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568
幼児虐待が世間を騒がせることが時々起き大きな社会問題となります。同時に現在は増え続ける高齢者への虐待もまた増えてきていますが、年間で5万件を超える相談件数の児童虐待ほどには衆目を集めることはありません。

それは発生件数とは別に、抵抗することができない幼児や児童と違い、一応は大人であり、無垢とは言い難い、悪い言葉で言うならばどちらかと言えば社会から邪魔者、嫌われ者になりつつある高齢者との差なのでしょう。

長生きすれば誰でも高齢者になる可能性はあるわけですが、自分が高齢者になってからの姿というのはなかなか想像ができないものです。また老化による衰えや、怪我、病気、古傷によってなにかしらの障害を持つことが普通になりますが、それもまた高齢者と共に生活をしている人以外の若年層にはまったく想像がつきません。


高齢者虐待、1万6700件=10年度、21人が死亡―厚労省調査 時事通信 12月6日


記事によると、「家族、親族、介護施設職員から65歳以上の高齢者が虐待を受ける件数が前年比6.7%増加し16,764件に上った(2010年度厚労省調べ)」「高齢者虐待件数は4年連続の増加」「加害者でもっとも多いのは被害高齢者の息子で、その次が夫」「被害高齢者は女性が76.5%、年代は80歳代がもっとも多い」ということです。

現在もっとも年代層が厚い(人数の多い)団塊世代は60代後半ですから、このまま対策がおこなわれない限り、この層が80代になる15~20年後ぐらいまでは毎年増え続けていくことが予想できます。

確かに高齢者を抱える家族には介護による肉体的・精神的ストレスや、経済面など計り知れないほど大きな負担がのしかかります。介護のために会社を辞めざるを得ない家族、寝たきりの親を抱え結婚ができない子供がいると同時に、本人に悪気がなくとも、わがまま放題・不満ばかり言う高齢者、徘徊の恐れがあり終日目が離せないアルツハイマー病の高齢者、老老介護の肉体的限界など大きな社会問題であるに関わらず、社会や政治から見放されてしまっている感があります。

テレビに出てきた介護現場の取材で、頭から離れない言葉に「赤ちゃんとは違い、大人の糞便の量と臭いは半端なく、毎日その処理をすることに耐えられない」「介護中に暴れられ、時には殴られたりするので生傷が絶えない」「それでも高い報酬が得られるのならまだモチベーションもわくが、パートアルバイト並みの安い給料で介護の職は続けられない」というのがあります。

「介護が大変で安い給料(あるいは奉仕)だから虐待が起きる」というわけではもちろんないでしょうけれど、感情の動物である人間が、しかもサポートも得られず、人員不足の中でおこなうことである以上、虐待として表面化するのは氷山の一角という気がします。そして実際には、暴れると手が付けられないので放置したままになっていたり、風呂に滅多に入れてあげなかったりする例はもっとあると思われます。

そして、ずっと長いあいだ寝たきりで介護を続けざるを得なかった家族が亡くなり、肩の荷が下りてホッとしたという人も多いはずです。

バブル時代以降「夜勤があり、飛び散る血液や体液、糞尿で汚れ、しかし命を預かる仕事でミスが決して許されない厳しい仕事」ということで看護師へのなり手が一気に減ってしまいました。そしていまは介護の現場で、極端に言えば「厳しくて汚い仕事を最悪の条件の下」でおこなっているのが介護士や要介護の家族を持つ家族達です。

この問題を解決する一番の近道は「厳しい仕事には最良の条件で」おこなえるようにすることですが、資産家の高齢者ならともかく、介護保険の範疇で、最良の条件(高給かつ人員が十分に足りている)がまかなえるはずもないので、一計を案じなければ無理でしょう。

例えば高齢者が亡くなるとあとに遺産を残すことがありますが、その高齢者(例えば65歳以上単身者)の遺産の9割は特別相続税として徴収し、それを全額を老人介護費用に充てるとか、極端な方法でも取り入れるしかないでしょう。当然お金持ちの老人やその家族は猛反対するでしょうけど、あるところから引っ張ってこない限り、税収は増えませんから、今後そういった対応は必要になってくるでしょう。

で、遺産をいっぱい残してもしょうがないねと、世界屈指の貯蓄高を誇る日本の高齢者達が、どんどんと使ってくれると国内景気浮揚の一環にもなるという算段です。


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567
イギリス人の患者 (新潮文庫) マイケル オンダーチェ

先に映画「イングリッシュ・ペイシェント The English Patient)」を見て、そのスケールの大きさ、内容の濃さ、映像の美しさに惚れ込んで、私の気に入った映画ベスト10に入りましたが、名画座の映画館で観たのが1998年頃、14年が経ってその内容がかなり怪しくなってきたところで、book-offで原作本を発見し、読むことにしました。

結論から言えば、映画で記憶の残っていたのは、後半部分の記憶をなくしたイギリス人の患者が、なぜ姿形もわからないほどの全身火傷の重症を負うことになったのか、結婚はしているのか、していないのか、また英国を裏切ってナチスに協力をすることになったのか、など兵隊や同僚の死を見過ぎ厭世的になってしまった看護師に語っていく場面だけでした。

実は、この本を読み終わってからすぐにTSUTAYAへ行って「イングリッシュ・ペイシェント」のDVDを借りてきました。結構長い映画ですが、当然原作ほどの詳細な場面は描ききれず、要約された場面が多いのですが、美しい北アフリカの砂漠地帯、重症で後方への移動には無理があると置いていかれたイタリアフィレンツェの古い教会など、小説ではわからない風景が映画では楽しめます。

基本、戦争で悲劇的な結末を迎えることになった男女の不倫愛なのですが、その英国を裏切った男を捜してやってきた両手の親指をナチスに奪われた謎の男や、ターバンを巻いたインド人でありながら英国の教育と爆弾処理の訓練を受けて英国軍に従軍する兵隊、そして前述の女性看護師とが共に生活し、患者が記憶を徐々に取り戻して真実を知っていくことになります。

やっぱり恋愛の基本は悲劇で終わるというのはシェークスピアに聞くまでもなく、現代社会においても鉄板なのでしょう。

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

パレード (幻冬舎文庫) 吉田修一

2002年に出版され、第15回山本周五郎賞を受賞した作品です。著者の吉田修一氏は43歳、同じ2002年に「パーク・ライフ 」で芥川賞も受賞した気鋭の作家さんです。しかしなんと言っても同氏の名前を不動のものとしたのが2007年に出版され、その後2010年に妻夫木聡主演で映画化された「悪人」でしょう。

この「パレード」も藤原竜也主演で2010年に映画化されていますが、「悪人」ほどにはブレークせず、私も観ていません。

内容は、2LDKのマンションに男二人、女二人の独身者がゆるい共同生活をしている中に、新宿二丁目で身体を売っている若い男性が転がり込んできます。

そしてその住人一人一人が順番に一人称で語っていくというストーリーで、その方式は決して目新しくはないものの、誰が主人公で、中盤ぐらいまで物語がどのように展開していくのかよくわかりません。

今では当たり前になってきた独身者のルームシェアは、2002年当時ではまだ珍しかったのではないでしょうか。しかもこの小説で出てくるパターンは1部屋に二人が寝るという、昔の言葉で言えば相部屋パターンです。

今の若い人の多くは、一人一部屋が普通の子供時代を過ごしてきていますので、家族でもないのに一部屋に、年齢も生活パターンも違う人が一緒に住むなんてまず考えられません。一部屋に相部屋でずっと過ごすというのは、バブル時代に日本に金を稼ぎにやってきた貧しい国の人達だけの世界です。

先日読んだ「風が強く吹いている 」に出てくる、学生向けの賄い付きで家賃3万円という、2階の床が抜けるボロアパート青竹荘でも双子以外の8人は一人一部屋でした。そういう点ではちょっとあり得そうもない設定ですが、そういう細かいところは無視してもいいのでしょう。

著者別読書感想(吉田修一)

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

過ぎ去りし日々 (ハヤカワ・ミステリ文庫) ロバート・B. パーカー

アイルランドからワケありでアメリカへ移住してきた祖父と、ボストンで親と同じ警官という職業に就いていた父親が辿ってきた人生を、主人公が調べ上げてきたことを、婚約破棄寸前の恋人に語ることで、その恋人の家族とのあいだに思わぬ接点があり、家族同志の関係が悪化した理由が徐々に明らかになっていく壮大なスケールの大河小説です。

ロバート・B. パーカーと言えば「探偵スペンサーが活躍しなければ面白くない」という人も多いのではないかと思いますが、パーカーファンであれば、この長編小説は大いに読む価値あります。

この小説では3代に渡る2つの家族の関係がポイントで、パーカーが作品の中で時々見せる「親と子の絆」について、その原点を知ることができます。

また同時に、命をかける勇気ある男の行動、安易な結婚の末路、そしてそれぞれの時代における恋愛など、スペンサーシリーズをも包括したような面白さがあります。

ただ小説の時代が今と過去と次々に交差し、登場人物も多いので、ゆっくりと理解しながら読み進める必要があります。ページは通常のスペンサーシリーズのゆうに2~3倍はありますから、2~3時間で読了し、難問も解決というわけにはいきません。私も何度か登場人物の欄を見直しつつ、じっくりと読む進めました。

小説の中では、外国人の場合、ファーストネーム、ラストネーム、ニックネームが場面場面で使い分けられ、会話に出てきたりすることがあり、それも同じラストネームで3代続くわけですから、混乱して、同一人物だとあとで気がついたりすることがしばしばあります。

内容自体はテンポもよく、スラスラ読めますが、一度こんがらがると意味不明に陥りますので、落ち着いてじっくり読める時にこそお勧めです。

著者別読書感想(ロバート・B・パーカー)

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

被害者は誰? (講談社文庫) 貫井徳郎

ミステリーの旗手、貫井氏の2003年(文庫は2006年)の作品です。この作品では「被害者は誰?」「目撃者は誰?」「探偵は誰?」「名探偵は誰?」の中編4編をまとめた謎を解く探偵ものです。

しかし単に謎を解いてドヤ顔をするのではなく、最後の「名探偵は誰?」なんかでは最後に貫井マジックにはめられたと、うめき声をあげるところでした。

登場人物は少なめで、主人公といえる事件の謎を推理するのが得意な売れっ子作家と、その後輩で、事件を持ち込む殺人事件などを扱う警視庁捜査1課の刑事のやりとりがメインです。

簡易版、入門編の貫井ワールドってな感じですが、しかしこういう発想やアイデアを次々と考えつくミステリー作家というのも、いつかはオリジナルのアイデアが枯渇するのではという恐怖を感じないのだろうかと、他人事ながら勝手に心配しています。

アイデアは無限だということはビジネスにおいてもよく言われることですが、人それぞれに得意分野があり、細かな手作業が得意な人や、毎日同じ作業を何年も繰り返しておこなうことが得意な人もいれば、アイデアを枯渇させることなくビジネスや小説に生かしていくことが得意な人もいるということでしょう。

ま、凡人な私には、この発想力は羨ましい限りです。

著者別読書感想(貫井徳郎)

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566
明けましておめでとうございます。

今年の新年は、いつもの年よりこのような挨拶ができない方が多いのは、2万人近くの方が一瞬にして亡くなられてしまった東日本大震災が起きたからですが、もし備えが十分で、避難態勢が確立できていて、情報が早く正確に伝えられていれば、そのような中で救えた命も多くあっただろうと今さらながら残念に思います。

同時に起きた原子力発電所の大事故に関しても、後から判明してきてわかったのは、人も設備も万全の安全対策ができていなかったことによります。そのせいで、今度何十年(何百年?)もにわたって、日本の国土に安心して近づくことができない大きなエリアができてしまったことは、安全神話や技術大国とおごってきた日本人に対する強い警鐘ともとれます。

bb1.jpg新年最初の投稿にあたり、やや乱暴な話しですが理想の国家について持論を述べます。もちろんこのブログの理念でもある独断偏見無知の賜であります。

日本国家は明治維新以降、特に太平洋戦争以降に国家戦略の柱として経済成長を求めてきました。GNPだ、GDPだ、貿易黒字だと、とにかく人の健康や、福祉や、安心できる子育てなんかより経済成長と貿易黒字を最優先事項としてやってきました。

それが資源のない日本で世界の国と伍していくため、また豊かな国を作っていく上で、大正から昭和初期の頃のように軍備を増強して国外に支配権を拡げていくか、それともひたすら製品輸出をして経済発展を求めていくしか方法がなかったということもわかります。

明治維新の頃に日本の人口はおよそ3300万人、現在の人口の3割にも達しません。そして明治維新からわずか70年後、近代工業が発達し、世界に無謀とも言える闘いを挑んだ太平洋戦争の頃の人口は2倍以上に急速に膨れあがりおよそ8400万人、現在の人口の約7割に相当します。

この急激な人口の生活を支えるために、食糧や石油、石炭、その他天然資源と領土を拡張せざるを得なくなり、当時の日本人以外、誰もが勝ち目はないと思っていた戦争を始めてしまいました。そのことについては他にも様々な要因や理由、原因がありますが、資源の少ない狭い国土と、当時の経済環境、欧米に追いつこうと必死だった工業、小規模で非効率な食料生産において、膨れあがってきた8000万人の国民を飢えさせないためだったことは間違いないでしょう。

そして戦後です。焼け野原から見事に再生し、世界中から賞賛される60年代から始まる急速な高度経済成長が、個人を犠牲にしながらも、日本経済を豊かにし、世界中にMade in Japanを売りまくり、そこで得られた利益で世界中から資源や食品を買うことができました。めでたしめでたしです。

その高度成長期に大きな役割を果たしたのが、言うまでもなく戦後すぐに生まれた団塊世代の若い人達です。戦後のアメリカに押しつけられたとは言え、子供の頃に民主平和教育を受け、貧しい中からも努力すれば道が開けるという明快な目標を持つ若者達が主体となり、生まれ変わった理想的な青年国家として成長が約束されました。

同時に医療の発達やインフラの整備などにより、病死や事故死が減り、さらに平均寿命が大きく伸び、日本の人口は2006年に1億2779万人のピークに達します。日本の平均寿命は1940年頃は戦争の影響もあり48歳ぐらいだったのが、1950年には59歳ぐらい、平和な現在はなんと83歳です。この人口の変化と平均寿命の延びに、何十年も前に作られた医療保険制度も年金制度も、とてもついていくことはできません。

そしてバブル崩壊後から始まる長期の経済低成長の中、2007年以降の景気低迷、製造業の国外流出、欧州の経済危機、円高、失業者の増大、それに2011年の大震災と原発事故によるエネルギー不安と、日本に未曾有の不幸が襲い続けます。

しかしそのような中においても、日本の国家戦略は「経済成長」で、それがすべての基礎となっています。

日本にとって不幸なのは「ちょっと待て、それは違うんじゃないか?」と声を大にして言える与野党政治家は極めて少数です。

財政赤字を立て直すにも、年金不足を補うためにも、消費税を上げるためにも、雇用を安定させるためにも、少子化に歯止めをかけるためにも、高齢者医療や介護を充実させるためにも、物騒な隣国に対抗して防衛関連費を増やすためにも、すべて経済成長が続くことが基礎になるので、それが国の戦略目標となってしまうのです。

またそれは、過去の大成功にまだ捕らわれているせいでもあり、夢をもう一度という欲望が渦巻いているからでもあります。一方バブルも大きな経済成長も物心がついてから一度も経験したことがない20歳代の若者は、今後日本が世界に伍して成長していけるなんて、誰も信じていません

しかし残念ながら日本の舵取りをしているのは、それら成長神話を信じていない若者ではなく、まだ多少は信じている(信じようとしている)40代以上の人達で、方針の最終決定者は言うまでもなく60代以上の人達です。未だに世論の構成力を保持している新聞社で言えば読売のトップは85歳、朝日新聞社66歳、日経新聞65歳、経団連会長74歳、日本商工会議所会頭73歳というメンバーが現役なのです。

bb7.jpg私は、日本に1億2千万人の人口は多過ぎると思っています。しかも都市部へ集中していますので、慢性的な渋滞や、大気汚染などの環境破壊、親からの遺産でない限り一生真面目に働いても買えない高い住宅や、法外な家賃や駐車場代、長い順番待ちができる保育所など様々な弊害が起きています。

従来のように輸出するのではなく、今は外国に向けた仕事は外国でおこなうというのが普通になってきますので、日本の人口は5~6千万人ぐらいでも十分なのではないでしょうか。そして狭い東京に1千万人もの人が集まるという非人間的で劣悪な環境を排するため、国会も省庁も速やかに地方移転をするべきです。東大や阪大なども、青梅や箕面の山奥へ移転させます。まずは率先して国や国の団体から分散化の手本を見せなくてはいけません。

これだけ、技術が発展してきた中で、各企業も工場は無人で操業でき、大容量ネットワークが全国に張り巡らされ、隅々まで道路や鉄道などインフラが整備され、全国流通網が整い、どこにいても同じ環境が得られるようになった現在、なぜ大都市にその基盤を置く必要があるのでしょう。リスク管理の面から言っても不合理です。

多くの機関や企業が地方移転することで、高い家賃や人件費で競争力を失ってしまった企業が全国に散らばり、今よりは人間らしい環境と生活を手に入れた労働者が、満員電車で片道1時間半もかけて通勤する労働者より質の高い仕事ができるようになるはずです。極端なことを言えば地方へ移転し、生活費が半分で済むようになれば、給料も半分で済むのです。

少子化大いに結構じゃないですか。今世界では増え続ける人口に歯止めをかけようと必死で考えている中で、日本は世界に大いに貢献をしています。表彰されても不思議ではありません。また失業者が今後も増えそうだと言うことは、産業を内需中心にしていく国力に合わず、人が余っている現象で、人口減少はその解決方法のひとつでもあります。

今やるべきことは、少子化に歯止めをかけるのではなく、また短期的な付け焼き刃的な失業者対策をするよりも、もっと中長期的に、失業している暇がない程度まで人口を減らし、成長するどころか、衰退し続ける経済環境下で、日本人が精神的、物質的な豊かさが実感できる国作りを目指すべきではないかと考えるのです。

それには上記で述べたように、まずは都市部への一極集中排除と、人口減、縮小経済を前提にした内需型国家戦略です。

それが例えできたとしても、その頃には私はもう生きてはいないわけですが。

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565
冬はやっぱり温泉でしょう。効能とか、成分とか、源泉掛け流しとか細かいことは抜きにして、多くの日本人に愛されているのが温泉で、私も例に違わず大好きです。

aa20091108.jpg日本は火山列島に位置しそのため温泉に恵まれた国ですから、ほぼ全国各地に温泉が沸いています。

では日本国内にいったいどのぐらいの温泉地があるのかというと、ザックリ地図に記載されている名のある温泉地だけでも1500箇所ぐらいはありそうです。

都道府県で温泉地のないところはなく、東京都にも大阪府にもあります。

この他にも温泉地以外の場所で旅館やリゾート施設が、独自に地下を掘り、地下温水を汲み上げ温泉として利用しているところがありますので、そう言うところも含めるとおそらく全国で2000箇所は超えるのではないでしょうか。

全国で圧倒的に温泉地の数が多いのは北海道で、道内だけで170近い温泉地があります。温泉の少ないのは四国で、香川県で3箇所(塩江温泉、美霞洞温泉、こんぴら温泉郷)、高知県でも3箇所(北川温泉、猪野沢温泉、蘇鶴温泉)しかありません(Wikipedia調べ)。

他にも地図に載らない隠れ湯や一私企業が持つ温泉があるのかも知れませんが、有名な道後温泉(愛媛県)がある四国でちょっと意外な気がします。

日本で全部の温泉地を制覇した人がいるのかどうかは知りませんが、ある程度の年配者になれば誰でも10や20の温泉にはいったことがあるでしょう。また温泉地やすぐ近くに住んでいる人は、生まれてからほとんど毎日ずっと温泉だよという人もいるでしょう。

aa20100523_09.jpg私の場合は、大人になってからより、学生時代によく全国各地を旅行をしたこともあり、その時には温泉が目的というのではなく、行った先(泊まった先)が温泉地だったというパターンでした。

最近では旅行先の宿泊施設に温泉がないと、その近くにある温泉浴場を探してわざわざ出掛けるぐらいですので、温泉の好き度は若いときより格段にあがっています。

登山をしなければたどり着けない山の上や、辺鄙な場所にある秘境の温泉もその道のツウには人気ですが、今のところ私はそうまでして温泉に入りたいとは思わないのと、衛生面や安全面を考えるとキチンと管理された温泉に入るほうが好きです。

しかし管理と言っても2004年に白骨温泉(長野県)で着色入浴剤(草津の湯の粉末)を投入していたことがすっぱ抜かれた騒動や、源泉掛け流しという看板をあげつつ、ボイラーで暖め直して再利用していたなど、温泉旅館側も金儲け主義や非常識も跋扈するようになり、昔のように安い価格で地元の人達と一緒につかれる歴史ある公共の温泉場が少なくなってきたのは残念です。

aa20090504_03.jpg10数年前に伊豆の川沿いにある露天でいくつもの風呂が名物の日帰りの温泉場へ行ったとき、基本水着着用で男女混浴の施設なのですが、水着を持っていない人や、地元の人は男女とも素っ裸のまま平気で入浴をしていました。女性の場合はさすがにバスタオルを巻いていましたが、すぐそばには素っ裸の地元っぽいの男性が平気で歩いています。それには驚きましたが、昔はそれが普通だったのでしょう。

温泉につかるとき、ブログ用に中の写真(特に露天風呂の風景)を撮っておきたいなといつも思うのですが、男女別々になっていても風呂場にカメラを持ち込むのは、他人に誤解を与えかねず、マナー違反でもあるでしょうからなかなか実現しません。

早朝から営業をしているところで、客も少ない一番湯を狙っていけば、撮影も可能かもしれないので、今度挑戦してみようと思っています。


さて、今年も押し迫ってきました。来年は今年よりもずっといい年でありますように、皆様のご健康とご幸福を願って2011年のブログを締めさせていただきます。お読みいただいた皆様、今年一年、ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いいたします。


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564
最近はあまりいい話がない中で、珍しくいい傾向がみられる話しですが、ここ10年のあいだに空き巣被害は大きく下がってきているそうです。道理で最近はテレビや新聞でピッキングなど空き巣対策の話題が急に少なくなった実感があります。

昨年2010年に東京都内で起きた空き巣は4,540件で、8年前の2002年と比べるとおよそ1/5に下がってきています。

10年前は2万件を越す空き巣が発生していたことを考えると、この8年間で住民の防犯意識の向上や、地域の防犯活動、窃盗団の摘発などが効を奏しているのでしょう。もちろん警察を始め官民の様々な啓蒙活動の成果でもあるでしょう。

Picture0001.jpg

「空き巣」は「侵入窃盗」の中のひとつで、留守宅への侵入と窃盗が目的ですが、「侵入窃盗」にはその他「事務所荒し」や「倉庫荒し」、「学校荒し」などもよく起きています。

同じ住宅を対象とした侵入窃盗では夜間就寝時に侵入する「忍込み」や昼間の在宅中に侵入する「居空き」というものもありますが、これらは統計上の「空き巣」には含まれません。

住宅を対象とする侵入(空き巣、忍込み、居空き)を合計すると、侵入窃盗9,415件のうち、5,543件と約60%を占め、これは閉店後の店舗に侵入する「出店荒し」の15%、「事務所荒し」の11%などと比べてもずっと高いことがわかります。つまりこそ泥に狙われやすいのは「個人の住宅」ということです。

住宅への侵入のうち、多いのが「戸建て住宅」で全体の42%、マンションなど「中高層住宅(4階建て以上)」は少なく16%、「その他の住宅」(イメージとしては2~3階建てアパートやテラスハウス)は42%となっていて、一戸建て住宅か低層階アパートがよく狙われています。オートロックを始め、比較的新しい(中・高層)マンションは、防犯対策には良さそうです。

次に空き巣の侵入口ですが、窓(縁側・ベランダ)からが34%、表出入口(玄関)が27%、窓(居室)25%となっていて、窓からの侵入が多いようです。一戸建ての我が家を考えてみても、裏の縁側に回ってしまえば、表の道路からは見えず、ガラスを小さく割って鍵を外せば簡単に侵入が可能です。普通窓はロックがひとつで、しかも回すだけの簡単な構造だけに一番の狙い目なのでしょう。

侵入の手段は住宅の種類によって差が出ます。

「一戸建て住宅」では「ガラス破り」が67%、次が「無締り」(無施錠)が26%で、この二つだけで侵入手段の9割以上を占めます。「中・高層住宅」(一般的にマンション)では「無締り」が36%、「ガラス破り」が35%、「施錠開け」(ピッキング行為)26%と大きくこの三つに分かれます。ピッキングで鍵を開ける手口はマンションの特権のようです。

Picture0002.jpg

いずれにしても空き巣の侵入手口は「ガラス破り」か「無施錠」が多く、マンションの場合は一戸建てと違い、室内に侵入できる窓がベランダ以外になく、自ずと玄関の施錠開け(ピッキング行為)の割合が増えるのでしょう。

また一戸建ての場合、玄関は表通りに面していることが多く、近所の人や通行人の目が気になりますが、マンションの場合は、一度建物の中に入ってしまえば、ほとんど無人の廊下なので、人の目を気にすることなくピッキングができるのでしょう。

空き巣に狙われる時間帯は、午前の10~12時と、午後の14~16時と二つにピークがあります。

これはちょっと近くへ買い物へとか、幼稚園から帰ってくる子供を近所まで迎えに行くとか、子供と近くの公園へとかで、ごく短時間だからと思い無施錠で出掛けてしまい、そのわずか十数分~数十分の間に入られてしまうケースが多いからだそうです。

ドアを開けたら中から知らない人が出てきたなんてことになるともっと怖いので、無施錠で出掛けるのは絶対避けるべきでしょう。

今は女性も働いていることが多いので、独身者でなくても昼間は家が留守になるケースが多いと思われます。そのような中で空き巣被害が激減していることを意外に思いましたが、逆に増えていきそうなのは、高齢化社会と結婚しない人(シングル)の一人住まいが増えることで、在宅中の家に押し入る押し込み強盗です。

警察では強盗以外の在宅中の家屋への侵入(鉢合わせしない泥棒)は前述の通り「忍込み」「居空き」と定義され、2010年東京都で「忍込み」719件、「居空き」284件が起きています。

そしていわゆる強盗のような家人に気がつかれるのを承知して押し入ったり、忍込みや居空きの途中で住人に見つかり、居直って強盗を働くとこの中には入ってきません。

侵入窃盗と侵入強盗では罪が大きく違ってきますので、こそ泥の多くはできるだけ前者に留まろうとしますが、発見されるとその限りではありません。

知らないうちに侵入され、黙って去ってくれるなら、まだ被害者の肉体に危害が及ばないのですが、バッタリと犯人と鉢合わせすると、生命に関わることになります。

また押し込み強盗は住人を脅し、銀行カードと暗証番号を聞き出して、仲間の一人が無事に預金を引き出すまでは開放してくれないという荒っぽいことをします。

くれぐれも一人住まいの場合は、宅配便や新聞勧誘、大家を名乗る人が来ても気安くドアを開けないことが自衛手段でしょう。

私の家のすぐ近所で起きた事件ですが、早朝にご主人が散歩に出掛け(家族はまだ就寝中)、戻ってきて施錠してなかった自宅の玄関のドアを開けると中から見知らぬ男が飛び出してきて、気丈にも取り押さえたということがありました。もし犯人が刃物などを持っていたら大変なことになっていたかも知れません。

わずかだからとか、家族が在宅しているからと鍵をかけないで出掛けることは、とても危険だということをこの事件で知りましたが、玄関から出るときは「施錠するかどうか誰かに見られている」と考えたほうがよさそうです。

もうひとつ私自身の実例をあげると、両親が転勤のため実家(一軒家)には学生だった私一人だけが住んでいたときの話しです。

夜勤のアルバイトから朝方に帰ってきて、玄関の鍵を開けていると、玄関からは影になっている勝手口のほうから痩せた背の高い年配の中年男がフラっと出てきて「ボールが飛び込んで・・・」とかむにゃむにゃと言い訳をして、そのまま風のように去っていきました。

「朝から変なヤツだな」と思って家の中に入ると、タンスなどが片っ端に開けられて荒らされていました。それをみてすぐに外へ飛び出して男を探しましたが、当然影も形もなく。被害届けを出した警官から「下手に追いかけて、抵抗されて怪我をすることもあるから、一人では追わないのがいい」と言われました。

こちらは完全に空き巣ですが、その時間に人がいないとなぜわかったのか不思議でした。それと侵入箇所は勝手口で、外からは一見しっかり閉まっているように見せかけていたのですが、自分でも尖ったものがあれば隙間から簡単に外せる木製のかんぬきだけで、空き巣には簡単に見破られたようです。

当時は学生の私しか住んでいないので、財産となるようなものはなにも置いていなかったのが幸いですが、部屋の中を土足で荒らされ、その後警察の鑑識がやってきて指紋を採取するため銀色のパウダーを部屋中に付けられ、後で掃除が大変でした。

いずれにしても、特に高齢者や女性の単身者の場合は、留守にするときも不在だとわからないよう「部屋の電気を点けておく」とか、物干し台に「男性の服を干しておく」とか、玄関も窓も「二重ロック」し、隣近所の人の顔を覚えておいて不審者を見掛けると管理人や警察に通報するとか、普段からの防犯意識を高めておく必要がありそうです。

お金絡みの事件は割と年末年始に多く発生します。この年末年始、出掛けるときはもちろん、寝正月であっても、戸締まりはしっかりとして、安全にいい年が迎えられますよう願っています。

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