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以前にも選挙の1票の格差と定数是正について、これからますますその関連する訴訟が増えるのではと書きましたが、前回の夏の衆議院選挙についてはすでに8件の訴訟が行われているそうです。

そんなに行われているとは知りませんでした。現在は地方から高等裁判所へ場所を移しており、近々最高裁へと移っていきそうな勢いです。
 
高等裁判所は全国に8箇所あり、そのすべてで訴訟が行われているようですが、現在のところ判決が出たのは7件、そのうち6件が「違憲」または「違憲状態」、1件が「合憲」となっています。

こうなると世の中の趨勢はもう明らかなのですが、それでも絶対に負けを認めないのが行政側の官僚やお役人達(総務省や選挙管理委員会)であり、そして官僚の機嫌を損ねたくない政治家ということになります。
 
政治家はこの判決が出るたびにカメラの前では神妙な顔をして「判決を重く受け止めます」と必ずのたまうものの、すぐに官僚から指示され次の「上告」を準備しているわけで、決して重くは受け取ってはいません。

もう何年もの間、本気で変えようとはしていません。蛙の面にションベン、糠に釘、柳に風みたいなものです。ごく一部のお金持ちの口にしか入らない、地球の裏側で獲れる地中海のクロマグロなんかより、ずっと重要な問題だと思うのですが。
 
それは一体なぜなのでしょう?
 
そもそも、政治家自身に自分や所属する党の身を削り、不利益を被ることになる、議員定数の削減、議員手当のカット、特典(JRグリーン無料)の返上、福利厚生(豪華議員宿舎とか)の廃止などができるはずがありません。
 
だって政治活動にはお金がいっぱいかかるんです。せっかく嫌なヤツにも頭を下げて、声をからせて、汗まみれ油まみれの労働者の汚い手とガッチリ握手しまわり、プライドが高く絶対人に頭を下げたくないというブランド大好き妻に、言い聞かせて質素な服を着せて、控えめに頭を下げさせたり、メルセデスベンツを奥に隠して、自転車や選挙カーに乗って走り回るのは大変な苦労で、やっと議員という特権者になれたのに、どうして愚かな大衆と同じか、それより低い待遇に甘んじなければならないのでしょうか?

とんでもないことです。なんのためにそんな苦労して政治家になったんだと思っているんですか!

と叱られてしまいそうです。
 
そして自分達だけ美味しい蜜を吸っていながらと、税務署やら公安やら警察やらの公の力を結集し、政治家の首根っこを押さえてしまいますので、やはり特権階級たる公務員改革もできた試しがありません。

政治家と官僚など上級公務員とは、ミッキーとミニー、ペコちゃんとポコちゃん、小林弘二と吉川操(あっ、知る人ぞ知る「俺は男だ」です)なんです。一心同体どちらかがいなくなったら共倒れしてしまう、切っても切れない運命共同体なのです。
 
話しが逸れてしまいましたが、定数是正は、政治家は「触れたくない」、官僚や公務員も「負けを認めたくない」なので、一応独立しているという建前ですが、司法(裁判所)も、違法状態なのは明らかなのに、政治家や官僚に遠慮し、最高裁に至っては逃げ腰、及び腰の判決となります。
 
今まで自民党政権では定数是正を考える場合、議員の定数を増やすことで格差を縮めていくという政治家や政党にとって都合のいい方法で行ってきました。

そのため憲法で規定されている議員定数をはるかにオーバーする違憲状態のまま、見てみないふりを続けてきましたが、さすがに巨額の財政赤字と人口減少を前にして、これ以上定員を増やす理由が付けられず、みんな誰がネコに鈴を付けようとするのかジッと待っているような状態なのです。
 
もし本当に定数是正=定数削減をおこなうには、道州制の導入がひとつのきっかけになるかもしれませんが、基本的な解決にはならないでしょう。

それよりも、いっそ政治家や官僚達の息のかからない、外国の民間シンクタンクか大学に依頼をして「日本における適正な定数分析と選挙エリア分け」をしてもらうというのはどうでしょう。
 
これなら特定の既得権益者の邪魔も入らず、過去からのしがらみや悪しき慣習にもとらわれず、公平と言えます。国内の根幹に関わる制度改革を外国に頼らないとできないというのは、アフリカの新興国並みですが、それが今の日本の硬直化した政治や司法、行政組織の現実なのかもしれません。
 
元々、日本の政治スタイルや憲法、民主主義はそのほとんどが外国からの輸入でコピーです(象徴天皇や憲法9条などは独自のものかもしれませんが)。

現代においても自らが絶対におこなえない選挙改革に、外国の知恵と経験と論理的手法を取り入れたって構わないのではないでしょうか。

マニフェストだとかタスクフォースだとかプロジェクトチームだとか、政治においてみんな臆面もなく今でも軽々しく外国の政治手法を真似ているではないですか。
 

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370
親子で直木賞作家となった息子さんのほうの白石氏は、私と歳が近いこともあり(1歳違い)、本名で出版された最初の作品「一瞬の光」からずっと読んできた好きな作家です。

作者と同世代と言うことはつまり主人公とも同世代ということが多く、共感を覚えることが多々あります。
 
この「永遠のとなり」はかなり作者本人の自伝的な要素が多く含まれていそうで(作者も主人公も早稲田卒、パニック障害になって大企業を退職し、郷里の福岡で療養という点など)、主人公が生きてきた時代と自分のそれがシンクして(小学生時代に大阪万博が開催されシンボルだった太陽の塔がそのイメージとして残っているとか)、小説の主人公ほどには波瀾万丈(浮気が妻にばれて、離婚を経験したり)でないにしろ、自分の生き様を思い返すいい機会にもなりました。

著者別読書感想(白石一文)


  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇ 
 
南太平洋の楽園と言われるフィジーを舞台にした小説です。しかし現地に住む人達(フィジー人、インド人、日本人等)にとっては、楽園とは言い難い様々な問題や生活があります。

日本人にとってはフィジーやトンガ、ツバル、タヒチなど南太平洋の国々はみな同じように思えてしまいますが、それぞれの国や民族に特徴があります。特に以前植民地として支配をしていた国の事情にも影響されているようです。
 
小説では2000年に起きたフィジーでのクーデターによる混乱の前後を現地に移住した日本人レストラン経営者、その恋人のインド人女性、学友のフィジー人、フィジー人の恋人の日本からワーキングビザで来ている女性が複雑に絡み合います。
 
元々フィジーの住民は現地人のフィジー人が51%、英国の植民地時代に労働力として強制的に移民させられたインド人(の子孫)が44%と人口が伯仲していて、それが2000年のクーデターの一因となっていますが、楽園にはあまりふさわしくない根深いものがあるようです。
 
つまりフィジー人にとって、自分たちの国で他民族に大きな顔をしてもらいたくないという理屈があり、一方移民インド人にとっては、フィジー人にとって有利な政策の上に、真面目に働かず利益の分配やだけを求めるフィジー人に対して苛立ってしまうという根深いものがあります。
 
普段知り得ない行ったこともない外国のしかも小国の様々な事情が、どこまでが真実でどこまでがフィクションなのかは考える必要があるものの、それらを知ることができるというのは小説ならではの醍醐味です。

通常ならフィジーと言えば南国のマリンレジャーのために行く場所というイメージしかありませんでしたが、そこで生活をしている人達や民族のことなどは例え旅行で行ったとしてもわからないことばかりだと思います。
 
で、2000年のクーデターで観光客が激減してしまい、その後どうなったのか知りたくなり調べてみると、現在は軍事政権が掌握し、民主選挙が行われていないということで、周辺のオーストラリアやニュージーランドなどとも対立し、その隙をついて中国が漁業資源の拡大を視野に入れてうまく入り込んでいるようです。

著者別読書感想(垣根涼介)
 
  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇
 
エッセイが主で、超短編小説?もあったり、隆慶一郎氏の元々の本業であった映画やテレビドラマの脚本家時代の話し、時代小説に対する考え方や発想法、小説の背景などがわかる本です。

隆慶一郎ファンには必携かも知れませんね。
 
この隆慶一郎氏は処女作の「吉原御免状」含め二度直木賞候補に挙がったそうです。

まだ作家としての経験が短い、また次があるということで逃してしまい、作家活動を始めてわずか5年(66歳)で他界され、結局受賞ができなかったことで、その後直木賞の選考方法にも影響を及ぼしたそうです。
 
著者別読書感想(隆慶一郎)


  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇
 
応酬 (講談社文庫) ポール・リンゼイ

主人公はマフィアの大ボス(病気療養中)の娘と結婚したばかりに、下部組織のリーダーをやらざるを得ないやる気のあまりない男と、一方ではFBIの中では鼻つまみものが集められてダーティな潜入捜査や、盗聴・追跡などの張り込みを専門におこない、容疑が固まり犯人を挙げるときには、地元の警察署にそのすべてを引き渡してしまうという縁の下の力持ち部隊のリーダーです。
 
長編小説ですが、そのマフィアとFBIの両名が接触するのは最後の最後で、それまではずっと善悪それぞれが別々に事が進んでいきますが、本来は善と信じているFBIのダーティなところと、悪と思われるマフィアの意外と律儀で真面目なところが対照的で楽しめます。
 
  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇
 
この本は、ずっと前に購入し、数ページ読んだところで、ハチャメチャで理解不能となり、長く書棚の肥やしとして溜めておかれた小説です。今回、熟成した肥やし救出計画のもと(単に図書購入費削減)、ほこりを払って一気に読んでみました。
 
森博嗣と言えばデビュー作「すべてがFになる」や「スカイ・クロラ」などが有名なSF推理ミステリー作家ですが、読むのは初めてです。

この作家の小説はしばしば漫画やゲーム、映画にもなり、マニアックな人達(単にオタクとも言えなくはない)にはとてもウケているのがわかります。

またわずか10年ぐらいのあいだに数十の作品を上梓していて多作な作家といえるでしょう。
 
映画の「スカイ・クロラ」はDVDを借りてきて見ましたが、精密な航空機の描写など、大人でも十分に楽しめる作品でした。しかしストーリーがこれもまたぶっ飛んでいて、ストーリーは中学生~高校生向けなのかなぁと思った次第です。

著者別読書感想(森博嗣)
 

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369
高速道路の新料金が紆余曲折ありましたが、ようやく決まりました。
 
今まで休日(土日祝祭日)が上限1,000円(但し都市部は別途課金あり)だったのが、6月からは一部無料区間を除き、平日も含めて上限2,000円(一部区間は別途課金あり)となります。
 
また首都高速や阪神高速は距離別課金が導入されることが決まりましたが、実施はすべての出口にETCゲートを作らなければならないので、12月頃からの予定だそうです。また無駄なことを、、、
 
私の考えからすると、今までは休日しか大幅な割引がなく、平日に長距離を安く走ろうとすると、50%オフの深夜(0時~4時に出入りする)割引を利用するしかなかったのですが、これで安心して平日昼間に長距離ドライブが可能となります。
 
特に土・日は仕事で、平日しか休めないという人達(サービス業や不動産業など)の人は、ほとんどその恩恵にあずかれず、ずっと気の毒に思っていました。しかしようやくこれで平日の空いた時間に長距離ドライブが楽しめます。
 
また、今まで土日に高速道路が集中し、従来なら考えられないような場所や時間に渋滞が起きていました。これは明らかに割引を土・日限定にしていた弊害です。

特に金曜日の深夜のサービスエリアやパーキング、ひどいのは路肩にまであふれた車が、出口ゲートの前で土曜日0時が来るのをジッと待っています。

そりゃ、数分のことで青森-浦和間、通常が9,350円(ETC平日深夜割引)が1,450円(ETC休日)と7,900円も安くなるのですから、誰だってそうしたいと考えます。
 
休日と平日との割引に差がなくなれば、時間を気にすることなく、いつでもゲートをくぐることができますし、休日に混みそうだと思えば、時間や日を変えて平日に異動しようと考えます。

土・日のサービスエリアはどこも駐車場に入れないほどの混雑です。これも平日分散化すえば、気持ちよく使えるようになりそうです。
 
マスコミや一部の評論家は「高速道の近距離の走行が割高となる」「首都高の距離別では長距離が割高になる」「ETCのメリットが薄まる」「別途課金される瀬戸大橋などを通行すると割高になる」「旧道路公団が無駄を削った分の深夜割引やポイント制度がなくなる」と、デメリットばかりを強調しますが、私は、今回の改正はそこそこに納得感があります。
 
「近距離の走行が割高となる」
地方の高速道路が多いのですが一部区間では高速無料のところもあり、一概にそうは言えません。わざわざ高くなるケースだけを抽出して声高に非難するのは、意図的な偏向報道です。また近距離であれば、高いと思う高速道路を走らなくてもいいではないですか。
 
「首都高の距離別では長距離が割高になる」
首都高や阪神高速の最大のメリットは都内や阪神間の混雑する一般道を一部ショートカットし、移動時間を減らすことにあります。それにより一般道の混雑やCo2排出も多少は減らすことができます。つまり首都高や阪神高速は、横断するように端から端まで通り抜けをするのではなく、主に短・中距離(端から中央までやその逆)で利用することを主な利用法と想定とすれば、従来の一律課金より安くなります。そのことをちゃんと説明して欲しいものです。
 
「ETCのメリットが薄まる」
首都高や阪神高速では最初に徴収されますので、ETCではなく現金で乗る人は最大料金を徴収されるそうです。ETCの場合は、現在でも一部の区間ではそうですが、短距離の場合、自動的に割り戻しされます。またETCのおかげで料金の支払いの手間がドライバー側にも相当役立っています。もちろんETC制度に群がる利権構造についての問題点は山ほどありますが、今さら後戻りはできず、今後もっといい方法を考えてもらうしかないでしょう。
 
「別途課金される瀬戸大橋などを通行すると割高になる」
競合するフェリーなどに配慮したという説明ですが、そうすることでどれだけフェリーに流れるのかというとまったく未知数です。少なくとも長距離を走って来た人が、わざわざ高速を降りて高いフェリーを使う人はいないでしょうから、結局は地元の人達が、それでも安い高速を使うか、高いフェリーを使うかの選択ということになります。できるだけシンプルにしたという今回の改正ですが、意味があるのかどうか私にはわかりません。
 
「旧道路公団が無駄を削った分の深夜割引やポイント制度がなくなる」
そもそも旧道路公団のようなところが自ら無駄を削ったなんて、民間企業からすると大甘に違いありませんし、おこがましい限りです。税金が投入されている会社なので、今後は政治家がもっと厳しく精査し、ギリギリまで無駄を削り、特に国交省や警察庁からの官僚含む公務員の天下りを一掃してもらいたいものです。無駄の一番はそこでしょう。しかし自民党道路族がいてそれはできませんでした。
 
またマイレージポイント還元は私は当初から使っていますが、多くの人は「登録が面倒」、「知らなかった」などで実際の利用率は50%を切っているそうです。

つまり多くの人が、その旧公団のありがたいはずの還元は知らないし納得していないということです。それらの複雑なことは全部辞め、もっとシンプルにわかりやすくしてもらうほうが、国民にとってずっと便利で公平です。
 
と、上記のようなデメリットだけがいつも強調され、けしからんとなりますが、私にとっては、いつも渋滞する休日ではなく、堂々と平日に休みを取ってリーズナブルに長距離ドライブが可能ということです。

特に一般のサラリーマンにとっては子供の夏休みや冬休みの平日に、一向に取得率が上がらない有給休暇をとって、長距離ドライブをするには最適だと思います。

そもそも私も毎年のように往復してきた東京-大阪間が1年前まで1万数千円を当たり前に払っていたことを考えると、1年中いつでも2000円なのですから、これが大きな進歩と言わないでなんなのでしょう?

リーマンショック後の一時的な景気刺激対策のため土日曜日千円にしたからと言って、それよりも安くしろ!というのは、それこそ財政を考えない無責任な発言です。
 
先日、テレビ報道番組では猪瀬直樹氏と石原伸晃氏が、馬淵国交省副大臣の説明を遮ってまで上記のようなデメリットだけを繰り返し、この政策を一方的に批判していましたが、自分達がやってきたことを否定され、よほど頭にきているのでしょう。

でも政権が代わり同時に価値観が変わったのですから、自民党政権時代に妥協して作った産物と持論だけでは説得力はなく、負け犬の遠吠えに近いみっともない限りです。
 



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368
1年ほど前にTwitterのアカウントを取ってやっています。いや、やっているというのは正確ではなく、最近は時々人のつぶやきを読むだけで、自分がツイート(つぶやき)したのは最初の頃に数回だけで、使いこなしているにはほど遠い状態です。

ですのでこの評価については理解や知識不足からくる錯誤も多々あることを先に言っておきます。一部の人達にはこのTwitterがたまらなく役立ち、面白いそうで、私はどうもそれが理解ができません。

やっぱり50歳代のオールドタイマーにはこの最新のツールは不似合いなのだろうと思っていたら、20代、30代の利用者が多いのは当たり前として、19歳までの利用よりも50歳以上の利用が多く、決して若者のツールというのではなく、意外と年配者もよく使っているというアスキー総合研究所のデータもあり、人それぞれなんだなぁと思った次第です。
 
ただ、自分が使っていいと思ったからと言って、人に強く勧めたり、中には社長が気にいったからと言って、命令されれば従うしか術のない部下の社員に使うことを強要したりと、アホらしいことをする人もいます。

これはつまりTwitterは自分がフォローする人やされる人をたくさん作ることによってはじめてうまく機能しますので、部下や信者や熱心なファンには命令やPRをしてフォローをさせたくなるのでしょう。
 
○Twitterが便利と思えるところ

1)実名で登録したり発言している人が多く、実名での発言には信頼がおける。特に完全に匿名の掲示板等と比べると、明らかに無責任発言が少ない。
→でも実名の発言を知りたければ、別にTwitterでなくても、暇なときにその人の実名のブログをみればいいじゃん!って思うのだが。
 
2)メディアのひとつとして考えると情報発信スピードがとても速い。例えば電車が事故で停まっているという情報は車内に閉じこめられている人から実況生中継が入ることもある。
→本当にそれが必要かどうか、正確かどうかは別としてです。つまり間違った重大な情報が一人歩きする危険性(例:●●銀行がいよいよ危ないそうだ→取り付け騒ぎ)もあるし、意図して集団で情報操作をおこなうことが可能。
 
3)多数の仲間内での連絡網代わりに使おうと思えば使える(●●の居酒屋なう。参加者募集!とか)
→雑音やゴミと感じる人も多いはずだが。
 
 
●Twitterがダメと思えるところ

1)1投稿は140字以内という制限があるので、書かれる情報が極めて淡泊。意味不明なことも多い。
→これについては略語や絵文字ばかりで会話が成り立つ若い世代と、じっくりと文章を書いたり読む世代の違いを感じる。またTwitterはこの簡潔さが特徴なのでそれを理解していないといけない。
 
2)単にWebサイトへのリンク(誘導)を目的としたケースが目立つ
→興味をひくための煽りの言葉を書いてリンクをクリックさせる。集客が目的のサイトやメディア、個人ブログなどが多く、本当に役立つ情報(私にとって)は10件に1件もない。
 
3)同様に商売が目的で使われているのも目立つ
→飛んだ先はアフェリエイトサイトだったり、何かの宣伝だったり。口コミのようなフリをして書かれるがその多くはサクラと思って間違いない。
 
そこで思ったのは、特定の師匠や先生がいて、その人が書くツイートを全部読んでおきたい、大好きなアイドルがなにをしてなにを考えているのか知っておきたいという時には、その人が発言すれば自分からわざわざ情報を取りに行かなくても、発言が自動的に送られてくるわけですから便利でしょう。

だから野心のある宗教家が弟子や在家信者に対してとか、カリスマ的経営者が部下や自分の共感者に対してとか、有名芸能人が多くの熱狂的ファンに対してとかは、大いにアリのツールだと思います。
 
あと、非常に社交的で同じようにTwitterを使いこなす友人や知人がいっぱいいる人。これは上記で書いたように「自分がフォローする人やされる人」が多いので活用する価値があるかもしれません。
 
そしてもう一つは、内向的で全然友達がいない人。引きこもりやリアルなコミュニケーションが苦手な人。これは、自分が誰からもフォローされなくても、勝手に他人をフォローをしておけば、まるで自分宛にメッセージが送られてくるような錯覚が得られ、寂しさが紛れます。

しかも匿名でリツイート(引用返信)も送れますから、羞恥心や遠慮やマナーを知らなくても会話に加われます。相手からフォローを拒否されても、別のアカウントでストーカー的につきまとうこともできますし、そんなことをしなくても、フォローできる相手はいくらでもいます。
 
このあたりは「アスキー総合研究所の調査データ」の「外向的と内向的、両極端な利用者が共存!?」である程度の検証がなされていて納得感があります。
 
ところで、最近増えている各メディアが発信するツイートは「記事や媒体には書けない裏情報」や「記事にする前の速報」ではなく、ほとんどが自社のメディアの出来上がった記事への誘導に過ぎませんし、フリージャーナリストの書き込みも売名行為や自著の紹介ばかりですからすぐに飽きてしまいます。
 
Twitterのもっとも特徴的な点は、そのリアルタイム性にあります。つまりずっとパソコンの前にいなくても、テレビを見ながらでもスポーツをしながらでも、もちろん外出している時にでも、携帯端末(iPhoneとか)があれば、次々とフォローしている人からの情報が入ってきます。

もちろん自分から何か聞きたいことがあれば、直ちにそのフォローが返ってくることが期待できます。

例えば「今出張で名古屋にいるのだが、旨い味噌カツ屋を教えてくれ」と聞けば、フォローされている知り合いからも、まったく知らない人から「●●の味噌カツは絶品」とかのフォローがすぐに返ってきたりすることもあります。
 
リアルタイムということで考えれば、若い人のブログも携帯端末からの投稿やコメントが主になっているように、Twitterもそれ以上にモバイル端末ありきのツールかなと思います。
 
前述の「アスキー総合研究所の調査」では、まだPCからのアクセスが多い(複数回答 PC 94.3%、携帯 42.5%、スマートフォン 39.1%)ですが、携帯+スマートフォン(81.6%)とPCの比較で言えばその差は少なく、今後はスマートフォンの流行が続きそうですので、その差はさらに縮まると思われます。

つまり最初のうちは慣れるまでPCを使い、その後はスマートフォンや携帯へと移っていくと考えています。
 
私のようにネットはパソコンで、外出時はネット接続はせず、携帯電話(ガラパゴス)は電話とメール機能しか使わず、帰社や帰宅してからネットにつながる人には、Twitterのリアルタイム性は役に立ちません。

Twitterで5時間前のツイートを読んだり、リツイートしてあまり意味がありません。
 
いずれ時代の流れからして、私もいつかはスマートフォンを持つようになると思いますが、その時になってようやくTwitterのいいところがわかるのかも知れません。
 
おまけでTwitterの楽しみ方を勝間女史が書いています。初心者で、もひとつよくわからないという人にはお勧めです。
 


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367
今年2010年は「国民読書年」とのことらしいのですが、知っていました?
 
私はまったく知りませんでした。
 
で、どういうことをやっているのか調べてみました。
 
まず決まった経緯は、2005年に「文字・活字文化振興法」というのが国会で制定されました(これも知らん)。
 
「文字・活字文化振興法」は「文字・活字にかかわる著作物再販制度の維持」と「著作者及び出版者の権利保護の充実」を目的とした法律で、簡単に言えば、出版社等の既得権益である忌まわしき再販制度とメディア等の著作権保護ということで、読者(=ユーザー)にとっては、なんのメリットもない法律です。
 
その出版社や新聞社などの手前味噌な法律が制定され、2008年に国会(衆参両議院)で「文字・活字文化振興法」ができてから5年後にあたる2010年を「国民読書年」とすることを決議したらしい。
 
あまりにも既得権益保護が露骨すぎて恥ずかしかったのか、あるいは、取り上げるほどのニュースバリューがないと判断したのか、キッチリと報道されたという記憶がありません。

まぁ内輪の利益誘導のためだけの法律や決議ですからね。部外者は知らなくていいの!って感じでしょう。
 
その既得権益者が徒党を組むのが「財団法人文字・活字文化推進機構」という団体です。ここの理事連中の肩書き見ると作家、出版、新聞、テレビ、印刷、広告など業界団体がこぞって入っているのがよくわかります。
 
ちなみにちゃ~んと「国民読書年」のロゴまであります。

dokusho.jpg
 
文字・活字文化推進機構の役員名簿を見ると、少なくとも上層部には文科省や経産省の(直接の)天下りが入っていなさそうなのはマル優を差し上げたいですが、利益代表でもある作家の肥田美代子議員や、日本経済新聞出身の中川秀直議員などがこの法制化の中心となり、理事長や理事にもなっているところがいかにもって感じです。
 
で、2010年の「国民読書年」になるとなにが起きるのか(起きているのか)?
 
決議では「政官民協力の下で、国をあげてあらゆる努力を重ねること」が宣言された、らしい。
 
わっー!そりゃたいへんなことだ。太平洋戦争も政官民一致団結し、国を挙げてあらゆる努力を重ねた戦(いくさ)でしたね。

しかも新聞、雑誌、ラジオの各メディアがこぞって世論を開戦ムードへと高めていったわけだし。そりゃ凄い!さすがです!やっぱりやることが違います。60年以上前からずっと考え方が変わらず一貫しています。
 
そして今回も雑誌・テレビ・ラジオ・新聞の(絶滅間近の)4種マスメディアが中心となり、2010年は様々な特集やセミナー等が組まれているそうです。さすがに昭和一桁の時代と違い、いくらマスメディアでPRしたとしても、認知度は上がらず、世論の形成もそう簡単ではなさそうです。
 
しかし、たぶん後年には、2010年は「国民読書年」ではなく「電子書籍元年」だったんじゃね?と言われてしまいそうです。



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紆余曲折の人生を歩む、しがないオヤヂです。
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