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人生哲学や禅問答の話しをする気はまったくなく、ちょっと他人との関係性において、自分の性格や行動パターンに問題がある?と考えるようになったので書いておきます。

私は社会人になってから、あまり自分の頭では考えてこなかったというか、私の就職した時代は団塊世代が管理職をガッチリと占めていて、私たちしらけ世代とも言われていますが、自分で考えて行動するよりも、10歳以上年上の厳しい競争を勝ち抜いてきた有能な団塊世代から常に指示を与えられ、それに素直に動くことをずっと求められてきました。

ま、今の言葉で言えば、将棋の駒をやっていれば、その団塊世代の人達に喜ばれ、実力以上に引き上げてくれるという時代でした。

そうした自分ではあまり考えず、言われたことを完璧にこなす教育を受けてきたので、なにを指示されたり命令されても大丈夫なように、あらかじめ上司の意図をくみ、その準備を怠りなくするというのが最大の仕事だと思ってやってきました。

もちろん、そうした能力は現在のビジネスではあまり役に立たないことは知っていますが、身についてしまったそうした習性はなかなか変えられるものではありません。

その上の世代が次々とビジネスから引退し、自分がビジネス界の中で最年長になってきたとき、ふともう自分に指示をする人はいないし、一方では自分の判断でドンドンとやっていく下の世代から突き上げられていることに気がつくことになります。

今ではあまり役に立ちませんが、その時にマスターし身体に染みつき、自分でもそれが長所だと思っていたことで、現在でも実行していることは、

・待ち合わせやアポイントは余裕を見て「20分前」に到着する
・何事にもAプラン以外にBプランを必ず準備しておく
・備品など品切れする前に予備を購入し準備
・万一のトラブルを考慮しタスクは予定よりも早めに終了させる
・内容ではなく人を見て指示に従うかどうか判断する

まったく今思えば、時代錯誤もいいところで、つまらないことばかりです。

そりゃ、慎重になるのも良いのですが、あまりにも慎重になりすぎていて、それが対等な関係においては相手に対してプレッシャーを与えてしまったり、理不尽な行動と映ってしまいます。

別に待ち合わせするのならジャストオンタイムで構わないでしょ?
Aプランが最善だと思えば、そのAプランに全精力をつぎ込むべきでは?
今の時代、備品がなくなっても翌日には届く時代、あれこれ在庫をいっぱい抱えるのは無駄
必ず早く終了させるなら緻密な計画やスケジュールを組む意味がない
自分の頭で考えることを放棄して人に従ってばかりいると後で痛い目に遭う

と、まぁこんな感じでしょうか。

日常生活においても、人と待ち合わせするときには20分以上前に到着して待っていたり、自宅の日用品や消耗品、クルマの交換部品など、予備の在庫がたっぷりないと安心できません。

また長距離ドライブに行くときには、目的地までの距離と時間、立ち寄り場所、食事の場所、観光しておくべき場所とそこで過ごす時間など予め決めてから出発します。

行き当たりばったりというのはなにか不安で、またせっかく遠出したのに名所を見逃すことを恐れるのです。「なるようになるさ」という何も決めていない旅行や遠出というのができません。

そして困ったことに、自分がそうだから、自分の周囲の人達にもそれと同じような行動を自然に求めてしまいます。

・相手が待ち合わせ5分前に来たら遅いなと思う
・ひとつの考え方に固執している人を融通の利かないバカだと思う
・予備がないと万が一の時、ひどい目に遭うぞと思う(万一のことなど滅多に来ない)

などなど。

これでは、家族を含め、周囲の普通の人にとっては、面倒くさいヤツと思われてしまいます。

そういう時代錯誤とも言える性格に、60歳過ぎてから気がつくなんて遅すぎと思いますが、「三つ子の魂百まで」「雀百まで踊り忘れず」で、そう簡単に性格を変えることができません。

自分では「約束の時間に絶対遅れない」「万一前提が大きく変わっても次のプランが準備されている」「品切れになっても予備が大量に確保されている」など、長所だと思っていた点ですが、よくよく考えると、これらって私の周囲の人達や部下にとっては私の短所として映っていたのかも知れません。

具体的なこととして、約束の時間までにまだ20~30分あると思って急ぎの作業をしていたら、私から「いますぐに出るぞ!」と言われて慌てたり、Aプランを煮詰めておくの時間を使いたいのに、私から「Bプランも作っておけ」と言われたり、訪問先のことをあれこれ細かな事まで調べておくよう私に指示されたりと迷惑に思っていたことでしょう。

そして自分では短所だと思っていた、「決断は素早く勘でする」「客の前ではほとんど喋らない」などは同僚や部下達にとってはありがたかっていたのだろうなと今だとわかります。

第1線で営業職を長くやってきたので、客に話しをするのは得意なので、同僚や部下と行って私が喋ると、勢いで止まらなくなってしまうので、喋らずにただ座っているようにしていました。客や部下のためというのではなく、いろいろと面倒だったからです。

たまに新人と同行営業したとき、私の営業トークを見たいと言われ、仕方なく「いいよ」と実践して、後で感想を聞くと、話しの内容がまったく理解できなかったと言われてしまいます。

そりゃそうです、何十年のベテランと新人が同じような営業トークをするわけがありません。つまり参考にはならないって事を身体で知ってもらうために実践したようなものです。だから部下と一緒の時には自分に質問がされるまではほとんどなにも喋りません。

それはさておき、最近ようやくわかってきたのです。

人生にはBプランはない」ってことに。
在庫とか予備はそれほど必要がない」とかに。
予定より遅れたからと言ってそれがどうしたというのだ

仕事では当たり前にあった「Bプラン」や「予備在庫」ですが、人生にはそういうものはないし、また必要とされません。

それよりも、自分で「どうすべきか」「なにをすべきか」を必死になって考える必要があります。

今頃になって遅いですけど、平均寿命からすればまだあと20年ぐらいは生きるでしょうから、考え直してそういうテクを身につけていくのも良いでしょう。

過去に身につけた自分が長所と思っていた性格は、ここらでスパッと反故にして、もっと頭を柔らかくしていきたいと思っています。

今の新入社員など若い人にとってみれば、当たり前のことを言っているのかも知れません。


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