リストラ天国 ~失業・解雇から身を守りましょう~
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リストラ天国の各データや日記で書いたことはいつ読んでもかまわない「長~く使える情報」を溜めていくことを大きなテーマに据えていて、いわゆる瞬間的に読まれてすぐに用を足さなくなるニュース系の情報を提供するものとは一線を画してきました。
それはつまりタイムリーなフロー型ではなく、社会に根深い問題や、それに対する自分の意見や感想などで、ストック型の情報を残していこうと心掛けています。
公開と同時に多くの方に読んでもらおうとするのではなく、検索していたら出てきたという内容として意識しています。
そこで、過去のリス天日記の記事の中で、「検索して読みに来てもらっている記事はなんだろう?」ってふと思い、過去数ヶ月間のあいだに、リス天日記にたどりついた検索ワードを調べてみました。
そうすると意外と多かったのが、「洗面台+diy+交換」「洗面台+交換+自分で」「洗面化粧台+diy」など、洗面台、洗面化粧台関連の検索ワードが上位を占めて最多でした。
その記事はこちら
洗面化粧台をDIYで交換 その1準備編
洗面化粧台をDIYで交換 その2工事編
Googleで検索してみると「洗面台 diy 交換」で3番目、「洗面台 交換 自分で」で8番目、「洗面化粧台 diy」でも8番目、「洗面台交換方法」で9番目で、いずれもSEO(検索エンジン最適化)としては上位にランクに位置しています。
そしてGoogle検索結果画面には検索ワードに関連する写真が上の目立つところに出てきますが、その中には私の日記で使った洗面台交換の写真がよく出てきています。これが効いているのかも知れません。
この日記を書いたときは、洗面台のDIYって多少時代が変わってもそのやり方に影響は受けず、ストック型の記事として長く活用してもらえそうと思っていましたが、すでに3年経過しても検索結果の中では一番よく読まれていることに驚きました。少しでも多くの方に役立っていれば嬉しい限りです。
ならば同様なストック型記事として書いたつもりの、今年1月に実施した「浴室のリフォーム、業者選定、工事手順」を書いた記事や、一昨年に実施した「BSアンテナ工事」の記事はどうかな?と思って検索ワードを調べてみましたが、そちらの検索はほとんどありませんでした。思惑が大きく外れてありゃりゃです。
(1)ユニットバスへのリフォーム道険し
(2)続:浴室のユニットバスへのリフォーム前編
(3)続:浴室のユニットバスへのリフォーム後編
(4)浴室のユニットバス化リフォーム工事完了
(1)我が家のテレビ視聴環境改善 準備編その1
(2)我が家のテレビ視聴環境改善 準備編その2
(3)我が家のテレビ視聴環境改善 工事編
その他でよく使われている流入検索ワードでは、「車で行く京都」「京都+車+観光」などで、2年前の日記ですが、Googleでそれぞれ1位と2位を獲得できています。見られた方、参考にしていただけたでしょうか?役立ったか、それとも役に立たなかったか、実際に行った方に教えてもらえると参考になるのですが、、、
クルマで行く京都観光お勧めコース その1
クルマで行く京都観光お勧めコース その2
ユニークなのは「スペンサー+パーカー」での検索ワードがしばしば使われていて、Google検索では12位にありました。書籍の中ではロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズについてよく書いているせいでしょう。
スペンサーシリーズの読み方(初級者編)
ロバート・B・パーカー「スペンサーシリーズ」全巻まとめ
あと、流入元のサイトでは、「不登校、引きこもりからの総合支援教育・CARPE・FIDEM」に貼っていただいているリンクからのものが結構あります。
元々はそこのサイトに書かれていた内容を一方的に引用し、紹介した記事だったのですが、その後、そのサイト内で当リス天日記の内容についても少し触れていただき、リンクも貼っていただきました。感謝です。
その記事というのは、
「引きこもりが長期化する前にすべきこと 2013/3/9(土)」
そして、このリストラ天国日記やメインサイトの本来の目的だったハズの「リストラ」や「再就職」関係ではどういう検索ワードでやってこられるのか言えば「○○(企業名)+リストラ」とか「履歴書+虚偽記載」、「○○(企業名)+倒産」という検索ワードで来訪された方が散見されます。しかし悲しいことにあまりそれらの件数は思っていたほど多くはありません。
これらの雇用・労働問題も法律が変わればともかく、ある程度は陳腐化しないような、話題をできるだけ提供してきたつもりですが、タイムリーな人気ワードがなく、なかなか検索ワードで上位に入ってきません。これはちょっと反省材料です。
2014年4月1日から、7月31日までの4ヶ月間で、当ブログへ入ってくるのによく使われた検索フレーズのTOP30は下記の通りです。
ちなみに2002年~2003年頃には、長いあいだGoogleでもYahoo!でもぶっちぎりの検索順位1位を獲得していた「リストラ」ひと文字の検索結果は、現在39位と当時の勢いはなく見る影もありません。
ま、すっかりこのサイトの目的が変わってしまったのと、検索アルゴリズムなどが単純ではなく複雑になり、素人のSEO対策では追っつかなくなってきたのでしょう。
(※検索時期によって順位は常に変動しています)
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特に都市部においては「水を飲む」と言った場合の「水」はボトルに入った「ミネラルウォーター」や浄水器を通した水を指すことが多く、いつの間にか飲み水は蛇口をひねると出てくる水道水のことではなくなってしまいました。私の家でも、万が一の災害で長く水道が使えなくなった場合に備え、ずっと昔からミネラルウォーターを箱で購入し常備しています。それらの水は期限があるので、古いものからもっぱらコーヒーやお茶を煎れるときに使い、随時新しい水を補充しています。
また仕事中やスポーツのあとにも、ミネラルウォーター買ってを飲むことが多く、昭和の時代のように水道水をそのままガブガブ飲むことは滅多にありません。これは30年ほど前に大阪に住んでいた時、水道水があまりにもまずかったことから、次第に水道水はまずいという記憶と先入観が頭に刷り込まれ、大阪から転居したあともそれにしたがった行動をとっています。
昔から「水と空気はタダで手に入る」と言われてきました。
「え?空気はともかく、水は有料なのでは?」という人はおそらく昭和40年代以降の生まれではないかと思いますが、私が子供の頃(昭和30年代)には、どこにでも井戸があり、もちろん飲み水としても使えましたが、それはすべて無料でした。
そして次は空気の有料化です。
「空気が有料になってきた」言うとまだ抵抗がある人も多いと思いますが、中国から流れてくる黄砂やPM2.5、昭和期に数多く植えられたスギやヒノキの花粉、毎年訪れるインフルエンザの流行、嫌煙権などの影響などもあり、綺麗な空気もお金を出して買う時代がすでにやってきています。
住宅街でも近くに小中学校があると、そこのグラウンドから飛来する砂や、国道や高速道路のような幹線があれば風向きによってはホコリや煤塵が開け放った窓から侵入してきます。
あるいは遠くにあっても工場やごみ焼却場、火葬場などの高い煙突から出る煤が、今はかなり改善されてきているとは言え、やはり半日も窓を開けていると、部屋の中はうっすらとチリとほこりが積もることは珍しいことではありません。
部屋の掃除が好きではない家族が住む我が家も、ふと気がつくと、すでに4台の空気清浄機が常時動いていますが、さらにもう一台買う予定があります。
空気清浄機のなにがいいと言うと、もちろん部屋に入ってくるホコリや花粉を集めてとってくれたり、部屋の中のじゅうたんや布団などからでる細かなほこりやニオイまで吸収してくれて、スッキリ透明感のある状態に保ってくれることが一番のメリットですが、使ってみてから知ったのですが、それ以外にも役立ってくれます。
それは、都会の家ではしばらく拭き掃除をせずにいると部屋の中のオーディオやテレビやテーブルの上に、うっすらとホコリが積もるのが普通ですが、そのホコリのたまる量が格段に減ってきます。つまり部屋のあちこちに積もるはずだったホコリを吸い取ってくれているのですね。これで掃除する手間がだいぶんと省けますし、PCや家電など精密機械の中に入り込むホコリが減れば故障の可能性を減らしてくれそうです。
その家庭用の空気清浄機には大きく分けて2つのタイプがあります。
それはファン式空気清浄機と、かつて流行ったイオン式空気清浄機です。それとファン式には付加機能として加湿機能や除湿機能がつくものもあります。
先に言っておくと、現在はファン式の空気清浄機が主流で、かつて一世を風靡したものの、その後宣伝されていたような効果はないと不当表示で広告の排除命令が出されたイオン式空気清浄機は現在は一部が細々と生き残っている状態です。
ファン式空気清浄機の付加機能としてイオン発生器を付けたものは多くありますが、ファンのないイオン式空気清浄機というのは、家庭用では通販で細々と売られているのと、あとは自動車用に少しあるぐらいです。
なので、2つのタイプと書きましたが、実質的に空気清浄機と言えばファン式空気清浄機だけと思っていいでしょう。
で、我が家にある空気清浄機はと言うと、
1)ダイキン製空気清浄機 TCK55M
2)シャープ製加湿機能付き空気清浄機 KC-B50
3)パナソニック製空気清浄機 F-PXD50-W
4)ヤーマン イオニック空気清浄機 Ionicpro TURBO STA-98
の4つが稼働中です。見事にメーカーバラバラです。
特徴の光速ストリーマとは「イオンをつくるためのプラズマ放電技術の名称」のことで、ファン式空気清浄機でイオンを発生させて、さらに細菌を分解するというのがうたい文句です。
2)のシャープは花粉の時期には「プラズマクラスター」シリーズのCMがよく流されていて、液晶テレビ等一般家電の業績不振で窮地に陥っていたシャープが立ち直るきっかけとなり、今や屋台骨を支える製品にまで成長しています。スタンダードな製品で2~3万円ってところでしょうか。
このプラズマクラスターはシャープ独自のイオン発生装置のことで、そのイオンで除菌効果があるとされていますが、それほど明確な効果が期待できるわけではなさそうです。それよりもPM2.5対応の製品は、中国では品切れになるほどよく売れているそうです。
3)のパナソニックも生活家電に力を入れていて「エアーリッチ(ナノイー)」シリーズがよく知られています。ナノイー(nanoe)とは微粒子イオンの力によってカビ菌やニオイ成分を分解するというものです。売れ筋の製品はやはり2~3万円のものでしょう。
光速ストリーマもナノイーもプラズマクラスターもイオンを発生させて除菌、脱臭効果を期待させるうたい文句が書かれていますが、誰でもが体感できるというものではなく、そう言われるとそうなのかな?と思うぐらいの効果しか期待はしないほうがいいかもしれません。
こうしたイオンを使った効果は、その使用条件など(一般的には公表される実験データは密閉された空間で人工的な環境でとられたデータとか)で大きく変わってきたりしますので、研究者や技術者には失礼ながら、「そう言われるとなんとなく効いているのかも」というブラシーボ効果が一番ではないかと言われています(もちろん敏感な人が実感することを否定はしませんが)。
消費者の立場からすれば、技術的なことはともかく、「イオンの力で除菌も脱臭もしてくれる!」と書いてあれば、価格的に大差がなければ、それがついていないものよりは付いている製品に食指がのびやすくなるのではないでしょうか。
さてここで、問題の4)イオニック(メーカー名はヤーマン)の空気清浄機ですが、ファンがなく、深夜でも動作音がほとんど聞こえないぐらい、たいへん静かでいいのですが、ネット上では極端な悪評と好評のオンパレードです。
たいへん好評の口コミもありますが、この製品は通販でしか売られていないようなので、アフェリエイトへの誘導目的という可能性があり、あまりにも褒め称えている書き込みは信憑性を疑います。
私は安かったこともあり、半分騙されたつもりで買ってみました。なんと言っても他のメーカーの妖怪ぬりかべみたいな製品とは違ってスタイリッシュです(笑)。これで首振り機能がつけば立派な送風機にもなりそうです(そんなに風は強くありません)。
このイオニック(イオニック プロ ターボ STA98)が、なぜファンなし、フィルターなしで汚れた空気やホコリ、ニオイを吸い込み、取り込めるの?って言えば、中に据えられた大きな電極のプラスとマイナスの間に気流が発生するのを使って空気を流し、帯電させた大きなブレードという金属にホコリなどを付着させています。
確かに中にある金属ブレードに運転開始後すぐ黒い汚れがどんどん付着しますので、効き目がないとは言いませんが、他のファン式のフィルターと比べると、たまる量があまりにも微量です。
このイオニックの特徴は、ファン式空気清浄機と比べて、イオン発生装置に重きを置いていて、さらにファンがないことで音がほとんどしないこと、交換用フィルターの必要がないことなどをメリットとしています。
イオン発生装置だと割り切って買うのならばいいのですが、イオンの効き目そのものに懐疑的な人や、これでカタログや高評価の書き込み通りにホコリやニオイをよくとってくれるって期待するのはちょっとどうでしょう。
各社、それぞれ自社製品に有利なデータや根拠を元に製品をアピールしますので、なかなかその本質は一般人には見抜けません。
それに通販サイトの口コミでは大手メーカーの製品でも「いかにもこれはサクラだろう?」って思えるような讃辞一色の書き込みもあり、それらがホントに信用できる情報かどうかの見極めも難しいところです。条件がバラバラの部屋の空気が綺麗になったかどうかなんて、感覚的なもので、数値では表せず、結果言ったもの勝ちというところがあります。
それならば、あまり細かな機能や科学的データなどにこだわらず、浮遊物などホコリや花粉、ペットのニオイなどを目に見える形で(ニオイは目に見えませんが)取ってくれたらいいと割り切って、そこそこ売れ筋の大手メーカーの製品(ファン式)を選んでおくのがベターな選択でしょう。
あと、くれぐれも量販店へ行って、店員さんに売れ筋やら人気製品を聞いてみるというのは避けたほうがよさそうです。
店員さんは店の儲けが大きいもの(原価率が低い製品や原価率が同じなら高額な製品、そしてメーカーから販売奨励金やキックバックがあるもの)を客に勧めるよう上司から厳しく指導されていますので、決して客のことを第一に思って良心的にアドバイスしてくれるわけではありません。
販売額や利益率、特定品の販売ノルマ等(個人や店舗ごと)が自分の給料や賞与、昇級に反映し直結しますので、その唯一の目的に向かって当たり前のことをやっているまでです。それを親切に教えてくれたと信じ込むのは勝手ですが、言われるままの購入では決してベストな買い物にはならないでしょう。
それに空気清浄機は毎日24時間フルに動かしておくことが多いので、最小消費電力やフィルターなどの交換頻度、消耗品の価格などにも購入するときに注意しておくべき点でしょう。消耗品は意外と高くつきます。
元々空気清浄機の場合、普及品は最大適用床面積が20畳とか30畳など、各社ともかなり大き目に表示しています。旅館やホテルの宴会場でもなければ30畳なんて部屋は普通の家ではまずないでしょう。ただし金額に大差がなければ、大きめのものを買って最少モードで運転しておくと、意外と静かで電力消費も少なく抑えられます。
売れ筋を見ていると、概ね24~28畳タイプの普及品が6~8畳の部屋で、もう少し広いリビングダイニングなどでは30畳以上のタイプを使っているという感じです。
現在市販されている中で、お勧めは、やっぱり売れ筋の大手メーカー製で、
(加湿機能なし、最大床面積24~28畳タイプ)
ダイキン(DAIKIN) ストリーマ空気清浄機「光クリエール」 ホワイト TCM75P-W
シャープ PM2.5対応空気清浄機(24畳まで)高濃度プラズマクラスター7000搭載 FU-D51-W
シャープ PM2.5対応 プラズマクラスター搭載 空気清浄機 ホワイト系 FU-B51-W
(加湿機能あり、最大床面積23~25畳タイプ)
ダイキン(DAIKIN) 加湿ストリーマ空気清浄機「うるおい光クリエール」 ホワイト TCK55P-W
シャープ PM2.5対応加湿空気清浄機(空清23畳まで/加湿13畳まで)高濃度「プラズマクラスター7000」搭載 KC-D50-W
Panasonic 加湿空気清浄機 ナノイー搭載 8~14畳相当 ホワイト F-VXJ50-W
あたりでしょうか。我が家の5台目空気清浄機は、お手頃でお値打ちなシャープFU-B51かなと思っています。
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著者別読書感想INDEX
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蝉しぐれ (文春文庫)
1988年に発刊された長編小説で、初出は新聞連載でした。この作品は、テレビドラマ(2003年)や映画(2005年)、その他にも宝塚公演、舞台公演でも原作として使われた著者の代表的作品と言えるものでしょう。
著者は1997年にすでに故人となられていますが、直木賞受賞作「暗殺の年輪
実はこの小説、Amazonの「オールタイムベスト小説100」に出ていたので、なにも考えずにブラッと買ってきましたが、実は10年ほど前にたぶん映画化に合わせて書店に平積みされていたのだと思いますが、その時に買って一度読んでいました。
読み始めてから、だんだんと先のストーリーが見えてきて、調べるとそういうことかと気がつきました(遅いわ!)。でも読んだのがもう10年前のことでもあるので、もう一回ちゃんと読もうと決意して読み進めました。
内容はお得意の時代小説で、貧しい下級武士の子供が、親友とともに大人へと成長していく姿を描いたものです。
またこの「蝉しぐれ」と同時に買ってきた司馬遼太郎著「城をとる話
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
博士の愛した数式 (新潮文庫)
この小説は2003年に発刊され、翌2004年には本屋大賞を受賞するなどして一躍有名になりました。そして2006年には寺尾聰主演で映画化され、私もこの映画をテレビで見て、原作を読みたくなって買ってきました。
小説の主人公というか語り手は、事故で記憶喪失になった初老の男性の世話をするため家政婦紹介所から派遣されてきた女性ですが、映画では十数年後に教師になった家政婦の息子が昔のことを思い出して生徒達に語るという設定に変わっていました。
その記憶喪失の初老男性は、記憶喪失といっても、交通事故に遭った20年ぐらい前までの記憶はちゃんと残っているものの、それ以降の記憶はきっかり80分間しか持たないという特殊な記憶喪失です。つまり1時間前の記憶はあるけれど、2時間前の記憶はまったくありません。
事故に遭うまでは大学で数理、数式、数論を教えていたいわゆる数字オタクで、数字や数列の記憶力は天才的で、あらゆる数字に意味を持たせてしまう特殊な才能を持っています。
映画「レインマン
また若年性アルツハイマー病患者を描いた萩原浩著「明日の記憶
◇著者別読書感想(小川洋子)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
砂の女 (新潮文庫)
1962年の著者の代表的作品です。勅使河原宏監督のモノクロ映画
小説は戦後の高度成長期に入り始めた頃に書かれたもので、都会では毎日多くの勤め人が満員電車で通勤し、会社の歯車となっていった頃の話しです。
この小説の主人公は教師で、日々の忙しい仕事の合間に、趣味の昆虫採集をするためにやってきた海岸の砂浜で道に迷い込み、その日はそこにあった小さな部落に泊めてもらおうと住民に頼みます。その砂丘地帯の中にある部落では、砂嵐を避けるためか蟻地獄のような大きな穴の中にはしごで降ろされ、世話係の女とともにそこで1泊することになります。
ところが翌朝になっても縄ばしごは降ろされず、出るに出られなくなります。穴は深くて自力ではそこから這い出すこともできず、女からは穴の中にたまる砂を毎日かき出す仕事を要求されることになります。
その仕事をさぼれば、毎日差し入れられる水の補給を停められ、仕方なくその与えられた無意味とも思える作業を女と共におこないます。
やがてそのような閉鎖された社会の中で暮らす日々が徐々に身体に染みついていくと、監禁された不自由な生活であってもそうすることが生きる希望へとつながっていくという人間の不思議な感情と精神状態に陥っていきます。
それらがなにを意味しているかは様々な意見や感想がありますが、通常は現代の権力者にうまく言いくるめられ、貧乏で不自由な生活の中でもそれが当然と思い込み、搾取されながら社会の底辺で生きていかざるを得ない庶民のことを描かれ、また不合理なことでも毎日それを繰り返しやっていると不思議にも思わなくなる会社に飼い慣らされてしまったサラリーマンへの痛烈な批判、そしてそれらの問題を見失ってしまった社会へ警鐘をならしているものではないかと思われます。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)
2001年に単行本、2004年に文庫版が発刊されたノンフィクションで、日本共産党幹部だった父親の仕事の関係で、中学校の途中まで過ごしたチェコで、ソビエト学校時代の友達を探し、ヨーロッパを訪ね歩いた記録です。
著者はロシア語通訳として著名だった方で、その関係で世界を旅する機会が多く、その旅のお供をする様々な書籍の批評にも優れた方でした。
過去には、「ガセネッタ&シモネッタ
最初はこの本は自身の経験を元にした小説だと思って買ってきて読み始めましたが、前述のように中・東欧への探訪実録記でした。
いくつかは盛っているな?と思う箇所もありますが、それにしてもユニークな友達達とその出自で、ベルリンの壁が崩れ、ソ連邦が崩壊したり、激変してきた東欧の歴史に翻弄されてきたことがよくわかるというか、すっかり忘れていたことを思い出せるノンフィクションでした。
◇著者別読書感想(米原万里)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
田舎暮らしができる人 できない人 (集英社新書)
エッセイストやテレビのコメンテーター(以前)として知られている著者は、ひげを生やした風貌や話しの節々に、田舎暮らしのことがよく出てきて、根っからのアウトドア派の方かと思っていましたが、本人も妻も東京生まれの東京育ち、30代後半に田舎に生活の場を移した方だったのですね、知りませんでした。
数多くの著作物や、田舎に居を移してから始めたという絵画、それに今では酒税免許をとってワイナリーやレストランまで経営するという、結局はなにをやらせてもうまくできる多才な方です。
年齢的に著者は団塊世代より少し上の兄貴的な存在で、ちょうど雇用延長の65歳が過ぎ、都会人のあこがれで一気に田舎志向が強まってきている団塊世代に甘辛両面でアドバイスをしようと書かれたものと思われます。
正直に、このマルチな才能をもつ著者夫婦がうまく田舎生活ができたからと言って、多くの標準的な凡人夫婦が真似できるようなことではないと思いますが、それなりの覚悟をもって、あるいはうまくいかなかったときの予防線を張っておいて、田舎暮らしを始めるのは悪いことではないでしょう。その指南本、入門書としては最適ではないでしょうか。
定年後の田舎暮らしをする上でキーとなるのはやはり妻ということは、先々月にNHKの土曜ドラマでも放映された村上龍氏原作の「55歳からのハローライフ
妻からすれば都会に住む便利さや、友人づきあいなどを捨ててまで、田舎住まいをしたいと思う人は少なく、本能的に様々な田舎独特の新たな仕事や面倒事を押しつけられることがわかると書かれていました。確かに普段家のことはなにもしてこなかった旦那にはわからないことでしょうね。
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7月前半の読書 陽だまりの偽り、日曜日たち、人生を無駄にしない会社の選び方、佐賀のがばいばあちゃん、真夜中の神話
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6月前半の読書 絆、クリフトン年代記第3部 裁きの鐘は、男の作法、きみの友だち
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隠遁とは「俗世間を逃れて隠れ住むこと」とありますが、別に山奥に隠れ住みはしなくても、俗世間と少し距離を置いて誰にも邪魔されず、好きなことをやって余生を送りたいと思っている人は少なくないでしょう。
あるいは裕福ではない人でも、実家が地方にあり、都会に出て長く仕事をしていた人が、仕事から引退し、親元や兄弟がいる地方へ帰ったりするケースなどもあり、理由は様々ですが、都会を去って田舎に住むという人はある一定数は出てきそうです。
特に団塊世代の人達は、若いときに学校や就職のために地方から大都市に出てきて、そのまま都会に住みつき、核家族を形成してきた人が多く、そうした人達が仕事を辞め、子供達を社会に送り出した後、昔を懐かしんで地方へ帰っていくという例は今後増えそうな気がします。便利な都会に住み続けたい家族をどう説得できるかが鍵でしょうけど。
6月に放映されたNHK土曜ドラマ「55歳からのハローライフ
私の場合も、元々は周囲は山と田畑ばかりの田舎の育ち(幼児の頃までは、農耕用の牛馬を飼っている家が近所にいくつもありました)ですが、次男のため実家の家も土地も継げず、いまさら故郷に帰ろうとは考えていません。それでも家族を説得できれば年金生活は都会からは少し離れた場所で暮らしたいなと思っています。
田舎暮らしは都会で長く生活をしてきた人にとっては、そう夢見るほど甘いものでないという話しも耳にタコができるほどよく聞きます。
例えば、「近所や町内会などの人間関係が濃密で煩わしい」、「ネットや携帯電話の接続環境が悪くて遅い」、「雪が多いところでは毎日の雪下ろしや道路の除雪がたいへん」、「ちょっと買い物したくてもクルマで何十分もかかる」、「外食やお茶するにも夜は遅くまでやっている店がない」、「地元民からはずっとよそ者と見られ、疎外感を感じる」、「テレビのチャンネル数が都会と比べると少なく映画館やレンタルビデオなども少ない」、「美しい自然環境は、住む人にとっては厳しい自然環境」などなど。
このような本も出ています。
「田舎暮らしに殺されない法
Amazon内容紹介:団塊の世代が定年を迎え、「第二の人生」を「夢の田舎暮らし」に託す人々が増えた。ところが……。安易に田舎暮らしを決めて、本当にいいのか? 厳しい自然環境、共同体の閉鎖的な人間関係、やがて襲ってくる強烈な孤独など、田舎に暮らすことの幻想を暴きつつ、それでも田舎暮らしを志向する人に向けて、自立し、目的意識を持つことの大切さを説く。田舎暮らし歴40年の著者が、豊富な体験から田舎暮らしに潜む危険を説く書き下ろしエッセイ。
この本では、「田舎ぐらいってこんなにもたいへんなのか!」って驚くほどのことが書かれています。例えば都会のようにご近所さんや、すぐに駆けつけてくれる警察などない田舎では「強盗対策に槍(棒の先にナイフをくくりつけたような)ものを準備しておき、いざというときは躊躇なく相手を刺す」とか「田舎ではプライバシーはない」「自分の都合ではなく町や村の都合で生活が縛られる」「農閑期以外は都会と同様に騒音に悩まされる」などなど。
それに田舎暮らしにあこがれる団塊世代に向けてかなり厳しい批判と偏見をもった語り調で、私は団塊世代ではありませんが、それでもちょっとムッときますが、それぐらいきつく言わないと、真実がわかってもらえないということなのでしょう。
こちらの本はもう少しマイルドです。
「田舎暮らしができる人 できない人
Amazon内容紹介:組織人から生活者回帰する男たちへのエール!停年後は田舎暮らし、への関心が団塊世代を中心に高まっている。後半生の幸福な人生の選択とは何か? 田舎暮らし歴25年の著者が語る、手触りのある暮らしの潤い、安らぎ、停年リボーンの思想。
新たな田舎暮らしには上記の本に詳しく書かれていますが、様々な問題があります。
そしてそれらの問題を少しでも和らげるのには、いきなり地元民と同じ環境に入っていくのではなく、多少余計にお金はかかりますが、同じ都会で暮らし価値観なども似た人達が多く住む、開発された別荘地に永住するという考え方がいいそうです。
そうすれば、田舎独特の煩わしい人間関係や、古いしきたりに気を遣うこともなく、他の住民との適度な距離感が得られ、都会とそう変わらない生活ができるからです。
そう言えば私の知人にも、郊外の一軒家を売って伊豆の別荘地へ移住された方がいらっしゃいます。
ただし別荘地でも、管理状態が悪いと古くなって荒れ果て朽ちたままの建物が周囲に増えてしまったり、安易な開発のため何十年に一度という大雨で盛土や道路が流されたり、また、静かに生活したい永住組と、たまにはハメを外して大騒ぎしたい純粋な別荘組とのあいだが険悪なムードになったりと、問題がないわけではありません。
そして特に高齢者にとって一番深刻な問題になるのは医療や介護でしょう。今は元気でも、いずれは病に罹り、寝たきりになったり、ひとりでは食料品の買い物にも行けなくなるかも知れません。
都会では最先端の医療を提供してくれる病院が自宅近くにも数多くあり、優秀な専門の医師もすぐに見つかるでしょう。完全介護の施設はすでに入居待ち状態ですが、デイケアサービスや訪問介護などの都市型介護サービスは充実しています。
しかし、考えても見てください。今後都市部においては高齢者の数が急速に増え、それにともない要介護者や患者数も急増することになり、今までのように病気の治療や介護が満足に受けられなくなるのは目に見えています。
国も医療費や社会保障費の増大に頭を抱え、高齢者に対し自宅介護をするよう自立を強く求めていてそれが今後顕著になるでしょう。
つまり都会に住んでいても誰しも望むような高度な医療や専門医の治療などは、相当なお金持ちや有名人、病院や医者に強いコネがある人以外は難しくなるということを理解しておく必要がありそうです。
なにをするにしても便利で、文化的な生活がおくれる都市部も、これからの40年間は病気や介護と無縁ではいられなくなる高齢者にとって、決して安心して住みやすい場所や環境ではなくなる可能性があるわけです。
一方、地方では、すでに限界集落や準限界集落化しているところもあり、若者の数はもちろんですが、高齢者自体の数も減少してきています。
そういう場所でまともな医療や福祉が受けられるのか?というと、それもまた疑問なところはありますが、民間の最先端医療や大規模で設備の整った病院は無理でも、最低限度の社会福祉サービスは行政サービスの一環として続けられるでしょうから、大病でなければそういう診療所的なところを利用すれば、逆に都会より高齢者が減り始めている分、いいかも知れません。
当然都会とは設備や医療技術は比べられるものではありませんが、若いときならともかく、お役目も終え高齢になってから、最先端医療とか言いつつ大きな手術を繰り返し、身体中スパゲッティー状態で生きながらえることだけが人の幸せとも思わないので、別に高度医療でなくてもいいかなと割り切るしかありません。
それよりも、都会の騒音、隣近所の生活音、ストレスがたまったペットの遠吠え、窓を開けておくとホコリや煤塵ですぐに真っ黒になる部屋などとは早くお別れして、夜になると川が流れる音、風が吹いて木々のさざめく音が聞こえ、昼間は広い空が拡がり、周囲に自然がたっぷり残った静かな場所で余生を過ごせれば最高です。カエルや蝉の鳴き声はどれほどうるさくても、私にとっては懐かしい音であり、決して騒音ではありません。
年金だけの生活だと、都会ではなにかと物入りで、それこそ老後も仕事を続けなければなりませんが、家賃や生活費が安い地方だと、どこへいくにも軽自動が必要となり、それらの出費は最低限必要ですが、なんとか年金の範囲で暮らせるかなと思ってます。それにもう食欲も物欲もなくなっていますからね。
まったく刺激がないとさすがに惚けちゃいそうなので、近くの耕作放棄地を借りて、自宅で食べる野菜ぐらいは作ったり、自宅をベースに日帰りで行けそうな場所の美しい四季の自然を写真に撮って日々ブログにアップしたり、お金をかけずにできそうなことはいくらでもありそうです。
夜はテレビなど見ないで、通販で買ったコーヒー豆をガリガリと手で挽き、長編小説を読んだり、やはり通販で買ったプラモデルをのんびりと時間をかけて作って過ごす贅沢な暮らしを夢見ています。
私が考えるその候補地としては、もちろん日本国内で、(1)原発から最低30km以上離れているところ(2)津波や洪水の被害、大規模な地割れや山崩れが過去に起きていないところ(3)雪は滅多に降らず比較的温暖なところ(4)隣家とは少なくとも50m以上離れている、ということで、ある程度は場所が限られてきますが、探せばきっと見つかるでしょう。ま、はかない夢ですけどね。
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新入社員が研修を終えて各部署に配属されたあと、まず最初にやることと言えば「外からかかってきた電話をとる」というケースが一般的には多いようです。
毎年4~6月頃に仕事で電話をかけると、こちらの会社名や名前をなかなか正確に聞き取ってもらえなかったり、なにか簡単なことを依頼をするにも要領が悪かったりするのはそういうことでしょう。
私が最初に勤めた先はサービス業ということもあり、電話が鳴ると他の仕事を中断しても真っ先に電話を取るように指導され、競うように電話を取りました。
着信音が鳴りだす前に、まず電話の着信を知らせる赤いランプがチカチカと点灯しますので、それだけで受話器を取っている先輩が多くて驚いたものです。つまり音が鳴る前に電話を先に取られています。
また、ある別の会社では、「早く電話を取りすぎると、相手が話す心の準備ができていないうちにいきなりつながってしまうので、ワンテンポかツーテンポわざと遅らせて取るのがいい」とマナー教室で教えていたところもあり、会社の業種や経営者の考え方でマナーも変わってくるものだなと感心したものです。
電話をかけて一番気分が悪くなるのはなんと言っても役所です。まずなかなか電話がつながらないのが、「俺たちは忙しいんだ」「仕方ないから出てやるか」的な想像をしてしまいます。電話が鳴ってもなかなか出ようとはしないのが公務員です。
最近の役所では電話がつながらないというクレームを解消すべく、最初に電話に出るのは派遣社員やアルバイトに任せることが多くなってきたみたいで、そういう人はキチンとマナーをわきまえて対応されています。
ところが担当者に替わってもらったとたん、不機嫌そうで横柄な人が出てくることがよくあり、本質はなにも変わっちゃいないことを思い知らされます。
役所ではキチンとした電話応対の研修を、特に正規職員に対して定期的におこなってもらいたいものです。電話に出るときは、社名や部署名、名前を相手に告げるのが最低の礼儀ですが、役所にかけてこちらが名乗っても、こちらがあえて聞かない限り、そうしたことをちゃんと名乗ってくれる人はほぼ皆無です。
新入社員の時の研修で、電話に出るときに「○○(社名)でございます」とか「お電話ありがとうございます。○○でございます。」と明るくハキハキとした感じで出る練習を何度もしましたが、社名が長くて言いにくかったり、別のことを考えながら条件反射的に電話に出たりすると、しどろもどろになってしまうことがあります。
研修で言われたのは社名の最初に「タ行」「ハ行」の言葉がくると、一言目が詰まって言い出しにくいと言われましたが、人によっては発音に苦手な言葉があり、どもってしまったり、無言で固まってしまったりすることがあります。
そう言えば西加奈子著の「通天閣」に最初の言葉がア行の時だけなぜか突然どもってしまうという人が出てきました。普段はすらすら話しができるのに、その言葉が最初に入るとおかしくなってしまいます。「こんにちは!お、お、お、お疲れ様です、、、」ってな感じですね。
これは小説の中の話しですが、実際にもそういう人がいても不思議ではありません。なにがそうさせるのかはわかりませんが、私も新入社員の頃、電話に出て言葉に詰まってしまい、えらく恥をかいたことが何度かあります。実のところ電話は苦手です。
さすがに今では私のような50代の男が最初に電話をとる機会は滅多にありませんが(会社としてもイメージ良くないでしょ?)、今後定年後の再就職先やパート・アルバイトの現場では、またこうした電話応対から始めることになりそうだなとちょっと不安な気持ちもあります。もう十分に開き直っているので大丈夫だとは思いますが。
そう言えば電話応対のプロが集まるコールセンターでも中高年男性のオペレーターが結構人気で活躍しているという記事を読んだことがあります。
ひどいクレームや言いがかりをつけられることが多そうなコールセンター業務では、そうした男性中高年者で、安心感のある低く落ち着いた感じで、説得力のある会話ができる人には向いているかもしれません。
それに男性だと深夜勤務も気にしない人が多そうだし、年金がもらえる年齢(60歳)以上なら、それほど毎日ガシガシと働かなくても週何日かのローテーションで働けそうで向いているのかもしれません。電話が苦手な私には絶対に向かない仕事だけど。
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