金面はとてもラッキーでした。

そして財形貯蓄など天引きの預金か、何かハッキリした目標がないと、余裕資金を増やし、繰り上げ返済に使うというのが実際にどれほど難しいことか身をもって知りました。

住宅ローンで今から思えば悔しいのは、その時は、その後またインフレになるかもと考え、今から考えると割高な固定金利を選びました。ローンを組む直前は金利8.5%とかしていましたので、またそうした高率に戻るかもと考えたのです。

下記は住宅ローンの変動金利の推移ですが、赤点線のところ1992年、変動金利5.7%のところで、それよりも高い固定金利で長期の契約をしました。



結果的には「失われた20年」とも言われるデフレが長く続き、契約した3年後、1995年以降は3%を下回る超低金利状態がずっと続くことになります。

途中で銀行と固定金利利率の交渉をして、利率を少し下げてもらいましたが、基本的には契約した当時の金利を引きずったまま、高い利率で住宅ローンを支払い続けることになりました(まだ終わってません)。

そういう意味では、結果論ですが、1995年以降に住宅ローンを組んで家を買った人は恵まれています。

ちなみに、私が1992年に組んだ25年の固定金利のローン(6.66%)は、支払総額は借りた金額の倍以上で1億円を越えていました(今考えると正気の沙汰ではない)。

同額をいまの固定金利(2%)で借りたとしたら25年間の支払総額は6300万円となり、その差はなんと3900万円です。利子でもう一軒、家が買えそうです。

若い人は「今の高齢者ばかりが恵まれている」「若い労働者の所得が上がらず損している」とか言いますが、今の中高年者は家を買うときに現在の2~3倍もの金利を負担して住宅ローンを支払っていたと考えると、結果論ですが「これから家を買おうとする人は極めて低い金利でローンが組めてラッキーだなぁ」とも言えます。


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