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603
パイレーツ―掠奪海域― (ハヤカワ文庫NV) マイケル・クライトン

この作品は2008年に亡くなったマイケル・クライトン氏が亡くなった後にパソコンの中から発見されたものだそうです。もう一作未完の作品「マイクロワールド」という作品も同じパソコンに残されていて、それが本当の遺作となります。未完の原稿は「ホット・ゾーン」の作家リチャード・プレストンが未完部分を仕上げて完成させたそうです。

同氏の名を一躍高めたのは映画にもなった「ジュラシック・パーク」ですが、医学博士号を持つ秀才で、テレビドラマで有名な「ER 緊急救命室 」など医学関連の小説もいくつか出しています。そんな中でこの「パイレーツ」は、SFを得意とする彼の作品としてはちょっと異例な1665年のジャマイカなどイギリスとスペインが植民地争いでにらみ合うカリブ海を舞台とした冒険小説です。

内容はかなり映像化されるエンタテーメントが意識されたもので、インディジョーンズのような、いわゆるノンストップアクションです。1600年代後半、周辺はすべて大スペインが支配しているカリブ海の中にあって唯一のイギリスの植民地(ジャマイカ島)に住むエリート私掠船船長が、スペインが支配する難攻不落の要塞を攻め、そこに停泊中の商船を奪取しようとする物語です。

「私掠(しりゃく)英語:privateer」とは、「戦争状態にある一国の政府からその敵国の船を攻撃しその船や積み荷を奪うこと(wikipedia)」で、私掠船はその国から私掠免許をもらった船長が乗る船という、あまり日本では知られていない言葉です。いわば政府公認の海賊のようなもので、敵対する国の財宝を奪う職業です。

その私掠船船長で新大陸アメリカにできたばかりのハーバード大を出た英国人ハンターは、スペインの軍艦との戦い、要塞攻撃、ハリケーン、伝説の怪物クラーケンとの死闘、人食い族からの女性救出など次々と困難を乗り越え、奪った商船をジャマイカへ持ち帰ってきます。しかし上陸すると新しく赴任してきた英国人官僚達がクーデターを起こしていて、いきなり逮捕、監禁され、死刑が言い渡されることに。

なんともはや冒険譚のすべてがここに凝縮されているといえるストーリーですが、もしクライトンが長生きしていたら、この船長を主人公にして続編も考えられたでしょうに、それが読めないのが残念です。

著者別読書感想(マイケル・クライトン)

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

太平洋の盃―ソロモンの賦 豊田穣

帝国海軍で戦闘機パイロットだった著者は、九九艦上爆撃機でガダルカナル島を攻撃中、米軍に撃墜され捕虜となり、終戦後に帰還して多くの小説や歴史書を残しています。その中で「長良川」「蒼空の器―若き撃墜王の生涯」「撃墜 ―太平洋航空戦記」「『玉砕』―日米陸戦記」「激戦地」などを過去に読みました。

この「太平洋の盃」は、今から33年前、1979年に書かれた小説で、表題作のほか、いくつかの短・中編集として構成されています。そのいくつかには太平洋戦争中の軍人と庶民の生活ぶりが小説として描かれていますが、途中からは史実や実体験に基づいた軍人の生き様、死に様など特定個人に関するドキュメンタリーに変わります。したがって、どこまでがフィクションの小説で、どこからがノンフィクションなのかその区別がつきにくくちょっと混乱します。

表題作の「太平洋の盃」は明らかにフィクションで、ハワイに住む日本人移住者(移民一世)が住む近くに真珠湾攻撃で傷ついたゼロ戦が不時着し、負傷したパイロットを救出し手当をします。その一家には年頃の娘がいて、そのパイロットを世話するうちに関係ができてしまいます。

しかしハワイの地元住人に日本人パイロットを匿っていることが知られ、当然敵国人として米軍に通報されそうになります。そこでそのパイロットを逃がすために一家は船で無人島に移そうとします。その船の中でパイロットと娘は簡単な祝言(夫婦の盃)をあげることになります。しかしその漁船はやがて米軍の哨戒艇に発見されます。

そのような表題作の他に、艦隊司令長官だった南雲忠一大将や、上海事件の後中国軍の捕虜となった空閑昇(くがのぼる)陸軍少佐の不運な戦いと悲劇について史実に基づき書かれています。

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

獄窓記 (新潮文庫) 山本譲司

元衆議院議員で、秘書給与流用の詐欺で実刑を受けた著者が、その刑務所内の生活を主に、判決を受けるまでと、出所した後について書き下ろし、2004年に出版したのがこの「獄窓記」です。同じように自分の刑務所体験を描いた佐藤優氏の「国家の罠」(2005年)や、ジェフリー・アーチャー氏の「獄中記 地獄篇」(2003年)などがあります。今後ホリエモンも出てきたらきっとその体験談を書くのでしょう。

同氏の著作では少し前に、障がい者と犯罪について書かれた問題作「累犯障害者(2006年)」を読みましたが、この刑務所の中で多くの障がい者と接してきた実体験が、今までほとんど知られていなかった隠された社会の問題点について取り上げるきっかけとなったのでしょう。

私は前作「累犯障害者」を読んだ後、著者をものすごく応援したい気になりましたが、この「獄窓記」では、自分が犯した犯罪について一方的な解釈や都合のいい取り上げ方をして、片方では深く反省していると何度も繰り返すことで、著者の性格には極端な裏表がありそうで、どうも好きになれません。

誰でも性格に裏表があるのは仕方がないにしても、きれい事を並べた後に、深く反省の弁を述べ、自分より偉そうな人に対しては必死に持ち上げてみたり、逆に若造にはけしからんという態度を見せたりし、特に現場で働く刑務官や他の囚人に対しては「俺は君たちとは違って博学だしエリートなんだぜ」という意識がみられこれぞ政治家の正直な姿といわんばかりです。現在は違いますが「選ばれた人間なんだぜ」と勘違いしている政治家が発する政治家臭と言い換えられるかもしれません。

誰でも極限状態に置かれると、その人の本性が現れるといいますが、出所後まもなく書かれたこの本では、より強くその傾向が出てしまったようで、その2年後に書かれた名著「累犯障害者」はそういう臭いがしなかっただけに、本当に同じ人が書いたものかと疑ってしまいそうです。あるいは編集者がベテランに代わったのかもしれませんね。

それはそうと、刑務所の中には健常者ばかりがいるわけではなく、医療刑務所に入れない身体障害者、精神薄弱者、痴呆の高齢者なども多く服役しているというのがこの本を読むとよくわかります。そのような健常者でない囚人は一般社会と同様に刑務所の中でも差別され、場合によっては同じ囚人同士で酷い仕打ちを受けることもあります。

また予算削減と犯罪者の増加でどこの刑務所も定員を大きく上回っている中で、人員不足の刑務官の仕事の厳しさとストレスは相当なものがあるようで、そのストレス発散の矛先が囚人に向かってしまうという悪循環も無視できません。そして時々その一端がマスメディアに報道されますが、刑務官が任務に乗じて抵抗できない囚人に対して、嫌がらせや暴力をふるう事件が、実態として多くありそうです。

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

最後の証人 (宝島社文庫) 柚月 裕子

著者の柚月(ゆづき)氏は43歳、2008年のデビュー作品「臨床真理」で「このミステリーがすごい!」の大賞を受賞されています。この「最後の証人」(2010年)は、いわゆるヤメ検と呼ばれる元検事だった弁護士佐方貞人を主人公とする法廷ミステリー小説です。

本のタイトルに「最後の証人」とあるので、読み始めてすぐに「最後に登場する証人が判決をひっくり返すのだろう」というのが容易に想像でき、それまではその伏線ということになります。

ストーリーは飲酒運転事故により亡くなった子供の仇を討とうする両親が中心になって展開されますが、その中で起きる殺人事件の被告から弁護の依頼を受けたのが上述の佐方弁護士です。

この佐方弁護士がなぜ検事を辞めたのかという理由も出てきますが、警察や検察局の隠蔽体質については昨今のよく報道されている通りでまったく変わっていません。

この小説に書かれているような、警察や検察の身内かわいさによるもみ消しなどは全国どこでも起きていて不思議ではありません。佐々木譲氏の北海道警シリーズにもそのような警察内部の犯罪がよく書かれています。

この小説の場合、よく考えて構成が作られているものの、ちょっと内容自体が現実的ではなく、ネタバレするのでここでは書けませんが、かなり無理をしているところがあります。そうしたところがちょっと惜しいかな。

このような法廷ドラマ(小説)は特に海外モノでよく見掛けますが、有名なところでは「十二人の怒れる男」「評決のとき」「推定無罪」「告発の行方」などヒット映画にも多いです。それらの中でも私の一番のお気に入りは「スリーパーズ」で、これも最後に登場する証人の発言が一発逆転のキーとなります。その最後の証人であるダスティン・ホフマン演じる牧師はたいへんよかったです。

著者別読書感想(柚月裕子)

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

あぽやん (文春文庫) 新野 剛志

デビューから9作目にして、2008年上半期の直木賞候補(受賞は逃した)となった作品です。読むまではなんの知識もなく「あぽやん」というタイトルから大阪が舞台のコテコテの作品かなと思っていたら、全然違いました。

「あぽやん」の「あぽ」は「APO」でairport(空港)の略称。そこで勤務するいわゆる地上旅客対応要員のことだとか。一般的には国際空港勤務といえばエリートのような感じがしますが、大手の旅行会社では、空港勤務というのは左遷と同じで、キャリアアップにもつながらず、営業から頼まれたムチャ振りを含め、旅行客の無事に送り出すだけの雑用係とか。

大手航空会社子会社の海外旅行専門旅行代理店の本社に勤務する独身男性が、上司の不評をかってしまうことになり、成田空港事務所へ飛ばされ、そこであれやこれやのトラブルに見舞われます。

当初は適当にしのいでいればまたすぐに本社へ戻れるだろうぐらいの安易な気持ちでやっていたところ、意識がだんだんと変わってきて、やがては「あぽやん」として一人前になろうとする前向き青春ドラマです。

いずれにしても著者の新野剛志氏は大学卒業後6年間は旅行代理店に勤務していたそうで、そこでの経験や、同じ旅行代理店の知り合いなどから聞いた実話に近い話しがコメディタッチにまとめられています。続編の「恋する空港―あぽやん〈2〉も出ているらしいので、それも楽しみです。

こういうたぐいの小説は比較的テレビドラマになりやすいので、そのうちきっと制作されることになるのでしょう。そのとき果たして小説の中では主人公が勤務する企業の想定とされるジャルパックが全面協力するかどうかは微妙なところです。お堅そうな会社ですからね。主人公役はなんとなく妻夫木聡って感じがします。

著者別読書感想(新野剛志)

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602
2001年頃から徐々に痛みはじめ、ここ数ヶ月は右足と股関節の痛みがあまりにも酷いので、変形性股関節症(および股関節唇損傷)だという自覚はあるものの、一応X線かMRIでキチンと症状を把握しておくために4月に整形外科病院へ行きました。

なぜいままで病院へ行かなかったかと言うと、

(1)2004年に整形外科へ行きX線を撮りながら「どこも異常はないので筋肉痛でしょう」と診断され、整形外科医が信用できなくなった
(2)自覚症状と書籍やネットの情報にて自分の症状が概ね理解できている
(3)「変形性股関節症」という事実がわかっても治療するには手術しか方法はなく、そのために1ヶ月も仕事を休めないから対応できない

からです。

このうち(3)ですが、この変形性股関節症の初期または進行期だと

A)保存療法
B)骨切り手術
C)人工股関節置き換え手術

の治療法がありますが、A)保存療法はこれ以上悪くならないよう進行を抑えるためのもので、治療や快復するためのものではありません。

そしてB)C)の手術は初期症状でも1ヶ月近くの入院とリハビリ期間が必要となります。現状痛くて我慢ができなかったり、ほとんど歩けなくなれば仕方ないですが、普通のサラリーマンではその選択は現実的に難しいでしょう。

つまり私の場合、治療するため手術を受けるなら仕事を長期間休職する覚悟が必要となりますが、現状では痛みを我慢すれば歩けないことはないので、手術を受けるという選択肢はありません。

そんなわけで、あえて診察を受けて「変形性股関節症」と判明したところで、その治療が容易にできないのなら、意味がないと考えていました。

自覚症状は2003年頃から日記に何度か書いていますが、そのうち割と最近の日記です。

424 股関節唇損傷? 2010/8/28(土)
433 股関節唇損傷についての続編 2010/10/1(金)
589 股関節痛の時に読む本 2012/3/20(火)

一般的に変形性股関節症は一次性(加齢によるものや、長い間重量物を持ち上げて足への負担が大きな職業など)と二次性(遺伝性のものや臼蓋形成不全、発育性股関節形成不全等)があり、日本人の場合は9割が二次性変形性股関節症に該当するそうで、しかも患者の多くは女性とのことです。

私の場合は比較的男性では珍しい二次性なのか、欧米の男性に多いと言われている一次性なのか、原因はハッキリしません。

思えば一次性を疑う理由がふたつ、二次性を疑う理由がひとつあります。もし遺伝性のものだとすると、自分の子供達にも発症する可能性が残るので、そうでないことを願うばかりです。

整形外科を選ぶ際、股関節外科など股関節の専門科のあるところや、スポーツ整形外科があるところが望ましいと思って調べてみたのですが、残念ながら家の近くにはなく、遠隔地にある病院だと、それでなくても歩くのがつらいので何度も通院するのは困難です。

今回は実質的に最初の検査と言う割り切りで、近所のMRI診断装置がある整形外科(個人病院)へ行くことにしました。

初診なのでまず受付で問診票に症状等を記入します。問診票の空いたところに「自覚症状は変形股関節症だと思う」と書いておき、8年前にリウマチかなと思って受けた血液の精密検査や、直近3年間の人間ドック(35歳以上健康診断)検査データなども参考までに添付しておきました。

しかしこういうところでは例え自覚症状を訴える本人からのものであっても、素人の言うことはまったく信用してもらえません。

長く待った後、忙しそうな医師の診断の前にベテラン風の看護師?の問診を受けます。その(女性)看護師さんも変形性股関節症を患っているとのことでしたが、私が説明する症状を聞いて「それは変形性股関節症ではなく腰の病気でしょう」と勝手に決めつけてくれます。

私の説明が悪いのかも知れませんが、正直に過去からの症状を説明をしたつもりです。

その後整形外科医の診察(同じことを繰り返しての問診と触診、足の可動範囲の確認など)を受けましたが、やはり「股関節ではなく腰が悪いんじゃないかな?」とのこと。

正直言って腰はすごく丈夫でいままで一度も腰が痛いとか違和感を感じたことはなく、それを伝えた上で「いろいろと文献や経験者の情報を調べると私の症状はたぶん変形性股関節症です」と私も譲りません。

「それでは股関節と腰椎のレントゲンを撮ってみましょう」ということになり、私もそれが第一の目的で来たわけで、さらに言えばX線だけではなくMRIも撮って細かく検査して欲しかったのですが、長く待たされて閉院時間が迫ってきたこともあり、それは言い出せませんでした。

あとで医師から言い訳気味に言われましたが、「右足全体がしびれる感じがする」と言ったことにより「腰が悪い」と決めつけられたようです。

でも実際に股関節付近だけでなく右足全体がしびれて時にはしばらく感覚がなくなってしまうようなこともあり、それを伝えたつもりだったのですが。

X線撮影をおこない再度診察室へ。股関節の写真を見ながら「明らかに変形性股関節症ですね」と医者。

私も書籍やネットで変形性股関節症のX線写真をいくつも見てきましたが、まったく想像通りの酷い状態でした。同時撮影した腰椎のほうは加齢による多少の変形と思われるもの以外特に悪くはありませんでした。「私の最初の見立てが違っていましたね」と医師も認めてくれました。

写真 正常な股関節のX線写真
20120414_00.jpg

写真 私の股関節(写真左側が悪い側の右股関節)
20120414_01s.jpg

ほぼ正常に近い左側の股関節(写真右)と比べると関節(軟骨部分)が真っ白になっていて、臼蓋(大腿骨の受け皿になる屋根の部分)と大腿骨頭(頭頂部の丸くなっているとこと)の隙間がほとんどありません。

またCE角(Center-Edge Angle:大腿骨頭を臼蓋がどれぐらい覆っているかがわかる角度)が正常の場合は25°以上あるべきところ、15°しかありませんでした(左側のCE角は35°で正常)。

上記の写真はX線写真のモニター画像を医師に断ってデジカメで撮影したものなので、あまり鮮明ではありません。

実際にはハッキリと左右の股関節の違いがわかります。さらに股関節唇も正常な左側(写真右)と比べると、異常な右側(写真左)はほとんどつぶれたようになっています。

なお右と左の股関節の中間部分をザックリとカットしている(本来は1枚の写真)のは諸般の事情からです(笑)。
いや、しかしレントゲン写真は精巧なのでハッキリクッキリと恥ずかしい部分も写るものです。


このX線写真から医者は「54才だと人工関節への置き換え術はまだ早いので(人工股関節の寿命は約20年間で60才以上の患者に勧める場合が多い)、保存療法(温存療法)で様子をみることにしましょう」と想定通りの回答でした。

医師からの保存療法のアドバイスとしては、

1)減量(股関節に負担を少しでも減らすため)
2)筋トレ(中殿筋を中心に鍛え、股関節に負担をかけないようにする)
3)杖の利用

でした。洋式トイレやベッドなどを使い股関節に負担の少ない洋式にするというのは当然のことです。

つまりわかりやすく言えば「現状で症状を改善させられる治療法はない」ということです。

それにこの変形性股関節症は将来的にさらに悪化することはあっても、よくなることはありません。つまり不治の病と言えます。

診察の後、別のリハビリのトレーナーに、股関節の近くにある中殿筋(中臀筋)を鍛えるため、自宅でおこなえる筋トレの方法を教わりました。

さらにリハビリ用の磁気加振式温熱治療器ネオマグトロン(NEO MAGTRON)を装着し、患部を15分間温めながら磁気と低周波振動を与えて終わりです。

20120414_03.jpg

今回の診察と検査(X線撮影)は全部で2時間半ぐらいかかりましたが、そのうち待ち時間が約8~9割です。

まったくTime is Moneyの現代において病院(整形外科や内科、耳鼻咽喉科など)ほど時間を無駄にするサービスはありません。わかっていたので文庫本を持ち込み退屈はしませんでしたが。

救急患者は仕方ないとしても、通常の通院ならば最近の歯医者のように予約時間をお互い決めるとかすればいいだけなのに、なぜそんな簡単なことができないのでしょうかね。

もし感染症の患者がいる場合、病院は病気を治すところではなく何時間も狭い待合室で同席すれば病気をもらう一番危険な場所となってしまいます。それって身体が弱っている高齢者にとっては自殺行為に近いでしょう。

あと薬は別に欲しくはなかったのですが、内服薬として非ステロイド系消炎・鎮痛剤と胃粘膜を保護・修復剤、痛むときに貼る湿布薬として非ステロイド系鎮痛消炎剤の3種類が二週間分処方されていました。

痛み止めのため薬を服用したり湿布を貼るのは好きではないので、どうしようかと考えましたが、保険適用の処方薬は安い(3割のみ自己負担)ので、内服薬はともかく湿布は膝の関節痛の時など他でも使えるし、もらっておいても損はないでしょう。

帰ってから気がついたのですが、次回いつ頃通院するかといった話はまったくなく、医師としても定期的に通院されてもなにかができるわけではなく、患者に任せるってところなのでしょう。

※2016年人工股関節置換手術をおこないました

変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)初診編
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(2)手術前検査編
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(3)入院手術編
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(4)リハビリ、退院編



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601
帝国データバンクが日本の会社の「社長年齢、出身大学、出身地」などの数値を公表してくれていますので、それを元にしてちょいと分析をしてみました。

ここでいう社長はなにも上場している大企業の社長に限らず、家族経営のような零細企業の社長も含まれます。というか、質を問わなければ企業の数は圧倒的に中小零細企業が多いわけで、全体数はそういう零細企業の実態が大きく反映されます。

帝国データバンク2012/1/30特別企画:全国社長分析(PDF)」のデータを元にグラフ・表化しました。

まず、社長の年齢ですが、想像通り高齢化の流れに沿ってなのか、着実に上がってきています。逆説的に皮肉っぽく言えば久しく見かけることのなかったずっと右上がりのグラフが複雑に気持ちいいです。

syatyou01.jpg

高度成長期末期の1978年からは2年連続して下がったこともありましたが、第二次オイルショック後の1981年以降、31年間連続して社長年齢は上がり続けています。景気もこういう調子で上がり続けてくれるとよかったのですけれどもね。

社長の高年齢化の原因には、

1)定年延長55歳から60歳へ、そしていま65歳へ(役員定年も同様に上昇)
2)寿命(平均余命)が伸びたこと(1980年男性73歳→2009年男性80歳)
3)後継者不足(少子化、核家族化で家業を継がなくなってきた)

などが考えられます。

今後はというと、いま65歳前後の団塊世代の社長が完全に引退をするあと5~10年近くはこの傾向が続くのではないでしょうか。その後はおそらく団塊ジュニア世代の多くが引き継ぐことになるでしょうから、その時点で一時的には下がることになるでしょう。

もし将来相続財産の100%課税なんてことになったら、親もなく自分に財産のない私は拍手喝采ですが、多くの個人事業主の親は、お金ではなく課税されない事業を子供に遺そうとするでしょうから、社長の年齢も下がっていくことに拍車がかかりそうです。

次に社長と言っても、社員数万名を率いる東証一部上場企業もあれば、法人化した個人商店のような場合もあります。企業の規模別に社長の年齢をグラフ化したのが下記です。

syatyou02.jpg

これをみると当然というか大企業ほど社長の年齢が高く、企業規模が小さいほど低く(若く)なる傾向があります。これはベンチャー企業など、新しく事業を始める場合は規模も小さく、比較的若い人がおこなうからでしょう。最近は50代60代の起業が目立つという話しも聞きますが、本流ではないでしょう。

大企業の場合、年功序列制度がまだまだ健在であることの証左です。上場企業にも80歳代の社長さんがまだゾロゾロといらっしゃいます。

しかし1997年からの14年間では資本金1千万未満の小企業が2歳以上年齢が上昇しているのに対し、10億円以上の大企業は約1歳の上昇とその差は縮まりつつあるようです。零細企業(≒個人事業)の高齢化が急速に進んでいるということでしょう。

また企業数(社長数)で考えれば1千万円未満の企業がおそらく半数以上を占めるのが普通でしょうから、社長の平均年齢の上昇は大手企業よりも中小零細企業の社長の年齢に大きく左右されるものと推測できます。

小企業と言えば、過去に何度かブームが起きた学生ベンチャーや、IT起業ブームなどは、この年齢グラフを見る限り大勢に影響を及ぼさないホンの些細な出来事だったようです。

次に出身大学別の社長数です。ここのデータでは出身大学のみの集計となっています。
syatyou03.jpg

さすが学生数日本一の日本大学が2位の慶応大学に二倍の大差をつけて圧勝です。

3位は早稲田、以下明治、中央、法政と続き、7位に近畿大学、8位に同志社大学とようやく関西勢が登場します。

さらに関東・関西以外の地域では、17位福岡大、23位名城大、25位愛知学院大、35位北海道大、36位東北学院大となっています。これを見る限り東京の大学出身者が大半を占め、地域格差というのが感じられます。

ちょっと意外に思ったのが、国立大学出身社長の少なさで、東大16位、京大24位、北大35位、阪大43位です。国立出身者は官公庁へいく割合が比較的高いからという推測もできますが、やはり卒業生の数がもっとも影響するのでしょう。

それにしては旧帝大に並び旧三商大と言われ多くのエリートが集まってきた一橋大学、神戸大学、大阪市立大学のうち、神戸大学がかろうじて42位に入っているだけで、他2校が入ってこないのも意外に思った点です。

そこで、現社長数を過去50年間の卒業生数で割ってみると、各大学の社長を輩出する本当の実力がわかるかなと考えたものの、多くの大学では過去の年度ごとの卒業生数を公表していません。

また過去卒業生総数に関しても公表しているところと、していないところが混在し、100年以上歴史のある学校と設立30年ぐらいの学校とでは卒業生総数に大きなく差が出てしまい無意味なのであきらめました。

その代わりと言ってはなんですが、各出身大学別の社長数を大学(学部)の現在学生数で割ってみて、学生数の規模による優劣を減らしてみることにしたのが下記の表です。

そうすれば圧倒的な卒業生を排出する日大が常にトップという面白くもない結果が変わってきます。

出身大学別社長数ベスト30の現在の在校生数を調べ、「社長数÷在校生数」で、その比率が高い順に並べてみました。

なおこの計算で出てくるパーセンテージ自体にはなにも意味はなく、社長を輩出する可能性が比較的高いと推測できる大学の順位がわかるというだけです。

syatyou04.jpg

結果は、慶應義塾大学が1位、2位中央大学、3位日本大学、4位明治大学、5位に神戸の甲南大学、6位大阪工業大学、7位早稲田大学、8位法政大学、9位芝浦工業大学、10位東京大学の順です。

この30~40年に学生数(卒業生数)も変わっているでしょうから、正確ではないものの、学校規模を考慮した修正値となり、こちらの順位のほうがユニークで面白そうです。

意外と言っては在校生や卒業生に失礼千万なのですが、大阪工業大学や芝浦工業大学など理系大学が上位にきたり、在校生数が比較的少ない甲南大学や東京大学も上位に顔を出してきます。

この順位は学校偏差値や倍率とは違い、ビジネス界で成功する順位と言えるかも知れません。もっとも親が事業家で、その息子が格好ツケに大学へ行き、そのまま親の事業を継いでいるというパターンも少なからずあるのでしょうけれど。

いずれにしても希望すればほぼ全入時代と言われる大学で、採用においても一部を除きあまり出身校を問わなくなってきましたので、社長を出身大学で比べること自体あまり意味のない時代です。

しかし、それぞれの大学の卒業生には学校に対する愛着や思いがあり、ライバル校と勝った負けたなどがまだしばらくはあるのでしょう。

最後は、都道府県別の社長の出身地です。通常の順位ならば人口の多い大都市をもつ都道県が上位に来ますので、それじゃ面白くないので、各都道府県人口10万人当たりの社長数で比べて並べたのが下記の表です。

syatyou05.jpg

上記を見ると、1位は福井県、2位山梨県、3位島根県、4位富山県、5位山形県といわゆる地方が上位に並びます。大都市を抱える都道府県では北海道が21位、京都府が33位、福岡県35位、東京都40位となります。結構意外な感じがしませんか?

最下位の5つは43位愛知県、44位大阪府、45位千葉県、46位神奈川県、47位埼玉県と大都市圏の府県で占められています。

推論ですが、高度成長期時代以降に親か祖父の時代に地方から都会へ移り住み、工場や会社に勤めるサラリーマンとして勤務していた人が多く、その子供達もまたサラリーマンとなり、一方地方に住む(残った)人は地元で商売や事業をおこなっていて、それを子供に継がせているケースが多いのではないかなと。

この表ではわかりませんが、企業規模別で大企業だけを抜き出し出身地別を出すと、おそらくはこれほどの差は出ないと思われます。

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600
【とりあえず600回謝辞
おかげさまでリストラ天国日記も600回を迎えました。思えばよくここまで来たもんだと我ながら感心しますが、当初の内容からは大きな変貌を遂げたにも関わらず、飽きず懲りずにお付き合いいただきまして、ありがとうございます。最近の投稿ペースで行くと4年後には1000回となりますが、果たしてそこまで気力・体力がもつかどうかは、ムニャムニャ

以前、再生可能なエネルギーとして、太陽光や風力ではなく地熱発電が日本のエネルギーの切り札だという主旨のブログを書きましたが、先月、ようやく環境省が国立・国定公園での地熱発電の試掘調査を容認したと記事が出ていました。

「地熱発電、国立・国定公園で垂直掘り容認 環境省が新方針」

地熱発電は太陽光や風力発電とは違い、天候に左右されず安定した電力を供給することができ、さらに日本の地熱埋蔵量はアメリカとインドネシアに次ぎ世界第3位と言われているほどの地熱大国です。その想定される埋蔵量はざっと原発20基分2400万キロワットと言われています。

地熱発電所の建設、維持、運営コストは原子力や水力発電所と比べると遙かに安く、環境への影響も放射能はもちろん、Co2も輩出せず、また大きなダムを造って川をせき止めるという自然環境破壊もありません。地熱発電で出てくるのは水蒸気だけです。

よく地熱発電でお湯を汲み上げると温泉が枯れ、地下水の影響がと心配する人がいますが、通常の地熱発電では温泉に使うお湯よりもずっと深い地層からの汲み上げと、熱を利用したお湯は再び同じ場所へ戻しますので、ほとんどその影響はないと言われています。

それに例え全国に何百とある温泉のうちのいくつかに影響が出たとしても、放射能拡散のリスクに日々怯えながら、全国で原発を使い続け、その使用済み廃棄物や廃炉処理に何万年と時間とコストをかけることと比べ、日本人はどちらのほうが幸せなのでしょう。

原発設置や維持のためにばらまいていたお金の一部を影響の出た温泉組合や旅館に補償として支払うことも可能でしょう。おそらく原発交付金よりもずっと少ない金額で済むでしょう。

ただ温泉資源で生活をしている人がいることも事実ですので、万が一地熱発電によりなんらかの影響が出てしまった場合の保証制度や損害保険というのも、早く整備したほうがいいかも知れません。そうすれば地元の協力も得られやすいのではないでしょうか。

また補償は事業会社だけに責任に押しつけるのではなく、他の原発や水力発電と同様、エネルギー政策を進める国や自治体からも補償を受けられるようになるといいでしょう。

先の新聞の記事によると、昭和49年(1974年)に政府で取り決められた国立・国定公園内での試掘調査を6ヶ所に限定する通知を破棄し、いくつかの条件付きですが開発事業者に認める方向のようです。

なんと言ってもその地熱発電ができる場所というのが、国立・国定公園内が8割と言われています。これから発電事業を行い、それぞれ地域の電力需要や、場合によっては都市部へも供給しようとする既存の電力会社を含む民間業者が、これでようやく一歩前進することができます。

さらに4月9日のNHKニュースでは、
地熱発電拡大へ 業者対象に説明会
原発事故を受けて、自然エネルギーの地熱による発電を拡大するため、熱源が豊富な国立公園などでの開発の規制が、条件付きで緩和されたことを受けて、環境省は9日、開発業者を対象にした説明会を開きました。

とあり、すでに福島県の磐梯朝日国立公園など合わせて5か所ですでに開発計画が持ち上がっているとのことです。一気に弾みがつきそうで期待が持てます。

外国で実績のある国産の地熱発電プラントがすでにありますから、そのシステムを使えば国内産業の育成と発展にも大きく寄与し、今後世界に向けて地熱発電を大々的に輸出するビッグビジネスにもつながります。

一番の問題は送電のところで、現在の地域独占の電力会社が、発送電双方のインフラを押さえている限り、いくら発電しても安く送電網に乗せられない、あるいは採算の合う値段で買ってもらえないということになります。

それの解消には発送電分離か、あるいは固定価格買い取り制度の設定などが必要となります。

最後に美しい国立公園内に、無粋なプラントや送電線が建設されることの可否について、心情的に言えば「そりゃないに越したことはない」です。

ただすべては原子力発電を代替する必要不可欠なものという考えを持たない限り、感情論で「自然を壊すな!」というのは、電気が必要不可欠な社会の中で暮らしていながら無責任な発言で、最低限度の開発は仕方がないと妥協するしかありません。

環境に優しく自然に大きな負荷を与えない新たな地熱発電所を作り、日本が世界に向けて原発のない経済大国の成功例を示し、そしてその技術やノウハウを提供すればいいのです。

少なくとも、地熱発電所の建設と運用は、原子力発電所、水力発電所、高速道路、鉄道、空港などの建設と運用と比べると、自然や環境への負荷や影響は遙かに小さなものと考えます。



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携帯電話と言えば、華やかで話題性のあるスマーフォン一色です。しかし少し前に「中高年者とスマートフォン」でガラ携の優位性など書きましたが、中高年に限らずスマホからガラ携に戻る人や、ガラ携で十分と意志を明確にする人がまだまだいそうです。

携帯キャリア(DoCoMoやauやSoftbank)はちびちびと従量制で使う携帯ユーザーに、それより毎月1台当たり4~5千円以上を上乗せできる常時接続で定額制のスマホへ移行させることが、売上向上の至上命題となっています。

そうなると携帯キャリアに本体を買ってもらう携帯メーカー(SONYやNEC、Sharp、Panasonic、外国メーカー)はキャリアに気に入られるようにスマホの開発と製造に力を入れ、テレビ、新聞、雑誌、ネットニュースは大口スポンサーの顔色を伺って、やたらとスマートフォンを持ち上げる記事を書くようになります。

それが一種ブームとなってる真相ですが「本当にそれでいいの?」という意見がポツポツ出始めています。

「やっぱり使いにくい!」 スマホからガラケーに戻す人が急増
携帯ショップを見てみると、スマートフォンの数が圧倒的に多い。だが、スマートフォンの普及の陰で、従来型の携帯電話も根強い人気を誇っているという。どうやら、一度はスマートフォンに機種変更したものの「メールが打ちにくい」「こんなに多くの機能はいらない」と従来の携帯電話に戻ってくる人が多いということだ。

また、
「スマホの満足度、従来型より低い JDパワーが携帯電話調査」
J.D.パワーアジア・パシフィックが発表した2011年12月時点の携帯電話端末の顧客満足度調査によると、総合満足度でスマートフォン(高機能携帯電話)が1000点満点の587点だったのに対し、従来型の携帯電話が590点とやや上回った。
調査は、「性能」「操作性」「スタイル・外観」「機能」の4項目で顧客満足指標を設定し、全国の6000人を対象に実施。基本的な通話機能の使いやすさやボタンの押しやすさといった点で従来型の携帯電話の評価が高かった。またスマホはバッテリー性能の評価が低かった。

このような記事も
「使いこなせない?使い道がない?残念な家電ランキングベスト5」
INLIFE は2012年3月19日、同社の Web サイト「インライフ」で実施したアンケート「あなたが使いこなせない、使い道がない家電は?」の調査結果を公表した。同調査は、20歳から50歳までの男女を対象にして実施され、152名からの回答を得たという。回答を集計した結果、残念な家電の上位5位は以下の通りとなった。

1位 スマートフォン 28.3%
2位 ミキサー、フードプロセッサー 19.6%
3位 PC 15.3%
4位 デジカメ 10.4%
5位 食器洗浄機 7.1%

マニュアルが不要で、直感的に使えるというのがスマホの特徴でありながら、意外と使いこなせていない人が多いってことなんですね。

日本のメーカーは、他社に負けないようにとこれでもかというほどの機能を満載し差別化をはかる従来の家電製品と同じ道を歩んでいるような気もしますが、スマホは本質的には通信機能を持った携帯簡易パソコンなので、それ自体で完結する一般家電とはちょっと違います。

どちらかと言えば各個人が必要なアプリを購入して人それぞれに千差万別の使われ方がされます。それはちょうどパソコンが黎明期のまだ趣味の世界だった頃ともよく似ています。

一方のガラ携を推し進めてきた各社はすでに行き着くところまで行ってしまい「さぁ次はどうしよう」と悩んでいたところに外国からスマホの風が吹いてきて「この風にうまく乗らなきゃ」とばかりにそちらへ目が向いてしまっている状態です。

そういう意味ではガラ携はユーザーが望む形を具現化してきた成熟した製品なので、近い将来完全に凌駕するにしてもまだスタートして間がないスマホより価格、耐久性、操作性、携帯性などが優れていて当然です。

ディスプレーの大きさでスマートフォンとガラ携の区分がされるわけもなく(ガラ携でも大きな画面のもある)、また画面が大きくなれば視認性はよくなる反面、バッテリーの持ちが悪くなったり、片手での操作がやりにくくなるのは当然で、功罪それぞれあるわけです。

これらの記事に様々なコメントがついていてなかなか面白い。
結局、ケータイ電話なんだから電話とメールの使いやすさが問題。しかもスマホはすぐに電池きれるし、肝心なときに使えなくなる

・バッテリーの消耗が激しい ・持ちにくい ・高機能すぎて機械音痴には宝の持ち腐れ ・パソコンの代わりにはならない

回線の遅さとバッテリの持たなさに発狂した

スマホを電話機として使う気にはなれないな。あっというまにバッテリなくなるし。いわゆるガラケーの技術は本当に凄い。

スマホは終わるだろうな。もしくは永遠の二番手。二大(台)持ちでないと使えない

(スマホは)ほぼ要らんからな。通話とメールがあれば良い。乗換検索と地図もあれば良い。他は本気で使わん。

片手で操作できるってのが、ガラケーの圧倒的強味だと思うけどな。

片手で操作出来ない物はゴミだろ。両手ふさがるとか、ありえないよなw

スマホはガラケーのパケット定額プランで常に料金上限に達してた人が使うもの。電話とメールだけならガラケーのが良い。

普通に毎月プラス4000円の出費に値するかだな。

月2,500円くらいならスマホに乗り換える。

スマホって通話機能付き小型PDAだからな。しかも価格も維持費もクソ高い。

スマホ使ってるヤツって7000円以上もする。月額料金に納得してるの?俺にはムリだわ。

ガラケー極めれば世界征服できたのにw

正直多機能の部分はほとんど使わない。

仕事=職場内メイン(パソコン有り) 自宅=パソコン有り だとガラケーで十分っていうのが結論だよね。

PC持つの嫌な奴がスマホにするからいいのに、電話と携帯メールで事が済んでる人がスマホ持ったらそりゃ使いにくいわな。それならガラケーの方が圧倒的に使いやすいし。コンビニにしか行かないのにハマー買うようなもんだ。

スマートホンに限った話じゃないが「自分にはどんな機能が必要か」「どんな機能があったら便利に思うか」とじっくり考えず、ただ流行だからというだけで何も考えず安易に飛びつく典型だと思う。

もともとスマホでネットなんて画面が小さすぎるし、中途半端な機能性能でオールインワンにするくらいならメールと通話をガラケーで、ネットはもっと大きな画面のタブレットPCと使い分ける方がいいと思ってた。

電話が欲しいなら普通のを。オモチャが欲しいならパソコン買え。スマホがPCを完全に内包した完成形に至るまではまだしばらくの時間がかかる。今は時期が悪い。

「PCに短し、電話に長し」

40代以降の老眼が始まった世代には見づらいらしいね。

年配層にまでスマホ売りつけてんじゃねーよ。鬼畜キャリアども。

スマホは増えていくよ。でも右か左かでどちらか一方に偏らなくてもいいじゃないか。どういう事情か知らないけれど、人間を食肉用のブロイラーみたいに均質にしたがるから困る。

もちろんスマホユーザーからの反論や意見も多く寄せられていますが、ここではあえてスマホ否定派の意見を採り上げてみました。

理由は筆者がまだガラ携(別途タブレット型PCは保有)なので「ひがみ」を含め、同意するところが多くあっただけのことで他意はありません(十分ある)。

結局アンチスマホ派は、
 1)金銭面
 2)操作性(ある程度は慣れだと思うが)
 3)スマホの未完全さ
が非難の対象でしょうか。

私がすごく同意できるのは「毎月プラス4000円の出費に値するか」「老眼が始まった世代には見づらい」「ガラケーのパケット定額プランで常に料金上限に達してた人が使うもの」あたりです。

結局自宅でも会社でもネットにつながった自分専用のPCがあればスマホは外出時以外は不要です。外出時にもネットが見られるのは便利なこともあるでしょうが、なければないでどうにでもなるかなって。いざとなればガラ携でもWi-Fiや3Gでネット接続することができます。

今はガラ携の従量制で、通話とメールの月々総額2500円ぐらいで済んでいるところ、スマホに換えると基本的には定額料金となり月々7~8千円以上がかかってくるのが嫌なので、とりあえずガラ携が壊れるまではこのままにしておくつもりです。

要はスマホでなにをするのか?なにをしたいのか?によって、それと加算される料金を並べ、その価値が妥当なのかで選ぶべきものなのでしょう。

私はゲームをやりませんが、ゲーム好きにとっては大きな画面のスマホでできるゲームには魅力があるでしょうし、外出中もTwitterやブログに常時アクセスできるのを魅力に感じている人にとってはスマホは最適でしょう。

また自宅にパソコンや通信回線は持たず、その代わりとしてニュースを見たり友人達とのコミュニケーションツールとして活用するのなら、確かにどこでも持ち運べるスマートフォンは優れたツールかも知れません。将来はそうなっていくのかも知れませんね。

ちなみにスマホの基本機能としてできることは、現在のガラ携でも(お金を追加して支払えば)ほぼできるということも忘れてはいけません。逆にガラ携ではできてスマホではできない機能がまだいくつかあり、その点も今後スマホに乗り換えるかどうかの判断基準となりそうです。

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