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リストラ天国 ~失業・解雇から身を守りましょう~
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存在の耐えられない軽さ (集英社文庫)
チェコ出身でフランスに亡命した作家ミラン・クンデラが1984年に発表した小説で、1988年にフィリップ・カウフマン監督のもとで映画化
第2次大戦後東側陣営に組み込まれていたチェコスロヴァキアですが、共産党政権の中でも国民のあいだからは民主化や自由経済化の運動が叫ばれていました。それがいわゆる「プラハの春」運動につながります。
いかしその民主化の動きを封じ込めるため、1968年にソ連が政治的、軍事的介入を強め、チェコを弾圧する目的で軍隊を送り込んできます(チェコ事件)。
この小説ではそうした激動の中にあるチェコスロバキアに暮らすプレイボーイな外科医トマーシュと、その恋人との愛の物語ですが、なかなか哲学的な表現や思想を強調する場面もあり、また激動する国からとっとと他国へ亡命できるというような恵まれた特権階級という側面もあり、なかなか一言ではよかったとか感想が言い出せない困った小説です。
そして主人公トマーシュは、結婚した後も、絶えず外に愛人を持つという自由奔放な生活を送り続け、妻の「私にとって人生は重いのに、あなたにとってはとても軽い。私はその軽さに耐えられない。」という想いがタイトルになっています。
平和な日本においては、こうした国を捨てて亡命をするという経験もなければ、その最中にも妻と愛人を同時に愛するといういかにも肉食系男子的な恋愛小説は、あまりにも実感がわかずに、理解されがたいかもしれません。
★★☆
∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟
風のささやき 介護する人への13の話 (角川文庫)
「もう私のことはわからないのだけれど」というタイトルで2009年に発刊された小説ですが、2011年には介護の話しだということがよくわかるタイトルに変えて文庫本で刊行されました。
著者自身が肉親、親戚など延べ20年近くも親族の介護を経験してきただけあって、高齢者の介護に対してえらく達観して見えるところがありますが、様々な事情を抱えた介護の形を13のケースの短編にうまくまとめています。うまくっていうのとはちょっと違うかな。
さてこの本の感想を書こうと思いきや、どうとらえていいのやら、介護に長く関わっている人しかわからないような心理描写や、人生観など、小説と言うよりも、なにか朗読詩を聞いているような錯覚に陥りました。
詩のように思えるのは、文章が生きていいる証拠でしょうけど、一般的な小説のように起承転結などあるわけでもなく、介護に関わったこともない人が読むと退屈きわまりない誰かわからない人の日記的な文章となってしまうかも知れません。
介護で悩み多き人がこの本を読むと、共感が持てるのかも知れませんが、一般的に読書好きな人にこの本を勧めたいか?って聞かれると、ちょっと躊躇うところです。
★☆☆
◇著者別読書感想(姫野カオルコ)
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定年病! (講談社+α新書)
野末陳平と言えば私は1980年代にあった「税金党」を思い浮かべますが、もう彼の名前を聞かなくなってから久しく、最近はどうしているのかなぁって思っていたら今もお元気でご活躍のようです。
戦前生まれで今年で84歳になられます。著者と早稲田で同窓だった野坂昭如氏は昨年(2015年)暮れに亡くなっていますから、団塊世代にとっての兄貴分と言えるこの世代の人もだんだんと少なくなってきます。
野末陳平通信(ブログ)
同新書は2007年に刊行されたもので、著者の周囲にいる人達の実例をもとに、定年後の生活が「思っていたと違った!」とならないようにするための軽めの教書というべきものです。
定年病とは著者が名付けた定年になったとたんに陥る心理状況、ひいては病状のことです。
最近よく聞く「定年後の田舎暮らしはうまくいかないよ」とか、「海外移住は業者に騙されているだけ」「奥さんは地域で独自のコミュニティを持っているが、会社人間の旦那は引退すると孤立する」といった、どこかでよく聞く内容ですが、2007年発刊なのでそれもやむなしでしょうか。
主に300万人近くいる団塊世代向けに書かれていますが、50代の人でも十分に面白おかしく、そしてためになります。「定年とは合法的な解雇(=失業)である」という言い回しは、確かにその通りだと思いました。
★★☆
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K・Nの悲劇 (講談社文庫)
2001年に「13階段
「ジェノサイド」2月前半の読書と感想、書評 2014/2/19(水)
「13階段
映画やテレビドラマの脚本なども多く手がける多才な人気作家さんなので、引っ張りだこなのでしょう。
最初は普通のミステリー感覚で読み始めましたが、よく現役医者作家が書くような医療サスペンス色が濃くなり驚きました。
しかも亡くなった友人が憑依する霊的現象などホラー色も加わり、下手をすればとんでも小説になりかねないところ、元産婦人科で、現在は精神科医というたいへん好都合な主人公のおかげで、論理的に破綻せずにうまくまとめられています。
タイトルは、妊娠中に胎盤早期剥離のため亡くなった3年前の親友の事故を、イニシャルの匿名として書かれていた週刊誌の記事タイトルからきています。
本書に繰り返し書かれていますが、1990年頃には国内で40万件以上もの人工妊娠中絶がおこなわれており、もしこの中絶を胎児の殺人として考えてみると、その数は日本人のガンによる年間死亡者数(2014年度37万人)をも上回り、日本人の死因の堂々1位となってしまうという事実には驚きました。
ただし近年はその中絶数は減少傾向にあり、2000年で34万人、2013年は18万人となっていて、年間18万名の死因2位の心臓病(高血圧や動脈硬化など)とほぼ同数まで下がっていますが、それでも人口減少のなかにおいて、まだまだ中絶をする人(せざるを得ない人)が多いのだなということを初めて知りました。
★★☆
◇著者別読書感想(高野和明)
【関連リンク】
2月後半の読書 退職金貧乏 定年後の「お金」の話、埋み火、残虐記、違法弁護
2月前半の読書 人類資金 1・2・3・4・5・6巻、下流老人 一億総老後崩壊の衝撃
1月後半の読書 海賊と呼ばれた男(上)(下)、ツナグ、逃げろ光彦―内田康夫と5人の女たち、日本名城伝
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退職金貧乏 定年後の「お金」の話(祥伝社新書)
著者は私と同学年(1957年生まれ)ですが、東大卒、みずほ銀行入行、2005年に久留米大学へ転職した方で、私とは年齢だけ同じで、大学以降大きく違う点が悔しい限りです。でも大学を卒業したのは私のほうが1年早く、つまりは1浪か1留されているってことでしょうね。
専門は商学部教授ということですが、著書は年金や資産運用系のものが多く、この本も退職金の運用と年金の話しが主軸です。想定している読者は50代で、もうすぐ定年がきて、それなりの退職金がもらえる人というのが対象となっています。
なので、親の遺産で楽々老後とか、会社がIPOして持ち株で大儲けしたとか、副業のマンション投資がズバリ当たって毎月数百万円の純利益!というハッピーな人や、逆に退職金は出ないんですという人や、今まで年金を払っていないので老後は生活保護申請する予定という人、さらには会社が倒産して退職金はおろか月々の収入がアルバイト代しかという人には推奨できません。
って言うと、私の場合も、40代で転職、リストラを経験し、その後入った会社には退職金制度はなく、それまで蓄えた貯金や退職金は住宅ローンや子供の教育費、無職時代の生活費で全部使っちまった!っていう人も同様にこの本の読者にふさわしくありません。
しつこいぐらいに出てくる「70歳ぐらいまでは働け」「ここに書いたとおりの運用をすれば老後は安心」ということで、いつまでも働ける心身ともに健康体であることと、数千万円の退職金がもらえる人だけに、インフレに対応できる分散投資を指南する本で、その元手と健康がないと下流老人にしかなれないという、残念な下流老人予備軍にはなにも救済にはならないものでした。
ただ「生命保険は不要」「火災保険は不要」の話しは、それなりにフムフムと考えさせられる話しで、確かに働き盛りの時ではなく、50代、60代になってからの生命保険や医療保険は、お金持ちで他に使い道がないならいざ知らず、ギリギリで生活している普通の高齢者に必要か?って言われるとその通り。
また火災保険も、築20数年経つ資産価値のない家が燃えてなくなったからと言って、再びその場所に新しい家を再建するか?って言われると、それよりも土地を売って小さなマンションを買ったり借りたほうがマシという妙に割り切った考え方に納得感があったっりします。
退職金については、この本を参考にしながら、また別の機会にちょっと書いてみたいと思っています。
★★☆
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埋み火 (双葉文庫)
著者日明恩(たちもり めぐみ)氏のFire's Outシリーズの第2作目で、「鎮火報
主人公は赤羽台消防出張所の消防士大山雄大。元々は安定志向で「楽して一生安泰」の公務員として受けた消防士で、早く昇進して事務方へ回り、9時5時で安全な仕事に回りたいと願っています。
しかしそこは、殉職した消防士だった父親から血筋をひいていて、救え出せなかった被害者や、火事の不自然な原因などに勘がよく働きます。
連続して老人が住む一軒家が漏電などの事故で火事に見舞われ、住人が亡くなっています。しかし不思議に近所への延焼や隣の住人が海外旅行中とか、被害は限定的に収まっています。
警察とは違い、事件性があっても消防士がそれを調査することはありませんが、ある少年と老人との接触を目撃するところから、恐ろしい計画が実行されていることに気がつきます。
ちょっとミステリー的な面もありますが、それよりもコミカルな展開も多く、また雑学としての火災事故や消防署の仕事についても語られていて、気楽に読める作品としては上出来です。
さらには父と子、母と子、親と子など複雑な人間関係も無理矢理描こうと努力されていますが、そちらはちょっと詰め過ぎ感があり、いまいちピンときません。
昨年2015年にはシリーズ3作目「啓火心 Fire's Out
★★☆
◇著者別読書感想(日明恩)
∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟
残虐記 (新潮文庫)
当初は雑誌に「アガルタ」という題名で2002年に連載されていて、その後タイトルを変えて2004年に単行本、2007年に文庫化された小説です。2000年に発覚した新潟少女誘拐監禁事件をヒントとにして書かれたものとされています。
新潟の現実の事件では9年の長きに渡って監禁されていましたが、この小説ではモデルになった事件の被害者と同じ9歳で誘拐拉致され、1年後に男の部屋で発見され無事に救出されます。その少女はその後作家となり、20数年が経過した時、加害者が無期刑を終えて出所し、手紙を送ってきたことで、突然失踪することになります。
そう言えば新潟の誘拐監禁事件が発覚したのが2000年で、裁判は最高裁までいって最終的に14年の刑だったということは、最大期間入所していたとしてもすでに2年前に加害者は出所しているってことですね。殺人事件ではないけれど、被害者のことを思うと、えらく心に重く残る残虐な事件でした。
こうした子供が犯罪に巻き込まれるという小説は読んでいてもたいへん気が重いです。ただこの小説の場合は、被害者の小学生は精神的なPTSD以外、大きな加害は受けずにすみ、1年後には家族はともかく本人は普通の生活に戻れたという内容ですので救われます。
本書では直接的には語られていませんでしたが、誘拐と長期の監禁の場合、ストックホルム症候群という加害者に対して同情や好意を持ってしまうことがあり、本書でもそうしたところが最後には明らかになっていきます。
★☆☆
◇著者別読書感想(桐野夏生)
∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟
違法弁護 (講談社文庫)
著者は現役弁護士であり、訴訟社会のアメリカでは多くの有名な作品があるリーガルサスペンスと称するジャンルを得意とするミステリー作家さんです。デビューは1994年に「検察捜査
舞台は横浜、主人公は、県警の刑事と横浜に本社を置く日本最大級の法律事務所で上(パートナー)を目指している女弁護士です。時は司法改革が叫ばれ、それまで200人前後で推移してきた弁護士の数が、一気に増えようとしている時の話しです。ちなみに本書が出た1995年から14年後の2009年にはそれまでの10倍以上2000人を超えています。
著者が弁護士だけに天敵でもある検察官は徹底的に悪者風に書いているのがちょっと笑えますが、一般の人は普段知らない民事や刑事事件の司法の流れなど、雑学的に面白く読み進められます。
横浜の倉庫で撃ち合いが発生し、警察官と税関職員が死亡。その倉庫には密輸された銃器らしき痕跡があり、県警が捜査に乗り出しますが、倉庫を使っていた会社の顧問弁護士が立ちはだかり、また別で動いている公安警察などが複雑に絡み合っていきミステリー要素もふんだんに盛り込まれています。
この小説に出てくる旧ソ連が開発したPSSというサイレント銃というのは初めて知りました。普通は銃のサイレンサーと言えば、銃口に消音器を取り付けるパターンが有名ですが、このPSSは弾丸というか薬莢に仕組みが施されていて、外部に音が漏れないようにできています。KGB主導で作られたということで、暗殺に持ってこいの拳銃なのですね。50年ぐらい前からの雑誌「丸」愛読者(と言ってもここ40年!ほどは未読ですが)でも知らないことはいっぱいありますね。
★★☆
【関連リンク】
2月前半の読書 人類資金 1・2・3・4・5・6巻、下流老人 一億総老後崩壊の衝撃
1月後半の読書 海賊と呼ばれた男(上)(下)、ツナグ、逃げろ光彦―内田康夫と5人の女たち、日本名城伝
1月前半の読書 月と蟹、不実な美女か貞淑な醜女か、左京区恋月橋渡ル、交換殺人には向かない夜
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1000
まず、「リストラ天国日記」が2002年のスタートから1000回に達したことをお伝えします。パチパチパチ。
独断と偏見に満ち、さして教養もないつまらない日記ながら、時々でも読んでいただいている方には、たいへん感謝しています。
自己満足と言いつつも、わずかながらでも読者がいることが、なにより書き続けるひとつのモチベーションとなっていることは確かです。
抱負なんてものはありませんが、曲がりなりに14年間継続してこられたことは、ちょっと誇らしく思っています。
もし突然予告なく日記が数ヶ月更新が途絶えた時は、きっとどこかで野垂れ死にしたと思ってください。一応は今のところ同居する家族がいますので、孤独死は免れると思いますけど、、、
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
人類資金 (講談社文庫)
2013年以降順次刊行されてきた作品で、2015年7月に発刊された第7巻が最終となっています。
その6巻まで一気読みしました。と言っても各巻は短編と中編のあいだぐらい、文庫で1巻あたり200ページ程度の短い展開ですので、読むのにそれほど時間を要するものではありません。
ただし、まだ未読ですが、最終の第7巻だけは700ページあるそうです。
内容はM資金にまつわる陰謀や情報戦で、M資金詐欺を働いていたフリーの詐欺師が、謎の組織に勧誘され、そのM資金を管理している財団から盗み出そうとする物語です。
M資金とは連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)が占領下の日本で接収した財産などを基に極秘に運用されていると噂される秘密資金のことで、このあるのかないのかよくわからない、徳川埋蔵金のように、時々出てきては消える、詐欺によく使われる巨額の財宝です。
このM資金をテーマにそれまで温めていた映画監督の阪本順治氏と作家の著者がタッグを組んで、映画と小説でコラボした作品となっています。
主人公はM資金をネタにして企業から金を巻き上げる詐欺師の男。この詐欺師が、M資金を奪い取ろうと考える謎の男から勧誘をうけ、同時にM資金の保全をしている市ヶ谷(防衛省)からも追いかけ回されることになります。
映画は2013年に佐藤浩市主演で公開されましたが、興行成績はあまり芳しくなかったようです。私もテレビで映画のCMが流れているのは知っていましたが、見ていません。
とにかく、なぜこのような1冊あたり200ページ程度の薄い本にしたのかよくわかりません。1~3巻まとめて上下巻の2冊+最終話1冊の合計3冊にまとめて欲しかったなというのが読者としての率直な感想です。
それにしても中途半端な6巻で終わってしまい、早く最終巻の7巻を手に入れなきゃ、今までのあらすじを忘れてしまいそうで焦ります。なんでも6巻まではたいした活躍をしてこなかった主人公の詐欺師が大活躍するそうで楽しみです。
★☆☆
◇著者別読書感想(福井晴敏)
∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟
下流老人 一億総老後崩壊の衝撃 (朝日新書)
著者は生活困窮者支援のNPO法人「ほっとプラス」代表理事で、学者さんが統計や取材で書くレポートではなく、いま現場でなにが起きているかを一番よく知っている人が書いているところにこの本の特徴があります。
発刊は2015年6月で、2014年にNHKスペシャルで「老人漂流社会 “老後破産”の現実」などの放送もあり、旬のテーマでタイムリーに出せた話題書ということで、2015年のベストセラーとなっています。
「下流老人」とは著者が造った造語ですが、その定義として「生活保護基準相当で暮らす高齢者およびその恐れがある高齢者」としています。つまり生活保護を受けて暮らす高齢者と、生活保護の受給額相当しかない年金で暮らす高齢者ということで、その数はおよそ600~700万人と推定されています。
65歳以上高齢者数は2015年で約3300万人ですので、およそ全体の20%の高齢者が下流老人に該当することになります。
「え?高齢者は統計では平均2000万円以上の預貯金をもつ裕福な人が多いのじゃなかったっけ?」って言われそうですが、平均ではその通りですが、若い人の中に非正規と正規社員格差問題があるように、いやそれ以上に長年の格差が積み重なっていて、億の資産を持つ高齢者と預貯金がまったくない高齢者に分かれています。
「若いうちに貯金をしていない報い?」と切り返えられそうですが、本書でも紹介されますが、自身が病気になり長期治療を受けて1千万円以上あった退職金もすぐになくなったとか、働き盛りの時に親の介護のために勤めを辞めざるを得なかったり、子供が中学生の頃に自閉症に罹り、その後ずっと働けなく何十年と病院通いをして貯金したくてもできなかったという高齢者も多くいます。
一方では、裕福な高齢者も多くいると、本書の「1億総老後崩壊」という副題というか煽りに違和感や反論があるというのも、本書が広く多くの方に衝撃を与えたゆえのことでしょう。
そのひとつが、
「1億総下流」は嘘っぱち「富裕層」101万世帯(PRESIDENT)
など。
上記の記事に出てくるスーパーリッチ(事業収入、不動産収入、配当収入、給与収入が並行してあるような人)や鳩山さんみたく巨額な遺産があるような人は除き、30代で年収3千万円があっても、あるいは40代で資産1億円があったとしても、その人が75歳、90歳になった時点で、果たして現役時代と同じように裕福なままでいられるかという保障はどこにもないというのが現実で、一歩道を誤ると下流老人になりかねないという点では本書の通りだと思います。
老後資金としてため込んでいた数千万円をオレオレ詐欺で騙され奪われる高齢者、認知症を患った高齢者に高額な不要な物品やリフォームを売りつけて数千万円を搾取する業者、子や孫の心臓移植手術など難病のためにアメリカで手術を受けるために数億円の費用を借金して負担する家族、投資をして預けていた先が破綻して紙くず同然になってしまった債権など珍しい話しではなく日常的によく起きていることです。
現役時代ならやり直しができて、また稼ぐことができても、70歳、80歳の高齢者にその意欲や体力、健康があるかっていうとかなり難しく、一度下流に落ちてしまうともう復帰ができないというのが下流老人なのです。
★★☆
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1月後半の読書 海賊と呼ばれた男(上)(下)、ツナグ、逃げろ光彦―内田康夫と5人の女たち、日本名城伝
1月前半の読書 月と蟹、不実な美女か貞淑な醜女か、左京区恋月橋渡ル、交換殺人には向かない夜
リス天管理人が選ぶ2015年に読んだベスト書籍
12月後半の読書 雪の夜話、銀河ヒッチハイク、首都崩壊、龍は眠る
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海賊とよばれた男(講談社文庫)
出光興産創業者の出光佐三をモデルとした作品で、2013年に本屋大賞を受賞しています。
2016年には映画が公開される予定で、監督は山崎貴、主演は岡田准一の「永遠の0」コンビとなります。
私が生まれる前の話しがメインなので、よく知らなかったことも多いのですが、戦後の占領統治時代に、世界第2位の海軍力を持っていた英国と石油メジャーに対し、敗戦国(日本)の1民間人が堂々と喧嘩を売って、しかもそれに勝利をした日本人がいたことをこの小説で始めて知りました。
ま、こうした小説にはありがちな、大げさにドラマティックかつロマンティックにヨイショした部分がないとは言えませんが、史実も織り交ぜています。
第二次大戦後のイランは独立していましたが、まだ英国の影響下にあり、そこで産出する原油はすべて英国が国有するものと主張していたため、自由に輸出ができず、イラン国民は貧困にあえぐ状況となっていました。
そこへ石油が不足していて、戦後の復興が進まない日本の石油販売の1企業が、自前の石油タンカーをイランへ差し向け、英国の妨害や差し押さえを見事にすり抜け、原油を日本へ持ち帰ったのが「日章丸事件」と言われる1953年に起きた事件です。
その後イランでは石油を狙う英国と米国がタッグを組み、イラン国内でクーデターを起こし、再びメジャーと言われる英米仏の大手石油企業が利権を手中に置くことになります。
しかし、英国と堂々と渡り合った日本の石油企業として、世界をアッと驚かせた影響もあり、日本国内で競合するメジャー以外の新たなパートナーと組むことがかない、また石油精製工場も建設してようやく石油ビジネスを順調に軌道に乗せることができるようになっていきます。
私の家の近所には、ENEOS(旧日本石油、三菱石油、JOMOなどが合併、統合した国内最大の石油精製販売会社)とESSO、それに出光のガソリンスタンドがあります。
今までは営業時間の長いENEOSを利用していましたが、この本を読んでからは、今後はメジャーに支配されず、日本民族系石油販売会社として生き延びてきた出光興産のスタンドにも行かないとなぁって思いました(感化されやすいタイプ)。
★★☆
◇著者別読書感想(百田尚樹)
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ツナグ (新潮文庫)
1980年生まれという若手女流作家さんの作品で、デビューは2004年ともう12年も前ですが、今回初めて読みました。2012年にはまだ読んでいませんが「鍵のない夢を見る
この連作短編小説は2010年に刊行され、2011年には吉川英治文学新人賞を受賞、2012年には松坂桃李主演で映画が製作されています。
主人公は死者と生者のあいだを取り持ち、死者と再会させてくれるという使者(ツナグ)の若い男性。というと、恐山のイタコを思い浮かべますが、霊が乗り移って言葉だけを伝えるのではなく、亡くなった人が現実に現れ、二人だけで数時間会うことができるという設定。
梶尾真治著の「黄泉がえり
もう一つ、伊坂幸太郎著の「死神の精度
これらの作品はいずれもすぐに映画化されるところを見ると、こうした死者と生者の関係性を扱うテーマは映画に向くのでしょう。
なので、中高校生や夢見がちな若い女性ならともかく、ロマンの欠片もなくなった中年男が読むには内容が無理目ではありますが、ストーリーもよくできていて、なかなか面白く、これなら映画制作者の目にもとまるだろうなぁって気がしました。
★★☆
◇著者別読書感想(辻村深月)
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逃げろ光彦 内田康夫と5人の女たち (講談社文庫)
2005年に単行本、2008年文庫化された短編集で、シリーズ主人公「速見光彦」が登場するのはその5編中1編のみです。
これらの短編小説は書き下ろし作品の「逃げろ光彦」以外は「問題小説」というちょっとアレ系の雑誌に掲載されていた作品ですので、著者の作品としては珍しい濡れ場シーンが入っているのがご愛敬です。
収録されているのは「逃げろ光彦」「飼う女」「交歓殺人」「埋もれ火」「濡れていた紐」の5編ですが、それぞれに笑う女、泣く女、悲しむ女、怒る女、殺す女の5人の女がテーマになっています。
著者自身あとがきで自身が書いていますが、著者の作品で短編というのは珍しく、やはりあまり短編を書くのが好きではないということです。
しかしいつも読み慣れた長編とは違い、短編もなかなかと思える出来で、これはこれで十分に楽しめます。できれば全部が浅見光彦が登場する短編というのがあれば、それも悪くはないかなと思いますけどね。
★☆☆
◇著者別読書感想(内田康夫)
∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟
日本名城伝[新装版] (文春文庫)
著者は1901年(明治34年生まれ)の歴史作家で、1977年に亡くなっています。戦前の1936年には 「天正女合戦」と「武道伝来記」で第3回直木賞受賞を受賞されているほか、NHK大河ドラマやその後映画にもなった「天と地と」など、戦前戦後にかけて多くの歴史小説やエッセイを残されています。
この本は、当初1977年に発刊されましたが、その後2005年に新装版として出版されています。私自身は著者の名前は以前からよく知っていましたが、作品を読むのは今回が初めてです。
内容は戦国時代から江戸時代にかけて建築された各地の名城が建設されたときの時代背景や歴代の城主、関係する有力な武将などについて詳しく解説がされていて、地政学的、建築・土木学的な視点の研究本ではありません。
取り上げられる城は全部で12あり、熊本城、高知城、姫路城、大阪城、岐阜城、名古屋城、富山城、小田原城、江戸城、会津若松城、仙台城、五稜郭です。
九州から北海道まで順に北進していて造られた時代はバラバラです。個人的には過去に行ったことがある松本城や彦根城、岡山城、岡崎城、田辺城、伊賀上野城、安土城(跡)、米沢城(跡)が入っていないのはちょっと残念。
江戸時代までに造られたお城で、現在でもその象徴的な天守が当時のままで残っているのは姫路城と彦根城(いずれも国宝指定)ぐらいで、当時に再建、改築されて現在まで残っているお城としては犬山城・松本城・高知城・松江城(高知城以外は国宝指定)になります。
本書に登場する名古屋城や大阪城の今のお城は象徴的というか、鉄筋造りでエレベーターもあり観光目的化していますので、建築物自体はげんなりもしますが、この本に出てくる各お城の建設当時の背景を読むことで、なぜここにこのようなお城が建設されたのかなど、当時の雰囲気が良く伝わってきます。
現在建っている大阪城は、豊臣を滅ぼした徳川家康の息子秀忠によって、豊臣色を一掃して新しく再建されたお城をモデルに造られていますので、大阪が日本の中心だった頃の全盛期を反映していません。願わくば、豊臣秀吉が造った当時の大阪城を復元してもらいたいものです。
★★☆
【1000回まであと☆4】
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12月前半の読書 早春の化石、冬蛾、中国化する日本、恍惚の人
11月後半の読書 ラストチャイルド(上・下) 、老いる覚悟、Nのために、昭和の犬
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993
恒例になりつつあるリス天の年間読書大賞です。特徴は新刊書に限定せず、私が1年間で読んだ書籍から選びますので、必ずしも最近発刊された本が選ばれるというわけではありません。
2015年は全94作品、107冊(1作品で上・中・下巻など複数冊のものがある)の読書をしました。2013年が86作品98冊、2014年は101作品113冊でしたので、2013年よりは多いですが、一昨年2014年よりは7作品6冊ばかり減りました。
減った原因は、、、特に思い当たりませんが、強いて言うなら老化?による視力の低下や疲れ目で、寝る前に読書する時間が減少傾向にあることでしょうか。
「仕事を引退したらゆっくりと読書でも」って思っていても、いざ引退する頃には今よりずっと目の老化が進み、また集中力もなくなっていて、まともに読書ができるのかな?って不安な気持ちになります。ま、心配しても仕方ないことです。
昨年は1冊を平均3.4日で読み、1ヶ月に平均8.92冊を読んだ勘定になります。一昨年は月9.4冊のペースでしたので、やや減りました。但しページ数換算ではないので、実際に読書量が減ったかどうかは不明です。
読書した本のジャンルは、大きく3ジャンルに分けて、「ビジネス・新書・エッセイ等」が17作品(15.9%)、「海外翻訳小説」が12作品16冊(15.0%)、そして「日本人作家の小説」が65作品74冊(69.2%)となっています。
気軽に楽しく読める日本人作家の小説が7割近くを占めるのは、仕事や勉強で読むのと違ってあくまで趣味やレジャーの一環として読んでいるのでそんなものでしょう。
もう少しバランスを取ってビジネス書や海外小説を増やしたいなって個人的には思うところ。
さて、そのジャンルごとに2015年の大賞(ベスト)を決めたいと思います。
まずは、「新書、ビジネス書、エッセイ部門」から。
こちらの大賞候補は、全17作品の中から、「中国化する日本 日中「文明の衝突」一千年史 與那覇潤著」、「知の逆転 ジェームズ・ワトソン他著」、「日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率 浅川芳裕著」、「国家の闇 日本人と犯罪 蠢動する巨悪 一橋文哉著」、「エネルギー論争の盲点―天然ガスと分散化が日本を救う 石井彰著」、「リフレはヤバい 小幡績著」、「定年後 年金前 岩崎日出俊著」の7作品です。
そして、その中から選んだのは、、、、ジャカジャカジャカ~
「日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率
感想は、「1月前半の読書と感想、書評 2015/1/14(水)」に書いています。
今年読んだノンフィクションでは、書かれていることが他を圧倒しています。タイトルでわかりますが、インパクトはかなりでかいです。普段農業のことや食品のことに興味がないって人にもぜひ読んでもらいたい本です。
発刊されたのは2010年ですので、こうした新書には珍しくジワジワと拡がるロングセラーの気配がします。
日本の農林水産族政治家、農水行政のいい加減さ、税金の無駄遣い、利権まみれ、補助金のばらまきという、普通にどこでもよく聞く話しですが、あらためて保守的な農業分野のその凄さを思い知らされます。
今後日本の農水産業もTPP締結により国際競争にさらされることとなり、大きく変わらざるを得ないわけですが、それを従来の役人や利益団体に任せていると、第2の社会保険庁になりかねず、国民はもっと真剣にしそして疑いと怒りの目をもってその改革を見届けるべきでしょう。
◇ ◇ ◇
次に、「外国小説部門」です。
12作品の中からの候補作品はちょっと古い作品が多いですが、「音もなく少女は ボストン・テラン著」、「ラストチャイルド(上・下) ジョン・ハート著」、「星を継ぐもの ジェイムズ・P・ホーガン著」、「ゲイルズバーグの春を愛す ジャック・フィニイ著」、「アルケミスト―夢を旅した少年 パウロ・コエーリョ著」の5作品です。
ここに挙げた候補作はどれも秀作でそれなりにみんなよかったのですが、、、
迷いを吹っ切って、大賞は、、、ジャカジャカジャカ~
「星を継ぐもの
に決定です。
1978年に出版されたSF作品で、著者は英国人です。この小説はシリーズ化され、1991年まで4作が出版されます。この作品の発想力、ストーリー性、先見性、創造力に敬意を表します。
著者は2010年に亡くなっていますが、この作品はアーサー・C・クラーク氏やフィリップ・K・ディック氏の数多くの作品などと並び、SFの古典作品として今後も長く語り継がれるものではないかと思います。
感想は「7月後半の読書と感想、書評 2015/7/29(水)」に書いています。
◇ ◇ ◇
最後に国内(日本語)小説の2015年ベストを選びます。
昨年読んだ65作品の中から選んだベスト候補作品は、「羆嵐 吉村昭著」、「恍惚の人 有吉佐和子著」、「龍は眠る 宮部みゆき著」、「昭和の犬 姫野カオルコ著」、「女系家族(上・下) 山崎豊子著」、「屍者の帝国 伊藤計劃×円城塔著」、「銀二貫 高田郁著」、「銀の匙 中勘助著」、「渇いた夏 柴田哲孝著」、「夏の庭 湯本香樹実著」の10作品。こちらも旧作品が多いのは諸般の事情とお察しください。
いろいろと文学性だのテクニックだとかリアリティとか小難しいことは無視をして、単純に読んでいてワクワクドキドキ、楽しかったなぁって思ったNo.1作品は、、、ジャカジャカ、、、もういいって?
「屍者の帝国
です!!
読書感想は、「2月後半の読書と感想、書評 2015/3/4(水)」に書いています。
わずか4作品(内1作品は構想のみ)を残し、34歳の若さで世を去った伊藤計劃氏の遺志を継ぎ、同じSF作家の円城塔氏が、残された構想を元に引き継いで書き、見事な長編小説に仕上げられています。
円城氏にかかるプレッシャーも半端なく大きくて厳しい創作だったのではないかと思われますが、他の過去の作品に決して劣らないばかりか、新しい新鮮な風を吹き込んだ作品に仕上げられています。
今回偶然日本の小説と海外翻訳小説とともにSFが大賞となりましたが、私はあまりSFは好んで読まないので珍しいことです。それだけにこの二つの作品はきっと読めば誰もが「面白い!」と思う作品ではないでしょうか。
国内本の大賞と並ぶ次点としてお勧めしておきたいのは「恍惚の人
1972年(昭和47年)に発刊された40年以上前の古い小説ですが、今読んでもまったく古るさを感じない内容に驚かされます。それはつまり40年前から認知症患者と介護を取り巻く国の制度や仕組み、社会の問題が実はなにも変わっていないってことなのでしょう。
当時はまだボケ老人とか言って、認知症という病気自体についてはあまり知られていなかったわけですが、それに早くから注目し、高齢化していく社会へ問題提起したことは賞賛できます。団塊世代以上の年代の人は森繁久彌主演映画(1973年)で見たという人も多いでしょう。
読書感想は「12月前半の読書と感想、書評 2015/12/16(水)」に書いています。
さて、以上の大賞作品はいかがだったでしょうか?
最近は、著者の方には申し訳ないと思いつつ、ブックオフで購入することが多くなり、なかなか新刊本を買うことができなくなっていますが、いい本は何年経ってもいい本で、それらを手軽に読めることがなにより嬉しいことです。本当は著者のためにも、できるだけ新刊本を買いたいと思っているのですが、、、
【1000回まであと☆7】
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