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2年前に大手キャリアのガラ携からスマホに替えて、それなりにFacebookやTwitterなどにも使ってきましたが、会社でも家でもパソコンがあるのと、頻繁に動画を見たりネットゲームをするコアユーザーでもないので、少しでも節約しようと今回格安スマホ(MVNO)に切り替えました。
タイミング的には契約の2年縛りが解け、しかもその契約月のうちに解約手続きをしないと、別途1万円近い解約手数料を取られてしまうので、ゆっくり考えている時間はありません。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
一般的に格安スマホと呼ばれているのは、仮想移動体通信事業者(以下MVNO:Mobile Virtual Network Operator)が販売するスマホのことで、ドコモ、KDDI、ソフトバンクの大手携帯キャリア会社が自社で持つ回線の一部を借りて運用している言わば「他人のふんどしで相撲をとっている携帯電話サービス」のことです。
通常はドコモの機種ならドコモの、auならauの通信しか使えませんが、それらとは別の「SIMフリー(機種)」と言う端末(スマホ等)が販売されていて、それとMVNO各社のSIMを組み合わせて使うことで、大手キャリアのスマホと同様のサービスが得られます。
格安スマホの場合、従来の携帯電話と同様の音声通話もできるプランもあれば、通話はしない、タブレットとかPC的な使い方をする人のためにデータ通信のみと2種類があります。
そして、通常は音声プラン、データプランの双方で、高速データ通信ができる量に制限があり、それが1GBプランとか2GBプラン、制限なしプランなどと呼ばれているもので、そのあたり初心者にはややこしく思われています。
その高速データ通信の制限を越えたら、もうデータ通信(ホームページを見たりFacebookを投稿したり)はできなくなるか?って言われるとそんなことはなく、転送スピードが遅くなるだけです。多くのデータをやりとりするネットゲームやYoutubeで動画を見たりするのは高速通信でないと厳しそうですが、通常の利用で困ることはありません。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
そのMVNO(格安スマホ)にはすでに多くの企業が参入していて、OCNモバイルONE(NTTコミュニケーション)、楽天モバイル(楽天)、Y!mobile(ヤフージャパン)、UQ mobile(UQコミュニケーションズ)、IIJmio(IIJ)などが有名で、それぞれに特長を生かしてシェアを伸ばしています。
その中でも今年2月にはスーパーなど小売店を展開しているイオンが、従来は他社がおこなっているMVNOの単なる販売代理店だったのが、自らがMVNO業者として営業を開始しました。その料金体系は初心者にもわかりやすく、また価格もリーズナブルでちょっと衝撃を受けました。
「スマホがあればパソコンなんかいらない」という若者と違い、老眼に苦しみ、震える指で細かな操作するのが面倒な中高年者にとっては、やはりネットを使うにはキーボードやマウスがあるパソコンが一番で、スマホは外出先でのちょっとした時だけという使い方をしている人が多いのではないでしょうか。私がまさにそうです。
そんなちょっとしか使わないスマホごときに月間1万円近い料金(パケ放題)を毎月支払うなんてバカバカしいので、月額2千円程度のガラ携に戻そうかなとか、いろいろと検討していました。
イオンのMVNO参入発表を見て驚いたのは、元々一般大衆向け特に中高年層メインの大手小売業者ということもあってか、その商品・サービス構成を見ると、初心者にもわかりやすいシンプルな設定になっていることです。
元々携帯電話の料金体系というのは、わかりにくく、「本体0円」とか「○○割」とか、多くのプランや割引が混在して複雑怪奇な様相を呈しています。そして最近少し変わってきたようですが、新規顧客に対しては料金を安く設定し、長く利用している顧客に対しては割引がなかったり利用できなかったりしていて誠に不誠実なビジネスです。
さすがにイオンは元々中高年層を相手とするコンシューマビジネスをやっているだけあって、そうした特定の人だけにしかわからないような複雑な契約をできるだけ排し、基本は本体(一括払いか分割)、電話として使える音声プランか、音声通話なしのデータプランか、そして必要なら留守電や故障保証などのオプションとそれだけです。
もっと言えば、初心者はイオンがお勧めする「スマホ本体一括支払い+音声プランを買って」というのが見え見えです。そうした割り切りが素晴らしい。
格安スマホの場合、電波の入り具合は?って心配する向きもありますが、イオンモバイルの場合はドコモの電波を使っていますので、通常のドコモのスマホとなんら変わりはありません。
そして、途中解約は違約金不要、プラン変更もいつでも自由など、従来の携帯電話会社のように、2年縛りや、他社への流出を防ぐためのあの手この手を使ったペナルティなどは見事なぐらいありません。
いまスマホで使っているパケット量は調べるとわかりますので、それに対応した高速データ通信の容量で申し込めばいいだけです。
私の場合、格安スマホに対応する本体(SIMフリーのスマホ)を一括支払いで購入し、音声プラン(通話ができる)と現在のパケット使用量の3~4倍もある余裕の高速データ容量プランがキャンペーンで設定されていて、それに飛びつくことにしました。
本体(一括払い)と月々費用の2年間(24ヶ月)で割って月額に換算すると、機種にもよりますが、およそ月3千円程度(キャンペーンで約1年間は2,700円程度)で収められます。これはとっても嬉しい!
音声2GBプラン 月額1,490円(税込み) スマホ本体(一括支払い) 34,800円(税込み) 2年間使用した場合の総額は1,490×24ヶ月+34,800円=70,560円 それを1ヶ月当たりに換算すると(÷24ヶ月) 70,560円÷24ヶ月=2,940円 キャンペーンで9ヶ月間、月額432円安く(70,560円-432円×9ヶ月)÷24ヶ月=2,778円(1ヶ月) 2年で本体分を償却したとして、スマホを使い続ければ、それ以降の月額は1,490円のみ |
もちろん現在使っているスマホの電話番号を利用するナンバーポータビリティ(MNP)にも対応していますから、格安スマホに替えても番号は変わりません。
さらにありがたいのは、今の私には余裕の2GBプランですが、もし利用方法が変わり、高速データ通信量を変更したいと思ったら、途中で高速データ量を追加したり逆に減らしするのもペナルティなしで切り替えることが可能です。
先に本体を一括で買っていることで2年間利用の契約縛りもなく、2年後以降の契約月でないと解約するとペナルティを支払わなければならない既存の大手キャリアのようなこともありません。いつでもペナルティなしで解約(本体を分割購入している場合は当然その応分の負担は必要です)ができます。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
スマホ代が月々約5千円以上の節約となり、それによるデメリットはと言えば、、、
1)MVNOの対象となるSIMフリーのスマホ機種は選択肢が少ない(今までは上級機だったのが中級機に)
2)従来のSMSメール(携帯メール)が使えなくなる(転出先でオプションで加入はできるが未加入にした)
3)家族割引にしていたがそれがなくなる(数百円?)
4)MNPの場合、数日間スマホが使えない空白期間が起きる(通販の場合)
他にも今回MNPする際の転出する先に支払う手数料(3、000円)や、イオンモバイルの最初の初期費用?(3,000円)とかあるけど、大きいのはこれぐらいかな。
1)の機種選択の幅が少ない事に関しては、私が今まで使っていたスマホにはあったワンセグTVがない機種となります。お財布携帯は機能として持っていますが、個人的には使っていません。また内蔵カメラは中級機なので質的にはやや落ちます。
あとは2年前に買った機種と性能的にそう大差ありません。探せばMVNO契約でもワンセグ付きの機種もあるでしょうけど、今まで滅多に見ることはなかったので不自由はないでしょう。
同時に今までオプションで加入していた留守番電話サービスも、不要なので今回からは加入しないことに。もし入っても月額300円です。通話の多い人は入っておくといいかも知れません。
2)については、以前は気軽に友人同士携帯メールのやりとりをしていましたが、最近ではやりとりはSNSへと移り、しかも悲しいことに寂しい?中高年になるとそういう機会もめっきりと減ってきます。
Androidのスマホなら、メールはパソコンと共通で使えるGmailとの相性も良く、それで十分じゃん!ってことで、新たにSMSメールもオプション(月額140円)で加入しようと思えばできますが、なくても特に困ることもありません。
3)については家族割引の対象となっている妻の携帯の契約月が来れば、解約ペナルティなく同じイオンモバイルに替えてしまおうと思っています。それまで約半年間は家族割引の分が増えることになりますが仕方ありません。
4)は実際に契約してみて初めてわかったことですが、今まで使っていたナンバーを使うため、元のキャリアへ連絡をしてあらかじめNMP予約番号を取得し、その番号をイオンの申込書に記載します。
そうするとイオン側で登録の手続きがなされた日に、突然それまで使っていたスマホの契約が終了し、電波が受信できなくなります。そして新しく送られてくるイオンのスマホが到着するまではスマホがない(使えない)ということになります。
これが店頭だと、NMPの切り替えを目の前でおこなってくれて、空白は生まれないのでしょうけど、通販の場合は送付中の期間、スマホなしの生活となる覚悟が必要です。
私の場合は、結局1日半の利用ができませんでした。事前の説明や切り替え時期の予告もなく、イオン側の都合だけで突然前の携帯が使えなくなってしまいますので、ちょっと不親切ですね。せめて切り替えるタイミングをあらかじめ取り決めができるとかしてもらいたいものです。
そのようなことが起きることを想定し、あらかじめに携帯メールを送ってきそうな相手には、Gmailのアドレス変更の連絡をしておく必要がありそうです。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
先にも述べましたが、イオンと言えば高齢者を含め多くの消費者を抱える全国規模の小売店です。そのイオンが消費者の信頼をなくすようなビジネスはできないはずで、またスーパーの主たる客であるスマホやITに詳しくないような人にも積極的に売り出すと言うことは、これはかなり本気だなというのが伝わってきます。
ただ、今後他のMVNO業者も、イオンの料金に対抗したもっとシンプルでお得なプランや戦略的な機種を出してくることは間違いないでしょうから、今後ともイオンが最良かどうかは各社のプランを見ながら個人が決めることでしょう。
【関連リンク】
806 ガラ携からスマホへ
755 電子書籍を普及させるには
656 スマホかガラ携か。中高年者にとっての選択
639 前からだけど日本の大手製造業はやっぱり変だぞ
599 スマートフォンからガラ携に戻る人達
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