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566
明けましておめでとうございます。

今年の新年は、いつもの年よりこのような挨拶ができない方が多いのは、2万人近くの方が一瞬にして亡くなられてしまった東日本大震災が起きたからですが、もし備えが十分で、避難態勢が確立できていて、情報が早く正確に伝えられていれば、そのような中で救えた命も多くあっただろうと今さらながら残念に思います。

同時に起きた原子力発電所の大事故に関しても、後から判明してきてわかったのは、人も設備も万全の安全対策ができていなかったことによります。そのせいで、今度何十年(何百年?)もにわたって、日本の国土に安心して近づくことができない大きなエリアができてしまったことは、安全神話や技術大国とおごってきた日本人に対する強い警鐘ともとれます。

bb1.jpg新年最初の投稿にあたり、やや乱暴な話しですが理想の国家について持論を述べます。もちろんこのブログの理念でもある独断偏見無知の賜であります。

日本国家は明治維新以降、特に太平洋戦争以降に国家戦略の柱として経済成長を求めてきました。GNPだ、GDPだ、貿易黒字だと、とにかく人の健康や、福祉や、安心できる子育てなんかより経済成長と貿易黒字を最優先事項としてやってきました。

それが資源のない日本で世界の国と伍していくため、また豊かな国を作っていく上で、大正から昭和初期の頃のように軍備を増強して国外に支配権を拡げていくか、それともひたすら製品輸出をして経済発展を求めていくしか方法がなかったということもわかります。

明治維新の頃に日本の人口はおよそ3300万人、現在の人口の3割にも達しません。そして明治維新からわずか70年後、近代工業が発達し、世界に無謀とも言える闘いを挑んだ太平洋戦争の頃の人口は2倍以上に急速に膨れあがりおよそ8400万人、現在の人口の約7割に相当します。

この急激な人口の生活を支えるために、食糧や石油、石炭、その他天然資源と領土を拡張せざるを得なくなり、当時の日本人以外、誰もが勝ち目はないと思っていた戦争を始めてしまいました。そのことについては他にも様々な要因や理由、原因がありますが、資源の少ない狭い国土と、当時の経済環境、欧米に追いつこうと必死だった工業、小規模で非効率な食料生産において、膨れあがってきた8000万人の国民を飢えさせないためだったことは間違いないでしょう。

そして戦後です。焼け野原から見事に再生し、世界中から賞賛される60年代から始まる急速な高度経済成長が、個人を犠牲にしながらも、日本経済を豊かにし、世界中にMade in Japanを売りまくり、そこで得られた利益で世界中から資源や食品を買うことができました。めでたしめでたしです。

その高度成長期に大きな役割を果たしたのが、言うまでもなく戦後すぐに生まれた団塊世代の若い人達です。戦後のアメリカに押しつけられたとは言え、子供の頃に民主平和教育を受け、貧しい中からも努力すれば道が開けるという明快な目標を持つ若者達が主体となり、生まれ変わった理想的な青年国家として成長が約束されました。

同時に医療の発達やインフラの整備などにより、病死や事故死が減り、さらに平均寿命が大きく伸び、日本の人口は2006年に1億2779万人のピークに達します。日本の平均寿命は1940年頃は戦争の影響もあり48歳ぐらいだったのが、1950年には59歳ぐらい、平和な現在はなんと83歳です。この人口の変化と平均寿命の延びに、何十年も前に作られた医療保険制度も年金制度も、とてもついていくことはできません。

そしてバブル崩壊後から始まる長期の経済低成長の中、2007年以降の景気低迷、製造業の国外流出、欧州の経済危機、円高、失業者の増大、それに2011年の大震災と原発事故によるエネルギー不安と、日本に未曾有の不幸が襲い続けます。

しかしそのような中においても、日本の国家戦略は「経済成長」で、それがすべての基礎となっています。

日本にとって不幸なのは「ちょっと待て、それは違うんじゃないか?」と声を大にして言える与野党政治家は極めて少数です。

財政赤字を立て直すにも、年金不足を補うためにも、消費税を上げるためにも、雇用を安定させるためにも、少子化に歯止めをかけるためにも、高齢者医療や介護を充実させるためにも、物騒な隣国に対抗して防衛関連費を増やすためにも、すべて経済成長が続くことが基礎になるので、それが国の戦略目標となってしまうのです。

またそれは、過去の大成功にまだ捕らわれているせいでもあり、夢をもう一度という欲望が渦巻いているからでもあります。一方バブルも大きな経済成長も物心がついてから一度も経験したことがない20歳代の若者は、今後日本が世界に伍して成長していけるなんて、誰も信じていません

しかし残念ながら日本の舵取りをしているのは、それら成長神話を信じていない若者ではなく、まだ多少は信じている(信じようとしている)40代以上の人達で、方針の最終決定者は言うまでもなく60代以上の人達です。未だに世論の構成力を保持している新聞社で言えば読売のトップは85歳、朝日新聞社66歳、日経新聞65歳、経団連会長74歳、日本商工会議所会頭73歳というメンバーが現役なのです。

bb7.jpg私は、日本に1億2千万人の人口は多過ぎると思っています。しかも都市部へ集中していますので、慢性的な渋滞や、大気汚染などの環境破壊、親からの遺産でない限り一生真面目に働いても買えない高い住宅や、法外な家賃や駐車場代、長い順番待ちができる保育所など様々な弊害が起きています。

従来のように輸出するのではなく、今は外国に向けた仕事は外国でおこなうというのが普通になってきますので、日本の人口は5~6千万人ぐらいでも十分なのではないでしょうか。そして狭い東京に1千万人もの人が集まるという非人間的で劣悪な環境を排するため、国会も省庁も速やかに地方移転をするべきです。東大や阪大なども、青梅や箕面の山奥へ移転させます。まずは率先して国や国の団体から分散化の手本を見せなくてはいけません。

これだけ、技術が発展してきた中で、各企業も工場は無人で操業でき、大容量ネットワークが全国に張り巡らされ、隅々まで道路や鉄道などインフラが整備され、全国流通網が整い、どこにいても同じ環境が得られるようになった現在、なぜ大都市にその基盤を置く必要があるのでしょう。リスク管理の面から言っても不合理です。

多くの機関や企業が地方移転することで、高い家賃や人件費で競争力を失ってしまった企業が全国に散らばり、今よりは人間らしい環境と生活を手に入れた労働者が、満員電車で片道1時間半もかけて通勤する労働者より質の高い仕事ができるようになるはずです。極端なことを言えば地方へ移転し、生活費が半分で済むようになれば、給料も半分で済むのです。

少子化大いに結構じゃないですか。今世界では増え続ける人口に歯止めをかけようと必死で考えている中で、日本は世界に大いに貢献をしています。表彰されても不思議ではありません。また失業者が今後も増えそうだと言うことは、産業を内需中心にしていく国力に合わず、人が余っている現象で、人口減少はその解決方法のひとつでもあります。

今やるべきことは、少子化に歯止めをかけるのではなく、また短期的な付け焼き刃的な失業者対策をするよりも、もっと中長期的に、失業している暇がない程度まで人口を減らし、成長するどころか、衰退し続ける経済環境下で、日本人が精神的、物質的な豊かさが実感できる国作りを目指すべきではないかと考えるのです。

それには上記で述べたように、まずは都市部への一極集中排除と、人口減、縮小経済を前提にした内需型国家戦略です。

それが例えできたとしても、その頃には私はもう生きてはいないわけですが。

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565
冬はやっぱり温泉でしょう。効能とか、成分とか、源泉掛け流しとか細かいことは抜きにして、多くの日本人に愛されているのが温泉で、私も例に違わず大好きです。

aa20091108.jpg日本は火山列島に位置しそのため温泉に恵まれた国ですから、ほぼ全国各地に温泉が沸いています。

では日本国内にいったいどのぐらいの温泉地があるのかというと、ザックリ地図に記載されている名のある温泉地だけでも1500箇所ぐらいはありそうです。

都道府県で温泉地のないところはなく、東京都にも大阪府にもあります。

この他にも温泉地以外の場所で旅館やリゾート施設が、独自に地下を掘り、地下温水を汲み上げ温泉として利用しているところがありますので、そう言うところも含めるとおそらく全国で2000箇所は超えるのではないでしょうか。

全国で圧倒的に温泉地の数が多いのは北海道で、道内だけで170近い温泉地があります。温泉の少ないのは四国で、香川県で3箇所(塩江温泉、美霞洞温泉、こんぴら温泉郷)、高知県でも3箇所(北川温泉、猪野沢温泉、蘇鶴温泉)しかありません(Wikipedia調べ)。

他にも地図に載らない隠れ湯や一私企業が持つ温泉があるのかも知れませんが、有名な道後温泉(愛媛県)がある四国でちょっと意外な気がします。

日本で全部の温泉地を制覇した人がいるのかどうかは知りませんが、ある程度の年配者になれば誰でも10や20の温泉にはいったことがあるでしょう。また温泉地やすぐ近くに住んでいる人は、生まれてからほとんど毎日ずっと温泉だよという人もいるでしょう。

aa20100523_09.jpg私の場合は、大人になってからより、学生時代によく全国各地を旅行をしたこともあり、その時には温泉が目的というのではなく、行った先(泊まった先)が温泉地だったというパターンでした。

最近では旅行先の宿泊施設に温泉がないと、その近くにある温泉浴場を探してわざわざ出掛けるぐらいですので、温泉の好き度は若いときより格段にあがっています。

登山をしなければたどり着けない山の上や、辺鄙な場所にある秘境の温泉もその道のツウには人気ですが、今のところ私はそうまでして温泉に入りたいとは思わないのと、衛生面や安全面を考えるとキチンと管理された温泉に入るほうが好きです。

しかし管理と言っても2004年に白骨温泉(長野県)で着色入浴剤(草津の湯の粉末)を投入していたことがすっぱ抜かれた騒動や、源泉掛け流しという看板をあげつつ、ボイラーで暖め直して再利用していたなど、温泉旅館側も金儲け主義や非常識も跋扈するようになり、昔のように安い価格で地元の人達と一緒につかれる歴史ある公共の温泉場が少なくなってきたのは残念です。

aa20090504_03.jpg10数年前に伊豆の川沿いにある露天でいくつもの風呂が名物の日帰りの温泉場へ行ったとき、基本水着着用で男女混浴の施設なのですが、水着を持っていない人や、地元の人は男女とも素っ裸のまま平気で入浴をしていました。女性の場合はさすがにバスタオルを巻いていましたが、すぐそばには素っ裸の地元っぽいの男性が平気で歩いています。それには驚きましたが、昔はそれが普通だったのでしょう。

温泉につかるとき、ブログ用に中の写真(特に露天風呂の風景)を撮っておきたいなといつも思うのですが、男女別々になっていても風呂場にカメラを持ち込むのは、他人に誤解を与えかねず、マナー違反でもあるでしょうからなかなか実現しません。

早朝から営業をしているところで、客も少ない一番湯を狙っていけば、撮影も可能かもしれないので、今度挑戦してみようと思っています。


さて、今年も押し迫ってきました。来年は今年よりもずっといい年でありますように、皆様のご健康とご幸福を願って2011年のブログを締めさせていただきます。お読みいただいた皆様、今年一年、ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いいたします。


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564
最近はあまりいい話がない中で、珍しくいい傾向がみられる話しですが、ここ10年のあいだに空き巣被害は大きく下がってきているそうです。道理で最近はテレビや新聞でピッキングなど空き巣対策の話題が急に少なくなった実感があります。

昨年2010年に東京都内で起きた空き巣は4,540件で、8年前の2002年と比べるとおよそ1/5に下がってきています。

10年前は2万件を越す空き巣が発生していたことを考えると、この8年間で住民の防犯意識の向上や、地域の防犯活動、窃盗団の摘発などが効を奏しているのでしょう。もちろん警察を始め官民の様々な啓蒙活動の成果でもあるでしょう。

Picture0001.jpg

「空き巣」は「侵入窃盗」の中のひとつで、留守宅への侵入と窃盗が目的ですが、「侵入窃盗」にはその他「事務所荒し」や「倉庫荒し」、「学校荒し」などもよく起きています。

同じ住宅を対象とした侵入窃盗では夜間就寝時に侵入する「忍込み」や昼間の在宅中に侵入する「居空き」というものもありますが、これらは統計上の「空き巣」には含まれません。

住宅を対象とする侵入(空き巣、忍込み、居空き)を合計すると、侵入窃盗9,415件のうち、5,543件と約60%を占め、これは閉店後の店舗に侵入する「出店荒し」の15%、「事務所荒し」の11%などと比べてもずっと高いことがわかります。つまりこそ泥に狙われやすいのは「個人の住宅」ということです。

住宅への侵入のうち、多いのが「戸建て住宅」で全体の42%、マンションなど「中高層住宅(4階建て以上)」は少なく16%、「その他の住宅」(イメージとしては2~3階建てアパートやテラスハウス)は42%となっていて、一戸建て住宅か低層階アパートがよく狙われています。オートロックを始め、比較的新しい(中・高層)マンションは、防犯対策には良さそうです。

次に空き巣の侵入口ですが、窓(縁側・ベランダ)からが34%、表出入口(玄関)が27%、窓(居室)25%となっていて、窓からの侵入が多いようです。一戸建ての我が家を考えてみても、裏の縁側に回ってしまえば、表の道路からは見えず、ガラスを小さく割って鍵を外せば簡単に侵入が可能です。普通窓はロックがひとつで、しかも回すだけの簡単な構造だけに一番の狙い目なのでしょう。

侵入の手段は住宅の種類によって差が出ます。

「一戸建て住宅」では「ガラス破り」が67%、次が「無締り」(無施錠)が26%で、この二つだけで侵入手段の9割以上を占めます。「中・高層住宅」(一般的にマンション)では「無締り」が36%、「ガラス破り」が35%、「施錠開け」(ピッキング行為)26%と大きくこの三つに分かれます。ピッキングで鍵を開ける手口はマンションの特権のようです。

Picture0002.jpg

いずれにしても空き巣の侵入手口は「ガラス破り」か「無施錠」が多く、マンションの場合は一戸建てと違い、室内に侵入できる窓がベランダ以外になく、自ずと玄関の施錠開け(ピッキング行為)の割合が増えるのでしょう。

また一戸建ての場合、玄関は表通りに面していることが多く、近所の人や通行人の目が気になりますが、マンションの場合は、一度建物の中に入ってしまえば、ほとんど無人の廊下なので、人の目を気にすることなくピッキングができるのでしょう。

空き巣に狙われる時間帯は、午前の10~12時と、午後の14~16時と二つにピークがあります。

これはちょっと近くへ買い物へとか、幼稚園から帰ってくる子供を近所まで迎えに行くとか、子供と近くの公園へとかで、ごく短時間だからと思い無施錠で出掛けてしまい、そのわずか十数分~数十分の間に入られてしまうケースが多いからだそうです。

ドアを開けたら中から知らない人が出てきたなんてことになるともっと怖いので、無施錠で出掛けるのは絶対避けるべきでしょう。

今は女性も働いていることが多いので、独身者でなくても昼間は家が留守になるケースが多いと思われます。そのような中で空き巣被害が激減していることを意外に思いましたが、逆に増えていきそうなのは、高齢化社会と結婚しない人(シングル)の一人住まいが増えることで、在宅中の家に押し入る押し込み強盗です。

警察では強盗以外の在宅中の家屋への侵入(鉢合わせしない泥棒)は前述の通り「忍込み」「居空き」と定義され、2010年東京都で「忍込み」719件、「居空き」284件が起きています。

そしていわゆる強盗のような家人に気がつかれるのを承知して押し入ったり、忍込みや居空きの途中で住人に見つかり、居直って強盗を働くとこの中には入ってきません。

侵入窃盗と侵入強盗では罪が大きく違ってきますので、こそ泥の多くはできるだけ前者に留まろうとしますが、発見されるとその限りではありません。

知らないうちに侵入され、黙って去ってくれるなら、まだ被害者の肉体に危害が及ばないのですが、バッタリと犯人と鉢合わせすると、生命に関わることになります。

また押し込み強盗は住人を脅し、銀行カードと暗証番号を聞き出して、仲間の一人が無事に預金を引き出すまでは開放してくれないという荒っぽいことをします。

くれぐれも一人住まいの場合は、宅配便や新聞勧誘、大家を名乗る人が来ても気安くドアを開けないことが自衛手段でしょう。

私の家のすぐ近所で起きた事件ですが、早朝にご主人が散歩に出掛け(家族はまだ就寝中)、戻ってきて施錠してなかった自宅の玄関のドアを開けると中から見知らぬ男が飛び出してきて、気丈にも取り押さえたということがありました。もし犯人が刃物などを持っていたら大変なことになっていたかも知れません。

わずかだからとか、家族が在宅しているからと鍵をかけないで出掛けることは、とても危険だということをこの事件で知りましたが、玄関から出るときは「施錠するかどうか誰かに見られている」と考えたほうがよさそうです。

もうひとつ私自身の実例をあげると、両親が転勤のため実家(一軒家)には学生だった私一人だけが住んでいたときの話しです。

夜勤のアルバイトから朝方に帰ってきて、玄関の鍵を開けていると、玄関からは影になっている勝手口のほうから痩せた背の高い年配の中年男がフラっと出てきて「ボールが飛び込んで・・・」とかむにゃむにゃと言い訳をして、そのまま風のように去っていきました。

「朝から変なヤツだな」と思って家の中に入ると、タンスなどが片っ端に開けられて荒らされていました。それをみてすぐに外へ飛び出して男を探しましたが、当然影も形もなく。被害届けを出した警官から「下手に追いかけて、抵抗されて怪我をすることもあるから、一人では追わないのがいい」と言われました。

こちらは完全に空き巣ですが、その時間に人がいないとなぜわかったのか不思議でした。それと侵入箇所は勝手口で、外からは一見しっかり閉まっているように見せかけていたのですが、自分でも尖ったものがあれば隙間から簡単に外せる木製のかんぬきだけで、空き巣には簡単に見破られたようです。

当時は学生の私しか住んでいないので、財産となるようなものはなにも置いていなかったのが幸いですが、部屋の中を土足で荒らされ、その後警察の鑑識がやってきて指紋を採取するため銀色のパウダーを部屋中に付けられ、後で掃除が大変でした。

いずれにしても、特に高齢者や女性の単身者の場合は、留守にするときも不在だとわからないよう「部屋の電気を点けておく」とか、物干し台に「男性の服を干しておく」とか、玄関も窓も「二重ロック」し、隣近所の人の顔を覚えておいて不審者を見掛けると管理人や警察に通報するとか、普段からの防犯意識を高めておく必要がありそうです。

お金絡みの事件は割と年末年始に多く発生します。この年末年始、出掛けるときはもちろん、寝正月であっても、戸締まりはしっかりとして、安全にいい年が迎えられますよう願っています。

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563
なぜ労働市場にミスマッチが起きるのか」というブログの中に、「政府が人気取りのために『機会の平等』や『よりよい教育』というスローガンの下に教育に補助金をつぎ込み、必要以上に高等教育を安価な値段で提供している」のではないかという仮説がありました。

この仮説によって、勉強が好きではないのに高等教育を受けるのが普通となり、本来なら早々に手に職を付けたり、3K的業務に就く人が減ってしまい、同じような大卒ばかりが求職をするものだからミスマッチが起きてしまうという論理です。

この中の「教育に補助金をつぎ込み、必要以上に高等教育を安価な値段で提供している」というのにちょっと違和感を感じたので、果たして高等教育につぎ込む国庫負担がどれほど大きなインパクトを持っているのか調べてみることにしました。

まずは、日本の国立大学と私立大学へ在学する人数を出してグラフにしてみました。
daigaku0088.jpg

次に国立大学への運営費交付金と私立大学への経常費補助(通常は補助金と呼ばれている)の金額を比較してみました。
daigaku0089.jpg


国は国立大学88校に対し年間約1兆1600億円、私立大学973校に対し3200億円が支出されています。当然私立大学は国立大学に比べて10倍以上ありますので、1校あたりの支出はグンと小さくなります。

そして次に学生ひとりあたりの国の支出金額を国立と私立の大学で比較したグラフがこれです。
daigaku0090.jpg

国立大学の学生一人当たり年間188万円、私立大学の学生は14万円の国庫負担が行われていることになります。

もっとも医学部や理工系のように非常に授業料が高額になる大学も含んでいますので、文系大学の平均と比べると国立、私立とも高額になっていますが、いずれにしても高等教育には年間100万円以上が必要だということになるでしょう。

国が高等教育に多額の国費をつぎ込んでいるかと言えば、国公立大学に対してはそう言えるかもしれませんが、高等教育を受ける学生の中に占める国立大学へ通える学生数の割合は全体の22%ほどです。残りの70%以上の学生は国費負担の極めて少ない私立大学へいくしかありません。

私立大学へ通う学生には国の補助は年間14万円。仮に学生ひとりあたり年間120万円の費用(一般的な文系私立大学の入学金+授業料等の1年分)がかかるとすると、学生ひとりにつき毎年100万円以上が学生本人または保護者の負担と言うことになります。

全体の70%以上の学生または保護者が、高等教育を受けるための費用の90%を負担しているという現実があるのに「政府が人気取りのため教育に補助金をつぎ込み、必要以上に高等教育を安価な値段で提供している」と言えるでしょうか。答えは明らかに否でしょう。

私ごとですが、うちには3人の子供がいて、上の二人は(付属)私立高校~私立大学コースです。

子供が生まれたときから妻が一人一人に学資保険(15才と18才に満期でまとまった保険金が支払われる)に入っておいてくれたので、入学金はそれでまかなうことができましたが、それでもいままで30年間貯めたきた貯金をすっかり使い果たすことになってしまい、3人目は可哀相ですが高校も大学も私立はムリというところまで来てしまいました。

では雇用のミスマッチはなぜ起きるのか?

これは明治時代からずっと変わることのない、富国強兵や殖産興業、高度経済成長に不可欠で必要とされた、従順で製造業の大量生産に向いた規格型人間を作り続けてきたことによる弊害です。

つまりみんなと同じ方向を向いて一斉に歩き止まれという合図でピタと止まり、合図で一斉に方向を変えるという行進練習のようなものです。これは日本人であれば誰でも物心ついた頃から厳しく教えられます。

これが日本の教育の隅々まで入り込み、子供の頃からそれでずっと飼い慣らされてしまった結果、独創的な考え方や人と違った生き方を求めることは悪である集団催眠にかかってしまっているとしかいいようがありません。

困ったことにそういう価値観で育ってきた親は必ず子供にもそれを求めます。祖父から父へ、父から子へ、子から孫へとずっとつながっています。

そしていい学校を出ていい会社に入ることこそ人は幸せになるのだという既成概念が作られてきました。

いい会社では名門の高等教育を受けたものしか採用しませんから、親も子供もみんな必死にそれを信じて高等教育を受けようとしているわけです。

国の政策で補助があるからというわけではありません。現に学費の安い国立大学へ進学する子供の親は、私学へ通わせる親よりも平均収入が高いのです。

最近になってようやくそれが幻想であることがわかり始めましたが、明治時代から脈々と続けられてきたこの思想は、官僚機構と同じでそう一朝一夕では変わりません。

ところが先に国内の経済事情が一変してしまい、製造業や公共事業中心の仕事が激減し「そういう仕事向けに作られてきた多くの人達があぶれ」「残り少ない新しい仕事に集中してしまった」というのが真相だと理解しています。

3Kの仕事(介護など夜勤のある業務)が人気がないのは、それは単に仕組み上、ハードな業務のわりに給料が安いことです。もし風俗譲や高級官僚に匹敵する収入が将来にわたり約束されるのであれば、介護士やナースは超人気職種に躍り出るでしょう。

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562
誘拐症候群 貫井徳郎

失踪症候群、「殺人症候群」とともに症候群シリーズ3部作と言われている作品です。失踪と殺人はすでに読んでいましたが、この本はまだ読んでいなかったので買いました。

このシリーズは連続する失踪、誘拐、殺人をそれぞれをテーマにし、その中で現役警視が元警官達を使って被害者や遺族の無念をはらす現代版必殺仕事人シリーズとも言える作品です。

この小説が書かれたのが1998年(文庫版は2001年)ですから、まだインターネットが普及し始めて間がない頃です。この小説の中にもネットには「ダイヤルアップで接続して・・・」というのがあり、時代を感じさせます。

同様に少し古い小説を読んでいると「なぜそこで携帯電話ですぐに連絡しないんだ!」とか「犯人の車がわかっているのだからNシステム(自動車ナンバー自動読取装置)で追跡できるだろ!」とか思った後、「あ、まだこの頃は携帯電話はないのか」とか「Nシステムが普及したのは1990年以降だったっけ」とか思うことがしばしばあります。ちなみにNシステムはオウムのサリン事件(1994年~95年)以降、急速に普及しました。

著者別読書感想(貫井徳郎)

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

オリンピックの身代金 上・下 奥田英朗

時は1964年の東京。新幹線、国立競技場、武道館、首都高速道路、代々木体育館などオリンピック景気に沸く中で、東北などの地方から多くの労働者が出稼ぎに来ています。

華やかな東京都の表部分と、地方の電気さえ十分に届かない裏の部分がくっきりと付いてきた時代でもあります。戦争に負けて20年、世界から敗戦国として侮蔑されてきて、ようやく世界から許しを得られた証明がこの東京オリンピックでした。

そのオリンピック開催を間近にして、貧しい地方から出てきたエリート東京大学大学院生が、繁栄のために地方を犠牲にするその象徴であるこの東京オリンピックを妨害しようとします。彼にとってはなんでもよかったハズだけど、目の前に世界中が注目する東京オリンピックを人質にした恐喝を始めます。

長い小説ですが、その前段である東京と地方の格差、日雇い労働者と大手企業や役人との格差、そして1960年の安保運動以来急速に力を付けてきた公安警察と警視庁捜査1課との確執などが盛りだくさんで、途中でダレルこともなく、クライマックスの10月10日の開会式へ向かって突き進んでいきます。

東京オリンピック開催の時は私はまだ小学生で、しかも関西にいたので、その影響(恩恵)はなにもなく、家で家族と一緒に白黒テレビで入場行進を見ていたことぐらいしか印象には残っていません。その後のメダルを取ったバレーボールやマラソンなどは興味はなかったものの、家族がみな大喜びしているのを不思議な思いで見ていたものです。

これはもちろんフィクションで、著者はまだ当時小学生で当時のことを知っていたわけがありませんが、よく1964年の世相をよく調べて書かれています。おそらくいまもっとも余裕のある団塊世代以上の人達が大喜びしそうな小説でしょう。おそらく映画化されるのではないでしょうか。

著者別読書感想(奥田英朗)

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

ジーン・ワルツ 海堂尊

チーム・バチスタの栄光」や「ジェネラル・ルージュの凱旋 」など医療・医学小説を得意とする現役医師の海堂尊氏の小説です。この小説では「代理母出産」がテーマになっていて、主人公は大学医学部産婦人科学教室助教です。

日本では倫理的観点から認められていない代理母ですが、すでに人工授精は普通におこなわれている現状からすると、その延長線上にある代理母は技術的には問題がないところまで来ています。なかなか重いテーマですが、知識のない人でもわかりやすく書かれていて、エンタテーメントとして読むことができます。

海堂尊は歯に衣着せぬ物言いで、医学界のみならず厚労省に対しても批判を続けている方ですが、その中で今年には東大教授に名誉棄損で敗訴しています。しかしいまもまだ意気軒昂で、今後も引き続き楽しみな方です。

本職が医者でありながら小説を書いていたというのは、森鴎外や齋藤茂吉、北杜夫、渡辺淳一、帚木蓬生(敬称略)など過去にも多くいらっしゃいますが、医学という自然科学と、創造力と表現力の文学の両方をものにできるとはまったくすごい才能です。

著者別読書感想(海堂尊)

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

すごい会社のすごい考え方 夏川賀央

2010年時点で「すごい」と思われている会社とその考え方を、各種の関連書籍からその創業者や経営者の自慢話しを抜き出したダイジェスト版っていった本です。20年後にこの本を読んでみたら思わず失笑してしまうことになるのかも知れません。

そのすごい会社というのは「任天堂」「グーグル」「ディズニー」「アップル」「レゴ」「スターバックス」「サムスン」「IKEA」の8社です。グーグルとアップル、スターバックスを除くと歴史ある名門の会社です。

なぜこれらの会社が選ばれたのかはよくわかりませんが、2010年現在好調を維持していたのは間違いないのでしょう。ただ、結果的にうまくいったからその秘密を探ろうというのは、まだ社会を知らない学生や新入社員にはいいのでしょうけれど、十分経験の積んだ社会人にとってはややキツイなぁという感じも。

というのも、会社なんて生き物であり、調子のいいときは社員に対しての恩恵も多く、逆に厳しくなると急に引き締められるというのが一般的です。もしグーグルが落ち目になったときでも、いまと同じ経営方針や社員に対する待遇や採用方針が続くかというとそれはまずないでしょうし、絶好調の企業の考え方と普通の企業では比較の対象にはなりえないのです。

こうしたビジネス本では時代が変わっても変わることのない「コミュニケーション」や「マネジメント」と言うところが鉄板なのでしょうが、それらを遥かに超越したこの種の成功物語と自慢話は、ちょっとどうかなと抵抗を感じてしまいます。どちらかと言えば社会人向けには苦境にある中で、その中にいた人がどうやってそれを凌いだかという話のほうが役立ちそうです。

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