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マーケティングのプロと思われる方の書いたブログで「家電売場が、意外と面白い」という記事を読みました。
以前は主として外勤営業職という立場を利用して(笑)、大きな書店巡りや、出先の近くに名所旧跡などがあれば、ちょっと立ち寄って見物してみたりと、暇を見つけて町歩きをするのが楽しみでした。
なので、NHKの「世界ふれあい街歩き」や「ブラタモリ」「鶴瓶の家族に乾杯」、日テレの「ぶらり途中下車の旅」などはよく見ています。でもその多くは仕込み(撮影前に調査、交渉している)が多く、いかにも作り物でうんざりすることも多いですけど。
今回はそうした街歩きネタではなく、上記のブログに書かれていた内容にふと疑問というかアレッ?って思ったことがあったので、それについてです。
先日行った赤坂見附にある家電量販店のあるフロアで、フロア売れ筋No.1の商品が、これでした。 フィリップスのヌードルメーカー 10分で、うどん、そば、パスタなど、本格的生麺が出来上がるという、自動製麺機ですね。 (中略) 新しいニーズを見つけ、解決策を創り出した商品ですが、ヒットしてるようですね。 |
この文章を読んで思ったのは、
「マーケティングについての著作物があり、講師なども務めているような人でも、あっけなく騙されるものなんだな」
と。
同製品がそこそこヒットしているのは知っていますが、通常量販店の売れ筋やイチオシで目立つようにしているのは、実際によく売れていたり消費者の人気が高いものではなく、あくまで「店の儲けのため、今一番売りたいもの」であることは当たり前のことで、そうしたまったく信用できない情報をなぜわざわざ持ち上げるのか不思議に思ったのです。
しかも店の「フロア売れ筋No.1」について、なにも疑うことなく、そのままを信じた書きっぷりなので、思わず失笑してしまいました。
これが「どうもこの量販店ではこの製品を強く売りたがっているようだ」とかのコメントならばわかるのですが。
もっと言えば家電量販店では、製品ごとに「売れ筋商品」とか「人気No.1」とか書かれたPOPが貼られていますが、それもそのまま信用している人がきっと多いのでしょう。
そんなわけないでしょ(笑)
同じ機能を持つ商品でもメーカーや仕入台数によって仕入原価率が違ったり、売った台数によって変わってくる店へのキックバック、販売台数を競う販売員のキャンペーン、販売員の目標という名のノルマなど、客の預かり知らぬところで様々な「店のお薦め商品事情」が渦巻いているのが普通です。
店や販売員にとって売りたいものが、お客さんの気を引きやすい「お薦め商品」であり「人気No.1」であり、、根拠のない「売れ筋商品」なのです。
遠い昔、唯一大学生が就職の際に使っていたツールを独占的に提供していたリクルートが、年一回発表する「就職先人気ランキング」なんてものも、全部ではないにしろリクルートへの広告出稿量で順位が決まっていたというのは就職業界では半ば常識ですし、通販などでもよくみられる「販売実績No.1」とか「満足度No.1」なんていうのも、とても信用できないものが多くあります。
人を疑うことを善としない日本人が多いというか、他の国の人との比較をしたわけではないので、なんとも言えませんが、近年の商売の基本は綺麗事では済まず「売れば勝ち」なのです。
昔のように「祖父の代からずっと取引が続いている」ような信頼関係で成り立っている店と個人の関係などもうないのですから。
量販店なら店の制服を着た店員さん、ドラッグストアやコンタクトレンズ屋へいけば本当は知識もないアルバイトなのに白衣を着ているだけでなんだか賢そうに見える店員が薦める「店にとって好都合な商品」をそのまま信用して買うお人好しなお客さん。
どうせ機能や効能にたいした違いがあるわけでなく、お客さんに大迷惑をかけることもないので、それなら店にとって都合のいい商品を強く押し出して売ろうとするのは当たり前のことです。
例え指名買いにきても、しつこく「(店の)お薦め商品」を押してくることから店から店員さんにかけているプレッシャーやノルマの大きさもよくわかります。
店員さんの言いなりになって購入した客も、自分では騙されたとは思ってもいないし、店員さんが熱心に薦めてくれた製品は粗悪品でもなければそこそこ満足して使うことになるので、別にそうした店員さんが非難されるべき事ではないでしょう。
ただ当初思っていた製品ではなかったり、買うつもりはなかった商品ということはあるかも知れません。
以前、コンタクトレンズの片方をなくしたので買いに行ったら、当然同じブランドの同じ度数のものを頼んだにかかわらず、白衣を着た綺麗なお姉さん(女性客の場合は白衣を着たイケメンお兄さん)が、15分以上にわたって聞いたこともない他社の製品を熱心に薦めてくるのです。
しかも医療用語を駆使し、目の健康のためとかを理路整然と説明するので、知識の薄い人はそれにすっかり騙されることがあるのでしょう。
しかし疑って聞いていればそれは知識ではなく単にマニュアルに書かれた通りに喋っているということがわかります。
両眼同時にレンズを購入するならば、そのしつこさに負けて「ま、面倒だし、それでもいいか」って思うぐらいにしつこい感じでした。
そりゃ店にとっては有名ブランド(概して利益率は低い)よりは、同価格で原価がずっと低い知名度のない製品を売るほうが好都合でしょう。でも片方だけサイズも色も違うレンズなんて入れたかありませんから断固断りました。
そうすると、自分の魅力と話法で必ず売ってみせると自信を思っていたのか、断ったあとの急に不機嫌になるふてくされた感じが笑わせてくれました。有名な大手チェーンコンタクトレンズ販売店の出来事です。
同様にドラッグストアでも薬剤師の免許を持っているいないに関わらず、白衣を着た店員さんに「風邪薬ちょうだい」って聞くと、最初はたぶんテレビCMではやってなく聞いたことのないメーカーの風邪薬を薦めてくるでしょう。そのほうが仕入原価が低く、店の収益に貢献するから、そういう仕組みになっています。
それら店の都合を言葉巧みに客に押しつける商売を「世知辛い世の中」と言ってしまうのは60代以上の人達でしょうけど、本当の大得意先で懇意な客でない限り、売れ筋や一番人気などの商売上の秘密をライバル店のスパイも徘徊しているオープンな場所で正直に明かすなんてことは、まずないってことぐらい知っておく慎重さは必要でしょう。
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874 老朽化しつつあるバブル以前のマンション
844 内職・副業詐欺など
798 下がり続けている二輪車の販売動向
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709 Amazonにガチ対抗できるのはイオンかセブン&アイか
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社会人を35年もやっていると、様々な大きな事件や事故などに、直接的、間接的に身近に関わったり、目撃したり、近くで遭遇することがあります。
そうした中で、幸い直接的には関係しませんでしたが、私が身近なところで見た大きな出来事について備忘録的に書いておきます。
備忘録ですので他人が読んで面白いとか、関係者ではないので、なにか新しい事実があるわけではありません。あしからず。
◆1980年(昭和50年)8月19日発生 新宿バス放火事件(東京)
当時私は同年4月に入社したばかりのピカピカ?の新入社員で、新宿の高層ビルに入っている会社に勤務していました。
当日も朝から勤務をし、夜になって仕事が一段落した頃(事件は夜9時過ぎ発生)、ふと窓の下を見るとすぐ近くの新宿駅前のビルあたりからモウモウと黒煙が立ち上ってきます。
同時に赤色灯を付けた消防車が何十台も集まってくる様子がよく見えました。遮音性が高いビルの中なので外のサイレンの音は聞こえません。その時は駅前ビルの火事だなぁと思っていました。
その後残業を終えて10時頃に帰宅するため新宿駅へ向かいましたが、新宿駅周辺では、まだ大勢の人が集まっていて騒然としています。
一緒にいた先輩から「なにがあったのか聞いてこい」と言われ、野次馬っぽい集団に聞いてみたところ「バスが燃えて死人が出たらしい」とのこと。当時住んでいた寮に帰ってテレビで見ると、男が発車待ちのバスの中にガソリンを撒いて火を付けたという事件であることを知り、翌日の新聞にはバスの車内の写真が掲載され、一番後ろの席にはたぶん人だったと思われる黒い塊が生々しく写っていたのに衝撃を受けました。
死亡者6名、負傷者14名、加害者は無期懲役の判決を受けたのち収監中の刑務所内で自殺
◆1982年(昭和57年)2月8日発生 ホテルニュージャパン火災(東京)
同じく新宿の高層ビル内で勤務をしていましたが、早朝に出社して窓の外を見ると赤坂見付あたりでもの凄い黒煙が上がっているのに気がつきました。大きな火事だということはわかりましたが、当時はネットもなく、またオフィスにはテレビ等もなかったので詳細はわからず、夕方になって新聞でその詳細を知りました。
出火したのは深夜の3時過ぎということなので、私がオフィスから黒煙を見た朝の8時頃はすでに消火活動中だったようですが、鎮火するのは火事発生からなんと9時間(昼の12時頃鎮火)もかかってということです。
火災の原因は宿泊客の寝たばこ、死者33名、負傷者34名
◆1982年10月27日発生 勝田清孝拳銃強奪逃走事件(名古屋)
同日夜、名古屋市千種区内において警察官が襲われ拳銃を奪われるという事件が起きました。このとき私は名古屋駅前の支店に勤務。住まいは事件が起きた同じ千種区にある会社の寮で、事件が発生した場所の近くにありました。
この事件は後に死刑が確定し執行された希代の凶悪犯勝田清孝が、追い詰められ最後のあがきに近い犯行で、逮捕後に語った話しでは約10年間に22人(裁判で確定したのは8人)を殺害したという凶悪極まりない連続殺人犯の犯行でした。
仕事を終えてなにも知らずに地下鉄に乗り、寮へ向かったところ、駅を出ると周辺にパトカーがいっぱい停まっていてなにか緊迫した様子。駅からミニバイクに乗って寮に着くまで2回、強面の警察官に職務質問され、「はて?」と思いましたが、帰宅後にテレビで見たニュースで納得。その後犯人は奪った拳銃を使い、さらに強盗や殺人を重ね、拳銃強奪から3ヶ月後に逮捕されました。
次々と女性や、見知らぬ行きずりの人を殺していくのは、この前読んだ真梨幸子著「殺人鬼フジコの衝動」の男バーションという感じがします。でも小説とは違って現実のことですから驚くしかありません。
◆かい人21面相事件(大阪)
◇1984年3月18日発生 江崎グリコ社長誘拐事件
◇1984年5月10日発生 江崎グリコ脅迫事件
◇1984年6月22日発生 丸大食品脅迫事件
◇1984年9月12日発生 森永製菓脅迫事件
◇1984年11月7日発生 ハウス食品脅迫事件
事件は3月18日に突然江崎グリコ社長が自宅から誘拐されたという衝撃的なニュースで幕を開けました。誘拐事件は本来なら報道規制がされますが、一部のマスコミ(夕刊紙)がスクープを流したため、すぐに拡がりました。メジャーな新聞テレビではなにも伝えず、夕刊紙だけが一面で派手に書くという、なにを信用していいのかよくわからない不思議な数日でした。
その後のグリコ森永事件として象徴的な「危険、食べたら死ぬで」のメモを貼った青酸入り菓子が置かれた企業脅迫事件は、江崎社長誘拐事件から2ヶ月経った5月以降に発生します。
当時は江崎社長またはグリコや江崎家への個人的な恨みの犯行という印象が強く、それが事件の初動捜査を誤らせた要因のひとつでもありました。
当時私は大阪支店に勤務をしていたこともあり、事件発生の場所、犯人が指定した場所、毒入り菓子が置かれた場所など、馴染みがある場所で次々と起きていく事件を、何者かわからない漠然とした恐怖を身近に感じていました。
毒入りチョコが発見されてから、スーパーやコンビニなど小売店からグリコ製品や森永製品が相次いで撤去されました。個人的には当時は独身で子供もいなかったのでそうしたお菓子類の需要はなく、不便はなかったのですが、それでも一部の取引先が、大きな損失を受けている様子が耳に入ってきました。
そして会社でも窮地のグリコや森永を少しでも助けようと、社員に対し「お菓子詰め合わせパック(千円)」を有志で購入するなど支援をおこないました。正直1人住まいの20代独身男がポッキーやキャラメル、チョコレートなどを何袋も買わされて、処分に困ったのですが。
最終的にこの事件は犯人を検挙することはできず、2000年に時効を迎えています。
◆1995年(平成7年)3月20日発生 地下鉄サリン事件(東京)
日本を、いや世界を震撼させた化学兵器による世界初のテロ事件です。
事件が起きた当時は川崎に住まいを移し、都内(渋谷区)へ通勤していました。そして毎日乗っていたのが営団地下鉄日比谷線で、朝は8時過ぎには会社に着くよう毎日通勤していました。
そして朝の8時頃、日比谷線、丸ノ内線、千代田線の車内で、ほぼ同時にサリンが撒かれました。
私が乗っていた日比谷線の車輌かどうかは不明ですが、降りて会社に向かう途中に事件は起きていました。後に判明したことですが、日比谷線では私が通勤で乗っていた区間ですでにサリンが撒かれた(ビニールに入れたサリンを傘で突き刺して漏れ出させた)ようで、一歩違えば直接被害を受けていました。同僚の中には日比谷線に乗車中ガスを吸い、病院へ運ばれた人が何人もいます。
当時はサリンという化学物質のことはあまり知られていませんでした。この事件の半年前には松本でサリンのような神経ガスが撒かれるという事件が発生しており、その時の初動捜査の誤りから実行犯を突き止められなかったことが、この大規模な殺戮テロへと発展することになりました。
死者13人、負傷者6300人、首謀者麻原彰晃死刑、他死刑判決9名
以上、東京・名古屋・大阪で勤務をしていたとき、それぞれ重大事件や事故を身近で目撃したり遭遇したことは、たまたま偶然に違いありませんが、その時の緊張や経験したことはいつまでも忘れられません。
事故や事件ではありませんが、1995年(平成7年)1月17日の阪神淡路大震災の時は東京で勤務していて、直接は経験をしていませんが、2011年3月11日の東日本大震災の時は都内の高層ビルの中で大きく揺られていました。
これ以上揺れると大きな窓ガラスが外れ、机やロッカーなどが飛び出すのではないかと思うような揺れ方でした。
津波や火災、原発事故に巻き込まれた多くの方と比べると、まったく影響がなかった部類に入りますが、それでも当日は電車がすべて止まり、自宅までの20kmを悪い足で歩いて帰ることはできず、会社で泊まりを覚悟していたところ、深夜になってから電車が動き出し、しかもありがたいことに終夜運転をするとの情報で、無事深夜2時過ぎには家にたどり着けました。
地震発生直後に全線翌朝までの運休を決めて駅のシャッターを下ろして帰宅難民と化した乗客を追い出したJR東日本と違い、急ぎ安全確認をおこない、確認が出来たところから順次運転再開し、改札は定期や切符などなくても誰でもフリーで出入りできるようにして、終夜で電車を走らせてくれた私鉄各社とその社員さんには本当に感謝です。
また電話やメールが全滅状態の中で、Twitterによるリアルタイムでの情報提供がとても役立ちました。
様々な出来事やアクシデントが身近なところで起きるのは必然のことと思いますが、もしいつなにが起きても慌てず、あきらめず、そして弱者を先に助ける行動と、正しい情報を集めて見極める能力を身につけておきたいものです。
【関連リンク】
864 衝突安全性テストについて
850 少年犯罪は増加、凶悪化しているのか?
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800 高齢化社会で変化している交通事故の統計を見る
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NHKの番組で(関東では)金曜日の夜に放送がある「ドキュメント72時間」は好きで、ほぼ毎回見ています。
それを見て感心したというか驚いたのは、地下鉄やJRの近距離チケット(たぶん回数券?)をそこで買うことによって5円、10円を削っている人が結構いるということです。
私も昔出張が多かったときには、チケットショップによって新幹線チケットを安く買ったりしたことは何度もありますが、それは片道で500円とか安くなる故でした。
大阪の地下鉄では、今でもそうか不明ですが、券売機の近くにおばちゃんがいて、190円の乗車券を190円で販売してくれる(つまりおばちゃんは回数券を約1割安く買って、定価で売ることでその差額が利益となり、買う人はいちいち券売機にお金を1枚1枚入れる手間なくサッと買うことができる)という商売が成り立っていることは知っていましたが、わざわざ5円10円のためにチケットショップに寄るという心理状態は正直理解を超えていました。
インタビューでは「生活のため少しでも安く」という話しが多いようでしたが、アベノミクスや円安によって大手輸出企業中心に景気のいい話が出てきていますが、社会の実態は「5円でも10円でも節約したい」というのが現実のようです。
実質賃金、過去2番目の下げ幅 給与は4年ぶり増(朝日新聞)
物価上昇の伸びを差し引いた実質賃金指数は2・5%減と3年続けて減り、減少幅も過去2番目に大きくなった。 |
厚労省発表の勤労統計調査では、2014年に支払われた現金給与総額は残業代の増加などもあり前年比で0.8%増となりましたが、消費税増税や円安による輸入品価格の上昇などの影響で物価も上がり、その結果、実質賃金指数(物価上昇分を差し引いた現実的な賃金の指数)は-2.5%となりました。
どういうことかと言うと、多少給与賞与は上がったけれど、それ以上に消費者物価が上がってしまい、「国民生活は、より厳しくなってしまった」ということです。
確かにみんなもう忘れているかも知れませんが、電気、保険、運賃、乳製品、レトルト食品、カップ麺、コーヒー、ファストフードなどが2014年から値上げラッシュが続き、この2015年も食品を中心に電気・ガス、自動車、日用品などの値上げが目白押しです。
これじゃ賃金が多少上がったところで、とても物価に追いつくことなど難しく、景気がいいのは儲かっている一部大企業の役員・社員と、大量の株式などを保有しているこれまたごく一部の富裕層だけで、勤労者の9割以上を占める中小零細企業に真面目に勤めている人やフリーターはその恩恵に浸ることはなさそうです。
不景気の元凶「デフレからの脱却」を合い言葉にして、異次元的金融緩和や公共投資、政府消費、社会保障費をばらまいてきましたが、その恩恵を受けるのは極めて少数の、しかも大企業のみということになります。
「これからトリクルダウン理論で貧しい者にもお金が回ってくるぞ」という声も聞かれますが、余ったお金を持っているのはもう大きなものを消費しない高齢層であったり、海外向け投資ばかり熱心で、それ以外は内部留保したがる大企業ばかりなので、どうもそういうことには何年待っても起きそうもないというのが実態でしょう。
一般的に「株価が上がれば景気がよくなり消費も増える」と思われがちですが、1980年代バブル時代と違い、多数の国民マインドとしては「将来の不安のための貯蓄」ですから、景気も消費も増えないサイクルに陥っています。
先述した番組の中で、ある中年?男性が、5円10円を節約をして「今は1千万円の貯金ができた」「貯金は不安な将来の老後のため」と言っていましたが、そうした将来に対する不安がある限り、1600兆円を超える個人金融資産や1000兆円近い企業の金融資産残高も出てこないのではないでしょうか。
現在は原油価格が下がってきていて、そのおかげで多少救われているところがありますが、いつまでも今の傾向が続くとは思えません。
原油価格が上昇に向かえば円安が進んでいる中で、円高だった以前より家計や企業活動により深刻な影響が起きることは容易に想像できます。
ここらで大半の国民のことを思えば、「円安誘導政策は誤りだった」ことを認め、「経済成長戦略よりも成熟社会戦略への転換」「物価安定施策」を打ち出す時期にきているのではないかなと思っています。
公共投資もいつまでも防波堤の高さや住宅地のかさ上げを2mにするか3mにするかとチマチマとやってないで、被災地に最先端の国立大学、海外名門全寮制スクール、国立研究機関、国際機関、国連施設などを置き、自然に人(外国人含め)やお金が集まってくるような知恵をもっと使ってもらいたいものです。
【関連リンク】
872 高齢者支援だけが本当に手厚いのか
799 成長するという妄想
705 有効求人倍率と完全失業率から推測する未来
631 サッカー選手と野球選手の経済的考察
498 失業率推移ではなく失業者数推移でみると
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火災保険や地震保険についていろいろと調べたので書いてみたいと思います。
なお、私は保険会社や保険代理店とはどこも利害関係がなく、またはアフェリエイトにより保険で収益を得ようとする立場にはありません。
したがって、保険はなにがいいとか、これがお勧めとか、特定の保険を誘導するのが目的ではありません。
今年に入ってからすでに火事に関する話題を2度書きました。
◆火事と高齢化社会の因果関係 2015/1/17(土)
◆火事と賠償 2015/1/31(土)
私の自宅は、22年前に購入した建売の一軒家で、住宅ローンを借りる時の条件で、住宅ローンの期間と同じ25年間の火災保険に加入させられています。
それで、ローン支払い中は保険は大丈夫とタカをくくっていましたが、よく見ると当初組んだ住宅ローンは25年ローンでしたが、10数年前にリストラに遭った時、住宅ローンの月々の支払額を減額するために支払期間を3年間延長していました。
つまり火災保険は当初の予定通り25年で終了しますが、住宅ローンはその後も続くことになります。
火災保険が切れ、住宅ローンが残っているのに万が一火災に見舞われると、シャレになりません。家は燃えてなくなり、住宅ローンの支払い債務は残り、再建の目途も立たないまま焼け出されるという目に遭うことになります。そうなると悲惨極まりないですね。
この冬は、近所で相次いで火事が起きていて、その悲惨な現場を目の当たりにし、自宅がもし火災に遭ったら?と考えていたとき、自宅の火災保険がまもなく切れることに気がつき、今後のこともあるので火災保険について調べました。
現在は住宅ローンを借りた際に一括払いで加入したもので、家財や地震保険などの特例はなく、建物の最低限を補償するプランとなっています。
今さらですがそれもちょっと心配なところなので、今の保険に家財補償や地震保険をプラスするか検討する必要があります。
そして3年後には火災保険が切れますので、新たに加入しなくてはいけませんが、調べてみたところ、さすがに22年前と比較すると、保険金や補償内容などが大きく変わっています。
今の保険は長期契約で特に安くはなっていたとはいえ、当時と比べると保険料が断然上がっています。
あらためて火災保険(含む地震保険)に入る理由は?
・火事はどんなに気をつけていても起きるときは起きる(自動車事故と同じ)
・大きな地震のあと発生した火災で自宅が被害を受けた場合、火災保険だけは補償されない
・近所で起きた火事で類焼した場合でもまず自己責任となる(損害賠償してもらえない)
・延焼せずとも放水等で建物や家財(窓、床、電気配線、家電類)に被害を受けることがある
・自分自身と同様、近所の住人も高齢化してきている(火事が起きやすい環境にある)
・火事以外にも古くなった住宅は地震や台風・竜巻など自然災害でも被害が出そう
です。
全世帯に占める火災保険加入者数のデータが見当たらないので、地震保険の世帯加入率から逆算すると2013年で約48%となります。
つまり約半分の家(マンションなど含む)は火災保険に入っていないとことになりますが、賃貸集合住宅などは大家さんがまとめて入っていることが多いでしょうから実際のところはもうもっと高くなるでしょう。
火災保険はどこの損害保険会社でも同じようなものかと思っていましたが、調べると各社で補償範囲の選択法に結構差があることがわかりました。
保険料算出に最低限必要なものは、住居用火災保険の場合、まず木造の場合は従来工法か、耐火、耐震基準に適合しているかどうか、あるいは鉄筋コンクリートかによっていくつかランクがあります。
当然ながら火事の被害が出やすいのは「木造(従来工法)>木造(耐火基準)>鉄筋コンクリート」で、「燃えにくい=被害が小さい」分だけ保険料は安くなります。
それと住宅のある地域(都道府県単位)によって大きく高低差がつきます。これは人口が多い地域ほど火事の延焼のリスクが高いということなのでしょうか、東京都や神奈川県は高くなっているようです。
東京・神奈川の家の大きさ(広さ)が地方と比べると小さい(狭い)ということも理由にありそうです。
ただ地震保険ならわかりますが、火災保険だけでも大きな差がつくのはどうも解せません。火事の発生率は特に東京や神奈川が高いと言うことはありません。
住宅の再建費用は家の構造と床面積で自動的に計算されるか、あるいは自分でこれぐらいの補償が必要と選択できるケースがあります。
標準的な住宅の再建価格は、全労済の火災保険(2015年1月現在)を例にとると、東京の木造一戸建て住宅で床面積(坪数)×80万円、鉄筋コンクリート造りで×90万円が標準価格とされています。
普通の2階建て一戸建てで多い床総面積25坪(約83m2)の場合なら、木造で2000万円、鉄筋コンクリートなら2250万円ってことですね。
この坪単価は平均的な坪建築単価より少し高めのような気がしますが、その理由は整地された更地の上に建てる住宅費用概算ではなく、古家の建て替えの場合の費用概算だからでしょう。
実際の新築費用はセキスイハウスなど大手プレハブメーカーの木造住宅なら坪単価80万円程度はしますし、テレビCMでお馴染みのタマホームだと坪50万円ぐらいで済む場合もあるようです。
上記は住宅再建の費用だけで、それ以外に家具や電気製品など家財がなければ住めません。家が燃えたり放水で水浸しになると、家財はほとんど使えなくなります。
例え壊れていなくても10年以上使っている家電製品を取り外し、長期保管し、新たに設置する手間と費用を考えると買い換えは必須となるでしょう。
火災保険にはそうした家財の補償もセットになっているのが多く、その補償額や掛け金は自分で選択できる場合と、世帯主の年齢や世帯人数で上限が定められていたり標準化されている場合があります。
これも全労済の例をとると、20代のカップル2名だけの住まいの家財だと700万円まで、世帯主が50代で四人家族だと2000万円程度の補償となります。
世帯主の年齢が高いほど持ち物が増え、高価なものが増えているという考え方でしょう。もちろんもっと高額の補償を希望する場合や、逆に少なくてもいいという場合には補償額の調整ができるようです。
と言っても実際に家財を一通り揃えるといくらぐらいかかるものか、パッとはわかりませんね。
大雑把に計算してみると、4人家族として、家具(洋服箪笥とベッド×4、ドレッサー、リビングとダイニングの各セットなどで計200万円、家電品(冷蔵庫、洗濯機、テレビ数台、エアコン×5など)で計200万円、ふとんやカーテン×4、カーペット×4、衣類×4など計200万円とすると合計600万円ってところです。
ま、リビングに1脚100万円以上する高級ソファーを入れるような贅沢を言わなければ、余裕を見ても800万円の補償があれば十分かな。
住宅と家財を合わせた補償金額が決まり、あとは加入者が現実的な保険金額を考えながら、例えば建築する家はもっと質素でいいので補償額は少なくてもいいとか、家財も最低限でいいからと下げることで支払う保険金(掛け金)も下がります。
保険会社によってはもっと細かく、火災の損害だけ(水濡れは補償なし)とか、火災の場合でも残存物の処理費用は別扱いだったり細かく分けられていますが、要は火災保険にいくら支払うか?(支払えるか)がポイントになってくるでしょう。それによってどのオプションをどのぐらい付けるか変わってきそうです。
そして最後に保険金に最も大きく影響する地震に対する補償を加えるか検討します。
ところがです。火災保険の補償が再建する費用の100%の補償が可能なのに対し、この地震保険は、目一杯保険を掛けたとしても、それで得られる補償は、火災保険で補償される限度の30~50%しか補償されません。
それだけ地震のリスクは火事や水害と比べて大きく高く広範囲に及ぶということなので、地震保険に入っておけばすべて安心か?と言うと甚だ疑問です。
この地震保険の料率は、損害保険料率算出機構が算出し、金融庁が認可した地震保険基準料率を、そのまま適用する仕組みで、保険会社間でその掛け金と補償内容にはほとんど差がないということで、自動車保険の自賠責(強制保険)と似たところがあります。
なので、地震保険に加入していたとしても、万一地震で住宅ローン中の家が被害を被ったときには、地震保険で出た保険金だけで自宅を再建、補修することはまず不可能で、全壊の時には新築費用の70~50%を新たに自己負担(二重ローン)して再建することになります。なんだか非情な話しですね。
二重ローンが嫌ならば、地震保険で出た補償金で借家に入り、マイホームの土地を更地にして、それを二束三文で叩き売り、得たお金で元々のローンを返済するって方法しかありません。
ま、預貯金がたっぷりある人や、出来た子供が2世代ローンを引き受けてくれる人は別として、実際の多くの人は手放すしかなくなるのではないでしょうか。
しかも、しかもです、地震保険の保険金支払額は半端なく高額です。危険度が高いとされる東京都、神奈川県、静岡県は特に高額になります。建物の種別によっては火災保険と同様にいくつかランクがありますが、多くの場合最高に高い一般木造住宅が多いのではないでしょうか。
それでも阪神淡路大震災で教訓となったように、都市部では地震が発端に起きる火災で広範囲に延焼するってことも多そうなので、地震保険には入っておきたいところです。
比較的リーズナブルと言われる共済の保険を例に(東京都、木造一戸建て27坪、世帯主50代、世帯人数4人)とって火災保険と地震保険の掛け金(支払い保険料)を見ると(2014年2月現在)、
通常の火災保険で住宅+家財で3千万円の補償を得るには年間21,000円(月1,800円程度)の支払いですが、地震保険で(補償額最大の)9百万円の補償を受けるためには、火災保険の2倍近く年間39,000円(月3,300円程度)が別途必要です。
これで火災保険+地震保険に加入すると年6万円(月5,100円程度)の掛け金(保険金)となります。それって普通の家庭にはめちゃ負担大きくないですか?
地震保険に入ることで年4万円近く増額しても、万一の地震被害でもらえるのは最大(全損と判定された場合)でも900万円で、それでは壊れた家の再建などとても不可能でしょう。果たして地震保険にも加入しておくべきかどうか迷うところです。
これでは地震保険の加入者は伸びないだろうと思っていましたが、火災保険加入者で地震保険にも加入している割合は2013年でおよそ58.1%、全世帯比率では27.9%(一般社団法人日本損害保険協会データ)と、意外に高いように感じますが、地域によって偏りがあるようです。
整理すると下記のようになります。
全世帯の中で火災保険(地震保険含む)に加入している割合・・・約48%
全世帯の中で火災保険に地震保険を付帯して加入している割合・・・27.9%
火災保険全加入者の中で地震保険を付帯して加入している割合・・・58.1%
それだけ保険金が高い割に補償が少なくても地震への最低限の備えをしている人が多いということで、ちょっと驚きです。あと地震保険は一定額まで所得税や住民税の控除対象になるのでそうしたメリットはあります。
この地震保険の仕組みは、自動車の自賠責保険と同様、お役人様と保険会社の利権がガッチリと組み込まれていそうで、保障額の低さと保険金の高さはちょっと異常としか思えませんが、変わることはなさそうです。
一方ではマスコミは盛んに地震の脅威を日々煽り続けます。NHK以外のマスメディアと損害保険会社は大量の広告出稿による利害関係者でもあり、どこまでその報道を信用していいのか、広告主のために利益誘導をおこなっているのではと、勘ぐりたくもなります。
このようにいろいろと考えると、持ち家のメリットデメリットにはあまり書かれませんが、持ち家というのは結構面倒くさく不便なものかも知れませんね。
【関連リンク】
892 火事と賠償
888 火事と高齢化社会の因果関係
740 高齢者の犯罪が増加
594 震災など非常時の備え その1
317 発火する衣料
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892
クイズです。近所で火事が起き、その火事が延焼して自分の家が燃えたり、消防車の放水により重大な被害を受けた時、火事の原因を作った人に住宅や使えなくなった家財の損害賠償を請求できるでしょうか?下の3つから選べ。
(1)火元の人に賠償請求できる
(2)火元の人の重過失であれば賠償請求できる
(3)賠償請求はできない
請求する権利があっても、自己破産したり、ない袖はふれないと実際的に支払われなければどうしようもなく、結果は(3)と同じ事になります。
民法709条では「故意または過失によって他人の権利を侵害したる者はこれによって生じたる損害を賠償する責めに任ず」と「他人に迷惑をかけたら損害賠償しなさい」と書かれています。
しかし、失火の責任に関する法律(略称:失火責任法あるいは失火法)で、「民法第709条の規定は失火の場合にはこれを適用せず。
但し失火者に重大なる過失ありたるときはこの限りにあらず」と書かれていて、自分で放火するなど重過失の場合を除き、賠償責任は負わないと定められています。
揚げもの中に服やカーテンに燃え移ったとか、故意ではなくストーブを倒して火事になったとかでは重過失とはなりません。
つまりどういうことかと言うと、
隣家で火事が起き、我が家(家も家財も)がもし全焼してしまった場合、ほとんどの場合、焼け落ちた家の取り壊しや整地、建て替え、家具・家電の新調など復旧にかかる費用はすべて、被害を被った自分持ちになるってことです。それが新築したばかりの家でもです。
そういうこともあるので、火災保険に入るのは、単に火事を起こした時の備えだけでなく、隣近所から出た火災の類焼に備えておくという意味合いもあります。
少し前に書きましたが、周囲の住人が高齢化しているとそのリスクは高くなりなおさらです。
火事と高齢化社会の因果関係 2015/1/17(土)
借家の場合は、火事になると住む家と、家財(家電や家具、衣料など)の多くが使えなくなりますが(通常は大家が加入している火災保険で一定額は補償されるケースが多い)、今まで支払っていた家賃で別の借家を探せば済むので、大きな損害を受けることはほとんどありません。
そういう意味では買わずに借りるという選択はお気楽で賃貸派の大きなメリットのひとつです。
もちろん、借家の場合は、通常なら大家が代わりに火災保険に入っていて、その分が毎月支払う家賃の中に含まれているだけとも言えます。
住宅ローンで家を購入している場合は、住宅ローン契約と同時に銀行から強制的に火災保険契約をさせられますが、土地と建物を別々に分けて組んでいる場合、建物部分のローンが終了すると自動的にその火災保険も終了します。
なのでまだ住宅ローンを支払っているから火災保険にも入っているハズと思い込んでいると、実は入っていなかったということもありますので注意が必要です。
持ち家(マンション含め)の場合、火事が起きて自宅が焼失したり、放水で大量の水濡れした場合など、火災保険に入っていないと悲惨なことになります。
まず火事のあとの取り壊しや撤去費用、マンションの場合でも被害が大きいと大規模な補修などが発生します。
行政が手伝ってくれたり、補助金を支払ってくれたりすることはありません。すべて持ち主の責任と負担でおこなわなければなりません。
そして通常の空き家の取り壊しや廃材処理と違って、焼け跡の場合は高額になるそうです。泣きっ面に蜂状態です。
ようやく更地にしたからと言って、すぐに新築できるか、あるいは土地が売却できるかはその土地の場所や条件によって違ってきます。マンションの場合は大規模なリフォームをしなければなりません。
一戸建ての場合、前の家が建てられたときと現在では建築基準法など法律が変わっていることがあります。30年前なら問題なかったけど、現在では建築できないという土地もあるからです。そういう土地は売却しようと思っても簡単ではありません。
建築することは問題がない場合でも、前と同じ広さや建ぺい率で建てられない可能性もあります。都市計画上の地目や建ぺい率の基準が変わっている場合です。道路を拡げるセットバックで建築できる土地が狭まることもあります。
また火災が起きると、けが人や死亡者が出ることがあり、そうした場所や建物は不動産で言うところの事故物件や、物件の嫌悪履歴(心理的瑕疵)として価値が大きく落ちるケースがあります。特にマンションの一室などではそういうケースが多いでしょう。
ただ少なくとも、火事で焼け出された場合、新たに住む場所を自前で確保したいならば最低限の火災保険は必要です。
火災などで焼き出された場合、多くの自治体では緊急避難として公営住宅に入居できる制度がありますが、それもたいていは期限付きで半年とか1年間です。
すぐに必要な家財道具の購入資金や、その後の借家探し、引っ越し費用などにまとまったお金がかかります。
特にローンも終わった築40年とか50年とかの古い家になると、もう家の価値はないからと火災保険に加入しない人が多いようです。
でも現在の家屋に価値がなくとも、もし消失したときに、後始末をしなければならないのと、もし同じ場所で住み続けたいのであれば、再建と家財道具を購入するためのお金が必要になるのでやはり火災保険は必要になるでしょう。
つまり、マイカーを運転するときに強制保険だけでなく任意保険にも加入するのが当たり前なのと同様、持ち家の場合は火災保険に加入しておかなければ、万一の時たいへんなことになると、最近、近所で火事が頻発しているのを見るにつけ思った次第です。
【関連リンク】
888 火事と高齢化社会の因果関係
876 介護にまつわるあれこれ
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