リストラ天国 ~失業・解雇から身を守りましょう~
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あと9ヶ月で今の勤めを円満退職し、過去40年間過ごしたビジネス界から綺麗さっぱり足を洗うつもりです。
写真はイメージです |
老後資金の不足2000万円問題とかいろいろ言われてますが、要は「金を使わない生活」を実践すればいいんでしょ?ということで、すでに家計を見直し、様々な節約モードに順次入っているところです。
新聞は1紙だけ(いずれはそれも廃止予定)、ネット回線と電話はまとめて安いところに契約見直し(完了)、テレビは有料のケーブルTVから自前アンテナ設置(完了)、クレジットカードは年会費が必要なところから永年無料へ(一部完了)、マイカーは中古の小型車へ(完了、いずれは軽へ)、スマホはMVNOの格安スマホへ変更(完了)、電気とガスもまとめて安いところへ(未了)、エアコンは省エネ型へ(完了)、トイレは節水型トイレに(未了)などなど。
日常生活でも、衣料品や書籍類はブックオフの大型店で中古を買い、好きなコーヒーの豆は、半額セールを狙ってまとめて購入、運動もスポーツジムではなく近所をウォーキング、ひとりで出掛けるときは、クルマや電車ではなくリッター40数キロ走るバイクでと。
年金が満額もらえる65歳までにはまだ少し期間がありますが、子育てが終わったこの10年間で、頑張って貯めてきた貯金で、なんとかやりくりします。もちろん、63歳1ヶ月目からは年金の一部「特別支給の老齢厚生年金」を受給するつもりです。
65歳からしか年金が支給されない人からは「一部とは言え、63歳から年金がもらえるなんてラッキーだな!」と言われそうですが、私が若いときには「60歳から年金を支給する」という国(社会保険庁)との約束で、社会保険料を支払ってきたので、これでも不満を持っています。日本以外の他の国なら暴動が起きても不思議ではありません。
普通の人の感覚では、一方的に途中で約束を違えるのは嘘つきと呼ばれます。政府や国は言うまでもなく嘘つきですから信用はおけません。
そんなこと言っても「少子化&超高齢化社会なのだから仕方がないじゃないか」と言う人がいますが、超高齢化社会になりそうだとわかっていたのはもう50年も前からです。
しかし、何も手を打たず、そればかりか、積み立ててきた年金を政治家や官僚が湯水のように無駄遣いをしてきたことが、今につながってきているわけです。
そして、彼らはその後始末として、政治家にとって一番票田となり、役人としては、それこそ学生運動の再来として暴発しかねない団塊世代までは、約束通りに救済(60歳年金支給など)することと決め、団塊世代以降の国民には「だって仕方ないじゃない」と負担を負わせることにしたわけです。
さて、文句はそれぐらいにして、その退職後ですが、世間一般では、「定年後になにをする?」という話しが盛んです。
【定年後・自走人生のススメ】セカンドライフを生きる活力に…やりたいこと“総選挙”
セカンドライフでやってみたいこと“総選挙”だ。投票の選択肢は次の6つ。 (1)学び直し(2)転職/再就職(3)起業/フリーランス(4)ボランティア(5)農業(6)地方移住 |
と、こうしたリタイア後、定年後には、「なにかをする」ことが当たり前の風潮が出来上がっています。まるで「なにかをしなければ人ではない」ぐらいの勢いです。
しかし私はとりあえず「なにもしない」ことに決めています。
今までずっと、団塊世代の後塵を拝し、いつも気ぜわしくいいように使われてきましたが、これからは、多くの人が言う「なにかをしなければ」という世の中の常識?の逆を張って、なにもしないリタイア後を実践していきたいと思ってます。
「なにもしない」と言っても、家の中でジッと引きこもっているわけではなく、寝たいときに寝て、起きたいときに起き、出掛けたいときは出掛け、食べたければ食べるという、何にも縛られない生活を送ろうと思っているだけです。
ひとつ参考になったのは勢古浩爾著の「定年後のリアル」で、著者は60歳で定年を迎えたあと、フリーで著述業はされているものの、それまでの会社勤めを辞め、特に裕福ではなさそうだけど(失礼)、貯金と年金の範疇で、なにもしない生活を実践されていて、「なにもしなくても、なにも問題はない」ということが理解できたからです。
幸いにも、過去に病気はしたものの、現在は健康そのもので、家族もそれなりに健康で過ごせているので、ようやく様々なストレスからも解放されて、のんびりと日々を(お金は使わず)楽しみたいと思っています。
そういう「なにもしない生活」の話しを先輩や同世代の人にすると、決まって「早く呆けてしまうぞ!」とか「退屈で早死にしそう」とか言われます。
ま、そうなればなったで運命だから仕方ないけど、それらは医学的根拠は乏しく、逆に高齢になってからもずっとストレスフルな状態が続いている方が身体や精神に悪いのでは?とも思えます。
ストレスというのは個人差が大きく、「そんなのストレスにならないでしょ?」と他人が決めつけるのは完全に間違っています。
「人は適度なストレスがあるほうが健康に良い」という話しもよく聞きますが、もし働きにでも出たら、適度なストレスと加重なストレスを自分の判断で自由に選べるのか?や、適度と加重とのラインはどこで決まるのか?という難問には誰も答えてくれません。
もし働いていて、それが本人にとって過重なストレスとなっても、途中で放り出すことは、お金をもらっている以上できないのは言うまでもないことです。今の人はどうか知りませんが、昭和時代から働いていた者にとってプロとしての責任はとても重いのです。
もっと言うと、お金をもらわず、ボランティアだったら、責任はなにも負わなくても良いのか?というと、決してそういうわけでもないでしょう。なにかをやることって、必ずなにか責任やストレスがつきまとってくるものです。
これからは、そうした責任やプレッシャーをできるだけ排除したいと考えているわけです。
ただ、2002年頃から始めているこのブログ(日記)と、もうひとつ趣味でやっているブログは引き続き継続して行こうと思っています。これらはたまーに来る批判的なコメント以外、ストレスはかかりません。
もちろん、家族に対する責任や、知人、友人などとの関係性についてまで排除できません(しません)。
おそらく人間関係も視野も狭まり、偏屈なオヤジとなっていくと思いますが、それがどうした、今まで自分の胃に穴が開くほど散々人に気を遣い、他人のせいで頭を下げまくってきたので、これからは自分のやりたいように生きていきたいと思っています。
【関連リンク】
1292 2018年12月後半の読書と感想、書評「定年後のリアル」
1215 定年退職後の再就職はどうする
1169 定年起業
1141 リタイアメント
1011 定年後の生活資金設計
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