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リストラ天国 ~失業・解雇から身を守りましょう~ HomePage https://restrer.sakura.ne.jp/
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過去に書いた自分の日記を読み直していると、その時々の精神状態がよくわかります。私の場合は精神的につらく追い詰められているときは、前向きで明るい話題を中心に書き、逆にまずまず順調で推移しているときは悲観的で暗い話題を選んで書いているようです。

これには理由があって、落ち込んでいる時には例えカラ元気であっても明るく振舞っていないと、精神状態がどんどんと奈落へ沈んでいきますから、それを防ぐという意味合いで意識して前向きな内容となります。

逆に調子のいい時には、そのうちまたあの悪夢が襲ってくるんじゃないかと疑心暗鬼に囚われ、万が一、最悪の結果になったとしても、その時に慌てなくていいように、また精神的なショックをモロに受けないように、自然とネガティブなものの見方へなってくるのです。

ここ数年は体力は相当落ちてきたことを実感するものの、仕事はまずまず順調にいっているので、それに調子に乗らないようにと戒める意味もあってか、ネガティブでアイロニーあふれる話題と意見を多く書いているようです。これってあまり誉められものじゃないですね。

過去に一度も仕事や生活で一生のトラウマになりかねない最悪の修羅場を経験したことがないと、自分にとって最悪の状況というのが理解できません。

例えば独身の20歳代で勤めていた会社が潰れて失業したり、相思相愛だと思っていた人に振られたと言っても、その年齢ならば再就職は比較的容易にできるでしょうし、恋愛もまだやり直すことができます。

でももし重い負担の住宅ローンと、扶養すべき家族や高齢で病気の親を抱え、40代や50代で突然失業の憂き目に遭ったとしたら、再就職も難しくおそらくたいへん大きな精神的ショックをうけることになるでしょう。さらに介護が必要な家族を抱えていたりすると、もうそれはパニックです。

しかもそういう厳しくつらい事態は、年齢的に若い人よりも、もうどこにも逃げ場のない中高年以降になってからよく起きるものなのです。

つまり中高年者が「失敗を恐れて新しいことをやらない」「考えが保守的になる」「チャレンジ精神に欠ける」というのは、単なる加齢による肉体的、精神的老化現象だけがもたらすものではなく、過去のおぞましい経験から、本能として避けようとしているのではないでしょうか。

中には高齢になっても気持ちは若々しく、健康でチャレンジ精神旺盛で、若い人よりも活動的な人もたくさんいます。しかし一般論としては、多くの失敗と挫折を経験し、その恐怖をよく知っている中高年こそ、若い人がもっていない特殊な才能ではないかと、ふと考えました。いえ、できない言い訳ではなく。

世の中の高齢者が、みんな気持ちが前向きで、若い人の前に出て、先頭で走り続け、引っ張っていく社会がいいとは思いません。

そんなことすると若い人が目障りに感じるでしょう。高齢者には高齢者の役割があるはずで、新しいチャレンジングなことや斬新な感性を要する仕事、そして二三日徹夜しても平気という肉体にきつい仕事などには当然向きません。

「船頭多くして」といいますが、いつまでも老醜漂わせた高齢者がリーダーを務めているような集団はどこかに欠陥があるものです(別に某新聞社のことを言っているのではありません)。

いま、60歳定年から65歳定年へと動き始めています。これはどういうことかというと、企業の中で働く中高年者の割合が一気に増加するということです。

今までなら60歳で引退していた人達が65歳まで残るわけですから、従業員の平均年齢も、大きくあがっていくことになります。

それら中高年族には「新しいことには消極的」「考えが保守的」「体力、気力、根性はない」「昔はやり手だったという高いプライド」「好き嫌いが激しい」「短気で怒りっぽい」「覚えが悪く、物忘れが激しい」「身体のどこかに必ず異常を持つ」などなど、なにかをするには多くの障壁が立ち塞がります。

少し前に「企業は若者の早期離職を恐れるな」で皮肉的に「若い人の退職を減らしたいなら、リーダー(経営者)を30代にして40代以上は部下として使え」と書きましたが、入社して10年でトップに立ってしまい、その後は若者に30年間使われるほうへ回るというのは、むなしいものです。

本来ならこの長くなる中高年世代をうまくモチベーション高く活用することが企業としてもっとも有効な手段です。

中高年者に「変われ」と言うのは簡単ですが、上記にも書いたとおり、修羅場をくぐり抜けてきた経験と、それに対する怯えは、病院へ行って薬を処方してもらって治るようなものではありません。

そうした怯えや過去のひどい経験の記憶をいかにしてうまく希薄化させられるかが、今後の社会の中で中高年者を積極的に活用する方法ではないでしょうか。

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