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寝たきりの人や、そうでない人も含め要介護者・要支援者の人数は、介護保険がはじまった2000年4月の時点で218万人だったのが、2021年は684万人と3倍以上に大きく増加しています。

高齢者数が伸びているので、一定の割合で介護が必要な人数が増えるのと、介護保険の理解が進むことで加入者が増えていきます。

前期高齢者65~74歳の要介護者は495千人で介護保険加入者人口に占める割合は2.9%、後期高齢者75歳以上の要介護者は4,137千人で23.0%となっています。

やはり、年齢が高くなるにつれて、介護の必要性は加速度的に増えていくことがわかります。

要支援、要介護の対象者には様々なレベルがあり、必ずしも要介護=寝たきりというわけではありませんが、他の先進国と比べて、日本では寝たきりの人が多いという統計があります。


一般社団法人日本慢性期医療協会会長武久洋三氏2017年講演会資料より抜粋

なぜ、寝たきりの人が多くなっていくのかと言えば、多くは寿命の長期化でそれだけ高齢者が増えていることと、医療の進歩で簡単には死なない、死なせない医療が施せるようになってきていることが言えるでしょう。

その他にも、軽々しく書けない大人の事情?というものがあることも知っています。例えば徘徊や暴力行為が多い認知症患者や精神疾患患者の場合、おとなしくベッドで寝ていてもらったほうが、介護をする周囲が助かるというような事情などです。

寝たきりの人が増えることで、国も自治体も病院も個人も様々な大きな問題を抱えます。

寝たきりで自分で自由に動けなければ、基本的には24時間介護が必要で、家族や、病院、療養施設などの負担は大きくなります。

病院や療養所で療養中の寝たきり患者の場合、本来ならコロナ感染者のように緊急で治療、療養が必要な医療用ベッドや施設が長期間占有されていると、緊急時にすぐに使うことができず、適切な治療ができません。

さらに長期入院の場合、入院費や治療費のため、国(医療保険)と個人の医療費負担が増えます。

最近も洪水や土砂崩れなどが起きましたが、災害などが起きたとき、あるいは起きそうで避難が必要となれば、自宅で療養中の寝たきりの患者は誰かが複数名で避難を手伝わなければなりません。老老介護に任せておけないのは言うまでもないことです。

ご近所さん同士で助け合いと言っても、周囲に住むのは似たような高齢者ばかりで、寝たきりの人を担いで逃げることができる人がいるとは思えません。自治体(警察、消防、保健所)や町内会の役割がより一層重くなっています。

自宅で療養の場合、せめて食事(嚥下)や排泄、ベッドから降りて立ち上がることが自力でできれば、車椅子などを利用して自力、あるいは老老介護でも日常生活にそれほど負担をかけませんし、災害が起きそうなときの避難行動も容易です。

そこで、寝たきりの人数(推移)はどのぐらいの人数なのかと調べましたが、明確な数値が見つからず、また、一口に寝たきりと言っても、高齢者だけでなく、少数ですが若年層、中年層の場合もあり、65歳以上が対象になる介護保険の認定数だけでは把握できません。

また認知症や重度精神疾患のように、寝たきりではないものの、要介護3以上の寝たきりと等しい(あるいはそれ以上の)対応(介護)が求められるケースも増えています。

ここではとりあえず、介護保険(従って65歳以上の高齢者対象)加入者のデータから、寝たきり人数を推定してみます。

介護認定の中で、寝たきりに近いのは要介護3以上です。もちろんそうではないケースも多々あるかと思いますが、ここでは一応それを基準とします。

要介護3とは、

(1)見だしなみや居室の掃除などの身の回りの世話が自分ひとりでできない。
(2)立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作が自分ひとりでできない。
(3)歩行や両足での立位保持などの移動の動作が自分でできないことがある。
(4)排泄が自分ひとりでできない。
(5)いくつかの問題行動や全般的な理解の低下がみられることがある。

が一定の基準だそうです。

この要介護3から一番高い要介護5までの合計人数は、

 2009年 1,833千人
 2018年 2,220千人
 2021年 2,349千人

となっています。

およそですが、この235万人というのが、現在(2021年)の寝たきりの人数と解釈してもそう大きくは外れていないでしょう。

65歳以上の高齢者数は、およそ3600万人ですから、その中で6.5%が寝たきり状態ということです。

しかし人口のボリュームゾーンである団塊世代がすべて後期高齢者に入るのが2025年で(2025年問題と言われています)、そこから加速度的に要介護が必要となることを考えると、これからまだまだ寝たきり人口は増えていきそうです。

2040年頃の65歳以上高齢者数はおよそ4000万人と予測されており、その6.5%が寝たきりになるとするとその数は260万人で、現在より1割ほど増えることになります。

そして団塊世代の介護が終わる頃には、次の団塊ジュニア世代の介護が始まり、2050年頃には日本の高齢化がピークを迎え、その介護が終わる2060~2070年頃まで、要介護人口は増えていきそうです。

寝たきり問題の解決は、寝たきり患者を他の先進国並みの今の2割程度(250万人→50万人)に下げることが一番で、そのためには、医療以上に、日常生活するための機能を改善させるリハビリ、理学療法に国を挙げて力を入れていくことが求められます。

つまり、従来の医療の先にリハビリがあるのではなく、医療とリハビリを対等にして、機能回復を前提とした医療行為であり、医療方針の決定には理学療法士も加わっていくような態勢作りが求められています。

私は5年前と4年前に人工股関節手術をおこない、その後1週間ほど理学療法士とリハビリをおこなった経験がありますが、そのリハビリ室で、同様に人工股関節手術をした後、「私は歩かない、車椅子でいい」と、頑として歩く練習を拒否していた高齢女性がいました。

そうした、高齢者の思い込みやわがままをどうやって説得し、つらいリハビリを納得してもらい、機能回復させていくのかなど難しそうな問題はいろいろありそうですが、それをやっていかないと、日本の介護はもちろん、医療も、財政も、そして個人の文化的な最低限度の生活も失われてしまいそうです。

その他にも薬漬けの体質(患者側も医者側も)の改善や、特に認知症患者で徘徊や暴力を防ぐために悪意はなくとも寝たきり状態へ誘導する(したい)介護現場、規則上長期入院ができないと病院を転々とさせるような規則と無責任な医療機関など、あらためるべきこと、考えることは他にもいくらでもありそうです。

【関連リンク】
1043 親の介護は行くのか呼ぶのか
999 覚悟の地方移住か都市部で介護難民か
946 介護人材を増やす
876 介護にまつわるあれこれ

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1555
いよいよ今週末7月24日に東京オリンピック2020が開会されます。すでに競技の一部(ソフトボールとサッカー)は7月2 2日から始まります。

コロナ禍で1年延期となり、その間に対策をし、コロナに打ち勝った証としてつつがなく開催できるかと思っていたら、結構しぶとくとても押さえ込みに成功したとは言えない不安の中での開催です。

個人的には、前回の東京五輪はまだ小学低学年で、しかも関西在住ということもあって、あまり興味がなく、親や兄弟が見ていたテレビを少し見たぐらいの記憶しかありません。

今回の開催は、関東にいることもあり、一度ぐらいは競技と表彰式を見てみたいなと思って、観戦チケットに応募したところ、新国立競技場でおこなわれる女子サッカーの決勝戦&表彰式のチケットが当たり楽しみにしていました。

小中学生だけに観戦を許せば良いとか勝手なことをほざいている情報番組キャスターもいましたが、今の10代、20代であれば、今後日本国内で開催されるオリンピックを観戦する機会はきっとあるでしょう。

しかし、今の50代以上にとってはこれが最後の国内でおこなわれる夏のオリンピックで、逃すともうチャンスはないでしょう。それならば、小中学生ではなく、すでにワクチン接種をした、そして投票率が圧倒的に高い高齢者を無料招待でもしておけば、レームダック状態の政権は人気が高まり秋の衆院選は有利になるでしょう(皮肉です)。

それが、結果的には無観客となり、当然ながら大会関係者でもない一般庶民の席はなかったことにされてしまいました、トホホです。

せっかく間に合うように急いでワクチンも打ちましたが、そういうことは関係なく、一方的、政治的な対応で腹も立ちます。ワクチン2回接種者はリスクは大幅に減るのですから無条件に入場OKすれば良いのにね~

ま、そこはアンガーマネジメントを実践し、入場できない怒りは抑えましたが、結局、東京オリンピックはテレビで見よう!とかワケのわからない話しになっています。

1386 つまらない怒りは身を滅ぼす 2019/11/27(水)

テレビで見るオリンピックなら、様々な道路規制や、大会が終われば無用の長物化してしまう五輪遺産、世界中から持ち込まれるだろう変異型ウイルスの国内拡散など迷惑なだけですから、よその国でやってくれ!まだ一度もオリンピックをやってなくやりたい国もあるのだから、そういう国でやってくれ!あるいはどこか無人島にでも集めてやればいいじゃん!と思うのは私だけではないでしょう。

無観客となり、テレビの視聴率があがりそうです。

テレビ中継でメリットがあるのは、民放なら放送局と広告主、代理店でしょう。視聴率は確実に上がります。しかも主催者までが「テレビで見よう!」と宣伝してくれます。

つまり、この点で考えれば、五輪の開催は、テレビ局や広告主(スポンサー)、代理店のために開催するということが言えます。

次に、競技者(選手)からすれば、4年に一度の大きな大会ですから、そこに出場し、成績を残すことで大きな成果が得られます。

競技によってはメダルを取れば国や団体から賞金が出ることもありますし、国の英雄になれることもあります。

少なくともメダルを取れば名前はその国の中では全国区となり、現役を引退した後のバラ色の道も開けてくるのは間違いないところです。

そういうことから考えると、オリンピックは競技者のために開催するということも言えそうです。

次に主催者のIOC国際オリンピック委員会、その下のJOC日本オリンピック委員会は、今回のコロナ禍での開催については、少なくともスポンサー協賛金や、テレビ放映権などの収入があり、黒字にできるかどうかは微妙ですが、少なくとも、中止よりは収入が得られて一息つけそうです。

なので、IOCとその傘下のJOCのために東京五輪は開催されると考えることもできそうです。

そして、開催国の日本、開催都市の東京都ですが、どちらも金銭面、運営面、入国者対応、VIP・ゲスト対応など、大きな負担を背負うことになり、いっそ返上したほうがいいと思っている役人や関係者も少なからずいると思います。

ただ、大会関係者や政治家の中には、この最大規模のプロジェクトをここまで進めてきたというプライドが捨てられないということはあるでしょう。

特に高齢者中心の政治家や大会役員の多くは、もう二度と東京でオリンピックが見られるという機会はやってこないでしょうから、意地でも開催したいと思っているでしょう。

そうした、税金を私物化してもなんら気にしない人達のために東京五輪が開催されると言えるのかも知れません。

結局は、開催国の関係者以外の国民にとって、数少ないメリットである五輪を生で観戦したり、世界最高のアスリートと直接触れ合えるような機会は閉ざされてしまい、自国で開催するメリットはなにもないってことがわかります。

【関連リンク】
1469 インフルエンザの予防接種を受けるか否か
1440 東日本大震災関連小説とコロナ禍後
1067 平均給与は下がり、税金や社会保障費の負担は増え続ける現実
487  ぼったくりの税金天国



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1554
人工股関節手術をした2016年以降、リハビリを兼ねてウォーキングを始めましたが、リタイア後も引き続き運動不足になることを避けるため、またメタボ気味になりつつあるお腹の脂肪を減らそうと毎日歩いています。

梅雨の時期は朝からずっと雨降りで、歩けない日もありますが、その分は別の日にカバーし、月間で、1日平均を6千歩を超えるようにしています。

そこでウォーキングシューズの話しです。

靴にはビジネス用、ウォーキング用、登山用など、それぞれ用途別に種類が違いますが、個人的にはブランドや形状にこだわりはありません。どちらかと言えば、ケチなので安くて丈夫そうなのをいつも履いています。

ビジネス用の靴は、リタイヤ後に6~7足あったのを冠婚葬祭用として2足(カジュアルタイプとオーソドックスタイプ)を除きすべて処分し、今ではウォーキングシューズを普段履き(ドライブ用など兼用)として使っています。

しかしこのウォーキングシューズ、毎日履いていると、半年ぐらいで破れたり、濡れた舗装路を歩くだけで水が浸みてきたりと、長持ちしません。

ここ10年間ほどで使ってきたスニーカーやウォーキングシューズは、アシックス、ムーンスター、世界長ユニオン(ドクターアッシー)、アキレス、リーボック、ダンロップなどで、一応は名の知れたメーカー品(製造はほとんど中国など海外)を選んでいます。

例え、耐水、防水機能を唄っているウォーキングシューズ(ムーンスター、ダンロップモータースポーツ)でも、2~3ヶ月でその防水機能は失われてしまいます。

最近は、ウォーキング中に少し筋肉に負担をかけようと、軽いジョギングを取り入れたり、公園でストレッチ(スクワットや柔軟体操)をしています。

そこで今回、軽くて通気性の良いランニングシューズと、濡れた道でも浸みてこない防水機能付きのスニーカー(ウォーキングシューズ)を通販で購入し、使い分けるようにしました。

寒い日以外の好天時にはランニングシューズ、前日に雨が降って濡れた道が残っていたり、寒い日には防水ウォーキングシューズという感じです。

しかし、靴というのは、メーカーによってクセというか仕様が異なっていて、同じサイズでも幅やクッション性能、甲の高さ、つま先の余裕、中敷きの品質などまちまちです。

今回購入した、ランニングシューズは幅が3Eということで、普段幅の広い4Eを履いていたので、サイズをワンサイズ(0.5cm)大きいものを選んだところ、結構つま先に余裕があり、これならワンサイズ上げることはなかったなと。

一方、防水機能付きウォーキングシューズは幅広4Eとあったので、そのままのサイズを購入したところ、つま先付近がキツくて長く歩くと指が痛くなってきます。うまくいかないものです、、、

本当は、お店で履いてみてから購入するのが良いのでしょうけど、「ちょっとだけ履いてみる」のと、「長時間履いて歩く」のではその感触や履き心地は経験上大きく変わってきます。

そのような割り切りで「失敗しても半年我慢すれば」という感覚で、安い通販で購入しています。

シューズであまり目を向けられませんが、履き心地の次に大切なのはソールです。

一般的に靴底は外側からアウトソール、ミッドソール、インソールの3つのソールで成り立っています。

その中でもアウトソールは地面と直接接するところで、歩きやすさに影響を与えます。

なので、お洒落なデザイン以上に、シューズでは大切なパーツです。

靴のアウトソールに使われる素材としては、
・革底
強度が要求されるためアッパー用の革より厚く堅くなめされる。馴染みが良く透湿性、排湿性に優れ足のムレが少ない。反面、耐久性、耐水性は他の底材と比較して劣り、主に高級品に使用される。

・合成底
合成ゴムや合成樹脂を成型したソール。耐磨耗性、耐水性に優れている他、加工が容易でコストが安いため底材の主流となっている。

・スポンジ底
合成ゴムや合成樹脂を発泡し成型した底。軽く、弾力性に優れている。

・ウレタン底
発泡したポリウレタン樹脂のソール。軽く、耐摩耗性に優れている。

・ラバー底
天然の生ゴムを原料とし、薬品を加え加硫したものや、生ゴムを冷却し不純物を除いてつくられるクレープソール等が有る。
(出典:MoonStar)

一般的に安いスニーカーやウォーキングシューズには、コスト見合いなのでしょう、合成底、ウレタン底を使ったものが多いようです。

ただ、この合成底、クッション性や耐摩耗性、防滑性、コストパフォーマンスなど、メーカーによって、どの素材と素材を混ぜてというのが秘密なのか詳しくは表示されていません。ま、知りたいという人も少ないでしょうけど。

それで、最近ではなぜかほとんど固いプラスチックのようなアウトソールがついています。

使われている合成底の素材としては、PVC(ポリ塩化ビニル)やPU(ポリウレタン)などが多いそうですが、最近時々見かけるようになったのがEVAソールと呼ばれるエチレン酢酸ビニルポリマーを使ったものもあります。

それぞれ特徴は、配合の割合などの違いもあり、なかなか判別しにくくなんとも言えません。

私も経験がありますが、PU(ポリウレタン)製のアウトソールは、長期間置いておくと加水分解しやすく、何年かぶりに出して使うとボロボロと靴底が分解してしまうことがあります。

数々のメーカーのスニーカーやウォーキングシューズを履いてきましたが、いずれも濡れたマンホールや金属製の側溝ふた(グレーチング)、建物のエントランスに多いタイル風床材の上では、何度か滑って怖い思いをしています。

見かけはゴツゴツとしていて山の岩場でも歩けそうなのに、濡れた舗装路ですらツルツル滑りやすいものもありました。そのような見かけ倒しのアウトソールが多すぎます。

防水性能を唄うぐらいなら、雨道にも強いと当然思いますが、それが大きな間違いと、実際に使ってみて初めて気がつきます。

もし防滑性能を重視するなら、見かけは少々野暮ったくはなりますが、作業用の防滑シューズを買うしかありません。

作業用防滑シューズで有名なのは日進ゴム製の「ハイパーV」という世界トップクラスのグリップ力を持つと言われるゴム素材でアウトソールを作った製品でしょう。水濡れはもちろん、油や石けん水などの上でも滑りにくいソールだそうです。

さすがゴムの専門メーカーだけあります。

この「ハイパーV」シリーズ製品は屋根の上で作業する人や、船の上、岩場、堤防で釣りをする人、料理店の厨房、医療現場等などで働く人が使うプロ向けの製品です。

また、雪や凍った道でも滑らない防滑シューズは、上記のものとは違った、スタッドレスタイヤと同様な冷たくても固くならない特殊なソールがあります。雪国では必須でしょう。

上記のスポーツシューズを販売している各スポーツ用品メーカーも、アウトソールだけ、見かけ倒しではなく、こうしたゴムの専門メーカーが開発した優れた防滑性能をもった製品を使ってくれたらなぁーといつも思います。コスト的に合わないのでしょうかね?

【関連リンク】
1543 ウォーキングを継続するための工夫
1132 歩数計とともに
543 靴はどのタイミングで捨てたらいいの?

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1553
カラー版 宇宙を読む (中公新書) 谷口義明

2006年発刊の科学・技術分野の新書です。著者は東北大学理学部天文学科卒の専門家で他にも著書がいくつかあります。

天文学や星座にはあまり興味はないのですが、それでも冬の透き通った夜空に明るく拡がるオリオン座などを見ていると、諸行無常を感じたりする普通の感性を持っています。

新書では珍しく「カラー版」として、カラー写真を使って現代の技術で捕らえられた様々な星や銀河など、わかりやすく解説してくれています。

わかりやすく、と書きましたが、実は1/3ぐらいは私には理解不能でした。

というのも、天文学で使われる言葉(用語)は一種独特で、馴染みがなく、すぐにどこかへ飛んで行ってしまって覚えられません。年齢のせいもあるでしょうけど、、、

特に星やガス雲に存在している分子ガスやら、星から発せられる電磁波の波長についてどういう特性があって天文とどういう関係があるとか書かれてもちんぷんかんぷんです。

あとは、銀河の大きさ(天の川銀河の直径は10万光年)や、ひとつの銀河に含まれる星の数(天の川の場合、太陽のような恒星だけで2000億個以上)、太陽以外の恒星と地球との距離(一番近い恒星で4.3光年≒40兆km)とか、想像を遙かに超えて何千億個とか何百光年とかの値が次々と出てきて、なにかと比較できるようなものはなく(富士山の高さは東京タワー11個分とか)、イメージが作れません。

例えば太陽の寿命はおよそ100億年で、すでに46億年が経っているので、残りは50数億年で、その後は寿命が尽きて地球を含め惑星も終わると書かれていて、「そっか50億年後に地球はなくなるんだー」と、なにか焦燥感に襲われたり、「当たり前だけど何事にも終わりがあるのだなぁ」と哲学的になったり忙しいです。

でも、これは面白いです、お薦めです。知っておいてすぐ役に立つものではありませんが、大人の教養としてなかなかキラッと光るものがありそうです。星だけに。

★★★

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

夏の情婦 (集英社文庫) 佐藤正午

過去に著者の作品を読んだと思ってましたが、調べると読むのはこれが初めてでした。本屋さんの棚でよく見かける名前でしたので、読んだことがあるとばかり思ってました。

そう言えば、著者の原作を元にした、1987年公開の映画「永遠の1/2」を見たことがあります。その時の記憶があったのかも知れません。

著者は私よりも二つ上のほぼ同年代の方で、「月の満ち欠け」で2017年の直木賞を受賞されています。

この作品は、「二十歳」「夏の情婦」「片恋」「傘を探す」「恋人」の5篇の短編集です。

どれも魅力的でしたが、特に「傘を探す」は予定調和的なコミカルな面があり、面白く読めました。

著者の出身地、佐世保が舞台と思われるものが多く、また大学を中退してアルバイトで生活していたりと著者自身の経験や思いを反映した作品となっています。

それにしてもどの短編の主人公も少しワルで女にもてて、「恋人」ではいかようにでもコントロールできる精力絶倫でという著者自身を反映しているとしたら羨ましい限りですが、小説ですから当然脚色はオーバー目ということなのでしょう。

著者としては1988年単行本、1993年文庫版という割と初期の作品で、変に手馴れたところはなく、一生懸命にマジメに書きました~ってところが見られる文章でした。

★★☆

著者別読書感想(佐藤正午)

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

永遠の出口 (集英社文庫(日本)) 森絵都

著者の作品は以前「カラフル」(1998年)を読んでいます。2003年単行本、2006年文庫版発刊のこの作品は、小学3年生から高校を卒業するところまでの少女の青春物語?で、ちょっと還暦過ぎたおっさんが読むには無理がありました。

絵本作家としても活躍する著者ですから、子供の揺れ動く心理描写や淡い恋愛などはお手のものという感じですが、いったいこれはどういう人(読者層)向けに書いた小説なんだろう?とちょっと不思議に思いました。

甘酸っぱい自分の子供時代を思い浮かべてこの小説の主人公に感情移入しながら読むとしたら、20代~30代の女性かなぁと思いますが、現在50歳を超えている著者の子供時代を思い浮かべて描いていそうなので、当然携帯やスマホなんてものはないし、20代の人にはなかなか想像し難そうな青春時代です。

とすると、著者と同年代付近の女性向けなのか、う~む、よくわかりません。

タイトルは、「永遠に・・」という言葉に弱い妹が、姉からいつもからかうように「もう永遠に見られないからね」とか「永遠に食べられないから」と言われて悲しい思いをしていた子供時代から、永遠に残り続けるものはなにもないことを悟り、それでも永遠に憧れていくというファンタジー?かと思ってしまうような内容です。

主人公が高校3年生の時に、学園祭で天体ショーのガイドを務めることになり、基本的な天文の知識を学習していた時、「太陽系は50億年前にできて、50億年後には滅びる」ことを知ります。

ちょうど私も先日「宇宙を読む」を読み、同じことを知り、軽い衝撃を受けたばかりなので、なんとなく主人公がそのことで「永遠なんてないんだ」と悟ってしまうことは理解できます。

エピローグでは、高校卒業後の人生に少し触れていますが、結局はなにを言いたかった?というのはオジサンには最後までわからずじまいでした。

★☆☆

著者別読書感想(森絵都)

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

無人島に生きる十六人 (新潮文庫) 須川邦彦

最初に言っておきます。「これは凄い本を見つけた!」です。

著者の須川氏は、明治13年生まれ、商船学校を出て日露戦争、第一次世界大戦にも出征し、その後は東京高等商船学校など教育関係に従事されていた方です。

ここで書かれている話しは小説ではなく、直接遭難した関係者から話しを聞いて文章で起こした海洋ノンフィクションです。

無人島ものの小説や映画は数多くありますが、そのほとんどがフィクションやファンタジーもので、実際にそんなことはないだろうって思いますが、こうした(無人島で長期間生活後に生還)ことってあるのだなぁって感激しました。

過去に見た無人島映画の中で、特に印象に残っているのがトム・ハンクス主演の映画「キャスト・アウェイ」です。これはお勧めです。

個人的には夢とロマンあふれる無人島生活ものの小説や映画が大好きですが、実際の無人島生活の記録としては貴重で、しかも悲惨さはなく、希望を持って統制の取れた生活をおくり、日本人として誇らしく思える内容でした。

過去に無人島をテーマにした記事を書いています。こちらは夢やロマンではなく、実経済面での利用法提案ですけど。

無人島をもっと活用できないか? 2020/3/18(水)

さて、この本について、簡単に紹介しておくと、1941年に少年倶楽部に連載され、その後何度か書籍化されていますが、最新のものは今回手に取った2003年に発行された新潮文庫です。

今から120年前、明治32年(1899年)に海洋漁業調査中の民間の帆船龍睡丸がミッドウェー近海で座礁、沈没してしまい、近くの珊瑚礁でできた小島に乗船員全員が上陸、船から持ち出せたのはわずかな食糧と備品類だけです。

小島は細長い約4000坪(正方形なら一辺115m四方ぐらいの広さ、サッカーグラウンド2面分ぐらい)で海抜は高い場所でも4mぐらい、土地は平らで木も生えていない無人島です。

水がないと生きられないのでまず井戸を掘りますが、塩気たっぷりの水しか出ず、あとは雨を帆布で受けて集めるしかなく一番苦心します。食料は、正覚坊(青ウミガメ)や、針金で釣った魚です。

そうした中で、船長を中心にして全員が規律を守り、役割を決め、24時間見張り番を立て、様々な工夫を凝らしながら、ひたすら救助を待ちます。

と言った内容ですが、無人島生活のノウハウが満載で、実際に経験した人でないとわからないことばかりです。

さて、そのような極限状態の中で、メンバーは生き残り、無事日本に帰ってこられるのか!?って、ハッピーエンドで終わりますから安心してください。

★★★

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

MISSING (角川文庫) 本多孝好

「眠りの海」「祈灯」「蝉の証」「瑠璃」「彼の棲む場所」の5編からなる短編小説集で、1999年に単行本、2001年に文庫が発刊されています。

著者の作品は、過去に「チェーン・ポイズン」(2008年刊)、「FINE DAYS」(2003年刊)「MOMENT」(2002年刊)の3冊を読んでいます。

正直言うと、あまり印象に残りにくい淡々とした文章と内容で、昨年に読んだばかりの「チェーン・ポイズン」は別として、他の2作品のことはまったく覚えていません。

人の生き様、死に様やちょっとホラー?なところもあり、そうした刺激的な話しにはまると、それなりに楽しめそうですが、自殺であれ、病気であれ、交通事故であれ、話しの中で人がすぐ死んでばかりいる小説は個人的に好きではなく、この短編もそのひとつになります。

それはともかく、著者は今は天命を知る年齢ですが、この短編集が書かれたのは20代という若さで、まだ死というものははるか遠くにあり、身近ではないことから安易に扱えるのだろうと想像しますが、あと20年もすれば変わってくるかも知れません。

ただ、最近、脂がのっている頃かと思いきや、2019年以降は新刊がないようで、ちょっと心配しています。

著者別読書感想INDEX(本多孝好)

★☆☆

【関連リンク】
 6月後半の読書 騙し絵の檻、思い出袋、パンク侍、斬られて候、黄砂の籠城(上)(下)
 6月前半の読書 オリジン、ゴルディアスの結び目、デフレーション“日本の慢性病"の全貌を解明する、望郷
 5月後半の読書 ザ・チーム、緋色の記憶、ビット・トレーダー、王妃マリー・アントワネット



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1552
先月下旬にModerna社の新型コロナウイルス感染症mRNAワクチン「COVID-19ワクチンモデルナ筋注」(武田薬品工業製)の第1回目を接種してきました。

政府は「全国民に十分行き渡るだけのワクチンを確保したから安心してね」と自慢げに言いますが、これはもちろん政治家のポケットマネーで国民にプレゼントしてくれたわけでもなく、ほとんど無用の長物だったアベノマスクと同様、結局は国民が収めた税金や国の借金(国債≒結局は後に税金で埋める)です。

東日本大震災が起きて、東北の多くの海岸沿いの町やインフラが壊滅し、さらに原発がメルトダウンしたために、多くの住人が避難し、広範囲にばらまかれた放射性物質を除染し、新たな町を元の場所に作るため、土地のかさ上げをし、海岸沿いに醜悪な巨大な堤防を延々と作っています。



それが復興のための予算だという大義名分で、復興税という新税を作り、まんまと増税することに成功しました。

東日本大震災による復興税については、震災後10年が経ち、その予算の使われ方については方々で疑問の声が上がってきています。

復興税は、2013年から2037年までの25年間、個人と法人から所得税と住民税にかかる新たな税金ですが、元々の目的は、

・千葉県から青森県までの432キロに及ぶ防潮堤の整備
・被災地域での高速道路の整備
・高台への集団移転や土地のかさ上げを伴う宅地の整備、災害公営住宅の建設
・被災地への企業誘致や中小企業の支援
・被災者の支援
・原発事故からの復興

などだったはずです。

しかし、「令和2年度東日本大震災復興特別会計歳入歳出予定額各目明細書(PDF)」をチラッと見ても、復興庁以外の予算がかなり多く、しかもその明細がイマイチ不明(なぜか各省庁役人の人件費や出張費などがベラボーに多い)で、うまくオブラートにくるんで誤魔化している感じがします。

下記の記事は2020年に書かれたものですが、驚くべき話しがこれでもか!ってぐらい書かれていてあきれ果てるばかりです。

税金が驚くほどムダに…大震災から9年「復興予算流用問題」を問う(現代ビジネス、福場ひとみ)
「沖縄、北海道など全国の道路改修・新設」「南極でのシーシェパード対策費」「クールジャパンの推進」「検察運営費」「荒川税務署の改修」「東京スカイツリー開業プレイベント」「航空機購入費」「米国での戦闘機訓練費」「ODA」「小型衛星局」(中略)
北海道大学から沖縄大学まで全国各地の国立大学の改修が復興予算で行っていることもわかる。被災地の大学へは46億円だが、389億円は被災地でない大学にばら撒かれている。(中略)
国会議事堂のシャンデリアのLED取替えや、内閣府の霞が関合同庁舎4号館の建て替え費用など、永田町・霞が関を始め全国で潤沢に復興予算が国家機関の総リフォームに使われていたのである。

そして、今度のコロナ禍です。

今度のコロナ禍では、目に見えるものだけでもアベノマスク配布、Go to トラベル、Go to イート、Go to 商店街、特別定額給付金、持続化給付金、家賃支援給付金、月次給付金、事業継続給付金、事業再構築補助金、雇用調整助成金、IT導入補助金、休業支援金・給付金、生活困窮者自立支援金、小学校休業等対応助成金、ワクチン購入&接種関連費用、医療機器や医薬品メーカーへの補助金など、多額の予算をつぎ込み、これからもまだ当分は続きそうです。

そのような大盤振る舞いをした暁には、今後きっと、なにか大義名分を付けて、新税や増税が計られるのは目に見えています。

一方、政治家の議員定員削減や、恒久的な議員報酬減額、政党交付金削減、様々な特権廃止などは一切議論にも上がらず、そうした税金を原資とするあぶく銭が国会議員の選挙で不正な買収に使われても誰も説明しないというていたらくに国民はあきれかえると同時に耐えています。外国ならとっくに暴動ものです。

政治家も官僚も、このチャンスを見逃すわけはなく、新たな巨額マネー利権を誰がどうやって生み出して、その利権を獲得するか虎視眈々と狙っているのは間違いのないところです。

上記の復興税の歳入は年間で約4000億円で、25年間で9兆4千億円が見込まれています。それを含めた復興予算は総額38兆円と推定されています。

今回のコロナ対策費は公的支援だけでも40兆円とも言われていて、まだこれから膨れ上がるでしょう。

すると、復興税とほぼ同額を数十年間で回収するために、新税「感染病対策税」とか「国民福祉税」と名目をつけて新税がつくられても不思議ではありません。

大義名分は、日本の先端医療の維持、感染症予防対策、医療系大学や研究所への補助金、全国の保健所強化などで、あくまで名目は「国民の健康と安全のため」と言うことになります。

しかしその実は、本来の感染症対策や医療とは関係ないところ、例えば役所のIT化や、高齢化してコスト高の公務員の人件費や福利厚生などに使われるのは目に見えています。

すでに自治体にばらまかれたコロナ交付金がこんなことにも使われていたことはニュースでお馴染みでしょう。

コロナ交付金で巨大なイカの像を設置(東京新聞)
石川県能登町越坂の観光交流施設「イカの駅つくモール」に設置された巨大なイカのモニュメントに多額の税金が投じられた
(中略)
国の新型コロナウイルス感染症対策の地方創生臨時交付金2500万円が設置費用に充てられた

写真はBBC NEWS Japanより

天から降ってくる巨額マネーを手にした役人は、その金を職権を利用して自分の懐に入れていた役人もいましたが、概してその使い方にも誠実とか常識という言葉は消えてしまいます。

新型コロナワクチンの大規模接種会場で、多くの人が気忙しく働いているのを見て、そんなことを思っていました。

【関連リンク】
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1422 ウイルスと細菌の違いなど

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