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まもなくあの東日本大震災から5年が経ちます。被害の大きかったエリアや原発事故の影響が残る地域は別として、日本はあの災害があったことさえ徐々に忘れ去ろうとしています。

私はあの日は普段通りに会社にいて、都内の高層ビルの中で大きく揺られましたが、ビル自体が最新の耐震設計ビルだったこともあり、避難の必要はなく、家族の安否とどこで何が起きたのかと情報集めに奔走していました。

通勤電車は軒並み停まっているか、動いていても超満員で乗れないという状態が夜まで続いていました。結局、自宅まで20kmの道のりを歩いて帰るには無理と判断し、Twitterで電車の稼働状況や混雑状況を見つつ帰るタイミングをはかっていました。夕食には会社に備蓄されていたアルファ米の五目飯などが提供され助かりました。

そして日が変わる直前に会社を出て、動いている電車を乗り継ぎ、時間はかかりましたが、なんとか夜が明ける前には自宅に帰ることができました。

さっさと翌日朝まで運行を停止を決めたJRと違い、いち早く安全を確認し終夜電車を動かし続けてくれた私鉄にとても感謝です。

震災翌日は土曜日で、3日後の月曜日も引き続き臨時休業になり、震災地のことも心配でしたが、家族が私以外に4人もいるので、とりあえず、震災の影響と新たな余震で物流の停滞が心配され、急いで水や食料の買い出しをおこないました。

しかし、考えることはみな同じで、近所のスーパーでは米や水、インスタントラーメンなど食料品、トイレットペーパーなど日用品、それにガソリンなどは売り切れが続出し、あちこち出掛けては少しずつ買い集めるという非効率なこととなり、こうした非常時には脆弱な都市部郊外の流通を体感しました。

しかし幸いにも電気やガス、水道などインフラがすべて正常だったことが、大きく混乱しなかった最大の要因でしょう。

もし本当に首都圏直撃の大震災が起きれば、物資不足はこの比ではなく、何週間にわたり水や食料、燃料がまったく入手ができないという状態になってしまうでしょう。人口の多い都市部での被災は、火事と長期にわたる食糧難が一番怖いところです。

それはさておき、東京都は首都圏で大震災が発生した場合、都市インフラが一時的に機能不全となることが想定されており、それらのインフラの95%が復旧する目安の時間(期間)を発表しています。

それは、電力7日、通信14日、上下水道30日、都市ガス60日です。

インフラの中で一番復旧が早いのが電力で、それでも最大1週間かかります。電気がないと携帯電話の充電もできず、パソコン、テレビ、冷暖房エアコン、ファンヒーター、照明、炊飯器なども使えず、事実上まともな生活ができません。

そして真っ先に復旧工事に入るのは、役所が多い東京都の中心部、霞ヶ関や永田町界隈の千代田区で、その後、大企業が多い港区、中央区、新宿区と拡がっていくことになるでしょう。

住宅地の杉並区や世田谷区、中野区、下町の江戸川区、葛飾区、足立区などは、道路幅も狭く、被災後に倒壊した家や塀、電柱を除去しながらになるので、電力が通じるまでには最大の7日間かかると見ておいてもいいでしょう。埼玉、神奈川、千葉といった郊外も同様です。

しかも発電所や変電所が被害を受けた場合は、先の震災時にもあった計画停電なども考えられます。

しかし電気は他のインフラと比べると早く復旧しますので、備蓄品にあえて高額な発電機などを購入しておく必要性は薄いように思います。携帯電話の充電ぐらいなら、自動車の電源でも行えます。

通信インフラとは固定電話や携帯電話の基地局、CATVなどでしょう。こちらは一般家庭の場合、重傷者、重病人がいなければ、しばらく不通であっても直接命に直接関わるものではありません。

上下水道が1ヶ月間止まると、トイレの汚物処理が大変なことになりそうです。トイレを流すのに電気は使わないって思っていても、下水管の破損や下水処理場の被害で、下水が流れず、家庭のトイレから流せないという状態になるそうです。

つまり汚物を1ヶ月近く自宅に貯めておくしかないってことになります。これは大きな問題となりそうです。

東北の震災でもトイレが一番困ったという声をよく聞きました。特に高齢者などは、寒い屋外に設置された離れた仮説トイレへ行くのを嫌がって、食べ物や飲み物を摂らず、それで病気になったり持病を悪化させた人が多くいたという話しでした。

前の震災は東北の冬でしたが、もし真夏だと、想像したくないですが、臭いだけでも相当なものでしょう。

水道が出ないと飲み水がありません。コンビニやスーパーへ走っても、飲料やインスタント食料は真っ先に売り切れていて入荷はまずありません。

避難所等に備蓄があると言っても全住民分の備蓄があるわけではないので、それに期待をしないほうがよさそうです。

インフラでは都市ガスの復旧が一番時間がかかります。都市ガスがないとガスコンロや湯沸かし器、風呂の給湯ができません(オール電化住宅以外)。

水が出るようになっても、風呂を沸かして入れるようになるまで2ヶ月もかかるとなればつらいですね。夏なら水浴びだけでもなんとかなりますが。

都市部に住んでいるならば、ある程度それらに対応できるように準備しておかなければなりません。

東京都は住民に対し下記の備蓄を推奨しています。モデルは両親と子供2人の4人家族の想定です。

都民の備蓄推進プロジェクト
(一部抜粋)
・水2リットル×12本
・カセットコンロ1台、カセットボンベ2セット(6個)
・缶詰6個
・レトルト9パック
・野菜ジュース9本
・その他即席麺、栄養補助剤、お菓子
・簡易トイレ30回分
・懐中電灯、ラジオ(手回し充電式)
・ビニール袋、ウエットティッシュ、使い捨てカイロ
・常備薬


この中で、個人的に特に重要だと思うのは、
水、カセットコンロとボンベ、缶詰、インスタントラーメン、簡易トイレ、懐中電灯と電池でしょうか。

まず、水は最近では2リットル×6本のミネラルウォーターが1箱400円程度で、売られていますので多めに3~4箱、缶詰は長持ちするので6個と言わずいろいろな種類を20缶ほど。とりあえず、救援物資が回ってくるまで、その二つがあれば飢えや栄養失調による体力低下は免れます。

ミネラルウォーターは備蓄用でないもので賞味期限はおよそ2年ありますので、年に一回程度買い換えておけば済みます。我が家では日常的にコーヒーにミネラルウォーターを使いますので、備蓄用として常に3~4箱があるように買い増しをしています。

缶詰も製造日から2~3年の賞味期限が刻印されていますが、基本的には10年程度はなんら問題ないそうです。もちろん缶が錆びて穴が空いていたり、発酵して膨らんでいたりすればその限りではありません(自己責任で)。なので、あまり賞味期限にこだわらず、数年に1回料理に使って新しく補充するというサイクルを繰り返せばいいと思います。

次に先の震災時にもお金の代替として流通していたというカセットボンベ。インスタントラーメンや米が手に入っても煮炊きするカセットガスコンロとボンベがなければ意味をなしません。お湯を沸かして暖かい飲み物を作ったり、缶詰を湯煎するにも必要です。

備蓄するのは自前で使うものが普通ですが、そうした非常時には助け合いということもあり、ご近所さんとお互いに不足しているもの同士を物々交換することがあるそうです。そうした時、どこでも一番喜ばれたのは消耗品のカセットボンベだと聞いたことがあります。

上記のように都市ガスが復旧するには最大で2ヶ月もかかりますので、オール電化住宅でない限り、カセットコンロとボンベは被災後長期間にわたって需要があるようです。

なので小さくて邪魔にならないカセットボンベを多めに備蓄しておくというのは賢い選択かも知れません。

ちなみに一般的なカセットガスボンベの使用期限は概ね7年ということになっています。こちらも保存状態にもよりますが、使用期間が過ぎても数年なら問題がないと思われます(自己責任で)。

私の過去の苦い経験は、ある日鍋をしようと思い立ち、非常用に買ってあった新品のカセットガスコンロにいざ着火しようとしましたが、まったく点火せず故障していたことがあります。

ボンベのせいか?と思って新しいボンベでも試しましたがやっぱりダメで、必ず購入後は着火の確認と、時々の点検が必要と思いました。

意外と忘れられていますが、重要と思うのが簡易トイレでしょう。水で流せない場合には、ビニール袋やレジ袋で代用する方法もありますが、できれば消臭や消毒、凝固剤入りの簡易トイレがあれば重宝しそうです。上下水道が復旧する最長1ヶ月分必要です。

その他、自宅にマイカーがあれば、そのクルマの電源を使ってお湯を沸かせたり、携帯電話の充電ができます。それがすぐに利用できるように専用のインバーターを購入しておくのもいいでしょう。

震災後に慌てて買いに行っても店が開いていないか、売り切れているでしょう。最近はバイクから携帯電話の充電ができるオプション装備などもあります。

あとは、赤ちゃんや寝たきり老人がいる場合はおむつの予備、女性の生理用品、持病など既往歴のある人は常備薬、眼鏡やコンタクトレンズの予備、それと忘れてはいけないのが現金です。

震災後にスーパーやコンビニでわずかに残っている食料品や飲料を買うことができたとしても、それを買う現金は必要です。電子マネーやクレジットカードはこういう時には役立ちません。

ガソリンスタンドでは停電でも手動でポンプを動かして給油できるところがありますが、精算はやはり現金が必要となります。銀行ATMも数日間は使えないことになりますので、非常用として最低1~2万円程度の現金は手元にあるようにしておく必要があります。

うちにもまだ備蓄できていないモノがいくつかありますので、いつか必ずやってくる大地震の前に、さっそく予算を取って購入しておきたいと思います。ただ現金だけは備蓄したくても右から左へと流れていってしまい無理なのですけどね。

■Amazon非常用お勧め備蓄品

サンヨー おかず缶セット 12缶入(6種×2缶入)

アルファ米12種類全部セット(非常食 5年保存)

デニッシュパンの缶詰 【缶deボローニャ】6缶セット

キリン アルカリイオンの水 (2L×6本)×2箱

イワタニ カセットフー 達人スリム うす型コンロ

イワタニ カセットガス 12本セット

非常用トイレ袋(30回分)

インバーター 1000W シガーソケット 車載充電器



【関連リンク】
816 2050年に向けてのグランドデザイン
595 震災など非常時の備え その2
594 震災など非常時の備え その1
493 緊急地震速報の進化に期待

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