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2012 2009年アメリカ ローランド・エメリッヒ監督 キウェテル・イジョフォー主演 

ストーリーとしては高度に発達していたマヤ文明の暦が2012年12月に区切りがあることから2012年人類の滅亡説が噂されるテーマで、大騒ぎした1999年のノストラダムスの大予言に似通ったものがあります。
 
アメリカ人が大好きな地球崩壊に際しての人間愛というところで、「アルマゲドン」や「インデペンデンス・デイ」 「地球が静止する日」など数多くの作品がありましたが、この作品はなんと言っても最新のCGが最高によくできています。

街や山が隆起し崩壊していく様子や、津波に襲われるシーンなど日本映画のみすぼらしいCGと比べると雲泥の差があります。このCGを見るだけでもこのDVDを見る価値があります。
 
最近のアメリカ映画を観ていて気がつくのは、ストーリーの中で重要な役割を占める中国との関係です。政治的にも米中関係の親密度がよく言われていますが、映画の世界ではそれ以上に深まっていることがわかります。

以前ならアメリカ映画が外国というとヨーロッパが多く、中国はロシアと同様に敵国というイメージがデフォルトでしたが、最近は中国が米国のパートナーという立場で出てくることが多く、なんか国民世論の操作っぽく見えてしまいます。

それと13億人を抱える中国での上映と成功を意識しているのは当然なのでしょう。
 
結局、自然との闘いでは人類ができることは限られ、生き残れるのは、津波災害が一番遅くなる先日大地震が起きた中国チベット自治区の標高4000メートル級の高地に作られた現代版ノアの箱舟に乗れた政治家や大金持ちが中心で、ほとんどの人類は死滅してしまいます。

なので決してハッピーエンドではなく見終わった後は、なすすべもない庶民としては決して気持ちのいい物ではありません。 

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇
 
ノウイング 2009年アメリカ アレックス・プロヤス監督 ニコラス・ケイジ主演

こちらも太陽のスーパーフレアによって、地球が猛烈な高温にさらされ、地殻変動が起き、人類の滅亡が迫るという、人類滅亡の映画です。地球滅亡までの限られた時間の中で家族愛や葛藤が描かれています。

同時期に公開された同じようなテーマの2012と比べると、2012が壮大な最新CG技術がウリで、ノウイングはニコラス・ケイジの個性で持っている映画と言えるかも知れません。
 
2012と違うのは、地球の生命種を救おうとする良心的なエイリアンが地球にやってきて、ミステリー要素も含まれ「地球が静止する日」とも似てなくもないです。

ただ人類の多くが生き残ってきた以前のこういう映画と比べると、エイリアンに連れて行かれた一部の選ばれた種以外は、主人公のニコラス・ケイジを含め地上の生き物はほとんど死滅してしまい、鑑賞後はなんとなくやるせない気持ちにさせ、せいぜい「今を一生懸命に生きよう!」と思わせるのが最近の傾向なのでしょうか。 

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇
 
20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗 2010年東宝 堤幸彦監督 唐沢寿明主演

大ヒット映画の最終版です。前編の第一章、第二章を見ておかないと最終章で明らかになる様々な事象や謎の意味がちょっと理解できません。
 
一応前章の折々の場面が再現はされていきますが、やはりストーリーとしては一本筋が通っています。ただ過去(1970年前後)と現在・未来が入り交じりますので、ちょっと油断すると混乱します。
 
史上最悪の世界征服者「ともだち」が最後に死に、あの覆面がはがされ顔が明らかになりますが、エンドロールが流れて、ありゃ?これで終わるの?と思ったら、さらに約10分間の続きがあり、最後の謎解きがおこなわれます。

そこで始めて「ともだち」の本当の正体がわかるようになっています。これ以上のネタは明かせません。
 
なんでもプレス向けの先行上映会ではこの最後の10分間は上映されず、ちゃんとお金を払った人だけが最後の謎がわかるという仕掛けだったようです。なかなかやるな。
 
この20世紀少年は、主人公のケンヂやその同級生達が生まれたのが1959年で、私と2年違い(私のほうが年上)です。

なので、映画に出てくる様々なシーンや出来事が自分が経験してきたことと多く重なっていたりして懐かしく楽しめます。

それに本来なら主演を張れるような蒼々たる俳優陣や有名人がちょい役で登場しているのも驚かされます。
 
CGも多用されていますが、日本映画のCGの中では比較的よくできているほうだとだと思います。原作がコミックなので、マニアも多く、そのあたりはこだわりがあるようです。
 
  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇
トランスフォーマー/リベンジ 2009年アメリカ マイケル・ベイ監督 シャイア・ラブーフ主演 

トランスフォーマーシリーズの第2弾です。戦闘シーンは第一話よりもずっと派手で、ブリキのおもちゃや実際にはなにもない仮想のCGを相手にしながら、いい大人が一生懸命に真面目な顔をして戦争ゲームしているのが目に浮かび、滑稽過ぎて笑えます。

CGはよくできていますが、これほどCG多用なら実写版じゃなくてもガンダム(見たことないけど)のようなアニメか全編CGでも十分な気もします。
 
あと映画の内容はまったく子供向けなのですが、露出好きなセクシーお姉さんや犬の交尾シーンなどがたっぷり登場し、子供向けの映画に大人向けのウイットを入れたつもりなのか、人間の交尾だと成人規制がかかってしまうので、異種犬同士の交尾に変えたのか、この映画はいったい誰を対象にしたものなのかよくわからないというのが率直な感想です。 

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新入社員が会社に入って、研修を終え本配属される季節となりましたが、同時に来年の採用(内定)が現在佳境に入っています。
 
昔々そう15~20年ほど前には、人事部門から依頼され新卒者の採用面接を行うことがよくありました。
 
その時に聞く質問はいくつか準備しておくのですが、その頃すでに面接対策として予想される質問と優等生の回答が多く出回っていたので、普通の質問では同じ回答しか返ってこず、面接の判断材料にはなりません。
 
普通によくある面接での質問とは、例えば、
 
 「学校では勉強以外になにかやっていましたか?」
 「自分の長所、短所を言ってください」
 「当社を選んだ理由は?」
 「当社ではなにをやってみたいですか?」
 「尊敬する人は?」
 「愛読書は?」
 「好きな言葉、座右の銘は?」
 「もし100万円あったら何に使いますか?」
 
などでしょうか。
 
ここで出てくる「愛読書は?」ですが、30年ほど前の私の就職の時にも想定質問としてありましたが、この意味がよく理解できませんでした。

愛読書ではなく好きな著者とかジャンルとか聞かれるといくらでも言えるのですが、愛読する書物と言うからには「好きで何度も繰り返し読んだ本」という私なりの理解でしたから、そんな本はありません。

せいぜい、こじつければ国語事典とか広辞苑とかになってしまいます。

若い頃の私にとって、本は次々にとっかえひっかえ読むものでしたので、いくら面白いと思った本でも繰り返して読む本は1冊もありません。
 
なので、もしそういう質問が出るとどう答えたものかと真剣に悩みました。今考えると「愛読書」=「読んでみて気に入った本」という理解でよかったんですね。この歳になってようやく気づきました。
 
質問する側に立ってからは「愛読書は?」なんて意味不明な質問は封印し、代わりに「最近読んだ本を言ってください」という質問をしていました。

しかしこの質問は当時の面接質問想定集にはなかったのか、優秀な大学に在籍している学生でも、なぜかほとんどはしばらく答えに詰まってしまいます。
 
最後まで1冊の書名も出てこない人もいましたし、しばらく考えた後、大学の授業に使ったと思われる誰も知らない学術書をあげる人、考えあぐねて恥ずかしそうに漫画の名前をあげる人もいました。

続いて「その感想は?」と聞かれる恐れがあるので、さすがに読んでいない本を適当に答えることはできないようで、いかにもみんな本を読んでいないんだなと思った次第です。

繰り返しますがネットはまだ一般家庭までは普及していない15~20年前頃の話です。
 
学生の本分は勉強だなんてヤボなことは言いませんが、せめて時々は専門分野以外の本を読むというのは、最高学府で教育を受けている人間として当たり前というのが私の見解です。

別に哲学書など難しい本を読む必要はなく、様々な人の生き方や、世代や国による価値観の違い、世の中の問題点など、同好会やアルバイトや観光旅行では経験できない貴重な幅広い情報や知識が本から得られます。
 
同好会で会長を務めていたとか、ボランティアでどこそこへ行ったとか、アルバイトでチーフをやっていたとか言っても、多くの知識を吸収すべき学生時代に僅かな費用で、ちょっとした合間にできる読書ができない、興味がないという人を私は信用できません。
 
ところで、話は変わって、高校受験や大学受験の際、国語の試験問題に本のタイトルと著者を結びつけるというのがよくありました。試験に常連で出てくるのは、
 
夏目漱石(それから、こころ、三四郎)、森鴎外(ヰタ・セクスアリス、舞姫、山椒大夫、阿部一族)、三島由紀夫(潮騒、金閣寺)、芥川龍之介(或る阿呆の一生、羅生門)、太宰治(人間失格、斜陽、走れメロス)、二葉亭四迷(浮雲)、樋口一葉(たけくらべ、にごりえ)、有島武郎(生れ出づる悩み)、泉鏡花(高野聖)、井伏鱒二(山椒魚)、井原西鶴(好色一代男)、川端康成(雪国、古都)、菊池寛(恩讐の彼方に、父帰る)、志賀直哉(城の崎にて、暗夜行路)、島崎藤村(破壊、夜明け前)、谷崎潤一郎(痴人の愛、細雪)、永井荷風(断腸亭日乗、墨東奇譚)、堀辰雄(風立ちぬ)、室生犀星(あにいもうと)、武者小路実篤(友情)、国木田独歩(武蔵野)、萩原朔太郎(月に吠える)、鴨長明(方丈記)、中島敦(山月記)、高村光太郎(智恵子抄)、井伏鱒二(山椒魚、黒い雨)、宮沢賢治(銀河鉄道の夜、セロ弾きのゴーシュ)、坂口安吾(堕落論)、徳冨蘆花(不如帰)、シェークスピア(ヴェニスの商人)、ゲーテ(ファースト、若きウェルテルの悩み)、トルストイ(戦争と平和、アンナ・カレーニナ)、ドストエフスキー(罪と罰、カラマーゾフの兄弟)、イプセン(人形の家)、ルナール(にんじん)、スタインベック(怒りの葡萄)、トーマス・マン(ヴェニスに死す)、ヘルマン・ヘッセ(車輪の下)、ヘミングウェイ(誰がために鐘は鳴る、老人と海)、カミュ(異邦人)、ミルトン(失楽園)、トマス・モア(ユートピア)、チェーホフ(桜の園)、ゴーリキー(どん底)、ヴィクトル・ユーゴー(レ・ミゼラブル)、スウィフト(ガリバー旅行記)、スタンダール(赤と黒)、メルヴィル(白鯨)、パール・バック(大地)、魯迅(阿Q正伝)、サマセット・モーム(月と六ペンス)、ロマン・ロラン(ジャン・クリストフ)
 
など。(ふぅ)
思いつくまま(+ちょっと検索)書いたら、意外と結構あります。上記は30年以上前の受験勉強に出てきたものですから、最近では大江健三郎や村上春樹なども加わっているのかと思います。
 
では、高校生や大学生が、試験に出ているこれらの有名な本を読んでいるのか?と言うと、私は恥ずかしながら受験勉強で知るまでほとんど読んでいませんでした。

小・中学生でも定番の夏目漱石や宮沢賢治、「ガリバー旅行記」などは読んでいましたが。
 
教科書や試験によく出てくる世界または日本の名作を読まないというのは、これは問題だぞと思って、高校と大学時代に意識して読むようにしました。

おかげで大学受験の時には読んだ小説から一部引用問題が出題され、前後の流れもよくわかっていたので、その問題は楽勝だったことがあります。
 
なるほど、多くの人が名作と認め、勧めるだけのことはあって、どれも素晴らしい小説や詩集、エッセイです。しかも一部を除き、概ね短編か、中編なので、気軽に読むことができます。

短編小説の感想文を真剣に書くと、本編より長くなってしまうのでは?と思えるほどのものもあります。
 
私の「暇があれば読書」の生活はこの時に始まったと言えます。

もっとも速読などはできず、何度も行きつ戻りつしながらじっくり読むタイプなので、速さと量を自慢するするつもりはまったくありません。

ただ、さすがに学生時代に読んだ本は内容もうる覚えだったり、若いときに読むのと、今読むのとではまた違った印象を持つだろうと思い、再度読んでみるのもいいかなと最近では思っています。
 
タイトルばかり仰々しい新刊書を読むのもいいですが、たまにはこう言った世界・日本の名作を読んでみるのもいいものです。
 



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371
以前にも選挙の1票の格差と定数是正について、これからますますその関連する訴訟が増えるのではと書きましたが、前回の夏の衆議院選挙についてはすでに8件の訴訟が行われているそうです。

そんなに行われているとは知りませんでした。現在は地方から高等裁判所へ場所を移しており、近々最高裁へと移っていきそうな勢いです。
 
高等裁判所は全国に8箇所あり、そのすべてで訴訟が行われているようですが、現在のところ判決が出たのは7件、そのうち6件が「違憲」または「違憲状態」、1件が「合憲」となっています。

こうなると世の中の趨勢はもう明らかなのですが、それでも絶対に負けを認めないのが行政側の官僚やお役人達(総務省や選挙管理委員会)であり、そして官僚の機嫌を損ねたくない政治家ということになります。
 
政治家はこの判決が出るたびにカメラの前では神妙な顔をして「判決を重く受け止めます」と必ずのたまうものの、すぐに官僚から指示され次の「上告」を準備しているわけで、決して重くは受け取ってはいません。

もう何年もの間、本気で変えようとはしていません。蛙の面にションベン、糠に釘、柳に風みたいなものです。ごく一部のお金持ちの口にしか入らない、地球の裏側で獲れる地中海のクロマグロなんかより、ずっと重要な問題だと思うのですが。
 
それは一体なぜなのでしょう?
 
そもそも、政治家自身に自分や所属する党の身を削り、不利益を被ることになる、議員定数の削減、議員手当のカット、特典(JRグリーン無料)の返上、福利厚生(豪華議員宿舎とか)の廃止などができるはずがありません。
 
だって政治活動にはお金がいっぱいかかるんです。せっかく嫌なヤツにも頭を下げて、声をからせて、汗まみれ油まみれの労働者の汚い手とガッチリ握手しまわり、プライドが高く絶対人に頭を下げたくないというブランド大好き妻に、言い聞かせて質素な服を着せて、控えめに頭を下げさせたり、メルセデスベンツを奥に隠して、自転車や選挙カーに乗って走り回るのは大変な苦労で、やっと議員という特権者になれたのに、どうして愚かな大衆と同じか、それより低い待遇に甘んじなければならないのでしょうか?

とんでもないことです。なんのためにそんな苦労して政治家になったんだと思っているんですか!

と叱られてしまいそうです。
 
そして自分達だけ美味しい蜜を吸っていながらと、税務署やら公安やら警察やらの公の力を結集し、政治家の首根っこを押さえてしまいますので、やはり特権階級たる公務員改革もできた試しがありません。

政治家と官僚など上級公務員とは、ミッキーとミニー、ペコちゃんとポコちゃん、小林弘二と吉川操(あっ、知る人ぞ知る「俺は男だ」です)なんです。一心同体どちらかがいなくなったら共倒れしてしまう、切っても切れない運命共同体なのです。
 
話しが逸れてしまいましたが、定数是正は、政治家は「触れたくない」、官僚や公務員も「負けを認めたくない」なので、一応独立しているという建前ですが、司法(裁判所)も、違法状態なのは明らかなのに、政治家や官僚に遠慮し、最高裁に至っては逃げ腰、及び腰の判決となります。
 
今まで自民党政権では定数是正を考える場合、議員の定数を増やすことで格差を縮めていくという政治家や政党にとって都合のいい方法で行ってきました。

そのため憲法で規定されている議員定数をはるかにオーバーする違憲状態のまま、見てみないふりを続けてきましたが、さすがに巨額の財政赤字と人口減少を前にして、これ以上定員を増やす理由が付けられず、みんな誰がネコに鈴を付けようとするのかジッと待っているような状態なのです。
 
もし本当に定数是正=定数削減をおこなうには、道州制の導入がひとつのきっかけになるかもしれませんが、基本的な解決にはならないでしょう。

それよりも、いっそ政治家や官僚達の息のかからない、外国の民間シンクタンクか大学に依頼をして「日本における適正な定数分析と選挙エリア分け」をしてもらうというのはどうでしょう。
 
これなら特定の既得権益者の邪魔も入らず、過去からのしがらみや悪しき慣習にもとらわれず、公平と言えます。国内の根幹に関わる制度改革を外国に頼らないとできないというのは、アフリカの新興国並みですが、それが今の日本の硬直化した政治や司法、行政組織の現実なのかもしれません。
 
元々、日本の政治スタイルや憲法、民主主義はそのほとんどが外国からの輸入でコピーです(象徴天皇や憲法9条などは独自のものかもしれませんが)。

現代においても自らが絶対におこなえない選挙改革に、外国の知恵と経験と論理的手法を取り入れたって構わないのではないでしょうか。

マニフェストだとかタスクフォースだとかプロジェクトチームだとか、政治においてみんな臆面もなく今でも軽々しく外国の政治手法を真似ているではないですか。
 

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370
親子で直木賞作家となった息子さんのほうの白石氏は、私と歳が近いこともあり(1歳違い)、本名で出版された最初の作品「一瞬の光」からずっと読んできた好きな作家です。

作者と同世代と言うことはつまり主人公とも同世代ということが多く、共感を覚えることが多々あります。
 
この「永遠のとなり」はかなり作者本人の自伝的な要素が多く含まれていそうで(作者も主人公も早稲田卒、パニック障害になって大企業を退職し、郷里の福岡で療養という点など)、主人公が生きてきた時代と自分のそれがシンクして(小学生時代に大阪万博が開催されシンボルだった太陽の塔がそのイメージとして残っているとか)、小説の主人公ほどには波瀾万丈(浮気が妻にばれて、離婚を経験したり)でないにしろ、自分の生き様を思い返すいい機会にもなりました。

著者別読書感想(白石一文)


  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇ 
 
南太平洋の楽園と言われるフィジーを舞台にした小説です。しかし現地に住む人達(フィジー人、インド人、日本人等)にとっては、楽園とは言い難い様々な問題や生活があります。

日本人にとってはフィジーやトンガ、ツバル、タヒチなど南太平洋の国々はみな同じように思えてしまいますが、それぞれの国や民族に特徴があります。特に以前植民地として支配をしていた国の事情にも影響されているようです。
 
小説では2000年に起きたフィジーでのクーデターによる混乱の前後を現地に移住した日本人レストラン経営者、その恋人のインド人女性、学友のフィジー人、フィジー人の恋人の日本からワーキングビザで来ている女性が複雑に絡み合います。
 
元々フィジーの住民は現地人のフィジー人が51%、英国の植民地時代に労働力として強制的に移民させられたインド人(の子孫)が44%と人口が伯仲していて、それが2000年のクーデターの一因となっていますが、楽園にはあまりふさわしくない根深いものがあるようです。
 
つまりフィジー人にとって、自分たちの国で他民族に大きな顔をしてもらいたくないという理屈があり、一方移民インド人にとっては、フィジー人にとって有利な政策の上に、真面目に働かず利益の分配やだけを求めるフィジー人に対して苛立ってしまうという根深いものがあります。
 
普段知り得ない行ったこともない外国のしかも小国の様々な事情が、どこまでが真実でどこまでがフィクションなのかは考える必要があるものの、それらを知ることができるというのは小説ならではの醍醐味です。

通常ならフィジーと言えば南国のマリンレジャーのために行く場所というイメージしかありませんでしたが、そこで生活をしている人達や民族のことなどは例え旅行で行ったとしてもわからないことばかりだと思います。
 
で、2000年のクーデターで観光客が激減してしまい、その後どうなったのか知りたくなり調べてみると、現在は軍事政権が掌握し、民主選挙が行われていないということで、周辺のオーストラリアやニュージーランドなどとも対立し、その隙をついて中国が漁業資源の拡大を視野に入れてうまく入り込んでいるようです。

著者別読書感想(垣根涼介)
 
  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇
 
エッセイが主で、超短編小説?もあったり、隆慶一郎氏の元々の本業であった映画やテレビドラマの脚本家時代の話し、時代小説に対する考え方や発想法、小説の背景などがわかる本です。

隆慶一郎ファンには必携かも知れませんね。
 
この隆慶一郎氏は処女作の「吉原御免状」含め二度直木賞候補に挙がったそうです。

まだ作家としての経験が短い、また次があるということで逃してしまい、作家活動を始めてわずか5年(66歳)で他界され、結局受賞ができなかったことで、その後直木賞の選考方法にも影響を及ぼしたそうです。
 
著者別読書感想(隆慶一郎)


  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇
 
応酬 (講談社文庫) ポール・リンゼイ

主人公はマフィアの大ボス(病気療養中)の娘と結婚したばかりに、下部組織のリーダーをやらざるを得ないやる気のあまりない男と、一方ではFBIの中では鼻つまみものが集められてダーティな潜入捜査や、盗聴・追跡などの張り込みを専門におこない、容疑が固まり犯人を挙げるときには、地元の警察署にそのすべてを引き渡してしまうという縁の下の力持ち部隊のリーダーです。
 
長編小説ですが、そのマフィアとFBIの両名が接触するのは最後の最後で、それまではずっと善悪それぞれが別々に事が進んでいきますが、本来は善と信じているFBIのダーティなところと、悪と思われるマフィアの意外と律儀で真面目なところが対照的で楽しめます。
 
  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇
 
この本は、ずっと前に購入し、数ページ読んだところで、ハチャメチャで理解不能となり、長く書棚の肥やしとして溜めておかれた小説です。今回、熟成した肥やし救出計画のもと(単に図書購入費削減)、ほこりを払って一気に読んでみました。
 
森博嗣と言えばデビュー作「すべてがFになる」や「スカイ・クロラ」などが有名なSF推理ミステリー作家ですが、読むのは初めてです。

この作家の小説はしばしば漫画やゲーム、映画にもなり、マニアックな人達(単にオタクとも言えなくはない)にはとてもウケているのがわかります。

またわずか10年ぐらいのあいだに数十の作品を上梓していて多作な作家といえるでしょう。
 
映画の「スカイ・クロラ」はDVDを借りてきて見ましたが、精密な航空機の描写など、大人でも十分に楽しめる作品でした。しかしストーリーがこれもまたぶっ飛んでいて、ストーリーは中学生~高校生向けなのかなぁと思った次第です。

著者別読書感想(森博嗣)
 

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高速道路の新料金が紆余曲折ありましたが、ようやく決まりました。
 
今まで休日(土日祝祭日)が上限1,000円(但し都市部は別途課金あり)だったのが、6月からは一部無料区間を除き、平日も含めて上限2,000円(一部区間は別途課金あり)となります。
 
また首都高速や阪神高速は距離別課金が導入されることが決まりましたが、実施はすべての出口にETCゲートを作らなければならないので、12月頃からの予定だそうです。また無駄なことを、、、
 
私の考えからすると、今までは休日しか大幅な割引がなく、平日に長距離を安く走ろうとすると、50%オフの深夜(0時~4時に出入りする)割引を利用するしかなかったのですが、これで安心して平日昼間に長距離ドライブが可能となります。
 
特に土・日は仕事で、平日しか休めないという人達(サービス業や不動産業など)の人は、ほとんどその恩恵にあずかれず、ずっと気の毒に思っていました。しかしようやくこれで平日の空いた時間に長距離ドライブが楽しめます。
 
また、今まで土日に高速道路が集中し、従来なら考えられないような場所や時間に渋滞が起きていました。これは明らかに割引を土・日限定にしていた弊害です。

特に金曜日の深夜のサービスエリアやパーキング、ひどいのは路肩にまであふれた車が、出口ゲートの前で土曜日0時が来るのをジッと待っています。

そりゃ、数分のことで青森-浦和間、通常が9,350円(ETC平日深夜割引)が1,450円(ETC休日)と7,900円も安くなるのですから、誰だってそうしたいと考えます。
 
休日と平日との割引に差がなくなれば、時間を気にすることなく、いつでもゲートをくぐることができますし、休日に混みそうだと思えば、時間や日を変えて平日に異動しようと考えます。

土・日のサービスエリアはどこも駐車場に入れないほどの混雑です。これも平日分散化すえば、気持ちよく使えるようになりそうです。
 
マスコミや一部の評論家は「高速道の近距離の走行が割高となる」「首都高の距離別では長距離が割高になる」「ETCのメリットが薄まる」「別途課金される瀬戸大橋などを通行すると割高になる」「旧道路公団が無駄を削った分の深夜割引やポイント制度がなくなる」と、デメリットばかりを強調しますが、私は、今回の改正はそこそこに納得感があります。
 
「近距離の走行が割高となる」
地方の高速道路が多いのですが一部区間では高速無料のところもあり、一概にそうは言えません。わざわざ高くなるケースだけを抽出して声高に非難するのは、意図的な偏向報道です。また近距離であれば、高いと思う高速道路を走らなくてもいいではないですか。
 
「首都高の距離別では長距離が割高になる」
首都高や阪神高速の最大のメリットは都内や阪神間の混雑する一般道を一部ショートカットし、移動時間を減らすことにあります。それにより一般道の混雑やCo2排出も多少は減らすことができます。つまり首都高や阪神高速は、横断するように端から端まで通り抜けをするのではなく、主に短・中距離(端から中央までやその逆)で利用することを主な利用法と想定とすれば、従来の一律課金より安くなります。そのことをちゃんと説明して欲しいものです。
 
「ETCのメリットが薄まる」
首都高や阪神高速では最初に徴収されますので、ETCではなく現金で乗る人は最大料金を徴収されるそうです。ETCの場合は、現在でも一部の区間ではそうですが、短距離の場合、自動的に割り戻しされます。またETCのおかげで料金の支払いの手間がドライバー側にも相当役立っています。もちろんETC制度に群がる利権構造についての問題点は山ほどありますが、今さら後戻りはできず、今後もっといい方法を考えてもらうしかないでしょう。
 
「別途課金される瀬戸大橋などを通行すると割高になる」
競合するフェリーなどに配慮したという説明ですが、そうすることでどれだけフェリーに流れるのかというとまったく未知数です。少なくとも長距離を走って来た人が、わざわざ高速を降りて高いフェリーを使う人はいないでしょうから、結局は地元の人達が、それでも安い高速を使うか、高いフェリーを使うかの選択ということになります。できるだけシンプルにしたという今回の改正ですが、意味があるのかどうか私にはわかりません。
 
「旧道路公団が無駄を削った分の深夜割引やポイント制度がなくなる」
そもそも旧道路公団のようなところが自ら無駄を削ったなんて、民間企業からすると大甘に違いありませんし、おこがましい限りです。税金が投入されている会社なので、今後は政治家がもっと厳しく精査し、ギリギリまで無駄を削り、特に国交省や警察庁からの官僚含む公務員の天下りを一掃してもらいたいものです。無駄の一番はそこでしょう。しかし自民党道路族がいてそれはできませんでした。
 
またマイレージポイント還元は私は当初から使っていますが、多くの人は「登録が面倒」、「知らなかった」などで実際の利用率は50%を切っているそうです。

つまり多くの人が、その旧公団のありがたいはずの還元は知らないし納得していないということです。それらの複雑なことは全部辞め、もっとシンプルにわかりやすくしてもらうほうが、国民にとってずっと便利で公平です。
 
と、上記のようなデメリットだけがいつも強調され、けしからんとなりますが、私にとっては、いつも渋滞する休日ではなく、堂々と平日に休みを取ってリーズナブルに長距離ドライブが可能ということです。

特に一般のサラリーマンにとっては子供の夏休みや冬休みの平日に、一向に取得率が上がらない有給休暇をとって、長距離ドライブをするには最適だと思います。

そもそも私も毎年のように往復してきた東京-大阪間が1年前まで1万数千円を当たり前に払っていたことを考えると、1年中いつでも2000円なのですから、これが大きな進歩と言わないでなんなのでしょう?

リーマンショック後の一時的な景気刺激対策のため土日曜日千円にしたからと言って、それよりも安くしろ!というのは、それこそ財政を考えない無責任な発言です。
 
先日、テレビ報道番組では猪瀬直樹氏と石原伸晃氏が、馬淵国交省副大臣の説明を遮ってまで上記のようなデメリットだけを繰り返し、この政策を一方的に批判していましたが、自分達がやってきたことを否定され、よほど頭にきているのでしょう。

でも政権が代わり同時に価値観が変わったのですから、自民党政権時代に妥協して作った産物と持論だけでは説得力はなく、負け犬の遠吠えに近いみっともない限りです。
 



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性別:
男性
趣味:
ドライブ・日帰り温泉
自己紹介:
紆余曲折の人生を歩む、しがないオヤヂです。
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