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概ね40歳を超えると世間話の多くは健康に関するものと相場が決まっています。ちょうどその頃からそれまで健康だった人も、長年の酷使から身体のあちこちに不具合が出だし、また仕事や家庭でもちょうどその頃からストレスの多い時期にさしかかり、体調をさらに悪化させるということなのでしょう。
男の厄年、特に本厄が42歳(数え年)というのは、古来からこの頃には不吉なことが起きるので注意しなさいよというご先祖からの教えです。
少し前のデータからですが、厚生労働省の「平成23年(2011年)患者調査の概況」から、日本人がよく罹る病気の種類や怪我について調べてみました。
まずどのような疾患や怪我が多いのか、1996年から2011年までの人口10万人当たりの傷病別推移グラフです。
「高血圧性疾患」というのが圧倒的に多く、大きく開いて「歯肉炎及び歯周疾患及びう蝕」、「糖尿病」の順となっています。
次に男女別の傷病種類はどうかというグラフです。
男女間で違いが出ているのは、「高脂血症」と「高血圧性疾患」で、いずれも女性の罹患率が高くなっています。逆に男性が女性よりも高いのは「悪性新生物」「糖尿病」あたりですが大きな差ではありません。
次はざっくりとした年代別に見た場合の入院患者数です。このグラフは率ではなく入院患者数ということで、年代によって人数が違うので統計的に正確ではないものの、高齢者の入院割合が異常に高いと言うことがわかるグラフです。
年代によって罹りやすい病気があるのは明らかですが、それにしても65歳以上は「精神及び行動の障害(一般的には統合失調症やうつ病など)」以外は他の年代をはるかにしのぎます。
グラフの「新生物」とは良性・悪性の腫瘍や白血病など、「神経系疾患」は白内障、外耳疾患など、「循環器系疾患」は高血圧、脳梗塞など、「呼吸器系疾患」は肺炎、喘息、気管支炎など、「消化器系疾患」はう蝕、歯肉炎、歯周病、胃や十二指腸潰瘍などです。
次は同じく入院患者数ですが、1996年からの推移です。
うつ病などの「精神及び行動の障害」や「循環器系疾患」は近年減少傾向にあります。これは昔と違い専門医が増え治療法が確立されてきたことによるものと推定しますが、二つともストレスに大きく影響を受ける病気ですから、ストレスが減ってきているのか、それともストレス耐性ができてきたのか、よくわかりません。
他にも入院数が減る傾向にあるのが「新生物」や「筋骨格系及び皮下組織疾患」です。「筋骨格系及び皮下組織疾患」はリウマチなど関節障害や骨密度低下などです。
逆に上昇傾向にあるのは、「神経系」「呼吸器系」で、「呼吸器系」は肺炎や喘息、気管支炎など、「神経系」は眼や耳の病気です。このあたり、やはり高齢化によって増えてきた病気っていう気がします。
最後は年代別に入院・外来を受けた受療率(人口10万人あたりの率)です。
10歳ごとに区切りましたが、産まれたての時期は例外として、50代を境にして急速に受療率が上がります。
90歳以上がまた落ちるのはどういう理由か不明ですが、90歳以上まで生存している人は概して健康で、入院したり通院したりあまりしないのかも知れません。なんらかの持病持ちの多くは90歳までに亡くなるということで。
しかし70歳以上の高齢者の約1/3が入院または通院をしているという結果ですが、これって意外と少ない気もします。
自分の身近で考えると、少なくとも半分以上の高齢者はなにかしらの病気で入院または通院しているようですが、案外地方の農家に住む高齢者の多くはみなさん健康なのかもしれません。
今働いている会社の中で、私は年齢的には上の方に位置しますが、若いときは、歳を取ると身体のあちこちに不具合が起きてきて思うように動かなくなるというのがわからないものです。私も若いときはそうでした。
若いときに健康であればあるほど、自分は年を重ねても健康だと信じているのが普通でしょう。でもそれは大きな間違いで、年を重ねて経験や知識はたまっていくけれど、それと引き替えのようにして、心身の自由や酷使に耐える力が奪われていくことは誰にも共通することでしょう。
なので、仕事を引退してからあれをやろう、これをやろうと若いときに決めていても、その歳になると、身体が思うように動かずできないということもまま起きます。
若い人に「高齢者を敬え」と言うのはすでに死語となりつつあるようで、むしろ「高齢者の年金のために若者がつらい思いをする」などとののしられる状況で、無理は言いませんが、それでもアドバイスをしてと、「いつかはやりたいこと、行きたいと思っているなら、なるべく早く実現しておくのがいいよ」ということ。先へ延ばしていいことなどなにもありません。
昔なら、それこそ先輩を差し置いて遊ぶために会社を休むなんてことはできませんでしたし、また仕事で暇がないと言い訳してましたが、今は完全週休二日に祝日も増え、会社もワークライフバランスが肝心とか、ダイバーシティの時代と言うようになり、遊ぶために有給休暇をとったり、リフレッシュ休暇をとることにも後ろめたさがなくなってきました。
お金は高齢者と比べると若者は持っていないでしょうけど、知恵をフル動員すれば、昔と違ってそれを安く実現する方法が見付けられるでしょう。
歳を取ってからではできないこと、できなくなることが、健康で若いときなら簡単に実現できます。考えるよりもまず動いてなんでもやってみるというのが若い人へのアドバイスです。
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