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世界にひとつのプレイブック(原題:Silver Linings Playbook) 2012年米(日本公開は2013年)
監督 デヴィッド・O・ラッセル 出演者 ブラッドレイ・クーパー、ジェニファー・ローレンス

躁鬱病で妻が職場の同僚と浮気している現場を目撃した男性主人公と、離婚後に性依存症になって誰とでもすぐに寝るヒロインとが出会い、その後喧嘩したり、復活したりと忙しく、ほとんど笑えるところがないコメディ映画です。

ストーリーも書いちゃったので、もうあとはなにも書くことがないのですが、こうしたドタバタコメディがアメリカ人(白人)はお好きですね~としか言いようがありません。

日本人というか東洋人が見ても、こうしたドタバタのアメリカ映画は、なかなか感情移入も難しく、国民性というか人種の違いは大きいな~と感じるだけでしょう。

★☆☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

学校 1993年 松竹・日本テレビ放送網・住友商事
監督 山田洋次 出演者 西田敏行、竹下景子、田中邦衛、坂上二郎、渥美清(特別出演)

続編として、「学校Ⅱ」(1996年)、「学校Ⅲ」(1998年)、「十五才 学校IV」(2000年)と3本が作られている人気シリーズです。ただ、シリーズと言っても、同じなのは監督だけで、主役やテーマは毎回変わります。

この最初の作品は、教育に熱心な教師と、落ちこぼれや中学校を卒業してなかった大人達がやってくる夜間中学校を舞台にして温かな交流と現実が描かれています。

生徒達がこの夜間中学校へたどり着くまでの背景や、年齢も家庭状況も違う生徒が集まるクラスの絆など、日本で暮らしている多くの人には知られていないことばかりです。

私も夜間高校はよく知っていましたが、夜間中学校というのがあることすら知りませんでした。

もちろん現実は映画のようなわかりやすいことばかりでないのでしょうけど、様々な年代の悩みや事情を抱えた人達が、それでも勉強をして、さらに上を目指していくという姿には感動を覚えずにはいられません。

世知辛く、いつもイライラしながら、仕事に追われ汲々と生きていかざるを得ない社会において、こうした時間の流れがまったく違う世界を感じてみると、もっと肩の力を抜いておおらかな気持ちで良いんだと自分を励ましてくれそうです。

この映画に出演した3年後に亡くなる渥美清が、笑いを誘うちょい役で登場したのにはビックリです。寅さんシリーズの関係で監督に頼まれたのでしょうね。出演当時、60歳をとうに過ぎていたのに、なにか若々しい姿が印象的でした。

続編の「学校II」では障害を持つ生徒が通う高等養護学校を、「学校III」では職業訓練校を舞台としています。今後機会があれば見てみたいです。

★★★

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

デジャヴ  2006年 米
監督 トニー・スコット 出演者 デンゼル・ワシントン、ポーラ・パットン

一種のSF映画になるのでしょうか、アメリカで多数の死者を出したフェリーの爆発沈没事故が起き、その犯人を調べていくうちに、開発中の過去の映像を見ることができる新しいシステムを使うことになります。

つまりタイムトラベルってことですね。

そりゃそういうことが実際にできれば、迷宮入り事件なんてものはなくなるわけですが、いくらなんでもそれはズルいって気もします。

その事故が起きる前に犯人を追い詰め、凶悪犯罪を防ぎ、本来亡くなるはずだったヒロインとともにめでたしめでたしという脳天気な結末でした。

実はこの映画がロードショー公開されたときに、1988年に映画館で見た映画「デ ジャ ヴュ」のリメーク?と思って内容を確かめたら、全然違っていてガックリきた想い出があります。

と言うのも、監督ダニエル・シュミット、スイス・フランス合作映画だった「デ ジャ ヴュ」(1987)は、興行的にはあまりパッとしなかったものの、この映画を2本立ての名画座で見たときには、なかなか映像やストーリーが繊細で、中世スイスへのタイムスリップというか主人公が見る幻想に感動してしまい、これは過去に観た映画の中でベスト3に入るかもー!と思い、それ以来、もう一度見たくてテレビ放映がないかなとずっとチェックしました。

デ・ジャ・ヴュ(1987年製作の映画) filmarks.com

そんなわけで、同じようなタイトルでも、アメリカに渡ると、どうしても国民に合わせ?、荒っぽく軽薄になるのは仕方がないとしても、ちょっとタイトル倒れかなぁーって思った一品でした。

★☆☆

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柘榴坂の仇討 2014年 「柘榴坂の仇討」製作委員会、松竹
監督 若松節朗 出演者 中井貴一、阿部寛、広末涼子、藤竜也

浅田次郎の短編小説集「五郎治殿御始末」に収録されている短編小説「柘榴坂の仇討」を映画化したものです。この短編小説集は2006年に文庫化されてすぐに買って読みましたが、どの作品もたいへん面白かった記憶があります。

主人公は、明治維新前夜に桜田門外の変で暗殺される彦根藩主で江戸幕府の大老井伊直弼の近習、つまり警護隊長の志村金吾。

その主人公役には同じく浅田次郎の小説「壬生義士伝」の映画版で凄腕の剣士で主役を張った中井貴一。

命を賭けて守るべき主人が暗殺された不始末で、主人公の両親が自害するも志村金吾は切腹は許されず、暗殺に加わって逃げている元水戸藩の5人を探し出し、その首を主人の墓前に並べろと下命されます。

しかし誰からも協力が得られずに、見つけることができないまま数年が経ち、5人中4人がすでに死亡、残る1人を探しているとき、元同僚だった男の協力により、江戸で人力車を引いている最後のひとりを見つけます。

しかし、その時すでに江戸幕府から新しく変わった明治政府から「仇討ち禁止令」が出され、周囲からも、藩も幕府もなくなり、無駄なことをするなと諫められます。

そして桜田門の変の時と同じ、雪の降る中、その人力車に乗り込んだ志村金吾、、、

わずか38ページの短編を2時間の映画によく仕上げたものだと思いますが、主人公以外、妻役の広末涼子、井伊直弼役の中村吉右衛門、元評定所御留役の藤竜也など脇役がしっかりと固めていて、ストーリー自体はイマイチながら、なかなか深みがあってよくできた映画です。

★★☆

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ボヘミアン・ラプソディ(原題:(Bohemian Rhapsody))2018年 英・米
監督 ブライアン・シンガー 出演者 ラミ・マレック、ルーシー・ボイントン
※アイコンとリンクは音楽版

70年代から80年代に大ヒットを飛ばした英国のロックバンド「Queen」の結成から、途中の挫折、そして復活の1985年に開かれた世界的な大イベントライブエイドで熱狂を得るところまでをメインボーカルのフレディ・マーキュリーを中心に描いた映画です。

監督のブライアン・シンガーは過去に「X-MEN」や「ワルキューレ」などを作った名物監督ですが、この映画制作中にセクハラや児童虐待などの噂が出て映画完成2ヶ月前に降板させられるというハプニングが起きています。

実在した人物(メンバー4人中3名は存命)の役を演じる役者さんの苦労もわかりますが、それよりも映画で使われる楽曲(歌唱)に、当時の本物を使っているとのことで、そうした作り物と実際の音源とのマッチングに苦労が忍ばれます。

出来上がりは、まったく違和感もなく、演じた役者さん達が歌って演奏しているのではと錯覚をします。素晴らしいです。

映画館で見なくてもすぐにテレビでやるからと思っていましたが、知人にあのライブ感あふれる音楽や雰囲気は映画館でないと味わえないと教えられたので、映画館まで足を運んでみました。

確かに、少なくとも小さなテレビ画面や貧弱な音響では味わうことができない大きなスケールで、ビンビンと全身で感じることができたのは良かったと思います。

Queenが活躍していた当時は高校、大学生時代でしたが、特に好きだったわけではないのですが、たまたま高校の文化祭で、クラスでレコード屋さんを回わり、歌手やバンドのポスターを集め回って、それを綺麗にパネルに加工し来場者に販売して、チャリテー募金とする活動をおこないました。

その時にもらったポスターの中で、Queenのフレディ・マーキュリーがど派手な格好(ジュディ・オングが魅せられてを歌うときに着ていたような服)で歌うポスターが格好よくて気に入り、それは販売せず、自分で持ち帰り、部屋にずっと飾っていたことを思い出します。

私が行った映画館では、観客の年齢層は高く、やはりQueenを知っている50代以上の人がほとんどでした。何度も見に行ったという知人からは、Queenを知らなそうな若い人が多いと聞いていたのですが、タイミングが遅いせいか、私が行ったときには、20代以下はほとんどいないという感じでした。

★★☆

【関連リンク】
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